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画像形成装置 - キヤノン株式会社
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発明の名称 画像形成装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平11−24431
公開日 平成11年(1999)1月29日
出願番号 特願平9−182841
出願日 平成9年(1997)7月8日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】近島 一夫
発明者 陣在 誠
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 像を担持する像担持体と、該像担持体を帯電する帯電手段と、前記像担持体上に静電潜像を形成する露光手段と、前記静電潜像と同極性をもつ現像剤で該静電潜像を反転現像して現像剤画像を形成する現像手段と、該現像手段による現像工程後に前記像担持体表面を露光してその表面電位を低減させる転写前露光手段と、前記現像剤画像を転写部位において転写材へ転写する転写手段と、前記転写材を前記転写部位へ導く転写ガイドとを備えた画像形成装置において、前記転写ガイドに、前記現像剤と同極性の直流バイアスを印加する、ことを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】 環境湿度を検出する湿度検出手段と、該湿度検出手段から入力される湿度情報に基づいて前記転写前露光手段による前記像担持体への転写前露光量、及び前記転写ガイドに印加する直流バイアス値を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、低湿環境では前記転写前露光量と前記転写ガイドに印加する直流バイアス値を大きめに設定するよう制御し、高湿環境では前記転写ガイドに印加する直流バイアス値を小さめに設定するよう制御する、請求項1記載の画像形成装置。
【請求項3】 両面画像形成または多重画像形成可能な転写材給紙手段と、前記転写材への1回目の画像形成と2回目以降の画像形成時とで前記転写前露光手段による前記像担持体への転写前露光量、及び前記転写ガイドに印加する直流バイアス値を切り替えるよう制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、1回目の画像形成時よりも2回目以降での画像形成時に、前記転写前露光量と前記転写ガイドに印加する直流バイアス値を大きめに設定するよう制御する、請求項1記載の画像形成装置。
【請求項4】 前記転写材の水分量を検出する水分量検出手段と、該水分量検出手段から入力される水分量情報に基づいて前記転写前露光手段による前記像担持体への転写前露光量、及び前記転写ガイドに印加する直流バイアス値を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記転写材の水分量が少ない場合には前記転写前露光量と前記転写ガイドに印加する直流バイアス値を大きめに設定するよう制御し、前記転写材の水分量が多い場合には前記転写ガイドに印加する直流バイアス値を小さめに設定するよう制御する、請求項1記載の画像形成装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式、静電記録方式等によって画像形成を行う複写機、プリンター、ファクシミリ等の画像形成装置に関し、特に、像担持体に形成された静電潜像と同極性の電荷をもつ現像剤で反転現像して顕像化する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式、静電記録方式等によって画像形成を行う複写機、プリンター、ファクシミリ等の画像形成装置では、従来より、像担持体の表面に形成された静電潜像と同極性の電荷をもつ現像剤で反転現像して顕像化するタイプの画像形成装置が提案されている。
【0003】図6は反転現像を用いた従来の画像形成装置を示す概略構成図である。この図において、1は像担持体としてのドラム型の電子写真感光体(以下、感光体という)であり、1次帯電器2により規定の正電位に帯電される。そして、半導体レーザー装置等を有する露光装置3により表面が帯電処理された感光体1上に静電潜像を形成し、該静電潜像は現像装置4によりレーザー露光部分が正極性の現像剤(トナー)で顕像化される。
