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発明の名称 シート排出装置および画像形成装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平11−5660
公開日 平成11年(1999)1月12日
出願番号 特願平9−172943
出願日 平成9年(1997)6月13日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】世良 和信 (外2名)
発明者 奥田 直樹
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】搬送されるシートを挟持しながら排出する第1の排出手段と、該第1の排出手段と異なる挟持状態により、搬送されるシートを挟持しながら排出する第2の排出手段と、搬送されるシートを前記第1の排出手段、あるいは、第2の排出手段のうちいずれの排出手段に排出させるかを選択する選択手段と、を備えたことを特徴とするシート排出装置。
【請求項2】前記第1の排出手段は、挟持搬送の際にシートがカールするのを防止するカール防止手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載のシート排出装置。
【請求項3】前記カール防止手段は、同軸上に配置されると共に、端部にフランジを備えた複数の第1ローラと、これらのローラにそれぞれ対向して備えられる第2ローラと、を有し、該第1ローラと第2ローラによりシートを波状に挟持しながら搬送することを特徴とする請求項1または2に記載のシート排出装置。
【請求項4】前記第2の排出手段は、一対のローラを有し、該一対のローラによりシートを平面状に挟持しながら搬送することを特徴とする請求項1,2または3に記載のシート排出装置。
【請求項5】前記選択手段は、搬送されるシートの搬送路を切り換える切換手段と、該切換手段の切り換えを制御する制御手段と、を有することを特徴とする請求項1,2,3または4に記載のシート排出装置。
【請求項6】前記制御手段は、シートの厚みに応じて切換手段の切り換えを制御することを特徴とする請求項5に記載のシート排出装置。
【請求項7】シートの厚みが所定の厚みよりも薄い場合には、第1の排出手段側に切り換えて、所定の厚みよりも厚い場合には、第2の排出手段側に切り換えることを特徴とする請求項6に記載のシート排出装置。
【請求項8】前記制御手段は、シートの材質に応じて切換手段の切り換えを制御することを特徴とする請求項5に記載のシート排出装置。
【請求項9】シートの剛性が所定よりも低い場合には、第1の排出手段側に切り換えて、所定よりも高い場合には、第2の排出手段側に切り換えることを特徴とする請求項8に記載のシート排出装置。
【請求項10】シートが封筒である場合には、第2の排出手段側に切り換えることを特徴とする請求項5に記載のシート排出装置。
【請求項11】シートサイズを測定する測定手段を設け、該測定手段の測定結果に基づいて、シートが封筒であるか否かを判断することを特徴とする請求項10に記載のシート排出装置。
【請求項12】前記切換手段はフラッパーであり、該フラッパーを手動により切り換え可能とすることを特徴とする請求項5,6,7,8,9,10または11に記載のシート排出装置。
【請求項13】前記切換手段による切り換えから第1の排出手段による排出までの搬送距離は、該切換手段による切り換えから第2の排出手段による排出までの搬送距離よりも短いことを特徴とする請求項5,6,7,8,9,10,11または12に記載のシート排出装置。
【請求項14】前記第1の排出手段による排出搬送速度は、該第1の排出手段に挟持されるまでのシートの搬送速度よりも速く設定することを特徴とする請求項1乃至13のいずれか一つに記載のシート排出装置。
【請求項15】前記第2の排出手段による排出搬送速度は、該第2の排出手段に挟持されるまでのシートの搬送速度と同じ速度に設定することを特徴とする請求項1乃至14のいずれか一つに記載のシート排出装置。
【請求項16】シート上に画像を形成する画像形成手段と、該画像形成手段により画像を形成した後に請求項1乃至15のいずれか一つに記載のシート排出装置にシートを搬送する搬送手段と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
