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発明の名称 給紙装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平10−147445
公開日 平成10年(1998)6月2日
出願番号 特願平8−309236
出願日 平成8年(1996)11月20日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】柏木 明 (外1名)
発明者 田鍋 史 / 佐川 泰博 / 福邊 徳明 / 我▼まん▲ 安治
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 給紙方向に回転駆動されるフィードコロと、このフィードコロに接するリバースコロと、前記フィードコロの回転方向と逆方向へ回転駆動されるリバース軸と、このリバース軸と前記リバースコロとに連結されて前記リバース軸から前記リバースコロへ所定のトルクを伝えるトルクリミッタとを有する給紙装置において、前記リバース軸と前記トルクリミッタとの連結部の連結力を、前記トルクリミッタと前記リバースコロとの連結部の連結力より大きく設定したことを特徴とする給紙装置。
【請求項2】 トルクリミッタとリバース軸との連結部は、前記リバース軸に固定された突起と前記トルクリミッタの端部に設けられて前記突起が嵌合する溝とからなり、前記溝の少なくとも一部に前記突起の径よりも幅の狭い部分を有することを特徴とする請求項1記載の給紙装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機やプリンタ等の画像形成装置で使用される重送防止機能を備えた給紙装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機やプリンタ等の画像形成装置で使用される給紙装置としては、実公平5−42989号公報や特開平5−319604号公報に記載されたように、給紙方向に回転駆動されるフィードコロ、このフィードコロに接するリバースコロ、リバースコロにトルクリミッタを介して連結されたリバース軸等からなるものが知られている。このような給紙装置によれば、フィードコロとリバースコロとの間に1枚の用紙が送り込まれた場合には、リバースコロがフィードコロと共に給紙方向に回転駆動されて用紙を給紙する。一方、フィードコロとリバースコロとの間に2枚以上の用紙が送り込まれた場合には、リバースコロが給紙方向と逆方向へ回転駆動され、2枚目以降の用紙が給紙トレイ内へ戻されて用紙の重送が防止される。
【0003】このような給紙装置において、リバース軸とトルクリミッタとの連結は、リバース軸に固定したピンをトルクリミッタに形成した溝に嵌合させることにより行われている。また、トルクリミッタとリバースコロとの連結は、トルクリミッタに形成した嵌合部とリバースローラに形成した嵌合部とを嵌合させることにより行われている。そして、リバース軸とトルクリミッタとの連結部、及び、トルクリミッタとリバースコロとの連結部は、連結されている部材に対して離間する方向の力を加えると、その連結が簡単に解除される構造となっている。その理由は、リバースコロが摩耗により劣化した場合やトルクリミッタがグリス切れにより劣化した場合等におけるメンテナンスを容易にするためである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】最近のトルクリミッタは、グリスアップする必要のない高耐久性のものが開発されており、その耐久性はリバースコロの耐久性に比べて数倍〜10倍に達する。従って、メンテナンスの際にはリバースコロの交換を行うことがほとんどで、トルクリミッタを交換することはほとんどないのが実状である。
【0005】しかし、サービスマンがリバースコロを交換するためにこのリバースコロを取外し方向へ引っ張ったときに、トルクリミッタとリバース軸との連結が外れてしまう場合があり、サービスマンはトルクリミッタとリバース軸とを連結しなければならず、非常に面倒である。
【0006】また、最近の複写機やプリンタ等では、フロントローディングタイプの給紙装置が広く普及しており、給紙装置は本体ケースの内部に配置されているので、暗くて視認性が悪い。そのため、トルクリミッタとリバース軸との嵌合が外れているのをサービスマンが見落とす場合があり、そのままで放置すると、用紙の重送やジャムが発生する。
