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発明の名称 建物の気密構造
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平11−36500
公開日 平成11年(1999)2月9日
出願番号 特願平9−189710
出願日 平成9年(1997)7月15日
代理人
発明者 越野 正雪
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 2個の床梁が並設され、各床梁の上に床が設けられ、各床の上に壁パネルが立設された建物の気密構造であって、各床の上面から壁パネルの下部を経由して各床梁の外側面に到る気密フィルムが張設され、床梁と床との間の気密性を高めたことを特徴とする建物の気密構造。
【請求項2】 各床梁の外側面に張設された気密フィルムの間に発泡気密材が介在されていることを特徴とする請求項1記載の建物の気密構造。
【請求項3】 気密フィルムとして片面に粘着剤が塗布されたものが使用され、発泡気密材として合成樹脂発泡体の表面に粘着剤が塗布されたものが使用されていることを特徴とする請求項2記載の建物の気密構造。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、床梁と、その上に設けられた床との間からの空気の流通を防止することができる建物の気密構造に関し、特に複数個の建物ユニットを組み立てて構築するユニット建物に実施して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、工場で製造した複数個の箱形の建物ユニットを建築現場で組み立てて構築する、所謂ユニット建物においては、ユニット間の気密性を確保することが一つの課題である。
【0003】即ち、図3に示すように、ユニット建物(イ)の建物ユニット(ロ)(ロ)間においては、図4に示すように、コンクリート基礎(ハ)の上に設置された並設された2個の床梁(ニ)(ニ)に複数本の床根太(ホ)が夫々紙面と垂直方向に間隔をおいて取付けられ、床根太(ホ)の上に床板(ヘ)が取付けられ、床板(ヘ)の上に間仕切りとしての壁パネル(ト)が立設されている。複数本の床根太(ホ)は紙面と垂直方向に間隔をおいて配列されているため、床梁(ニ)と床板(ヘ)との間に隙間が存在し、矢印Qで示すように外気が進入し易い。
【0004】このような問題点を解消するものとして、例えば、特開平7−48918号公報等に記載されているように、建物ユニットの床梁と床板との間に床梁と床板との間をシールする長尺のシール部材が床梁の長手方向に沿って設けられた建物の気密構造がが知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、叙上の特開平7−48918号公報等に記載されている建物の気密構造においては、隙間を塞ぐための複雑形状をした専用部品が必要であり、間柱が存在する部分においては完全な気密構造が期待できない問題があった。
【0006】本発明は、このような従来の建物の気密構造における問題点に着目してなされたものであり、その目的とするところは、従来の建物の気密構造における問題点を解決し、複雑形状をした専用部品等を使用することなく建物の気密構造を確保できる建物の気密構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために請求項1記載の本発明の建物の気密構造は、2個の床梁が並設され、各床梁の上に床が設けられ、各床の上に壁パネルが立設された建物の気密構造であって、各床の上面から壁パネルの下部を経由して各床梁の外側面に到る気密フィルムが張設され、床梁と床との間の気密性を高めたことを特徴とするものである。
【0008】又、請求項2記載の本発明の建物の気密構造は、請求項1記載の建物の気密構造において、各床梁の外側面に張設された気密フィルムの間に発泡気密材が介在されていることを特徴とするものである。
【0009】又、請求項3記載の本発明の建物の気密構造は、請求項2記載の建物の気密構造において、気密フィルムとして片面に粘着剤が塗布されたものが使用され、発泡気密材として合成樹脂発泡体の表面に粘着剤が塗布されたものが使用されていることを特徴とするものである。
【0010】本発明において、気密フィルムの材質としては、気密性の優れたフィルムであればよいものであって、特に限定されないが、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、軟質塩化ビニル樹脂等の合成樹脂等が使用できる。
