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発明の名称 インクジェットプリンタの回復装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平11−20196
公開日 平成11年(1999)1月26日
出願番号 特願平9−173333
出願日 平成9年(1997)6月30日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】兼子 直久
発明者 ▲たか▼津 眞男
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 1又は複数個のインク吐出口を備え、そのインク吐出口からインクを吐出して印字媒体に対して印字を行う印字ヘッドと、その印字ヘッドのインク吐出口からインクを吸引してインクの吐出状態を回復させる吸引手段とを備えたインクジェットプリンタの回復装置において、前記吸引手段による吸引動作実行後の経過時間を計時する計時手段と、その計時手段により計時された経過時間が所定時間を超える場合に、前記吸引手段による吸引動作を実行させる制御手段とを備えたことを特徴とするインクジェットプリンタの回復装置。
【請求項2】 前記計時手段は、現在の時刻を計時する現在時刻計時手段と、前記吸引手段により吸引動作の行われた吸引時刻を記憶する吸引時刻記憶手段とを備え、その吸引時刻記憶手段に記憶される吸引時刻と前記現在時刻計時手段により計時される現在時刻とにより、前記吸引手段による吸引動作実行後の経過時間を計時することを特徴とする請求項1記載のインクジェットプリンタの回復装置。
【請求項3】 前記制御手段は、前記計時手段により計時される経過時間が長い程、前記吸引手段による吸引量を多くすることを特徴とする請求項1又は2に記載のインクジェットプリンタの回復装置。
【請求項4】 前記制御手段は、前記印字ヘッドによる印字動作の開始前に前記吸引手段による吸引動作を実行させることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のインクジェットプリンタの回復装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、インクジェットプリンタの回復装置に関し、特に、インクの吐出状態の回復動作を所定の契機によって自動的に行わせることのできるインクジェットプリンタの回復装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 従来、複数個のインク吐出口が形成された印字ヘッドからインクを吐出して、記録紙に印字を行うインクジェットプリンタが実用化されている。このインクジェットプリンタでは、印字ヘッドの使用中に内部に気泡が発生したり、インク吐出口の表面にインクが付着するなどして、インクの吐出不良を起こすことがある。また、プリンタを長時間使用せずに放置した場合にも、インク吐出口にインク詰まりが生じ、吐出不良を起こしてしまう。吐出不良のある状態で印字を行うと、印字不良を起こすので、かかる場合には、良好な吐出状態に回復させるため、パージ処理が行われる。このパージ処理は、印字ヘッドに吸引キャップを被して密閉した後、ポンプにより負圧を発生させて印字ヘッド内部のインクを吸引する処理である。よって、かかるパージ処理を実行することにより、インクの吐出状態を回復することができるのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、かかるパージ処理は、ユーザーが印字不良を確認した後に、手動操作により実行されるので、ユーザーに煩雑な操作が強いられるとともに、最低でも1回は印字不良を起こしてしまうという問題点があった。
【0004】本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、インク吐出状態の回復動作を自動的に行わせることにより、ユーザーの煩雑な操作を解消し、かつ、印字不良の発生回数を減少することができるインクジェットプリンタの回復装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】 この目的を達成するために、請求項1記載のインクジェットプリンタの回復装置は、1又は複数個のインク吐出口を備え、そのインク吐出口からインクを吐出して印字媒体に対して印字を行う印字ヘッドと、その印字ヘッドのインク吐出口からインクを吸引してインクの吐出状態を回復させる吸引手段とを備え、更に、前記吸引手段による吸引動作実行後の経過時間を計時する計時手段と、その計時手段により計時された経過時間が所定時間を超える場合に、前記吸引手段による吸引動作を実行させる制御手段とを備えている。
