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発明の名称 シュレッダーダストの処理方法及び装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平11−57651
公開日 平成11年(1999)3月2日
出願番号 特願平9−225539
出願日 平成9年(1997)8月8日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】坂本 光雄
発明者 鈴木 義丸 / 松田 豊 / 設楽 義晴 / 道明 辰雄
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 シュレッダーダストを乾留処理して乾留ガスと分離された乾留固形物を、破砕工程で破砕処理した後、該破砕された乾留固形物を粉砕工程で粉砕処理し、次いで、該粉砕された乾留固形物を磁力選別、渦電流選別することを特徴とするシュレッダーダストの処理方法。
【請求項2】 シュレッダーダストを破砕工程で破砕処理した後に乾留処理し、該乾留処理で乾留ガスと分離された乾留固形物を粉砕工程で粉砕処理し、次いで、該粉砕された乾留固形物を磁力選別、渦電流選別することを特徴とするシュレッダーダストの処理方法。
【請求項3】 シュレッダーダストを乾留処理する乾留炉の下流側に、該乾留炉で分離されて排出された乾留固形物を所要サイズに破砕処理する破砕機と、該破砕機で破砕された乾留固形物を粉砕処理する粉砕機を順に備え、更に、該粉砕機で粉砕された乾留固形物を磁力選別する選別機と、渦電流選別する選別機を備えた構成を有することを特徴とするシュレッダーダストの処理装置。
【請求項4】 シュレッダーダストを所要サイズに破砕処理する破砕機を乾留炉の上流に設け、且つ該乾留炉の下流側に、乾留炉で分離されて排出された乾留固形物を粉砕処理する粉砕機を備え、更に、該粉砕機で粉砕された乾留固形物を磁力選別する選別機及び渦電流選別の選別機を備えた構成を有することを特徴とするシュレッダーダストの処理装置。
【請求項5】 乾留固形物を粉砕処理する粉砕機として、遠心ローラミル式粉砕機を用いるようにした請求項3又は4記載のシュレッダーダストの処理装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は廃自動車等の解体処理において発生するシュレッダーダストの処理方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一例として自動車を解体するときに発生するシュレッダーダストの処理の場合について説明すると、廃棄すべき自動車を解体して処理する場合、通常は、先ず、タイヤ、ドア、バンパー、バッテリー、エンジン、座席、その他再使用可能なものは事前に除去してから残りのものをシュレッダーにかけて細かく裁断することが行われている。かかる解体作業で発生するシュレッダーダストの処理方法として、従来では埋立処分する方法が採られていた。
【0003】しかしながら、埋立処分も限界に来ているとともに、このシュレッダーダスト中には相当量の鉄、銅が含まれており、これをリサイクルする必要があるばかりでなく、シュレッダーダスト中に含まれているプラスチック類も熱源として有効利用する必要がある。
【0004】かかる観点から、これまでは、上記シュレッダーダストを乾留炉で熱風にて加熱して乾留ガスと乾留固形物(乾留残渣)とに分離させ、乾留固形物から鉄等を回収するようにしている。
【0005】図5はその一例を示すもので、シュレッダーダスト1を乾留炉2に供給し、ここで乾留して乾留ガス3と乾留固形物4とに分離されて取り出されるようにし、乾留ガス3は、燃焼分解炉5に送られて燃焼させられた後、燃焼排ガス6は熱交換器7に導き、ここで、該熱交換器7と上記乾留炉2との間を循環させている熱回収ライン8中の空気を加熱して、乾留炉2への熱風として利用させるようにし、熱交換器7から排出された燃焼排ガス6は排ガス処理装置9で処理された後に大気に放出されるようにしてある。
【0006】一方、乾留炉2から排出される乾留固形物4は、チャーと金属類からなる混合物であり、チャーは金属類より比重が小さいので、風力選別機10による風力選別工程Iで金属類11とチャー12は分別し、金属類11は磁力選別機13による磁力選別工程IIに導いて金属類11から鉄14を選別して回収するようにし、更に、金属類11を渦電流選別機1による渦電流選別工程III で銅16を選別して回収するよう処理している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、シュレッダーダストに含まれている、主に配線に由来するワイヤーハーネスが、乾留炉2における乾留処理中にからみ合い、見かけ体積に対する比重が軽い鳥の巣状の固まりとなり、これが、乾留固形物4を比重で選別している風力選別機10のチャー12の風力による輸送ラインに詰るという問題があり、又、上記ワイヤーハーネスが鉄片にからみつくことにより、磁力選別機13で鉄片と一緒に銅16を成分とするワイヤーハーネスがとれてしまい、鉄14の選別、回収が正しく行われないといった問題もある。
