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発明の名称 印刷装置および制御方法ならびに印刷制御プログラムを記録した記録媒体
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平11−49424
公開日 平成11年(1999)2月23日
出願番号 特願平9−202810
出願日 平成9年(1997)7月29日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】谷 義一 (外1名)
発明者 野田 明彦
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 複数の排紙手段と、前記各排紙手段の積載量を検知する検知手段と、複数部数の印刷途中で前記排紙手段に次の1部を印刷して排出すると当該排紙手段の最大積載量を越えるかを前記検知手段の検知結果に基づいて判断する第1判断手段と、該第1判断手段が最大積載量を越えると判断した場合は別の積載可能な排紙手段に次の1部を排紙し、別の積載可能な排紙手段が無い場合は印刷を中断する制御手段とを備えたことを特徴とする印刷装置。
【請求項2】 請求項1において、前記検知手段は、現在処理中の印刷出力部数をカウントする出力部数カウント手段と印刷データの頁数情報を取得する手段とを有することを特徴とする印刷装置。
【請求項3】 請求項1または2において、前記印刷を中断したときに前記複数の排紙手段がすべて満載であることを通知する手段をさらに有することを特徴とする印刷装置。
【請求項4】 請求項3において、前記排紙手段から用紙が除去されたかを判断する第2判断手段と、該第2判断手段が用紙が除去されたと判断した場合は印刷を再開する手段とをさらに有することを特徴とする印刷装置。
【請求項5】 請求項1または2において、印刷開始前に、印刷データに基づいて当該印刷データを印刷した場合の状況を検知する状況検知手段をさらに有することを特徴とする印刷装置。
【請求項6】 請求項5において、前記状況検知手段は、前記印刷データを所定部数印刷した用紙が前記複数の排紙手段の1つに全て積載される前に当該排紙手段が満載になるか否かを検知し、満載になる場合は通知することを特徴とする印刷装置。
【請求項7】 請求項5において、前記状況検知手段は、前記印刷データを印刷した場合に前記排紙手段が印刷開始から満載になるまでの時間を検知し、通知することを特徴とする印刷装置。
【請求項8】 請求項5において、前記状況検知手段は、排紙状況を検知し、当該検知の結果、前記排紙手段に満載が発生すると判断した場合は、排紙する用紙の枚数を減少させる処理を行うことを特徴とする印刷装置。
【請求項9】 請求項1〜3のいずれかにおいて、前記印刷が中断したときに他の印刷装置の排紙手段が満載でないかを検索する手段をさらに有することを特徴とする印刷装置。
【請求項10】 複数部数の印刷途中で排紙手段に次の1部を印刷して排出すると当該排紙手段の最大積載量を越えるかを当該排紙手段の積載量の検知結果に基づいて判断し、該判断が最大積載量を越えるという判断の場合は別の積載可能な排紙手段に次の1部を排紙し、別の積載可能な排紙手段が無い場合は印刷を中断することを特徴とする印刷制御方法。
【請求項11】 請求項10において、前記排紙手段の積載量の検知は、現在処理中の印刷出力部数をカウントする出力部数カウント手段からの情報と印刷データの頁数情報を取得する手段からの情報とに基づいて行うことを特徴とする印刷制御方法。
【請求項12】 請求項10または11において、さらに前記印刷を中断したときに前記別の排紙手段がすべて満載であることを通知することを特徴とする印刷制御方法。
【請求項13】 請求項12において、前記排紙手段から用紙が除去されたかを判断し、該判断が用紙が除去されたという判断の場合は印刷を再開することを特徴とする印刷制御方法。
【請求項14】 請求項10または11において、さらに印刷開始前に、印刷データに基づいて当該印刷データを印刷した場合の状況を検知することを特徴とする印刷制御方法。
【請求項15】 請求項14において、前記状況検知は、前記印刷データを所定部数印刷した用紙が前記複数の排紙手段の1つに全て積載される前に当該排紙手段が満載になるか否かを検知し、満載になる場合は通知することを含むことを特徴とする印刷制御方法。