【0007】そこで本発明は、リバースコロを交換するメンテナンス時にトルクリミッタとリバース軸との連結が外れないようにした給紙装置を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、給紙方向に回転駆動されるフィードコロと、このフィードコロに接するリバースコロと、前記フィードコロの回転方向と逆方向へ回転駆動されるリバース軸と、このリバース軸と前記リバースコロとに連結されて前記リバース軸から前記リバースコロへ所定のトルクを伝えるトルクリミッタとを有する給紙装置において、前記リバース軸と前記トルクリミッタとの連結部の連結力を、前記トルクリミッタと前記リバースコロとの連結部の連結力より大きく設定した。従って、リバースコロを交換するためにトルクリミッタとの連結を外す方向へ引っ張ったとき、リバースコロとトルクリミッタとの連結は外れるがリバース軸とトルクリミッタとの連結は外れず、リバースコロを交換する際のメンテナンス性が良くなる。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、トルクリミッタとリバース軸との連結部は、前記リバース軸に固定された突起と前記トルクリミッタの端部に設けられて前記突起が嵌合する溝とからなり、前記溝の少なくとも一部に前記突起の径よりも幅の狭い部分を有する。従って、突起を溝に嵌合させてトルクリミッタとリバース軸とを連結すると、この溝には少なくとも一部に突起の径よりも幅の狭い部分が有るので、突起が溝から外れにくくなり、リバース軸とトルクリミッタとの連結力を簡単な構造によって大きくすることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の第一の実施の形態を図1ないし図3に基づいて説明する。図2は複写機やプリンタ等の画像形成装置で使用される給紙装置の全体構造を示す側面図である。用紙1を収納する給紙トレイ2の上方にはピックアップコロ3が配置され、このピックアップコロ3によってピックアップされた用紙1の給紙方向下流側には、フィードコロ4とリバースコロ5とが配置されている。フィードコロ4とリバースコロ5とは平行に配置されて外周面が接触している。
【0011】前記フィードコロ4は、用紙1を画像形成部の方向へ給紙するために矢印A方向へ回転駆動されている。前記リバースコロ5はトルクリミッタ6を介してリバース軸7に連結されており、このリバース軸7は前記フィードコロ4の回転方向と逆向きに回転駆動されている。
【0012】図1は、前記リバースコロ5と前記トルクリミッタ6と前記リバース軸7との連結状態を説明する分解斜視図である。リバースコロ5とトルクリミッタ6とは直列状態に配置され、これらのリバースコロ5とトルクリミッタ6とにはリバース軸7が挿通されている。トルクリミッタ6は、リバース軸7からリバースコロ5へ所定のトルクを伝えるもので、リバース軸7に連結されてリバース軸7と常時一体に回転する外側ケース部8と、この外側ケース部8内に所定の摩擦力で嵌合されたコア部9とにより形成されている。
【0013】前記リバースコロ5の一端側には、弾性変形可能な樹脂製の摘み10が形成され、この摘み10が前記リバース軸7に形成されたリング溝11に係合されている。前記リバースコロ5の他端側には、同一円周上に配置された複数個の突起部12が形成されている。前記トルクリミッタ6のコア部9における前記リバースコロ5に対向する側面には、同一円周上に配置された複数個の突起部13が形成されている。隣合う突起部13の間には係合凹部14が形成され、これらの係合凹部14の幅寸法“L1”は前記突起部12の幅寸法“L2”より僅かに大きく形成され、突起部12が係合凹部14に係合している。
【0014】前記トルクリミッタ6の外側ケース部8の側面には、このトルクリミッタ6に挿通された前記リバース軸7を囲む位置にボス部15が形成され、このボス部15には、前記リバース軸7に固定された突起であるピン16が嵌合する溝17が形成されている。この溝17は図3に示すように、面取り部17aと通路部17bと円形拡開部17cとにより形成されている。通路部17bの幅寸法はピン16の径よりも狭く形成され、円形拡開部17cの径はピン16の径よりも大きく形成されている。
【0015】このような構成において、リバースコロ5とトルクリミッタ6とリバース軸7との連結は、リバースコロ5とトルクリミッタ6とを直列に配置して突起部12を係合凹部14に係合させた後、リバース軸7をトルクリミッタ6とリバースコロ5とに挿通させることにより行う。リバース軸7をトルクリミッタ6とリバースコロ5とに挿通させたとき、リング溝11には摘み10が係合され、ピン16が溝17の円形拡開部17cに嵌合される。
