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発明の名称 竪型ミル
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平11−57512
公開日 平成11年(1999)3月2日
出願番号 特願平9−222518
出願日 平成9年(1997)8月19日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】山田 恒光 (外1名)
発明者 石金 正之
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 ローラと協働して原料を粉砕するテーブルの中心部上方に鉛直方向に延びるシュート管を備え、該シュート管の上端に対して水平循環式のベルトコンベヤを備えた原料供給器を介して原料を投入するようにした竪型ミルにおいて、前記原料供給器におけるベルトコンベヤの終端直下に下方向きに形成されて前記シュート管の上端に接続された原料排出口の内周面におけるベルトコンベヤの搬送方向に対峙する位置に、上端を支点として下端をシュート管の軸心側へ傾動し得るよう邪魔板を配設したことを特徴とする竪型ミル。
【請求項2】 邪魔板を傾動操作する駆動装置と、原料投入量が多くなるに従い邪魔板の傾動量が大きくなるよう前記駆動装置を制御する制御装置とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の竪型ミル。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、竪型ミルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】原料を粉状に粉砕する竪型ミル、例えば石炭焚きボイラへ供給する石炭を粉砕するための微粉炭ミルとしては、従来、例えば、図3に示されるようなものがあり、図中、1は竪型ミルである。
【0003】竪型ミル1のケーシング2内下部には、駆動装置3により水平回転するテーブル4が配置され、テーブル4の上方には、流体圧シリンダ5により水平軸6を介して上下に傾動し得るローラ7が配置されており、前記流体圧シリンダ5によってローラ7を水平回転しているテーブル4に押し付けることにより、ローラ7とテーブル4が協働し、テーブル4上の石炭を粉砕し得るようになっている。
【0004】前記ケーシング2内には、テーブル4を包囲するよう環状体8が配設され、環状体8には、ケーシング2のテーブル4よりも下方位置からケーシング2内へ導入された一次空気9をケーシング2上部へ吹き込み得るようエアノズル10が設けられている。
【0005】前記ケーシング2の上部外側には、ケーシング2内と連通するようにした中空フレーム11が設置され、中空フレーム11内に上下へ延在するよう固設した軸受筒12には、上下へ所要の間隔を置いて軸受13が嵌入されており、又、中空フレーム11の側部には微粉炭をボイラのバーナ(図示せず)へ送給するための粉砕原料送給管14が接続されている。
【0006】前記軸受13には、上下へ延在するシュート管15が嵌入されており、シュート管15の上端は、中空フレーム11の上方に突出し、シュート管15の下端は、ケーシング2内においてローラ7よりも若干上方に位置している。
【0007】前記ケーシング2上部外側に設置した竪型のモータ16の出力軸には、プーリ17が外嵌、固定され、該プーリ17とシュート管15の上端部近傍に外嵌、固定したプーリ18との間には、無端状のベルト19が巻掛けられている。
【0008】前記シュート管15の上下方向中途部外周には、ケーシング2内の上部に位置するよう、円周方向へ複数の平板状の回転翼20aを設けた回転式分級器20が装着されている。
【0009】前記ケーシング2内には、回転式分級器20の下方に位置するよう、截頭逆円錐状のホッパ21が設置されており、ホッパ21の傾斜面には、一次空気9により上昇する石炭が通過し得るよう傾斜面に沿って延びるスリット21aが設けられている。
【0010】シュート管15の上方には、原料供給器22(給炭器)が配設されていて、原料供給器22の図3における左寄り上部には原料供給管23が取り付けられており、原料供給器22の内部には水平循環式のベルトコンベヤ24が設けられていて、原料供給器22の図3における右寄り下部に形成されている原料排出口22a下端は、回転継手を介してシュート管15の上端に接続されている。
