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発明の名称 ミシン
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平11−33250
公開日 平成11年(1999)2月9日
出願番号 特願平10−127372
出願日 昭和61年(1986)8月9日
代理人
発明者 吉田 則幸
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 予め定められた複数の模様中から所望の模様を選択するために操作可能な選択操作体(34)を含む模様選択手段(62)と、その選択された模様に関する縫針(24)の揺動振幅量及び送り装置(29)の送り運動量の少なくとも一方の調節量を設定するための調節手段(68,70)とを備え、その調節手段(68,70)の作用により調節された模様を形成するジグザグミシンにおいて、ミシン機枠(10)の前面に固定配置された単一のキャラクタ表示器(36)と、前記複数の模様中の各模様に最適な前記調節手段(68,70)の調節量と、その各模様が使用される縫製作業及び各模様の形成方法の少なくとも一方を説明すメッセージとを表示する表示情報を各模様に対応して記憶する表示情報メモリ(84)と、前記模様選択手段(62)により選択された模様に応答する模様コード信号に応答して、前記情報メモリ(84)からその選択された模様に関する前記表示情報を読出す読出手段(82)と、前記キャラクタ表示器(36)の表示内容を切換えるためにミシン機枠(10)の前面に配置された切換操作体(37)と、各模様の選択時において前記調節量を表示する第1の表示情報と前記メッセージを表示する第2の表示情報とを前記キャラクタ表示器(36)に供給する順序を決定するために動作し、前記選択操作体(34)の操作に応答して第1の表示情報を供給し、前記切換操作体(37)の操作に応答して第2の表示情報を供給する供給順序決定手段(64)とを含むジグザグミシンの情報表示装置。
【請求項2】 前記供給順序決定手段(64)は、前記読出手段(82)が前記情報メモリ(84)から前記第1及び第2の表示情報のいずれか一方を読出すように前記選択操作体(34)及び切換操作体(37)の操作に従って読出手段(82)を制御することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のジグザグミシンの情報表示装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はジグザグミシンの情報表示装置に関し、特に、選択された模様に最適な調節量を表示するジグザグミシンの情報表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の情報表示装置として米国特許第4,236,467号の明細書及び図面に記載された装置が提案されている。その装置においては、選択された模様の形成に最適な多数の調節量及び最適な押え足等がそれぞれ対応する多数の表示器に表示される。そして、対応する模様が選択されている間、それらの調節量及び押え足などは数値並びに記号の形式にて各表示器に表示され続ける。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、調節量及び縫製具の種類を表示するのみでは模様を美麗に形成するには不十分であり、特に初心者またはミシンの使用回数の少ない者にとっては縫製作業の具体的内容及び縫製具の使用方法等も理解した上で縫製を開始する必要がある。このため、初心者等はミシンの使用説明書をミシンの使用の度に参照しなければならず、ミシンの使い安さを損う原因になっている。
【0004】そこで、ミシンの使用説明書を簡略化した説明表をミシン情報の開閉蓋の裏面に貼付して、必要な時に参照し得る方式が提案されているが、その開閉蓋の裏面はミシンのサイズに従って限定された広さであり、上記の説明表中の文字及び図形は小さなものとなり、ミシン使用者には見悪いものである。
【0005】本発明は従来の問題点を解決するために為されたもので、その目的は、ミシン前面に配置された単一のキャラクタ表示器により、各模様形成に必要な複数種類の情報を優先順位を付けて表示するジグザグミシンの情報表示装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するために本発明は図9に示す基本構成を有しており、その構成について以下に説明する。
