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発明の名称 合成樹脂製配管の熱融着装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平11−291353
公開日 平成11年(1999)10月26日
出願番号 特願平10−99704
出願日 平成10年(1998)4月10日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】本多 一郎
発明者 岡崎 武夫 / 岡田 明彦 / 前市 勤
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 パイプを保持するクランプ治具および継手を保持するクランプ治具と、前記パイプと前記継手の接合表面を溶融させる反転可能な熱融着ヒータ部と、前記パイプと前記継手の接合表面のセンターがずれないように、前記クランプ治具同士を同軸上に移動させるスライド機構とを設けた操作部と、該操作部の下部に設置された基台部とを具備することを特徴とする合成樹脂製配管の熱融着装置。
【請求項2】 前記操作部に、ヒータ温度測定ランプ、警告ブザーおよびタイマーを備えたコントロールボックスを設置した請求項1記載の合成樹脂製配管の熱融着装置。
【請求項3】 前記操作部と前記基台部とを、ボールジョイントにて接続した請求項1または2記載の合成樹脂製配管の熱融着装置。
【請求項4】 前記基台部に、安定性向上のためのスライド部を設置した請求項1、2または3記載の合成樹脂製配管の熱融着装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、樹脂製配管と樹脂製継手とを熱融着する熱融着装置に関し、特に、熱融着条件の安定と作業の自動化を実現した合成樹脂製配管の熱融着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、樹脂製配管(パイプ)と継手とを熱融着させる場合、熱融着ヒータに継手、パイプの順に標線まで差し込み、一定時間だけ加熱保持して接合表面を溶融させ、その後、継手にパイプを挿入した状態で一定時間保持して冷却させていた。
【0003】一般的に、パイプと継手とを熱融着させる場合、設定された時間内で加熱および接合し、冷却中は一定時間固定しておくことが品質安定の重要なポイントとなる。通常、それら一連の作業はすべて手作業で行われ、また、加熱保持時間や接合冷却時間等はストップウォッチを使用して計測していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、それらの作業を手作業にて行う場合、接合時または冷却時にパイプの曲がりや継手のズレが生じ、熱融着接合不良が発生する問題があった。そのため、パイプと継手とを安定して熱融着させるには、永年の経験と熟練した高度の技術を必要とした。
【0005】また、加熱保持時間やヒータ除去時間、圧着時間、および冷却時間等をストップウォッチで計測する場合、時間的ロスや計測ミスが発生する問題が生じた。
【0006】本発明は上記の点に鑑み、パイプと継手との熱融着における全工程を自動化することにより、未経験者においても、常に品質の安定した熱融着を行うことができると共に、作業時間の短縮と測定ミスを防止することのできる合成樹脂製配管の熱融着装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の合成樹脂製配管の熱融着装置は、上記課題を達成するために、パイプを保持するクランプ治具および継手を保持するクランプ治具と、前記パイプと前記継手の接合表面を溶融させる反転可能な熱融着ヒータ部と、前記パイプと前記継手の接合表面のセンターがずれないように、前記クランプ治具同士を同軸上に移動させるスライド機構とを設けた操作部と、該操作部の下部に設置された基台部とを具備することを特徴とするものである。
【0008】前記操作部には、ヒータ温度測定ランプ、警告ブザーおよびタイマーを備えたコントロールボックスを設置することが好ましい。
【0009】また、前記操作部と基台部とを、ボールジョイントにて接続することが好ましく、さらに前記基台部には、安定性向上のためのスライド部を設置することが好ましい。
【0010】本発明の熱融着装置においては、パイプと継手は夫々のクランプ治具により保持固定され、さらにクランプ治具同士はスライド機構により同軸上に移動するので、パイプと継手の圧着時に接合表面のセンターがずれることがない。
【0011】また、操作部に、前記コントロールボックスを設置することにより、従来では作業者のカンやストップウォッチで管理していた加熱保持時間やヒータ除去時間、圧着時間、および冷却時間等の計測ミスの発生を軽減することができる。
【0012】さらに、操作部と基台部をボールジョイントにて接続することにより、操作部の角度を自在に変えることが可能となり、狭い作業環境においても容易に熱融着作業を行うことができ、さらにまた、前記基台部にスライド部を設置することにより、操作部を傾斜した場合でも、スライド部を外側に移動させることにより、装置本体が不安定になるのを防止することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明における合成樹脂製配管の熱融着装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。装置本体1は、パイプ2を保持するクランプ治具10、および継手3を保持するクランプ治具15と、熱融着ヒータ部20と、前記クランプ治具10と15を同軸上に移動させるスライド機構30とからなる操作部4と、該操作部4の下部に設置されている基台部40とで構成されている。
【0014】パイプ2側のクランプ治具10は、パイプ2を保持する挟持部11と把手部12とで構成されており、固定板13を介してガイド軸14に固定されている。また、継手3側のクランプ治具15は、継手3を保持する挟持部16と把手部17とで構成されており、固定板18を介してスライド軸19に固定されている。
