米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 包装;運搬 -> キヤノン株式会社

発明の名称 画像形成装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平11−49440
公開日 平成11年(1999)2月23日
出願番号 特願平9−204473
出願日 平成9年(1997)7月30日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】中川 周吉 (外1名)
発明者 森 正和
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 記録シートを積載する積載手段と、前記積載手段に積載された前記記録シートに画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段により画像を形成された前記記録シートを積載する再給送用積載手段と、前記再給送用積載手段に積載された前記記録シートを前記画像形成手段に給送する再給送手段とを有する画像形成装置であって、前記再給送用積載手段の底面の一部又は全部を搬送方向に対し上下方向に回動可能な傾斜底面に構成すると共に、該再給送用積載手段に前記記録シートを積載する際には前記傾斜底面の搬送方向上流側を上方に傾斜させるよう構成したことを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】 前記再給送用積載手段への前記記録シートの積載枚数の増加に伴って、前記傾斜底面の傾斜角度が変化するよう構成したことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
【請求項3】 前記傾斜底面が下方に向かって凸となる湾曲した曲面にて形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】 前記傾斜底面に搬送方向に配列した複数組のコロを設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項3記載の画像形成装置。
【請求項5】 前記傾斜底面を回動させる回動手段は、前記傾斜底面の下方近傍に配設された回転駆動モータと、前記回転駆動モータの駆動力を伝達するギヤと、前記傾斜底面下部に取り付けられ前記ギヤの動作により回動する支軸とからなることを特徴とする請求項1乃至請求項4記載の画像形成装置。
【請求項6】 前記傾斜底面は、前記再給送用積載手段が前記画像形成装置内に格納されたことを検知して、所定の角度に回動するよう構成したことを特徴とする請求項1乃至請求項5記載の画像形成装置。
【請求項7】 前記傾斜底面は、前記再給送用積載手段にて紙詰まりが発生したことを検知した際に略水平の傾斜角度に回動するよう構成したことを特徴とする請求項1乃至請求項6記載の画像形成装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置の搬送不良等の後処理、若しくはシート除去手段に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置には、1枚のシートの同一面に複数回の画像形成を行う多重モードと、一枚のシートの表裏に画像形成を行う両面モードとを備えているものがある。この多重モード及び両面モードでは、一面目の画像形成が終わると、画像形成装置本体内に設置されている中間トレイ上に一旦積載された後、当該中間トレイから画像形成部へ再給送されるようになっている。
【0003】従来の画像形成装置の例を、図8乃至図9を用いて説明する。図8は多重モード及び両面モードを備えた画像形成装置Bの全体断面図、図9は中間トレイの側面断面図である。画像形成装置Bには複数のフロントローディング方式の給送カセット100 、画像形成部102 、及び再給送するための中間トレイ106 が備えられている。
【0004】給送カセット100 には異なるサイズの記録シートPが積載されて選択的に給送される。給送された記録シートPは給送パス101 を通って画像形成部102 において一面に画像を形成される。ここで通常モードの場合は排出ローラ104 から機外へ排出される。また多重モード、両面モードの場合にはフラッパ103 より機内の縦パス105 へと送出され、搬送ローラ対107 によってトレイ搬入パス108 を通り、中間トレイ106 に搬入される。
