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発明の名称 配管の切断方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平11−58049
公開日 平成11年(1999)3月2日
出願番号 特願平9−228302
出願日 平成9年(1997)8月25日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】山田 恒光 (外1名)
発明者 上原 実 / 大脇 桂 / 長澤 裕二
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 配管(1)に対する切断部(8)の両側に栓(9)をすることにより、アシストガス(4)が配管(1)の内部に沿って流れ去ってしまうのを防止した状態にして、レーザートーチ(2)を配管(1)の径方向へ平行に動かして配管(1)の切断部(8)を切断するようにすることを特徴とする配管の切断方法。
【請求項2】 配管(1)に対する切断部(8)の両側へ取付ける栓(9)を、氷(10)で構成する請求項1記載の配管の切断方法。
【請求項3】 配管(1)に対する切断部(8)の両側で、且つ、切断部(8)の近傍位置の外周部分に、冷凍媒体(12)を給排し得るようにした冷凍用ジャケット(13)を取付け、冷凍用ジャケット(13)に冷凍媒体(12)を通して、配管(1)の内部に充填された液体(11)を冷凍させることにより氷(10)の栓(9)を形成する請求項2記載の配管の切断方法。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、配管の切断方法に関するものであり、より詳しくは、レーザートーチを配管の径方向へ平行に動かして配管を切断させるようにする場合に配管を有効に切断し得るようにした配管の切断方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、レーザートーチを利用して配管を切断しようとする場合、配管の周囲に充分なスペースがあれば、図3に示すように、レーザートーチ2の姿勢を変えながら配管1の外周に沿ってレーザートーチ2を周回させつつ配管1を切断させるようにすることができる。
【0003】しかし、配管1の周囲に障害物となるもの、例えば、図4に示すように、他の配管5などが配置されていて、配管1の外周に沿ってレーザートーチ2を周回させるのに必要なスペースが確保できないような場合には、障害物のない位置から配管1へ向かうようにレーザートーチ2をセットし、レーザートーチ2をそのまま配管5の径方向へ平行に動かして配管1を切断させるようにしなければならない。
【0004】尚、図中、3はレーザートーチ2の先端から照射されるレーザー光、4はレーザートーチ2の先端からレーザー光3の周囲を取り囲むように噴射されるアシストガスである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記したように、レーザートーチ2を配管5の径方向へ平行に動かして配管1を切断するようにする場合には、以下のような問題があった。
【0006】即ち、レーザートーチ2を配管5の径方向へ平行に動かして配管1を切断するようにする場合、図5に示すように、配管1のレーザー光3が照射されている側(図5では上側)の壁の部分の切断部を通過して配管5の内部へ入ったアシストガス4は配管1の内部に沿って流れ去って行ってしまうことになるため、配管1のレーザー光3が照射されている側(図5では上側)の壁とは反対側(図5では下側)の壁にアシストガス4が充分に達しなくなってしまい、この部分ではアシストガス4のガス量が不足することとなる。
【0007】そのため、アシストガス4のガス量を増やす必要性が生じるが、単にガス量を増やしたとしても、配管1の内部に沿って流れ去って行ってしまうアシストガス4の流れは変えることができないため、レーザー光3の照射によって発生した溶融物6やドロスと呼ばれる酸化生成物7のアシストガス4による排除がうまく行われないという問題が残り、これによって、配管1のレーザー光3が照射されている側(図5では上側)の壁とは反対側(図5では下側)の壁に切断不良を発生するおそれがある。
【0008】そのため、レーザートーチ2を配管1の径方向へ平行に動かして配管1を切断する場合には、切断可能な配管1の肉厚や管径、及び、最大切断速度などが著しく制限されてしまうこととなる。
【0009】本発明は、上述の実情に鑑み、レーザートーチを配管の径方向へ平行に動かして配管を切断させるようにする場合に配管を有効に切断し得るようにした配管の切断方法を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、配管1に対する切断部8の両側に栓9をすることにより、アシストガス4が配管1の内部に沿って流れ去ってしまうのを防止した状態にして、レーザートーチ2を配管1の径方向へ平行に動かして配管1の切断部8を切断するようにすることを特徴とする配管の切断方法にかかるものである。
【0011】又、配管1に対する切断部8の両側で、且つ、切断部8の近傍位置の外周部分に、冷凍媒体12を給排し得るようにした冷凍用ジャケット13を取付け、冷凍用ジャケット13に冷凍媒体12を通して、配管1の内部に充填された液体11を冷凍させることにより氷10の栓9を形成するようにしても良い。
【0012】このように、配管1に対する切断部8の両側に栓9をすることにより、アシストガスが配管1の内部に沿って流れ去って行ってしまうことが防止できるため、アシストガスのガス量を増やす必要性をなくすことが可能となる。
