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発明の名称 給紙トレイ
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平10−175741
公開日 平成10年(1998)6月30日
出願番号 特願平8−340641
出願日 平成8年(1996)12月5日
代理人
発明者 上田 賢司
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 画像形成装置本体の内部に収納される給紙トレイであってその給紙方向後端部が画像形成装置本体外部に突出すると共に、突出した給紙トレイの後端部上面を開閉する用紙カバーを備えた給紙トレイにおいて、上記給紙トレイの後端部には、給紙トレイ本体よりも長い用紙を収納するために使用する補助トレイを画像形成装置本体外方へ更に突出させた状態に保持する補助トレイ支持機構が設けられ、該補助トレイ支持機構は、上記補助トレイを給紙トレイの後端部から突出させた状態に保持して長い用紙を積載する際に、上記用紙カバーが長い用紙を積載する際の障害とならないように用紙カバーを上方向に待避させるストッパを備えていることを特徴とする給紙トレイ。
【請求項2】 上記用紙カバーは画像形成装置に近い側に設けた軸により給紙トレイ本体の後部に対して上下方向に回動自在に支持され、且つ閉止方向に付勢されており、上記補助トレイは給紙トレイ本体の後端に設けた回動軸により、給紙トレイ内の退避位置と給紙トレイ外の突出位置との間を回動自在に支持され、上記補助トレイの回動軸よりも内側の給紙トレイ本体に設けた軸により上下方向に回動自在に支持されて上記用紙カバーの上下方向位置を規制するストッパと、補助トレイを給紙トレイの外側へ突出させたことを検知する補助トレイ検知手段と、を有し、上記補助トレイ検知手段が補助トレイの突出を検知しない時には、上記ストッパは退避位置にあって上記用紙カバーを閉止状態に保持し、上記補助トレイ検知手段が補助トレイの突出を検知した時には、上記ストッパが用紙カバーを押し上げる方向に回動するように構成したことを特徴とする請求項1記載の給紙トレイ。
【請求項3】 上記用紙カバーは画像形成装置に近い側に設けた軸により給紙トレイ本体の後部に対して上下方向に回動自在に支持され、且つ閉止方向に付勢されており、上記補助トレイは、用紙カバーを押し上げて開放させるストッパを備え、上記補助トレイが使用されないときは、用紙カバーは閉止状態を維持し、上記補助トレイが使用されるときは、上記ストッパが用紙カバーに接してこれを押し上げるように構成されていることを特徴とする請求項1記載の給紙トレイ。
【請求項4】 上記用紙カバーは画像形成装置に近い側に設けた軸により給紙トレイ本体の後部に対して上下方向に回動自在に支持され、且つ閉止方向に付勢されており、上記補助トレイは、給紙トレイ本体の後部に対して回動自在、或は引出し自在に支持されて、給紙トレイ本体内に退避した位置と、給紙トレイ本体外部に突出した位置との間を進退可能に構成されると共に、補助トレイには用紙カバーの上下方向の位置を規制するストッパを有し、補助トレイが給紙トレイ本体内に収納された状態では、用紙カバーを閉止状態を維持し、補助トレイが突出位置にある使用時には、上記ストッパが作動して用紙カバーを開放させるように構成されていることを特徴とする請求項1記載の給紙トレイ。
【請求項5】 補助トレイ使用時に用紙カバーが開放した状態において、給紙トレイ上の用紙が用紙カバーに当たらずに積載できる最大積載量(n’)は、補助トレイを使用しない場合に積載できる最大量用紙積載量(n)よりも少ない(n>n’)ことを特徴とする請求項1乃至4記載の給紙トレイ。