【請求項16】 請求項14において、前記状況検知は、前記印刷データを印刷した場合に前記排紙手段が印刷開始から満載になるまでの時間を検知し、通知することを含むことを特徴とする印刷制御方法。
【請求項17】 請求項14において、前記状況検知は、排紙状況を検知し、当該検知の結果、前記排紙手段に満載が発生すると判断した場合は、排紙する用紙の枚数を減少させる処理を含むことを特徴とする印刷制御方法。
【請求項18】 請求項10〜12のいずれかにおいて、さらに前記印刷が中断したときに他の印刷装置の排紙手段が満載でないかを検索することを特徴とする印刷制御方法。
【請求項19】 コンピュータによって印刷制御プログラムを実行するための制御プログラムを記録した記録媒体であって、該制御プログラムはコンピュータに、複数部数の印刷途中で排紙手段に次の1部を印刷して排出すると当該排紙手段の最大積載量を越えるかを当該排紙手段の積載量の検知結果に基づいて判断させ、該判断が最大積載量を越えるという判断の場合は別の積載可能な排紙手段に次の1部を排紙し、別の積載可能な排紙手段が無い場合は印刷を中断させることを特徴とする印刷制御プログラムを記録した記録媒体。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は印刷装置および制御方法ならびに印刷制御プログラムを記録した記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、情報処理システム(以下、ホストと略す)を用いて印刷出力装置(以下、プリンタと略す)に複数ページのデータを複数部印刷するという印刷データを出力する場合、図4のように出力されていた。例えば、3ページの資料を3部出力する場合、1ページ目を3枚印刷し、次に2ページ目を3枚、3ページ目を3枚といった順序で出力していた。この場合、全てのページを出力した後に1ページ目、2ページ目、3ページ目となるようページ順に用紙を人の手によって仕分けしなければならず効率が悪かった。このためホストからデータを複数回転送したり、プリンタにおいてデータを保持し繰り返し利用する機構を設け図5のような部単位での出力が可能となる改善がされた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ホストでの情報処理、文書の作成が普及し大量枚数の印刷の要求が求められ、プリンタも図6に示すような大量の用紙が扱えるように給紙口、排紙口の複数化が進んできた。このようなプリンタで部単位の印刷処理を有効に行うためには、従来の技術だけでは新たな問題が発生する状況にある。
【0004】例えば排紙口が3つ有り、各排紙口の最大積載量が50枚のプリンタで11ページのデータを部単位で15部印刷する場合を考える。通常、ユーザは11ページのデータを15部出力する場合に165枚の出力が必要であり、出力に時間がかかることは経験的に留意するが、165枚の出力を行なった場合に排紙口が満載になるか否かや満載時にプリンタがどのような動作をするかはあまり考慮せずに印刷を開始する場合が多い。
【0005】現状では第一の排紙口に1部目から4部目の44枚と5部目の1ページ目から6ページ目までの6枚の計50枚が出力される。そして、プリンタは排紙口を第二の排紙口へ変更し5部目の7ページ目から以降を出力する。同様にプリンタは第二の排紙口が満載になると排紙口を第三の排紙口へ変更し出力する。しかし、第三の排紙口が満載になった時点でプリンタにおける印刷処理が中断されてしまう。
【0006】このように全ての排紙口が満載になった場合、ユーザは積載した紙を取り除く等の対応を行なわなければならない。しかし、プリンタを複数のユーザが共有している場合、この対応が遅れることにより、以降に印刷を予定しスプールしている他人のデータの出力も停止してしまう。特にネットワーク等により共有しているプリンタの場合は、ユーザはプリンタから物理的に離れている場所から出力する状況が多いため印刷処理停止の発見、対応が遅れる。このためプリンタ停止の影響が大きく全体的な作業効率が低下するという欠点がある。
【0007】また、プリンタは単に最大積載量が満たされた時点で排紙口を変更するため、1部を構成するページが複数の排紙口に分離されてしまう。前述の例では5部目の1ページ目から6ページ目は第一の排紙口に出力されるが、7ページ目から11ページ目は第二の排紙口に出力される。このため出力したユーザが排紙口に積載した用紙を重ねる順序を間違えた場合、ページ順序がずれてしまい、部単位で出力するという目的が達成されなくなる。そして、出力後に用紙の重ねる順序を確認するという新たな作業を行わなければならない。
