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発明の名称 トリガー式液体噴出容器
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平11−42452
公開日 平成11年(1999)2月16日
出願番号 特願平9−218262
出願日 平成9年(1997)7月28日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】今岡 良夫
発明者 野沢 孝光
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 容器体1と、該容器体口部へ下部を着脱自在に装着させたトリガー式液体噴出器3とからなり、該液体噴出器は、容器体内底部まで垂下する液体吸込み路6付きの縦筒部7と、該縦筒部と連通する液体出入孔8を後壁に有して、縦筒部前面から前方突出するシリンダ9と、縦筒部上端から前方突出する射出筒10と、射出筒前部から垂下するトリガー11と、上記シリンダ内に嵌合されて前端部をトリガー上部へ連結するプランジャ12とを有するトリガー式液体噴出容器において、上記縦筒部7下端に液体吸込み路6一部としての第1フランジ孔13を有する第1内向きフランジ14を設けると共に、縦筒部7の上端部に射出筒10内と連通する第2フランジ孔15付きの第2内向きフランジ16を設け、短筒22上面から上方突出させた複数の弾性螺糸片23上端を栓棒24下面へ連結すると共に、栓棒外面から上外方へ逆スカート状の弾性シール筒25を突出する、合成樹脂材で一体成形した弁部材21を設けて、上記短筒22を縦筒部7の下部内面へ嵌着させると共に、弾性螺糸片23を弾性に抗して多少圧縮した状態で、栓棒上端部が形成する弁体部26を第2フランジ孔の下面側周縁が形成する弁座17へ圧接させて吐出弁27を形成し、更に弾性シール筒25の上端外周を、液体出入孔8下方の縦筒部7内壁面へ水密に圧接させて吸込み弁28を形成したことを特徴とするトリガー式液体噴出容器。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はトリガー式の液体噴出容器に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば特開平8-266964号が示すように、液体吸込み路としての吸上げパイプを下端から垂下する縦筒部と、該縦筒部と連通する液体出入孔を後壁に有して、縦筒部前面から前方突出するシリンダと、縦筒部上端から前方突出する射出筒と、射出筒前部から垂下するトリガーと、上記シリンダ内に嵌合されて前端部をトリガー上部へ連結するプランジャとを有するトリカー式液体噴出器下部を、容器体口部へ着脱自在に装着させたトリガー式液体噴出容器が広く使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記トリガー式液体噴出容器は、トリガー引寄せによりプランジャがシリンダ内を後退すると、シリンダ内高圧化で液体出入孔、および射出筒を通って該射出筒前端に装着させたノズルからシリンダ内液体を噴出し、又トリガーを離すと、プランジャが自動復帰してシリンダ内が負圧化し、すると吸上げパイプを通って容器体内液体がシリンダ内へ吸込まれるよう設けたもので、通常縦筒部の下部内に吸込み弁を、又縦筒部の上部内に吐出弁を有するが、これ等は別々に設けるために面倒があった。本発明はそれ等両弁の各弁体を一体に有する合成樹脂製の弁部材を設けて、該弁部材を縦筒部内へ嵌合させるだけでそれ等両弁を簡易に形成できるよう設けたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】容器体1と、該容器体口部へ下部を着脱自在に装着させたトリガー式液体噴出器3とからなり、該液体噴出器は、容器体内底部まで垂下する液体吸込み路6付きの縦筒部7と、該縦筒部と連通する液体出入孔8を後壁に有して、縦筒部前面から前方突出するシリンダ9と、縦筒部上端から前方突出する射出筒10と、射出筒前部から垂下するトリガー11と、上記シリンダ内に嵌合されて前端部をトリガー上部へ連結するプランジャ12とを有するトリガー式液体噴出容器において、上記縦筒部7下端に液体吸込み路6一部としての第1フランジ孔13を有する第1内向きフランジ14を設けると共に、縦筒部7の上端部に射出筒10内と連通する第2フランジ孔15付きの第2内向きフランジ16を設け、短筒22上面から上方突出させた複数の弾性螺糸片23上端を栓棒24下面へ連結すると共に、栓棒外面から上外方へ逆スカート状の弾性シール筒25を突出する、合成樹脂材で一体成形した弁部材21を設けて、上記短筒22を縦筒部7の下部内面へ嵌着させると共に、弾性螺糸片23を弾性に抗して多少圧縮した状態で、栓棒上端部が形成する弁体部26を第2フランジ孔の下面側周縁が形成する弁座17へ圧接させて吐出弁27を形成し、更に弾性シール筒25の上端外周を、液体出入孔8下方の縦筒部7内壁面へ水密に圧接させて吸込み弁28を形成した。
