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発明の名称 画像形成装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平11−15301
公開日 平成11年(1999)1月22日
出願番号 特願平9−165566
出願日 平成9年(1997)6月23日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】中川 周吉 (外1名)
発明者 渡辺 敏男
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 転写材に画像を転写し、熱定着する画像形成装置において、転写材に画像を転写形成する画像形成手段と、前記画像を転写材に加熱定着させる定着手段と、前記転写材の画像面上に感熱接着層を有するカバーシートを重ねて前記定着手段へ搬送し、前記感熱接着材によって前記カバーシートを前記転写材の画像面上に接着する機密処理手段と、を有することを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】 前記定着手段を通して画像定着した転写材を、前記画像形成手段と定着手段の間に戻し、前記カバーシートを前記転写材の画像面上に重ねて前記定着手段へ搬送することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
【請求項3】 前記カバーシートは、最下層に感熱接着層を有し、その上に透明フィルム層を有し、更にその上に剥離容易な剥離層を介して不透明層を有することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の画像形成装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は転写材上に画像を転写形成し、熱定着する画像形成装置に関し、更に詳しくは排出される転写材に記録された画像の機密性を保持することが可能な画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】今日、ワープロやパソコン等のOA機器が広く使用されているが、これらOA機器はホストからネットワークでつながったプリンタで画像出力するが、オフィス等にあってはパソコン等とプリンタを離れた位置に設置し、多数台のパソコンに対して1台のプリンタを共有する場合が多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように状況にあっては、機密文書を出力した場合、少なくとも短時間はその書類が放置された状況にあるために、他人に見られる可能性があり、また他人に間違えて渡ったりして機密性を保持できない可能性がある。
【0004】また、ファクシミリ装置によって機密文書を送る場合も考えられるが、その場合には送信先に受取人が不在の場合もあり、送信先で出力された機密文書が長時間放置されて機密性が保持できない可能性がある。
【0005】本発明は上記課題を解決するものであり、その目的は、書類の機密性を確実に保持し得る状態で出力することができる画像形成装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するための本発明に係る代表的な構成は、転写材に画像を転写し、熱定着する画像形成装置において、転写材に画像を転写形成する画像形成手段と、前記画像を転写材に加熱定着させる定着手段と、前記転写材の画像面上に感熱接着層を有するカバーシートを重ねて前記定着手段へ搬送し、前記感熱接着材によって前記カバーシートを前記転写材の画像面上に接着する機密処理手段とを有することを特徴とする。
【0007】上記構成にあっては、機密文書等を記録した場合、その画像面上にカバーシートが接着された状態で排出されるため、文書の機密性を保持することができる。また、前記カバーシートを剥がすことによって記録内容を見ることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】次に本発明の一実施形態に係る係る画像形成装置について図面を参照して説明する。
【0009】〔第1実施形態〕図1乃至図4を参照して本発明の第1実施形態に係る画像形成装置について説明する。尚、図1は画像形成装置の全体構成を示す模式説明図であり、図2はカバーシートの構成説明図、図3は転写材にカバーシートが接着された状態で排出された状態説明図であり、図4はカバーシートを剥がす状態説明図である。
【0010】ここでは、まず画像形成装置の全体構成について説明し、次に機密処理手段の構成について説明する。
【0011】{画像形成装置}図1は画像形成装置の一例であるレーザービームプリンタを示すものであり、搬送手段で搬送した転写材に対して画像形成手段でトナー像を転写形成し、これを定着手段へ搬送して加熱定着するものである。
【0012】具体的にはアースされいる円筒状のアルミニウム基体上に光導電性の感光体を設けた感光体ドラム1が図示矢印方向に回転駆動され、該感光体ドラム1の周囲には、感光体ドラム1の表面を一様に帯電する一次帯電器2、感光体ドラム1に形成した潜像をトナーによって現像する現像器3、前記現像したトナー像を転写材Pに転写する転写帯電器4及び分離帯電器5、トナー像転写後に感光体ドラム1に残留したトナーを除去するクリーナ6、更には感光体ドラム1の帯電電荷を除電する前露光器7が配されている。
