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発明の名称 ファインダー装置およびこれを備えたカメラ
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平11−15044
公開日 平成11年(1999)1月22日
出願番号 特願平9−171645
出願日 平成9年(1997)6月27日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】岸田 正行 (外4名)
発明者 渡辺 弘
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 ファインダー視野内に、撮影画面に対応して配置された画面領域と、この画面領域を囲む画面外領域と、これら画面領域および画面外領域の境界を表示する境界領域とを有し、前記画面外領域の光透過率が、前記画面領域の光透過率と同率から0の範囲で外側ほど低くなることを特徴とするファインダー装置。
【請求項2】 前記境界領域の光透過率が、前記画面領域の光透過率の半分以下であることを特徴とする請求項1に記載のファインダー装置。
【請求項3】 前記境界領域に途切れ部を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載のファインダー装置。
【請求項4】 前記画面外領域と前記境界領域とが、ファインダー光学系内の部材に印刷されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のファインダー装置。
【請求項5】 請求項1から4のいずれかに記載のファインダー装置を備えたことを特徴とするカメラ。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮影画面に対するファインダー視野率が100パーセントを超えるカメラ用ファインダー装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】135タイプのカメラに配設されたレンズ保持機構、駆動機構およびファインダー機構をほとんどそのまま利用して、小規模な変更のみでデジタルカメラを実現することが提案されている。変更点としては、135タイプのカメラではフィルムの保持位置であったアパーチャの結像位置に、固体撮像素子(以下、CCDと記す)を配置することが挙げられる。この場合、フィルムサイズよりもCCDのサイズの方が小さいのが一般的である。したがって、そのままのファインダー機構では実際には撮影されない広い領域までがファインダー視野内に表れることになる。
【0003】そこで、この種のカメラにおいては、実際の撮影画面領域を表示するために、ピント板等に画面領域の外周を表示するための黒線枠を印刷したり、図4に示すように画面範囲の外側の領域をブラックアウトしたりする方法がとられていた。この方法は、ピント板等を135タイプのカメラ用のものから変更するだけなので簡便である。
【0004】また、画面サイズを選択可能なカメラにおけるファインダーの画面領域表示として、図5に示すように、ファインダー機構内に画面サイズ表示液晶ユニットを配して、画面領域を示すものが知られている(特開平7―159882号公報参照)。この方法によれば、画面サイズを選択可能なカメラにおいて、選択された画面サイズに応じて自動的にファインダー視野内の画面領域表示を切り換えて、撮影者における画面領域の誤りを防止することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ピント板等に黒線枠を印刷する方法では、咄嗟のシャッターチャンスに撮影者が枠外の被写体も撮影できると勘違いさせるおそれがある。また、画面領域の外側をブラックアウトする方法では、動きのある被写体を追う場合等に、被写体がブラックアウト領域に重なってしまうと被写体を追うことができなくなるため不便である。さらに、画面サイズ表示液晶ユニットを使用する方法では、画面領域の境界がくっきりと見えず、画面領域を認識しずらい。
【0006】そこで、本発明は、違和感を与えることなく明確に画面領域を視認でき、かつ動きのある被写体等に対しても追従し易くフレーミングに便利なファインダー装置およびこれを備えたカメラを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するため、本発明のファインダー装置は、ファインダー視野内に、撮影画面に対応して配置された画面領域と、この画面領域を囲む画面外領域と、これら画面領域および画面外領域の境界を表示する境界領域とを有し、画面外領域の光透過率が、画面領域の光透過率と同率から0の範囲で外側ほど低くなるように設定されている。
