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発明の名称 プレス金型のリフタ装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平11−267778
公開日 平成11年(1999)10月5日
出願番号 特願平10−72046
出願日 平成10年(1998)3月20日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】長門 侃二
発明者 田丸 久幸
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 上下一対からなるプレス金型に設けられ、プレス成形された部品を払い出すリフタと、ロッドを出入作動することで前記リフタを上昇及び下降させる液圧シリンダと、前記プレス金型の上下動に応じて液圧を発生し、該液圧により前記液圧シリンダのロッドの出入作動を前記プレス金型の上下動に連動して行う液圧発生手段と、を備えたことを特徴とするプレス金型のリフタ装置。
【請求項2】 前記液圧シリンダと前記液圧発生手段とは液圧を伝達すべくホースを介して液的に連結されており、該ホースは前記プレス金型内に配設されていることを特徴とする、請求項1記載のプレス金型のリフタ装置。
【請求項3】 前記リフタと前記液圧発生手段は前記プレス金型の上型若しくは下型のいずれか一方に設けられていることを特徴とする、請求項1または2記載のプレス金型のリフタ装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プレス金型のリフタ装置に係り、詳しくはプレス金型内に設けられた板金パネル払い出し用のリフタ装置に関する。
【0002】
【関連する背景技術】図2を参照すると、プレス機械の一対のボルスタB及びスライドS間に投入され使用される従来の一般的なプレス金型1’が示されている。プレス金型1’は、上型2と下型4とからなっており、下型4の成形部6上に置かれた板金パネル(部品)Pを上型2がプレス(押圧)することで板金パネルPの成形を行うよう構成されている。詳しくは、上型2の内側には板状の複数のガイド部材3が設けられており、上型2は、当該ガイド部材3が下型4の側面に形成された各摺動面5に沿って上下に摺動することで、下型4と噛み合い、板金パネルPを一定の形状に成形可能とされている。
【0003】上型2には、プレス成形時に板金パネルPが成形部6上で動かないよう該板金パネルPを成形部6に押さえ付けるパッド8が設けられている。詳しくは、パッド8の外側には板状の複数のガイド部材35が設けられており、つまり、パッド8は該ガイド部材35が上型2の側面に形成された各摺動面36に沿い摺動することで上下動するよう構成されている。また、上型2には複数のスプリング10(弾性部材)が取り付けられており、該スプリング10の付勢力により、プレス成形時においてパッド8が成形部6に付勢され、板金パネルPが成形部6に固持可能とされている。なお、パッド8は金属製であって、その当たり面は下型4の形状に合ったものとされている。
【0004】下型4には、プレス成形された板金パネルPを上方に払い出すリフタ12が内装されており、このリフタ12は下型4に固定されたエアシリンダ14の作動によって上下動するよう構成されている。エアシリンダ14の出側ポート16にはエアホース18の一端が接続されており、該エアホース18の他端は下型4の本体上に設けられたブラケット24に支持されている。また、戻り側ポート20にはエアホース22の一端が接続されており、その他端はエアホース18と同様に上記ブラケット24に支持されている。
【0005】エアホース18,22の上記各他端には、それぞれエアホース30,32が接続されている。詳しくは、エアホース30,32の各一端にはそれぞれカプラ26,28が備えられており、これらカプラ26,28がエアホース18,22の各他端に着脱可能に接続されている。そして、エアホース30,32の各他端は切換電磁弁34の各出力ポートに接続されており、該切換電磁弁34の入力ポートは圧搾エアを発生するエア源(図示せず)に接続されている。また、切換電磁弁34は、プレス機械の制御装置(図示せず)に電気的に接続されており、該制御装置からの指令信号に応じて圧搾エアの出力される出力ポートが切換わるよう構成されている。つまり、制御装置から供給される指令に応じて、エアシリンダ14の出側ポート16にエアを供給するのか或いは戻り側ポート20にエアを供給するのかが決定され、これにより、リフタ12の上昇と下降とが切換操作される。
【0006】つまり、従来においては、リフタ12、エアシリンダ14、エアホース18,22及びプレス金型の外部に設けられたカプラ26,28、エアホース30,32、切換電磁弁34等よりプレス金型のリフタ装置が構成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、リフタ12は、上型2が下降してプレス成形を行った後に上昇して板金パネルPを上方に払い出す一方、上型2が下降しプレス成形を行うときには確実に下降してプレス成形を妨げないようにしなければならない。従って、通常は、上記プレス機械の制御装置によってリフタ12の上昇と下降のタイミングを上型2の上昇、下降のタイミングに同期させるよう制御している。