【0008】そこで、本発明は、チャーの選別、回収の際に障害となることなく、且つ鉄と銅を正しく選別できるように、乾留炉から排出される乾留固形物中における、ワイヤーハーネスの鳥の巣状の固まり及びワイヤーハーネスと金属片とのからみつきを解消するようにしようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解決するために、シュレッダーダストを乾留処理して乾留ガスと分離された乾留固形物を、破砕工程で破砕処理した後、該破砕された乾留固形物を粉砕工程で粉砕処理し、次いで、該粉砕された乾留固形物を磁力選別、渦電流選別する方法、及びシュレッダーダストを乾留処理する乾留炉の下流側に、該乾留炉で分離されて排出された乾留固形物を所要サイズに破砕処理する破砕機と、該破砕機で破砕された乾留固形物を粉砕処理する粉砕機を順に備え、更に、該粉砕機で粉砕された乾留固形物を磁力選別する選別機と、渦電流選別する選別機を備えた構成とする。
【0010】シュレッダーダストを乾留炉で乾留処理し、排出される乾留固形物を破砕機で、次工程の粉砕機の容量に適合したサイズに破砕処理し、続いて、粉砕機で粉砕処理することにより、チャーは粉砕され粉砕機において微粉として回収される。又、ワイヤーハーネスは細かく剪断されてバラバラになるので、ワイヤーハーネスの鳥の巣状の固まり、及びワイヤーハーネスと金属片のからみつきを解消することができる。
【0011】又、シュレッダーダストを破砕工程で破砕処理した後に乾留処理し、該乾留処理で乾留ガスと分離された乾留固形物を粉砕工程で粉砕処理し、次いで、該粉砕された乾留固形物を磁力選別、渦電流選別する方法、及びシュレッダーダストを所要サイズに破砕処理する破砕機を乾留炉の上流に設け、且つ該乾留炉の下流側に、乾留炉で分離されて排出された乾留固形物を粉砕処理する粉砕機を備え、更に、該粉砕機で粉砕された乾留固形物を磁力選別する選別機及び渦電流選別の選別機を備えた構成とする。
【0012】破砕機により、シュレッダーダストを後の工程で用いる粉砕機の容量に適合したサイズに破砕処理した後に乾留炉で乾留処理し、排出される乾留固形物を粉砕機で粉砕処理することによっても、上記と同様にチャーは粉砕され、粉砕機において微粉として回収され、又、ワイヤーハーネスは細かく剪断されてバラバラになるので、ワイヤーハーネスの鳥の巣状の固まり及びワイヤーハーネスと金属片のからみつきを解消することができる。
【0013】更に、上記いずれの構成においても、乾留固形物を粉砕処理すると共に粉砕されたチャーを回収する粉砕機として、遠心ローラミル式粉砕機を用いるようにすると、粉砕部に大きな金属片がかみ込んでも、ローラーが逃げることができるので衝撃を緩和することができ、加えて、金属片は平坦になって形状がそろうため、後工程における選別が容易になる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0015】図1は本発明のシュレッダーダストの処理方法及び装置の実施の一形態を示すもので、シュレッダーダスト1を乾留炉2において乾留処理して得られる乾留固形物4を次工程で使用する粉砕機18の容量に適合したサイズに破砕機17で破砕処理する破砕工程IVと、該破砕工程IVで破砕処理された小さいサイズの乾留固形物4aを粉砕処理するとともにチャー12の回収を行う粉砕機18による粉砕工程Vを、磁力選別工程IIの前に組み込み、乾留固形物4を破砕工程IVで破砕した後、破砕工程Vで破砕してから磁力選別工程IIで磁力選別機13により鉄14を選別し、更に、渦電流選別工程III で渦電流選別機15により銅16を選別するようにする。
【0016】上記破砕工程IVで用いる破砕機17としては、一例を図2(イ)(ロ)に示す如く、軸19の外周にある刃部20が交互にかみ合うように2本の軸19を平行にケース21内に配して、該2本の軸19を各刃部20がかみ込む方向に回転するようにした構成としてあり、投入口22より投入された被破砕物を破砕するようにしている。
