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発明の名称 シート給送装置及び画像読取装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平11−20959
公開日 平成11年(1999)1月26日
出願番号 特願平9−177464
出願日 平成9年(1997)7月2日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】近島 一夫
発明者 小柳 倫明
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 シートを積載収納する収納部材と、前記収納部材の上方に配置され、該収納部材に収納された最上位のシートの給紙方向下流側端部付近を真空吸引して最上位シートを給紙方向に給送する真空吸引給紙手段と、前記収納部材の給紙方向下流側に配置され、前記真空吸引給紙手段に吸着された前記最上位シートと他のシートとを分離するよう該最上位シートの給紙方向端部に向けて気体を噴出する気体噴出手段と、前記収納部材を前記真空吸引給紙手段の方向に上下動させる移動手段と、前記真空吸引給紙手段に設けられ、該真空吸引給紙手段が前記最上位シートを吸着したことを検知する吸着検知手段と、シート給送時、前記気体噴出手段の気体噴出を制御する一方、前記真空吸引給紙手段に前記最上位シートを吸着させるため前記収納部材を前記真空吸引給紙手段に近づけるよう前記移動手段を制御すると共に、前記吸着検知手段からの検知信号に基づき前記収納部材を停止させ、この後該収納部材を前記真空吸引給紙手段から離れる方向に移動させるよう前記移動手段を制御する制御手段と、を有することを特徴とするシート給送装置。
【請求項2】 前記制御手段は、前記吸着検知手段からの検知信号が所定時間入力された場合に、前記真空吸引給紙手段が前記最上位シートを吸着したと判断して前記移動手段を停止するよう前記移動手段を制御することを特徴とする請求項1記載のシート給送装置。
【請求項3】 前記吸着検知手段を、前記真空吸引給紙手段の真空吸引部の内部に設けたことを特徴とする請求項1記載のシート給送装置。
【請求項4】 前記吸着検知手段をフォトセンサーとしたことを特徴とする請求項1又は3記載のシート給送装置。
【請求項5】 前記吸着検知手段を前記真空吸引給紙手段の吸引圧力の変化を検知する圧力センサとしたことを特徴とする請求項1又は3記載のシート給送装置。
【請求項6】 シート給送装置と、該シート給送装置から送り出されたシートの画像を読み取る読み取り手段と、を有する画像読取装置において、前記シート給送装置は、前記請求項1乃至5のいずれかに記載のものであることを特徴とする画像読取装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシミリ等の画像形成装置に配置されてシートを画像形成装置本体に給送するシート給送装置に関し、詳しくは、シートを吸着して給送するものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機、ファクシミリ等の画像形成装置において、画像形成のため積載された原稿束を迅速にプラテンに給送し、画像読取りを行う際、原稿を損傷する危険を排除してジャムや原稿の重送による装置の停止を最小限になすために誤動作を生じないようにしなければならなかった。そして、最大の問題が生ずるのは個々の原稿を積載された原稿束を分離する際に生ずる。
【0003】ここで、従来、原稿束の分離は、例えばローラーやベルトによる摩擦により行うようにしていたが、このような分離ローラーやベルトによる摩擦分離では確実な分離給送は行われるがローラーが原稿の画像面を擦って汚したり、ベルトによる摩擦分離により原稿のコバが汚れたりして原稿に損傷を与えるということが起こった。
【0004】そこで、原稿給送作業で損傷を生じないで原稿の分離を確実に行うために、例えば図8に示すように真空吸引給紙手段2と、原稿束の給紙下流端部に向けて空気を噴射し、最上位の原稿1aを分離するための気体噴射手段14とによって原稿を給送する原稿上分離給紙が利用されている。
