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発明の名称 折板屋根の取付構造、及び折板屋根へのバルコニーの取付構造
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平11−336265
公開日 平成11年(1999)12月7日
出願番号 特願平10−149311
出願日 平成10年(1998)5月29日
代理人
発明者 松野尾 仁美
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 折板屋根の流れ方向と平行な長尺の固定部材が建物構造体の上端部に取り付けられ、この固定部材の上面に複数の取付部材が折板屋根の流れ方向に間隔を設けて取り付けられ、この取付部材の上部に折板屋根の山部が嵌合により取り付けられた折板屋根の取付構造であって、複数の取付部材が連結部材で連結されていることを特徴とする折板屋根の取付構造。
【請求項2】 折板屋根の山部が取付部材の上部に嵌合により取り付けられ、取付部材の上部と折板屋根の山部との間に両者に密着して弾性部材が設けられていることを特徴とする折板屋根の取付構造。
【請求項3】 折板屋根の複数の山部に嵌合して固定金具が折板屋根の流れ方向に間隔を設けて複数取り付けられ、この固定金具に架け渡されて梁が取り付けられ、この梁にバルコニーフレームが取り付けられた折板屋根へのバルコニーの取付構造であって、前記梁の下部は、折板屋根の山部より低い位置にまで延在し、かつ、折板屋根に接しない状態とされていることを特徴とする折板屋根へのバルコニーの取付構造。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、折板屋根の取付構造、及び折板屋根へのバルコニーの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、折板屋根の取付構造、及び折板屋根へのバルコニーの取付構造としては、使われている場所及び折板屋根、バルコニーの形状によって種々な構造のものがあるが、この中に、折板屋根の取付構造としては、実公昭58−20352号公報に記載の折板屋根の取付構造が知られ、折板屋根へのバルコニーの取付構造としては、実開昭57−56902号公報や実開昭62−258030号公報に記載の折板屋根へのバルコニーの取付構造が知られている。
【0003】前者の折板屋根の取付構造の実公昭58−20352号公報に記載のものは、山部と谷部とが交互に設けられ、山部の両側に絞り部が設けられた折板屋根と、先端に弾性変形可能な掛止体を有し、建物構造体に取り付けられた取付部材とを取り付ける構造のもので、取付部材の脚部は板体からなり、掛止体は両端部にフック部が設けられ、フック部間の寸法が折板屋根の一対の絞り部間の寸法よりも大きくなされ、このフック部が弾性変形により折板屋根の山部に挿入されて絞り部に掛止されるものである。
【0004】このようにすることにより、取付部材の先端が弾性変形可能なものであるので、小さな力で折板屋根の山部を押圧することにより、折板屋根の山部が取付部材に被せ、容易に建物構造体に固定でき、又、取付部材の掛止体のフック部が弾性変形し、折板屋根の山部に塑性変形を生ずることがなく、折板屋根を建物構造体の取付部材に取り付けることができ、簡便なものである。
【0005】後者の折板屋根へのバルコニーの取付構造の実開昭57−56902号公報に記載のものは、バルコニー床板を受ける根太を挟持できるU字部材と、折板屋根の山部に嵌合できる固定金具と、U字部材と固定金具との締付具とからなっている取付構造であり、バルコニーフレームの大梁を支持する場所ごとに固定金具を折板屋根の山部に取り付け、根太をU字部材で挟持して、固定金具とU字部材とを締付具で締付け、根太の上部にバルコニー床板をおいて、折板屋根へのバルコニーを取り付けるものである。
