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発明の名称 プレス装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平11−319973
公開日 平成11年(1999)11月24日
出願番号 特願平10−152283
出願日 平成10年(1998)5月15日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】日昔 吉武
発明者 中村 良太 / 山本 薫 / 古沢 行雄
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 プレス型のプレス面に開口するエア供給口と、エア供給路により上記エア供給口に接続されたエア圧源と、上記エア供給路の開閉により上記プレス型による素材のプレス成形中に上記素材と上記プレス面との間へ加圧エアを供給させる制御手段とを有するプレス装置【請求項2】 請求項1において、上記加圧エアに潤滑油が霧状に混入されたプレス装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鋼板等の深絞り加工に好適なプレス装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エンジン用オイルパンのように底が深い部品を鋼板からプレス成形する場合、成形品に割れやしわが発生しないように、従来はプレス成形の前に素材やプレス型の表面へ粘度の高い潤滑油を塗布していたが、刷毛、ローラ等を使って人手で必要量の潤滑油を塗布することは大層面倒であると共に、プレスの周囲が潤滑油により汚されやすいため、プレス作業の環境を悪化させる不具合があった。
【0003】また、特許第2540120号公報に記載された自動塗油装置は、ドロー金型のパンチ部材表面に給油ノズルを埋設し、この給油ノズルによってプレス加工サイクル毎にパンチ部材表面の必要個所へ必要量の潤滑油を供給しているが、このようにパンチ部材表面へ潤滑油のみを供給する方式ではプレス加工性の向上に自ずから限界があると同時に、比較的多量の潤滑油を消費する問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、プレス成形時における潤滑油の使用量を減少させて、素材のプレス加工性を容易に向上させることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため、本発明にかかる請求項1所載のプレス装置は、プレス型のプレス面に開口するエア供給口と、エア供給路により上記エア供給口に接続されたエア圧源と、上記エア供給路の開閉により上記プレス型による素材のプレス成形中に上記素材と上記プレス面との間へ加圧エアを供給させる制御手段とを有している。
【0006】従って、制御手段によるエア供給路の開閉によって、素材のプレス成形中にエア圧源からエア供給口を経て素材とプレス型のプレス面との間へ加圧エアが供給されるため、素材とプレス面との間に適宜の空気層が形成されて、その部分では素材及びプレス面間の摩擦が排除され、プレス成形中プレス面に沿って素材が引き延ばされ、及びまたは、素材が移動するとき、それらの流動性が良好となって、素材のプレス加工性を容易に向上させることが可能となる。
【0007】また、本発明にかかる請求項2所載のプレス装置は、上記請求項1において、上記加圧エアに潤滑油が霧状に混入されている。
【0008】従って、霧状となった潤滑油の微粒子は加圧エアに含まれて、素材の表面及びプレス面へ潤滑油が自動的に供給されるので、素材のプレス加工性を一層向上させることができると共に、潤滑油が微粒子として供給されるため、潤滑油の消費量低減を図ることができるようになる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す本発明の実施形態例について説明する。図1において、深絞り加工用のプレス1は、下型パンチ2と、下型パンチ2に組み合わされたブランクホルダー3と、上型4とを有し、上型4にはプレス成形品5を上型4から取り外すためのパット6が組み込まれている。
【0010】一方、ポンプ等のエア圧源10と、パット6のプレス面7に形成されたエア供給口11とを接続するエア供給路12には、上流側から順次フィルタ兼風量レギュレータ13、マイクロミストルブリケータ14、タンク15、及び、バルブ16が設けられ、マイクロミストルブリケータ14は潤滑油をエア流路内へ噴霧して、潤滑油をエア内へ霧状に適宜混入させるものである。
【0011】また、タンク15は潤滑油が霧状に混入したエアを一時的に貯めて、潤滑油の微粒子をエア内で均等に分散させると共に、比較的粒度の大きい潤滑油を内壁面等に付着させてエアから除去する機能をそなえている。さらに、バルブ16は、後記する上型4の下降に同期して作動する適当なリミットスイッチや付属カム等により開閉され、タンク15からエア供給口11への加圧エアの供給を制御している。