【0005】ところで、このようなシート給送装置においては、原稿1の搬送方向上流側端部の後端規制部10に高さ検知レバー11を設け、この高さ検知レバー11からの信号に基づいて原稿(シート)を積載収納する収納部材である原稿収納トレー12を上下動させて原稿面を真空吸引給紙手段2に対して適当な高さに位置させるようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このような従来のシート給送装置においては、高さ検知レバー11の重みにより最上位の原稿1aを給紙するときに最上位の原稿1aの下の第2面目1bをも給送し、重送が生じる場合がある。
【0007】また、収納トレー部12の後端規制部10に高さ検知レバー11を設けることにより、原稿の操作性が悪くなるばかりでなく、図8の矢印に示す後端規制部10の原稿の搬送方向の移動を確保するために収納トレー部12を切りかかなければならず、収納トレー12が弱くなってしまうという問題点や、高さ検知レバー戻り機構を付加しなければならず、構造が複雑になるという問題点があった。
【0008】そこで、本発明は、このような従来の問題点を解決するためになされたものであり、原稿給紙時の重送防止することができると共に、構造が簡単なシート給送装置及び画像読取装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、シートを積載収納する収納部材と、前記収納部材の上方に配置され、該収納部材に収納された最上位のシートの給紙方向下流側端部付近を真空吸引して最上位シートを給紙方向に給送する真空吸引給紙手段と、前記収納部材の給紙方向下流側に配置され、前記真空吸引給紙手段に吸着された前記最上位シートと他のシートとを分離するよう該最上位シートの給紙方向端部に向けて気体を噴出する気体噴出手段と、前記収納部材を前記真空吸引給紙手段の方向に上下動させる移動手段と、前記真空吸引給紙手段に設けられ、該真空吸引給紙手段が前記最上位シートを吸着したことを検知する吸着検知手段と、シート給送時、前記気体噴出手段の気体噴出を制御する一方、前記真空吸引給紙手段に前記最上位シートを吸着させるため前記収納部材を前記真空吸引給紙手段に近づけるよう前記移動手段を制御すると共に、前記吸着検知手段からの検知信号に基づき前記収納部材を停止させ、この後該収納部材を前記真空吸引給紙手段から離れる方向に移動させるよう前記移動手段を制御する制御手段と、を有することを特徴とするものである。
【0010】また本発明は、前記制御手段は、前記吸着検知手段からの検知信号が所定時間入力された場合に、前記真空吸引給紙手段が前記最上位シートを吸着したと判断して前記移動手段を停止するよう前記移動手段を制御することを特徴とするものである。
【0011】また本発明は、前記吸着検知手段を、前記真空吸引給紙手段の真空吸引部の内部に設けたことを特徴とするものである。
【0012】また本発明は、前記吸着検知手段をフォトセンサーとしたことを特徴とするものである。
【0013】また本発明は、前記吸着検知手段を前記真空吸引給紙手段の吸引圧力の変化を検知する圧力センサとしたことを特徴とするものである。
【0014】また本発明は、シート給送装置と、該シート給送装置から送り出されたシートの画像を読み取る読み取り手段と、を有する画像読取装置において、前記シート給送装置は、前記請求項1乃至5のいずれかに記載のものであることを特徴とするものである。
【0015】また本発明のように、シート給送時、制御手段により気体噴出手段の気体噴出を制御すると共に移動手段を制御して、まず収納部材を真空吸引給紙手段に近づけて真空吸引給紙手段に収納部材に収納された最上位シートを吸着させる。そして、真空吸引給紙手段に設けられ、真空吸引給紙手段が最上位シートを吸着したことを検知する吸着検知手段からの検知信号に基づき収納部材を停止させ、この後収納部材を真空吸引給紙手段から離れる方向に移動させると共に、気体噴出手段から最上位シートの給紙方向端部に向けて噴出する気体により、吸着された最上位シートと他のシートとを分離する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
【0017】図1は、本発明の実施の形態に係るシート給送装置を備えた画像読取装置の概略図である。なお、同図において、図8と同一符号は、同一又は相当部分を示している。
