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発明の名称 竪型ミル
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平11−57510
公開日 平成11年(1999)3月2日
出願番号 特願平9−223678
出願日 平成9年(1997)8月20日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】山田 恒光 (外1名)
発明者 阿部 武行
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 水平回転するテーブルの中心部上方から供給される被粉砕物を、テーブル上の周方向所要位置に配設されたローラにより粉砕する竪型ミルにおいて、前記テーブル上方の分級器により分級された粗粉を前記テーブルの中心部に戻すリジェクトシュートの下端部に、テーブル中心部へ向かって延びる掻き棒を取り付けたことを特徴とする竪型ミル。
【請求項2】 掻き棒の下部に、テーブルの回転方向に対応して被粉砕物を前記テーブルの外周側へ案内し得るよう平板状の案内翼部を形成したことを特徴とする請求項1に記載の竪型ミル。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、竪型ミルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、石炭焚きボイラへ供給する石炭を粉砕する為の微粉炭ミルとして、図5に示すような竪型ミル1が用いられており、該竪型ミル1のケーシング2内下部には、駆動装置3により水平回転するテーブル4が配置され、該テーブル4の上方には、流体圧シリンダ5により水平軸6を介して上下に傾動し得るローラ7が配置されており、前記流体圧シリンダ5によってローラ7を水平回転しているテーブル4に押し付けることにより、ローラ7とテーブル4が協働し、テーブル4上の石炭を粉砕し得るようになっている。
【0003】前記ケーシング2内には、テーブル4を包囲するよう環状体8が配設され、環状体8には、ケーシング2のテーブル4よりも下方位置からケーシング2内へ導入された一次空気9をケーシング2上部へ吹き込み得るようエアノズル10が設けられている。
【0004】前記ケーシング2の上部外側には、ケーシング2内と連通するようにした中空フレーム11が設置され、該中空フレーム11内に上下へ延在するよう固設した軸受筒12には、上下へ所要の間隔を置いて軸受13が嵌入されており、また、中空フレーム11の側部には微粉炭をボイラのバーナ(図示せず)へ送給する為の微粉炭送給管14が接続されている。
【0005】前記軸受13には、上下へ延在するシュート管15が嵌入されており、シュート管15の上端は、中空フレーム11の上方に突出し、シュート管15の下端は、ケーシング2内においてローラ7よりも若干上方に位置している。
【0006】前記ケーシング2上部外側に設置した竪型のモータ16の出力軸には、プーリ17が外嵌、固定され、該プーリ17とシュート管15の上端部近傍に外嵌、固定したプーリ18との間には、無端状のベルト19が巻掛けられている。
【0007】前記シュート管15の上下方向中途部外周には、ケーシング2内の上部に位置するよう、円周方向へ複数の平板状の回転翼20aを設けた回転式の分級器20が装着されている。
【0008】前記ケーシング2内には、分級器20の下方に位置するよう、ホッパ形状のリジェクトシュート21が設置されており、該リジェクトシュート21の傾斜面には、一次空気9により上昇する微粉炭が通過し得るよう傾斜面に沿って延びるスリット22が、その外縁部を内側へ起立させて設けられている。
【0009】図5に示す竪型ミル1においては、被粉砕物である石炭が、シュート管15を介してケーシング2内に投入され、テーブル4上へ落下し、駆動装置3により駆動されて水平方向へ回転しているテーブル4と該テーブル4に対し接触し回転しているローラ7との協働作業により粉砕されて微粉炭となり、該微粉炭はエアノズル10から吹き出す一次空気9に同伴されてケーシング2内を矢印に示す如く上昇し、リジェクトシュート21のスリット22を通ってリジェクトシュート21内へ入り、モータ16により駆動されてシュート管15と共に回転している分級器20により粗粉を分級され、粗粉を分級された微粉炭は、分級器20を通って中空フレーム11へ入り、中空フレーム11から微粉炭送給管14へ送出されてボイラのバーナ(図示せず)へ送給され、分級器20で分級された粗粉は、リジェクトシュート21を滑落してテーブル4の中心部へと戻される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前述の如き従来の竪型ミル1の場合、テーブル4上の中心部に供給された被粉砕物としての石炭は、テーブル4の回転による遠心力によって、テーブル4の外周側へ移動し、ローラ7で粉砕されるが、石炭の水分が多い場合等に流動性が悪くなると、テーブル4の遠心力の小さい中心部を中心として、図5に示される如く、石炭の堆積層が形成されることがある。
【0011】石炭の堆積層が形成されると、ローラ7に石炭が供給されなくなるばかりか、それが継続すると、石炭がシュート管15或いはその上部の図示しない給炭機にまで到達してしまい、トラブルの原因となる虞れがあった。
【0012】石炭の堆積層の形成を防止する為には、石炭の水分を減らしたり、或いはテーブル4の回転数を上げるといった対策が考えられるが、石炭の水分を減らす為には大規模な乾燥機が必要となり、コスト的な問題等から現実に実施することは困難であると考えられる一方、テーブル4の回転数を上げた場合には、遠心力によってテーブル4上面の外周側におけるローラ7とローラ7との間に導かれた石炭が、実際にローラ7へ噛み込まれる前にテーブル4の周囲に放り出されてしまい、充分な粉砕が行われなくなる可能性があった。