【0006】又、実開昭62−258030号公報に記載のものは、折板屋根の山部に嵌合できる固定金具と、バルコニーフレームの大梁に取り付ける取付板と、締付具からなり、固定金具は嵌合部材とΩ型の土台とこの土台に取り付けられた縦材とからなっている取付構造であり、バルコニーフレームの大梁を支持する場所ごとに固定金具を折板屋根の山部に取り付け、縦材と取付板とを締付具で締付け、バルコニーフレームの上にバルコニー床板をおいて、折板屋根へのバルコニーを取り付けるものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の実公昭58−20352号公報に記載の折板屋根の取付構造では、取付部材の脚部の板体の水平断面の長手方向が折板屋根の流れ方向に直交して、建物構造体に取り付けられている。
【0008】このとき、折板屋根の流れ方向に直交する方向には、取付部材の水平断面の長手方向が折板屋根の流れ方向に直交して取り付けられているので、取付部材の掛止体に折板屋根の山部を嵌合して、折板屋根の上部に設けられたバルコニー上を歩行したりすると、取付部材の折板屋根の流れ方向に直交した方向へはほとんど振れないが、折板屋根の流れ方向と同じ方向へは、水平断面の短手方向が折板屋根の流れ方向に取り付けられているので、取付部材の折板屋根の流れ方向へは振れ易く、折板屋根の上での歩行感が悪く、危険を伴うという問題があった。
【0009】後者の実開昭57−56902号公報や実開昭62−258030号公報に記載の折板屋根へのバルコニーの取付構造は、いずれも、折板屋根の山部に嵌合させた固定金具同士が繋がれておらず、折板屋根の流れ方向に直交した方向で、折板屋根のバルコニーフレームの支持間隔毎に離れた場所のU字部材と固定金具、或いは、取付板と固定金具とでバルコニーフレームを支持しているから、バルコニーフレームの支持間隔が大きくなると折板屋根の剛性不足になり、折板屋根の上での歩行感が悪く、危険を伴うという問題があった。又、これを解消するためには、U字部材と固定金具、或いは、取付板と固定金具とを折板屋根の流れ方向に直交した方向に数カ所設けたり、又、折板屋根の厚みを厚くして剛性のある折板屋根を使ったりせねばならず、取付に手間と工数がかかり、折板屋根がコストアップするという問題があった。
【0010】又、折板屋根の上にバルコニーを設置する場合、バルコニーの割り付けによっては、固定金具を取付部材のない部分に固定することがあり、この部分では、折板屋根を支持するだけの剛性が不足しているため、折板屋根の上で歩行したりすると、歩行感が悪くなるという問題があった。
【0011】そこで、本発明の目的は、上記問題に着目してなされたもので、取付が簡単で、取付部材の振れが無く、折板屋根の上での歩行感が良い折板屋根の取付構造と、バルコニー取付に十分耐えうる折板屋根で、コストアップしない折板屋根の取付構造、及び折板屋根へのバルコニーの取付構造を提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達成するためになされたもので、請求項1記載の折板屋根の取付構造は、折板屋根の流れ方向と平行な長尺の固定部材が建物構造体の上端部に取り付けられ、この固定部材の上面に複数の取付部材が折板屋根の流れ方向に間隔を設けて取り付けられ、この取付部材の上部に折板屋根の山部が嵌合により取り付けられた折板屋根の取付構造であって、複数の取付部材が連結部材で連結されているものである。
【0013】請求項2記載の折板屋根の取付構造は、折板屋根の山部が取付部材の上部に嵌合により取り付けられ、取付部材の上部と折板屋根の山部との間に両者に密着して弾性部材が設けられているものである。
【0014】請求項3記載の折板屋根へのバルコニーの取付構造は、折板屋根の複数の山部に嵌合して固定金具が折板屋根の流れ方向に間隔を設けて複数取り付けられ、この固定金具に架け渡されて梁が取り付けられ、この通し梁にバルコニーフレームが取り付けられた折板屋根へのバルコニーの取付構造であって、梁の下部は、折板屋根の山部より低い位置にまで延在し、かつ、折板屋根に接しない状態とされているものである。
【0015】請求項1記載の固定部材の材質と形状は、建物構造体の上端部に取り付け、固定部材の上面に複数の取付部材が取り付けることができ、取付部材に折板屋根の山部が嵌合させて耐えうることができれば、適宜な材質と形状でよく、例えば、材質については折板屋根を支持できる剛性を持った鋼材で、形状については下方に開口した断面コ字形の水平方向に長尺体で、両端部に1個づつの取付部材の取付部を持ち、開口の幅は建物構造体に嵌合させて係止できるようにしておくと、取付が簡単であるので、好ましい。
