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発明の名称 自動原稿給紙装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平10−157860
公開日 平成10年(1998)6月16日
出願番号 特願平8−318987
出願日 平成8年(1996)11月29日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】有我 軍一郎
発明者 深野 博司 / 飛永 秀樹 / 野中 光弘
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】原稿を載置するとともに該原稿の厚さに応じて可動し、最上位の原稿を所定の給紙位置に設定する原稿載置台と、該原稿載置台の上昇端位置を待機位置として検出する待機位置検出手段と、前記原稿載置台上に載置された原稿の厚さを検出する原稿厚さ検出手段と、前記原稿載置台を可動させる原稿載置台駆動手段と、前記原稿厚さ検出手段により検出される前記原稿の厚さ情報に基づいて、前記原稿載置台を前記待機位置から所定量下降させる制御手段とを具備することを特徴とする自動原稿給紙装置。
【請求項2】原稿を載置するとともに該原稿の厚さに応じて可動し、最上位の原稿を所定の給紙位置に設定する原稿載置台と、該原稿載置台の可動行程の中間位置を待機位置として検出する待機位置検出手段と、前記原稿載置台上に載置された原稿の厚さを検出する原稿厚さ検出手段と、前記原稿載置台を可動させる原稿載置台駆動手段と、前記原稿厚さ検出手段により検出される前記原稿の厚さ情報に基づいて、前記原稿載置台を前記待機位置から所定量可動させる制御手段とを具備することを特徴とする自動原稿給紙装置。
【請求項3】原稿を載置するとともに該原稿の厚さに応じて可動し、最上位の原稿を所定の給紙位置に設定する原稿載置台と、該原稿載置台の上昇端位置を検出する第1の原稿載置台位置検出手段と、該原稿載置台の可動行程の中間位置を検出する第2の原稿載置台位置検出手段と、前記原稿載置台上に載置された原稿の厚さを検出する原稿厚さ検出手段と、前記原稿載置台を可動させる原稿載置台駆動手段と、前記上昇端位置または中間位置のいずれかを前記原稿載置台の待機位置として選択する待機位置選択手段と、前記原稿厚さ検出手段により検出される前記原稿の厚さ情報に基づいて、前記原稿載置台を前記待機位置選択手段により選択される待機位置から所定量可動させる制御手段とを具備することを特徴とする自動原稿給紙装置。
【請求項4】請求項1、2または3記載の自動原稿給紙装置において、前記原稿厚さ検出手段が、前記原稿載置台上に載置された原稿の厚さに応じて可動する複数の原稿検知フィラーと、該複数の原稿検知フィラー毎に設けられ、該原稿検知フィーラー毎の可動状態を検出する複数のフィラー可動状態検出部と、該複数のフィラー可動状態検出部からの出力に基づいて前記原稿の厚さを判別し、前記原稿の厚さ情報を生成する原稿厚さ判別部とを有していることを特徴とする自動原稿給紙装置。
【請求項5】請求項1、2または3記載の自動原稿給紙装置において、前記原稿厚さ検出手段が、前記原稿載置台上に載置された原稿の厚さに応じて可動する単一の原稿検知フィラーと、該原稿検知フィラーの可動量を検出するフィラー可動量検出部と、該フィラー可動量検出部からの出力に基づいて前記原稿の厚さを判別し、前記原稿の厚さ情報を生成する原稿厚さ判別部とを有していることを特徴とする自動原稿給紙装置。
【請求項6】請求項1、2または3記載の自動原稿給紙装置において、前記原稿厚さ検出手段が、前記原稿載置台上に載置された原稿の最上位の位置を検知する最上位原稿検出部と、該最上位原稿検出部からの出力に基づいて前記原稿の厚さを判別し、前記原稿の厚さ情報を生成する原稿厚さ判別部とを有していることを特徴とする自動原稿給紙装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシミリ装置、スキャナー装置等の画像処理装置に適用される自動原稿給紙装置に関し、詳しくは、原稿束の厚さに応じて原稿載置台が可動する自動原稿給紙装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から複写機、ファクシミリ装置、スキャナー装置等の画像処理装置にあっては、原稿載置台に載置された原稿束から原稿を1枚ずつ分離して画像処理位置に搬送し、画像データの読取り等の画像処理を行なった後、原稿を排紙トレイに搬出する構成を有している。
【0003】このような画像処理装置に適用される原稿給紙装置としては、給紙される原稿束の厚みに応じて原稿載置台としての原稿トレイを上昇あるいは下降させる機構が知られている。例えば、特開昭55−111958号公報には、原稿セット時には原稿トレイ下部に設けられた電磁プランジャにより下方に付勢力が与えられて、原稿トレイを下降させておき、原稿がセットされた後の給紙時には、原稿トレイ上部に設けられたバネにより上方に付勢力が与えられて、原稿トレイを上昇させ、最上位の原稿を給紙コロに当接させて給紙する機構が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したような特開昭55−111958号公報に示された原稿トレイによれば、原稿給紙時には原稿トレイ下部の電磁プランジャによる付勢力を解除し、バネの上方への付勢力のみで原稿を給紙コロに押圧しているため、原稿枚数が少ないときにはバネによる上方への付勢力を調整して給紙コロへの押圧力を的確に設定することができるが、原稿枚数が多くなると原稿による荷重に対応して原稿の給紙コロへの押圧力を適正に設定することが困難となる問題がある。