【0011】図3に示す竪型ミル1において、粉砕すべき原料として図示していない石炭ホッパから原料供給管23を介して原料供給器22へ切り出された石炭は、ベルトコンベヤ24の上に落下し、ベルトコンベヤ24により原料供給器22の原料排出口22a側に搬送された後ベルトコンベヤ24から落下し、原料排出口22a、シュート管15を介してケーシング2内に投入され、テーブル4上へ落下し、駆動装置3により駆動されて水平方向へ回転しているテーブル4と該テーブル4に対し接触し回転しているローラ7との協働作業により粉砕され、粉砕された石炭は、エアノズル10から吹き出す一次空気9により同伴されてケーシング2内を矢印に示す如く上昇し、ホッパ21のスリット21aを通ってホッパ21内へ入り、モータ16により駆動されてシュート管15と共に回転している回転式分級器20により粗粒を分級され、粗粒を分級された微粉炭は、回転式分級器20を通って中空フレーム11へ入り、中空フレーム11から粉砕原料送給管14へ送出されてボイラのバーナ(図示せず)へ送給され、回転式分級器20で分級された粗粒は、ホッパ21を滑落してテーブル4上へ戻される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】前述のような従来の竪型ミル1において、原料の粉砕量を増すために原料投入量を多くするようにベルトコンベヤ24の搬送速度を速くすると、原料供給管23から落下して速い速度のベルトコンベヤ24で搬送された原料は、ベルトコンベヤ24から落下する際大きな慣性が付いているため、原料排出口22aの中心に落下せず、図中に矢印Aで示す如く、ベルトコンベヤ24の搬送方向に対峙する壁面側に流れ落ち、シュート管15内を片寄って落下することになり、テーブル4の中心部に原料が供給されなくなるので、各ローラ7にて均等な粉砕が行われなくなって粉砕能力の低下を招くという不具合があった。
【0013】本発明は、このような問題を解決し、ベルトコンベヤの搬送速度が速くなって原料投入量が多くなっても、原料がシュート管内の軸心に沿ってテーブルの中心部に落下し、均等な原料の粉砕が行われるようにした竪型ミルを提供しようとするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、ローラと協働して原料を粉砕するテーブルの中心部上方に鉛直方向に延びるシュート管を備え、該シュート管の上端に対して水平循環式のベルトコンベヤを備えた原料供給器を介して原料を投入するようにした竪型ミルにおいて、前記原料供給器におけるベルトコンベヤの終端直下に下方向きに形成されて前記シュート管の上端に接続された原料排出口の内周面におけるベルトコンベヤの搬送方向に対峙する位置に、上端を支点として下端をシュート管の軸心側へ傾動し得るよう邪魔板を配設したことを特徴とする竪型ミルに係るものである。
【0015】上記手段によれば、邪魔板の下端をシュート管の軸心側へ傾動させることにより、ベルトコンベヤから落下して慣性によりベルトコンベヤの搬送方向に対峙する壁面側に流れ落ちる原料の落下経路を、シュート管の軸心側へ向けることができる。
【0016】また、前記竪型ミルにおいては、邪魔板を傾動操作する駆動装置と、原料投入量が多くなるに従い邪魔板の傾動量が大きくなるよう前記駆動装置を制御する制御装置とを備えることが有効である。
【0017】このようにすれば、ベルトコンベヤの搬送速度が速くなって原料投入量が多くなると、自動的に邪魔板の傾動量が大きくなり、有効に多量の原料をシュート管の軸心側へ向けることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図を参照しつつ説明する。
【0019】図1は本発明の実施の形態の一例の要部拡大断面図であって、図中、図3と同一の符号を付した部分は、同一物を表している。
【0020】図1に示すように、本発明の実施の形態においては、原料供給器22の原料排出口22aの、ベルトコンベヤ24の搬送方向に対峙している垂直壁面22bの内周側に、ベルトコンベヤ24の搬送方向に対して直交する方向の水平軸25を設け、四角形の邪魔板26の上端部を水平軸25に枢着して吊り下げている。
【0021】そして邪魔板26が吊り下げられている箇所の上記垂直壁面22bの外側には、空気等によってロッド27を水平に伸縮させるアクチュエータ等の駆動装置28が取り付けてあって、上記ロッド27は垂直壁面22bを摺動自在に貫通し、ロッド27の先端は邪魔板26背面の略中央に枢着されている。