【0013】また、上記感光体ドラム1の下方には、図1の右方から転写材Pの搬送経路に沿って給送ローラ8、搬送ガイド9、搬送ローラ10、搬送ガイド11、レジストローラ12、搬送ベルト13、定着手段14、カール付ローラ15及び排出ローラ16が順次配されている。
【0014】更に、前記搬送ガイド9から分岐し、中間トレイ17に至る搬送ガイド9の途中には、複数の搬送ローラ18、搬送ローラ19、搬送ローラ20及び搬送ガイド21が設けられており、前記カール付ローラ15の後方から分岐し、前記中間トレイ17の上方に至る搬送ガイド22の途中には、搬送ローラ23〜25が設けられている。そして、搬送ローラ25及び搬送ローラ20の間にバイパスとなる搬送ガイド26と搬送ローラ27が設けられている。
【0015】前記画像形成装置にあっては、図1の矢印方向に回転駆動される感光体ドラム1の表面が一次帯電器2によって一様に帯電され、該感光体ドラム1は、画像信号に応じて照射するレーザー光Lの照射をその表面に受け、該表面に静電潜像が形成される。この静電潜像が現像器3によって現像されてトナー像として顕像化される。
【0016】一方、転写材Pは、カセット28から図示しないピックアップローラで送出され、給送ローラ8によって感光体ドラム1方向へ送られ、搬送ガイド9、搬送ローラ10、搬送ガイド11を経て非回転状態にあるレジストローラ12のニップ部に送られる。すると、感光体ドラム1上のトナー像の先端と転写材Pの先端とが同期するようにレジストローラ12が回転を開始し、転写材Pは転写帯電器4に送られ、ここで前記現像像の転写をその表面上に受ける。
【0017】その後、トナー像の転写を受けて感光体ドラム1表面に吸着している転写材Pは、分離帯電器5によって除電され、感光体ドラム1の表面から分離された後、搬送ベルト13によって定着手段14に送られ、ここでトナー像の定着を受ける。この定着手段14は定着ローラ14aと加圧駆動ローラ14bとが圧接しており、定着ローラ14aにはハロゲンヒータ14cが内蔵されている。このため、両ローラ14a,14b間を転写材Pが通過するときに熱及び圧力が印加されてトナー像が転写材Pに定着する。
【0018】そして、この転写材Pは、カール付けまたはカール取りされ、片面プリントモードの場合には排出ローラ16によって図示しない排出トレイ上に排出される。他方、感光体ドラム1は、次の工程のためにクリーナ6によって、感光体ドラム1の表面に残留したトナーがクリーニングされ、前露光器7による光の照射を受けて除電される。そして、以後は上述と同様の作用が工程毎に繰り返されて所要の画像形成がなされる。
【0019】また、両面プリントモードの場合には前述した搬送ローラ23〜25、及びフラッパ29によって中間トレイ17へ送られ、搬送ローラ18〜20及びレジストローラ30によって再度画像形成手段へ搬送されて残りの片面に画像転写され、定着手段14で画像定着されて排出される。
【0020】更に本実施形態に係る画像形成装置は機密処理モードを有しており、前記画像形成された転写材にの画像面が見えないようにして排出することも可能となっている。
【0021】{機密処理手段}次に前記機密処理モードを行うための機密処理手段の構成について説明する。この機密処理は転写材Pの画像上に不透明なカバーシートを貼着し、そのままでは前記画像が見えないようにするものである。
【0022】これを具体的に説明すると、ホストからの信号により機密処理モードが選択された場合には、前述したようにして画像が転写された転写材Pは定着手段14によって定着を受け、カール付けまたはカール取りされた後、排出されずに図示しないフラッパによって搬送ガイド22側へ搬送方向を切り換えられる。そして、搬送ローラ23〜25を経てフラッパ29で下方にいかずに、画像面を下に向けたまま搬送ガイド26を経由して再レジストローラ30で一旦待機する。
【0023】一方、カバーシートカセット31に収納されているカバーシートSは図示しないピックアップローラで給送される。このカバーシートSは少なくとも不透明層を有すると共に、最下層には感熱接着層を有するものである。
【0024】前記カバーシートSの給送と同期して画像形成手段はカバーシートS上に記録するための宛先等の画像形成を開始し、この画像の先端と転写材Pの先端及びカバーシートSの先端が同期するように待機している転写材Pは再レジストローラ30で搬送され、且つレジストローラ12が回転を開始してカバーシートSの感熱接着層と転写材Pが重なった状態で転写帯電器4の位置へ送られ、ここで前記宛先等の記録がカバーシートS上に行われる。
【0025】その後、分離帯電器5によって除電され、感光体ドラム1の表面からカバーシートS及び転写材Pが分離された後、搬送ベルト13によって定着手段14に送られ、ここでトナー像の熱定着を受ける。このとき、カバーシートSの最下層の感熱接着層は定着手段14内の一対のローラ14a,14bで挟持され、ハロゲンヒータ14cの熱で溶融し、転写材Pの画像面に接着する。そして、この転写材PとカバーシートSとが一体となった状態でカール付ローラ15によってカール付けまたはカール取りされ、排出ローラ16で排出トレイ上に排出される。