【0016】請求項1記載の取付部材の材質と形状は、固定部材の上面に複数の取付部材を取り付けることができ、取付部材の上端部に折板屋根の山部を嵌合させて耐えうることができれば、適宜な材質と形状でよく、例えば、材質については折板屋根を支持できる剛性を持った鋼材で、形状については縦材と横材とからなる断面逆L字形体で、縦材の下端部を固定部材の両端部の上面に取り付けることができ、横材は長さは折板屋根の山部を嵌合させて係止できるようにしておくと、取付が簡単であるので、好ましい。
【0017】請求項1記載の連結部材の材質と形状は、複数の取付部材を連結させ、取付部材をの振れをしっかりと止めることができれば、適宜な材質と形状でよく、例えば、材質については複数の取付部材を連結させ、取付部材をの振れをしっかりと止めることができる剛性を持った鋼材で、形状については板状、棒状の長尺体で、取付部材の側面同士に上記長尺体を溶接して複数の取付部材を連結したり、取付部材同士相対する面にほぼ水平に長尺体を溶接して複数の取付部材を連結したり、取付部材同士相対する面の上端部と下端部に斜めに長尺体を溶接して複数の取付部材を連結すると、取付が簡単で、取付部材の折板屋根の流れ方向へは振れを防ぐことができるので、好ましい。
【0018】請求項2記載の弾性部材の材質と形状は、取付部材の上部と折板屋根の山部との間に両者に密着して取り付けることができ、弾力性を有するものであれば、適宜な材質と形状でよく、例えば、材質については、合成樹脂の発泡体、ゴム等でよく、形状は取付部材の横材の上面に取り付けるようにすると、簡単であるので、好ましい。
【0019】請求項3記載の固定金具の材質と形状は、折板屋根の複数の山部の間隔を設けて取り付け、梁を取り付けることができれば、適宜な材質と形状とでよく、例えば、材質については折板屋根を支持できる剛性を持った鋼材で、形状については縦材を横材のほぼ中央部の内側側壁面に横材とほぼ直交に溶接して取り付け、縦材のほぼ中央部に2個の取付孔を設け、この縦材の内側面を梁の一方の端面に当接して固定具で取り付け、2個の嵌合部材を横材の両端部の下面に、折板屋根の隣接する山部の間隔を設けて、取り付けると、簡単に固定金具を折板屋根の山部と梁とに取り付けることができるので、好ましい。
【0020】固定金具の折板屋根の山部への取付は、耐風圧等の強度確保の点から、折板屋根の流れと直交する方向では約900mm毎に、折板屋根の流れ方向では約2400mm毎にするとよい。
【0021】請求項3記載の梁の材質と形状は、折板屋根の梁の下部が、折板屋根の山部より低い位置にまで延在し、かつ、折板屋根に接しない状態とされ、かつ、固定金具に取り付けることができれば、適宜な材質と形状とでよく、例えば、材質については折板屋根を支持できる剛性を持った鋼材で、形状については梁の両端面をそれぞれの固定金具の縦材の内側面に当接させて、梁の両側面にバルコニーフレームの大梁をボルト・ナットで締め付けて取り付けるようにすると、簡単に梁を固定金具とバルコニーフレームの大梁とに取り付けることができるので、好ましい。
【0022】(作用)請求項1記載の本発明では、折板屋根の流れ方向と平行な長尺の固定部材が建物構造体の上端部に取り付けられ、この固定部材の上面に複数の取付部材が折板屋根の流れ方向に間隔を設けて取り付けられ、この取付部材の上部に折板屋根の山部が嵌合により取り付けられた折板屋根の取付構造であって、複数の取付部材が連結部材で連結されているから、折板屋根の山部を取付部材の上部に嵌合して、複数の取付部材がしっかりと連結部材で連結されることにより、各取付部材が振れ難くなるので、折板屋根の上部にもうけられたバルコニー上を歩行しても、歩行感が悪くなるということはない。
【0023】請求項2記載の本発明では、折板屋根の山部が取付部材の上部に嵌合により取り付けられ、取付部材の上部と折板屋根の山部との間に両者に密着して弾性部材が設けられているから、折板屋根の山部が取付部材の上部に嵌合によって、折板屋根と取付部材とのがたつきをなくすことができる。
【0024】請求項3記載の本発明では、折板屋根の複数の山部に嵌合して固定金具が折板屋根の流れ方向に間隔を設けて複数取り付けられ、この固定金具に架け渡されて梁が取り付けられ、この梁にバルコニーフレームが取り付けられているから、固定金具を介して、折板屋根の上部にバルコニーフレームを簡単に取り付けることができる。