【0007】本発明はミシン機枠の前面に固定配置された単一のキャラクタ表示器と、複数の模様中の各模様に関する縫針の揺動振幅量及び送り装置の送り運動量の少なくとも一方の最適な調節量と、その各模様が使用される縫製作業及び各模様の形成方法の少なくとも一方を説明するメッセージとを表示する表示情報を各模様に対応して記憶する表示情報メモリと、所望の模様を選択するために操作可能な選択操作体を含む模様選択手段により選択された模様に対応する模様コード信号に応答して、情報メモリからその選択された模様に関する表示情報を読出す読出手段と、キャラクタ表示器の表示内容を切換えるためにミシン機枠の前面に配置された切換操作体と、各模様の選択時において調節量を表示する第1の表示情報とメッセージを表示する第2の表示情報とをキャラクタ表示器に供給する順序を決定するために動作し、選択操作体の操作に応答して第1の表示情報を供給し、切換操作体の操作に応答して第2の表示情報を供給する供給順序決定手段とを備えている。
【0008】上記のように構成されたジグザグミシンの情報表示装置においては、模様選択手段によって模様が選択されると、供給順序決定手段は、第1の表示情報がキャラクタ表示器に供給されるように動作し、キャラクタ表示器はその選択された模様に最適な調節量を表示する。そして、切換操作体が操作されると、供給順序決定手段は、第2の表示情報がキャラクタ表示器に供給されるように動作し、キャラクタ表示器はその選択された模様に関するメッセージを表示する。
【0009】
【発明の実施の形態】本考案を具体化した一実施例を示す図面を参照して以下に説明する。
【0010】最初に図2は本考案の一実施例が適用されたミシンを示しており、そのベッド12と、そのベッド12と、そのベッド12から立設された脚柱部14と、その脚柱部14から水平方向に延出した上方アーム16とから構成されている。上方アーム16の頭部18の前面にはミシンを起動又は停止させるために操作可能な起動停止スイッチ20が設けられ、その頭部18において上下往復運動及び横方向揺動運動可能な針棒22が設けられ、その下端には縫針24が取付けられている。そして、針棒22の後方には上下動可能な押え棒26が設けられ、その下端には押え足28が取付けられている。ベッド12内にはその押え足28と協働して加工布を送るための送り歯29が設けられ、送り歯29は、針板27に設けられた複数のスロットから上方へ突出可能とされている。
【0011】上方アーム16の前面にはミシンにより形成可能な縫目模様にそれぞれ対応する形象30が複数表示された表示板32と、形象30にそれぞれ対応する複数の模様選択スイッチ34とが設けられている。更に、上方アーム16の前面には、後述する種々の情報を表示するキャラクタ表示器36と、そのキャラクタ表示器36に表示される情報を切換るための切換スイッチ37とが設けられている。
【0012】また脚柱部14の前面には縫針24の揺動振幅量及び送り歯29の送り運動量の調節をするために操作される針揺動調節操作部材38及び送り量調節操作部材40が設けられている。そして、脚柱部14の側面には、図3に示す主軸41と作動連結されたハンドプーリ42が回動操作可能に設けられている。
【0013】このミシンには、図3に示すようにハンドプーリ42に係合してボビン44に下糸を巻くための公知の下糸巻装置46が設けられている。この装置46は、ボビン44が装着される糸巻軸48と下糸巻量を設定するためのボビン押え50とを有しており、下糸が所定量だけ巻かれると糸巻軸48の下端に取付けられた糸巻車52がハンドプーリ42から離れる方向に移動して糸巻軸48の回転を停止させるように構成されている。そして、糸巻軸48を支持する支持枠54と係合するように、下糸巻検出器56がミシン機枠10内に固定配置され、糸巻軸48のハンドプーリ42に対する移動に伴ってオン・オフするスイッチ構成を有している。