【0004】一方、転写材Pは転写ガイド5に導かれて感光体1と対向する転写帯電器6、分離帯電器7との間の転写部位に進入し、電界が印加された転写帯電器6により転写材P上に前記顕像化された現像剤(トナー)画像が転写される。そして、この転写材Pは分離帯電器7の除電作用により感光体1から静電分離された後、定着器(不図示)により定着処理されて画像形成が終了する。なお、図中、8は分離補助のための転写前露光装置、9はバリスタ素子である。
【0005】図7は、上記した画像形成の工程を示したものであり、まず、1次帯電器2による帯電工程で感光体1を正電位に帯電後、露光装置3による露光工程で画像部のみレーザ露光を行い、いわゆる井戸型の静電電位を形成する。次に、現像装置4による現像工程で前記静電電位が形成する電界、及び現像装置4と潜像電位による電界に従って、正極性の現像剤が前記静電潜像を現像し顕像化する。そして、転写帯電器6による転写工程で前記顕像化された現像剤(トナー)画像は、転写材Pに電界転写される。そして、分離帯電器7による分離工程で転写材Pは静電分離される。
【0006】また、上記した反転現像を用いた従来の画像形成における転写材Pの分離において、図8に示すように、非画像部(白地部)が高電位部側になるため、転写材Pと感光体1間の静電吸着力(F1、F2、F3)が大きくなり、分離性が悪くなる。このため、図6、図9に示したように、現像後及び転写、分離工程前に、非画像部の電位を低減させることを目的として、LED素子等の転写前露光装置8で転写前露光を行うようにしている。
【0007】また、図8に示すように、上記画像形成装置では感光体1上に付着する現像剤(トナー)の静電着力として、F1(潜像電位電界によるクーロン力)、F2(現像剤の電荷量による鏡映力)、F3(現像剤と感光体1の局所電界によるクーロン力)等が挙げられるが、特にF3(現像剤と感光体1の局所電界によるクーロン力)の局所電界が、感光体1の表面電位と現像剤の極性が同極性(正極性)により正規現像に比べて極めて小さいため、現像剤の感光体1との付着力が弱く、転写ガイド5に浮遊現像剤が付着して汚れを発生する。
【0008】このため、従来、図10に示すように、転写ガイド5に電源11から現像剤と同極性(正極性)の直流バイアスを印加して、転写ガイド5の現像剤の付着による汚れを防止する手段等が提案されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6に示した従来の画像形成装置では、転写前露光装置8で転写前露光を行うことによって、図8に示したように、現像剤と感光体1上の静電付着力(F1;潜像電位電界によるクーロン力)が減少することにより、特にベタ黒とベタ白の境界部分の文字の周辺や、ラインの周辺での画像飛び散りが発生しやすいという問題点があった。この画像飛び散り現象は、特に低湿環境で顕著に発生する。
【0010】また、図10に示した従来の画像形成装置では、転写ガイド5の汚れを防止するために転写ガイド5に現像剤と同極性(正極性)の直流バイアスを印加することにより、図11に示すように、転写電流の転写材Pを介して転写ガイド5側への漏れ電流iによって、転写不良が発生するという問題点があった。この漏れ電流iによる転写不良現象は、特に高湿環境で顕著に発生する。
【0011】そこで、本発明は、画像飛び散りを防止し、かつ、現像剤による転写ガイド汚れの防止と、転写電流の漏れによる転写不良を防止することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑みなされたものであって、像を担持する像担持体と、該像担持体を帯電する帯電手段と、前記像担持体上に静電潜像を形成する露光手段と、前記静電潜像と同極性をもつ現像剤で該静電潜像を反転現像して現像剤画像を形成する現像手段と、該現像手段による現像工程後に前記像担持体表面を露光してその表面電位を低減させる転写前露光手段と、前記現像剤画像を転写部位において転写材へ転写する転写手段と、前記転写材を前記転写部位へ導く転写ガイドとを備えた画像形成装置において、前記転写ガイドに、前記現像剤と同極性の直流バイアスを印加することを特徴としている。