【請求項6】 使用する補助トレイの用紙搬送方向の長さに応じて、補助トレイ使用時に用紙カバーが開放する量を切り替えることを可能にしたことを特徴とする請求項1乃至5記載の給紙トレイ。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザプリンタ、複写機、ファクシミリ装置等の画像形成装置に関し、特に補助トレイを備えた給紙トレイの操作性を向上させた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は従来の画像形成装置の一例の内部構成図であり、この画像形成装置0は、その匡体下部に給紙トレイ1を有しており、給紙トレイ1の底板2上には用紙3が積層収納されている。用紙3は図示しない押圧手段により押し上げられたトレイ底板2により押し上げられて、その上面を給紙コロ4に圧接され、この状態で給紙コロ4が回転することにより最上部の用紙3が左方向に送られ、給紙コロ4に圧接された分離部材5により1枚に分離され、レジストローラ6まで送られる。レジストローラ6によりスキューを補正された用紙3は、感光体7上に書き込まれた画像とタイミングを合わせて送られ、転写ローラ8により感光体7上に書き込まれた画像を転写され、定着部9に送られて用紙3上に画像が定着させられる。定着部9を通過した用紙3は排紙コロ10に送られ、排紙トレイ部11にスタックされる。12はレジストセンサ、13は排紙センサ、14は電装ユニット、15は光学ユニットである。給紙トレイ1は用紙3の搬送方向と逆方向、図面では右方向に引き出すことにより装置本体から離脱させることができる。また給紙トレイ1の外側端部、即ち用紙搬送方向に対して後端部(図ではプリンタ0前面側=右側)は、プリンタ0本体から出っ張るように構成されている。
【0003】これは、プリンタ0本体の前後方向寸法を小さくした一方で、給紙トレイ1は通常使用するサイズ(例えばA4縦)の用紙3を収納するために従来通りの大きさを有している結果として、給紙トレイ1の大きさが相対的に大きくなったことによる出っ張りである。プリンタ100本体の前壁から出っ張った給紙トレイの部分には、用紙3を外部の湿気や、ほこり等から保護するための用紙カバー20が軸20aを中心として上下方向に回動可能に設けられている。また、通常使用する用紙サイズよりも大きいサイズの用紙3(例えばB4、A3など)を給紙トレイ1に収納する場合は、給紙トレイ1の後端(右端)に図8に示した如き補助トレイ21を設けて給紙方向後方側の収納スペースを拡張させることにより、給紙トレイ1内に収納できるサイズを越えて大きいサイズの用紙3を使用することが可能となる。
【0004】なお、従来、プリンタ0により使用可能な最大サイズの用紙3を補助トレイ無しでも収納できるように給紙トレイ本体を大きく構成していないのは、給紙トレイ1の大きさを使用頻度の高いA4縦のような用紙3に合わせて小さくすることにより、プリンタ0の設置面積を小さくするためである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】なお、このような画像形成装置0において補助トレイ21を使用する際には次のような不具合があった。即ち、図2(a) は用紙3がA4サイズ等、給紙トレイ1内に収納可能な標準の大きさである場合の給紙トレイの後部の状態を示す図であり、(b) は用紙3がA3サイズ等、補助トレイ21を使用することにより初めて給紙トレイ1にセットが可能となる大サイズである場合の給紙トレイ後部の状態を示す図である。図2(a) では用紙3は給紙トレイ1内に収納され、用紙カバー20も通常の用紙3をカバーする状態にあり問題ないが、(b) では補助トレイ21を使用して給紙トレイの外側端部を拡張した状態で大サイズ用紙を積載しており、この場合には用紙カバー20が通常の位置(破線状態)にある限り、用紙3をセットすることができない。このため用紙カバー20を外す、あるいは用紙3から待避させる等の煩雑な操作をする必要があり、使用者に余計な手間をかけさせ、給紙トレイの操作性が低下するという不具合があった。本発明はこのような不具合を解決するためになされたものであり、請求項1の発明は、補助トレイ21を使用する際に用紙カバー20を開放させる機構を設けることで、用紙カバー20を外す、あるいは用紙3から待避させる等の面倒な操作をする必要をなくして、操作性を向上することを目的としている。