【0014】更に、このミシンには、ボタンホールの形成長さを決定するための公知のボタンホール用検出装置57が図4に示すように設けられている。この検出装置57は、直線縫い目等の形成に適する通常の押え足に換えて押え棒26の下端に装着可能な公知のボタンホール用押え足59と協働してボタンホールの形成長さを検出するために昇降可能な検出レバー58と、そのレバー58の作動により接続接点が切換わる検出スイッチ61とを備えている。そして、検出レバー58が頭部18から下降操作されたことを検出するためのレバー位置検出器60が頭部18内に固定配置されている。
【0015】次に、本実施例のミシンの電気的構成について図1を参照して説明する。
【0016】模様選択装置62は、模様選択手段に相当し、選択操作体としての模様選択スイッチ34を含んで構成されている。そして、模様選択装置62は、模様選択スイッチ34の操作時に高レベルの選択信号ESをマイクロコンピュータ64に供給すると共に、その操作によって選択された模様に対応する模様コード信号TSをマイクロコンピュータ64及び縫目データ発生装置66に供給するように構成されている。
【0017】送り量調節装置68及び針揺動調節装置70は調節手段に相当し、縫目データ発生装置66にそれぞれ接続されている。そして、両調節装置68,70は送り量調節操作部材40及び針揺動調節操作部材38の操作に応じて変化する送り調節データ及び針揺動調節データを縫目データ発生装置66に供給するように構成されている。縫目データ発生装置66は、形成可能な縫目模様の各々に関する縫目データを多数記憶する模様メモリを含んでおり、模様選択装置62からの模様コード信号TSに従って多数の縫目データ中から所望の縫目データを選択し、その選択された縫目データに送り量調節装置68及び針揺動調節装置70からの送り調節データ及び針揺動調節データに応じた変更を加えた上でドライバ72に供給する。その結果、ドライバ72は送り制御モータ78及び針揺動制御モータ80をそれぞれ制御し、縫針24の揺動及び送り歯29による布送り量が適宜制御されて、模様選択スイッチ34の操作によって選択された縫目模様が形成されることとなる。
【0018】機動停止スイッチ20はマイクロコンピュータ64に接続され、その操作時に高レベルの操作信号PSを発生するように構成されている。下糸巻検出器56は、マイクロコンピュータ64に接続され、糸巻軸48が糸巻状態の位置にある時に高レベルの糸巻検出信号IKSを発生し、ミシンの縫製状態の位置にある時に低レベルの糸巻検出信号IKSを発生するように構成されている。レバー位置検出器60は、マイクロコンピュータ64に接続され、検出レバー58が頭部18から降下された時に高レベルのレバー検出信号LKSを発生し、そのレバー58が頭部18内に収納された時に低レベルのレバー検出信号LKSを発生するように構成されている。切換スイッチ37は、切換操作体に相当し、自動復帰型のスイッチから構成され、その押圧操作時に高レベルの切換信号KSを、その操作解除時に低レベルの切換信号KSをマイクロコンピュータ64に供給するように構成されている。
【0019】マイクロコンピュータ64は、供給順序決定手段に相当し、各信号を入力して後述するフローチャートに従って動作し、各入力信号に応じた表示決定信号DS及びモータ制御信号MSを読出装置82及びモータ駆動回路88に供給するように構成されている。
【0020】モータ駆動回路88は、モータ制御信号MSに従ってミシンモータ38の駆動及びその停止を行うように構成されている。
【0021】読出装置82は、読出手段に相当し、表示決定信号DSに従って表示情報メモリ84の記憶する多数の情報中から所望の情報を読出すためにその所望の情報に対応するアドレス信号を表示情報メモリ84に順次供給するように構成されている。
【0022】表示情報メモリ84は、情報を固定的に記憶し得る電子メモリから構成され、各模様の名称に関する表示情報と、各模様の模様番号とその各模様に最適な縫針24の揺動振動量及び送り歯29の送り運動量とを表示するための第1の表示情報としての表示情報と、各模様の形成に必要な準備操作の指示または各模様の用途を説明するメッセージを表示するための第2の表示情報としての表示情報とを記憶すると共に、前記糸巻軸48が糸巻状態の位置にある時にその糸巻状態に関するメッセージを表示するための表示情報と、ボタンホールが選択された時に検出レバー58が頭部18から降下されていない異常状態の場合にその異常状態を表示するための表示情報とを記憶している。そして、表示情報メモリ84は、読出装置82からのアドレス信号に従って指定された表示情報を表示駆動回路86に供給するように構成されている。