【0005】このような問題を解決するために、原稿枚数が多い場合、複写機本体における複写用紙の供給機構と同様に、原稿束を載置する底板を下降位置で待機させ、給紙時に底板をモータ等の駆動装置により上昇させて原稿を給紙適正位置に設定し、給紙コロ(ピックアップローラー)の自重による搬送力で原稿を最上位から1枚づつ給紙する給紙機構が考えられる。このような機構を自動原稿給紙装置に適用した場合、原稿枚数が少ない場合には、底板を下降位置(待機位置)から給紙適正位置まで上昇させる動作が必要となる。ところで、通常複写機等の画像処理装置においては少数枚の原稿を画像処理する頻度が高いため、上述したような給紙機構を原稿給紙装置に適用した場合、原稿をセットしてから給紙適正位置に設定されるまでに時間を要し、迅速な給紙動作及び画像処理動作を実行することができないという問題があった。
【0006】本発明は、上述した問題点を解決し、原稿載置台が原稿の厚さに応じて可動する自動原稿給紙装置において、原稿をセットしてから給紙適正位置に設定されるまでの時間を短縮し、迅速な給紙動作及び画像処理動作を実行することができる自動原稿給紙装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、上記課題を解決するために、原稿を載置するとともに該原稿の厚さに応じて可動し、最上位の原稿を所定の給紙位置に設定する原稿載置台と、該原稿載置台の上昇端位置を待機位置として検出する待機位置検出手段と、前記原稿載置台上に載置された原稿の厚さを検出する原稿厚さ検出手段と、前記原稿載置台を可動させる原稿載置台駆動手段と、前記原稿厚さ検出手段により検出される前記原稿の厚さ情報に基づいて、前記原稿載置台を前記待機位置から所定量下降させる制御手段とを具備することを特徴としている。
【0008】このような自動原稿給紙装置の構成によれば、待機位置検出手段により原稿セット前の原稿載置台の待機位置を上昇端位置とし、原稿厚さ検出手段により検出された原稿束の厚み情報に基づいて、原稿載置台を下降させることにより、少数枚の原稿を載置、給紙する場合の原稿載置台の可動量を少なくすることができるため、原稿束がセットされてから最上位の原稿が給紙適正位置に設定されるまでの時間を短縮することができ、迅速な給紙動作及び画像処理動作を実行することができる。
【0009】また、請求項2記載の発明は、原稿を載置するとともに該原稿の厚さに応じて可動し、最上位の原稿を所定の給紙位置に設定する原稿載置台と、該原稿載置台の可動行程の中間位置を待機位置として検出する待機位置検出手段と、前記原稿載置台上に載置された原稿の厚さを検出する原稿厚さ検出手段と、前記原稿載置台を可動させる原稿載置台駆動手段と、前記原稿厚さ検出手段により検出される前記原稿の厚さ情報に基づいて、前記原稿載置台を前記待機位置から所定量可動させる制御手段とを具備することを特徴としている。
【0010】このような自動原稿給紙装置の構成によれば、待機位置検出手段により原稿セット前の原稿載置台の待機位置を可動行程の中間位置とし、原稿厚さ検出手段により検出された原稿束の厚み情報に基づいて、原稿載置台を上昇または下降させることにより、少数枚あるいは多数枚の原稿を載置、給紙する場合の原稿載置台の上昇あるいは下降に係る可動量を少なくすることができるため、原稿束がセットされてから最上位の原稿が給紙適正位置に設定されるまでの時間を短縮することができ、迅速な給紙動作及び画像処理動作を実行することができる。
【0011】さらに、請求項3記載の発明は、原稿を載置するとともに該原稿の厚さに応じて可動し、最上位の原稿を所定の給紙位置に設定する原稿載置台と、該原稿載置台の上昇端位置を検出する第1の原稿載置台位置検出手段と、該原稿載置台の可動行程の中間位置を検出する第2の原稿載置台位置検出手段と、前記原稿載置台上に載置された原稿の厚さを検出する原稿厚さ検出手段と、前記原稿載置台を可動させる原稿載置台駆動手段と、前記上昇端位置または中間位置のいずれかを前記原稿載置台の待機位置として選択する待機位置選択手段と、前記原稿厚さ検出手段により検出される前記原稿の厚さ情報に基づいて、前記原稿載置台を前記待機位置選択手段により選択される待機位置から所定量可動させる制御手段とを具備することを特徴としている。
【0012】このような自動原稿給紙装置の構成によれば、待機位置選択手段により原稿セット前の原稿載置台の待機位置として上昇端位置あるいは中間位置のいずれかを選択、設定し、原稿厚さ検出手段により検出された原稿束の厚み情報に基づいて、原稿載置台を上昇または下降させることにより、セットされる原稿の数枚に応じて、すなわち原稿が少数枚である頻度が高いか、あるいは多数枚である頻度が高いかに応じて、原稿載置台の待機位置を任意に設定することができ、原稿の枚数に対応して原稿載置台を上昇あるいは下降させる可動量を少なくすることができるため、原稿束がセットされてから最上位の原稿が給紙適正位置に設定されるまでの時間を短縮することができ、迅速な給紙動作及び画像処理動作を実行することができる。