請求項2の発明は、補助トレイ21の使用を検知して、自動的に用紙カバー20の上下方向の位置を規制する格別のストッパの位置を移動させることにより用紙カバー20が用紙3の積載の障害となる位置まで下がることを防止することで、請求項1と同等の目的を達成することを目的とする。請求項3の発明は、補助トレイ21上に用紙カバー20の上下方向の位置を規制するストッパを設けることで、補助トレイ21使用時に用紙カバー20が用紙3の積載の障害となる位置まで下がることを防止して、請求項1と同等の目的を達成することを目的とする。請求項4の発明は、給紙トレイ1に補助トレイ21を収納可能に設け、補助トレイ21を使用可能にするときの動作(例えば引き出す、回転させる等の動作)を駆動源として、用紙カバー20の上下方向の位置を規制するストッパを移動させることで、補助トレイ使用時に用紙カバー20が用紙3の積載の障害となる位置まで下がることを防止して、請求項1の目的を達成することを目的とする。
【0006】次に、従来、補助トレイ21を使用する必要がある大きなサイズの用紙3を、補助トレイ21を使用しないサイズの用紙3と同じ枚数だけ給紙トレイ1にセットした場合、補助トレイ21が用紙3の自重により強度不足となる。あるいはこの強度不足を解消するため補助トレイ21を頑丈に作らなければならないことによる装置の大型化等の不具合があり、その他にも大きなサイズの用紙3を小さいサイズの用紙3と同様に給紙コロ4に対して押圧する必要があり、これによる押圧機構の複雑化等の不具合があった。このため従来は、補助トレイ21を使用するような大きなサイズの用紙3のセット可能枚数は、補助トレイ21を使用しないサイズの用紙3より少なく規制する場合があった。使用用紙のサイズに応じて自動的にセットできる枚数を規制するためには機構が複雑になってしまい、またマニュアル、あるいはラベル等で使用者に注意を促すものもあるがこの場合、使用者に確実に徹底させることが難しいという不具合があった。請求項5の発明は上記に鑑みてなされたものであり、請求項1の目的に加え、補助トレイ使用時の用紙カバー20が通常位置から上方向に待避した状態において、用紙3が用紙カバー20に当たらずに積載できる最大積載量(n)を、補助トレイ21を使用しない場合に積載できる最大量用紙3積載量(n’)より小さく(n<n’)したことにより、補助トレイ21を使用する場合にセット可能な最大積載量を、補助トレイ21を使用しない場合にセットできる最大積載量より小さくでき、複雑な構成を必要とせず補助トレイ使用時の用紙3の積載枚数を規制することを目的とする。
【0007】次に、上述のように、補助トレイ21を使用するような大サイズの用紙3のセット可能枚数は補助トレイ21の強度や、トレイ底板2の押圧機構等により決められる。しかし補助トレイ21を使用するような大きなサイズの用紙3でも用紙3のサイズによりそれぞれセット可能枚数は異なってくる。例えばA4では補助トレイ21を使用する必要がなく250枚をセット可能であり、B4では補助トレイ21を使用して100枚までセット可、A3ではさらに用紙3の重さが重くなるため50枚までセット可となる場合がある。
【0008】請求項6の発明は、使用する補助トレイ21の用紙搬送方向の長さに応じて、補助トレイ使用時の用紙カバー20が通常位置から上方向に待避する量を切り替えることにより、用紙3のサイズに応じて最適な用紙積載枚数に規制することを可能にすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決する為の手段】上記目的を達成する為、請求項1の発明は、画像形成装置本体の内部に収納される給紙トレイであってその給紙方向後端部が画像形成装置本体外部に突出すると共に、突出した給紙トレイの後端部上面を開閉する用紙カバーを備えた給紙トレイにおいて、上記給紙トレイの後端部には、給紙トレイ本体よりも長い用紙を収納するために使用する補助トレイを画像形成装置本体外方へ更に突出させた状態に保持する補助トレイ支持機構が設けられ、該補助トレイ支持機構は、上記補助トレイを給紙トレイの後端部から突出させた状態に保持して長い用紙を積載する際に、上記用紙カバーが長い用紙を積載する際の障害とならないように用紙カバーを上方向に待避させるストッパを備えていることを特徴とする。