【0023】表示駆動回路86は、表示情報メモリ84から供給される表示情報に従って、数値及びメッセージをキャラクタ表示器36に、表示させるように構成されている。
【0024】キャラクタ表示器36は、縦横等間隔に多数の液晶材を配設したドットマトリックス方式の表示器であって、各ドットに印加される電圧を制御することにより最大16個の文字、数字、記号を表示できるようになっている。
【0025】以上のような構成よりなる本実施例の動作について説明する。
【0026】ミシンの停止中、下糸巻装置46の糸巻軸48がミシンの縫製状態の位置にあり、下糸巻検出器56が低レベルの糸巻検出信号IKSを発生すると共に、ボタンホール用検出装置57の検出レバー58が頭部18内に収納されて、レバー位置検出器60が低レベルのレバー検出信号LKSを発生している状態において、作業者が模様選択スイッチ34を操作して複数の模様中から例えばジグザグ縫目模様を選択すると、模様選択装置62は高レベルの選択信号ESをマイクロコンピュータ64に供給すると共に、そのジグザグ縫目模様の模様コード信号TSをマイクロコンピュータ64及び縫目データ発生装置66に供給する。
【0027】マイクロコンピュータ64は、高レベルの選択信号ESが供給されると、図5のステップST1において、糸巻検出信号IKSが低レベルであることを判別し、ステップST2において選択信号ESが高レベルになったことを判別する。そして、マイクロコンピュータ64は、ステップST3においてジグザグ縫目模様の模様コード信号TSを入力し、ステップST4において再び選択信号ESが低レベルであることを判別し、ステップST5においてジグザグ縫目模様の名称を表示させるための表示決定信号DSを発生する。読出装置82は、その表示決定信号DSに従ったアドレス信号を表示情報メモリ84に供給し、表示情報メモリ84はそのアドレス信号に従ってジグザグ縫目模様の名称に関する表示情報を表示駆動回路86に供給し、表示駆動回路86はジグザグ縫目模様の名称をキャラクタ表示器36に表示させる。その結果、キャラクタ表示器36には図6に示すようにジグザグ縫目模様の名称が表示される。
【0028】ジグザグ縫目模様の名称がキャラクタ表示器36に表示された後、マイクロコンピュータ64は、ステップST6においてその内部タイマを2秒に設定し、ステップST7においてタイムアップしたことを判別するとステップST8においてジグザグ縫目模様に関する模様番号及び調節量を表示させるための表示決定信号DSを読出装置82に供給する。読出装置82は、その表示決定信号DSに従ったアドレス信号を表示情報メモリ84に供給し、表示情報メモリ84はそのアドレス信号に従ってジグザグ縫目模様に関する前述の第1の表示情報を表示駆動回路86に供給し、表示駆動回路86は模様の名称に換えて図7に示すようにジグザグ縫目模様の模様番号とその模様に最適な針揺動振幅量及び送り運動量とをキャラクタ表示器36に表示させる。尚、図7に示す表示画面において、左からジグザグ縫目模様の模様番号と、最適な縫針24の揺動振幅量と、最適な送り歯29の送り運動量とが表示されている。そして、この第1の表示情報に従う表示画面を参照して作業者が針揺動調節操作部材38及び送り量調節操作部材40を操作すると、針揺動調節装置70及び送り量調節装置68は両操作部材38,40の操作に応じた針揺動調節データ及び送り調節データを縫目データ発生装置66に供給する。
【0029】次に、作業者が切換スイッチ37を押圧操作すると、マイクロコンピュータ64はステップST10において、高レベルの切換信号KSが供給されたことを判別し、ステップST11においてその高レベルの切換信号KSが供給されたのが1回目つまり奇数回目であることを判別する。更に、マイクロコンピュータ64はステップST12において、ステップST1と同様に糸巻検出信号IKSが高レベルでないことを判別し、ステップST13においてジグザグ縫目模様の用途を説明するメッセージを表示させるための表示決定信号DSを読出装置82に供給する。