【0006】この請求項1記載のインクジェットプリンタの回復装置によれば、吸引手段によって、印字ヘッドのインク吐出口からインクを吸引する吸引動作が実行されると、計時手段によって、その吸引動作実行後の経過時間が計時される。制御手段は、計時手段により計時された経過時間が所定時間を超える場合に、吸引手段に再び吸引動作を実行させ、インクの吐出状態を回復させる。よって、吸引動作の実行後、所定時間の経過により、自動的にインクの吐出状態が回復される。
【0007】請求項2記載のインクジェットプリンタの回復装置は、請求項1記載のインクジェットプリンタの回復装置において、前記計時手段は、現在の時刻を計時する現在時刻計時手段と、前記吸引手段により吸引動作の行われた吸引時刻を記憶する吸引時刻記憶手段とを備え、その吸引時刻記憶手段に記憶される吸引時刻と前記現在時刻計時手段により計時される現在時刻とにより、前記吸引手段による吸引動作実行後の経過時間を計時するものである。
【0008】請求項3記載のインクジェットプリンタの回復装置は、請求項1又は2に記載のインクジェットプリンタの回復装置において、前記制御手段は、前記計時手段により計時される経過時間が長い程、前記吸引手段による吸引量を多くするものである。
【0009】請求項4記載のインクジェットプリンタの回復装置は、請求項1から3のいずれかに記載のインクジェットプリンタの回復装置において、前記制御手段は、前記印字ヘッドによる印字動作の開始前に前記吸引手段による吸引動作を実行させるものである。
【0010】
【発明の実施の形態】 以下、本発明の好ましい実施例について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施例であるインクジェットプリンタの回復装置を搭載した多機能周辺装置1の斜視図である。この多機能周辺装置1は、ファクシミリ機能、プリンタ機能、スキャナ機能、コピー機能、及び、ビデオプリンタ機能などの各種の機能を備えており、これらの機能の実行時に行われる印字のために、フルカラー印字が可能なインクジェットプリンタ26を搭載している。
【0011】図1に示すように、多機能周辺装置1の装置本体2は箱状体に形成され、その上面前部には操作パネル3が配設されている。操作パネル3には、「0」〜「9」の数字ボタン3aや、スタートボタン3bのなどの各種のボタンが設けられており、これらのボタンを押下することにより、各種の操作が行われる。後述する現在時刻の初期設定も、操作パネル3上の各ボタンを操作することにより行われる。操作パネル3の後部には、液晶(LCD)ディスプレイ6が設けられ、多機能周辺装置1の設定状態や各種の操作メッセージなどが必要に応じて表示される。なお、多機能周辺装置1が待機状態にある場合には、操作パネル3を介して設定された現在時刻が、このLCDディスプレイ6に表示される。
【0012】LCDディスプレイ6の後部には、ファクシミリ機能時に相手ファクシミリ装置51へ送信されるファクシミリ原稿や、コピー機能時に複写されるコピー原稿が、積層載置可能な原稿載置部4が設けられている。この原稿載置部4に載置された各種の原稿は、装置本体2内部へ搬送され、スキャナ19によって、その原稿の表面に描かれた画像が読み取られる。画像の読み取られた原稿は、更に搬送され、操作パネル3の下方に設けられた原稿排出部9へ積層可能に排出される。
【0013】原稿載置部4の後部には、カセット挿嵌部5が設けられている。このカセット挿嵌部5には、複数枚の記録紙Pを積層収納可能な用紙カセットが着脱可能に取り付けられる(図示せず)。記録紙Pは、カセット挿嵌部5に装着された用紙カセットから供給され、後述するインクジェットプリンタ26によって印字に使用された後、原稿排出部9の下方に設けられた記録紙排出部10から排出される。記録紙排出部10の右下方部には、隣接してビデオ信号入力端子7が設けられている。このビデオ信号入力端子7に接続されたビデオカメラ等から出力されるビデオ信号(画像データ)は、多機能周辺装置1の内部へ取り込まれ、フルカラー印字可能なインクジェットプリンタ26によってフルカラーで印字される。