【0016】摩耗により劣化したリバースコロ5を交換する場合には、摘み10を撓ませてリング溝11から外し、その状態を維持したままリバースコロ5をリバース軸7の先端方向へ引っ張る。リバースコロ5とトルクリミッタ6とは、突起部12を係合凹部14に係合させることにより連結されており、係合凹部14の幅寸法“L1”が突起部12の幅寸法“L2”より僅かに大きいため、その連結力はほぼ“0”である。一方、リバース軸7とトルクリミッタ6との連結は、ピン16を溝17の円形拡開部17cに嵌合させることにより行われ、溝17にはピン16の径よりも幅寸法が狭い通路部17bが形成されているため、ピン16が溝17から外れにくい。
【0017】従って、リバースコロ5をリバース軸7の先端方向へ引っ張ったときに、リバースコロ5とトルクリミッタ6との連結が簡単に外れ、トルクリミッタ6とリバース軸7との連結を外すことなくリバースコロ5のみを取り外すことができ、劣化したリバースコロ5を交換する際のメンテナンス性が良くなる。このため、リバースコロ5を交換する際に、リバース軸7から外れたトルクリミッタ6を連結するという作業が発生せず、また、トルクリミッタ6とリバース軸7との連結が外れたことを気付かずに放置したために重送やジャムが発生するということが起こらない。
【0018】なお、リバース軸7とトルクリミッタ6との連結力を、200gf〜600gf程度に設定しておけば、トルクリミッタ6を交換する必要が生じた場合にはそのトルクリミッタ6をリバース軸7から容易に引き抜くことができる。
【0019】つぎに、本発明の第二の実施の形態を図4に基づいて説明する。なお、図1ないし図3において説明した部分と同じ部分は同じ符号で示す。本実施の形態は、リバース軸7とトルクリミッタ6との連結を、リバース軸7に固定したピン16をトルクリミッタ6のボス部15に形成した溝18に嵌合させることにより行ったものである。この溝18は、面取り部18aと通路部18bと円形拡開部18cと切込部18dとにより形成されている。通路部18bの幅寸法は円形拡開部18cの径よりも狭く形成され、円形拡開部18cの径はピン16の径よりも僅かに小さく形成されている。
【0020】従って、ピン16を溝18の円形拡開部18cに嵌合させてリバース軸7とトルクリミッタ6とを連結したとき、円形拡開部18cの内周面がピン16の外周面に圧接した状態となり、溝18には常に開き方向の力が作用している。そして、この溝18には、ピン16が嵌合している円形拡開部18cの径よりも幅寸法が狭く形成されている通路部18bを有するため、ピン16は溝18から外れにくい。このため、リバースコロ5をリバース軸7の先端方向へ引っ張ったときに、リバースコロ5とトルクリミッタ6との連結が簡単に外れ、トルクリミッタ6とリバース軸7との連結を外すことなくリバースコロ5のみを取り外すことができる。
【0021】なお、上述した各実施の形態では、リバースコロ5とトルクリミッタ6とを直接連結した場合を例に挙げて説明したが、位置合わせ等のためにトルクリミッタ6とリバースコロ5とをスペーサを介して連結する場合には、トルクリミッタ6とリバース軸7との連結力を、スペーサとトルクリミッタ6との連結力よりも大きく設定する。
【0022】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、リバース軸とトルクリミッタとの連結部の連結力を、トルクリミッタとリバースコロとの連結部の連結力より大きく設定したので、リバースコロを交換するためにトルクリミッタとの連結を外す方向へ引っ張ったとき、リバースコロとトルクリミッタとの連結のみを外してリバース軸とトルクリミッタとの連結を維持することができ、従って、リバースコロを交換する際のメンテナンス性を良くすることができる。
【0023】請求項2記載の発明によれば、トルクリミッタとリバース軸との連結部がリバース軸に固定された突起とトルクリミッタの端部に設けられて突起が嵌合する溝とからなり、溝の少なくとも一部に突起の径よりも幅の狭い部分を有するので、リバース軸とトルクリミッタとの連結力を簡単な構造によって大きくすることができる。




 

 


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