請求項2の発明は、上記用紙カバーは画像形成装置に近い側に設けた軸により給紙トレイ本体の後端部に対して上下方向に回動自在に支持され、且つ閉止方向に付勢されており、上記補助トレイは給紙トレイ本体の後端に設けた回動軸により、給紙トレイ内の退避位置と給紙トレイ外の突出位置との間を回動自在に支持され、上記補助トレイの回動軸よりも内側の給紙トレイ本体に設けた軸により上下方向に回動自在に支持されて上記用紙カバーの上下方向位置を規制するストッパと、補助トレイを給紙トレイの外側へ突出させたことを検知する補助トレイ検知手段と、を有し、上記補助トレイ検知手段が補助トレイの突出を検知しない時には、上記ストッパは退避位置にあって上記用紙カバーを閉止状態に保持し、上記補助トレイ検知手段が補助トレイの突出を検知した時には、上記ストッパが用紙カバーを押し上げる方向に回動するように構成したことを特徴とする。請求項3の発明は、上記用紙カバーは画像形成装置に近い側に設けた軸により給紙トレイ本体の後端部に対して上下方向に回動自在に支持され、且つ閉止方向に付勢されており、上記補助トレイは、用紙カバーを押し上げて開放させるストッパを備え、上記補助トレイが使用されないときは、用紙カバーは上記閉止状態を維持し、上記補助トレイが使用されるときは、上記ストッパが用紙カバーに接してこれを押し上げるように構成されていることを特徴とする。請求項4の発明は、上記用紙カバーは画像形成装置に近い側に設けた軸により給紙トレイ本体の後端部に対して上下方向に回動自在に支持され、且つ閉止方向に付勢されており、上記補助トレイは、給紙トレイ本体の後部に対して回動自在、或は引出し自在に支持されて、給紙トレイ本体内に退避した位置と、給紙トレイ本体外部に突出した位置との間を進退可能に構成されると共に、補助トレイには用紙カバーの上下方向の位置を規制するストッパを有し、補助トレイが給紙トレイ本体内に収納された状態では、用紙カバーを閉止状態を維持し、補助トレイが突出位置にある使用時には、上記ストッパが作動して用紙カバーを開放させるように構成されていることを特徴とする。請求項5の発明は、補助トレイ使用時に用紙カバーが開放した状態において、給紙トレイ上の用紙が用紙カバーに当たらずに積載できる最大積載量(n’)は、補助トレイを使用しない場合に積載できる最大量用紙積載量(n)よりも少ない(n>n’)ことを特徴とする。請求項6の発明は、使用する補助トレイの用紙搬送方向の長さに応じて、補助トレイ使用時に用紙カバーが開放する量を切り替えることを可能にしたことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示した形態例により詳細に説明する。図1(a) (b) は本発明の一形態例の給紙トレイの要部構成を示す断面図である。なお、画像形成装置0、給紙トレイ1の本体の構成は、図7で説明したものとほぼ同様である。この形態例、及び以下の全ての形態例は、給紙トレイ1本体に収容し切れない長さを有する用紙を収容する際に、給紙トレイの後部(給紙方向後部)に装備されて実質的な給紙トレイ長さを延長する為の補助トレイを支持する補助トレイ支持機構を備えている。この形態例における補助トレイ支持機構の構成は以下の通りである。給紙トレイ1の底板2を給紙方向後方(図面右方)へ延長した位置には給紙トレイの一部を構成する底板部材1−1の後部上面には凹所1−1aが形成されると共に、底板部材1−1の後端部には図示のごとき略L字状の補助トレイ21が軸21aを中心として上下方向に回動自在に支持されている。補助トレイ21は、図1(a) に示した退避位置にある時には凹所1−1a内に収納されて底板部材1−1の一部となって大面積部21Aの表面にて小サイズ用紙3を載置する一方で、(b) のように外側へ回動して突出したときには突起部21Bを給紙トレイ1の一部1Aに係止することにより図示の姿勢を維持して、大面積部21Aの裏面を底板部材1−1の延長部として利用して大サイズの用紙の後端部を支持し得るように構成されている。符号22は、補助トレイ21が使用状態にあるかどうかを検知するスイッチ(補助トレイ検知手段)であり、符号23は用紙カバー20の上下方向の位置を規制するためのストッパである。