【0014】図2は、多機能周辺装置1の装置本体2内部に収納されるインクジェットプリンタ26の斜視図である。このインクジェットプリンタ26は、印字ヘッド65を矢印A及び反矢印A方向へ移動させて印字を行うシリアルプリンタである。
【0015】インクジェットプリンタ26のフレーム63には、記録紙Pを搬送するためのプラテンローラ61が回転可能に取着されており、このプラテンローラ61と平行にガイドロッド62がフレーム63に固着されている。ガイドロッド62上には、印字ヘッド65を搭載したキャリッジ66が記録紙Pの搬送方向と直交する方向に移動可能に支持されている。このキャリッジ66は、フレーム63の一側に設けられたキャリッジモータ67によって回転される駆動プーリ68と従動プーリ69間に掛け渡されたベルト70を介して、ガイドロッド62に沿ってプラテンローラ61と平行に移動される。
【0016】キャリッジ66に搭載される印字ヘッド65は、4色のインクタンク65a〜65dを備えており、各インクタンク65a〜65dには、図2の左から順に、ブラック、シアン、マゼンダ、イエローの4色のインクが充填されている。これら4色のインクは、印字ヘッド65に設けられた複数個のノズル(インク吐出口)から吐出され、記録紙Pにフルカラーの印字が行われる。各インクタンク65a〜65dはそれぞれ個別に着脱可能にされており、インクの不足したインクタンク65a〜65dのみを個別に取り替えることができるように構成されている。
【0017】フレーム63の他側(図2の左側)には、インクの吐出状態を回復させる回復機構71が設けられている。回復機構71は、印字ヘッド65の全ノズルを一度に密閉する吸引キャップ72を備え、その吸引キャップ72の裏面には、該吸引キャップ72を印字ヘッド65の方向へ突出させる突出部材73が取着されている。突出部材73の一端は、円弧状に形成された突出レバー74の表面に当接され、かかる突出レバー74が図2の状態から矢印B方向へ移動されると、突出部材73とともに吸引キャップ72が印字ヘッド65の方向へ突出される。よって、キャリッジ66を図2の一点鎖線の位置へ移動した後、突出レバー74を矢印B方向へ移動させることにより、吸引キャップ72を印字ヘッド65のノズル部分に被せて密閉することができる。
【0018】この突出レバー74の矢印B及び反矢印B方向への移動は、モータ75により回転されるカム体76によって行われる。このカム体76の回転は、図示しない吸引ポンプをも駆動する。吸引ポンプは、吸引キャップ72の非吸引面に接続された吸引チューブ77を介して吸引動作を行うものであり、印字ヘッド65に吸引キャップ72が被せられた状態で吸引ポンプが作動されると、印字ヘッド65のノズルからインクが吸引され、インクの吐出状態が回復される。
【0019】図3は、多機能周辺装置1の電気的構成を示したブロック図である。多機能周辺装置1は、ファクシミリユニットFUおよびプリンタユニットPUの2つのユニットがインターフェイス30により相互に接続されて形成されている。ファクシミリユニットFUは、CPU11、ROM12、RAM13、EEPROM14、ネットワーク・コントロール・ユニット(以下、「NCU」と称する)15、モデム16、符号器17、復号器18、スキャナ19、操作パネル3、LCDディスプレイ6、ビデオ信号入力端子7、原稿センサ8、計時回路28を備えており、これらはファクシミリ制御回路20を介して相互に接続されている。
【0020】CPU11は、NCU15を介して送受信される各種の信号に基づいて、ファクシミリ制御回路20に接続された各部を制御し、ファクシミリ動作などを実行するものである。ROM12は、この多機能周辺装置1で実行される各種の制御プログラム12aを記憶する書換不能なメモリであり、RAM13は各種のデータを記憶するための書換可能なメモリである。EEPROM14は書換可能な不揮発性のメモリであり、このEEPROM14に記憶されたデータは、多機能周辺装置1の電源オフ後も保持される。EEPROM14にはパージ時刻メモリ14aが設けられ、このパージ時刻メモリ14aには前回行われたパージ処理(吸引動作)の時刻(日付けを含む)が記憶される。
【0021】NCU15は電話網(電話回線52)に対するダイヤル信号の送出や、電話網(電話回線52)からの呼出信号の応答等の動作を行うものである。モデム16は、NCU15を介して、画像データを変調及び復調し、相手ファクシミリ装置51へ伝送すると共に、伝送制御用の各種手順信号を送受信するためのものである。符号器17は、スキャナ19により読み取られた原稿の画像データなどを圧縮するために符号化するものであり、復号器18は、受信されたファクシミリデータなどの符号化されたデータを復号化するものである。スキャナ19は、原稿載置部4から装置内部へ挿入された原稿の画像を読み取るためのものである。原稿センサ8は、原稿載置部4に原稿が載置されているか否か、即ち、原稿の有無を検出するセンサである。