【0025】又、梁の下部は、折板屋根の山部より低い位置にまで延在し、かつ、折板屋根に接しない状態とされているから、梁の高さが大きく確保され、梁の剛性が大きい。従って、剛性が大きい梁でしっかりとバルコニーフレームを支持することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例を図1〜図3に基づいて説明する。図1は、建物構造体の大梁と小梁とに長尺の固定部材が取り付けられ、小梁の固定部材に2個の取付部材と連結部材と弾性部材とが取り付けられている状態を示す説明図、図2は図1の要部X部の拡大説明図、図3は隣接する取付部材の上部に折板屋根の山部が嵌合され取り付けられた状態を示す説明図である。
【0027】図1において、固定部材1は、鋼製で、建物構造体5(長手方向約4.5m×短手方向約2.5m、鋼製)の上端部に取り付けられている。固定部材1は大梁用固定部材11(長さ約4.5m)と小梁用固定部材12(長さ約2.5m)とからなり、大梁用固定部材11は折板屋根4(後述説明)の流れ方向とほぼ直交になされた2本の大梁に、小梁用固定部材12は折板屋根4の流れ方向と平行になされた複数本の小梁に取り付けられている。大梁用固定部材11は下方に開口した断面コ字形になされ、開口幅は大梁に嵌合して係止できるようになされ、小梁用固定部材12は下方に開口した断面コ字形になされ、開口幅は小梁に嵌合して係止できるようになされている。
【0028】図2において、小梁用固定部材12の上面に2個の取付部材3が折板屋根4の流れ方向に間隔(約2m)を設けて上方に向けて取り付けられている。取付部材3は、鋼製で、縦材31と横材32とからなる断面逆L字形体で、縦材31の下端部が小梁用固定部材12の上面に溶接され、ほぼ中央部には貫通孔33が開けられている。図3において、Aは折板屋根の取付構造で、弾性部材34はポリエチレン樹脂製の発泡体であり、横材32の上面に弾性部材34が設けられている。
【0029】連結部材35は、鋼製の板状体で、小梁用固定部材12に設けられた2個の取付部材3の下端部の側面に折板屋根4の流れ方向と平行に溶接されて、間隔を設けた2個の取付部材3を連結している。
【0030】4は折板屋根であり、塩ビ鋼板製のもので、山部41(幅約140mm)と谷部42(幅約30mm)とが交互に延在され、山部41の両側に絞り部が設けられ、山部41と谷部42の高さは約65mmとされている。
【0031】次に、建物構造体5の上端部に固定部材1と取付部材3と弾性部材34と連結部材35とを取り付ける施工方法と、折板屋根の取付構造Aの作用を説明する。先ず、図1に示す如く、折板屋根4の流れ方向とほぼ直交になされた2本の大梁に大梁用固定部材11の開口部を嵌め込んで取り付ける。次に、折板屋根4の流れ方向と平行になされた複数本の小梁に小梁用固定部材12の開口部を嵌め込んで取り付ける。
【0032】次に、小梁用固定部材12の上面に間隔(約2m)を設けて2個の取付部材3の縦材31の下端部を折板屋根4の流れ方向に上方に向けて溶接して取り付ける。次に、取付部材3の横材32の上面に弾性部材34を接着して取り付ける。次に、折板屋根4の山部41を押圧して取付部材3の横材32と弾性部材34とに嵌合して、折板屋根4を建物構造体5の上端部の小梁用固定部材12と取付部材3とに取り付ける。
【0033】このようにして、順次、折板屋根4を建物構造体5の上端部の小梁用固定部材12と取付部材3とに取り付ける。すると、折板屋根4の流れ方向と平行な長尺の小梁用固定部材12が建物構造体5の上端部に取り付けられ、この小梁用固定部材12の上面に2個の取付部材3が折板屋根4の流れ方向に間隔(約2m)を設けて取り付けられ、この取付部材3の上部に折板屋根4の山部41が嵌合により取り付けられた折板屋根の取付構造Aであって、2個の取付部材3が連結部材35で連結されているから、折板屋根4の山部41を取付部材3の上部に嵌合して、2個の取付部材3がしっかりと連結部材35で連結し、係止することができ、折板屋根4の山部41を取付部材3の上部に嵌合し、折板屋根4の上を歩行しても、取付部材3が振れて、歩行感が悪くなるということはない。