【0011】画像形成装置本体に近い位置に設けた軸20aにより給紙トレイ本体に回動自在に支持された用紙カバー20は、自重、あるいはバネ等の押圧力により、閉止方向に付勢されている。スイッチ22は、上記突起21Bの回動軌跡内に干渉するようにそのスイッチ片22aを突出させており、従って(b) のように補助トレイ21が外側に突出した時にはこの突起21Bがスイッチ片22aを押し込んで作動させ、補助トレイが突出位置にセットされたことを検知した検知信号を図示しない制御部に出力する。ストッパ23はその基端部を給紙トレイの下部適所(軸21aよりも前方位置)によって、上下方向に回動自在に支持されるとともに、図示しないモータ等の駆動源により図1(a) の位置から(b) の位置まで回動駆動される。図1(a) のように、スイッチ22が補助トレイ21の突出(セット)を検知しない場合は、用紙カバー20が用紙3の上部をカバーしている状態を許容するように下方に退避している一方で、(b) のようにスイッチ22が補助トレイ21の突出を検知した場合には、図示せぬ駆動源により時計回りに回転付勢され、その先端部で用紙カバー20から下方に張り出したカバー側ストッパ24を押し上げることにより、用紙カバー20の上下方向の位置を(b) に示した退避位置まで押し上げる。
【0012】なお、補助トレイ22やストッパ23が底板部材1−1等と干渉することがないように、その移動軌跡に相当する底板部材部分、給紙トレイの壁部分には切欠き等を形成することは勿論である。これにより、補助トレイ21を使用するために補助トレイを外側に突出させた場合でも、用紙カバー20が用紙3と干渉することを防止できる。しかも、用紙カバーを退避させる操作は自動的に行われるので、操作者の手を煩わす不具合もない。
【0013】次に、図2(a) (b) は本発明の他の形態例の給紙トレイの補助トレイ支持機構の構成及び動作説明図であり、この形態例の補助トレイ21は給紙トレイ本体1に対して取り外し可能に設けられており、補助トレイ21の一部には用紙カバー20の上下方向の位置を規制するためのストッパ30が補助トレイ21と一体に設けられている。この補助トレイ21は、底板部材1−1と同様の幅を有した大面積部21Aと、給紙トレイの壁部に設けた切欠き31内に入り込んで切欠きの縁部に嵌合する凹所21Cと、凹所21と反対方向に突出したストッパ30とを有する。補助トレイ21を給紙トレイ1に係止する場合には、凹所21Cを切欠き31の縁部に嵌合させることにより、図2(b) の姿勢を維持させる。そして、この状態では、ストッパ30が邪魔をしてカバー20は閉止状態を維持できなくなっている。つまり、補助トレイ21を使用しない場合は、図2(a) のごとく用紙カバー20が通常の閉止位置にあり、補助トレイ21を使用して突出させる場合は補助トレイ21の幅方向両端部(或は一端部)に一体的に設けられたストッパ30が用紙カバー20に設けられたカバー側ストッパ24に当たることにより用紙カバー20を開放状態に維持する。これにより、補助トレイ21を使用する場合でも、用紙カバー20が用紙3と干渉することを防止できる。用紙カバー20の開放操作は、補助トレイ21の装着動作と連係しているので、作業性も良好である。
