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発明の名称 画像形成装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平11−21010
公開日 平成11年(1999)1月26日
出願番号 特願平9−182108
出願日 平成9年(1997)7月8日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】山下 亮一
発明者 渡辺 敏男
要約 目的
長期保存によっても画像が消えることのない機密文書を作成することができる画像形成装置を提供すること。

構成
トナー画像を転写材S1上に形成した後、このトナー画像を定着器21において熱で転写材S1上に定着する画像形成装置(レーザービームプリンタ)1において、前記定着器21を通過した転写材S1上のトナー画像が接触するように該転写材S1を画像面を内側にして折り畳み、この折り畳まれた転写材S1に前記定着器21を再度通過させる。
特許請求の範囲
【請求項1】 トナー画像を転写材上に形成した後、このトナー画像を定着器において熱で転写材上に定着する画像形成装置において、前記定着器を通過した転写材上のトナー画像が接触するように該転写材を画像面を内側にして折り畳み、この折り畳まれた転写材に前記定着器を再度通過させることを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】 トナー画像を転写材上に形成した後、このトナー画像を定着器において熱で転写材上に定着する画像形成装置において、前記定着器を通過した転写材上のトナー画像が接触するように該転写材を画像面を内側にして折り畳み、この折り畳まれた転写材に画像を再度形成した後、該転写材に前記定着器を再度通過させることを特徴とする画像形成装置。
【請求項3】 前記定着器を再度通過した転写材を冷却する冷却手段を有することを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、転写材上の顕画像を加熱して画像の定着を行う画像形成装置であって、特に出力画像を機密にする封筒作成画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばパーソナルコンピューター(以下、パソコンと略称す)等のホストからネットワークで繋がったレーザービームプリンタ等で画像出力する場合、一般的にパソコンとプリンタは離れて設置されているため、多くの人が多数のパソコンに対して1台のプリンタを共有する場合が多くなる。
【0003】又、ファクシミリは宛先人が不在でも機密文書を送ることになる場合があった。
【0004】上記問題への対応策として、サイアス(株)より“封筒FAX”と呼ばれる感熱紙を使用したファクシミリが発売された。このファクシミリは、外側に目隠しシート付きの2重紙を使用してこの2重紙の一方の内側に感熱発色させて情報を受信し、2重紙の右側40mmの白紙部分に印刷された宛名を書く方式を採用するものであって、情報を受信した感熱紙は指定された宛名人に届けられ、本人にだけ読める仕組みになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記“封筒FAX”ではコートした感熱紙を使用しているため、保存により記録材の画像劣化が激しく、長期保存により画像が消える場合があった。
【0006】本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、長期保存によっても画像が消えることのない機密文書を作成することができる画像形成装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、トナー画像を転写材上に形成した後、このトナー画像を定着器において熱で転写材上に定着する画像形成装置において、前記定着器を通過した転写材上のトナー画像が接触するように該転写材を画像面を内側にして折り畳み、この折り畳まれた転写材に前記定着器を再度通過させることを特徴とする。
【0008】請求項2記載の発明は、トナー画像を転写材上に形成した後、このトナー画像を定着器において熱で転写材上に定着する画像形成装置において、前記定着器を通過した転写材上のトナー画像が接触するように該転写材を画像面を内側にして折り畳み、この折り畳まれた転写材に画像を再度形成した後、該転写材に前記定着器を再度通過させることを特徴とする。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記定着器を再度通過した転写材を冷却する冷却手段を設けたことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0011】図1は本発明に係るレーザービームプリンタ1の構成図であり、同図中、2はアースされているアルミニウム基板上を被う光導電性の感光体であり、この感光体2は図示矢印方向に回転駆動され、その周囲にはコロナワイヤーを張設した帯電器3、現像器5、転写帯電器10、分離帯電器11、クリーナ6及び前露光器7が配されている。
