米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 包装;運搬 -> キヤノン株式会社

発明の名称 シート搬送装置及びシート処理装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平11−11734
公開日 平成11年(1999)1月19日
出願番号 特願平9−174981
出願日 平成9年(1997)6月30日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】近島 一夫
発明者 宮内 靖雄
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 搬送ローラと、前記搬送ローラに従動回転する搬送補助ローラとで、シートを挟持搬送するシート搬送装置において、前記搬送ローラと前記搬送補助ローラのニップへシート先端が到達する前に前記搬送ローラと前記搬送補助ローラをシート非挟持態勢にし、かつ、前記搬送ローラと前記搬送補助ローラのニップをシート先端が通過した時点で前記搬送ローラと前記搬送補助ローラをシート挟持態勢とする態勢変更手段を有する、ことを特徴とするシート搬送装置。
【請求項2】 前記シート非挟持態勢時には前記搬送補助ローラが前記搬送ローラから離脱し、前記シート挟持態勢時には前記搬送補助ローラが前記搬送ローラに当接する、ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
【請求項3】 前記搬送補助ローラを前記搬送ローラから離脱させる補助ローラ離脱手段を有する、ことを特徴とする請求項2に記載のシート搬送装置。
【請求項4】 前記補助ローラ離脱手段として、支軸を中心に回動可能なレバーが用いられている、ことを特徴とする請求項3に記載のシート搬送装置。
【請求項5】 前記搬送ローラと前記搬送補助ローラのニップへシート先端が到達する前からニップを通過した時点まで前記レバーを動作させて前記搬送補助ローラを前記搬送ローラから離し続ける1回転カムを有する、ことを特徴とする請求項4に記載のシート搬送装置。
【請求項6】 前記補助ローラ離脱手段として、ソレノイドが用いられている、ことを特徴とする請求項3に記載のシート搬送装置。
【請求項7】 前記搬送ローラと前記搬送補助ローラのニップの上流に配置したシート検知センサと、前記シート検知センサがシート先端を検知した時点からシート先端がニップを通過した時点まで前記ソレノイドをオンにする制御部と、を有する、ことを特徴とする請求項6に記載のシート搬送装置。
【請求項8】 前記搬送ローラと前記搬送補助ローラは、画像記録部へ送るシートを所定量ずつ間欠的に挟持搬送する、ことを特徴とする請求項1ないし7に記載のいずれかのシート搬送装置。
【請求項9】 前記搬送補助ローラは小径ローラである、ことを特徴とする請求項8に記載のシート搬送装置。
【請求項10】 前記搬送ローラは金属ローラである、ことを特徴とする請求項8または9に記載のシート搬送装置。
【請求項11】 給紙ローラにて給紙されたシートを、搬送ローラと、前記搬送ローラに従動回転する搬送補助ローラとで挟持搬送する、シート搬送装置において、前記搬送ローラと前記搬送補助ローラのニップへシート先端が到達する前に前記搬送ローラと前記搬送補助ローラをシート非挟持態勢にし、かつ、前記搬送ローラと前記搬送補助ローラのニップをシート先端が通過した時点で前記搬送ローラと前記搬送補助ローラをシート挟持態勢とする態勢変更手段を有し、前記態勢変更手段は、前記給紙ローラの回転と連動して動作する、ことを特徴とするシート搬送装置。
【請求項12】 請求項1ないし11に記載のシート搬送装置と、前記シート搬送装置によって送られたシートに画像を記録する画像記録手段と、を備えたことを特徴とするシート処理装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ、複写機等のシート処理装置に用いられるシート搬送装置に関する。
【0002】なお、ここで言うシート処理装置とは、シートを1枚ずつ給送して所定の処理(例えば、画像の記録、画像の読取り等)を行う装置を総称している。
【0003】
【従来の技術】プリンタ、複写機等のシート処理装置には、搬送ローラと、同搬送ローラに従動回転する補助搬送ローラからなる搬送ローラ対が、給紙部から給送されたシートを処理部等へ搬送する手段として用いられている。搬送ローラ対は、搬送ローラと補助搬送ローラとでシートを挟持して搬送する。
【0004】図5に、搬送ローラ対によってシートを画像記録部(処理部)へ搬送している、従来例のインクジェットプリンタの全体的な構成を示す。