【0013】しかも、アシストガスが配管1の内部に沿って流れ去って行ってしまうことが防止できるため、レーザー光の照射によって発生した溶融物やドロスと呼ばれる酸化生成物の排除がうまく行われるようになり、これによって、配管1のレーザートーチ2から離れた側の壁に対する切断不良の発生を防止することが可能となる。
【0014】よって、レーザートーチ2を配管1の径方向へ平行に動かして配管1を切断する場合に、切断可能な配管1の肉厚や管径、及び、最大切断速度などの制限を大幅に緩和させることができるようになる。
【0015】又、配管1に対する切断部8の両側にする栓9を氷10で構成することにより、氷10は配管1に比べて極めて容易に切断できるため、配管1の切断性に影響を与えないようにすることが可能となる。
【0016】更に、氷10の栓9は、例えば、配管1に対する切断部8の両側で、且つ、切断部8の近傍位置の外周部分に冷凍用ジャケット13を取付けて、冷凍用ジャケット13に冷凍媒体12を通し、配管1の内部に充填された液体11を冷凍させることによって容易に形成することができ、プラントなどに取り回された長尺の配管1に対しても容易に適用することが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図示例と共に説明する。
【0018】図1・図2は、本発明の実施の形態の一例である。
【0019】レーザートーチ2を配管1の径方向へ平行に動かして配管1を切断する過程については、図4・図5と同様であるため、同一の部分については同一の符号を付すことにより説明を省略する。
【0020】本発明では、配管1に対する切断部8の両側に栓9をした状態で、レーザートーチ2を配管1の径方向へ平行に動かして配管1を切断するようにするところにその特徴がある。
【0021】そして、配管1に対する切断部8の両側への栓9は、好ましくは、氷10を使用する。
【0022】氷10の栓9は、例えば、図2に示すように、配管1の内部に水などの液体11を注入及び充填し、配管1に対する切断部8の両側で、且つ、切断部8の近傍位置の外周部分に、液体窒素や液体ヘリウムなどの冷凍媒体12を給排し得るようにした冷凍用ジャケット13を取付け、冷凍用ジャケット13に液体窒素や液体ヘリウムなどの冷凍媒体12を通して、配管1の内部に充填された水などの液体11を冷凍させることによって形成させるようにする。
【0023】このように、配管1に対する切断部8の両側に栓9をすることにより、アシストガス4が配管1の内部に沿って流れ去って行ってしまうことが防止できるため、アシストガス4のガス量を増やす必要性をなくすことが可能となる。
【0024】しかも、アシストガス4が配管1の内部に沿って流れ去って行ってしまうことが防止できるため、レーザー光3の照射によって発生した溶融物6やドロスと呼ばれる酸化生成物7の排除がうまく行われるようになり、これによって、配管1のレーザー光3が照射されている側(図5では上側)の壁とは反対側(図5では下側)の壁に対して切断不良が発生するのを防止することが可能となる。
【0025】よって、レーザートーチ2を配管1の径方向へ平行に動かして配管1を切断する場合に、切断可能な配管1の肉厚や管径、及び、最大切断速度などの制限を大幅に緩和させることができるようになる。
【0026】又、配管1に対する切断部8の両側にする栓9を氷10で構成することにより、氷10は配管1に比べて極めて容易に切断できるため、配管1の切断性に影響を与えないようにすることが可能となる。
【0027】更に、氷10の栓9は、例えば、配管1に対する切断部8の両側で、且つ、切断部8の近傍位置の外周部分に冷凍用ジャケット13を取付けて、冷凍用ジャケット13に液体窒素や液体ヘリウムなどの冷凍媒体12を通し、配管1の内部に充填された水などの液体11を冷凍させることによって容易に形成することができ、プラントなどに取り回された長尺の配管1に対しても容易に適用することが可能となる。
【0028】尚、本発明は、上述の実施の形態にのみ限定されるものではなく、配管1にする栓9は氷10に限らないこと、氷10の原料は水に限らないこと、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の配管の切断方法によれば、以下のような優れた効果を奏し得る。
【0030】■ レーザートーチ2を配管1の径方向へ平行に動かして配管を切断させるようにする場合に、配管1に対する切断部8の両側に栓9をすることにより、アシストガス4が配管1の内部に沿って流れ去ってしまうのを防止した状態にすることにより、配管1を有効に切断することができるようになる。
【0031】■ 上記により、レーザートーチ2を配管1の径方向へ平行に動かして配管1を切断する場合に、切断可能な配管1の肉厚や管径、及び、最大切断速度などの制限を大幅に緩和させることができるようになる。
【0032】■ 又、配管1に対する切断部8の両側にする栓9を氷10で構成することにより、氷10は配管1に比べて極めて容易に切断できるため、配管1の切断性に影響を与えないようにすることが可能となる。
【0033】■ 更に、氷10の栓9は、例えば、配管1に対する切断部8の両側で、且つ、切断部8の近傍位置の外周部分に冷凍用ジャケット13を取付けて、冷凍用ジャケット13に冷凍媒体12を通し、配管1の内部に充填された液体11を冷凍させることによって容易に形成することができ、プラントなどに取り回された長尺の配管1に対しても容易に適用することが可能となる。




 

 


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