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発明の名称 打撃工具
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平11−104974
公開日 平成11年(1999)4月20日
出願番号 特願平9−272967
出願日 平成9年(1997)10月6日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】石田 喜樹
発明者 柴田 光義 / 内田 正昭
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 工具本体内に、先端にビットを一体に装着可能なツールホルダを回動自在に軸支し、前記ツールホルダに、軸方向へ前後移動可能で、且つ軸方向の前後何れか一方側へ付勢されて前記工具本体側と当接する操作部材を、前記ツールホルダと一体回転可能に外装して、前記操作部材を前記工具本体の外部より操作可能とする一方、前記付勢された操作部材と前記工具本体側との当接部分に、互いに係合して前記操作部材の回転を規制する係合部を夫々設けたことを特徴とする打撃工具。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工具本体の先端に装着したビットに打撃作動を伝達可能な打撃工具に関する。
【0002】
【従来の技術】ビットは、打撃工具の本体内に設けられたツールホルダへ差し込み、抜け止めすることで、工具本体に装着されるが、ビットの種類によって、例えばタガネ等では、作業がしやすいようにビットを周方向へ適切な角度で装着させる必要がある。そこで出願人は、特開平9−174317号公報に開示の如く、ツールホルダを回動可能且つ軸方向へ前後移動可能とすると共に、これを後方へ付勢する付勢手段を設け、工具本体側には、付勢されて後退位置にあるツールホルダと係止してその回転をロックする係止部材を設けた発明を既に提供している。即ち、ビットに所望の角度を付与したい場合は、ツールホルダと一体の操作部材を利用してツールホルダを前進させ、係止部材と離反させてロックを解除し、任意の角度でツールホルダごとビットを回転させ、そのままツールホルダを後退させて当該位置で再びロックするものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記構造の場合、空打ち時や、スイッチONのままビットの地面等への押し付けを止めた時には、打撃子の前進に伴うツールホルダへの衝撃によって、ツールホルダが勝手に前進し、当該位置でのロックが解除して、元の角度が変わってしまう虞れがある。同様にこのような不意のロック解除は、作業中にビットがコンクリートや地面にかみ込んだ際にも起こり得る。即ち、ビットのかみ込み状態のまま工具本体を引き上げようとすると、ビットと共に前方に残るツールホルダが工具本体に対して相対的に前進し、ロックが解除してしまうのである。一方、角度変更の際には、操作部材、ビット、ツールホルダを全て軸方向に移動させる必要があり、移動部分が多くなって操作性が悪くなる。
【0004】そこで、請求項1に記載の発明は、このような不意のロック解除による角度変更の虞れがなく、角度変更も良好な操作性で行える打撃工具を提供することを目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、工具本体内に、先端にビットを一体に装着可能なツールホルダを回動自在に軸支し、前記ツールホルダに、軸方向へ前後移動可能で、且つ軸方向の前後何れか一方側へ付勢されて前記工具本体側と当接する操作部材を、前記ツールホルダと一体回転可能に外装して、前記操作部材を前記工具本体の外部より操作可能とする一方、前記付勢された操作部材と前記工具本体側との当接部分に、互いに係合して前記操作部材の回転を規制する係合部を夫々設けたことを特徴とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、打撃工具としての電動ハンマーの一部縦断面図で、電動ハンマー1の後方(図の右側)に本体軸方向と平行に配置される図示しないモータのモータ軸4は、本体軸方向と直交状に軸支されるクランクシャフト5と一体のスパイラルベベルギヤ6と噛合し、クランクシャフト5を回転させる。クランクシャフト5には、偏心ピン7が突設されて、これが、主ハウジング3に同軸で軸支されるツールホルダ8の後方のシリンダ部9に遊挿されるピストン11と、ロッド12を介して連結されており、これらのクランク機構によって、モータ軸4の回転をピストン11の往復動に変換している。尚、主ハウジング3は、ツールホルダ8の軸支の他、後方にも延設して、クランクシャフト5を軸支するボールベアリング13の支持と、モータ軸4を軸支するボールベアリング14の支持とを行う一体成形品とし、電動ハンマー内部の振動の低減を図っている。
【0007】又、ツールホルダ8のシリンダ部9は、前後に配置されたリング15,16によって主ハウジング3に軸支され、その内部には、ピストン11の前方に空気室17を介して打撃子18を前後移動可能に収納しており、ピストン11の進退動で、空気バネの作用で打撃子18が連動して進退動することになる。更に、進退動する打撃子18は、その前方に前後移動可能に収納される中間子19を打撃し、ツールホルダ8に装着されるビットの後端を打撃して、ビットへ打撃作動を伝達可能となっている。尚、20はフラットワッシャ、21はOリング、22はOリングケース、そして23はOリングで、夫々中間子19と打撃子18との間に配置され、通常打撃作動時には中間子19の位置の規制と緩衝とを図る一方、空打ち時には、Oリング23が前進した打撃子18の先端を把持してピストン11との連動を阻止するものとなっている。