【0008】そこで本発明の目的は、以上のような問題を解消した印刷装置および制御方法ならびに印刷制御プログラムを記録した記録媒体を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため、請求項1にかかる発明は、複数の排紙手段と、前記各排紙手段の積載量を検知する検知手段と、複数部数の印刷途中で前記排紙手段に次の1部を印刷して排出すると当該排紙手段の最大積載量を越えるかを前記検知手段の検知結果に基づいて判断する第1判断手段と、該第1判断手段が最大積載量を越えると判断した場合は別の積載可能な排紙手段に次の1部を排紙し、別の積載可能な排紙手段が無い場合は印刷を中断する制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0010】また請求項2にかかる発明は、請求項1において、前記検知手段は、現在処理中の印刷出力部数をカウントする出力部数カウント手段と印刷データの頁数情報を取得する手段とを有することを特徴とする。
【0011】さらに請求項3にかかる発明は、請求項1または2において、前記印刷を中断したときに前記複数の排紙手段がすべて満載であることを通知する手段をさらに有することを特徴とする。
【0012】さらに請求項4にかかる発明は、請求項3において、前記排紙手段から用紙が除去されたかを判断する第2手段と、該第2判断手段が用紙が除去されたと判断した場合は印刷を再開する手段とをさらに有することを特徴とする。
【0013】さらに請求項5にかかる発明は、請求項1または2において、印刷開始前に、印刷データに基づいて当該印刷データを印刷した場合の状況を検知する状況検知手段をさらに有することを特徴とする。
【0014】さらに請求項6にかかる発明は、請求項5において、前記状況検知手段は、前記印刷データを所定部数印刷した用紙が前記複数の排紙手段の1つに全て積載される前に当該排紙手段が満載になるか否かを検知し、満載になる場合は通知することを特徴とする。
【0015】さらに請求項7にかかる発明は、請求項5において、前記状況検知手段は、前記印刷データを印刷した場合に前記排紙手段が印刷開始から満載になるまでの時間を検知し、通知することを特徴とする。
【0016】さらに請求項8にかかる発明は、請求項5において、前記状況検知手段は、排紙状況を検知し、当該検知の結果、前記排紙手段に満載が発生すると判断した場合は、排紙する用紙の枚数を減少させる処理を行うことを特徴とする。
【0017】さらに請求項9にかかる発明は、請求項1〜3のいずれかにおいて、前記印刷が中断したときに他の印刷装置の排紙手段が満載でないかを検索する手段をさらに有することを特徴とする。
【0018】さらに請求項10にかかる発明は、複数部数の印刷途中で排紙手段に次の1部を印刷して排出すると当該排紙手段の最大積載量を越えるかを当該排紙手段の積載量の検知結果に基づいて判断し、該判断が最大積載量を越えるという判断の場合は別の積載可能な排紙手段に次の1部を排紙し、別の積載可能な排紙手段が無い場合は印刷を中断することを特徴とする。
【0019】さらに請求項11にかかる発明は、請求項10において、前記排紙手段の積載量の検知は、現在処理中の印刷出力部数をカウントする出力部数カウント手段からの情報と印刷データの頁数情報を取得する手段からの情報とに基づいて行うことを特徴とする。
【0020】さらに請求項12にかかる発明は、請求項10または11において、さらに前記印刷を中断したときに前記別の排紙手段がすべて満載であることを通知することを特徴とする。
【0021】さらに請求項13にかかる発明は、請求項12において、前記排紙手段から用紙が除去されたかを判断し、該判断が用紙が除去されたという判断の場合は印刷を再開することを特徴とする。
【0022】さらに請求項14にかかる発明は、請求項10または11において、さらに印刷開始前に、印刷データに基づいて当該印刷データを印刷した場合の状況を検知することを特徴とする。
【0023】さらに請求項15にかかる発明は、請求項14において、前記状況検知は、前記印刷データを所定部数印刷した用紙が前記複数の排紙手段の1つに全て積載される前に当該排紙手段が満載になるか否かを検知し、満載になる場合は通知することを含むことを特徴とする。
【0024】さらに請求項16にかかる発明は、請求項14において、前記状況検知は、前記印刷データを印刷した場合に前記排紙手段が印刷開始から満載になるまでの時間を検知し、通知することを含むことを特徴とする。