【0008】しかしながら、リフタ12の上昇と下降とを行う適正なタイミングは、板金パネルPの大きさ等に因りプレス金型毎に異なっており、故に、リフタ装置が上記のように構成されリフタ12の上昇と下降とがプレス機械の制御装置によって制御されるようになっていると、プレス金型を交換する毎に作業者が制御装置を操作してリフタ12の上昇と下降のタイミングを逐一設定してやらなくてはならず、手間がかかるという問題がある。さらに、この際、誤ったタイミングに設定してしまうと、リフタ12を上型2に干渉させこれらを破損させる虞があり、この点も問題となっている。
【0009】また、リフタ装置が上記のように構成されていると、プレス金型を交換する毎に作業者がカプラ26,28の着脱を行わなければならず煩わしいという問題もある。本発明は上述した事情に基づきなされたもので、その目的とするところは、簡単且つコンパクトな構成にしてリフタを常に適正なタイミングで上昇及び下降させることの可能なプレス金型のリフタ装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成するために、請求項1の発明によれば、プレス成形された部品を払い出すリフタを上昇及び下降させる液圧シリンダのロッドは、プレス金型の上下動に応じて液圧を発生する液圧発生手段からの液圧供給を受けてプレス金型の上下動に連動して出入作動することになる。
【0011】従って、簡単な構成でありながら、例えば、上型が下降するときには、液圧シリンダのロッドが入作動(戻り作動)しリフタが常にタイミングよく下降して上型との干渉なくプレス成形が良好に行われ、一方、上型が上昇するときには、液圧シリンダのロッドが出作動しリフタがやはり常にタイミングよく上昇してプレス成形した部品が良好に払い出される。
【0012】これにより、従来のようなプレス金型交換時の手間或いは煩わしさが一切省かれるとともに、リフタや上型等の損傷が確実に防止される。好ましくは、液圧シリンダと液圧発生手段とを液的に連結するホースがプレス金型内に配設されているのがよく、これにより、リフタ装置がコンパクトに構成され、プレス金型からのホースの突出に起因する引っかかり等の不具合の発生が好適に防止される。
【0013】また、リフタと液圧発生手段はプレス金型の上型若しくは下型のいずれか一方に纏めて設けられるのがよく、これにより、リフタ装置がコンパクトにして上型及び下型のいずれにも良好に適用可能とされ、また、メンテナンス時において上型と下型とがリフタ装置の影響なく容易に分離可能となり、保全作業、補修作業が容易なものとされる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1を参照すると、プレス機械の一対のボルスタB及びスライドS間に投入され使用される、本発明に係るプレス金型1が示されており、以下、当該プレス金型1の構成を説明する。なお、上記従来のプレス金型1’と同一の符号を付したものについてはプレス金型1’と共通であり、それらについては説明を省略する。従って、ここでは上記従来のプレス金型1’と異なるリフタ装置の部分についてのみ説明する。
【0015】下型4には、プレス成形された板金パネル(部品)Pを上方に払い出す上記従来のプレス金型1’と同様のリフタ12が内装されている。そして、このリフタ12は油圧シリンダ(液圧シリンダ)40に接続されており、該油圧シリンダ40の作動によって上下動するよう構成されている。つまり、リフタ12はピストン41から延びるロッド42の先端に取り付けられており、ピストン41が油圧により作動することで上昇及び下降するようにされている。
【0016】同図に示すように、油圧シリンダ40の出側ポート42からは油管(ホース)44が延びており、一方戻り側ポート46からは油管(ホース)48が延びている。そして、下型4には、ロッド52を上型2に対し垂直に向けるようにして油圧シリンダ(液圧発生手段)50が立設されている。
【0017】油圧シリンダ50には、出側ポート56と戻り側ポート58とが設けられており、出側ポート56には上記油管48が接続され、戻り側ポート58には上記油管44が接続されている。即ち、ピストン41により分割された各液室43,47及びピストン51により分割された液室53,57内には作動油が充填されているのであるが、当該作動油がそれぞれ油圧シリンダ40の液室43と油圧シリンダ50の液室57間で流通可能であるとともに油圧シリンダ40の液室47と油圧シリンダ50の液室53間で流通可能とされている。
【0018】なお、同図に示すように、油管44,48はともに下型4内を通るよう配設されており、故に油管44,48が下型4の外に突出し邪魔になるようなことはない。また、ロッド52の先端には押圧プレート59が設けられている。該押圧プレート59は、図1では主として上型2が下降限となり完全に下型4と当接した状態を示しているが、上型2の押圧面2aが当該図1において二点鎖線で示す状態を経て下降する際において、該押圧面2aと当接するようにされている。
【0019】さらに、押圧プレート59と油圧シリンダ50の本体間には、ロッド52を外嵌するようにしてコイルスプリング60が配設されている。このコイルスプリング60は、押圧プレート59を常に上型2の押圧面2aに向けて付勢するよう設定されている。従って、押圧プレート59が上型2の押圧面2aと当接していないときには、押圧プレート59は図中二点鎖線で示す位置とされ、これにより油圧シリンダ50のロッド52は常に出限位置に保持される。