【0008】更に、ツールホルダ8の前方には、小径のチャック部10が連設され、そのチャック部10には、チャックカバー24が前後移動可能に外装されている。同様にチャックカバー24の内部にも、チャックリング25がチャック部10に前後移動可能に外装され、その前端に配置されたスプリングガイド26との間の圧縮スプリング27によって、チャックカバー24とチャックリング25とは互いに相反する方向へ付勢される。但し、チャックリング25には、チャック部10を遊貫するストッパピン28が遊挿しており、チャックリング25の外周に巻装されるリーフスプリング29によってストッパピン28が軸心側へ付勢されることで、ストッパピン28の頭部が係合してチャックリング25の軸方向の移動を規制しているため、常態では、チャックカバー24が前方へ移動してキャップ30と当接する最前進位置にある。尚、31は、チャック部10の外周に配置され、チャックリング25の前進により軸心側へ押圧されるスチールボールである。
【0009】一方、チャックカバー24とカバー2との間には、ツールホルダ8のシリンダ部9の前方部に外装する操作部材としてのチェンジリング32が配置されている。このチェンジリング32は、前端がチャックカバー24に遊挿し、後端がカバー2に外嵌して外部に露出する二段筒形状を呈し、チャックリング25の後端に配置されたスプリングガイド33との間の圧縮スプリング34によって、後方へ付勢される。又、チェンジリング32は、シリンダ部9に外装する小径筒32aを連設した二重筒形状ともなっており、図3にも示す如く、シリンダ部9の外周に等間隔で形成された4つのスライド溝35,35・・と、小径筒32aの内周に形成されたスライド突起36,36・・との嵌合によって、チェンジリング32はツールホルダ8と回転は一体で、スライドのみ自在となる。更に、チェンジリング32は、常態では圧縮スプリング34の付勢力によって主ハウジング3の前端に当接するが、図4にも示す如く、主ハウジング3の前端とチェンジリング32の後面とには、夫々係合部としての係合歯37,37・・及び38,38・・が対向状に突設されて互いに噛合し、チェンジリング32の回転を規制可能となっている。
【0010】以上の如く構成された電動ハンマー1は、ビット40を装着する際、図1の常態から、そのままツールホルダ8のチャック部10へビット40の後端を差し込めば、ビット40の後端がストッパピン28の先端に当接してストッパピン28を押し上げるため、ストッパピン28の頭部とチャックリング25との係止が解除されて、チャックリング25は圧縮スプリング34の付勢力で(ここでは後側の圧縮スプリング34を前側の圧縮スプリング27より付勢力の大きいものを使用しているため)前進し、スチールボール31を軸心側へ押圧する。よって、図2の如く、軸心側へ突出したスチールボール31がビット40のロック溝41へ係合し、ビット40はツールホルダ8へ装着される。ここでビット40の角度を変更したい場合、チェンジリング32を把持して前方へスライドさせると、図5の如く、その後面の係合歯38と主ハウジング3側の係合歯37との噛合が解かれるため、そのままチェンジリング32によってツールホルダ8を回転させ、ビット40を任意の角度に変更することができる。尚、チェンジリング32の前方へのスライドはスプリングガイド33への当接で規制されるため、前方へのスライド位置に拘わらず、常にスライド溝35とスライド突起36との嵌合は維持される。そして角度変更後、チェンジリング32を後退させると、再び後面の係合歯38と主ハウジング3側の係合歯37とが噛合し、当該位置でチェンジリング32とツールホルダ8との回転がロックされることになる。
【0011】このように上記実施の形態によれば、ツールホルダ8はチェンジリング32を介してその回転止めがなされている格好となるから、チェンジリング32のみをスライドさせて回転させれば、ツールホルダ8の回転即ちビット40の角度変更を簡単に行うことができる。よって、移動部分がチェンジリング32のみとなって操作性に優れたものとなる。又、ツールホルダ8を軸方向に移動させないから、電動ハンマー1の作動状態でビット40の押し付けを止めたり、空打ちを行ったり、或はビット40がかみ込んだりしても、ツールホルダ8の軸方向の位置は変わらず、勿論チェンジリング32の移動も生じないため、係合歯37と38との噛合が外れてビット40の角度が不意に変化する虞れはなくなる。尚、チェンジリング32のツールホルダ8への結合形態は、一体回転とスライド自在とが実現できれば、スプライン結合やキー結合等他の構造を採用して差し支えなく、主ハウジング3との間の係合部も、係合歯の数や形状を任意に変更しても良い。又、上記形態は、チェンジリング32を後方へ付勢して主ハウジング3と噛合させ、前方へのスライドで噛合を解除する構成であるが、これと逆に、チェンジリング32を前方へ付勢して、その前方でハウジング内に設けた係合歯と噛合させ、角度変更時には、後方へのスライドで噛合を解除する構成とすることもできる。
【0012】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、工具本体の外部から操作部材のみを付勢方向と反対側へスライドさせて回転させれば、ツールホルダを回転させてビットの角度変更を簡単に行うことができ、操作性に優れたものとなる。又、ツールホルダ自体を軸方向に移動させないから、工具の作動状態でビットの押し付けを止めたり、空打ちを行ったり、或はビットがかみ込んだりしても、ツールホルダの軸方向の位置は変わらず、係合部への影響は生じないため、一旦設定したビットの角度が不意に変化する虞れもないのである。




 

 


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