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発明の名称 吸収式冷温水発生機の制御システム
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平10−54621
公開日 平成10年(1998)2月24日
出願番号 特願平8−211255
出願日 平成8年(1996)8月9日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】井上 誠一
発明者 平岡 雅哉
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 複数の吸収式冷温水発生機を用いて、発生させた冷温水を循環させることにより冷暖房を行なうシステムにおいて、前記各吸収式冷温水発生機で使用する燃料の量を測定する手段と、前記各吸収式冷温水発生機に入る水の温度と、前記各吸収式冷温水発生機から出る水の温度とを測定する手段と、測定された燃料の量と、水温とを基にして、前記各吸収式冷温水発生機の成績係数を計算する手段と、前記成績係数の順位に従って前記吸収式冷温水発生機の運転優先順位を制御する手段と、を具備することを特徴とする吸収式冷温水発生機の制御システム。
【請求項2】 前記各吸収式冷温水発生機の累計運転時間を把握し、前記累計運転時間が所定の基準を超過した場合には、前記運転優先順位を低くする手段を、更に具備することを特徴とする請求項1に記載された吸収式冷温水発生機の制御システム。
【請求項3】 前記各吸収式冷温水発生機の連続運転時間を把握し、前記継続運転時間が所定の基準を超過した場合には、前記運転優先順位を低くする手段を、更に具備することを特徴とする請求項1に記載された吸収式冷温水発生機の制御システム。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物内で冷暖房のために複数の冷温水発生機を用いる場合に於ける、吸収式冷温水発生機の制御システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に用いられる冷暖房システムの1種として、重油、灯油、あるいは都市ガスなどを直接燃焼させて、冷水または温水を取り出す吸収式冷温水発生機がある。1つの建物内で冷暖房のために複数の吸収式冷温水発生機を用いる場合には、効率よく冷暖房を行なうために運転台数を管理制御する。
【0003】従来は、複数の吸収式冷温水発生機を、冷暖房の必要性が増加する場合には程度に応じて1台づつ順番に起動し、冷暖房の必要性が減少する場合には起動した順で停止させるなどしていた。すなわち、単純なローテーションで、各吸収式冷温水発生機の運転台数制御を行なっていた。
【0004】なお、一般に、(冷温水の出入口温度差から求める出力)を(燃料インプット量)で割った商を求め、これを吸収式冷温水発生機の運転効率を示す成績係数(COP)としている。
【0005】また、ホテルや電算センターなど、特に冷房運転時間が長い場合には冷房能力低下や冷水出口温度上昇などの現象が発生しやすいため、吸収式冷温水発生機のパラジウムセルの容量を増強したり、自動抽気のための抽気ポンプを装備するなどしたヘビーロード対策仕様機を設置していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、もともと吸収式冷温水発生機は製品により成績係数の値に大きなバラつきがある。また、例えば冷房運転時間が長くなると凝縮器に冷却水のスケールが付着するなどして成績係数が低下し、出力が低下して冷房が不足したり、燃料効率が悪くなったりする。したがって、何台の吸収式冷温水発生機を用いれば必要な冷暖房効果を得られるかという把握が困難であった。
【0007】また、例えば凝縮器にスケールが付着すると、薬品で洗浄するなどのメンテナンスが必要となる。またセンサなどの各部品も必要に応じて交換しなくてはならない。個々の吸収式冷温水発生機の成績係数が常に計測されていない場合には、一部の吸収式冷温水発生機で極端にメンテナンス期間が短くなったり、適切なメンテナンス時期を把握することが困難であるという問題があった。また、耐用年数の長いヘビーロード対策仕様機は、高価であるという問題があった。
【0008】本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、複数の吸収式冷温水発生機の全体の耐用年数が長くなるように効率良く運転させることのできる、吸収式冷温水発生機の制御システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成するために、本発明は、複数の吸収式冷温水発生機を用いて、発生させた冷温水を循環させることにより冷暖房を行なうシステムにおいて、前記各吸収式冷温水発生機で使用する燃料の量を測定する手段と、前記各吸収式冷温水発生機に入る水の温度と、前記各吸収式冷温水発生機から出る水の温度とを測定する手段と、測定された燃料の量と水温とを基にして前記各吸収式冷温水発生機の成績係数を計算する手段と、前記成績係数の順位に従って前記吸収式冷温水発生機の運転優先順位を制御する手段と、を具備することを特徴とする吸収式冷温水発生機の制御システムである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の実施の形態について詳細に説明する。図1は本実施の形態に係る制御システム1の概略を示す構成図である。1つのビルあるいは1つのフロアなどの冷暖房ブロック3内に、複数の冷温水発生機(吸収式冷温水発生機)5a、5b、………が設けられる。
【0010】各冷温水発生機5a、5b、………には、燃料管7を介して重油、灯油、あるいは都市ガスなどの燃料が供給される。流量計9a、9b、………は、各冷温水発生機5a、5b、………に供給される燃料の量を測定する。