【0014】図3(a) 及び(b) は本発明の他の形態例の給紙トレイにおける補助トレイ支持機構の説明図であり、この補助トレイ21は大面積部21Aと、円弧状の突出部(ストッパ)35(用紙載置面を除いた幅方向端部に位置している)とから成り、且つ軸21aによって底板部材1−1の後端部に回動自在に支持されている。A4等の小サイズ用紙を収容する場合には(a) のように給紙トレイ内に退避して底板部材の一部となってその上面で上記用紙を支持する一方で、大サイズ用紙を積載する為に突出する場合には(b) のように軸21aを中心として外側に回動する。この外側への回動の過程に於て、突出部35の円弧状の外周面が用紙カバー20から張り出されたカバー側ストッパ24の下端縁に当接してこれを押し上げるので、カバー20も(b) のように押し上げられる。即ち、この形態例では、補助トレイ21を使用しない場合は、(a) のように補助トレイ21と一体に設けられた突出部35と用紙カバー20に設けられたカバー側ストッパ24とが当たらないよう構成されており、用紙カバー20は通常の閉止状態を維持することができる。これに対して、補助トレイ21を突出させる場合は、(b) のように補助トレイ21を時計回りに回転させて突出位置に移動させることにより、補助トレイ21と一体に設けられた突出部35が、用紙カバー20に設けられたカバー側ストッパ24に当たり、用紙カバー20を開放する。これにより、補助トレイ21を使用する場合でも、用紙カバー20が用紙3と干渉することを防止できる。この形態例に於て、補助トレイ21を開閉させる動作は、軸21aに連結された駆動源の駆動力によって行ってもよいし、手動操作により行うように構成してもよい。なお、補助トレイ21の回動動作を妨げないように底板部材1−1或は給紙トレイ本体の壁部等に逃げ用の切欠き等を適宜設けることは勿論である。このことは、以下の他の形態例全てに対して同様に当てはまる。
【0015】次に、図4(a) (b) は本発明の他の形態例の給紙トレイの補助トレイ支持機構の説明図であり、この形態例の補助トレイ21は底板部材上にスライド自在に支持されており、給紙トレイ1に対して補助トレイ21を用紙3の搬送方向にスライドさせることで収納され、逆方向にスライドさせることにより突出する。補助トレイ21の内側上部には用紙カバー20の上下方向の位置を規制するための突出部(ストッパ)36が補助トレイ21と一体に設けられている。補助トレイ21を使用しない場合は、図4(a) のように補助トレイ21の内側に一体に設けられた突出部36と、用紙カバー20の後端側(外側)に設けられたカバー側ストッパ24とが当たらないよう構成されており、用紙カバー20の上下方向の位置は通常の位置にある。これに対して補助トレイ21を使用する場合は、(b) のように補助トレイ21を用紙3の搬送方向と逆方向にスライドさせて突出位置に移動させることにより、補助トレイ21と一体に設けられた突出部36が用紙カバー20に設けられたカバー側ストッパ24に当接してこれを押上げ、用紙カバー20を開放させて邪魔にならないようにする。これにより、補助トレイ21を使用する場合でも、用紙カバー20が用紙3と干渉することを防止できる。なお、補助トレイ21のスライドにより進退動作は、手動により行ってもよいし、駆動源を用いて自動化してもよい。
【0016】次に、図5(a) (b) は本発明の他の形態例の説明図であり、この形態例は図1の形態例に於ける補助トレイの動作を自動化する上での具体的な機構例を提案するものである。従って、図1と同一部品には同一符号を付す。補助トレイ21は、図5(a) に示した退避状態では、底板部材1−1上に折り畳まれるように収納されており(未使用時)、補助トレイ21の回転支点軸21a上には補助トレイ21の回転に合わせて回転可能なギヤ41の軸心が固定されている。また、給紙トレイ1には用紙カバー20の上下方向の位置を規制するための棒状のストッパ23が設けられており、このストッパ23の回転支点軸23a上にはストッパ23の回転に合わせて回転可能なギヤ43の軸心が固定されている。なお、補助トレイ21のギヤ41とストッパ23のギヤ43は、アイドラギヤ42により連結され、ギヤ41からギヤ42を経てギヤ43へ回転力が伝達される。以上の構成に於て、補助トレイ21を使用しない場合は、図5(a) のようにストッパ23が用紙カバー20に設けられたカバー側ストッパ24に当たらないよう構成されており、用紙カバー20の上下方向の位置は通常の位置にある。