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胃にやさしい家畜用ミネラル(亜鉛)製剤及びその製造法 - 井上 義夫
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発明の名称 胃にやさしい家畜用ミネラル(亜鉛)製剤及びその製造法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平11−313618
公開日 平成11年(1999)11月16日
出願番号 特願平10−162722
出願日 平成10年(1998)5月6日
代理人
発明者 井上 義夫 / 井上 裕子 / 片山 久 / 片山 智子 / 井上 京子
要約 目的
胃にやさしい家畜用ミネラル製剤(亜鉛)及びその製造法【構成】酸化亜鉛・炭酸亜鉛・クエン酸亜鉛・酒石酸亜鉛などの亜鉛化合物1種類〜数種類とメチオニン・トリプトファン・シスチン・スレオニンなどの必須アミノ酸1種類〜数種類を混合したものにデンプンや小麦粉などの賦形剤を加え、顆粒または錠剤を製し、この顆粒または錠剤をアルギン酸ナトリウムやカルボキシメチルセルロースナトリウムでコーティングしてから、さらにこれらの剤皮の水溶液で漏潤してから牡蛎殻粉末を塗してから乾燥して製品とする。

構成
酸化亜鉛・炭酸亜鉛・クエン酸亜鉛・酒石酸亜鉛などの亜鉛化合物1種類〜数種類とメチオニン・トリプトファン・シスチン・スレオニンなどの必須アミノ酸1種類〜数種類を混合したものにデンプンや小麦粉などの賦形剤を加え、顆粒または錠剤を製し、この顆粒または錠剤をアルギン酸ナトリウムやカルボキシメチルセルロースナトリウムでコーティングしてから、さらにこれらの剤皮の水溶液で漏潤してから牡蛎殻粉末を塗してから乾燥して製品とする。
特許請求の範囲
【請求項1】 酸化亜鉛・炭酸亜鉛・クエン酸亜鉛・酒石酸亜鉛などの亜鉛化合物1種類〜数種類とメチオニン・トリプトファン・シスチン・スレオニンなどの必須アミノ酸1種類〜数種類を混合したものに、デンプンや小麦粉などの賦形剤適量を加えてからデンプンや小麦粉などの糊料を添加し、顆粒または錠剤を製し、この顆粒や錠剤にアルギンナトリウム水溶液やカルボキシメチールセルロースナトリウム水溶液などによって表面に0.05mm以上の厚さの腸溶性皮膜をコーティングしてから、さらに、これらの水溶液で表面を湿潤してから牡蛎殻粉末を適当量塗してから乾燥して製品とする。
【請求項2】 [請求項1]の製造法によって製した胃にやさしい家畜用ミネラル(亜鉛)製剤。
発明の詳細な説明
【0001】[産業上の利用分野]本発明は、胃にやさしい家畜用ミネラル(亜鉛)製剤及びその製造法に関する。
【0002】[従来の技術]亜鉛は生物の生命維持に欠かすことのできない必須無機元素の一つで、家畜の飼育にも重要で、成長の促進や鶏肉・鶏卵の亜鉛の含量を増加させるために飼料には必ず添加している。そして、亜鉛は通常炭酸亜鉛、酸化亜鉛、硫酸亜鉛などの亜鉛化合物が添加されている。
【0003】細胞の新陳代謝が盛んになると、亜鉛の消費も盛んになり、特に産卵鶏は最低5mg/一日以上の亜鉛が必要となっている。また、飼料に栄養素を多く添加すれば鶏卵の方へも多く栄養素が移行し高栄養価の卵を生産することができるので、亜鉛の場合も飼料に5mg以上の亜鉛を含有している炭酸亜鉛、酸化亜鉛、硫酸亜鉛などを添加することが盛んに実行されている。
【0004】ところが、炭酸亜鉛、酸化亜鉛などは胃内に入ると胃液中の塩酸と反応して、塩化亜鉛に変化する。この塩化亜鉛や硫酸亜鉛は生理作用が激しい物質で局所粘膜を刺激したり、腐食したりするので、薬品としては劇薬に指定されている。したがって、鶏の飼料に多量の炭酸亜鉛、酸化亜鉛、硫酸亜鉛を添加すると鶏の体調に大きな影響を与えることになる。
【0005】この大量添加についてはScottとCregarが2%亜鉛(酸化亜鉛)添加飼料を5〜13日間与えると、産卵を停止し、強制換羽の代りの強制休産ができることを1976年に発表している。このことは塩化亜鉛の激しい生理作用と亜鉛の添加料の上限を示唆している。