【0012】又、上記感光体2の下方には、図1の右方から給紙ローラ12、搬送ガイド13,15,16、レジストローラ20、搬送ベルト9、定着器21、カール付けローラ22及び排紙ローラ23が順次配されている。
【0013】更に、前記搬送ガイド13から分岐して折曲げ機構29に至る途中には複数の搬送ローラ35,33,31が設けられており、前記カール付けローラ22の後方から分岐して上記折曲げ機構29に至る搬送ガイド25の途中には複数の搬送ローラ26,27,28が設けられている。
【0014】次に、本レーザービームプリンタ1の作用を説明する。
【0015】図1の矢印方向に回転駆動される感光体2の表面は帯電器3によって一様に帯電され、該感光体2は画像に対応するレーザー光4の照射をその表面に受け、該表面には静電潜像が形成される。その後、この静電潜像は前記現像器5によって現像されて現像像として顕像化される。
【0016】一方、転写材S1は転写材収納容器C1から不図示のピックアップローラで送出され、給紙ローラ12,17によって感光体2の方向へ送られ、搬送ガイド13,15,16を経て非回転状態にあるレジストローラ20のニップ部に送られる。すると、感光体2上の現像像の先端と転写材S1の先端とが同期するようにレジストローラ20が回転を開始し、転写材S1は転写帯電器10に送られ、ここで前記現像像の転写を受ける。
【0017】その後、現像像の転写を受けて感光体2の表面に吸着されている転写材S1は、前記分離帯電器11によって除電されて感光体2の表面から分離された後、前記搬送ベルト9によって前記定着器21に送られ、該定着器21において現像像の定着を受ける。そして、この転写材S1は、カール付け又はカール取りされ、排紙ローラ23によって不図示の排紙トレイ上に排出され、或はホストからの信号によって後述の機密処理がなされる。
【0018】尚、感光体2は次の工程のために前記クリーナ6によってその表面がクリーニングされ、前記前露光器7による光の照射を受けて除電される。そして、以後は上述と同様の作用が工程毎に繰り返される。
【0019】而して、ホストからの信号で機密処理を選択した場合には、図2に示すように、転写材S1のA部に宛先や差出人等の画像形成がなされ、B部に所要の文書や画像が出力され、C部は空白状態に保たれ、斜線D部にベタ黒や網点画像等のトナー像が出力される。
【0020】そして、上記転写材S1は定着器21においてトナー像の定着を受けた後、カール付け又はカール取りされ、不図示のフッラパにて搬送ガイド25側へ搬送方向を切り替えられ、搬送ローラ26,27,28を経て用紙ストッパ34でその動きが停止された後に折り曲げられる。
【0021】即ち、不図示の給紙センサーや排紙センサーによって転写材S1が検知されてから所定時間経過後に、垂直方向に移動可能な折曲げバー32を上昇させることにより、その先端部を転写材S1の図2に示す点線位置に当てて一対の折り曲げローラ30の間に押し入れる。すると、転写材S1は図2に示す点線部分が谷折りされて図6に示すように2つ折りに折り曲げられる。このようにして2つ折りされた転写材S1は搬送ローラ31,33,35,17によって搬送され、該転写材S1に画像を再度出力する場合は、この転写材S1をレジストローラ20で一旦待機せしめる。
【0022】尚、転写材S1としては透過率の低い材質のものが用いられるが、色紙や厚い紙であっても良い。又、図1に示す転写材収納容器C2に白い通常の転写材S2を転写材S1とは別に収納しておき、機密文書でない情報をホスト側や操作パネル上から出し、この転写材S2を使用して通常のプリントアウトを行っても良い。
【0023】先の文書や画像を再度出力する場合は、感光体2上の現像像の先端と転写材S1の先端が同期するようにレジストローラ20が回転を開始し、転写材S1が転写帯電器10に送られ、ここで前記感光体2上の現像像が該転写材S1に転写される。例えば、転写材S1に宛先や差出人が印刷される。
【0024】その後、転写材S1は分離帯電器11によって除電されて感光体2の表面から分離された後、搬送ベルト9によって定着器21に送られる。ここで、転写材S1の図2に示すトナー像である斜線部Dは折り曲げられたことにより、トナー画像とトナー画像が二重になり、その外側に転写材S1があり、転写材S1の断面図はサンドイッチ状となる。定着器21での再定着によって現像像は定着を受けるとハロゲンヒータ21cの熱で溶融し、転写材S1の図2のD部に相当する2面に共にトナーが存在する場合は、図3の断面図に示すようにトナー同志が接着剤となって転写材S1はD部で貼り合わされる。
【0025】又、転写材S1のE部のトナー像が存在する部分は、図4に示すように、片面のみのトナー像となり、図3に示すD部の接着に比して貼り付きは殆どなく、簡単に剥れることとなる。