【0018】同図において、1Aは画像読取装置、1Bはシート給送装置であり、シート給送装置1Bの収納トレー12上に積載された、紙や合成樹脂などによる画像情報を記録したシート状原稿(以下、原稿と言う)1は、真空吸引給紙手段2と搬送ローラー30によって搬送され、この後画像読取装置本体(以下本体という)1A1の内部に設けられた搬送パス3を通り、固定された露光部4を通過する。
【0019】このとき、固定されたスキャナー5の光学系によって原稿1の画像読み取りが行われ、読み取りが行われた後の原稿1はローラー31により矢印に示す方向へ搬送され、原稿排出トレー7に排出される。
【0020】なお、図1の矢印で示す原稿の流れは、原稿1の片面に記録された画像情報を読み取る場合を示している。なお、図2は、原稿1の両面に記録された画像情報を読み取る場合を示しており、同図の矢印は原稿1の流れを示している。ここで、原稿1の両面画像を読み取る場合には、上述したように第1面が露光部4を通過した原稿1は本体21aの内部で、両面反転と排出とを切り換える切り変え手段6により反転され、第2面が再び露光部4を通過することによって原稿1の表裏面の画像情報が読み取られ、この後、原稿排出トレー7上に排出される。
【0021】ところで、真空吸引給紙手段2は、図3に示すように原稿1を吸引するための複数の吸引開口21aと吸引手段(不図示)とを有した吸引ダクト21と、この吸引ダクト21の両側に設けられた一対のプーリー22に張設されると共に、原稿を吸着するための多数の穴(不図示)が形成された無端ベルト23と、プーリー22を回転駆動して無端ベルト23を駆動する後述する図4に示す駆動手段27とを備えている。
【0022】さらに、真空吸引給紙手段2は、吸引ダクト内部の吸引開口21a付近に設けられ、原稿1の吸着を検知する吸着検知手段9を備えている。なお、本実施の形態においては、この吸着検知手段9として、フォトセンサーを用いている。
【0023】一方、シート給送装置1Bの所定の位置には、図4に示す制御手段である制御装置25が設けられている。ここで、この制御装置25は、原稿収納トレー12に設けられ、原稿収納トレー12に原稿1がセットされたことを検知する原稿検知手段26からの原稿検知信号及び操作部(不図示)に設けられたスイッチSWからの画像読み取り開始信号が入力されるようになっており、これらの信号に基づき真空吸引給紙手段2の吸引動作を開始すると共に、収納トレー12を真空吸引給紙手段2に近づけるよう収納トレー12を上下動させる移動手段であるモーター13(図3参照)を正回転させ、さらに気体噴出手段である分離ノズル14(図3参照)による分離エア噴射動作を開始するようにしている。
【0024】そして、このように収納トレー12を上昇させると共に分離エアを噴射することにより、例えば最上位の原稿1aが真空吸引給紙手段2から8mm以下に達した時、分離エアにより最上位の原稿1aが分離され、真空吸引給紙手段2に吸着されるようになる。
【0025】一方、無端ベルト23に原稿1aが吸着されると、これを検知した吸着検知手段9から検知信号が入力されるようになっており、この検知信号が所定時間入力されると、モーター13を停止し、さらにこの後モーター13を逆回転させて収納トレー12を降下させるようにしている。なお、収納トレー12が降下し、この降下量が所定量となると、今度は分離ノズル14による捌き効果により、吸着されている最上位の原稿1a以外の原稿1が確実に分離される。
【0026】このように、真空吸引給紙手段2に吸着検知手段9を設け、この吸着検知手段9からの検知信号に基づいて収納トレー12の高さを制御することにより、簡単な構造で原稿給紙時の重送防止することができる。
【0027】なお、このように最上位の原稿1aを吸着した後、駆動手段27により原稿1を吸着している無端ベルト23を駆動することにより、原稿1aを給紙するようにしている。
【0028】ところで、このように最上位の原稿1aを給送した後、次の原稿1を給送するが、この次の原稿1をいつ給紙するかは原稿1の搬送方向の長さによって決まる。そして、この原稿の搬送方向の長さは、原稿収納トレー12に原稿1を載置する際、後端規制部10を移動させて原稿1の後端を後端規制部10に合わせるが、この時、後端規制部10から出力される、この移動量に応じた原稿1の搬送方向の長さを識別するための信号に基づき制御装置23が判断する。