【0034】又、折板屋根4の山部41が取付部材3の上部に嵌合により取り付けられ、取付部材3の上部と折板屋根4の山部41との間に両者に密着して弾性部材34が設けられているから、折板屋根4の山部41が取付部材3の上部に嵌合によって、折板屋根4と取付部材3とのがたつきを無くすことができる。
【0035】次に、本発明の他の実施例を図6に基づいて説明する。図6は2個の取付部材の相対する面に連結部材が折板屋根の流れ方向と平行に溶接されている状態を示す説明図である。図6に示された実施例は、図2に示した一実施例の2個の取付部材を連結部材で連結する位置が異なるだけで、その他の構造及び作用については、ほとんど同様であり、構造及び作用についての説明は省略し、異なった部分の構造のみを説明する。
【0036】図6において、小梁用固定部材12aの上面に2個の取付部材3aが折板屋根4の流れ方向に間隔(約2m)を設けて上方に向けて取り付けられている。取付部材3aは、鋼製で、縦材31aと横材32aとからなる断面逆L字形体で、縦材31aの下端部が小梁用固定部材12aの上面に溶接され、ほぼ中央部には貫通孔33aが開けられている。弾性部材34aはポリエチレン樹脂製の発泡体であり、横材32aの上面に設けられている。
【0037】連結部材35aは、鋼製の板状体で、小梁用固定部材12aに設けられた2個の取付部材3aの相対する面の上端部に連結部材35aが折板屋根4の流れ方向と平行に溶接されて、間隔を設けた2個の取付部材3aを連結している。
【0038】次に、本発明の別の実施例を図7に基づいて説明する。図7は2個の取付部材の相対する面の上端部と下端部に斜めに連結部材が溶接されている状態を示す説明図である。図7に示された実施例は、図2に示した一実施例の2個の取付部材を連結部材で連結する位置が異なるだけで、その他の構造及び作用については、ほとんど同様であり、構造及び作用についての説明は省略し、異なった部分の構造のみを説明する。
【0039】図7において、小梁用固定部材12bの上面に2個の取付部材3bが折板屋根4の流れ方向に間隔(約2m)を設けて上方に向けて取り付けられている。取付部材3bは、鋼製で、縦材31bと横材32bとからなる断面逆L字形体で、縦材31bの下端部が小梁用固定部材12bの上面に溶接され、ほぼ中央部には貫通孔33bが開けられている。弾性部材34bはポリエチレン樹脂製の発泡体であり、横材32bの上面に設けられている。
【0040】連結部材35bは、鋼製の板状体で、小梁用固定部材12bに設けられた2個の取付部材3bの相対する面の上端部と下端部に斜めに連結部材bが溶接されて、間隔を設けた2個の取付部材3bを連結している。
【0041】次に、本発明の別の実施例を図4及び図5に基づいて説明する。図4は、折板屋根の隣接した山部に固定金具が取り付けられ、固定金具に梁が取り付けられている状態を示す説明図、図5は折板屋根の上にバルコニーフレームが敷設されている状態を示す説明図である。
【0042】図4において、固定金具6は、鋼製で、折板屋根の隣接する2つの山部に取り付けられている。固定金具6は、縦材61と、横材62と、2個の嵌合部材63とからなり、縦材61が横材62のほぼ中央部の内側側壁面に横材62とほぼ直交に溶接して、取り付けられている。縦材61のほぼ中央部には、2個の取付孔64が設けられている。
【0043】横材62の両端部の下面には、嵌合部材63が取り付けられている。嵌合部材63は、下方に開口部を持ったC字形体で、折板屋根4の山部41に嵌め込むことができる大きさになされている。梁7は、鋼製の中空体(幅75mm、高さ125mm、厚み3.2mm、長さ約2m)で、両端面には2個づつの取付孔(図示省略)が開けられている。梁7の下部は、折板屋根4の山部41より低い位置にまで延在し、かつ、折板屋根4には接しない状態となっている。
【0044】固定金具6の嵌合部材63が、折板屋根4の一方の端部で隣接する2つの山部41に嵌め込まれ、バルコニーフレームの隣接する大梁8同士の間隔を設けて、折板屋根4の他方で隣接する2つの山部41に嵌め込まれている。一方の固定金具6の縦材61の内側面が梁7の一方の端面に、他方の固定金具6の縦材61の内側面が梁7の他方の端面にボルト締めで取り付けられている。折板屋根4の端部では、梁7の内側面にバルコニーフレームの大梁8が、折板屋根4の中央部では、梁7の両側面にバルコニーフレームの大梁8がそれぞれボルト・ナットで締め付けられている。