【0005】まず、主要な部材について説明する。
【0006】符号100は、記録材であるシートを積載収納するための給紙トレイである。給紙トレイ100内には、後端の支軸101を中心に上下の方向に回動可能であり、かつ、押上げばね102によって上方に付勢されている圧板103が設置されている。この圧板103上にシートは積載される。
【0007】符号104は、給紙トレイ100内に積載収納されているシートを最上位のシートから順に繰り出すための給紙ローラである。
【0008】給紙ローラ104は時計回り方向に1回転して回転停止する。この回転により、シートを繰り出す。
【0009】給紙ローラ104の軸105上には、圧板押下げカム106が、給紙ローラ104と一体的に回転するように取り付けられている。
【0010】図5は給紙開始前の状態を示している。この時、圧板押下げカム106は圧板103の係合部107に当接して圧板103を所定の位置まで押し下げている。この状態では、圧板103上の最上位のシートは給紙ローラ104から離れている。
【0011】給紙開始により、給紙ローラ104が回転すると、圧板押下げカム106による圧板103の押し下げが解除されて圧板103が上動し、最上位のシートの先端が回転中の給紙ローラ104に接触し、繰り出される。
【0012】符号108は、給紙トレイ100から繰り出されたシートのうちの最上位のシートのみを分離するための分離パッドである。
【0013】分離パッド108は付勢ばね109によって上方に付勢され、給紙ローラ104に所定の圧力で接触している。
【0014】符号110は、給紙ローラ104によって給送されてきたシートを記録部へ搬送するための搬送ローラである。
【0015】搬送ローラ110には、補助搬送ローラとしてのピンチローラ111が所定の圧力で接触している。搬送ローラ110とピンチローラ111とで搬送ローラ対を構成して、シートを挟持搬送する。搬送ローラ110は反時計回り方向に回転し、ピンチローラ111は搬送ローラ110に従動回転する。
【0016】ピンチローラ111は、支軸112を中心として上下の方向に回動可能であり、かつ、付勢ばね113によって反時計回り方向(下方向)に付勢されているアーム114の先端に回転可能に取り付けられている。
【0017】符号115は、給紙ローラ104によって給送されたシートを搬送ローラ110までガイドするためのシートガイドである。
【0018】符号116は、記録するシートを載置するためのプラテンである。
【0019】搬送ローラ110はプラテン116上へシートを所定量ずつ間欠的に搬送して行く。
【0020】符号117は、インクを吐出してプラテン116上のシートに記録を行うための記録ヘッドである。
【0021】記録ヘッド117は走査方向(紙面に対して垂直な方向)に移動可能なキャリッジ118に搭載されており、走査方向に移動しながら所定行ずつの記録を行う。
【0022】符号119は、記録を終えたシートを機外に排紙するための排紙ローラである。
【0023】排紙ローラ119には、補助排紙ローラとしての拍車120が接触している。排紙ローラ119と拍車120とで排紙ローラ対を構成して、シートを挟持排紙する。排紙ローラ119は反時計回り方向に回転し、拍車120は排紙ローラ119に従動回転する。
【0024】次に、動作の概要を説明する。
【0025】給紙の開始信号により、給紙ローラ104が時計回り方向に1回転する。この給紙ローラ104の回転により、給紙トレイ100内の最上位のシートが給送される。
【0026】給紙ローラ104によって給送されたシートは、搬送ローラ対110,111によってプラテン116上へ搬送されて行き、記録ヘッド117による記録が行われる。
【0027】記録を終えたシートは排紙ローラ対119,120によって機外へ排紙されて行く。
【0028】本プリンタの場合、シートの搬送精度が記録品位に影響するが、ここでは専ら搬送ローラ対110,111の搬送精度によって所定の記録品位を確保している。そして、この搬送精度の高い搬送ローラ対110,111を可能な限り記録ヘッド117に近接させることにより、シート上における記録可能範囲を広げている。搬送ローラ対110,111を記録ヘッド117に近接させるための方策として、ピンチローラ111を小径にしている。
【0029】なお、排紙ローラ対119,120は所定の記録品位を確保できるほどの搬送精度を有していない。
【0030】一般的に、搬送ローラ110にはゴムローラが用いられており、ピンチローラ111には金属ローラやプラスチックローラが用いられている。これよりも搬送精度が要求される場合、搬送ローラ110には金属ローラが用いられる。この金属ローラは、ローラ表面にブラスト処理が施されたり、セラミック砥粒が接着されて、グリップ力が増大するようになっている。