【0029】一方、本実施の形態においては、前に給紙した原稿1の後端が真空吸引給紙手段2の吸引開口21aを抜けるタイミングで真空吸引給紙手段2の吸引を開始するようにしている。
【0030】そして、このようなタイミングで、引き続き原稿給紙を行った後、原稿収納トレー12に原稿1が無くなり、原稿検知手段26からの検知信号入力がなくなると、原稿給紙を終了するようにしている。
【0031】次に、このように構成されたシート給送装置におけるシート給送動作を図5に示すフローチャートを用いて説明する。
【0032】まず、図6に示すように原稿収納トレー12に原稿1がセットされると、原稿収納トレー12に設けられた原稿検知手段26から原稿検知信号が制御装置25に入力され、この後スイッチSWからの画像読み取り開始信号が入力されると、制御装置25は、真空吸引給紙手段2の吸引動作を開始する(処理50)と共に、モーター13を正回転させて収納トレー12を真空吸引給紙手段2に近づけるよう収納トレー12を上昇(リフトアップ)させる(処理51)。さらに、分離ノズル14により分離エアを噴射する。なお、同図において、矢印aは吸着空気を、矢印bは分離エアを、矢印cは収納トレー12の移動方向をそれぞれ示している。
【0033】なお、原稿収納トレー12に原稿1をセットする際、後端規制部10を原稿1の後端に合わせることにより、制御装置26は原稿1の搬送方向の長さを識別する。
【0034】次に、原稿1が給紙位置に近づき、やがて最上位の原稿1aが真空吸引給紙手段2から8mm以下に達した時、分離ノズル14にて噴射される分離エアにより原稿1の最上位の原稿1aが分離され、真空吸引給紙手段2に吸着される。そして、このように原稿1が吸着されると、吸着検知手段9がこれを検知し、制御装置25に検知信号を入力する。
【0035】次に、この検知信号が所定時間入力されると(判断52のY)、制御装置25はモーター13を停止し、この後モーター13を逆回転させて収納トレー12を降下(リフトダウン)させる。そして、この収納トレー12の降下量が所定量となると、すなわち収納トレー12が所定量降下(リフトダウン)すると(判断53のY)、今度は分離ノズル14による捌き効果により、吸着されている最上位の原稿1a以外の原稿1が確実に分離されるようになる。
【0036】そして、このように最上位の原稿1aを吸着した後、駆動手段27により原稿1を吸着している無端ベルト23を駆動することにより、図7に示すように最上位の原稿1aを搬送給紙する(処理54)。
【0037】なお、給紙された原稿1aが搬送ローラー30にかかったところで真空吸引給紙手段2の吸引を停止する(処理55)と共に無端ベルト23の駆動をOFFにする。これにより、原稿1aを搬送ローラー30に受け渡すことができ、この後原稿1aは搬送ローラー30により搬送される。
【0038】そして、このように最上位の原稿1aの搬送給紙を開始して所定時間が経過し(判断56のY)、この原稿1aの後端が真空吸引給紙手段2の吸引開口21aを抜けた後、原稿収納トレー12に原稿1が残っているか否かを判断する。ここで、原稿検知手段26が原稿無しを検知しない場合は(判断57のN)、再度真空吸引給紙手段2の吸引を開始し、収納トレー12を真空吸引給紙手段2に近づける動作を再開する。
【0039】そして、最後に原稿収納トレー12に原稿が無くなり原稿検知手段26によって原稿が無いことを検知すると(判断57のY)、原稿給紙を終了する。
【0040】ところで、これまでの説明において、原稿の吸着検知手段9としてフォトセンサーを用いた場合について述べてきたが、本発明はこれに限らず、吸引ダクト21の中にダクト内の気体の圧力の変化を検知する圧力センサを用いるようにしてもよい。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、真空吸引給紙手段に設けた吸着検知手段によって収納部材の高さを制御することにより、原稿給紙時の重送防止することができると共に、構造が簡単なシート給送装置及び画像読取装置を提供することができる。




 

 


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