【0008】すなわち、画面外領域を半透過状態で外側ほど暗く見えるようにすることにより、この領域が画面外であることを明確に認識させることができるようにしている。しかも、画面外領域の内側ほど明るく見えるようにすることにより、黒線枠状の境界領域をくっきりと見せることができるだけでなく、画面外領域の被写体も観察しながらシャッターチャンスを狙えるようにしている。
【0009】なお、境界領域をできるだけくっきり見せることができるように、境界領域の光透過率は画面領域の光透過率の半分以下に設定することが望ましい。
【0010】また、境界領域に途切れ部を設けて画面領域と画面外領域とを連続させることにより、画面領域と画面外領域との間で被写体を連続的に観察できるようにしてもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)図1には、本発明の第1実施形態である1眼レフレックスデジタルカメラの構成を概略的に示している。この図において、1は撮影レンズであり、カメラ本体に対して交換可能である。2はクイックリターンミラーであり、図に示すように撮影光路内に斜設されて撮影レンズ1からの被写体光をファインダー光学系に導く位置と撮影光路外に待避する位置との間で移動可能である。
【0012】3はピント板であり、ファインダー光学系に導かれる被写体光を結像する。4はペンタゴナルダハプリズムであり、ピント板5およびファインダーの視認性を向上させるためのコンデンサーレンズ11を通った被写体光をファインダー観察用の接眼レンズ7および測光センサ6に導く。5は測光レンズであり、ペンタゴナルダハプリズム4からの被写体光を測光センサ6上で再結像させる。
【0013】8はシャッターであり、このシャッター8の後方に配置されているCCD9に必要な露光を与える。撮影時にCCD9に蓄積された画像データは、別に設けられた不図示の画像処理回路を通して記憶装置に送られる。
【0014】10はピント板3とコンデンサーレンズ11との間に配設された表示板である。この表示板10には、図2(a)に示すように、撮影画面に対応する画面領域21を囲む画面外領域23と、画面領域21および画面外領域23の境界を表示する線状の境界領域22とが印刷されている。
【0015】このように構成されたカメラでは、接眼レンズ7を通してピント板3を観察すると、図2(a)に示すように、ピント板3に結像した被写体像(図示せず)と、画面領域21と、表示板10に印刷された画面外領域23および境界領域22とを見ることができる。また、画面領域21内には、ピント板3に刻印され5つの焦点検出領域マーク24と、測光範囲マーク25とが薄く見える。なお、5つの焦点検出領域のいずれで焦点検出を行うかはカメラが自動的に又は撮影者が任意に選択することができる。
【0016】ここで、図2(b)には、図2(a)のA―A′を結ぶ線上におけるファインダー視野内の光透過率の変化を示している。グラフ横軸がA―A′を結ぶ線上における位置(c−d間が画面領域21に対応し、b−c間およびd−e間が境界領域22に対応し、a−b間およびe−f間が画面外領域23に対応する)を示し、縦軸が透過率を表している。
【0017】このグラフからも分かるように、画面領域21の光透過率はほぼ100パーセントである。このため、画面領域21内において被写体を観察する際には特に視野を遮るものはなく、ピント板3に結像した像をそのまま最も明るい状態で見ることができる。
【0018】また、境界領域22の光透過率は、画面領域21の光透過率の半分以下で、ほとんど真っ黒な線として見える。
【0019】さらに、画面外領域23の光透過率は、0から100パーセントの範囲の中で内側から外側に向かって徐々に低くなるように設定されている。特に本実施形態では、内側端のb位置およびe位置では画面領域21の光透過率に近い高い光透過率を有し、外側端のa位置およびf位置では境界領域22の光透過率に近い低い光透過率を有する。つまり、画面外領域23は全体として半透過状態であるが、内側ほど画面領域21と同様に被写体を明るく見ることができ、外側ではほとんど真っ暗に見える。
【0020】このように画面外領域23の光透過率を設定することにより、画面外領域23の被写体もある程度観察することができ、特に画面外領域23のうち画面領域21に近い部分に位置する被写体を画面領域21内の被写体と同様にはっきり見ることができる。このため、スポーツシーンのような動きのある被写体を追う場合等に、画面外領域23の被写体も画面領域21の被写体とは異なる重み付けで観察することができ、撮影したいシーンに至るまでのタイミングを予測し、シャッターチャンスを狙うことができる。
【0021】また、画面外領域23のうち境界領域22に近い部分が画面領域21に近い明るさを有するため、この明るい部分内に位置する境界領域22の黒線をくっきりと見せることができる。
