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発明の名称 ブローバイガス還元通路
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平11−50831
公開日 平成11年(1999)2月23日
出願番号 特願平9−208751
出願日 平成9年(1997)8月4日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】大島 陽一
発明者 出口 尚広 / 笠井 聡人
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 クランクケース内を吸気通路に連通させるブローバイガス還元通路であって、ブローバイガスの流入口を最下底に設けた膨張室からなる気液分離室をエンジン本体の上方に設けたことを特徴とするブローバイガス還元通路。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブローバイガス還元通路に関し、特にその経路中に気液分離手段を備えたブローバイガス還元通路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】4サイクルエンジンは、クランクケース内圧の負圧傾向を維持するために、吸入・爆発行程でのピストン運動で上昇するクランクケース内圧を逃がすようにしている。この際、クランクケース内から流出するブローバイガス中にはミスト化したエンジンオイルが含まれているので、吸気経路の適所に(多くはエアクリーナケースのクリーンサイド)、つまり混合気中にブローバイガスを還流させることにより、オイルミストが大気中に放出されることを避けるようにしている。
【0003】一方、吸気中に混入した油分は、吸気管路や燃料供給系路に付着したり、燃焼室回りにカーボンを堆積させたりして、性能低下を誘発する要因となるので、極力除去されることが望まれる。
【0004】ブローバイガス中の油分を分離する手段としては、ヘッドカバーの内側に邪魔板で仕切った気液分離室を設けることが知られているが、エンジンは軽量化、コンパクト化、低コスト化の要望が強く、十分な能力を持つ気液分離室をヘッドカバーに形成することには少なからぬ無理がある。そこで、ブローバイガスの還元通路中にウレタン等の油分吸着材を装着することが考えられるが(特開昭62−121859号公報等参照)、この手法は吸着材の定期的な交換が不可欠である上にオイルが吸着されて減少するので、所謂メイテナンスフリー化に逆行するので好ましくはない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような問題点を解消するべくなされたものであり、その主な目的は、保守整備を煩雑化せず、しかも大型化せずに済む油分除去手段を備えたブローバイガス還元通路を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を果たすために、本発明においては、ブローバイガス還元通路4中に、膨張室からなる気液分離室5を設けるものとした。この気液分離室は、エンジン本体に設けられたブローバイガスの流出口に対して十分に上方に設置し、かつブローバイガスの流入口を最下底に設けることで、分離された油分がエンジン停止時にエンジン内に自然落下で戻る構造とした。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に添付の図面に示された実施例を参照して本発明の構成について詳細に説明する。
【0008】図1は、本発明による気液分離室が中間部に設けられたブローバイガス還元通路が適用された4サイクル単気筒エンジンを示している。このエンジン1には、ヘッドカバー2とエアクリーナケース3のクリーンサイドとの間を連結するように、ブローバイガス還元通路4が設けられている。
【0009】ヘッドカバー2に十分な能力の気液分離室を形成するとエンジンが大型化するので、本発明においては、ヘッドカバー2からエアクリーナケース3に至るブローバイガス還元通路4の中間部に気液分離室5を設けるものとしている。この気液分離室5は、図2に示したように、例えばブロー成形で形成され、エンジン排気量に応じて適宜な容積に設定された中空の箱状をなし、ねじ止めなどの適宜な結合手段をもってエアクリーナケース3の適所に固定されている。そして、その最下底に設けられた流入口6がゴムチューブ7を介してシリンダヘッド2内に連通し、その上壁に設けられた流出口8が同じくゴムチューブ9を介してエアクリーナケース3のクリーンサイドに連通している。またその底壁10は、流入口6へ向けて下向きに傾斜している。
【0010】このように、ブローバイガス還元通路4の中間部に、通路の断面積に対して十分に大きな容積の気液分離室5を接続すると、ブローバイガスが気液分離室5に流入した際にその流速が急激に低下するので、慣性質量の差によってブローバイガス中のオイルミストが大粒子化し、気液分離室5の内壁に付着する。これによってブローバイガス中のオイルが殆ど除去される。
【0011】この気液分離室5は、エンジン1に対して上方に位置し、ブローバイガスの流入口6が最下底に設けられているので、ここで分離されたオイルは、エンジン停止中にエンジン内部に自然落下すると共に、冷却するに連れて負圧傾向が高まるオイルパン内に自然に吸引される。
【0012】
【発明の効果】このように本発明によれば、ブローバイガス中に含まれるオイルを飛躍的に減少させることができるので、吸気系の汚れや燃料系のつまり、燃焼室回りのカーボン堆積が抑制されることとなり、長期間にわたって安定した性能を維持し得る。さらに気液分離室で分離されたオイルは、エンジン停止中にオイルパンに戻るので、エンジンオイルの消耗が減り、吸着材などの交換部材を要しないことと相俟って、保守間隔をより一層長期化し得る。




 

 


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