【0025】さらに請求項17にかかる発明は、請求項14において、前記状況検知は、排紙状況を検知し、当該検知の結果、前記排紙手段に満載が発生すると判断した場合は、排紙する用紙の枚数を減少させる処理を含むことを特徴とする。
【0026】さらに請求項18にかかる発明は、請求項10〜12のいずれかにおいて、さらに前記印刷が中断したときに他の印刷装置の排紙手段が満載でないかを検索することを特徴とする。
【0027】さらに請求項19にかかる発明は、コンピュータによって印刷制御プログラムを実行するための制御プログラムを記録した記録媒体であって、該制御プログラムはコンピュータに、複数部数の印刷途中で排紙手段に次の1部を印刷して排出すると当該排紙手段の最大積載量を越えるかを当該排紙手段の積載量の検知結果に基づいて判断させ、該判断が最大積載量を越えるという判断の場合は別の積載可能な排紙手段に次の1部を排紙し、別の積載可能な排紙手段が無い場合は印刷を中断させることを特徴とする。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
【0029】図1は本発明の一実施形態にかかる情報処理システムの構成を示すブロック図である。この情報処理システムはホスト10と、プリンタ20とを有する。
【0030】ホスト10は、制御部1010と、接続部1020と、記憶部1030と、表示部1040と、媒体読取部1050と、記録媒体1060とを有する。
【0031】プリンタ20は、制御部2010と、接続部2020と、記憶部2030と、印刷部2040と、排紙部2050と、満載検知部2060とを有する。
【0032】対象とするプリンタにおける排紙口の最大積載量(Smax)の情報が図1におけるホストの記憶部1030のROMに図7のデータ構造で保持されており、印刷を行なうデータがホストの記憶部1030のディスタ装置に保持されているとする。印刷を行なうプリンタは図6に示すように3つの排紙口を持ち、全ての排紙口は積載されている用紙がない状態であり、排紙口の初期値は第一の排紙口に設定されているとする。
【0033】そして、制御部1010および2010の制御手順のモジュール(ステップ(以下、S)2010からS2130まで、およびS3010からS3070まで)がホストの記憶部1030のROMに搭載されており、ホストの起動時にモジュールがホストの記憶部1030のRAMに読み込まれ実行されることを前提とする。
【0034】この他にホストの媒体読取部1050から制御部1010および2010の制御手順のモジュール及び関連データをホストの記憶部1030のRAMにロードし実行することも可能である。すなわち、図10に示すように、制御部1010および2010の制御手順のモジュール及び関連データが記録媒体1060に記録されており、その記録内容が図9に示すような構成であるとする。この場合、記録媒体1060に記録されている制御部1010および2010の制御手順のモジュール及び関連データは、媒体読取部1050を通してホストの記憶部1030のRAMにロードすることができる。この記録媒体1060をホストの媒体読取部1050にセットすると、OS及び基本I/Oプログラムの制御のもとに制御部1010および2010の制御手順のモジュール及び関連データが記録媒体1060から読み出され、ホストの記憶部1030ののRAMにロードされて動作可能になる。図8は必要な情報がホストの記憶部1030のRAMにロードされて動作可能となった状態のメモリマップを示す。
【0035】また、記録媒体1060に記録している制御部1010および2010の制御手順のモジュール及び関連データを一旦ホストの記憶部1030のディスク装置等に格納(インストール)しておき、制御部1010および2010の制御手順のモジュール及び関連データを動作させる際にホストの記憶部1030のディスク装置等からホストの記憶部1030のRAMにロードしても良い。
【0036】尚、制御部1010および2010の制御手順のモジュールは、図2、図3に示されるフローチャート(S2010からS2130まで、及びS3010からS3070)までに基づいてプログラムコード化されたものである。
【0037】以上のことを前提として、11ページのデータを部単位で15部印刷する手順を説明する。
【0038】まず、ホストの制御部1010はホストの記憶部1030のROMから図6に示すような対象とするプリンタにおける排紙口の最大積載量(Smax)の情報を取得し、ホストの記憶部1030のRAMに記憶する(S2010)。ここではSmax=50となる。