【0013】そして、請求項4記載の発明は、請求項1、2または3記載の自動原稿給紙装置において、前記原稿厚さ検出手段が、前記原稿載置台上に載置された原稿の厚さに応じて可動する複数の原稿検知フィラーと、該複数の原稿検知フィラー毎に設けられ、該原稿検知フィーラー毎の可動状態を検出する複数のフィラー可動状態検出部と、該複数のフィラー可動状態検出部からの出力に基づいて前記原稿の厚さを判別し、前記原稿の厚さ情報を生成する原稿厚さ判別部とを有していることを特徴としている。
【0014】このような自動原稿給紙装置の構成によれば、複数設けられた原稿検知フィラーのうち、原稿載置台にセットされた原稿の厚さに対応する原稿検知フィラーのみが可動し、フィラー可動状態検出部により可動した原稿検知フィラーのみが識別され、原稿厚さ判別部により原稿検知フィラーの可動状態に基づいて原稿厚さが判別されることにより、原稿載置台上の原稿の厚さを検出することができるため、原稿厚さに応じて原稿載置台の可動量を設定して、原稿束がセットされてから最上位の原稿が給紙適正位置に設定されるまでの時間を短縮することができる。
【0015】そして、請求項5記載の発明は、請求項1、2または3記載の自動原稿給紙装置において、前記原稿厚さ検出手段が、前記原稿載置台上に載置された原稿の厚さに応じて可動する単一の原稿検知フィラーと、該原稿検知フィラーの可動量を検出するフィラー可動量検出部と、該フィラー可動量検出部からの出力に基づいて前記原稿の厚さを判別し、前記原稿の厚さ情報を生成する原稿厚さ判別部とを有していることを特徴としている。
【0016】このような自動原稿給紙装置の構成によれば、原稿検知フィラーにより原稿載置台にセットされた原稿の厚さに対応して可動し、フィラー可動量検出部により原稿検知フィラーの可動量が検出され、原稿厚さ判別部により原稿検知フィラーの可動量に基づいて原稿厚さが判別されることにより、原稿載置台上の原稿の厚さを精度良く検出することができるため、請求項4の複数の原稿検知フィラーを用いる構成に比べより簡略化された構成で、原稿厚さに応じて原稿載置台の可動量を精度良く設定して可動量誤差に伴う時間の浪費を削減し、原稿束がセットされてから最上位の原稿が給紙適正位置に設定されるまでの時間を短縮することができる。
【0017】そして、請求項6記載の発明は、請求項1、2または3記載の自動原稿給紙装置において、前記原稿厚さ検出手段が、前記原稿載置台上に載置された原稿の最上位の位置を検知する最上位原稿検出部と、該最上位原稿検出部からの出力に基づいて前記原稿の厚さを判別し、前記原稿の厚さ情報を生成する原稿厚さ判別部とを有していることを特徴としている。
【0018】このような自動原稿給紙装置の構成によれば、最上位原稿検出部により原稿載置台上の最上位の原稿位置が検知され、原稿厚さ判別部により最上位の原稿位置に基づいて原稿厚さが判別されることにより、原稿載置台上の原稿の厚さを精度良く検出することができるため、請求項4、5に示した原稿検知フィラーの接触検知による構成に比べ、より簡略化された構成で、原稿厚さに応じて原稿載置台の可動量を精度良く設定して可動量誤差に伴う時間の浪費を削減し、原稿束がセットされてから最上位の原稿が給紙適正位置に設定されるまでの時間を短縮することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の自動原稿給紙装置について、実施例を示して説明する。まず、請求項1または2に係る自動原稿給紙装置の基本構成を図1に示して説明する。本発明の自動原稿給紙装置は、図1に示すように、原稿1をセットするとともに原稿1の厚さに応じて可動(上昇または下降)し、最上位の原稿1を所定の給紙位置に設定する可動底板を有する原稿載置台2と、原稿1がセットされる前の可動底板の所定の待機位置を検出する待機位置検出手段3と、原稿載置台(可動底板)2上にセットされた原稿1の厚さを種々のセンサ等により検出する原稿厚さ検出手段4と、可動底板をモータ等により上昇または下降させる原稿載置台駆動手段5と、原稿厚さ検出手段4により検出された原稿1の厚さに応じて原稿載置台駆動手段5を駆動し、可動底板を所定の待機位置から上昇または下降させるとともに、最上位の原稿が呼出しローラーと適正に当接する所定の給紙位置に設定されるように可動底板を上昇させるように制御するマイクロプロセッサ等の制御手段とを有している。
【0020】次に、本発明に係る自動原稿給紙装置を適用した画像処理装置の概略構成を図2に示して説明する。なお、本実施例においては画像処理装置として複写機に適用した場合を示す。図2において、101は画像処理装置としての両面複写機能を備えた複写機であり、この複写機101の上面にはコンタクトガラス101aが設けられている。また、複写機1の上部には原稿搬送装置100が設けられており、この原稿搬送装置100はコンタクトガラス101aを開閉するように複写機101に図示しないヒンジ等を介して連結されている。