【0012】他方、上型4のプレス面8に適宜形成された複数のエア吸引口17は上型4内のヘッダ18にそれぞれ接続され、ヘッダ18から外方へ延びるエア抜出し路19にはバルブ20及び分離器21が設けられて、分離器21が図示しない低圧源に接続されており、バルブ20は後記する上型4の下降に同期して開閉され、分離器21はエア吸引口17から抜き出されたエア中に含まれる潤滑油の微粒子をエアから分離する機能をそなえている。なお、エア供給口11及びエア吸引口17はそれぞれ小さく、かつ、成形品5のプレス加工に支障がない適宜の位置に設けられている。
【0013】次に、プレス1の作用について説明する。図2に示されているように、上型4が上方位置にあるプレス開始時には、ブランクホルダー3の上面が下型パンチ2の上面よりやや高く位置して、プレス加工される鋼板等の平板素材30がブランクホルダー3の上面に載置されており、この状態から上型4及びパット6が一体的に下降する。
【0014】上型4が下降して図3のように素材30に当接すると、ブランクホルダー3の上方付勢力に抗して上型4がさらに下降することにより、素材30は上型4及びブランクホルダー3間に挟み込まれてホールドされ、このときバルブ16が開き、エア供給口11から素材30とプレス面7、8との間へ、潤滑油が霧状に混入した加圧エアが供給されて、素材30の上面とプレス面7、8とに潤滑油の微粒子が適宜付着することにより潤滑油が自動的に塗布され、また、バルブ20が開いて、エア吸引口17からエア抜出し路19へ積極的にエア抜きが行われる。
【0015】この状態でブランクホルダー3、上型4及びパット6と共に素材30が下降すると、図4のように素材30は下型パンチ2により相対的に押し込まれて深絞り加工が施され、最終的には図1の状態となって成形品5が得られるが、その直前にバルブ16が閉じ、さらに若干遅れてバルブ20が閉じるように制御されている。
【0016】この深絞り加工時に、素材30はとくに屈曲個所でプレス面7、8に沿って部分的に引き延ばされ、及びまたは、引き込まれるが、深絞り加工中における上型4及びブランクホルダー3の下降速度は比較的ゆるやかであるため、素材30の表面とプレス面7、8との間には加圧エアにより空気層が適宜形成されて、この空気層の部分ではプレス面7、8に対する素材30表面の摩擦が効果的に排除され、また、加圧エア中に含まれた微粒子が素材30の表面やプレス面7、8に適宜付着して、プレス面7、8に対する素材30表面の摩擦を低減させているので、上記引き延ばし、及びまたは、引き込みに伴う素材30の流動及び変形が容易となり、その結果、素材30に対する深絞り加工を比較的簡単に施すことができることとなる。
【0017】なお、エア供給口11から素材30とプレス面7、8との間へ加圧エアが供給されていても、エア吸引口17からエア抜出し路19へ積極的にエア抜きが行われているため、下型パンチ2、ブランクホルダー3、上型4及びパット6による素材30のプレス加工精度が低下するようなことは全くないものである。
【0018】しかも、潤滑油は加圧エア中に含まれた微粒子として供給されるため、素材30の表面及びプレス面7、8に対する潤滑油の供給を人手を借りることなく自動的に行わせて、プレス作業を容易に簡便化できると共に、潤滑油の使用量を最小限にまで確実に減少させることが可能となり、かつ、エア吸引口17からエア抜出し路19へ抜き出されたエア中の潤滑油粒子は、分離器21により効率良く捕集されて回収することができるので、この面からも潤滑油の消費量を容易に抑制できる利点がある。
【0019】上記実施形態例では、素材とプレス型のプレス面との間へ供給される加圧エアに潤滑油を霧状に混入させているが、このような潤滑油を加圧エアに混入させない場合であっても、上記加圧エアにより形成された空気層の存在によって、プレス面に対する素材表面の摩擦を効果的に排除させることができるので、素材の表面に塗布する潤滑油の量を従来よりも大幅に減少させて、プレスによる素材の深絞り加工を比較的容易に行わせることができるものである。
【0020】
【発明の効果】本発明にかかる請求項1所載のプレス装置においては、エア圧源から供給された加圧エアにより素材とプレス面との間に適宜の空気層が形成され、その部分ではプレス成形中の素材及びプレス面間の摩擦が排除されて、プレス面に沿う素材の流動性が良好となるので、素材のプレス加工性を容易に向上させることが可能となって、プレス加工時に必要な潤滑油の量を容易に減少させることができる長所がある。
【0021】また、本発明にかかる請求項2所載のプレス装置においては、潤滑油が加圧エアへ霧状に混入されて、素材の表面とプレス型のプレス面とに適量の潤滑油が自動的に供給されるので、素材のプレス加工性を一層向上させることができると共に、潤滑油の消費量低減を図ることができるようになる。




 

 


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