【請求項17】原稿画像を読み取る読取手段と、外部より送られる画像情報を入力する入力手段と、を備え、前記制御手段は、読取手段、あるいは、入力手段のいずれによって画像が得られたかに応じて切換手段の切り換えを制御することを特徴とする請求項16に記載の画像形成装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、搬送されるシートを排出するシート排出装置に関し、例えば、複写機、プリンタ、あるいは、ファクシミリ装置などの、シート上に画像を形成する画像形成装置に適用されるものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の画像形成装置としては、例えば、複写機、プリンタ、あるいは、ファクシミリ装置などがある。
【0003】複写機は、一般的に、原稿等の画像を読み取る機能を備え、読み取った画像情報に基づいてシートに画像を形成するものであるが、近年では、通信機能等を備えて外部から送られる画像情報を入力する機能を備えた複写機もある。
【0004】また、プリンタは、一般的に外部の装置、例えば、コンピュータなどの装置から送られる画像情報に基づいてシートに画像を形成するものであり、ファクシミリ装置は、一般的に原稿等の画像を読み取る機能、および、通信機能を備え、読み取った画像情報を外部へ送り、また、外部から送られた情報に基づいてシートに画像を形成するものである。
【0005】これらの画像形成装置には、通常、画像を形成したシートを機外に排出するためのシート排出装置が装備されている。
【0006】従来、シート排出装置においては、排出するシートがカールを形成してしまうのを防ぐように工夫されたものがあり、例えば、特許番号第2505759号に記載された技術がある。
【0007】この技術については、特許公報に記載されているので、詳細な説明は省略するが、ローラに弾性フランジを設けた排出ローラ、又は剛体のフランジをもつローラをもつように構成されており、シートを波状に挟持しながら搬送することによってカールの発生を防止している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記のような従来技術の場合には、下記のような問題が生じていた。
【0009】上述のように、シートを波状に挟持しながら搬送することは、カールの発生しやすい通常の用紙に対して有効に機能する。
【0010】例えば、通常使用される60g/m2 〜90g/m2 程度の普通紙では、カールが発生することなく適正に搬送され、排出される。
【0011】しかし、カールの発生しにくい厚手のシート等を上述のように波状に挟持しながら搬送すると、カールは発生しないものの、フランジによってシート表面上にスジ跡を残してしまう。
【0012】例えば、90g/m2 以上の厚手のシートや、腰の強いシートでは、シート表面上にスジ跡がつきやすい。
【0013】また、特に封筒などを搬送する場合は、その折りかえし部(以下フラップとする)がコロのフランジで折られてしまったり、フランジ部はローラ部に比べて半径も大きく搬送速度(周速)も速いのでフラップをひらいてしまいジャムを発生してしまうこともあった。
【0014】本発明は上記の従来技術の課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、シートの態様に応じた排出を可能として安定したシート排出を図り、信頼性に優れたシート排出装置および画像形成装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために本発明のシート排出装置にあっては、搬送されるシートを挟持しながら排出する第1の排出手段と、該第1の排出手段と異なる挟持状態により、搬送されるシートを挟持しながら排出する第2の排出手段と、搬送されるシートを前記第1の排出手段、あるいは、第2の排出手段のうちいずれの排出手段に排出させるかを選択する選択手段と、を備えたことを特徴とする。
【0016】したがって、選択手段の選択により所望の挟持状態である排出手段によってシートを排出できる。
【0017】前記第1の排出手段は、挟持搬送の際にシートがカールするのを防止するカール防止手段を備えるとよい。
【0018】前記カール防止手段は、同軸上に配置されると共に、端部にフランジを備えた複数の第1ローラと、これらのローラにそれぞれ対向して備えられる第2ローラと、を有し、該第1ローラと第2ローラによりシートを波状に挟持しながら搬送するとよい。
【0019】前記第2の排出手段は、一対のローラを有し、該一対のローラによりシートを平面状に挟持しながら搬送するとよい。
【0020】したがって、シートにスジ跡などが残ることはない。
【0021】前記選択手段は、搬送されるシートの搬送路を切り換える切換手段と、該切換手段の切り換えを制御する制御手段と、を有するとよい。
【0022】前記制御手段は、シートの厚みに応じて切換手段の切り換えを制御するとよい。