補助トレイ21を突出させて使用する場合は、補助トレイ21を(a) の退避位置から時計回りに回転させて使用位置に移動させることにより、この動作がギヤ41、42、43を介してストッパ23に伝えられてストッパ23を上昇させ、その先端部が用紙カバー20に設けられたカバー側ストッパ24に当たり、用紙カバー20の上下方向の位置を通常の位置より上方までしか下がらないよう構成されている。これにより、補助トレイ21を使用する場合でも、用紙カバー20が用紙3と干渉することを防止できる。この形態例に於ても、補助ストッパの回動動作は、手動であっても、或は駆動源を用いた自動であってもよい。
【0017】次に、図6(a) (b) 及び(c) は本発明の他の形態例の構成及び動作説明図であり、この形態例の補助トレイ21は底板部材1−1上を内外方向にスライドして進退可能に構成されており、A4等の小サイズを収容する際には(a) に示したように給紙トレイ1内に完全に収容される。補助トレイ21の一部(内側端部)には用紙カバー20の上下方向の位置を規制するための突出部(ストッパ)45が上方に突出した状態で一体化されている。補助トレイ21は使用する用紙3のサイズに応じた位置で連続、あるいは段階的に外方向へ引き出す量を変えて使用することができるように構成されている。例えばA4サイズの用紙3を収容する場合は用紙3が給紙トレイ1内に収納可能であるため、補助トレイ21を使用する必要がなく、B4を収容する場合は(b)に示したように補助トレイ21を全部引き出さずに半分くらい引き出した状態で使用し、A3を使用する場合は(c) に示したように補助トレイ21を全部引き出した状態で使用することができる。図6(a) (b) (c) の各位置は図示しない係止手段を用いて固定できるようにしてもよい。突出部45は、補助トレイ21の大面積部21Aの幅方向端部に配置することにより、積載する用紙の邪魔にならないようにする。
【0018】図6(a) に示したように補助トレイ21を使用しない場合は、補助トレイ21と一体に設けられた突出部45と用紙カバー20に設けられたカバー側ストッパ24とが当たらないよう構成されており、用紙カバー20の上下方向の位置は通常の位置にある。これに対して補助トレイ21を使用する場合は、補助トレイ21を用紙の搬送方向と逆方向(右方向)にスライドさせて、図6(b) 或は(c) に示した使用位置に移動させることにより、補助トレイ21と一体に設けられた突出部45により用紙カバー20に設けられたカバー側ストッパ24を押し上げて、用紙カバー20の上下方向の位置を通常の位置より上方に開放させる。なお、補助トレイ21を使用する場合の用紙カバー20の位置は、補助トレイ21を引き出す量に応じて用紙3を積載する大面積部21Aの上面からh1、あるいはh2の距離になるよう設定され、この高さh1、h2により用紙3が用紙カバー20に当たらずに積載できる最大積載量(枚数)はそれぞれn’、n”である。
【0019】つまり、この形態例では、補助トレイ21を使用せずに給紙トレイ1内に収納可能な用紙3の最大積載量nが、n>n’>n”の関係になるように補助トレイ21に一体に設けられた突出部45と用紙カバー20に設けられたカバー側ストッパ24の形状、寸法、位置関係が予め設定されている。これにより補助トレイ21を使用するときは、補助トレイ21を使用しないときに比べ少ない枚数の用紙しか積載できず、また補助トレイ21を引き出す量が多くなるほどより少ない用紙3しか収納できないこととなるが、大サイズの用紙程、使用枚数が少ないのが実情であるから、さほど支障はない。上記のように従来は補助トレイ21を使用する必要がある大きなサイズの用紙3を、補助トレイ21を使用しないサイズの用紙3と同じ枚数だけ給紙トレイ1にセットした場合には、補助トレイ21が用紙の重みにより強度不足となる。あるいはこの強度不足を解消するため補助トレイ21の強度を高めると装置の大型化等の不具合があり、その他にも大サイズ用紙を小サイズ用紙と同様に給紙コロ4に対して押圧する必要があり、これによる押圧機構の複雑化等の不具合があった。このため従来は、大サイズの用紙のセット可能枚数は、補助トレイ21を使用しないサイズの用紙3より少なく規制する場合があったが、使用用紙のサイズに応じて自動的にセットできる枚数を規制するためには機構が複雑になってしまい、またマニュアル、あるいはラベル等で使用者に注意を促すものもあるがこの場合、使用者に確実に徹底させることが難しいという不具合があった。