【0026】而して、この転写材S1は、カール付け又はカール取りされた後に排紙ローラ23によって不図示の排紙トレイ上に排出されが、この転写材S1はD部を貼り合わされることによってB部に出力された機密文書や画像は見えなくなっている。
【0027】従って、宛先人は機密文書としての転写材S1が手元に届くとD部の貼付き部分を剥したり、D部の内側をはさみ等で切ることによって機密文書を見ることができる。
【0028】ここで、使用されたトナーを以下に示す。
【0029】
スチレン/アクリル酸ブチル/ジビニルベンゼン共重合体 100重量部 (共重合重量比84/15.5/0.5、重量平均分子量25万)
マグネタイト(平均粒度0.2μm) 100重量部 低分子量エチレン−プロピレン共重合体 3重量部 モノアゾ染料のクロム錯体 1重量部上記材料をブレンダーで良く混合した後、130℃に設定した2軸混練押出し機にて混練した。得られた混練物を冷却し、カッターミルにて粗粉砕した後、ジェット気流を用いた微粉砕機にて微粉砕し、得られた微粉砕粉を固定壁型風力分級機で分級粉を生成した。
【0030】更に、得られた分級粉をコアンダ効果を利用した多分割分級装置(日鉄鉱業社製エルボジェット分級機)で超微粉及び粗粉を同時に厳密に分級除去して体積平均粒径6.5μmの絶縁性磁性トナーを得た。この絶縁性磁性トナー100重量部に対してヘキサメチルジシラザン約20重量部及びジメチルシリコーンオイル約10重量部で処理した疎水性乾式シリカ微粉体1.3重量部を加えてヘンシェルミキサーで混合し、ガラス転移点(Tg)60℃の黒色の1成分系負帯電性磁性トナーを得た。
【0031】本実施の形態では黒色のトナーを使用したが、電子写真を利用したカラー画像形成装置で転写材S1のD部(図2参照)に相当する部分の色を変えたりしても良いことは勿論である。又、本実施の形態ではトナーとして1成分トナーを使用したが、非磁性トナーでも使用可能であることは勿論である。
【0032】ここで、本実施の形態で使用した定着器21の構成を図5に基づいて説明する。
【0033】即ち、図5は定着器21の断面図であり、該定着器21は互いに圧接状態で回転する定着ローラ21bと加圧ローラ21aを有しており、定着ローラ21bには加熱源である600Wのハロゲンヒータ21cが内蔵されている。
【0034】上記定着ローラ21bは厚さ2.9mmのアルミ金属円筒ローラに25μmのPFAコートで離型性を高めた長さ364mm、外径27.8mmのローラで構成され、前記加圧ローラ21aは加熱定着部のニップ(圧接部)を形成するための上層に50μm厚のPFAチューブ(体積抵抗1013〜1014Ω・cm)、下層に導電性(体積抵抗1013〜1014Ω・cm)、下層に導電性(体積抵抗103 〜104 Ω・cm)シリコンスポンジ、芯金に外径14mmの丸棒の鉄を用いた長さ317mm(ゴム部)、外径27mm、硬度41°(アスカーc硬度)のローラで構成されている。
【0035】而して、加圧ローラ21aは不図示のバネによってその芯金両端が片側6.5kgfの総圧13kgfで定着ローラ21bの中心に向けて加圧され、定着ローラ21bと加圧ローラ21aの各芯金はベアリングの軸受に支持されてメインモータによって周速75mm/sで回転駆動される。
【0036】尚、図5において、206はポリイミド材の表面に25μm厚のPFAコートが施された分離爪、205は定着パッド、201はサーミスタである。
【0037】ところで、転写材S1が定着器21を通過した後に画像を出力しなくても良い場合には、転写材S1はレジストローラ20で待機する必要がないため、そのまま定着器21まで搬送されて前記の場合よりも早く排紙される。
【0038】又、図7に示すように2つ折りされた転写材S1を剥し易いように縁全体でなく、斜線部G部の端F部をトナーを載せない部分としても良く、或は図8に示すようにトナー接着部である斜線部のH部を不連続の線としても良い。尚、場合によっては転写材S1の接着力を弱めるために網点の画像にしても良い。
【0039】更に、図9に示すようにファン37を設けたり、図10に示すように内部に冷却水が循環するパイプ状の冷却ローラ23aを設け、再定着後の転写材S1を冷却することにより、図11に示すように転写材S1のD部の接着強度を早く高めるようにしても良い。尚、冷却手段として電子冷却素子を使用しても良い。
【0040】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明によれば、トナー画像を転写材上に形成した後、このトナー画像を定着器において熱で転写材上に定着する画像形成装置において、前記定着器を通過した転写材上のトナー画像が接触するように該転写材を画像面を内側にして折り畳み、この折り畳まれた転写材に前記定着器を再度通過させるようにしたため、長期保存によっても画像が消えることのない機密文書を作成することができる。




 

 


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