【0021】この原稿搬送装置100は、複数の原稿からなる原稿束60をセット可能な原稿載置台としての原稿トレイ10aと、原稿トレイ10aにあってセットされた原稿束60の最上位の原稿が所定の給紙位置に設定されるように上昇及び下降する可動底板10bと、セットされた原稿束60の最上位から原稿を1枚ずつ分離してコンタクトガラス101aに向かって搬送する分離、給紙ローラー群(呼出しコロ10c、給紙コロ10d、リバースコロ10e、プルアウト駆動コロ10f、プルアウト従動コロ10g)及び原稿検出センサS1を備えた給紙部10と、給紙部10によってコンタクトガラス101aに向かって搬送された原稿をコンタクトガラス101a上の原稿読取位置に搬送・停止させるとともに、コンタクトガラス101aの下方に配設された複写機1の画像読取部(公知の露光ランプ、ミラー、レンズ、CCD等)により読取りが終了した原稿をコンタクトガラス101aから搬出する搬送ベルト20a及び搬送ローラー群(搬送ベルト駆動コロ20b、搬送ベルト従動コロ20c、加圧コロ20d)を備えた搬送部20と、搬送部20によってコンタクトガラス101aの原稿読取位置から搬出された原稿を複写モードに応じて複写機1の側方に突出する排紙トレイ30aまたは原稿トレイ10aの下方に配設された排紙トレイ30bの何れか一方に排紙する反転、排紙ローラー群(反転駆動コロ30c、排紙従動コロ30d、反転ガイドコロ30e、反転従動コロ30f、排紙駆動コロ30i、排紙従動コロ30j)、切換爪30g及び30h、反転センサS2及びS3を備えた排紙部30とから構成されている。
【0022】そして、これらの給紙部10、搬送部20及び排紙部30は、それぞれ図示していない給紙モータ、搬送モータ及び排紙モータにより駆動される。なお、原稿トレイ10aにセットされる原稿束60は、原稿サイズが小さい場合には図に示したように可動底板10b上にのみセットされ、原稿サイズが大きい場合には可動底板10b上から給紙部10本体側の原稿トレイ10a上にまたがってセットされる。
【0023】ここで、本発明の自動原稿給紙装置は給紙部10に適用され、後述する原稿厚さ検出手段により検出された原稿束60の厚さに応じて可動底板(原稿載置台)10bが上昇あるいは下降する機構を有している。可動底板10bの上昇あるいは下降動作は可動底板10bの下部に設けられ、可動底板10bの可動端側(図中左側)を支持する底板ブラケット11により実行され、底板ブラケット11は図示していないモータ等(原稿載置台駆動手段)により回転動作し、可動底板10bの支持高さを変化させる。
【0024】次に、請求項1に係る自動原稿給紙装置の待機位置検出手段の一実施例を図3に示し、その動作制御を図4に示して説明する。図3において、可動底板10bの例えば可動端(図中左端)下部には、底板位置検知フィラー51が可動底板10bの上昇端位置で、待機位置検出センサ(待機位置検出センサ)41を望むように、突出して設けられている。ここで、待機位置検出センサ41は、可動底板10bの可動行程の上昇端を待機位置として検知するように給紙部10の本体フレーム側に設けられているが、この位置は例えば可動底板10b上の最下位の原稿が給紙位置にある呼出しコロ10cに適正に当接する位置であっても良い。
【0025】そして、可動底板10bの上昇及び下降に係る可動動作の制御は、図4に示すように可動底板10bの下部に設けられ、図示していない底板可動モータ(原稿載置台駆動手段)に連動するブラケット回転軸12に固定された底板ブラケット11が回転動作することにより、可動底板10bが可動底板回転軸13を中心に回転して原稿のセット高さが制御される。ここで、図4(a)は原稿がセットされる前の可動底板10bの待機状態を示すものであって、原稿がセットされる可動底板10bは底板ブラケット11により押し上げ支持されて上昇端位置にあり、図示を省略した底板位置検知フィラー51が待機位置検出センサ41により検知されているものとする。このとき、呼出しコロ10cは待機位置にあって、通常のピックアップ動作を行なう位置よりも上方に回避した状態にある。
【0026】次いで図4(b)に示すように原稿トレイ10aの可動底板10b上に原稿束60がセットされると、後述する原稿厚さ検出手段により原稿束60の厚さが検出され、その厚さ情報に基づいて図示を省略した底板可動モータを駆動してブラケット回転軸12及び底板ブラケット11を反時計方向に回転させる。そのため、底板ブラケット11による可動底板10bの支持高さが下降するとともに、可動底板10bは可動底板回転軸13を中心に反時計方向に回転し、原稿束60のセット高さ(特に図中左端側の高さ)が下降する。このとき可動底板10bの下降量は原稿束60の厚さに基づいているため、原稿束60の最上位の原稿が適切に給紙待機位置に設定される。
【0027】次いで複写機本体101のコピースタートボタンが押下されると、呼出しコロ10cを待機状態に保持するため上方に持ち上げていた力が解除され、呼出しコロ10cが自重により下降してピックアップ動作位置にセットされる。次いで図示を省略した底板可動モータが反転動作して、底板ブラケット11を時計方向に回転させて、可動底板10bの支持高さを上昇させ、原稿束60のセット高さを上昇させて、原稿束60を適正な給紙位置に設定する。ここで、原稿の適正な給紙位置とは、最上位の原稿がピックアップ動作を実行する位置にある呼出しコロ10cに適切な押圧力で当接し、給紙コロ10d及びリバースコロ10eにより良好に給紙、分離搬送される位置をいう。この適正な給紙位置の判断は、例えば可動底板10bの上昇に伴って持ち上げられた原稿束60により押し上げられる呼出しコロの高さを図示を省略した検出手段により検知することによって行なわれる。