【0006】[発明が解決しようとする課題]養鶏業者は鶏に給与する飼料に炭酸亜鉛や酸化亜鉛を添加して、鶏の成長を促進し、また亜鉛を高度に含有する鶏卵を生産するため、炭酸亜鉛や酸化亜鉛の添加量をできるだけ多くしたいと思っているが、塩化亜鉛の副作用のためにその量はあまり多くできないのが現状となっている。
【0007】本発明は鶏に給与する亜鉛の量を多くしても鶏の体に障害を及ぼさず、しかも通常の亜鉛化合物の給与に比べて亜鉛の吸収がよく、鶏の成長や鶏肉・鶏卵の亜鉛の含量を高める製剤とその製造法を提供することを目的としている。
【0008】[課題を解決するための手段]上記目的を達成するために、つぎの順序に従って製造をおこなう。酸化亜鉛・炭酸亜鉛・クエン酸亜鉛・酒石酸亜鉛などの亜鉛化合物1種類〜数種類とメチオニン・トリプトファン・シスチン・スレオニンなどの必須アミノ酸1種類〜数種類を混合したものに、デンプンや小麦粉などの賦形剤適量を加えてからデンプンや小麦粉などの糊料を添加し、顆粒または錠剤を製する。亜鉛化合物とアミノ酸の配合比は酸化亜鉛1/2グラム当量・炭酸亜鉛1/2グラム当量・クエン酸亜鉛1/3グラム当量・酒石酸亜鉛1/2グラム当量に対してメチオニン1グラム当量・トリプトファン1グラム当量・シスチン1/2グラム当量・スレオニン1グラム当量以上とする。
【0009】製剤の亜鉛・アミノ酸の含量は家畜に給与する一日量を決め、剤形の大きさと量が、家畜が飼料を摂取するのに最も好適なものとなるように賦形剤の量を加減する。
【0010】次に亜鉛化合物とアミノ酸からなる顆粒や錠剤にアルギン酸ナトリウム水溶液やカルボキシメチールセルロースナトリウム水溶液などによって表面に0.05mm以上の厚さの腸溶性皮膜をコーティングしてから、さらにこれらの水溶液で表面を湿潤してから牡蛎殻粉末を適当量塗してから乾燥して製する。
【0011】[作用]酸化亜鉛、炭酸亜鉛、クエン酸亜鉛、酒石酸亜鉛などの亜鉛化合物はそのまま経口給与すると胃中で胃酸と反応して塩化亜鉛となる。そしてこの塩化亜鉛が胃の粘膜を刺激したり、腐食することになるが、本発明では顆粒や錠剤の表面には酸に不溶のアルギン酸ナトリウムやカルボキシメチールセルロースナトリウムの皮膜があるので亜鉛化合物は胃酸の影響をうけないで腸へ送られる。そして腸液のアルカリ性の作用を受けて剤皮がとけて顆粒、錠剤が溶解する。
【0012】顆粒や錠剤の表面に牡蛎殻粉末を塗しておくのは、鶏の飼料摂取性を高めるためである。
【0013】腸管における亜鉛の吸収はキレート化合物の状態になっているときによく吸収される。アミノ酸のなかではシスチンの亜鉛キレートがもっともよく吸収されるといわれている。
【0014】亜鉛は通常、胃酸などの酸には溶けるが、弱アルカリ性液(腸液)には不溶であるが、研究の結果、クエン酸亜鉛や酒石酸亜鉛は腸液(PH5.6〜8)にもよく溶け、沈殿を生じない良好なキレート化合物であることが分かった。いずれの亜鉛化合物も腸管においてアミノ酸の働きによって吸収されるが、クエン酸亜鉛と酒石酸亜鉛はより吸収がよいことが分かつた。
【0015】[実施例]クエン酸亜鉛575gとシスチン637gに4780gのデンプンを加え混合してから、5%デンプン糊適量を加え造粒してから打錠する。次に錠剤に5%アルギン酸ナトリウム水溶液で常法によって皮層厚0.05mm以上の皮膜で錠剤を被覆する。さらに5%アルギン酸ナトリウム水溶液で錠剤を湿潤してから、牡蛎殻粉末適量を塗すことを2〜3回繰返してから乾燥して製品とする。
【0016】[発明による効果]
■腸溶性剤皮を採用したので亜鉛化合物は胃内において生理的に障害を及ぼす塩化亜鉛に変化することなく、腸内へ移行する。したがって亜鉛の障害を懸念する事なく、亜鉛を十分に給与することができる。■亜鉛化合物とアミノ酸類を密接するように顆粒や錠剤に一緒に配合することによつて、腸管における亜鉛に対するアミノ酸のキレート作用が効率よく行われる。したがって亜鉛化合物を飼料に配合して給与している従来の方法より吸収がよい。■亜鉛化合物の中でもクエン酸亜鉛、酒石酸亜鉛はキレート作用がすぐれていて、酸化亜鉛や炭酸亜鉛をアミノ酸に配合した場合よりも亜鉛の吸収率がよい。




 

 


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