【0017】又、上記粉砕工程Vで用いる粉砕機18としては、図3(イ)(ロ)に一例を示す如く、遠心ローラミル式粉砕機を用いるようにする。遠心ローラミル式粉砕機18aは、破砕機17で破砕された乾留固形物4aをサービスタンク23で受けてフィーダ24により遠心ローラミル本体25に供給して粉砕するようにし、該遠心ローラミル本体25の下部にメインファン26より送り込まれる空気27により遠心ローラミル本体25内で金属類とチャーを分離させるようにし、空気27で搬送されるチャー12はサイクロン30で回収させるようにする。一方、遠心ローラミル本体25内で分離された金属類11は遠心ローラミル本体25の底部より取り出すようにしてある。上記遠心ローラミル本体25の詳細は、図3(ロ)に示す如く、駆動装置29により回転させられるようにしてある回転軸30の上端部に水平のアーム31の中心部が取り付けてあって、該アーム31の先端に揺動自在に懸垂されたローラジャーナル32の下端にローラ33が回転自在に取り付けてあり、回転軸30が回転すると、遠心力によりローラジャーナル32が外方向へひろがり、ローラ33が固定リング34内面に押し付けられることになり、ローラ33と固定リング34の間において乾留固形物4aが粉砕されるようになっている。
【0018】なお、乾留炉2で分離された乾留ガス3の処理は、図5に示した従来の方式と同じであり、同一のものには同一の符号が付してある。
【0019】又、図3(イ)中の35はバグフィルター、36はベントファンであり、ここからクリーンな空気を大気へ放出するようにしてある。
【0020】シュレッダーダスト1を乾留炉2で乾留処理して分離された乾留固形物4は、破砕工程IVで破砕機17により次工程の粉砕機18に適合したサイズに破砕され、次に粉砕工程Vで粉砕機18により粉砕処理される。シュレッダーダスト1の乾留固形物4は、チャー中にワイヤと金属片がからみ合っている状態になっているが、前工程の破砕工程IVで破砕処理することによりワイヤーハーネスは破砕されるが、完全にはバラバラにはならず、ワイヤーハーネスと金属片とのからみ付きは残っている。これが次工程の粉砕工程Vで粉砕機18で粉砕処理されることによりワイヤーハーネスは細かく剪断されてバラバラの状態になって、ワイヤーハーネスの鳥の巣状の固まりや金属片とのからみつきを解消することができる。したがって、下流の磁力選別工程IIの磁力選別機13による鉄の回収や、渦電流選別工程III の渦電流選別機15における銅16の回収を正しく行うことができるようになり、又、チャー12は上記粉砕処理されて微粉となり、粉砕機18のサイクロンにおいて回収することができる。
【0021】更に、粉砕機18として遠心ローラミル式粉砕機18aを用いれば、大きい金属片を、ローラ33と固定リング34の間の粉砕部にかみ込んでも、ローラ33は逃げることができるので、衝撃を弱めることができ、又、金属片は上記粉砕部において平坦となり、形状がそろうため、後工程における金属の磁力選別と渦電流選別を容易に行うことができる。
【0022】次に、図4は本発明のシュレッダーダストの処理方法及び装置の実施の他の形態を示すもので、シュレッダーダスト1を後工程で使用する粉砕機18の容量に適合したサイズに破砕処理する破砕工程IVを、乾留炉2の上流側に設け、小さいサイズのシュレッダーダスト1aとしてから乾留炉2において乾留処理するようにし、且つ乾留炉2より排出される小さいサイズの乾留固形物4aを粉砕工程Vで粉砕処理するとともにチャー12の回収を行うようにし、次いで、鉄14の回収を行う磁力選別機13及び銅16の回収を行う渦電流選別機15を経て処理するようにしたものである。その他の構成は図1のものと同じであり、同一のものには同一符号が付してある。
【0023】この実施の形態によっても、上記の実施の形態と同様の効果が得られる。
【0024】なお、本発明は上記実施の形態のみに限定されるものではなく、破砕機17は図2に示した2軸タイプのものでなくてもよいこと、又、破砕機18は図3に示した遠心ローラミル式のものがよいが、これ以外のものでもよいこと、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0025】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明によれば、乾留炉による乾留処理の前又は後のいずれかにおいて、シュレッダーダスト又は乾留固形物を破砕機で破砕処理して小さいサイズの乾留固形物として、これを粉砕機で粉砕処理することにより、乾留固形物に含まれるワイヤーハーネスを細かく剪断してバラバラの状態とするので、ワイヤーハーネスの鳥の巣状の固まりや金属片とのからみつきを解消することができ、下流の工程である磁力選別機及び渦電流選別機における鉄及び銅の選別、回収をそれぞれ正しく行うことができ、又、チャーは粉砕処理により微粉となり、粉砕機のサイクロンにおいて回収することができるというすぐれた効果を発揮する。
【0026】又、粉砕機として遠心ローラミル式粉砕機を用いることにより、遠心ローラミル本体の粉砕部に大きな金属片がかみ込んでも、ローラが逃げることができるので衝撃を弱めることができ、加えて、金属片は平坦になって形状がそろうため、後工程における選別を容易に行うことができるようになるといった効果もある。




 

 


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