【0039】そして、ホストの制御部1010はホストの記憶部1030のディスク装置に保持されている印刷データを調べ、ページ枚数(Pdata)の情報を取得し、ホストの記憶部1030のRAMに記憶する(S2020)。ここではPdata=11となる。そして、ホストの制御部1010はホストの記憶部1030のディスク装置に保持されている印刷データを調べ指定部数(Bdata)の情報を取得し、ホストの記憶部1030のRAMに記憶する(S2030)。ここではBdata=15となる。
【0040】次に、ホストの制御部1010は出力した部数をカウントするBoutをリセットするために0を設定し(S2040)、Boutに1部分の印刷処理を開始することを示すためBoutに1を加え、ホストの記憶部1030のRAMに記憶する(S2050)。ここではBout=1となり、15部印刷する内の1部目を対象として処理していることを意味する。
【0041】次に、ホストの制御部1010は現在の排紙口に対して出力した部数をカウントするBnowをリセットするために0を設定し(S2060)、Bnowに1部分の印刷処理を開始することを示すためBnowに1を加え、ホストの記憶部1030のRAMに記憶する(S2070)。ここではBnow=1となり、第一の排紙口を対象として1部目を処理していることを意味する。
【0042】次に、ホストの制御部1010は出力したページ数をカウントするPnowをリセットするために0を設定し(S2080)、Pnowに1ページ目の印刷処理を開始することを示すためPnowに1を加え、ホストの記憶部1030のRAMに記憶する(S2090)。ここではPnow=1となり、11ページ印刷する内の1ページ目を対象として処理していることを意味する。
【0043】次にホストの制御部1010はBnow部目のPnowページ目のデータをホストの記憶部1030のディスク装置から読み込み、プリンタの制御部2010へ送る。そして、プリンタの制御部2010は受け取ったデータをプリンタの記憶部2030のRAMに一時的に保存する。そして、プリンタの制御部2010はデータを逐次プリンタの印刷部2040へ送り印刷処理を行ない、第一の排紙口へ用紙を出力する(S2100)。
【0044】そして、ホストの制御部1010は印刷処理したページが最終ページであるか判断するため、ホストの記憶部1030のRAMに記憶されているPdataとPnowが同一であるかを判断する(S2110)。この場合、ホストの制御部1010はPdata=11、Pnow=1であるため同一でないと判断し、S2090にもどる。
【0045】以降、ホストの制御部1010はS2090からS2110の処理をPnow=11になるまで繰り返す。そして、ホストの制御部1010はPnow=11になった時点で、S2ll0においてPdataとPnowが同一であると判断する。
【0046】次に、ホストの制御部1010は印刷処理した部数が指定部数であるか判断するため、ホストの記憶部1030のRAMに記憶されているBdataとBoutが同一であるかを判断する(S2120)。この場合、ホストの制御部1010はBdata=15、Bout=1であるため同一でないと判断する。この時点で1部目の11ページの出力を第一の排紙口へ出力することが終了した状態となる。
【0047】そして、ホストの制御部1010は現在の排紙口へもう1部出力した場合に排紙口の最大積載量を越えるか否かを判断するため、(Bnow+1)*Pdataが、Smaxよりも大きいか判断する。ここではSmax=50、(Bnow+1)*Pdata=22(Bnow=1、Pdata=11)であるため、ホストの制御部1010はもう1部を現在の排紙口へ出力しても最大積載量を越えないと判断し(S2130)、S2070にもどる。
【0048】以降、ホストの制御部1010はS2070からS2130の処理をBout=4になるまで繰り返すと、Bout=4になった時点でS2130においてもう一部現在の排紙口へ出力した場合、(Bnow+1)*Pdata=55(Bnow=4、Pdata=11)がSmax=50を越えると判断し、S3010に進む。