【0020】以下、このように構成された本発明に係るリフタ装置の作用を説明する。上型2が上昇限にあるときには、上型2の押圧面2aと押圧プレート59とは当接しておらず、この場合には、上述したように、ロッド52はコイルスプリング60の付勢力によって出限状態とされ、ピストン51は二点鎖線で示すように上昇限に位置している。そして、このようにピストン51が上昇限に位置しているときには、液室57の容積は小さく、故に作動油はその殆どが油圧シリンダ40の液室43に移動させられている。つまり、押圧面2aと押圧プレート59とが当接していないときには、油圧シリンダ40はピストン41が押し上げられてロッド42が出限状態とされており、故にリフタ12は二点鎖線で示すように上昇した状態とされている。
【0021】そして、このように上型2が上昇限にあり、リフタ12が上昇しているときにおいて、作業者が板金パネルPをリフタ12上に置くことになるが、その後、作業者がプレス機械を作動操作すると、上型2が下降を開始することになる。このように上型2が下降すると、押圧面2aが押圧プレート59と当接して該押圧プレート59を押し下げることになる。そして、このように押圧プレート59が押し下げられると、その押圧によってロッド52とともにピストン51が下降することとなり、図中実線矢印で示すように、液室53内の作動油が油圧シリンダ40の液室47に移動する一方、液室43内の作動油が油圧シリンダ50の液室57に移動する。これにより、油圧シリンダ40のロッド42が戻り限まで移動することとなり、リフタ12が下降する。そして、リフタ12が下降することで板金パネルPが下型4の成形部6上にセットされることとなり、上型2が下降限となったときにおいて板金パネルPが上型2と下型4間で良好にプレス成形される。
【0022】板金パネルPがプレス成形されると、その後上型2が上昇することになり、これに応じて押圧プレート59がコイルスプリング60の付勢力によって上昇する。押圧プレート59が上昇すると、ロッド52とともにピストン51も上昇することとなり、この場合にあっては、図中破線矢印で示すように、液室57内の作動油が油圧シリンダ40の液室43に移動する一方、液室47内の作動油が油圧シリンダ50の液室53に移動する。これにより、油圧シリンダ40のロッド42が再び出限まで移動することとなり、リフタ12が上昇することになる。このようにリフタ12が上昇すると、プレス成形された板金パネルPがリフタ12によって押し上げられ、即ち払い出されることになる。これにより、プレス成形による成形で板金パネルPが成形部6に張り付いているような場合であっても、当該プレス成形された板金パネルPを作業者が容易に取り出すことが可能となる。
【0023】以上、説明したように、本発明のプレス金型のリフタ装置では、上型2の下降により押圧され作動させられる油圧シリンダ50を下型4に設け、当該油圧シリンダ50の出側ポート56及び戻り側ポート58と油圧シリンダ40の出側ポート42及び戻り側ポート46とを互いにクロスするように連結してリフタ装置を構成するようにしている。
【0024】従って、リフタ装置を極めて簡単に構成しながら、リフタ12の上昇及び下降のタイミングを常に上型2のタイミングに同期連動させてリフタ12を上下動させることができる。つまり、本発明のプレス金型のリフタ装置を用いるようにすれば、極めて簡単な構成にして、リフタ12の上昇と下降のタイミングを従来の如くプレス金型の交換毎に調整することなく常に適正なものにすることができる。即ち、プレス金型毎に適切なストローク、ボアの油圧シリンダ40及び油圧シリンダ50を一旦選択しておけば、常にリフタ12の上昇と下降のタイミングを適正なものにしておくことができる。
【0025】これにより、プレス金型の交換時における作業者のタイミング調整の手間を省いて作業性を向上させることができ、さらには、誤ったタイミングでリフタ12を作動させることを排除してリフタ12や上型2等のプレス金型自体の破損を確実に防止することができる。また、従来のようにプレス金型の交換毎に作業者がプレス金型にエアホース等を接続する必要もなくなり、これによってもプレス金型交換時における煩わしさを省いて作業性を向上させることができる。
【0026】また、油管44,48を完全に下型4内に配設することで、リフタ装置をコンパクトにでき、油管44,48の破損等を好適に防止できる。なお、上記実施形態では、リフタ装置を下型4に設けるようにしたが、状況に応じて上型2に設けるようにしてもよい。
【0027】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の請求項1のプレス金型のリフタ装置によれば、液圧発生手段によりプレス金型の上下動に応じて液圧を発生し、該液圧によって液圧シリンダのロッドを出入作動させるので、プレス成形された部品を払い出すリフタをプレス金型の上下動に連動して上昇及び下降させることができる。
【0028】従って、リフタ装置を簡単に構成しながら、従来のようなプレス金型交換時の手間或いは煩わしさを一切省くようにでき、且つ、リフタや上型等の損傷を確実に防止することができる。また、好ましくは、液圧シリンダと液圧発生手段とを液的に連結するホースをプレス金型内に配設するのがよく、これにより、リフタ装置をコンパクトに構成でき、プレス金型からのホースの突出に起因する引っかかり等の不具合を好適に防止することができる。
【0029】また、リフタと液圧発生手段についてはプレス金型の上型若しくは下型のいずれか一方に纏めて設けるのがよく、これにより、リフタ装置をコンパクトにして上型及び下型のいずれにも良好に適用可能にでき、さらに、メンテナンス時において上型と下型とをリフタ装置の影響なく容易に分離可能にでき、保全作業、補修作業を容易なものとすることができる。




 

 


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