【0023】シートの厚みが所定の厚みよりも薄い場合には、第1の排出手段側に切り換えて、所定の厚みよりも厚い場合には、第2の排出手段側に切り換えるとよい。
【0024】したがって、薄いシートはカールを発生することなく排出され、厚いシートはスジ跡などが残ることなく排出される。
【0025】また、前記制御手段は、シートの材質に応じて切換手段の切り換えを制御することもできる。
【0026】シートの剛性が所定よりも低い場合には、第1の排出手段側に切り換えて、所定よりも高い場合には、第2の排出手段側に切り換えるとよい。
【0027】したがって、剛性の低いシートはカールを発生することなく排出され、剛性の高いシートはスジ跡などが残ることなく排出される。
【0028】シートが封筒である場合には、第2の排出手段側に切り換えるとよい。
【0029】したがって、封筒の表面にスジ跡などが残ることなく排出される。
【0030】シートサイズを測定する測定手段を設け、該測定手段の測定結果に基づいて、シートが封筒であるか否かを判断するとよい。
【0031】前記切換手段はフラッパーであり、該フラッパーを手動により切り換え可能とするとよい。
【0032】したがって、作業者の意図に基づいて切り換えできる。
【0033】前記切換手段による切り換えから第1の排出手段による排出までの搬送距離は、該切換手段による切り換えから第2の排出手段による排出までの搬送距離よりも短いとよい。
【0034】前記第1の排出手段による排出搬送速度は、該第1の排出手段に挟持されるまでのシートの搬送速度よりも速く設定するとよい。
【0035】したがって、第1の排出手段により排出されるシートは、より遠くへ飛ばされる。
【0036】前記第2の排出手段による排出搬送速度は、該第2の排出手段に挟持されるまでのシートの搬送速度と同じ速度に設定するとよい。
【0037】したがって、封筒が排出される場合に封筒のフラップを開いてしまうことはない。
【0038】また、上記目的を達成するために本発明の画像形成装置にあっては、シート上に画像を形成する画像形成手段と、該画像形成手段により画像を形成した後に上記のシート排出装置にシートを搬送する搬送手段と、を備えたことを特徴とする。
【0039】原稿画像を読み取る読取手段と、外部より送られる画像情報を入力する入力手段と、を備え、前記制御手段は、読取手段、あるいは、入力手段のいずれによって画像が得られたかに応じて切換手段の切り換えを制御するとよい。
【0040】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がないかぎりは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0041】(第1の実施の形態)本実施の形態では、画像形成装置の一例として複写機の場合について説明する。
【0042】図1乃至図6には本発明の第1の実施の形態に係るシート排出装置および画像形成装置について示されている。
【0043】まず、図1を参照して画像形成装置(複写機)について説明する。図1は本発明の第1の実施の形態に係るシート排出装置を備えた画像形成装置の概略構成断面図である。
【0044】図に示したように、画像形成装置1本体の上部には、原稿の画像情報を読み取る画像読取部Aが配置されており、その下部にはシートSに画像情報に応じて画像を形成(記録)する画像形成部Bが配置されている。
【0045】画像形成部Bの下部には、紙や合成樹脂等で構成されるシートSを収容するシートカセット2a,2bが配置されており、シート給送手段であるピックアップローラ3a,3bにより繰り出されたシートSは、図示しないシート分離手段により一枚ずつ分離されながら給送され、その後、シート給送路4を通って画像形成部Bに設けられた画像形成手段を構成する電子写真感光体ドラム5に対向する位置まで搬送される。
【0046】ここで、画像形成装置1本体が複写モードの場合には、原稿台6にセットされている原稿の画像情報が、走査光学系7の駆動(走査)によって画像読取手段8により読み取られる。
【0047】そして、帯電器12により表面が一様に帯電され、図1の時計回り方向に回転する感光体ドラム5の表面上に、反射ミラー10,11を介して、画像読取手段8により読み取られた画像情報を基にレーザスキャナ9から出射されたレーザ光Lが走査され、感光体ドラム5の表面には静電画像が形成されて、その後、この静電画像に現像器13からトナーが供給されてトナー画像が形成され可視像化される。
【0048】そして、シートカセット2a,2bから給送されたシートSがレジストローラ対14により感光体ドラム5の回転に同期して感光体ドラム5と、この感光体ドラム5に対向する位置に配置された転写帯電器15との間に搬送され、転写帯電器15により感光体ドラム5に形成されたトナー画像がシートSに転写される。