【0049】S3010において、ホストの制御部1010はホストの接続部1020、プリンタの接続部2020を経由してプリンタの制御部2010へ満載でない排紙口があるかを問い合わせる。プリンタの制御部2010は満載検知部2060によりプリンタの排紙部2050に装備されている全ての排紙口に対して満載か否かの検査を行なう。プリンタの制御部2010はその結果をプリンタの接続部2020、ホストの接続部1020を経由してホストの制御部1010へ通知する(S3010)。この場合、第二の排紙口が満載でないことが通知される。
【0050】次にホストの制御部1010はプリンタの制御部2010から通知された結果をもとにプリンタにおいて満載でない排紙口があると判断し(S3020)、現在の排紙口を第一の排紙口から第二の排紙口へ変更し(S3030)、S2050にもどる。この時点で第一の排紙口には4部が排紙された状態になり、5部目の1ページ目から第二の排紙口へ排紙されるため部の構成(ページ順序)が複数の排紙口に分断されずにすむ。
【0051】以降、ホストの制御部1010はS2070からS2130の処理をBout=8になるまで繰り返す。
【0052】そして、ホストの制御部1010はBout=8になった時点でS3010からS3030を処理し、プリンタの制御部2010から第三の排紙口が満載でないことが通知される。
【0053】そして、ホストの制御部1010はS3030により現在の排紙口を第二の排紙口から第三の排紙口へ変更し、S2050にもどる。この時点で第一の排紙口に4部、第二の排紙口に4部の計8部が排紙された状態になる。
【0054】以降、ホストの制御部1010はS2070からS2130の処理をBout=12になるまで繰り返す。この時点で第一の排紙口に4部、第二の排紙口に4部、第三の排紙口に4部の計12部が排紙された状態になる。
【0055】次に、S3010においてホストの制御部1010はホストの接続部1020、プリンタの接続部2020を経由してプリンタの制御部2010へ満載でない排紙口があるかを間い合わせる。プリンタの制御部2010は満載検知部2060によりプリンタの排紙部2050に装備されている全ての排紙口に対して満載の検査を行なう。しかし、すべての排紙口が満載であるため、プリンタの制御部2010はその結果をプリンタの接続部2020、ホストの接続部1020を経由してホストの制御部1010へ通知する。この場合、全ての排紙口が満載であることが通知される。
【0056】次に、ホストの制御部1010はプリンタの制御部2010から通知された結果をもとにプリンタにおける全ての排紙口が満載であると判断し(S3020)、出力を行なったユーザのホストの表示部1040へ、全ての排紙口が満載であることを通知し(S3040)、積載されている用紙の除去が必要であることを通知する(S3050)。
【0057】これによりプリンタの全ての排紙口が満載になり次第、ユーザへそのことを伝えることができるため、ユーザの用紙除去等の対応作業の迅速化が可能となる。
【0058】次に、S3060においてホストの制御部1010はホストの接続部1020、プリンタの接続部2020を経由してプリンタの制御部2010へ積載する用紙が除去されたかを問い合わせる。プリンタの制御部2010は満載検知部2060によりプリンタの排紙部2050に装備されている全ての排紙口に対して積載する用紙が除去されたかの検査を行なう。プリンタの制御部2010はその結果をプリンタの接続部2020、ホストの接続部1020を経由してホストの制御部1010へ通知する。この場合、全ての排紙口に積載する全ての用紙が除去された時点でそのことが通知される。
【0059】そして、ホストの制御部1010はプリンタの制御部2010から通知された結果をもとにプリンタにおける全ての用紙が除去されたと判断し(S3070)、S2050に戻る。
【0060】以降、ホストの制御部1010はS2070からS2130の処理をBout=15になるまで繰り返す。そして、ホストの制御部1010はBout=15になった時点でS2120において、Bdata=15とBout=15が同一と判断し、指定された全ての部数の印刷が完了したため処理を終了する。
【0061】(他の実施形態)本発明の第二の実施形態として、第一の実施形態におけるS2030の後に排紙口が満載になるか否かを検知するSを加える。