【0013】また、環境湿度を検出する湿度検出手段と、該湿度検出手段から入力される湿度情報に基づいて前記転写前露光手段による前記像担持体への転写前露光量、及び前記転写ガイドに印加する直流バイアス値を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、低湿環境では前記転写前露光量と前記転写ガイドに印加する直流バイアス値を大きめに設定するよう制御し、高湿環境では前記転写ガイドに印加する直流バイアス値を小さめに設定するよう制御することを特徴としている。
【0014】また、両面画像形成または多重画像形成可能な転写材給紙手段と、前記転写材への1回目の画像形成と2回目以降の画像形成時とで前記転写前露光手段による前記像担持体への転写前露光量、及び前記転写ガイドに印加する直流バイアス値を切り替えるよう制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、1回目の画像形成時よりも2回目以降での画像形成時に、前記転写前露光量と前記転写ガイドに印加する直流バイアス値を大きめに設定するよう制御することを特徴としている。
【0015】また、前記転写材の水分量を検出する水分量検出手段と、該水分量検出手段から入力される水分量情報に基づいて前記転写前露光手段による前記像担持体への転写前露光量、及び前記転写ガイドに印加する直流バイアス値を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記転写材の水分量が少ない場合には前記転写前露光量と前記転写ガイドに印加する直流バイアス値を大きめに設定するよう制御し、前記転写材の水分量が多い場合には前記転写ガイドに印加する直流バイアス値を小さめに設定するよう制御することを特徴としている。
【0016】(作用)本発明者は鋭意検討した結果、上記した問題点は以下のメカニズムで発生していると考察している。
【0017】まず、転写前露光装置8の転写前帯電による画像飛び散りは、上述したように現像剤と感光体1間の静電付着力が減少し、感光体1と転写材Pの接触領域の正規の転写位置前で転写材Pに転写が起こり始める、いわゆるプレ転写現象が発生するためである。この現象は特に、転写領域前で転写材Pと感光体1間の電界作用によることが判明し、特に、転写材Pが現像剤(トナー)と反対電荷に帯電している場合に顕著に発生した。特には、1回目の画像形成後、2回目の画像形成時及び、低湿環境で顕著に発生した。
【0018】しかしながら、この現象は転写ガイド5に現像剤と同極性の直流バイアスを印加し、現像剤への転写ガイド5からの反発電界を与えることにより、プレ転写を防ぐことで簡単に回避できることが判明した。また、転写材Pの感光体1からの分離に関しては、低湿環境が厳しいことが一般的に知られている。
【0019】一方、転写ガイド5の汚れ対策の弊害によって発生する転写漏れ電流iによる転写不良に関しては、転写ガイド5に印加する直流バイアス値を大きくする程顕著に発生し、また、転写材Pの水分量にも大きく依存していることが明確になっている。また、一方で、転写ガイド5の汚れに関しても環境依存性は顕著で、特に、低湿環境で顕著だった。こらは、現像剤(トナー)の凝集性に依存する傾向と考察されており、凝集傾向にある高湿環境では、転写ガイド5はさほど汚れなかった。
【0020】このように、低湿環境では転写材Pの分離性補助のために転写前露光量を大きめに設定して分離性を補助する一方、弊害として悪化する画像飛び散りは転写ガイド5に印加する直流バイアス値を大きめに設定することで対策できる。一方、高湿環境では転写電流漏れ電流を防ぐ目的で、転写ガイド5に印加する直流バイアス値を小さめに設定し、さらに転写前露光量を小さめに設定することにより画像飛び散りを抑制することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実施の形態について説明する。
【0022】(第1の実施の形態)図1は、本実施の形態に係る画像形成装置を示す概略構成図である。なお、従来例と同一部材には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
【0023】この画像形成装置は、ドラム状のa−Si等からなる感光体1、一次帯電器2、露光装置(スキャナ装置)3、現像装置4、転写ガイド5、転写帯電器6、分離帯電器7、転写前露光装置8を備えている。
【0024】現像装置4は、感光体1の表面に形成される静電潜像を、その静電潜像と同極性の電荷をもつ現像剤で反転現像して顕像化する。