【0028】次いで給紙モータが駆動して呼出しコロ10d、給紙コロ10e及びプルアウト駆動コロ10gが原稿を搬送する方向に正転するとともに、リバースコロ10fが原稿を戻す方向に逆転し、周知の原稿の給紙、分離動作が行なわれる。また、搬送部において搬送ベルト20a及び搬送ローラー群20b〜20dが所定の回転動作を実行して原稿搬送動作が行なわれ、排紙部において反転、排紙ローラー群30c〜30jが所定の回転動作を実行して原稿反転、排紙動作が行なわれる。
【0029】このような本実施例の構成によれば、待機位置検出センサ41により原稿セット前の可動底板10bの待機位置を可動行程における上昇端位置とし、セットされた原稿束60の厚さを原稿厚さ検出手段により検出して、その厚さ情報に基づいて可動底板10bを給紙待機位置まで下降させることにより、少数枚の原稿を載置、給紙する場合の可動底板10bの可動(下降)量を少なくすることができるため、可動底板10bに原稿束60がセットされてから給紙待機位置を経て最上位の原稿が適正な給紙位置に設定されるまでの可動時間を短縮することができる。
【0030】次に、請求項2に係る自動原稿給紙装置の待機位置検出手段の一実施例を図5に示し、その動作制御を図6に示して説明する。図5において、底板位置検知フィラー51は、上述した請求項1の実施例同様に、可動底板10bの可動端下部に待機位置検出センサ(待機位置検出手段)42を望むように突出して設けられ、待機位置検出センサ42は、可動底板10bの上昇端から下降端までの可動行程距離Lの中間の位置(中間位置高さL/2)を検知するように給紙部10の本体フレーム側に設けられている。また、可動底板10bの可動動作の制御は、図6に示すように可動底板10bの下部に設けられ、図示していない底板可動モータに連動するブラケット回転軸12及び底板ブラケット11が回転動作することにより、可動底板10b上の原稿のセット高さが制御される。ここで、図6(a)は原稿がセットされる前の可動底板10bの待機状態を示すものであって、可動底板10b下部の底板位置検知フィラー51が待機位置検出センサ42により検知されている状態にあるものとする。また、呼出しコロ10cは待機位置にあって、通常のピックアップ動作を行なう位置よりも上方に回避した状態にある。
【0031】次いで図6(b)に示すように原稿トレイ10aの可動底板10b上に少数枚の原稿束60aがセットされると、後述する原稿厚さ検出手段により原稿束60aの厚さが検出され、その厚さ情報に基づいて底板可動モータを駆動してブラケット回転軸12及び底板ブラケット11を回転動作させ、底板ブラケット11による可動底板10bの支持高さが上昇して、可動底板10b上の原稿束60aのセット高さが上昇する。このとき可動底板10bの上昇量は原稿束60aの厚さに基づいているため、原稿束60aの最上位の原稿が適切に給紙待機位置に設定される。ここで、少数枚の原稿束60aとは、可動底板10bの可動行程距離Lの1/2、すなわち待機位置(中間位置高さL/2)から上昇端位置に至るまでの可動距離よりも小さい寸法(<L/2)の厚さを有していることを意味し、原稿厚さ検出手段により検出された厚さ情報に基づいてマイクロプロセッサ(制御手段)により判断される。
【0032】また、図6(c)に示すように原稿トレイ10aの可動底板10b上に多数枚の原稿束60bがセットされると、後述する原稿厚さ検出手段により原稿束60bの厚さが検出され、その厚さ情報に基づいて底板可動モータを駆動してブラケット回転軸12及び底板ブラケット11を回転動作させ、底板ブラケット11による可動底板10bの支持高さが下降して、可動底板10b上の原稿束60bのセット高さが下降する。このとき可動底板10bの下降量は原稿束60bの厚さに基づいているため、原稿束60bの最上位の原稿が適切に給紙待機位置に設定される。ここで、多数枚の原稿束60bとは、可動底板10bの待機位置(中間位置)から上昇端位置に至るまでの可動距離(可動行程距離Lの1/2)よりも大きい寸法(>L/2)の厚さを有していることを意味し、原稿厚さ検出手段により検出された厚さ情報に基づいてマイクロプロセッサにより判断される。
【0033】次いで複写機本体101のコピースタートボタンが押下されると、呼出しコロ10cが自重により下降しピックアップ動作位置にセットされる。そして、底板可動モータが反転動作して、可動底板10bの支持高さを上昇させることにより原稿束60aまたは60bのセット高さを上昇させ、呼出しコロ10cに適切な押圧力で当接する適正な給紙位置に設定される。
【0034】このような本実施例の構成によれば、待機位置検出センサ42により原稿セット前の可動底板10bの待機位置を可動行程における中間位置とし、セットされた原稿束60a、60bの厚さを原稿厚さ検出手段により検出して、その厚さと可動行程距離Lの1/2との比較結果に基づいて可動底板10bを給紙待機位置まで上昇または下降させることにより、少数枚あるいは多数枚の原稿をセット、給紙する場合の可動底板10bの上昇または下降に係る可動量を少なくすることができるため、可動底板10bに原稿束60a、60bがセットされてから給紙待機位置を経て最上位の原稿が適正な給紙位置に設定されるまでの可動時間を短縮することができる。
【0035】次に、請求項3に係る自動原稿給紙装置の基本構成を図7に示して説明する。なお、請求項1または2の基本構成(図1)と同等の構成については説明を省略する。本発明の自動原稿給紙装置においては、原稿1がセットされる前の原稿載置台(可動底板)2の待機位置として、可動行程の上昇端位置(第1の待機位置)及び中間位置(第2の待機位置)の2種類を有しており、セットされる原稿の厚さに応じて任意にいずれかの待機位置を選択できるようにしていることを特徴としている。