【0005】
【発明の実施の形態】以下図面について基本的構造部分を簡単に説明すると、1は容器体で口頸部2を起立する。3はトリガー式液体噴出器で、該液体噴出器は、その下面から基筒部4を垂下し、該基筒部の中間部外面に付設した外向きフランジを、口頸部上端面と口頸部外面へ螺合させた装着筒5上端の内向きフランジとで挟持させている。該液体噴出器は、容器体内底部まで垂下する液体吸込み路6付きの二重筒とした縦筒部7と、該縦筒部と連通する液体出入孔8を後壁に有して、縦筒部前面から前方突出するシリンダ9と、縦筒部上端から前方突出する射出筒10と、射出筒前部から垂下するトリガー11と、上記シリンダ内に嵌合されて前端部をトリガー上部後面部分へ連結するプランジャ12とを有する。
【0006】以下本発明部分について説明すると、上記縦筒部7下端には液体吸込み路6一部としての第1フランジ孔13を有する第1内向きフランジ14を設け、又縦筒部7上端部には射出筒10の後部内と連通する第2フランジ孔15付きの第2内向きフランジ16を設けている。その第2フランジ孔15の外周部下面は弁座17に形成している。
【0007】上記縦筒部7内へは合成樹脂材で一体成形した弁部材21を嵌合させる。該弁部材は、下端に短筒22を有し、該短筒上面から上方突出させた複数の弾性螺糸片23上端を栓棒24下面へ連結すると共に、栓棒24の下部外周から上外方へ逆スカート状の弾性シール筒25を突出するもので、上記短筒22を、第1内向きフランジ14上面へ載置させて縦筒部7の下部内面へ嵌着させると共に、弾性螺糸片23を弾性に抗して多少圧縮した状態で、栓棒24上端部が形成する弁体部26を、既述弁座17に圧接させて吐出弁27となし、弾性シール筒25の上端外周を、液体出入孔8下方の縦筒部7の内壁面へ水密に圧接させて吸込み弁28を形成している。
【0008】上記構成において、トリガー11を後方へ引寄せすると、プランジャ12がシリンダ9内を後退してシリンダ後部内および吸込み弁28と吐出弁27との間に縦筒部7上部内が加圧され、するとその加圧により弾性シール筒25上面が下方に押され、よって弾性螺糸片23の付勢に抗して栓棒24が下降し、すると吐出弁27が開いて上記シリンダ後部内および縦筒部7の上部内とが形成する加圧室内液体が射出筒10を通って該射出筒前端に嵌着させたノズル31から噴出する。プランジャ12が後限に達したとき、シリンダ後端部内面に周設した溝32内へ、プランジャ後端に付設したシール筒33が入り、するとシリンダ9に対するプランジャ後端のシールが解放されて上記加圧室内の高圧液体がプランジャ12外面とシリンダ9内面との間を通ってシリンダ中間部の底壁部分に穿設した排気孔34を通って容器体1内へ排出される。該高圧液体排出により加圧室内は高圧状態が解消され、よって栓棒24が上昇して吐出弁27を閉じる。
【0009】次いでトリガー11を離すと液体噴出器の下部後方から斜上前方へ突出する板バネ35がトリガー11上端から斜下後方へ突出するレバー36を下方へ押圧しているため、該付勢によりトリガー11が前方へ摺動し、従ってプランジャ12を前進させる。該プランジャ前進によりシリンダ9後部内および縦筒部7の上部内は負圧化することとなり、すると吸込み弁28が開き、液体吸込み路6を通って容器体内液体が上記シリンダ後部内および縦筒部7の上部内とが形成する加圧室内へも流入し、その負圧状態を解消する。
【0010】
【発明の効果】本発明は既述構成とするもので、容器体1の底部内まで垂下する液体吸込み路6付きの縦筒部7内へ、短筒22上面から上方突出させた複数の弾性螺糸片23上端を栓棒24下面へ連結すると共に、栓棒外面から上外方へ逆スカート状の弾性シール筒25を突出する、合成樹脂材で一体成形した弁部材21を、短筒22を縦筒部7の下部内面へ嵌着させると共に弾性螺糸片23を弾性に抗して多少圧縮した状態で、栓棒上端部が形成する弁体部26を、縦筒部7上端部に付設した第2内向きフランジ16の第2フランジ孔外周部下面が形成する弁座17に圧接させて吐出弁27を形成し、又縦筒部7内とシリンダ9内とを連通する液体出入孔8下方の縦筒部内壁面へ、上記弾性シール筒25の上端外周を水密に圧接させて吸込み弁28を形成したから、1個の弁部材で吸込み弁と吐出弁とを形成でき、それ等両弁を別々に設ける場合に比べて構造を簡易とすることが出来る便利がある。




 

 


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