【0025】次に、上記した画像形成装置の画像形成動作について説明する。
【0026】画像形成時には、感光体1は駆動手段(不図示)により所定のプロセススピードで回転駆動され、所定の帯電バイアスが印加された一次帯電器2により約+400Vに帯電される。そして、帯電された感光体1上に露光装置3によりレーザ光による画像データ出力に対応した画像露光が与えられて、正極性の静電潜像が形成される。上記レーザ光による画像露光によって感光体1上の露光部は約+50Vに電位が低下する。
【0027】そして、現像装置4により静電潜像は正極性現像剤によって上記露光部に現像され、反転現像して顕像化される。
【0028】そして、感光体1は、LEDで構成される転写前露光装置8により転写前露光される。ここで簡単に転写前露光装置8によるLED露光前後の感光体1の表面電位の変化について説明する。まず、転写前露光の直前においては、白地部電位は暗減衰により約+350Vであったが、この転写前露光の作用で約+100Vに調整される。一方、画像部は現像後において、感光体1が現像剤で転写前露光が遮蔽されることにより、電位は変化せず約+30Vだった。
【0029】そして、転写材Pは、転写ガイド5によって感光体1と転写帯電器6との隙間の転写部位へ搬送され、転写帯電器6に印加される負極性の転写バイアスにより、感光体1上の現像剤は転写材Pに転写される。この際、転写ガイド5には、電源10より現像剤と同極性(正極性)の+500Vの直流バイアスが印加される。
【0030】そして、現像剤が転写された転写材Pは、分離帯電器7に印加される正極性の直流電圧に交流電圧を重畳した分離バイアスにより静電的に除電されて、感光体1より分離される。感光体1より分離された転写材Pは定着装置(不図示)に搬送され、定着装置(不図示)により現像剤画像が転写材P上に永久固着画像として定着されて排出される。
【0031】本実施の形態と、図6、図10に示した従来例(図6の従来例を従来例1、図10の従来例を従来例2とする)とにおいて、画像評価(画像飛び散り、転写ガイド5の汚れ、転写抜け)と分離性評価(感光体1からの転写材Pの分離性)を行った。表1は、これらの評価結果を示したものである。
【0032】
【表1】

本実施の形態は、転写ガイド5に+500Vの直流バイアスを印加し、転写前露光を行った(露光後電位は+200V)。従来例1は、転写前露光の設定条件は本実施の形態と同一条件(露光後電位は+200V)で、転写ガイド5は+500Vのバリスタ素子9で接地した。この場合、実際の画像形成時に、転写ガイド5には転写の負極性電荷が転写材Pを介して流入し、約−500Vになっていた。一方、従来例2は、転写前露光はなく(露光後電位は+350V)、転写ガイド5には本実施の形態と同様+500Vの直流バイアスを印加した。これらの評価は常温常湿で行った(20℃、60%)。他の基本条件は同一である。
【0033】表1に示す評価結果から明らかなように、本実施の形態では、画像飛び散り、転写ガイド5の汚れ、転写抜けのいずれもなく(○)、また、感光体1からの転写材Pの分離性も良好(○)であった。
【0034】一方、従来例1では転写抜けはなく(○)、感光体1からの転写材Pの分離性は良好(○)であったが、画像飛び散り、転写ガイド5の汚れが発生した(×)。また、従来例2では画像飛び散り、転写ガイド5の汚れ、転写抜けはいずれもなかった(○)が、感光体1からの転写材Pの分離性は良くなかった(×)。
【0035】このように、本実施の形態では、反転現像によって画像形成を行う画像形成装置で必然的にもっていた転写材Pの感光体1からの分離性を向上させ、さらにこのとき弊害として存在する、画像飛び散り、転写ガイド5の汚れ、転写抜けも同時に防止することができる。
【0036】(第2の実施の形態)図2は、本実施の形態に係る画像形成装置を示す概略構成図である。
【0037】本実施の形態では、装置内に環境湿度センサー12と制御装置(CPU)13を備え、制御装置(CPU)13は、環境湿度センサー12から入力される湿度情報に基づいて転写前露光装置8の電源9を制御して感光体1への転写前露光量、及び転写ガイド5の電源11を制御して転写ガイド5に印加する直流バイアス値をそれぞれ適正制御する構成とした。即ち、低湿環境では、転写前露光量と転写ガイド5に印加する直流バイアス値を大きめに設定し、高湿環境では、転写ガイド5に印加する直流バイアス値を小さめに設定するよう制御する。他の構成は第1の実施の形態と同様である。