【0013】本発明は、斯かる実情に鑑み、大規模な乾燥機を必要としたり、テーブルの回転数を上げたりすることなく、テーブル上の中心部に供給された被粉砕物の堆積層の形成を阻止し、竪型ミルを安定して運転し得るようにすることを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、水平回転するテーブルの中心部上方から供給される被粉砕物を、テーブル上の周方向所要位置に配設されたローラにより粉砕する竪型ミルにおいて、前記テーブル上方の分級器により分級された粗粉を前記テーブルの中心部に戻すリジェクトシュートの下端部に、テーブル中心部へ向かって延びる掻き棒を取り付けたことを特徴とするものである。
【0015】而して、被粉砕物の粉砕時において、テーブルは水平回転しており、リジェクトシュートの下端部からテーブルの中心部へ向かって斜めに延びる掻き棒は、テーブルに対して相対的に旋回運動する形となる為、テーブルの中心部上方から供給される被粉砕物の水分が多い場合等に被粉砕物の流動性が悪くなってテーブルの遠心力の小さい中心部を中心として被粉砕物の堆積層が形成されたとしても、該被粉砕物の堆積層は前記掻き棒によって崩され、成長が阻止されることになる。
【0016】この結果、被粉砕物の水分を減らす為に大規模な乾燥機を設けたり、或いはテーブルの回転数を上げたりしなくても、テーブルの中心部上方から供給される被粉砕物は、遠心力によってテーブル上面の外周側におけるローラとローラとの間に導かれ、テーブルの周囲に放り出されてしまうことなく、ローラへ確実に噛み込まれるようになり、充分な粉砕が行われる。
【0017】また、本発明においては、掻き棒の下部に、テーブルの回転方向に対応して被粉砕物を前記テーブルの外周側へ案内し得るよう平板状の案内翼部を形成することが好ましく、このようにすれば、テーブルの中心部付近に生じた被粉砕物の堆積層に対し前記掻き棒の案内翼部が比較的広範囲に亘り干渉して前記被粉砕物の堆積層がより確実に崩され、その成長が阻止されることになり、しかも、前記案内翼部により崩された被粉砕物が積極的にテーブルの外周側へと案内されることになる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図示例と共に説明する。
【0019】図1及び図2は本発明を実施する形態の一例であって、図中において図5と同一の符号を付した部分は同一物を表わしており、基本的な構成は、先に図5で示した従来のものと同様であるが、本形態例の特徴とするところは、テーブル4上方の分級器20により分級された粗粉を前記テーブル4の中心部に戻すリジェクトシュート21の下端部に、テーブル4中心部へ向け斜めに延びる掻き棒23を取り付けた点にある。
【0020】ここで、図示する例では、三本の掻き棒23をテーブル4の周方向における各ローラ7間に位置するようリジェクトシュート21の下端部に取り付けているが、その取り付け位置や本数については、竪型ミル1の規模やテーブル4の回転数等に応じて適宜に変更し得る。
【0021】而して、石炭の粉砕時において、テーブル4は水平回転しており、リジェクトシュート21の下端部からテーブル4の中心部へ向かって斜めに延びる掻き棒23は、テーブル4に対して相対的に旋回運動する形となる為、テーブル4の中心部上方から供給される石炭の水分が多い場合等に石炭の流動性が悪くなってテーブル4の遠心力の小さい中心部を中心として石炭の堆積層が形成されたとしても、該石炭の堆積層は前記掻き棒23によって崩され、その成長が阻止されることになる。
【0022】この結果、石炭の水分を減らす為に大規模な乾燥機を設けたり、或いはテーブル4の回転数を上げたりしなくても、テーブル4の中心部上方から供給される石炭は、遠心力によってテーブル4上面の外周側におけるローラ7とローラ7との間に導かれ、テーブル4の周囲に放り出されてしまうことなく、ローラ7へ確実に噛み込まれるようになり、充分な粉砕が行われる。
【0023】従って、本形態例によれば、大規模な乾燥機を必要としたり、テーブル4の回転数を上げたりすることなく、テーブル4上の中心部に供給された石炭の堆積層の形成を掻き棒23により阻止することができるので、竪型ミル1の粉砕機能を損うことなく安定して運転することができる。
【0024】また、図3及び図4は本発明を実施する形態の他の例であって、掻き棒23の下部に、テーブル4の回転方向に対応して石炭を前記テーブル4の外周側へ案内し得るように、その外側を前記回転方向に対し後退させた平板状の案内翼部23aを形成したものである。
【0025】このようにすれば、テーブル4の中心部付近に生じた石炭の堆積層に対し前記掻き棒23の案内翼部23aが比較的広範囲に亘り干渉して前記被粉砕物の堆積層がより確実に崩され、その成長が阻止されることになり、しかも、前記案内翼部23aにより崩された石炭が積極的にテーブル4の外周側へと案内されることになる。
【0026】従って、本形態例によれば、図1に示した先の形態例の場合と同様、大規模な乾燥機を必要としたり、テーブル4の回転数を上げたりすることなく、テーブル4上の中心部に供給された石炭の堆積層の形成を掻き棒23により阻止することができ、しかも、案内翼部23aにより崩された石炭を積極的にテーブル4上面の外周側へと案内してローラ7へ確実に噛み込ませることができるので、竪型ミル1の一層安定した運転を実現することができる。
【0027】尚、本発明の竪型ミルは、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、石炭以外の被粉砕物を粉砕する竪型ミルにも適用し得ること、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0028】
【発明の効果】上記した本発明の竪型ミルによれば、大規模な乾燥機を必要としたり、テーブルの回転数を上げたりすることなく、テーブル上の中心部に供給された被粉砕物の堆積層の形成を掻き棒により阻止することができるので、竪型ミルの粉砕機能を損うことなく、安定して運転することができるという優れた効果を奏し得る。




 

 


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