【0049】画像が転写されたシートSは、搬送ベルト16により搬送されて定着装置17に送られ、この定着装置17に設けられた定着ローラ17aと加圧ローラ17bとによって加熱、加圧処理されてトナー画像がシートSに定着される。
【0050】また、画像形成装置1本体がプリンタモードまたはファクシミリモードの場合には、レーザスキャナ9が外部コンピュータや相手ファクシミリ装置から送られてきた画像情報に基づくレーザ光Lを出射して前述と同様にシートSにトナー画像が形成されて定着される。
【0051】定着装置17よりもシート搬送方向下流側(以下、単に「下流側」という)にはシート積載トレイである三つのビン19,20,21を有し、本体から排出されたシートをビン上に積載するためのシート排出装置を構成するシート排出部18が設けられている。
【0052】ここで、シート排出部18におけるシートSの排出動作の一例として、画像形成されたシートSが順次三つのビン19,20,21に仕分けされながら排出され、載置される三ビンソートモードについて説明する。
【0053】まず、シートカセット2a,2bから選択的に繰り出された1枚目のシートS1 は、前述のように画像が形成され、シート排出部18に設けられた第1の排出路22を通ってビン19上に排出され、載置される。
【0054】この場合、シート排出部18に設けられたフラッパ24は第1の排出路22を開いた状態に位置し、1枚目のシートS1 はシート排出部18に設けられた排出ローラ対23により搬送される。
【0055】次に、1枚目のシートS1 に後続して搬送された2枚目のシートS2 は、前述と同様に、画像が形成された後、シート排出部18に設けられた第2の排出路25を経た後、シート排出部18に設けられた第3の排出路26を通ってビン20上に排出され、載置される。
【0056】この場合、フラッパ24は第2の排出路25を開いた状態に位置すると共に、シート排出部18に設けられたフラッパ27は第3の排出路26を開いた状態に位置し、2枚目のシートS2 は各排出ローラ対28,29,30により搬送される。
【0057】さらに、2枚目のシートS2 に後続して搬送された3枚目のシートS3 は、前述と同様に、画像が形成された後、第2の排出路25を経た後、シート排出部18に設けられた第4の排出路31を通ってビン21上に排出され、載置される。
【0058】この場合、フラッパ24は第2の排出路25を開いた状態に位置すると共に、フラッパ27は第4の排出路31を開いた状態に位置し、3枚目のシートS3 は各排出ローラ対28,29,32,33により搬送される。
【0059】上述のようにして、4枚目以降のシートSn も順次三つのビン19,20,21に仕分けされながら排出され、載置されていく。
【0060】ここで、前述した第1,第2,第3,第4の排出路22,25,26,31内において、シートSが停滞すると、シート排出部18を装置本体1に対して開放して第1,第2,第3,第4の排出路22,25,26,31を開放し、停滞したシートSを取り除く構成となっている。
【0061】例えば、シートSが第4の排出路31内で停滞した場合、画像形成装置1本体の動作は自動的に停止し、停滞したシートSを取り除かなければリカバー出来なくなっている。
【0062】次に、本実施の形態の特徴であるシート排出装置について、特に、図2〜図6を参照して詳しく説明する。
【0063】図2は図1は本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置に備えられるカセットの概略斜視図であり、図3は本発明の第1の実施の形態に係るシート排出装置の制御ブロック図であり、図4は本発明の第1の実施の形態に係るシート排出装置の要部(第1の排出手段)の概略構成図であり、図5は本発明の第1の実施の形態に係るシート排出装置の要部(第2の排出手段)の概略構成図であり、図6は本発明の第1の実施の形態に係るシート排出装置のフローチャート図である。
【0064】まず、排出するシートが通常の普通紙の場合には、先の説明のように図1に示したトレイ19〜21に排出する。
【0065】第1の排出手段を構成するローラ対23は、図4に示したように第1ローラである駆動側下ローラ23bの端部にフランジ23cを設けて、第2ローラである従動ローラ23aと挟持しながら搬送させることによりカール防止手段を構成しており、シートS1 を図のように波状に挟持(腰づけ)しながら排出して、トレイ19上に積載するため、シートはカールを発生することなく、整列して積載される。