【0030】読出装置82と表示情報メモリ84及び表示駆動回路86とは、前述したように読出装置82に供給された表示決定信号DSに応じて動作する。その結果、キャラクタ表示器36には、ジグザグ縫目模様の用途を説明するメッセージが表示され、その表示内容は「タチメカカ゛リ、アッフ゜リケツケ、ハ゜ッチワークナト゛ ニ ツカワレマス」である。また、その表示される文字数は、キャラクタ表示器36の最大表示数の16個を上回るためキャラクタ表示器36には図8に示すように、表示内容の最初の16文字が表示される。そして、表示される文字は順次左側に移動して17番目以降の文字が次々と表示されるようになっている。
【0031】そして、再び作業者によって切換スイッチ37が押圧操作されるとマイクロコンピュータ64は、ステップST10において高レベルの切換信号KSが供給されたことを判別し、ステップST11においてその供給された高レベルの切換信号KSが偶数回目であることを判別し、前述したようにステップST8の動作を行う。その結果、キャラクタ表示器36にはジグザグ縫目模様の模様番号とその模様に最適な針揺動振幅量及び送り運動量とが表示される。
【0032】その後、起動停止スイッチ20が押圧操作されて高レベルの操作信号PSがマイクロコンピュータ64に供給されると、マイクロコンピュータ64は、ステップST9において高レベルの操作信号PSが供給されたことを判別し、ステップST14においてその供給された高レベルの操作信号PSの回数が奇数回目であることを判別する。そして、マイクロコンピュータ64は、ステップST15において供給されている模様コード信号TSがボタンホールの縫目模様でないことを判別し、ステップST16においてミシンモータ90を駆動させるためのモータ制御信号MSをモータ駆動回路88に供給する。モータ駆動回路88は、モータ制御信号MSに従ってミシンモータ90を回転させる。ミシンモータ90の回転に伴って縫針24が上下往復運動すると共に縫目データ発生装置66が、模様コード信号TSに応じたジグザグ縫目模様の縫目データを順次両調節装置68,70の調節データによる変更を加えた上でドライバ72に供給する。ドライバ72はその縫目データに従って送り制御モータ78及び針揺動制御モータ80を駆動させ、両制御モータ78,80の駆動によりジグザグ縫目模様が形成される。そして、再び起動停止スイッチ20が押圧操作されると、マイクロコンピュータ64はステップST9において高レベルの操作信号PSが供給されたことを判別し、ステップST14においてその供給された高レベルの操作信号PSの回数が偶数回目であることを判別し、ステップST17において、ミシンモータ90を停止させるためのモータ制御信号MSをモータ駆動回路88に供給する。モータ駆動回路88はモータ制御信号MSに従ってミシンモータ90の回転を停止させる。
【0033】次に、ボタンホール縫目模様を縫製する場合、作業者はボタンホール用押え足59を押え棒26に取付け、検出レバー58を頭部18から降下させ、模様選択スイッチ34を操作してボタンホール縫目模様を選択する。頭部18から検出レバー58が降下されたためにレバー位置検出器60は高レベルのレバー検出信号LKSをマイクロコンピュータ64に供給している。マイクロコンピュータ64は前述したようにステップST1乃至ST8の動作を行い、その結果、キャラクタ表示器36にはボタンホール縫目模様の名称が表示され、その2秒後に模様番号とその模様に最適な揺動振幅量及び送り運動量とが表示される。
【0034】更に、切換スイッチ37が押圧操作されると、切換スイッチ37は高レベルの切換信号KSをマイクロコンピュータ64に供給する。マイクロコンピュータ64は高レベルの切換信号KSが供給されると、前述したようにステップST10乃至ステップST13の動作を行い、その結果、キャラクタ表示器36には、ボタンホール縫目模様の形成に必要な準備操作を説明するメッセージが表示される。そして、その表示内容は「ホ゛タンホール オサエ ニ ホ゛タン ヲ セット スルタ゛ケテ゛ ソノサイス゛ ノ ホ゛タンホール カ゛ テ゛キマス」でありキャラクタ表示器の最大表示量を越えるため前述したように表示する文字を次々と左側へ移動させる。
【0035】ミシン運転のために起動停止スイッチ20が押圧操作されると、マイクロコンピュータ64はステップST9及びステップST14において奇数回目の高レベルの操作信号PSが供給されたことを判別する。そして、マイクロコンピュータ64はステップST15において供給されている模様コード信号TSがボタンホール縫目模様であることを判別し、ステツプST18においてレバー位置検出信号LKSが高レベルであるか否かを判別する。