【0036】図7において、3aは原稿1がセットされる可動底板の上昇端位置(第1の待機位置)を検出する第1の原稿載置台位置検出手段、3bは可動底板の中間位置(第2の待機位置)を検出する第2の原稿載置台位置検出手段、7は操作パネル等からの指示を受けて可動底板を第1あるいは第2のいずれかの待機位置に設定するための待機位置選択手段である。なお、待機位置の選択は、オペレータが原稿量に応じて複写機本体の操作パネルから入力する方法、自動原稿給紙装置が適用されている原稿搬送装置に直接入力する方法等であっても良いが、原稿厚さ検出手段により検出された厚さ情報を過去数回分、オペレーションデータとして記憶し、このデータに基づいて原稿量の傾向を判断して可動底板の待機位置を自動的に選択、設定する方法であっても良い。また、待機位置選択手段7は、セレクタスイッチ等からなる独立した構成であっても良いし、マイクロプロセッサ内に厚さ情報の比較結果に基づいて切換動作を行なうセレクタ部を設けても良い。
【0037】このような構成において、少数枚の原稿を画像処理する頻度が高い場合には、上述した請求項1(図3及び図4)において説明したように、可動底板10bの待機位置を上昇端位置とする給紙動作が行なわれ、多数枚の原稿の頻度が高い場合、あるいは少数枚及び多数枚のいずれの頻度も高い場合には、請求項2(図5及び図6)において説明したように、可動底板10bの待機位置を中間位置とする給紙動作が行なわれる。すなわち、原稿の厚さに応じて可動底板10bの待機位置を任意に、あるいは適切に選択、設定して、待機位置に応じて請求項1または2の動作制御が個別に実行される。
【0038】そのため、本実施例の構成によれば、可動底板10bの待機位置として上昇端位置あるいは中間位置の2種類を有し、セレクタによりいずれかに選択、設定して、原稿厚さ検出手段により検出された原稿束の厚み情報に基づいて、可動底板10bを上昇または下降させることにより、セットされる原稿の数枚に応じたオペレータからの指示あるいは過去の原稿量からの判断結果に基づいて、可動底板10bの待機位置を設定することができるため、原稿の枚数に対応して可動底板10bを上昇あるいは下降させる可動量を少なくすることができ、原稿束がセットされてから最上位の原稿が適正な給紙位置に設定されるまでの時間を短縮することができる。
【0039】次に、請求項4に係る自動原稿給紙装置の原稿厚さ検出手段の一実施例を図8に示し、その検出動作を説明する。図8において、可動底板10bの上方には検知フィラー回転軸14が設けられ、この回転軸14を中心として回転動作する原稿厚さ検知フィラー(原稿検知フィラー)52及び53が設けられている。原稿厚さ検知フィラー52は一端が検知フィラー回転軸14に接続され、他端が可動底板10bの下方に設けられたフィラー検出センサ(フィラー可動状態検出部)43により検知(ON状態)されている。また、原稿厚さ検知フィラー53は一端が上方に設けられたフィラー検出センサ(フィラー可動状態検出部)44により検知(ON状態)され、他端が可動底板10bの上方に垂直寸法Aだけ離間して下垂され、端部以外の位置で検知フィラー回転軸14に接続されている。ここで、図8(a)は原稿がセットされる前の待機状態を示すものである。
【0040】次いで図8(b)に示すように、可動底板10b上に原稿厚さ寸法がA以下の少数枚の原稿束60aがセットされると、可動底板10bの下方に延伸し、フィラー検知センサ43に検出されていた原稿厚さ検知フィラー52が原稿束60aにより押圧されてフィラー回転軸14を中心として回転し、フィラー検知センサ43がOFF状態となる。このとき原稿厚さ検知フィラー53は原稿60aに接触しないため、フィラー検知センサ44はON状態にあり、原稿束60aの厚さは寸法A以下と判断される。
【0041】また、図8(c)に示すように、可動底板10b上に原稿厚さ寸法がA以上の多数枚の原稿束60bがセットされると、可動底板10bの下方に延伸する原稿厚さ検知フィラー52が原稿束60aにより押圧されてフィラー回転軸14を中心として回転するとともに、可動底板10bの上方に離間して下垂する原稿厚さ検知フィラー53も原稿束60bに押圧されてフィラー回転軸14を中心として回転する。そのため、フィラー検知センサ43及び44の双方がともにOFF状態となり、原稿束60bの厚さは寸法A以上と判断される。
【0042】このような本実施例の構成によれば、可動底板10bの下方に延伸する原稿厚さ検知フィラー52の回転動作により可動底板10b上に原稿がセットされているか否かが判断され、可動底板10bの上方に所定の寸法(A)離間して下垂する原稿厚さ検知フィラー53の回転動作により可動底板10b上にセットされた原稿束の厚さが所定の寸法以上であるか否かが判断される。このように検出された原稿の厚さ情報がマイクロプロセッサ(制御手段)に入力され、マイクロプロセッサはこの厚さ情報に基づいて底板可動モータを駆動して可動底板10bを所定の待機位置から上昇あるいは下降させる。