【0038】図3は、環境湿度に対する転写前露光後の感光体1の白地部電位(露光後電位)と通紙時の転写ガイド5に印加する直流バイアス値(通紙時転写ガイド電位)の切り替え条件を示した図であり、図中Aは通紙時の転写ガイド5の電位、図中Bは転写前露光後の電位である。
【0039】この切り替え条件は、上記したように低湿環境では、転写材Pの分離性を優先として転写前露光の値を大きめに設定し、弊害として存在する画像飛び散りの悪化に対しては、転写ガイド5に印加する直流バイアス値を大きめに設定した。一方、高湿環境では、転写材Pと転写ガイド5を介しての転写電流の漏れを防ぐために、転写ガイド5に印加する直流バイアス値を小さめに設定した。
【0040】本実施の形態(第2の実施の形態(a)〜(d))と、比較例(比較例1〜4)とにおいて、画像評価(画像飛び散り、転写ガイド5の汚れ、転写抜け)と分離性評価(感光体1からの転写材Pの分離性)を行った。表2は、これらの評価結果を示したものである。
【0041】
【表2】

本実施の形態(a),(b)の低湿環境(湿度5%、30%)では、転写前露光量を大きめ(露光後電位は+100V、+140V)に設定し、転写ガイド5に印加する直流バイアス値を大きめ(通紙時電位は+700V、+600V)に設定した。また、本実施の形態(c),(d)の高湿環境(湿度60%、80%)では、転写ガイド5に印加する直流バイアス値を小さめ(通紙時電位は+500V、+200V)に設定した。なお、このときの露光後電位は+200V、+250Vにそれぞれ設定した。
【0042】一方、比較例1〜4では、それぞれ湿度5%、30%、60%、80%を変化させた条件においても転写前露光量、及び転写ガイド5に印加する直流バイアス値を固定値とした。このときの露光後電位は+200V、通紙時電位は+500Vに設定した。
【0043】表2に示す評価結果から明らかなように、本実施の形態(第2の実施の形態(a)〜(d))では、画像飛び散り、転写ガイド5の汚れ、転写抜けのいずれもなく(○)、また、感光体1からの転写材Pの分離性も良好(○)であった。
【0044】一方、比較例1では転写抜けはなかった(○)が、画像飛び散り、転写ガイド5の汚れが少し発生し(△)、感光体1からの転写材Pの分離性もやや悪かった(△)。比較例2では画像飛び散り、転写抜けはなかった(○)が、転写ガイド5の汚れが少し発生し(△)、感光体1からの転写材Pの分離性もやや悪かった(△)。また、比較例4では画像飛び散り、転写ガイド5の汚れ、感光体1からの転写材Pの分離性は良好(○)であったが、転写抜けがやや悪かった(△)。なお、比較例3は本実施の形態(c)と同じ設定条件である。
【0045】このように、本実施の形態では、低湿環境での画像飛び散り、転写ガイド5の汚れを防止して、感光体1からの転写材Pの分離性を向上させ、高湿環境での転写抜けを防止することができる。
【0046】(第3の実施の形態)本実施の形態においては、図1に示した画像形成装置に両面または多重画像形成のための転写材給紙手段(不図示)を備えた場合であり、転写材Pへの1回目の画像形成後に再度2回目の画像形成が可能である。上記転写材給紙手段(不図示)としては公知のものを用いることができる。
【0047】このような画像形成装置では、転写材は一般に1回目の画像形成終了後に含まれている水分の一部が蒸発し、その電気抵抗値も大きくなる。したがって、この場合、環境湿度だけでは上記した転写前露光量、及び転写ガイドに印加する直流バイアス値の最適値は決まらず、画像形成モードによって設定条件を切り替える必要がある。
【0048】表3は、本実施の形態と比較例における各設定条件を示したものである。
【0049】
【表3】

本実施の形態では、1回目の画像形成時には、転写前露光量は露光後電位が+200Vになるよう設定し、転写ガイド5に印加する直流バイアス値は通紙時電位が+500Vになるように設定した。そして、2回目の画像形成時には、転写前露光量は露光後電位が+100Vになるよう設定し、転写ガイド5に印加する直流バイアス値は通紙時電位が+700Vになるように設定した。
【0050】一方、比較例では、1回目、2回目の画像形成時の転写前露光量は露光後電位が+200Vになるよう設定し、転写ガイド5に印加する直流バイアス値は通紙時電位が+500Vになるように設定して、設定条件の切り替えは行わなかった。なお、本実施の形態と比較例における画像形成は、環境湿度60%で行った。