【0026】ここで本実施形態に係るカバーシートSの構成について詳しく説明すると、転写材Pが坪量50g/m2 程度の一般にPPC といわれる普通紙であるのに対し、カバーシートSは図2に示すように、坪量50g/m2 の普通紙によって不透明層S1 が形成され、その下面にシリコン接着剤S2 によりカーボンの入ったポリエチレンテレフタレート(PET )フィルムで構成された剥離層S3 が接着され、その下面に(エチレンアクリル酸エチル+ポリエチレン)フィルムで構成された透明フィルム層S4 が形成され、更に最下層には70℃程度で溶融熱接着するエチレン−酢酸ビニル共重合体のホットメルト型接着剤を厚み25g/m2 で塗布した感熱接着層S5 が形成されている。
【0027】前記不透明層S1 と剥離層S3 は接着剤S2 で接着されており、また、剥離層S3 のと透明フィルム層S4 は界面の剥離強度は自然剥離しないが、人が手で容易に剥離出来る程度に剥離層S3 の(PET +C )フィルムの上に透明フィルム層S4 の(エチレンアクリル酸エチル+ポリエチレン)フィルムが溶融押し出しされているため、両者は溶融時の濡れ接触後の固着にすぎない程度になっている。
【0028】従って、転写材P上にカバーシートSが熱接着された状態では画像形成装置から排出された状態では、図3に示すように、転写材Pに記録された画像は見ることができず、カバーシートSの不透明層S1 に記載された宛先の像32等が見えるだけである。このため、転写材P上に記録された内容の機密性が保持される。
【0029】次に前記転写材Pに記録された内容を見るためには、前述したようにカバーシートSの剥離層S3 と透明フィルム層S4 とは容易に剥がすことができるため、図4に示すように、剥離層S3 と共に不透明層S1 を剥離することにより、透明フィルム層S4 を介して転写材Pに記載された機密画像33を見ることができる。
【0030】尚、前記説明ではカバーシートSを搬送する途中で宛先等を記録するようにしたが、該宛先等は予めカバーシートSに印刷しておき、このカバーシートをカバーシートカセット31にセットしておくようにしてもよい。このようにすると、カバーシートの接着工程をより迅速に行うことが可能となる。
【0031】〔第2実施形態〕次に第2実施形態として機密画像が記録された転写材Pを直接定着手段14へ給送する例を図5を参照して説明する。尚、図5において前述した第1実施形態と同一機能を有する部材は同一符号を付して重複する説明を省略する。
【0032】この第2実施形態に係る画像形成装置にあっては機密画像が記録された転写材Pが加熱定着後、搬送ローラ24に至るまでは前述した第1実施形態と同様である。
【0033】第1実施形態と異なる点は、搬送ローラ24を通過直後に、フラッパ34があり、図5の上方へ搬送されるようにセットされ、搬送ガイド35と再レジストローラ36で一旦待機し、第1実施形態と同様にカバーシートSと同期がとれるように転写材Pは再レジストローラ36で搬送される。そして、転写材Pの上にカバーシートSを重ねた状態で定着手段14に入り、第1実施形態と同様に、ここでカバーシートSに記録した宛先等の像の定着を受けると同時に、カバーシートSの最下層の感熱接着層S5 は定着手段14内の一対のローラ14a,14bで挟持され、ハロゲンヒータ14cの熱で溶融して転写材Pの画像面に接着する。転写材PとカバーシートSが一体になった状態でカール付けまたはカール取りされて排出ローラ16によって排出トレイ上に排出される。
【0034】この第2実施形態の特有の効果は、転写材Sが定着後、レジストローラ30まで戻されることなく、画像形成手段と定着手段の間に戻されるため、転写材Pの搬送経路が短くなることにより、最終出力時間の短縮が図れることである。
【0035】また、カバーシートSに画像を出力するときは、第1実施形態の場合に比べて画像形成手段での厚みが極端に厚くならないため、カバーシートS上により高品位の画像転写が行われることになる。
【0036】〔第3実施形態〕前述した実施形態では機密画像が転写された転写材PとカバーシートSとの先端が一致するように両者を給送して重ね合わせる例を示したが、前述した実施形態の画像形成装置を用いて同様に処理する際に、図6に示すように、再レジストローラによって転写材Pの先端がカバーシートSの先端よりもLだけ先になるように給送タイミングをずらせ、機密画像33のみにカバーシートSが重なるように給送してもよい。この場合は、宛先等の像32は転写材Pに記録する。
【0037】このようにすると、特別仕様のカバーシートSを小さくすることができ、第1実施形態の場合に比べてコストダウンを図ることができる。また、ファクシミリ装置の場合は送信日時等が転写材Pの先頭に記録される場合が多いが、それを宛先像としてそのまま活用することができる。
【0038】
【発明の効果】本発明は前述のように構成したために、機密文書等を記録した場合、その画像面上にカバーシートが接着された状態で排出されるため、文書の機密性を保持することができるものである。




 

 


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