【0011】入水温度計13a、13b、………は、各冷温水発生機5a、5b、………に入水管11a、11b、……を通じて入る冷温水の温度を測定する。出水温度計17a、17b、………は、各冷温水発生機5a、5b、………から出水管15a、15b、……を通じて出る冷温水の温度を測定する。
【0012】なお、各出水管15a、15b、………から出た冷温水は、冷温水供給管19に集約されてから、必要に応じて複数の部屋21a、21b、………の各々に供給される。
【0013】熱源コントローラ23は、流量計9a、9b、………、入水温度計13a、13b、………、および出水温度計17a、17b、………の測定値から、各冷温水発生機5a、5b、………の成績係数(COP)を求めて順位を記憶する。そして成績係数の高い方から優先的に運転させる。
【0014】なお、成績係数(COP)は、C0P=冷温水の出入口温度差から求められる出力/燃料インプット量で求められる。例えば、冷温水発生機5aの成績係数(COP)を求める場合、流量計9a、入水温度計13a、出水温度計17aの測定値が使用される。なお、熱源コントローラ23には、必要に応じて、冷暖房希望設定温度、室温測定値、外気温測定値なども入力される。
【0015】図2は、制御システム1における制御の概略を説明するフローチャートである。まず、熱源コントローラ23は、各冷温水発生機5a、5b、………の最新の成績係数(COP)を、記憶しておく(ステップ201)。また、成績係数の高い方から順に順番を記憶しておく。
【0016】冷暖房を開始する必要が生じた場合には、熱源コントローラ23は、冷温水発生機5a、5b、………のうち成績係数の一番高い機器の運転を開始し、運転中の冷温水発生機5の成績係数を計算し、記憶する(ステップ202)。
【0017】例えば、冷温水発生機5aの成績係数が一番高く、以下、冷温水発生機5b、5c、………の順で成績係数が低くなるものとする。したがって、この場合は最初に冷温水発生機5aを運転させる。そして、熱源コントローラ23は冷温水発生機5aの成績係数の変化を求める。
【0018】次に、熱源コントローラ23は冷暖房が十分か否かを判定する(ステップ203)。ステップ203で冷暖房が不十分であり強化する必要があると判定された場合には、ステップ202に戻り、熱源コントローラ23はその時点で運転していない冷温水発生機5b、5c、………のうち、成績係数の高いものから順に運転を開始させ、冷暖房が必要量に達するようにする。
【0019】そして、熱源コントローラ23は運転中の各冷温水発生機5a、5b、………の入水温度計13a、13b、………および出水温度計17a、17b、………の温度、熱量計9a、9b、………を常時測定し、成績係数を計測し、成績係数の順序を把握する。
【0020】なお、ステップ202において、すべての冷温水発生機5a、5b、………について、現在運転中のものと現在停止中のものの成績係数を比較し、成績係数の順位の高い冷温水発生機5a、5b、………を優先させて稼働させる。
【0021】例えば現在運転中の冷温水発生機5a、5b、5cのうち最も成績係数の低い冷温水発生機5cの成績係数が、停止中の冷温水発生機5dの成績係数より低くなった場合には、冷温水発生機5cを停止して、冷温水発生機5dの運転を開始する。
【0022】また、図2には記載されていないが、冷暖房を減少させるか場合には、現在運転している冷温水発生機5a、5b、………のうち、最も成績係数の低いものから順に運転を停止する。
【0023】以上、詳細に説明したように、本実施の形態の制御システム1においては、熱源コントローラ23は冷温水発生機5a、5b、………のうち、成績係数の高い機器を優先的に運転させるため、全体として省エネルギーを図ることができる。
【0024】また、成績係数を考慮して燃料の供給量を調節することができるため、冷温水発生機5a、5b、………を適切に運転して送水温度を適温に調節することができるため、室内環境を良好に保つことができる。
【0025】また、各冷温水発生機5a、5b、………の経時的な悪化を平準化することができるため、極端に成績係数の悪い機器が生じることがない。また、全体として、メンテナンスの必要な時期を遅らせることができる。
【0026】また、適切なメンテナンス時期を予測することが容易である。したがって、あえて高価なヘビーロード対策仕様機を用いる必要がない。また、必要に応じて成績係数の低下時に警報を出すようにすることも可能である。
【0027】なお、本実施の形態においては、冷温水発生機5a、5b、………のうち、成績係数の高いものから順番に運転するようにしたが、成績係数の高いものを過度に継続使用すると耐用年数が短くなるので、個々の冷温水発生機5a、5b、………の累計運転時間や継続運転時間を考慮して、運転順序を補正するなどしてもよい。
【0028】なお、本実施の形態においては、吸収式冷温水発生機を用いる場合について説明したが、他のタイプの複数の冷暖房機を並列的に用いて冷暖房を行なうシステムにおいても、個々の冷暖房機の運転成績係数を常時計測し比較して、使用頻度を調節し、冷暖房機の耐用年数を全体として長くすることができる。異種の冷暖房機を混合して使用する場合にも、同様の調整を行なうことができる。
【0027】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明によれば、複数の吸収式冷温水発生機の全体の耐用年数が長くなるように効率良く運転させることのできる、吸収式冷温水発生機の制御システムを提供することができる。




 

 


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