【0022】計時回路28は現在時刻(日付けを含む)を計時する回路であり、多機能周辺装置1の電源オフ後も現在時刻の計時を継続するために、駆動用の電池28aを備えている。この計時回路28への現在時刻の初期設定は、操作パネル3を介して行われる。計時回路28により計時される現在時刻は、多機能周辺装置1の待機時、即ち、各動作機能の停止時に、LCDディスプレイ6に出力されて時計表示が行われる。また、この計時回路28の現在時刻はパージ処理の実行後に、プリンタユニットPUによって読み出されて、EEPROM14のパージ時刻メモリ14aに書き込まれる。
【0023】なお、ファクシミリユニットFUは、NCU15、電話回線52を介して、相手ファクシミリ装置51と接続されている。
【0024】プリンタユニットPUは、演算装置であるCPU21と、図4のフローチャートに示す印字処理を始め、CPU21により実行される制御プログラム22a等を記憶するROM22と、CPU21の実行時に参照および更新される各種のワークメモリや印字用のデータを記憶するプリントメモリ等を備えたRAM23と、主装置としてのパーソナルコンピュータ(以下「PC」と称す)53が接続されるパソコン用インターフェイス24と、印字用の文字等のベクトルフォントを記憶するキャラクタジェネレータ(以下「CG」と称す)25と、前記したインクジェットプリンタ26とを備えている。これらはプリンタ制御回路27を介して相互に接続されている。なお、パソコン用インターフェイス24は、例えば、セントロニクス規格に準拠したパラレルインターフェイスであり、多機能周辺装置1は、このインターフェイス24に接続されたケーブル54を介して、PC53とデータの送受信が可能にされている。
【0025】次に、上記のように構成された多機能周辺装置1のプリンタユニットPUで実行される印字処理について、図4のフローチャートを参照して説明する。この印字処理は、多機能周辺装置1において何らかの印字が行われる場合に実行される処理である。即ち、ファクシミリ受信されたデータを印字する場合や、PC53から入力されたデータを印字する場合等に実行される処理である。
【0026】この印字処理では、まず、計時回路28から読み出された現在時刻と、パージ時刻メモリ14aに記憶される前回パージ時刻(前回の吸引動作(回復動作)が行われた時刻)とが比較される(S1)。比較の結果、前回の吸引動作から15日以上経過している場合には(S1:Yes)、インクの吐出状態が極めて悪い状態にあるので、パージ処理(吸引動作)を3回繰り返して実行し(S2,S4,S6)、インクの吐出状態を回復する。
【0027】前回の吸引動作からの経過時間が10日以上15日未満であれば(S1:No,S3:Yes)、パージ処理を2回繰り返し(S4,S6)、インクの吐出状態を回復する。また、前回の吸引動作からの経過時間が5日以上10日未満であれば(S3:No,S5:Yes)、パージ処理を1回実行して(S6)、インクの吐出状態を回復する。
【0028】パージ処理の実行後は(S6)、計時回路28により計時される現在時刻をパージ時刻メモリ14aに書き込んで(S7)、パージ処理を行った時刻(前回パージ時刻)を更新し、その後、印字を行い(S8)、印字処理を終了する。このように印字(S8)の実行前に、前回の吸引動作からの経過時間に応じてパージ処理が行われるので、前回の吸引動作から長時間が経過している場合にも、インクの吐出状態を良好にして印字を行うことができる。しかも、その経過時間が長い程、パージ処理の実行回数が多く設定され、インクの吸引量が多くなるので、確実に吐出状態を回復することができる。
【0029】なお、前回の吸引動作からの経過時間が5日未満である場合には(S5:No)、インクの吐出状態は未だ良好であると考えられるので、この場合には、パージ処理を行うことなく、印字を行い(S8)、印字処理を終了する。パージ処理を実行するとインクが吸引されるので、インクの消耗を早めてしまう。しかし、インクの吐出状態の悪化していない5日未満の場合にはパージ処理を行わないので、インクを不用意に消耗させることなく、有効に使用することができるのである。