【0062】第一の実施形態では印刷処理をしながら全ての排紙口が満載であかる否かを確認しながら処理を進めている。このため第一の実施例の状況で60ページのデータを2部印刷する場合、1部目の51ページを印刷する時点でプリンタがエラーを発生し印刷処埋が停止してしまう。しかし、印刷処理を開始する前に排紙口が満載になるか否かを検知することにより、1つの排紙口で1部全て積載できない状況においても、事前にユーザへ通知しユーザへ対応を求めることが可能である。また、全ての排紙口を利用した状況で満載の状況が発生する場合などでは、単に全ての部数の印刷が終了する前に満載になることだけではなく、13部目に満載になる、約10分後に満載になる等の情報も通知しユーザの効率性をより向上させる効果がある。
【0063】第三の実施形態として、第一の実施形態におけるS2030の後に排紙する用紙の枚数を減少させるSを加える。
【0064】第一の実施形態ではA4のサイズで作成したデータをA4の用紙の片面に印刷する等の通常の形態を前提に処理している。しかし、印刷を開始する前に排紙状況を検知し通常の形態では排紙口の満載が発生すると判断した場合に両面印刷を行ない排紙する用紙の枚数を減少させる処理を加える。このため第一の実施形態の状況で11ページのデータを15部印刷する場合に両面印刷処理を施すことにより、1部は11枚から6枚になり、1つの排紙口に最大8部積載可能となる。その結果、第一の排紙口に8部、第二の排紙口に7部出力することが可能であり、満載の状況を回避できる。
【0065】また、用紙枚数を減少させる処理として、両面印刷以外にデータのサイズは変えずデータの整数倍の大きさの用紙を利用する方法がある。例えば、A4サイズの2つのデータをA3の用紙にレイアウトする方法やA5サイズの4つのデータをA3サイズにレイアウトする方法などがある。これと両面印刷を組み合わせることも可能である。
【0066】他に出力する用紙のサイズは変えず印刷するデータのサイズを縮小する方法がある。例えば、A4のサイズの2つのデータをそれぞれA5サイズに縮小し1枚のA4の用紙にレイアウトする方法やA4のサイズの4つのデータをそれぞれA5サイズに縮小し1枚のA3の用紙にレイアウトする方法がある。これと両面印刷を組み合わせることも可能である。
【0067】このような処理を自動的に行なうことにより排紙口の満載が回避できるとともに紙資源の有効活用が可能になる効果がある。
【0068】第四の実施形態として、第一の実施形態におけるS3040の前に他のプリンタの排紙口が満載でないか検索するSを加える。
【0069】第一の実施形態では単一のプリンタのみを対象として処理を進めている。このため全ての排紙口が満載になった時点では印刷処理が停止しユーザよる用紙の除去等の作業が必要になる。しかし、複数のプリンタがネットワークなどで接続されている場合、対象とするプリンタが満載になった時点で他にアイドル状態のプリンタを検索し、自動的にその排紙口を利用することにより、ユーザの作業を軽減するとともに機材を有効に活用できる効果がある。
【0070】以上、述べてきた実施形態において一例として記述したものは、以下に示すものに置き換えても有効である。
【0071】プリンタ……プロッタ、複写機、FAX等ホスト……パーソナルコンピュータ、ワークステーション、ミニコンピュータ等制御部……ソフトウェア、ROM、RAM等接続部……シリアルインタフェースボード、パラレルインタフェースボード、ネットワークインタフェースボード等記憶部……メモリ、磁気ディスク装置、光磁気デイスク装置、磁気テープ装置等印刷部………レーザービーム方式、バブルジェット方式、LED方式、熱転写方式等表示部………CRT、液晶等排紙部………フィニッシャー、ソーター等満載検知部……光センサー等媒体読取部……FD装置、MO装置、CD‐ROM装置、ICメモリカード装置等記録媒体………FD、MO、CD‐ROM、ICメモリカード等【0072】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、印刷装置の各排紙手段に印刷済みの用紙を1部づつまとめて積載することが出来、印刷の途中ですべての排紙手段において満載の状況が発生した場合は一旦印刷を中断することによって用紙がばらばらに積載されることを防ぐことができる。また、印刷の途中ですべての排紙手段において満載の状況が発生した時点で即時にユーザへ通知することができる。このため、ユーザは迅速に対応ができ効率的に部単位の印刷を行なうことができるとともに、他のユーザの作業効率低下を回避できる。さらにまた、1部を構成するページが複数の排紙口に分離されないため、積み重ね等の作業を行なう際にページ確認を行なう必要がなく印刷後の用紙の収集が容易になる。




 

 


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