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発明の名称 横向き自動溶接機の走行装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平11−77380
公開日 平成11年(1999)3月23日
出願番号 特願平9−254061
出願日 平成9年(1997)9月4日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】坂本 光雄
発明者 弓立 成人 / 吉川 優
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 溶接機を搭載した走行台車に、垂直な板の表面への吸着力を生じさせるように組み込んだ電磁石のほかに、永久磁石を取り付け、且つ上記走行台車の前後両側部に、上下の板を突き合わせ溶接する開先部の上側開先面に接して転動するようにした倣いローラを、それぞれ回転自在に取り付け支持させ、上記倣いローラを上側開先面に沿わせて走行台車を横向きに走行させるようにしたことを特徴とする横向き自動溶接機の走行装置。
【請求項2】 水平より僅かに上向きに走行台車を走行させるようにした請求項1記載の横向き自動溶接機の走行装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は大型ブロックの側壁の如き垂直な板を水平方向に突き合わせ溶接する横向き自動溶接機の走行装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】垂直な上下板同士間の突き合わせ溶接部を水平方向に溶接して行く横向き自動溶接機の走行装置としては、図3乃至図5に概略を示す如く、上下の板1と2間の水平方向へ延びる開先部3よりも上方位置にパイプ状のレール4を開先と平行に取り付けて、該レール4に自動溶接機5の走行台車6を走行自在に支持させて、溶接機7の溶接トーチ8により開先部3の溶接を行うようにしたものが採用されている。具体的には、上記パイプ状のレール4にはその長手方向の複数個所に、磁石取付板9を介して磁石10を取り付け、該磁石10を上側の板1表面に吸着させることによりレール4を板1の表面より離れた位置に配設するようにしてあり、又、自動溶接機5の走行台車6は、上記パイプ状レール4の上面を転動できるよう表面にスリップ防止策が施されている鼓状の2個のローラ11a,11bを、裏面側より突出するようにして前後両側に取り付け、該両ローラ11a,11bの軸12をそれぞれ走行台車6の表面側に回転自在に貫通させて突出させて、各々にチェンホイール13を取り付け、走行台車6の上部に設置したモータ14の出力軸に取り付けたチェンホイール15と上記両ローラ11a,11bの軸12上のチェンホイール13間に無端状のチェン16をかけて、モータ14の駆動により2つのローラ11a,11bが回転することによりレール4に沿い横向き姿勢で走行できるようにしてあり、又、上記レール4に沿い走行するとき該レール4の下面に接して転動する前後2つのローラ17a,17bを、上記駆動側のローラ11a,11bと同様に走行台車6の裏面側に配して、該両ローラ17a,17bの軸18を、走行台車6の上下方向に延びる長孔19に貫通させて、走行台車6の表面側に回動自在にビス20止めした2本のレバー21a,21bの各先端部に取り付け、該2本のレバー21aと21bの各他端部を上下移動させることにより下側のローラ17a,17bが上下動させられてレール4の下面に接したり、離れたりできるようにしてある。22は上記2本のレバー21a,21bを上下動させる操作桿を示す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の自動溶接機の走行装置の場合は、レール4の途中に設けた複数個の磁石10を板1の表面に固定させることによりレール4を設置した後に、そのレール4に走行台車6を抱きつかせて走行させるようにしたものであるが、レール4は長く且つかなりの重量物であるため、板1の表面への取付け操作は多くの時間を要すると共に重労働となっていた。
【0004】そこで、本発明は、従来の如き案内用のレールを使用することなく自動溶接機を走行できるようにしようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解決するために、溶接機を搭載した走行台車に、垂直な板の表面への吸着力を生じさせるように組み込んだ電磁石のほかに、永久磁石を取り付け、且つ上記走行台車の前後両側部に、上下の板を突き合わせ溶接する開先部の上側開先面に接して転動するようにした倣いローラを、それぞれ回転自在に取り付け支持させ、上記倣いローラを上側開先面に沿わせて走行台車を横向きに走行させるようにした構成とし、更に、走行台車を水平より僅かに上向きに走行させるようにした構成とする。
【0006】倣いローラが開先部の上側開先面をレール代りに沿わされて走行台車が横向きに走行できるので、専用のレールを溶接時に設置するというレールの段取りが不要になり、又、走行台車が水平より僅かに上向きの走行線を走行するようにしたことにより、倣いローラを常に上側開先面に接するようにすることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0008】図1及び図2は本発明の実施の一形態を示すもので、上下の板1と2の突き合わせ溶接をする水平方向の開先部3に沿い自動溶接機5を横向きに走行させるようにするため、モータ23、溶接機7を搭載し且つ溶接トーチ8を備えている走行台車6に、板1の表面を転動する車輪24を前後左右両側部に有している構成において、上記走行台車6の裏面(板1側)の中央部分に、板1の表面に接近させて電磁石25を組み込むと共に、走行姿勢の上端部位置に、永久磁石26を取り付け、該永久磁石26と上記電磁石25により板1の表面に吸着する状態で走行台車6を自走させるようにし、且つ該走行台車6の走行方向を規制させるために、走行台車6の前後両側面に、開先部3の上側開先面3aのエッジ部に接して転動する倣いローラ27をそれぞれ取付部材28を介して取り付け、更に、上記走行台車6が走行時に、上記倣いローラ27が常に上側開先面3aのエッジに接して該上側開先面3aをレールとして走行できるようにするため、走行台車6を水平より僅かに上向きの走行線を走行するような走行姿勢となるようにする。
【0009】板1と2を突き合わせ溶接するときは、走行台車6を上側の板1の表面に位置させて、電磁石25を励磁させると共に永久磁石26を板1に吸着させ、走行台車6が板1の表面から落ちないようにし、この状態で走行台車6の前後にある倣いローラ27を、開先部3の上側開先面3aエッジに接触させる。
【0010】次に、走行台車6の車輪24を回転駆動させて、低速にて走行台車6を走行させながら溶接機7を作動させて溶接トーチ8により開先部3の突き合わせ溶接を自動的に行わせるようにする。この際、走行台車6は、開先線に対して僅かに斜め上向きの姿勢で走行するようにしてあるので、前後にある2つの倣いローラ27が上側開先面3aに強く押し付けられるような作用を受けて、該倣いローラ27が上側開先面3aのエッジに常に接している状態で走行することができ、開先部3の上側開先面3aをレールとして開先部3に沿い走行することができる。これにより溶接時に走行台車6の走行をガイドするための長いレールを設置する等の段取りをすることなく、常に開先部3に沿い走行させることができ、又、開先面3aが変化していても、その変化に追従して正しく走行させることができて、開先部3の多層盛溶接を実施することが可能である。
【0011】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明の横向き自動溶接機の走行装置によれば、溶接機を搭載し且つ裏面側に電磁石が組み込まれている走行台車に、永久磁石を取り付けて、垂直な板の表面を横向きに走行できるようにし、且つ上記走行台車の前側と後側に倣いローラを取り付けて、該倣いローラを、水平方向に延びる開先部の上側開先面に接して転動するようにし、更に、上記走行台車を水平より僅かに上向きの走行線を走行するような姿勢として上記倣いローラが常に上側開先面に接するようにしてあるので、追加した永久磁石により落ちることなく走行台車を開先部の上側開先面をレール代りに利用して走行させることができて、従来の如き専用のレールを開先部と平行に取り付けるようにする段取りを一切省略できて重労働をなくすことができ、又、開先面に沿い走行できることから開先部の変形があっても追従させることができて、安定した溶接を実施することができる、等の優れた効果を奏し得る。




 

 


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