【0066】次に封筒を送る場合は、図6に示したフローのように、図2に示したカセット2aに封筒Fがフラップ部Ffを上面、先端にくるようにセットされ、カセットのサイズコマ41によって封筒のセットが本体のセンサ42で検知できる。
【0067】なお、シートサイズ等の検知技術に関しては公知技術であるのでその説明を省略するが、例えば、特開平8−85634号公開特許公報や特公平4−27135号特許公報に記載された技術を適用することができる。
【0068】このような構成によって装置本体に検知され、図3に示したブロック図のように、制御手段であるCPU46に認識される(Step1)。
【0069】そこで、ユーザーは操作部45より、封筒送りをCPU46に指示する(Step2)と、CPU46はモータ43を起動することによって切換手段であるフラッパー24を偏向させて、送られてきた封筒をトレイ20へ導く(Step3)。
【0070】なお、制御手段であるCPU46と切換手段であるフラッパー24によって選択手段を構成している。
【0071】第2の排出手段を構成するローラ対30は、図1において矢印D方向より見た図5に示したように、前述のローラ23bとは異なりフランジ部はなく、シートを平面状に挟持しながら搬送する構成となっており、封筒は紙の腰が強いのでトレイ20上でまるまったり座屈することなく積載ができる。
【0072】また、コロのフランジで腰づけしないのでフラップ部をいためたり開いたりすることもなく、表面上にスジ跡をつけてしまうこともない。
【0073】以上のように、通常のシートの場合には、第1の排出手段を構成するローラ対23により排出させることで、シートがカールしてしまうことなく適正に排出され、封筒の場合には、第2の排出手段を構成するローラ対30により排出させることで、封筒のフラップに悪影響を及ぼしたり表面上にスジ跡をつけてしまうこともなく適正に排出できる。
【0074】また、例えば、ローラ対に挟持搬送されてもカールを起こしにくい厚手のシートや腰の強い(剛性の高い)シートを搬送する場合には、第1の排出手段を構成するローラ対23で搬送するとスジ跡が付きやすいので、このようなシートを搬送する場合にも第2の排出手段を構成するローラ対30により排出させることができる。
【0075】すなわち、操作部より、カセットごとに厚紙や封筒であるか否かの指示をできるようにすることにより、厚紙のカセットの通紙をユーザーが指示したときに前述の封筒の場合と同様の動作を行うようにCPU46を動作させることができる。
【0076】このようにすれば、普通紙の場合はトレイ19にカールを形成することなく、かつ、スジ跡もつくことなくきれいに積載でき、封筒や厚紙の場合はトレイ20上に、コロ跡やすじをつけることなく、封筒のフラップをいためたり、ひらいたりせずに積載することができる。
【0077】また、図1に示したように、使用頻度の多い普通紙の紙パス(フラッパー24からローラ対23までの距離)を厚紙や封筒などを排出する場合の紙パス(フラッパー24からローラ対30までの距離)に比べて短くすることによって、そのプロダクティビティを低下することはなく、排紙の安定性を実現できる。
【0078】なお、排出ローラのフランジは前述のように駆動ローラ側でなく従動ローラ側であっても、また双方に駆動のかかるローラ対でも同様の効果が得られることは言うまでもない。
【0079】また、シート排出装置については、図1に示すように画像形成装置に一体的に装備してもよいし、画像形成装置とは別体として、装着や取りはずしを自在とする装置としてもよい。
【0080】さらに、フランジを備えたローラ対23は、トレイへの積載時シートの後端がローラ対ニップ部に止まらないように遠くへ飛ばすためにその上流側に配置される搬送手段としてのローラ対35による搬送速度よりも、速い速度で搬送・排出するように設定することができる。
【0081】ただし、フランジのないローラ対30の場合には、ローラ対35よりも搬送速度を速く設定すると、封筒を排出する場合に、封筒のフラップを上流のローラ対35ではさんだまた下流のローラ対30で封筒をひっぱってしまうためフラップ部をむりやり開き、封筒をいためる恐れがあるので、ローラ対30の周速は、その上流のローラ対35と同じ速度に設定することで、安定した搬送・排出が可能となる。
【0082】なお、本実施の形態では画像形成装置として複写機の場合について説明したがプリンタやファクシミリ装置にもシート排出装置を適用することができる。
【0083】(第2の実施の形態)図7乃至図14には、本発明の第2の実施の形態が示されている。本実施の形態では、シートのサイズを測定してシートが封筒であるか否かの判断が可能な構成とすると共に、画像を形成するための得られた画像情報が読取手段により読み取った画像である場合と、外部から送られる画像(ファクシミリ画像)である場合とで、異なる排出を可能とする構成を示している。その他の構成および作用については第1の実施の形態と同一なので、同一の構成部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