【0036】ここで、検出レバー58が頭部18から降下されずに、レバー位置検出器60が低レベルのレバー検出信号LKSを発生していると、マイクロコンピュータ64はステップST18においてレバー検出信号LKSが高レベルでないことを判別して、ステップST19において、検出レバー58を頭部18から降下させるための注意メッセージを表示させるように表示決定信号DSを読出装置82に供給する。読出装置82と表示情報メモリ84及び表示駆動回路86とは読出装置82に供給された表示決定信号DSに従ってキャラクタ表示器36に「レハ゛ーヲ サケ゛ル!」と表示させる。このように、ボタンホール縫目模様が選択されている時、検出レバー58が頭部18から降下されないままで起動停止スイッチ20が操作されると、ミシンモータ90が駆動することなく、キャラクタ表示器36には検出レバー58を頭部18から降下させるように注意メッセージが表示される。
【0037】更に、下糸巻装置46によって糸巻きを行うために作業者が糸巻軸48を糸巻状態に位置させると、糸巻車52はハンドプーリ42と係合し、下糸巻スイッチ56は高レベルの糸巻検出信号IKSをマイクロコンピュータ64に供給する。マイクロコンピュータ64はステップST1において糸巻検出信号IKSが高レベルであることを判別して、ステップST20において、糸巻状態に関するメッセージを表示させるための表示決定信号DSを読出装置82に供給し、読出装置82と表示情報メモリ84及び表示駆動回路86とは読出装置82に供給された表示決定信号DSに従ってキャラクタ表示器36に「シタイト マキ シ゛ョウタイ」と表示させる。尚、この糸巻状態においては、模様選択スイッチ34及び切換スイッチ37が操作されても、マイクロコンピュータ64はステップST4及びステップST12において糸巻検出信号IKSが高レベルであることを判別し、他の表示情報の表示決定信号DSを発生することなく、再びステップST1及びステップST20の動作を行い、そして糸巻状態であることがキャラクタ表示器36に表示され続ける。起動停止スイッチ20が操作されると、前述したようにミシンモータ90が駆動し、ミシンモータ90の駆動に伴ってハンドプーリ42、糸巻車52、糸巻軸48が回転して糸巻軸48に取付けられたボビンに糸が巻かれるのである。尚、下糸巻装置46が糸巻状態にある時は図示しないクラッチが働き、ハンドプーリ42の回転は主軸41に伝達されないようになっている。
【0038】このように、下糸巻装置46が下巻状態にある時、ボタンホール縫目模様が選択されているにもかかわらず検出レバー58が頭部18から降下されていない時などの特別状態及び異常状態の発生時には、選択された縫目模様に関する表示に優先して特別状態及び異常状態が表示されるため、ミシンの状態を迅速に知らせ得ることができる。
【0039】
【発明の効果】以上詳述したことから明らかなように、本発明は、ミシン前面に配置された単一のキャラクタ表示器により各模様形成に必要な複数種類の情報を表示することができるため、情報の数に対応する多数の表示器をミシン機枠に配置する必要がなく、限定されたミシン機枠の前面に設けられる各種スイッチ等の配置が容易になる。
【0040】更に、本発明は、模様が選択されると、作業者にとって必ず必要なその選択された模様に最適な縫針の揺動振幅量及び送り装置の送り運動量の少なくとも一方の調節量がキャラクタ表示器に表示される。そして、その後に切換操作体が操作されると、その選択された模様が使用される縫製作業及び模様の形成方法の少なくとも一方を説明するメッセージがキャラクタ表示器に表示されるようになっている。従って、ミシンの熟練者にとっては必ずしも必要としないメッセージをキャラクタ表示器に表示させることなく縫製作業を開始することができ、反対に初心者またはミシンの使用回数の少ない者にとっては、メッセージをキャラクタ表示器に表示させることにより、ミシンの使用説明書等を参照することなく模様を美麗に形成することができる。




 

 


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