【0005】図9に中間トレイ106 の拡大図を示す。両面モードの場合記録シートPは排出ローラ対109 によって中間トレイ106 内の排出パス110 を通過し、中間トレイ106 先端のUターン部111 のUターンローラ112 によって進行方向を反転されて中間トレイ106 上に積載される。多重モードの場合には、排出パス110 の途中にある排出フラッパ113 a、113 bのいずれかが上方へ回動し、記録シートPはUターンローラ112 に至ることなく中間トレイ106 上に積載される。
【0006】中間トレイ106 上に記録シートPが積載される毎に補助ローラ114 が下降し、可動シャッタ115 に突き当てることにより搬送方向の位置決めをする。また所定の記録シートPが積載された後には、補助ローラ114 によって最上位のシートから順に送出され、分離ローラ対116 によって一枚ずつ分離されて再び画像形成部102 に搬送される。これにより記録シートPは両面モードの場合は両面に画像を記録され、多重モードの場合には同一面に複数回画像を記録されることとなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記説明したように、中間トレイ106 有する画像形成装置101 では、積載された記録シートを補助ローラ114 によって移動させ、可動シャッタ115 に突き当てる必要がある。特に両面モードの場合には記録シートPの進行方向を逆転させる(スイッチバック動作)必要があり、シートの材質、サイズなどにより影響を受け、搬送不良に陥る場合がある。例えば記録シートPがA3、11x17、B4等の大型サイズのシートであって表面荒さが大きかった場合など、補助ローラ71での搬送が困難となる。
【0008】これに対し記録シートPの種類に影響されないような搬送機構を中間トレイ106 に設けることも考えられるが、装置が大型化し、また機構が複雑化するために製品コストの上昇が避けられなくなるという問題がある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために、本発明に係る画像形成装置は、記録シートを積載する積載手段と、前記積載手段に積載された前記記録シートに画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段により画像を形成された前記記録シートを積載する再給送用積載手段と、前記再給送用積載手段に積載された前記記録シートを前記画像形成手段に給送する再給送手段とを有する画像形成装置であって、前記再給送用積載手段の底面の一部又は全部を搬送方向に対し上下方向に回動可能な傾斜底面に構成すると共に、該再給送用積載手段に前記記録シートを積載する際には前記傾斜底面の搬送方向上流側を上方に傾斜させるよう構成したことを特徴とする。
【0010】また前記傾斜底面は、前記再給送用積載手段にて紙詰まりが発生したことを検知した際に略水平の傾斜角度に回動するよう構成することが望ましい。
【0011】本発明は、記録シートの種類に依存することなく、両面モードにおける中間トレイ底面上での記録シートのスムースなスイッチバック動作を可能とする画像形成装置を提供することを目的としている。
【0012】
【発明の実施の形態】
[第一実施形態]以下、本発明に係る画像形成装置の第一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本実施形態に係る画像形成装置の全体断面図、図2は中間トレイの側面断面図、図3は記録シートを積載した状態を示す中間トレイの側面断面図、図4は中間トレイを画像形成装置から引き出した状態を示す図、図5は傾斜底面を下げた状態を示す図である。
【0013】本実施形態に係る画像形成装置Aは、1枚の記録シートPの同一面に複数回の画像形成を行う多重モードと、一枚の記録シートPの表裏に画像形成を行う両面モードとを備えている。まず、画像形成装置の構成を説明する。画像形成装置Aは、複数のフロントローディング方式の積載手段である給紙カセット1a〜1d、画像形成手段である画像形成部3、画像読取部4、再給送用積載手段である中間トレイ6を備えている。
【0014】各給送カセット1a〜1dにはそれぞれ異なるサイズの記録シートPを積載収納することができ、最大A3(11x17)サイズの記録シートPを収納することができる。記録に際しては、これら給送カセットより選択的に給送される。
【0015】記録シートPは、図1において反時計回り方向に回転する給紙ローラ7により繰り出され、分離ローラ対8によって一枚ずつ分離される。分離された記録シートPは給送パス2を複数の搬送ローラ対9によって搬送されて、画像形成部3のレジストローラ対10のニップに突き当てられる。レジストローラ対10は記録シートPが更に搬送されて所定量のループを形成するまで回転停止状態を維持し、これにより記録シートPの斜行状態を矯正する。