【0084】図7は本発明の第2の実施の形態に係るシート排出装置を備えた画像形成装置の概略構成断面図であり、図8は図7の画像形成装置に備えられるマルチ給紙トレイの上方向から見た概略平面図であり、図9は図7の画像形成装置に備えられるマルチ給紙トレイの下方向から見た概略斜視図であり、図10は第2の実施の形態に係るシート排出装置を備えた画像形成装置の制御ブロック図であり、図11は第2の実施の形態に係るシート排出装置を備えた画像形成装置のフローチャート図であり、図12および図13は第2の実施の形態に係るシート排出装置の要部の概略構成図であり、図14は図12を一部変更したフローチャート図である。
【0085】図中、52はマルチ給紙トレイで画像を形成させるためのシートを載置するための部材であり、53はマルチ給紙トレイ52上に載置されたシートを給紙する給紙ローラであり、60は給紙されたシートをレジストするためにシートの通過を検知するレジストローラ前センサである。
【0086】画像形成されたシートは定着装置17を通過した後に、搬送ローラ59により搬送されて、フラッパー60の切り換えによって、排紙ローラ対57、あるいは、排紙ローラ対58に、選択的に排出される構成となっている。
【0087】また、図8および図9に示したように、マルチフィードトレイ52は、セットされたシートの搬送(通紙)方向と垂直方向の端部をおさえるサイド規制板65a,65bの各々にラックが切ってありシートの端部にあわせてサイド規制板を移動させるとギア66が回転し、その同転のロータリーエンコーダ67が回転する。
【0088】これによってシートの幅が検知できる。
【0089】また、給紙パス中にある測定手段であるセンサー62によって送られたシートの長さを測定できるようになっている。
【0090】以下、本実施の形態における装置の動作について図11のフローチャートを参照して説明をする。
【0091】図10における、操作部45より、マルチ給紙トレイ52にからのシートの給紙が指示されると、そのサイド規制板65a,65b間の巾をロータリーエンコーダから読みとり(Step1)、給紙をはじめる(Step2)。
【0092】センサ62によってシートの長さを検知できるので(Step3)、CPU46で予め登録されている封筒のサイズと、送られているシートのサイズを比較し(Step4)、封筒サイズならばCPUはフラッパーモータ61を移動し、フラッパー60を移動させ(Step5)、排紙トレイ56に排紙できるようにローラ対58を動かす(Step6)。
【0093】通紙後はモータをとめフラッパをもとにもどす(Step8)。
【0094】また、通紙したとき封筒サイズ以外を検知した際は、ローラ対57を通して排紙トレイ55にシートを排出する。
【0095】図12に示したように、ローラ対57は通常のシートがトレイ上に整列して積載ができるように、上述した第1の実施の形態の図4で示した構成と同様にフランジ57cがあり、フランジ径d57c はローラ径d57b に対し(d57c −d57b)>0となっている。
【0096】また、図13に示したように、封筒を通るローラ対58は封筒を傷つけないようにフランジ部の段差がローラ対57のフランジ部の段差よりも小さくなっており、すなわち、(d58c −d58b )<(d57c −d57b )を満たしており、通紙したシートにコロ跡などをつけにくくなっている。
【0097】なお、シートの大きさのみによって選択を制御するのではなく、例えば、図14のフローチャートで示すように、操作部よりシートの種類を入力し(Step201)、フランジの段差の大きなローラ対から排出すると前述の問題が発生しそうな種類(封筒や厚紙,OHP用紙など)が指定されたとき(step203)は、段差の小さなローラ対へ排出する(Step204〜207)ようにすることもできる。
【0098】また、原稿を読み取る読取手段を備えた、いわゆる複写機の機能と、外部から画像情報を入力する入力手段を備えた、いわゆるFAXの機能とを両方兼ね備えた複合機の場合に、複写機の普通紙の排紙をトレイ55に、FAX用紙と、厚紙や封筒などをトレイ56にするようにCPU46で制御することもできる。
【0099】このようにすれば、複写とFAXの区別もでき、かつ、前述のような厚紙等の排紙も行なえる効果がある。
【0100】また、FAXは、通常複写よりも大量の連続排出は行なわないので積載不良によりトレイからシートが落ちるなどの問題は発生しない。