【0031】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来例のプリンタの場合、所定の厚さ以上のシートを使用することができないと言う問題点があった。これは、搬送ローラ対110,111のピンチローラ111を小径にしていることが原因の1つである。
【0032】ピンチローラ111を小径にしている搬送ローラ対110,111では、厚手のシートがニップに入る時の突入抵抗が大きく、給紙ローラ104の押込力ではシートをニップに押し込むことができない。このため、搬送ローラ対110,111によってシートを記録部へ搬送することができなくなる。
【0033】給紙ローラ104によって給送されているシートが搬送ローラ対110,111のニップに円滑に突入する条件は、図6に示すように、ピンチローラ111の外径をd、シートSの厚さ(最大厚さ)をtとすると、経験上、d≧10t程度に設定されていなければならない。
【0034】例えば、従来例のプリンタが厚さ約0.2mmまでのシート(例えば官製ハガキ)に対応する仕様のものであるとすると、上記条件は、d=2mmのピンチローラ111を使用することで満たされる。
【0035】ところが、d=2mmのピンチローラで、厚さ0.2mmを超えるシートを使用した場合、搬送ローラ対110,111のニップへの突入抵抗が大きくなり、突入困難となる。
【0036】また、搬送ローラ対110,111のニップへの突入抵抗は、搬送ローラ110がゴムローラの場合よりも金属ローラの場合の方が一段と大きい。
【0037】そこで本発明は、上述の如き事情に鑑みてなされたもので、搬送従動ローラの大きさやシートの厚さに関係なくシートの搬送が確実に行えるシート搬送装置を提供することを目的とする。
【0038】
【課題を解決するための手段】本発明は、搬送ローラと、前記搬送ローラに従動回転する搬送補助ローラとで、シートを挟持搬送するシート搬送装置に係る。
【0039】そして、本発明は、上記目的を達成するため、前記搬送ローラと前記搬送補助ローラのニップへシート先端が到達する前に前記搬送ローラと前記搬送補助ローラをシート非挟持態勢にし、かつ、前記搬送ローラと前記搬送補助ローラのニップをシート先端が通過した時点で前記搬送ローラと前記搬送補助ローラをシート挟持態勢とする態勢変更手段を有する、ことを特徴とする。
【0040】また、前記搬送ローラと前記搬送補助ローラのニップへシートを給紙する給紙ローラの回転に連動して、前記態勢変更手段を動作させることを特徴とする。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
〈第1の実施の形態〉図1は本発明が適用されたインクジェットプリンタの全体的な構成を示す。
【0042】なお、本プリンタの構成を説明するに当たり、上記従来例のプリンタ(図5)と同一の部材等には同一符号を付すと共に、構成的かつ機能的に変わらないものについては、その説明を省略する。
【0043】本プリンタには、ピンチローラ111を搬送ローラ110から離脱させるための解除レバー121が備えられている。
【0044】解除レバー121は、支軸122を中心に上下の方向に回動可能になっている。この解除レバー121は1回転する圧板押下げカム106によって一定時間の間だけ押し上げられ、ピンチローラ111を保持しているアーム114を押し上げる。
【0045】解除レバー121には、1回転する圧板押下げカム106が回転開始後に一定時間の間だけ摺擦しながら係合する円弧状のカム係合面123が設けられている。
【0046】図1は給紙開始前の状態を示している。この時、圧板押下げカム106は圧板103の係合部107に当接して圧板103を所定の位置まで押し下げている。また、解除レバー121は自重によって反時計回り方向に回動し、シートガイド115に設けられている回動規制部124に当接している。
【0047】給紙の開始信号により、給紙ローラ104と圧板押下げカム106が1回転を開始する。これにより、給紙トレイ100内の最上位のシートが給送されて行く。
【0048】所定位置まで回転した圧板押下げカム106はカム係合面123に係合して解除レバー121を押し上げる。これにより、解除レバー121がアーム114を押し上げ、ピンチローラ111が搬送ローラ110から離脱する。すなわち、搬送ローラ対110,111はシート挟持態勢からシート非挟持態勢に変わる。図2にこの状態を示す。この時点では、給紙ローラ104によって給送されているシートの先端は搬送ローラ対110,111のニップまで到達していない。