【0016】画像形成部3の感光ドラム11には、画像読取部4から発振されたレーザー光によって静電線像が形成され、トナーにより顕像化される。レジストローラ対10はこの感光ドラム11と同期をとって回転駆動し、記録シートPを感光ドラム11と転写帯電器12との間の転写部へ送出する。そして記録シートPは転写部にて感光ドラム11上に形成されたトナー像を転写され、搬送ベルト13により定着ローラ対14へ送られて加熱、加圧されてトナー像を定着される。
【0017】トナー像の定着処理を終えて搬送ローラ対15によって搬送される記録シートPは、一度しか画像記録を行わない通常モードの場合には、排出パス16を通って排出ローラ対17へ送られ、機外の排出トレイ18に排出される。このとき、フラッパ19は実線にて図示する姿勢に位置して排出パス16を開き、再搬送パス5を閉じている。
【0018】また、再度画像記録を行う多重モード及び両面モードの場合には、フラッパ19は破線にて図示する姿勢に位置して排出パス16を閉じ、再搬送パス5を開いている。これにより記録シートPは搬送ローラ15から再搬送パス5へ送られて、複数の搬送ローラ対21によって中間トレイ6に搬入される。
【0019】図2に中間トレイ6の拡大図を示す。搬送ローラ対21によってトレイ搬入パス22に搬入された記録シートPは、中間トレイ6内の排出パス23に送られる。排出パス23の搬送方向には複数の排出ローラ対24、及び排出フラッパ25a、25bが配設されている。また排出パス23の先端には記録シートPの進行方向を反転させるUターン部26が設けられており、その近傍には中間トレイ6内に積載された記録シートPを搬送する再給送手段である補助ローラ29が配設されている。
【0020】本実施形態に係る中間トレイの底面32の後方の一部は、支軸33aにより回動可能に支持された傾斜底面33にて構成されている。傾斜底面33は回転駆動モータ34によりギヤ34aを介して回動され、上流側端部33bを所定の傾斜角度α上方に向けた傾斜姿勢をとっている。また、傾斜底面33の下方には該傾斜底面33を検出する底面検知センサー35がもうけられており、傾斜底面33の傾斜の有無が検知される。
【0021】両面モードの場合、フラッパ25a、25bは図示のように下方に回動し、排出パス23に送られた記録シートPは、各排出ローラ対24によって中間トレイ6先端のUターン部26へ搬送され、Uターンローラ27及び排出コロ28によって底面32上に排出され、画像形成面を上に向けて積載される。
【0022】多重モードの場合、搬送される記録シートPのサイズに応じてフラッパ25aまたは25bが上方に回動し、記録シートPは排出パス23から直接底面32上に排出されて、画像形成面を下に向けて積載される。
【0023】底面32上に記録シートPが一枚落下するごとに補助ローラ29が下降し、反時計回りに回転して記録シートPを先端方向に搬送する。すると記録シートPは起立している可動シャッタ30に突き当てられて、搬送方向の位置がそろえられる。そして補助ローラ29は再び上昇し、次の記録シートPの排出を待つ。
【0024】ここで上記したように底面32の一部の傾斜底面33を上流側端部33bを上方に向けて傾斜させていることにより、積載された記録シートPの後端は高い位置に支持される。この記録シートP後端の位置エネルギーは可動シャッタ30方向に作用し、補助ローラ29による搬送力に荷担する。従って記録シートPがA3やB4等の大きなサイズであったり、表面荒さが荒く摩擦抵抗が大きかったとしても、補助ローラ29によるスイッチバック動作が容易且つ確実なものとなる。
【0025】図3に示すように中間トレイ6上に所定の枚数の記録シートPの積載が終了すると、補助ローラ29が下降し、積載された記録シートPを最上位から順に送出を開始する。このとき可動シャッタ30は回動して傾斜した位置に倒れており、記録シートPを分離ローラ対31のニップへガイドする。送出された記録シートPは一枚ずつに分離され、搬送ローラ対9によって給送パス2を通って再び画像形成部3へと送出され、画像を記録される。
【0026】次に、上記中間トレイ6において記録シートPを再給送する際に紙詰まりが発生した場合について説明する。中間トレイ6の分離ローラ対31の下流側にはシート検知36が設けられており、再給送から所定時間が経過してもシート検知36から信号が発信されなかった場合には、紙詰まりが発生したことが検知される。
【0027】紙詰まりした記録シートPを除去するためには、図4に示すように中間トレイ6を画像形成装置Aより引き出し、排出パス23を回動、解放し、記録シートPを除去する。このとき記録シートPのサイズがA3,11x17,B4等の大きなサイズであった場合は、記録シートPの図中左端部(上流側)が回動、解放されている排出パス23の下側に入り込んでいるため、中間トレイ上方の開口部6aからは取り出しにくい。そのため、このような記録シートPは、中間トレイ6の側面開口部6bより図中左方向へと引き抜き、除去することになる。