【0011】又、請求項2、3記載の本発明において、発泡気密材の材質としては、気密性が優れ、弾性に富むものであればよいものであって、特に限定されないが、例えば、ポリウレタン発泡体、ポリエチレン発泡体、塩化ビニル樹脂発泡体、エチレンプロピレンゴム発泡体等の合成樹脂やゴムの発泡体が使用できる。
【0012】〔作用〕請求項1記載の本発明の建物の気密構造においては、各床の上面から壁パネルの下部を経由して各床梁の外側面に到る気密フィルムが張設されているので、床梁と床との間の気密性を高めることができる。
【0013】又、請求項2記載の本発明の建物の気密構造においては、各床梁の外側面に張設された気密フィルムの間に発泡気密材が介在されているので、発泡気密材により床梁と床との間の気密性を一層高めることができる。
【0014】又、請求項3記載の本発明の建物の気密構造においては、気密フィルムとして片面に粘着剤が塗布されたものを使用されているので、粘着剤により気密フィルムを簡単に張設することができる。又、発泡気密材として合成樹脂発泡体の表面に粘着剤が塗布されたものが使用されているので、粘着剤により発泡気密材を容易に所望の箇所に取付けることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。図1は本発明の建物の気密構造の一例を示す断面図、図2は図1に示す本発明の建物の気密構造の斜視図である。
【0016】図1、2において、1、1は相隣る建物ユニットA、Bの下方側端に設けられた溝型鋼製の床梁であり、各床梁1、1は若干の間隔を隔ててコンクリート基礎2の上に並設されている。3は間隔をおいて設けられた床根太であり、床根太3の端部は床梁1の上に取付ねじ31により取付けられている。4は床根太3の上に設けられた合板製床板であり、床板4は釘41により床根太3に取付けられている。床板4と床根太3ににより床が構成されている。
【0017】5は床板4の上に設けられた壁パネルであり、壁パネル5は枠材51に表面材52が取付けられて構成されている。6は気密フィルムであり、気密フィルム6はポリエチレンフィルムの一面に粘着剤の層が設けられたものである。気密フィルム6は、その粘着剤の層により床板4の上面から壁パネル5の下部を経由して床梁1の外側面に貼り付けられている。(図2においては、気密フィルム6は斜線で示されている)気密フィルム6は長尺帯状のものがロール状に巻回されているものであって、解きながら貼り付けるようにして施工性をよくしているが、パッチ状のものであってもよい。
【0018】7は双方の床梁1、1の間及び双方の床梁1、1とコンクリート基礎2との間に設けられたエチレンプロピレンゴム発泡体製の発泡気密材であり、発泡気密材7は、その表面に設けられた粘着剤の層により双方の床梁1、1とコンクリート基礎2とに貼り付けられている。
【0019】図2において、8は建物ユニット8の隅部に立設された角形鋼管製の柱であり、気密フィルム6の端部は柱8に貼り付けられている。図1、2に示す本発明の建物の気密構造においては、気密フィルム6は、その粘着剤の層により床板4の上面から壁パネル5の下部を経由して床梁1の外側面に貼り付けられているので、床根太3が紙面と垂直方向に間隔を隔てて設けられていても、床梁1と床板4との間は気密フィルムにより閉塞されており、気密性が確保されている。
【0020】従って、床板4の上に外気が進入することがなく、又、冬季に床板4の上の暖気が外に逃げることがない。気密フィルム6及び発泡気密材7は粘着剤の層により貼り付けられるので、貼り付け作業が容易である。
【0021】以上、本発明の実施の形態を図により説明したが、本発明の具体的な構成は、図示の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。
【0022】例えば、各壁パネル5の間にグラスウールのような断熱材が装入されていてもよい。
【0023】
【発明の効果】請求項1記載の本発明の建物の気密構造においては、床梁と床との間の気密性を高めることができるので、外気が進入したり、冬季の暖気が外部に逃げることがない。
【0024】又、請求項2記載の本発明の建物の気密構造においては、発泡気密材により床梁と床との間の気密性を一層高めることができ、外気の進入や冬季の暖気の逃失を完璧に避けることができる。
【0025】又、請求項3記載の本発明の建物の気密構造においては、粘着剤により気密フィルムを簡単に張設することができ、又、粘着剤により発泡気密材を容易に所望の箇所に取付けることができるので、施工作業が容易である。




 

 


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