【0043】例えば、本実施例の構成を上述した請求項1の自動原稿給紙装置に適用する場合、フィラー検知センサ43がOFF状態、フィラー検知センサ44がON状態となり、原稿の厚さがA寸法以下という厚さ情報が得られたときには、可動底板10bを待機位置である上昇端位置からA寸法分下降させ、給紙待機位置とする。一方、フィラー検知センサ43及び44の双方がともにOFF状態となり、原稿の厚さがA寸法以上という厚さ情報が得られたときには、可動底板10bを待機位置である上昇端位置から下降端位置まで下降させ、給紙待機位置とする。
【0044】また、本実施例の構成を請求項2の自動原稿給紙装置に適用する場合、フィラー検知センサ43がOFF状態、フィラー検知センサ44がON状態となり、原稿の厚さがA寸法以下という厚さ情報が得られたときには、可動底板10bは待機位置である中間位置を保持し、給紙待機位置とする。一方、フィラー検知センサ43及び44の双方がともにOFF状態となり、原稿の厚さがA寸法以上という厚さ情報が得られたときには、可動底板10bを待機位置である中間位置から下降端位置まで下降させ、給紙待機位置とする。ここで、A寸法は可動底板10bの可動行程距離Lの1/2以下とする。
【0045】さらに、本実施例の構成を請求項3の自動原稿給紙装置に適用した場合、可動底板10b上にセットされる原稿の厚さに応じて、可動底板10bの待機位置が任意に、あるいは適切に選択、設定され、請求項1または2に適用した場合の動作制御のいずれかが実行される。このような原稿厚さ検出手段4により検出された原稿の厚さ情報に基づいて、可動底板10bを給紙待機位置まで上昇または下降させることにより、少数枚あるいは多数枚の原稿を載置、給紙する場合の可動底板10bの上昇または下降に係る可動量を少なくすることができるため、可動底板10bに原稿束60a、60bがセットされてから給紙待機位置を経て最上位の原稿が適正な給紙位置に設定されるまでの可動時間を短縮することができる。
【0046】なお、本実施例においては、2組の原稿厚さ検知フィラー52、53とフィラー検知センサ43、44とを用いたため、原稿の厚さ情報が所定寸法(A)以下であるか、以上であるかの2値判断しかできなかったが、所定寸法を相違させた同等の原稿厚さ検出手段を複数配設することにより、検知される原稿厚さの判断能力を数種類あるいは数十種類に向上させることができ、可動底板10bの給紙待機位置までの可動量を削減して最適化することができる。また、本実施例においては、検知フィラー52及び53を同一の回転軸14で支持して回転動作させたが、この形態に限定されるものではない。
【0047】次に、請求項5に係る自動原稿給紙装置の原稿厚さ検出手段の一実施例を図9に要部構成を示し、その検出動作を説明する。図9において、図示していない可動底板10bの上方に検知フィラー回転軸15が設けられ、この回転軸14を中心として回転動作する原稿厚さ検知フィラー(原稿検知フィラー)54が設けられている。原稿厚さ検知フィラー54は一端が検知フィラー回転軸15に接続され、他端が可動底板10bの下方に延伸して下垂されている。また、フィラー回転軸15に連動して回転する回転板55が設けられ、この回55上の凹凸等の回転角対応部位を計数する角度検出センサ45が独立して設けられている。なお、回転板55及び角度検出センサ45からなる回転角度検出機構(フィラー可動量検出部)は、ロータリーエンコーダのような回転角度に応じてパルスを出力するものであっても良いし、原稿厚さ検知フィラー54の回転量に応じて抵抗値の変化する可変抵抗であっても良い。
【0048】このような本実施例の構成によれば、可動底板10b上に原稿がセットされると、原稿により原稿厚さ検知フィラー54が押圧されて検知フィラー回転軸15を中心にして回転動作するため、原稿厚さに応じて回転板55が所定の角度だけ回転する。この回転角を角度検出センサ45により検出することにより厚さ情報が得られる。マイクロプロセッサ(制御手段)は、この厚さ情報に基づいて底板可動モータを駆動して可動底板10bを所定の待機位置から上昇あるいは下降させる。
【0049】例えば、本実施例の構成を上述した請求項1の自動原稿給紙装置に適用する場合、原稿の厚さが例えば寸法Dという厚さ情報が得られたときには、可動底板10bを待機位置である上昇端位置からD寸法分下降させ、給紙待機位置とする。また、本実施例の構成を請求項2の自動原稿給紙装置に適用する場合、原稿の厚さが寸法Dという厚さ情報が得られたときには、可動底板10bの可動行程距離Lの1/2(中間位置高さL/2)とD寸法とを比較し、中間位置高さL/2よりD寸法が小さければ(L/2>D)、その差分(L/2−D)だけ可動底板10bを上昇させ、給紙待機位置とする。一方、中間位置高さL/2よりもD寸法が大きければ(L/2<D)、その差分(D−L/2)だけ可動底板10bを下降させ、給紙待機位置とする。
【0050】さらに、本実施例の構成を請求項3の自動原稿給紙装置に適用した場合、可動底板10b上にセットされる原稿の厚さに応じて、可動底板10bの待機位置が任意に、あるいは適切に選択、設定され、請求項1または2に適用した場合の動作制御のいずれかが実行される。このように原稿厚さ検出手段4により検出された原稿の厚さ分、可動底板10bを上昇または下降させることにより、上昇または下降に係る可動量を削減して適正化することができるため、可動底板10bに原稿束がセットされてから給紙待機位置を経て最上位の原稿が適正な給紙位置に設定されるまでの可動時間を短縮することができる。