【0015】前記クランプ治具10と15は、ガイド軸14とスライド軸19を有するスライド機構30により、同軸上に移動させることができる。そのため、パイプ2と継手3の圧着時に、接合面のセンターを維持することができ、未経験者においても、常に品質の安定した熱融着作業を行うことができる。また、前記クランプ治具10と15は、磁石やネジ止またはロックブッシュ等により互いに嵌合されるので、圧着した後は手を離してもパイプ2と継手3が抜けることがない。
【0016】熱融着ヒータ部20は、前記パイプ2と継手3の接合表面を溶融させるものであり、スライド機構30に対して垂直方向に反転させてセットまたは除去することができる。前記熱融着ヒータ部20は、一側面にパイプ2の外周を溶融させる凹状のヒータ部21と、他の側面に継手3の内周を溶融させる凸状のヒータ部22が設けられている。また、熱融着ヒータ部20の上部にはハンドル23が設置されており、後部には電源に接続されているコード24が設置されている。
【0017】また操作部4に、ヒータ温度測定ランプ51、警告ブザー、タイマーで構成されるコントロールボックス50を設置することが好ましい。
【0018】前記コントロールボックス50のヒータ温度測定ランプ51は、ヒーターフェイスが、例えば270±10℃となったとき、自動的に熱融着可能のサインをランプ52にて点灯表示するようにする。また、この場合、ヒーターフェイスが260℃以下になると、ランプ53の点灯と警告ブザー(図示せず)にて作業者に知らせる。そのため、未経験者において目視にて温度管理ができるので、温度測定や融着条件のミスを防止することができる。
【0019】また、コントロールボックス50にタイマー(図示せず)を設けることにより、パイプ2と継手3を熱融着する場合、挿入時に自動的にスイッチが入力され、設定時間の終了となるまでの経過をランプ54にて確認することができる。また、設定時間が終了してもそのままの状態であれば、警告ブザーが発せられる。そのため、従来では作業者のカンやストップウォッチで管理していた加熱保持時間やヒータ除去時間、圧着時間、および冷却時間等の時間的ロスや計測ミスの発生を軽減することができる。
【0020】基台部40は、前記操作部4を支える基台であり、適宜大きさの円形状を成している。また、前記基台部40と操作部4とを、ボールジョイント5にて接続することが好ましい。パイプ2と継手3とを熱融着させる作業においては、狭い作業環境において行う場合が多く、その場合、基台部40と操作部4とを、ボールジョイント5にて接続することにより、操作部4の角度を自在に変えることが可能となり、狭い場所での作業性の向上につながる。
【0021】また、基台部40にスライド部41を設置することが好ましい。前記スライド部41は、半円状の基台42がスライド軸43を介して基台部40の外側に移動するもので、蝶螺子44の操作により移動範囲を調節することができる。
【0022】たとえば、狭い場所での熱融着作業において、操作部4を傾斜した場合、スライド部41を外側に移動させ基台部40の接地面積を拡大させることにより、装置本体1が不安定になることを防止することができる。
【0023】次に、本発明における合成樹脂製配管の熱融着装置の使用方法を説明する。まずコンセントより電源を取り、熱融着ヒータ部20を融着可能になるまで加熱する。次いで、パイプ2と継手3の加熱部分とヒータフェイスを脱脂する。次に、表面温度計にてヒータフェイスの温度が所望の温度であることを確認する。なお、温度は自動コントロールなので、作業中の測定は不要である。
【0024】芯出し治具にてパイプ2と継手3の芯出しとパイプの溶融長さを合わせた後、クランプ治具10にてパイプ2を、また、クランプ治具15にて継手3を保持する。
【0025】熱融着ヒータ部20のヒータ部22に継手3、ヒータ部21にパイプ2の順に差し込み、設定した時間により接合表面を溶融させる。加熱時間経過後、熱融着ヒータ部20を除去し、クランプ治具10の挟持部11とクランプ治具15の挟持部16とが密着するまで差し込み、パイプ2と継手3とを圧着保持する。この時、コントロールボックス50にて加熱保持時間やヒータ除去時間、圧着時間、および冷却時間等の設定時間管理を行う。
【0026】接合後、ねじれや引っ張り、曲げ等の力が加わらないように接合部を養生させる。なお、クランプ治具10の挟持部11とクランプ治具15の挟持部16とは、磁石やネジ止またはロックブッシュ等により互いに嵌合されるので、圧着した後は手を離してもパイプ2と継手3が抜けることがない。
【0027】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の合成樹脂製配管の熱融着装置は、上記の構成とすることで以下に示す効果を奏するものである。パイプと継手を保持した夫々のクランプ治具同士は、スライド機構により同軸上に移動するので、パイプと継手の圧着時に接合表面のセンターがずれることがない。そのため、未経験者においても、常に品質の安定した熱融着作業を行うことができる。
【0028】また、ヒータ温度測定ランプ、警告ブザー、タイマーを備えたコントロールボックスを設置することにより、未経験者にでも目視にて温度管理ができ、温度測定や融着条件のミスを防止することができる。さらに、従来では作業者のカンやストップウォッチで管理していた加熱保持時間やヒータ除去時間、圧着時間、および冷却時間等の時間的ロスや計測ミスの発生を軽減することができる。
【0029】さらに、操作部と基台部をボールジョイントにて接続することにより、操作部の角度を自在に変えることが可能となり、狭い作業環境においても容易に熱融着作業を行うことができる。
【0030】さらにまた、基台部にスライド部を設置することにより、操作部を傾斜した場合でも、スライド部を外側に移動させ基台部の接地面積を拡大させることにより、装置本体が不安定になるのを防止することができる。そのため、狭い場所での熱融着作業においての作業効率が向上する。




 

 


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