【0045】次に、折板屋根に固定金具を取り付け、固定金具に梁を取り付け、梁にバルコニーフレームを取り付ける施工方法と、折板屋根へのバルコニーの取付構造の作用を説明する。先ず、図4に示す如く、固定金具6の嵌合部材63を折板屋根4の一方の端部で隣接する2つの山部41に嵌め込んで、折板屋根4に固定金具6を取り付ける。次に、バルコニーフレームの隣接する大梁8同士の間隔を設けて、折板屋根4の他方で隣接する2つの山部41に固定金具6の嵌合部材63を嵌め込んで、折板屋根4に固定金具6を取り付ける。
【0046】次に、一方の固定金具6の縦材61の内側面を梁7の一方の端面に、他方の固定金具6の縦材61の内側面を梁7の他方の端面にボルト締めでそれぞれ取り付ける。次に、折板屋根4の端部では、梁7の内側面にバルコニーの床フレームの大梁8を、折板屋根4の中央部では、梁7の両側面にバルコニーの床フレームの大梁8をそれぞれボルト・ナットで締め付けて、梁7にバルコニーの床フレームの大梁8を取り付ける。次に、バルコニーの床フレームにバルコニーの側壁フレームを取り付けて、折板屋根4の上にバルコニーを取り付ける。
【0047】このようにすると、折板屋根4の複数の山部41に嵌合して固定金具6が折板屋根4の流れ方向に間隔を設けて複数取り付けられ、この固定金具6に架け渡されて梁7が取り付けられ、この梁7にバルコニーフレームが取り付けられているから、固定金具を介して、折板屋根の上部にバルコニーフレームを簡単に取り付けることができる。
【0048】又、梁7の下部は、折板屋根4の山部41より低い位置にまで延在し、かつ、折板屋根4に接しない状態とされているから、梁7の高さが大きく確保され、梁7の剛性が大きい。従って、剛性が大きい梁7でしっかりとバルコニーフレームを支持することができる。
【0049】以上、本発明実施例を図面に基づいて説明してきたが、具体的な構成はこの実施例の限られるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。例えば、他の実施例において、固定金具6は、縦材61を横材62のほぼ中央部の内側側壁面に横材62とほぼ直交に溶接して取り付けて作られているが、横材62の上にL字形のアングルを溶接して取り付け、L字形のアングルの縦材を縦材61としてもよい。
【0050】
【発明の効果】以上、説明してきたように、請求項1記載の本発明では、折板屋根の流れ方向と平行な長尺の固定部材が建物構造体の上端部に取り付けられ、この固定部材の上面に複数の取付部材が折板屋根の流れ方向に間隔を設けて取り付けられ、この取付部材の上部に折板屋根の山部が嵌合により取り付けられた折板屋根の取付構造であって、複数の取付部材が連結部材で連結されているから、折板屋根の山部を取付部材の上部に嵌合して、複数の取付部材がしっかりと連結部材で連結し、係止することができ、折板屋根の山部を取付部材の上部に嵌合し、折板屋根の上に設けられたバルコニー上を歩行しても、取付部材が振れて、歩行感が悪くなるということはない。
【0051】請求項2記載の本発明では、折板屋根の山部が取付部材の上部に嵌合により取り付けられ、取付部材の上部と折板屋根の山部との間に両者に密着して弾性部材が設けられているから、折板屋根の山部が取付部材の上部に嵌合によって、折板屋根と取付部材とのがたつきをなくすことができる。
【0052】請求項3記載の本発明では、折板屋根の複数の山部に嵌合して固定金具が折板屋根の流れ方向に間隔を設けて複数取り付けられ、この固定金具に架け渡されて梁が取り付けられ、この梁にバルコニーフレームが取り付けられているから、固定金具を介して、折板屋根の上部にバルコニーフレームを簡単に取り付けることができる。
【0053】又、梁の下部は、折板屋根の山部より低い位置にまで延在し、かつ、折板屋根に接しない状態とされているから、梁の高さが大きく確保され、梁の剛性が大きい。従って、剛性が大きい梁でしっかりとバルコニーフレームを支持することができる。そのため、固定金具を数カ所設けたり、折板屋根の厚みを厚くして剛性のある折板屋根を使ったりして、取付の手間と工数がかかったりすることがなく、折板屋根がコストアップすることがない。




 

 


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