【0022】さらに、画面外領域23は外側ほど暗くなるので、この領域が撮影できない範囲であることを撮影者に明確に認識させることができ、誤撮影を防止することができる。
【0023】(第2実施形態)図3には、本発明の第2実施形態であるカメラのファインダー視野を示している。なお、本実施形態は、第1実施形態にて説明したカメラと同じカメラにおいて実施されるものであるので、同じ構成要素については第1実施形態と同符号を付す。
【0024】本実施形態において接眼レンズ7を通して通してピント板3を観察すると、図3(a)に示すように、ピント板3に結像した被写体像(図示せず)と、画面領域21と、表示板10に印刷された画面外領域23および境界領域22′とを見ることができる。また、画面領域21内には、ピント板3に刻印され5つの焦点検出領域マーク24と、測光範囲マーク25とが薄く見える。なお、5つの焦点検出領域のいずれで焦点検出を行うかはカメラが自動的に又は撮影者が任意に選択することができる。
【0025】ここで、境界領域22′は、画面領域21と画面外領域23の境界全体に設けられた第1実施形態の境界領域22と異なり、画面領域21と画面外領域23の境界のうち4つの角部を含むL字範囲のみに設けられている。つまり、境界領域22′は、上記境界のうち上下左右の中央部分に途切れ部を有するように形成されている。
【0026】また、図3(b)には、図3(a)のB―B′を結ぶ線上におけるファインダー視野内の光透過率の変化を示している。グラフ横軸がB―B′を結ぶ線上における位置(h−i間が画面領域21に対応し、g−h間およびi−j間が境界領域22′に対応し、a−b間およびe−f間が画面外領域23に対応する)を示し、縦軸が透過率を表している。
【0027】このグラフからも分かるように、画面領域21の光透過率はほぼ100パーセントである。このため、画面領域21内において被写体を観察する際には特に視野を遮るものはなく、ピント板3に結像した像をそのまま最も明るい状態で見ることができる。
【0028】また、境界領域22′の光透過率は、図3(b)には途切れ部の透過率しか示されていないが、第1実施形態と同様に画面領域21の光透過率の半分以下で、ほとんど真っ黒な線として見える。
【0029】さらに、画面外領域23の光透過率は、0から100パーセントの範囲の中で内側から外側に向かって徐々に低くなるように設定されている。特に本実施形態では、内側端のh位置およびi位置では画面領域21の光透過率に近い高い光透過率を有し、外側端のg位置およびj位置では境界領域22′の光透過率に近い低い光透過率を有する。つまり、画面外領域23は全体として半透過状態であるが、内側ほど画面領域21と同様に被写体を明るく見ることができ、外側ではほとんど真っ暗に見える。
【0030】このように画面外領域23の光透過率を設定することにより、第1実施形態と同様に画面外領域23の被写体もある程度観察することができ、特に画面外領域23のうち画面領域21に近い部分に位置する被写体を画面領域21内の被写体と同様にはっきり見ることができる。このため、画面外領域23の被写体を観察しながらシャッターチャンスを狙うことができる。しかも、境界領域22′の途切れ部では、画面領域21と画面外領域23とが連続しているため、被写体像を一方の領域から他方の領域に渡って連続的に観察することができる。
【0031】また、画面外領域23のうち境界領域22に近い部分が画面領域21に近い明るさを有するため、この明るい部分内に位置する境界領域22′の黒線をくっきりと見せることができる。
【0032】さらに、画面外領域23は外側ほど暗くなるので、この領域が撮影できない範囲であることを撮影者に明確に認識させることができ、誤撮影を防止することができる。
【0033】なお、上記各実施形態では、境界領域と画面外領域とを表示板10に印刷した場合について説明したが、境界領域と画面外領域とをピント板3に印刷してもよい。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、画面外領域を半透過状態で外側ほど暗く見えるようにしているので、この領域が画面外であることを撮影者に明確に認識させることができる。しかも、画面外領域の内側ほど明るく見えるようにしているので、黒線枠状の境界領域をくっきりと見せることができるだけでなく、画面外領域の被写体も観察しながらシャッターチャンスを狙うことができる。
【0035】なお、境界領域に途切れ部を設けて画面領域と画面外領域とを連続させれば、画面領域と画面外領域との間で被写体を連続的に観察することができる。




 

 


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