【0020】本形態例によれば、このような従来の不具合を解消することができ、補助トレイに積載できる用紙の枚数を制限し、これにより補助トレイ使用時の最適な用紙積載枚数以上に用紙が積載されることを防止でき、補助トレイが用紙の自重により強度不足となったり、あるいはこの強度不足を解消するため補助トレイを頑丈に作らなければならないことによる装置の大型化等の不具合や、大きなサイズの用紙を小さいサイズの用紙と同様に給紙コロに対して押圧するための押圧機構の複雑化という不具合を簡単な構成で防止することができる。なお、この形態例に於ても補助トレイ21を進退させるために、手動操作を採用してもよいし、或はモータ等の駆動源を用いてもよい。なお、この形態例に於て説明した補助トレイの突出量と、用紙の最大積載量との関係は他の形態例にも同様に当てはまる。
【0021】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明では、補助トレイの使用時に用紙カバーを上方向に退避させる機構を設けたことにより、用紙カバーが用紙の積載の障害となることを防止し、用紙カバーを外すあるいは用紙から退避させる等の操作をする必要がなくなり、操作性を向上することができる。請求項2の発明では、補助トレイの使用を検知したときは自動的に用紙カバーを上方向に退避させる機構を設けたことにより、確実に請求項1の効果を実現できる。請求項3の発明では、補助トレイに一体に用紙カバーの上下方向の位置を規制するストッパを設け、補助トレイ使用時にのみ補助トレイに一体に設けたストッパが用紙カバーの上下方向の位置を規制するようにしたことにより、簡単な構成で請求項1の効果を実現できる。請求項4の発明では、補助トレイを給紙トレイに収納可能に設け、補助トレイを使用可能状態に移行させる動作に連動させて用紙カバーの上下方向の位置を規制するストッパの位置を移動させることにより、補助トレイ使用時にのみ補助トレイに一体に設けたストッパが用紙カバーの上下方向の位置を規制するようにしたので、確実に、かつ簡単な構成で請求項1の効果を実現できる。請求項5の発明では、補助トレイ使用時に用紙カバーを通常位置から上方向に退避させた状態において、用紙が用紙カバーに当たらずに積載できる最大積載量(n’)を、補助トレイを使用しない場合に積載できる最大量用紙積載量(n)より小さくした(n>n’)ことにより、請求項1の作用効果に加えて補助トレイに積載できる用紙の枚数を制限し、これにより補助トレイ使用時の最適な用紙積載枚数以上に用紙が積載されることを防止でき、従来補助トレイを使用する必要があった大きなサイズの用紙を補助トレイを使用しないサイズの用紙と同じ枚数だけ給紙トレイにセットした場合に補助トレイが用紙の自重により強度不足となるという不具合、あるいはこの強度不足を解消するため補助トレイを頑丈に作らなければならないことによる装置の大型化等という不具合や、更には大きなサイズの用紙を小さいサイズの用紙と同様に給紙コロに対して押圧するための押圧機構の複雑化という不具合を簡単な構成で解消することができる。請求項6の発明では、補助トレイ使用時の補助トレイの用紙搬送方向への突出長さに応じて、用紙が用紙カバーに当たらずに積載できる最大積載量を切り替えることが可能であるため、請求項5の作用効果に加えて、補助トレイを使用して用紙を積載する用紙のサイズに応じた最適な最大量用紙積載量に用紙の枚数を制限でき、より細やかに用紙のサイズに応じた最適な用紙積載枚数に規制することができる。




 

 


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