【0022】29は制御装置であって、この制御装置29には原料投入量指令信号30が入力され、制御装置29は原料投入量指令信号30に対応した空気量指令信号31を空気供給器32に出力するようになっている。
【0023】空気供給器32は、空気量指令信号31に従って駆動装置28に空気を供給し、ロッド27を伸長させたり収縮させたりするようになっている。
【0024】次に、図1に示した装置の作用を説明する。
【0025】原料投入量指令信号30は、ベルトコンベヤ24の図示しない制御装置にも入力され、原料投入量指令信号30に応じてベルトコンベヤ24の搬送速度が制御されて原料投入量が制御される。
【0026】原料投入量指令信号30が原料投入量を増加する指令信号を出力すると、これに従ってベルトコンベヤ24の搬送速度が速くなり、ベルトコンベヤ24から原料排出口22aを通ってシュート管15に供給される原料は増加する。
【0027】この時、原料投入量指令信号30は制御装置29にも入力され、制御装置29は原料投入量指令信号30の原料投入量増加指令信号に対応して、空気量を増加させる空気量指令信号31を空気供給器32に出力し、空気供給器32から駆動装置28に供給する空気を増加させる。
【0028】これによって駆動装置28はロッド27を伸長させ、邪魔板26を上端部の水平軸25を支点として、邪魔板26の下端部がシュート管15の軸心側へ移動するようにに邪魔板26を傾動させるようになる。
【0029】図2は、本発明を実施する形態の原料投入量と邪魔板の傾動角度との関係の一例を示すグラフであって、原料投入量が一定値を超えるとロッド27が伸長して邪魔板26が傾動し始め、原料投入量が増加するのに従って邪魔板26の傾動角度が増大するようになっている。
【0030】従って、ベルトコンベヤ24の搬送速度が速くなり、ベルトコンベヤ24から落下する際の原料の水平方向への慣性が大きくなると、邪魔板26の傾動角度が増大して邪魔板26の下端部がシュート管15の軸心側へ移動する量が増加し、ベルトコンベヤ24の搬送方向に対峙する垂直壁面22b側に流れ落ちようとする原料の落下経路をシュート管15の軸心側へ矯正する能力を高め、増加した原料をシュート管15の軸心に沿って落下させ、テーブル4(図3参照)の中心部に原料を供給して各ローラ7にて均等な粉砕が行われるようにする。
【0031】原料投入量指令信号30が原料投入量を減少する指令信号を出力すると、これに従ってベルトコンベヤ24の搬送速度が遅くなり、ベルトコンベヤ24から原料排出口22aを通ってシュート管15に供給される原料は減少する。
【0032】制御装置29は原料投入量指令信号30の原料投入量減少指令信号に対応して、空気量を減少させる空気量指令信号31を空気供給器32に出力し、空気供給器32から駆動装置28に供給する空気を減少させる。
【0033】これによって駆動装置28はロッド27を収縮させ、邪魔板26を上端部の水平軸25を支点として、邪魔板26の下端部がシュート管15の軸心から離れる方向へ移動して傾動角度を減少する。
【0034】ベルトコンベヤ24の搬送速度が遅くなると原料の慣性も小さくなり、ベルトコンベヤ24は邪魔板26による落下経路の矯正を受けなくても、シュート管15の軸心に沿って落下する傾向になり、テーブル4の中心部に原料が供給されて各ローラ7にて均等な粉砕が行われる。
【0035】尚、本発明の竪型ミルは、上述した形態例のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0036】
【発明の効果】上記した本発明の竪型ミルによれば、下記の如き種々の優れた効果を奏し得る。
【0037】(I)請求項1に記載の発明によれば、ベルトコンベヤの搬送速度が速くなって原料投入量が増加した場合に、ベルトコンベヤから落下する際の原料の水平方向への慣性が大きくなって、原料が原料排出口のベルトコンベヤの搬送方向に対峙する位置から落下する傾向が生じても、邪魔板が原料の落下経路をシュート管の軸心側へ矯正し、テーブルの中心部に原料を供給して各ローラで均等な粉砕を行わせ、竪型ミルの粉砕能力の低下を防ぐことができる。
【0038】(II)請求項2に記載の発明によれば、原料の投入量に対応して邪魔板の傾動量が自動的に調整されるので、適格な原料落下経路の矯正を行うことができる。




 

 


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