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発明の名称 壜体のブロー成形方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平11−227034
公開日 平成11年(1999)8月24日
出願番号 特願平10−35598
出願日 平成10年(1998)2月18日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】渡辺 一豊
発明者 佐藤 信雄
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 合成樹脂製壜体の熱固定2軸延伸ブロー成形において、ブロー処理完了時に、前記壜体(1) 内に圧入された圧力気体の一部を前記壜体(1) 外に回収し、該回収した圧力気体を、前記壜体(1) 内の圧力気体を排出しながら、前記壜体(1) の内表面に吹き付ける壜体のブロー成形方法。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリエチレンテレフタレート樹脂等の合成樹脂製壜体の熱固定2軸延伸ブロー成形方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリエチレンテレフタレート樹脂等の合成樹脂製の壜体の内、壜体の成形金型の金型温度を高めることにより、成形される壜体の耐熱性を高める熱固定2軸延伸ブロー成形方法が知られている。
【0003】この熱固定2軸延伸ブロー成形方法は、成形金型の金型温度を高温にした状態で壜体を2軸延伸ブロー成形し、このブロー成形処理後、成形された壜体を、その形状が安定するまで冷却してから離型させている。
【0004】この壜体に対するブロー成形処理後の冷却処理は、ブロー成形操作のタイミングに合わせて金型温度を低下させ、この型温を低下させた金型により達成する方法と、ブロー成形操作のタイミングに合わせて、コンプレッサーから専用の冷却用気体を壜体内に噴出させる方法とが利用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記した従来技術の内、前者の金型温度を低下させる方法にあっては、金型に対する温度制御がきわめて面倒となるばかりか、金型の制御温度幅が大きいので、その制御に時間が掛かり、このため壜体の成形サイクルが長くなって、生産効率が低くなると云う問題があった。
【0006】また、従来技術の内、後者の専用の冷却用気体を使用する方法にあっては、専用の冷却用気体と、この冷却用気体を貯蔵すると共に、成形された壜体内に高圧状態のまま噴出させるためのコンプレッサーを主体とした設備を必要とし、このため壜体の離型を達成するだけの設備に、大きい経費と、金型付近に大きな設置スペースとを必要とし、このため設備費が増大すると共に、金型装置全体が複雑化および大型化し、壜体の製造経費が割高となるばかりか、保守管理が面倒となると云う問題があった。
【0007】そこで、本発明は、上記した従来技術における問題点を解消すべく創案されたもので、壜体のブロー成形に使用された圧力気体を、この壜体の冷却に利用することを技術的課題とし、もって冷却のための専用の冷却気体および設備を要することなく、離型のための壜体の形状の安定化を速やかにかつ簡単に得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決する本発明の手段は、合成樹脂製壜体の熱固定2軸延伸ブロー成形に関するものであること、ブロー処理完了時に、2軸延伸ブロー成形された壜体内に圧入された圧力気体の一部を、この壜体外に回収すること、この回収した圧力気体を、ブロー成形処理の完了した壜体内の圧力気体を排出しながら、この壜体の内表面に吹き付けること、にある。
【0009】壜体のブロー成形処理完了、すなわち圧力気体源から壜体内への圧力気体の供給停止と同時に、壜体内の圧力気体の一部を、この壜体内の圧力気体の圧力を利用して、壜体外に回収する。
【0010】次いで、ブロー成形処理の完了した壜体内の圧力気体の排出を行いながら、壜体外に回収した圧力気体を、壜体内表面に吹き付ける。
【0011】この回収した圧力気体の壜体内表面への吹き付けにより、壜体の冷却が促進され、離型前の壜体の形状安定化が達成される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面を参照しながら説明する。図1は、本発明を実施する管路構成の好ましい一例を示すもので、ブロー成形の圧力気体源3は、金型2内の壜体1に、途中に第1バルブ5を有する管路で接続されている。
【0013】ON状態で圧力気体源3を壜体1に接続する第1バルブ5には、OFF状態で壜体1内を、圧力気体回収用のアキュムレータ4に接続する、途中に第1逆止弁8を有する管路が接続されており、また壜体1から第1バルブ5に接続している管路の分岐したもう一つの先端は、OFF状態で遮断し、ON状態で消音マフラー10を介して開放する第2バルブ6に接続されている。
【0014】第1逆止弁8の下流側のアキュムレータ4に接続した管路は、ON状態で接続状態となり、OFF状態で遮断状態となる第3バルブ7に接続されており、この第3バルブ7は、途中に第2逆止弁9を有する管路を介して壜体1内に接続されている。
【0015】第1バルブ5をON、第2バルブ6をOFF、第3バルブ7をOFF状態にして、壜体1のブロー成形を行い、一定時間後、第1バルブ5をOFF状態に切替えることにより、壜体1のブロー成形処理を完了させる。
【0016】壜体1のブロー成形処理完了と同時に、すなわち第1バルブ5のOFF状態への切替えにより、壜体1をブロー成形した壜体1内の圧力気体の一部が、第1バルブ5と第1逆止弁8を通ってアキュムレータ4に回収される。
【0017】第1バルブ5をOFFしてから0.1〜1.0秒後に、第2バルブ6と第3バルブ7をON状態に切替えて、第2バルブ6を通して壜体1内の圧力気体を排出すると共に、第3バルブ7を通してアキュムレータ4に収納されている圧力気体を、壜体1の内表面に吹き付け、壜体1の冷却を促進させる。
【0018】第3バルブ7は、予め設定されている型開き時点よりも前の時点、具体的にはONしてから1秒に満たない時点でOFF状態に切替えられ、第2バルブ6を通しての排気により、型開き時点までに、壜体1内の圧力を、離型を可能とする値まで確実に低下させる。
【0019】
【発明の効果】本発明は、上記した構成となっているので、以下に示す効果を奏する。壜体のブロー成形に使用した圧力気体の一部を、そのままブロー成形されたばかりの壜体の離型のための冷却に利用するので、壜体冷却のための専用の冷却用圧力気体を作る必要がなく、もって設備経費の削減と設備の構造簡単化および小型化を得ることができると共に、ブロー成形用の圧力気体の顕著な有効利用を得ることができる。
【0020】壜体のブロー成形に使用した圧力気体の一部を、壜体の内表面に吹き付けての冷却は、壜体内の圧力気体を排出しながら行うので、壜体の内表面に吹き付けられる圧力気体は、壜体内表面に対して常に新しい圧力気体が吹き付けられることになり、もって高い冷却作用を発揮することになる。
【0021】壜体のブロー成形に使用した圧力気体の一部の壜体内表面への吹き付けは、ブロー成形処理の完了した壜体内の圧力気体の排出期間内に行われるので、壜体の成形サイクルを長くすることがなく、もって壜体の生産効率を低下させる恐れは全くない。
【0022】壜体のブロー成形に使用した圧力気体の一部を貯蔵し、この圧力気体の一部を壜体内に戻すだけで良いので、きわめて簡単な構成で実施可能であり、もって実施設備の取扱いおよび保守管理が簡単である。




 

 


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