【0049】解除レバー121は、回転中の圧板押下げカム106がカム係合面123に係合している間は圧板押下げカム106によって押し上げられている。従って、この間はピンチローラ111は搬送ローラ110から離脱している。
【0050】回転中の圧板押下げカム106がカム係合面123から外れると、圧板押下げカム106による解除レバー121の押し上げが解除され、これに伴って、解除レバー121によるアーム114の押し上げも解除され、ピンチローラ111が搬送ローラ110に当接する。すなわち、搬送ローラ対110,111はシート非挟持態勢からシート挟持態勢に戻る。この時点では、給紙ローラ104によって給送されているシートの先端はすでに搬送ローラ対110,111のニップを通過している。
【0051】シート挟持態勢に戻った搬送ローラ対110,111はシートを挟持して記録部へ搬送して行く。
【0052】本プリンタの場合、給紙ローラ104によって給送されているシートの先端が搬送ローラ対110,111のニップを通過する時点では搬送ローラ対110,111はシート非挟持態勢にあり、シートの先端がニップを通過後にシート挟持態勢になるので、図3に示すように、所定の厚さを超えているシートSであっても問題なく搬送ローラ対110,111のニップを通過して、搬送ローラ対110,111によって確実に記録部へ搬送される。
〈第2の実施の形態〉図4は本発明が適用された別のインクジェットプリンタの全体的な構成を示す。
【0053】なお、本プリンタの構成を説明するに当たり、上記従来例のプリンタ(図5)と同一の部材等には同一符号を付すと共に、構成的かつ機能的に変わらないものについては、その説明を省略する。
【0054】本プリンタには、ピンチローラ111を搬送ローラ110から離脱させるためのソレノイド125が備えられている。
【0055】ソレノイド125の鉄芯126は、アーム114側の溝127に係合するピン128を介してアーム114の後端に結合している。
【0056】ソレノイド125がオフの時、アーム114が付勢ばね113に付勢されて反時計回り方向に回動し、ピンチローラ111は搬送ローラ110に当接している。すなわち、搬送ローラ対110,111はシート挟持態勢にある。この時、ソレノイド125の鉄芯126はアーム114に引き出されて伸長している。図4はこの状態を示している。
【0057】ソレノイド125をオンにすると、鉄芯125が吸引されて縮小する。これにより、アーム114が時計回り方向に回動し、ピンチローラ111は搬送ローラ110から離脱する。すなわち、搬送ローラ対110,111はシート非挟持態勢に変わる。
【0058】ソレノイド125は、搬送ローラ対110,111の直上流に設置されたシート検知センサ(反射型光センサ)129からの検知情報に基づいて制御される。ソレノイド125を制御するCPU130は、シート検知センサ129がシートを検知した時点でソレノイド125をオンにし、所定時間(T)経過後にソレノイド125をオフにする。所定時間(T)は、シート先端が搬送ローラ対110,111のニップを通過するまでに要する時間である。
【0059】本プリンタの場合、給紙ローラ104によって給送されているシートの先端が搬送ローラ対110,111の直上流に到達した時点で搬送ローラ対110,111がシート非挟持態勢になり、シートの先端が搬送ローラ対110,111のニップを通過した時点で搬送ローラ対110,111がシート挟持態勢になる。従って、所定の厚さを超えているシートであっても問題なく搬送ローラ対110,111のニップを通過して、搬送ローラ対110,111によって確実に記録部へ搬送される。
【0060】なお、本明細書では、プリンタの記録部へシートを搬送する搬送ローラ対に本発明を適用した場合について説明したが、シート処理装置において搬送ローラと搬送補助ローラとでシートを挟持して搬送するシート搬送装置に本発明は幅広く適用することができる。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、シートの先端が搬送ローラ対のニップを通過する前に搬送ローラ対をシート非挟持態勢にし、シートの先端が搬送ローラ対のニップを通過した時点で搬送ローラ対をシート挟持態勢にするようにしているので、搬送ローラ対の搬送補助ローラの大きさやシート厚に関係なくシートの先端は搬送ローラ対のニップを通過することができ、搬送ローラ対によるシートの搬送が確実に行えるようになる。




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013