【0051】次に、請求項6に係る自動原稿給紙装置の原稿厚さ検出手段の一実施例を図10に示し、その検出動作を説明する。図10において、可動底板10bの上方に、可動底板10b上面あるいは可動底板10b上の最上位の原稿面との距離を測定する測距センサ(最上位原稿検出部)46が設けられている。測距センサ46としては、例えば発光部と受光部を有し、三角測量法により対象物との距離を測定するフォトセンサを適用することができる。図10(a)は可動底板10bが待機位置にある状態を示すものであって、このとき測距センサ46により測定されたB寸法を初期値と設定する。このような本実施例の構成によれば、図10(b)に示すように可動底板10b上に原稿束60がセットされると、測距センサ46により最上位の原稿までの距離Cが測定される。マイクロプロセッサ(制御手段)は初期値B及び原稿−センサ間測定値Cに基づいて、原稿厚さを算出し(B−C)、この算出値に基づいて底板可動モータを駆動して可動底板10bを所定の待機位置から上昇あるいは下降させる。そして、請求項1、2あるいは3に適用した場合、上述した請求項4または5同様に可動底板10bの動作制御が実行される。
【0052】そのため、原稿厚さ検出手段4により検出された原稿の厚さ分だけ、可動底板10bを上昇または下降させることにより、上昇または下降に係る可動量を削減して適正化することができるため、可動底板10bに原稿束60がセットされてから給紙待機位置を経て最上位の原稿が適正な給紙位置に設定されるまでの可動時間を短縮することができる。
【0053】
【発明の効果】請求項1記載の自動原稿給紙装置によれば、待機位置検出手段により原稿セット前の原稿載置台の待機位置を上昇端位置とし、原稿厚さ検出手段により検出された原稿束の厚み情報に基づいて、原稿載置台を下降させることにより、少数枚の原稿を載置、給紙する場合の原稿載置台の可動量を少なくすることができるため、原稿束がセットされてから最上位の原稿が給紙適正位置に設定されるまでの時間を短縮することができ、迅速な給紙動作及び画像処理動作を実行することができる。
【0054】また、請求項2記載の自動原稿給紙装置によれば、待機位置検出手段により原稿セット前の原稿載置台の待機位置を可動行程の中間位置とし、原稿厚さ検出手段により検出された原稿束の厚み情報に基づいて、原稿載置台を上昇または下降させることにより、少数枚あるいは多数枚の原稿を載置、給紙する場合の原稿載置台の上昇あるいは下降に係る可動量を少なくすることができるため、原稿束がセットされてから最上位の原稿が給紙適正位置に設定されるまでの時間を短縮することができ、迅速な給紙動作及び画像処理動作を実行することができる。
【0055】さらに、請求項3記載の自動原稿給紙装置によれば、待機位置選択手段により原稿セット前の原稿載置台の待機位置として上昇端位置あるいは中間位置のいずれかを選択、設定し、原稿厚さ検出手段により検出された原稿束の厚み情報に基づいて、原稿載置台を上昇または下降させることにより、セットされる原稿の数枚に応じて、すなわち原稿が少数枚である頻度が高いか、あるいは多数枚である頻度が高いかに応じて、原稿載置台の待機位置を任意に設定することができ、原稿の枚数に対応して原稿載置台を上昇あるいは下降させる可動量を少なくすることができるため、原稿束がセットされてから最上位の原稿が給紙適正位置に設定されるまでの時間を短縮することができ、迅速な給紙動作及び画像処理動作を実行することができる。
【0056】そして、請求項4記載の自動原稿給紙装置によれば、複数設けられた原稿検知フィラーのうち、原稿載置台にセットされた原稿の厚さに対応する原稿検知フィラーのみが可動し、フィラー可動状態検出部により可動した原稿検知フィラーのみが識別され、原稿厚さ判別部により原稿検知フィラーの可動状態に基づいて原稿厚さが判別されることにより、原稿載置台上の原稿の厚さを精度良く検出することができるため、原稿厚さに応じて原稿載置台の可動量を精度良く設定して可動量誤差に伴う時間の浪費を削減し、原稿束がセットされてから最上位の原稿が給紙適正位置に設定されるまでの時間を短縮することができる。
【0057】そして、請求項5記載の自動原稿給紙装置によれば、原稿検知フィラーにより原稿載置台にセットされた原稿の厚さに対応して可動し、フィラー可動量検出部により原稿検知フィラーの可動量が検出され、原稿厚さ判別部により原稿検知フィラーの可動量に基づいて原稿厚さが判別されることにより、原稿載置台上の原稿の厚さを精度良く検出することができるため、請求項4の複数の原稿検知フィラーを用いる構成に比べより簡略化された構成で、原稿厚さに応じて原稿載置台の可動量を精度良く設定して可動量誤差に伴う時間の浪費を削減し、原稿束がセットされてから最上位の原稿が給紙適正位置に設定されるまでの時間を短縮することができる。
【0058】そして、請求項6記載の自動原稿給紙装置によれば、最上位原稿検出部により原稿載置台上の最上位の原稿位置が検知され、原稿厚さ判別部により最上位の原稿位置に基づいて原稿厚さが判別されることにより、原稿載置台上の原稿の厚さを精度良く検出することができるため、請求項4、5の原稿検知フィラーによる接触検知に比べより簡略化された構成で、原稿厚さに応じて原稿載置台の可動量を精度良く設定して可動量誤差に伴う時間の浪費を削減し、原稿束がセットされてから最上位の原稿が給紙適正位置に設定されるまでの時間を短縮することができる。




 

 


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