【0101】(第3の実施の形態)図15には、本発明の第3の実施の形態が示されている。本実施の形態では、手動で切り換え手段を構成するフラッパーを切り換え可能とする構成を示している。その他の構成および作用については上述の実施の形態と同一なので、同一の構成部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
【0102】図15は本発明の第3の実施の形態に係るシート排出装置の概略構成図である。なお、図では画像形成装置300のうちシート排出装置としての排紙部付近の構成を示している。
【0103】図に示したように、本実施の形態においては、ユーザーが手動でレバー307を図中矢印K方向へ動かすことができるようになっており、レバー307の移動によってフラッパー306が連動する構成となっている。
【0104】なお、図に示したローラ対302は、前述の第1の実施の形態の図4で示したローラ対23と同じ構成となっており、ローラ対308は図5で示したローラ対30と同じ構成となっている。
【0105】以上のような構成によって、ユーザーは、装置を動かす前にシートにコロ跡等をつけたくないときは、レバー307をk1 方向へ動かし、フラッパー306を連動させてシートをトレイ311に排出することができる。
【0106】また、トレイ上に多量のシートを積載したいときはレバー307をk2 方向へ動かし、トレイ310へシートを排出することができる。
【0107】このようにすることでシートの厚みや種類だけでなく、ユーザーの好みに応じて簡単にコロ跡をなくしたり、トレイへの積載を大量に行うことができる。
【0108】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のシート排出装置は、選択手段の選択により所望の挟持状態である排出手段によってシートを排出できるので、シートの態様に応じた排出が可能となり、安定したシート排出ができ、信頼性が向上する。
【0109】第1の排出手段に、カール防止手段を備えることでカールが形成することなく安定したシートの排出ができる。
【0110】カール防止手段としてはシートを波状に挟持しながら搬送することにより達成できる。
【0111】第2の排出手段は、シートを平面状に挟持しながら搬送することにより、シート表面にスジ跡等をつけることなく安定した排出が可能となる。
【0112】制御手段は、シートの厚みに応じて切換手段の切り換えを制御することができ、シートの厚みが所定の厚みよりも薄い場合には、第1の排出手段側に切り換えて、所定の厚みよりも厚い場合には、第2の排出手段側に切り換えれば、薄いシートをカールを発生させることなく排出でき、厚いシートをスジ跡などを残すことなく排出できる。
【0113】また、制御手段は、シートの材質に応じて切換手段の切り換えを制御することができ、シートの剛性が所定よりも低い場合には、第1の排出手段側に切り換えて、所定よりも高い場合には、第2の排出手段側に切り換えれば、剛性の低いシートをカールを発生させることなく排出でき、剛性の高いシートをスジ跡などを残すことなく排出できる。
【0114】シートが封筒である場合には、第2の排出手段側に切り換えれば、封筒の表面にスジ跡などを残すことなく排出できる。
【0115】シートサイズを測定する測定手段を設け、この測定手段の測定結果に基づいて、シートが封筒であるか否かを判断することができる。
【0116】切換手段をフラッパーとして、このフラッパーを手動により切り換え可能とすれば、作業者の意図に基づいて切り換えできる。
【0117】切換手段による切り換えから第1の排出手段による排出までの搬送距離を、切換手段による切り換えから第2の排出手段による排出までの搬送距離よりも短くすれば、第1の排出手段による排出の頻度が大きい場合に有効である。
【0118】第1の排出手段による排出搬送速度を、第1の排出手段に挟持されるまでのシートの搬送速度よりも速く設定すれば、排出されるシートは、より遠くへ飛ばされるので、排出手段による排出部にシートが残ってしまうことを防止できる。
【0119】第2の排出手段による排出搬送速度を、第2の排出手段に挟持されるまでのシートの搬送速度と同じ速度に設定すれば、封筒が排出される場合に封筒のフラップを開いてしまうことを防ぐことができる。
【0120】また、本発明の画像形成装置に、上述のように信頼性に優れたシート排出装置を適用することができる。
【0121】そして、制御手段によって、読取手段、あるいは、入力手段のいずれによって画像が得られたかに応じて切換手段の切り換えを制御することもできる。




 

 


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