【0051】そして、本実施の形態と比較例とにおいて、画像評価(画像飛び散り、転写ガイド5の汚れ、転写抜け)と分離性評価(感光体1からの転写材Pの分離性)を行った結果、1回目と2回目の画像形成時に、転写前露光量と転写ガイド5に印加する直流バイアス値の設定条件を切り替えた本実施の形態の場合には、画像飛び散り、転写ガイド5の汚れ、転写抜けもなく、また、感光体1からの転写材Pの分離性も良好であった。
【0052】一方、比較例では、2回目の画像形成時に画像飛び散りが発生した。
【0053】このように、本実施の形態では、両面または多重画像形成可能な画像形成装置において、1回目の画像形成後に再度2回目の画像形成を行う場合でも、転写材Pの感光体からの分離性が良好で、かつ画像飛び散り、転写ガイドの汚れ、転写抜けも同時に防止することができる。
【0054】また、本実施の形態においても、第2の実施の形態で述べた環境湿度による転写前露光量、及び転写ガイド5に印加する直流バイアス値の制御を組み合わせることも可能である。
【0055】(第4の実施の形態)図4は、本実施の形態に係る画像形成装置を示す概略構成図である。
【0056】本実施の形態では、両面または多重画像形成のための転写材給紙手段(不図示)を備え、装置内に給紙される転写材Pの水分量を検出する水分量検出センサー14と制御装置(CPU)13を備えている。上記転写材給紙手段(不図示)としては公知のものを用いることができる。
【0057】制御装置(CPU)13は、水分量検出センサー14から入力される転写材Pの水分量情報に基づいて転写前露光装置8の電源9を制御して感光体1への転写前露光量、及び転写ガイド5の電源11を制御して転写ガイド5に印加する直流バイアス値をそれぞれ適正制御する構成とした。即ち、転写材Pの水分量が少ない場合には、転写前露光量と転写ガイド5に印加する直流バイアス値を大きめに設定し、転写材Pの水分量が多い場合には、転写ガイド5に印加する直流バイアス値を小さめに設定するよう制御する。他の構成は第1の実施の形態と同様である。
【0058】図5は、転写材Pの水分量に対する転写前露光後の感光体1の白地部電位(露光後電位)と通紙時の転写ガイド5に印加する直流バイアス値(通紙時転写ガイド電位)の切り替え条件を示した図であり、図中Aは通紙時の転写ガイド5の電位、図中Bは転写前露光後の電位である。
【0059】この切り替え条件は、上記したように転写材Pの水分量が少ない場合には、転写材Pの分離性を優先として転写前露光の値を大きめに設定し、弊害として存在する画像飛び散りの悪化に対しては、転写ガイド5に印加する直流バイアス値を大きめに設定した。一方、転写材Pの水分量が多い場合には、転写材Pと転写ガイド5を介しての転写電流の漏れを防ぐために、転写ガイド5に印加する直流バイアス値を小さめに設定した。
【0060】そして、前記同様に本実施の形態での画像評価(画像飛び散り、転写ガイド5の汚れ、転写抜け)と分離性評価(感光体1からの転写材Pの分離性)を行った結果、1回目の画像形成後の2回目の画像形成時に、図5に示した転写材Pの水分量切り替え条件に基づいて転写前露光量(露光後電位)と転写ガイド5に印加する直流バイアス値(通紙時の転写ガイド5の電位)の設定条件を切り替えることによって、画像飛び散り、転写ガイド5の汚れ、転写抜けもなく、また、感光体1からの転写材Pの分離性も良好であった。
【0061】このように、本実施の形態では、両面または多重画像形成可能な画像形成装置において、1回目の画像形成後に再度2回目の画像形成を行う場合でも、転写材Pの水分量に応じて転写前露光量と転写ガイド5に印加する直流バイアス値を適正に設定することにより、転写材Pの感光体からの分離性が良好で、かつ画像飛び散り、転写ガイドの汚れ、転写抜けも同時に防止することができる。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、転写後の転写材の像担持体からの分離性の向上を図ることができ、かつ画像飛び散り、転写ガイドの汚れ、転写抜けを防止することができるので、良好な画像形成を行うことができる。




 

 


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