【0028】ここで図4に示すように底面32の傾斜底面33が後端を上方へ回動させたままでは、側面開口部6bが狭くなっており、紙詰まりした記録シートPの除去が困難である。そこでシート検知36によって紙詰まりを検出した際には、図5に示すように傾斜底面33の傾斜角度αが0になるまで反時計方向に回動させ、上流側端部33bを下げる。これにより側面開口部6bが大きく開口することとなり、紙詰まりを生じた記録シートPの除去を容易に行うことができるようになる。引き出された中間トレイ6を画像形成装置Aの内部に戻すと図示しないセンサによりこれを検知し、水平状態にある傾斜底面33を再び所定の角度まで時計方向に回動させ、上流側端部33bを上方に向けた傾斜姿勢にする。
【0029】上記のごとく構成することにより、記録シートPのサイズや表面荒さ等によることなく、両面モードにおいて中間トレイ6の底面32上でのスムースなスイッチバック動作を可能とするとともに、画像形成部へ向けて再給送される記録シートPが紙詰まりしたときに容易に除去しうる画像形成装置を提供することができる。
【0030】[第二実施形態]上記第一実施形態に於いては、傾斜底面33の傾斜角度αを一定として説明した。しかしこの傾斜角度αを積載される記録シートPの枚数によって動的に変更することにより、異なる効果を得ることができる。
【0031】すなわち、積載一枚目に於いては傾斜角度αは最小とし、記録シートPを積載するごとに傾斜角度αを大きくして、最大積載枚数にて傾斜角度αが最大となるよう制御する。これにより最大積載枚数となったときも一枚目と同様程度のスムースなスイッチバック動作を達成することができ、中間トレイ6あるいは画像形成装置Aの上下方向に余裕のある構成をとれる場合に適した構成である。
【0032】また全く逆に、積載一枚目に於いて傾斜角度αを最大とし、記録シートPを積載するごとに傾斜角度αを小さくして、最大積載枚数にて傾斜角度αが最小となるよう制御することでもよい。これにより記録シートPがカールなどによって積載高が増加した場合にも排出パス23に記録シートが当接することを防止する事ができる。従って中間トレイ6あるいは画像形成装置Aの上下方向に余裕のある構成をとれない場合に有利な構成である。
【0033】[第三実施形態]図6に本発明に係る画像形成装置の第三実施形態を示す。図6は本実施形態に係る画像形成装置の中間トレイの側面断面図であって、上記第一乃至第二実施形態と説明の重複する部分については同一の符号を付して説明を省略する。
【0034】図6に示すように、本実施形態に係る傾斜底面37は下方を凸とする緩やかな曲面に形成されている。これにより、最も使用頻度の高い積載枚数一枚の時の記録シートPのスイッチバック動作が円滑となり、スムースな搬送を得るための大きな効果を有している。
【0035】[第四実施形態]図7に本発明に係る画像形成装置の第四実施形態を示す。図7は本実施形態に係る画像形成装置の中間トレイの側面断面図であって、上記第一乃至第三実施形態と説明の重複する部分については同一の符号を付して説明を省略する。
【0036】図7に示す傾斜底面38には、シート搬送方向に配列した複数組のコロ39が取り付けられている。これにより傾斜底面38と記録シートPとの摩擦抵抗が軽減されることとなり、最も使用頻度の高い積載枚数一枚の時の記録シートPのスイッチバック動作が円滑となって、スムースな搬送を得るための大きな効果を有している。
【0037】なお、上記各実施形態に於いて画像形成装置Aを画像読取部を有する構成として説明したが、これを有さないものであっても本発明の効果を得ることができる。また中間トレイの底面32の一部を回動可能な傾斜底面33として説明したが、底面全体を回動可能に構成することでもよい。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る画像形成装置によれば、中間トレイの底面の一部を支軸を介して回動可能な傾斜底面とし、上流方向に上がった傾斜姿勢としたことにより、両面モードに於いて、シートのサイズ、材質などに影響されることなく中間トレイ積載部上でのスムースなスイッチバック動作が可能となる。
【0039】また中間トレイから画像形成部への記録シートの再給送に於いて紙詰まりが発生した際に前記傾斜底面が水平となるまで回動するよう構成したことにより、サイズの大きな記録シートであっても容易に除去を行うことができる。




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013