【0030】また、前記したように、回復機構71の吸引キャップ72は印字ヘッド65の全ノズルを一度に密閉するので、吸引ポンプを作動させることにより、全ノズルの回復動作(パージ処理)を一度に行うことができる。前回の吸引動作からの経過時間が長時間となった場合には、全ノズルにほぼ均等に目詰まりが生じていると考えられる。よって、本実施例の回復機構71のように、全ノズルの吸引動作を一度に行うことにより、印字前のパージ処理を短時間のうちに効率良く完了することができるのである。なお、請求項1記載の制御手段としては、図4のS1からS6の各処理が該当する。
【0031】以上、実施例に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。
【0032】例えば、本実施例の回復機構71では、印字ヘッド65の全ノズル(インク吐出口)を吸引キャップ72により一度に密閉し、全ノズルの吸引動作を一度に行った。しかし、全ノズルの吸引動作を一度に行うのではなく、少しずつ、複数回に分けて行うようにしても良い。例えば、インクタンク65a〜65d毎に吸引動作を行うようにしても良い。
【0033】また、本実施例では、前回の吸引動作から15日以上経過した場合には(S1:Yes)、パージ処理を3回繰り返して実行し(S2,S4,S6)、前回の吸引動作から10日以上15日未満経過した場合には(S1:No,S3:Yes)、パージ処理を2回繰り返して実行するようにしている(S4,S6)。しかし、このように同じパージ処理の実行回数を経過時間によって変えてインクの吸引量を変化させるのではなく、パージ処理の実行回数は1回にして、その1回におけるインクの吸引量を変化させるようにしても良い。即ち、吸引時間や吸引力を変化させることにより、インクの吸引量を変化させるのである。
【0034】
【発明の効果】 請求項1記載のインクジェットプリンタの回復装置によれば、印字ヘッドのインク吐出口からインクを吸引する吸引動作(回復動作)の実行後、所定時間が経過した場合には、再び吸引動作が実行され、インクの吐出状態が回復される。よって、インク吐出状態の回復動作が所定の時間経過により自動的に行われるので、ユーザーの煩雑な操作が不要になるとともに、印字不良の発生回数を減少させることができるという効果がある。
【0035】請求項2記載のインクジェットプリンタの回復装置によれば、請求項1記載のインクジェットプリンタの回復装置の奏する効果に加え、現在時刻を計時する現在時刻計時手段と吸引動作の行われた吸引時刻を記憶する吸引時刻記憶手段とを備え、その現在時刻と吸引時刻とにより吸引動作実行後の経過時間を計時している。吸引時刻記憶手段を設けず、現在時刻計時手段のみで吸引動作実行後の経過時間を計時する場合には、吸引動作の実行の度に現在時刻計時手段の値をリセットしなければならないので、現在時刻計時手段により計時される現在時刻を他の用途に使用することができない。しかし、上記の通り、現在時刻計時手段の他に、吸引時刻記憶手段を備えているので、現在時刻計時手段に現在時刻を一度セットすれば、そのセットされた時刻を吸引動作の実行の度にリセットすることなく(壊してしまうことなく)、現在時刻を計時することができる。従って、現在時刻計時手段による現在時刻の計時を吸引動作とは無関係に有効なものにすることができるので、かかる現在時刻を他の用途、例えば、時計表示等に使用することができるという効果がある。
【0036】請求項3記載のインクジェットプリンタの回復装置によれば、請求項1又は2に記載のインクジェットプリンタの回復装置の奏する効果に加え、先の吸引動作実行後の経過時間が長い程、インク吐出口の詰まり具合は大きくなるが、その分、制御手段によって、吸引手段によるインクの吸引量が多くされる。よって、吸引動作実行後の経過時間が長い場合にも、確実に、インクの吐出状態を回復することができるという効果がある。
【0037】請求項4記載のインクジェットプリンタの回復装置によれば、請求項1から3のいずれかに記載のインクジェットプリンタの回復装置の奏する効果に加え、制御手段は印字動作の開始前に吸引動作を実行させるので、印字前にインクの吐出状態を回復させて良好な印字結果を得ることができるとともに、印字の行われない場合には無駄な吸引動作の実行を回避することができるという効果がある。吸引動作によりインクの吐出状態は回復されるが、かかる吸引動作を必要以上に実行すると、インクの消耗を不用意に早めてしまうからである。




 

 


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