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発明の名称 給紙装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平10−81426
公開日 平成10年(1998)3月31日
出願番号 特願平8−257802
出願日 平成8年(1996)9月6日
代理人
発明者 内田 智
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 積載された複数枚の用紙を一枚づつに分離して給紙コロで搬送する給紙装置において、用紙が積載される用紙積載台に積載された用紙を一枚づつに分離して給紙方向に給紙する給紙コロと、上記給紙コロの表面に接触して上記表面に付着した付着物を擦り落す位置に配置されて上記用紙積載台に積載された用紙を上記給紙コロまで搬送する予備搬送手段とからなることを特徴とする給紙装置。
【請求項2】 請求項1記載の給紙装置において、上記予備搬送手段は、ピックアップコロであることを特徴とする給紙装置。
【請求項3】 請求項1記載の給紙装置において、上記予備搬送手段は、ピックアップベルトであることを特徴とする給紙装置。
【請求項4】 請求項3記載の給紙装置において、上記ピックアップベルトは、吸引用に開けられた開口を有することを特徴とする給紙装置。
【請求項5】 請求項1、2、3又は4記載の給紙装置において、上記予備搬送手段は、上記給紙コロとの接触面積を可変としたことを特徴とする給紙装置。
【請求項6】 請求項1、2、3、4又は5記載の給紙装置において、上記予備搬送手段は、上記給紙コロとの接触状態を解除可能な構成を有することを特徴とする給紙装置。
【請求項7】 請求項1、2、3、4、5又は6記載の給紙装置において、上記予備搬送手段は、起動時間内は上記給紙コロとの接触を解除することを特徴とする給紙装置。
【請求項8】 請求項1、2、3、4、5、6又は7記載の給紙装置において、上記予備搬送手段は、予め設定した所定の時間間隔により、上記給紙コロとの接触と接触解除を交互に繰り返すことを特徴とする給紙装置。
【請求項9】 請求項1、2、3、4、5、6、7又は8記載の給紙装置において、上記予備搬送手段は、予め設定した給紙動作に連動して、上記給紙コロとの接触と接触解除を交互に繰り返すことを特徴とする給紙装置。
【請求項10】 請求項1、2、3、4、5、6、7、8又は9記載の給紙装置において、上記予備搬送手段は、上記給紙コロに接触して、用紙の搬送方向に回転駆動した後に、搬送方向と逆方向に回転することを特徴とする給紙装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、給紙装置の改良に関するものである。更に詳しくは、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置、スキャナー、あるいはそれらの複合機等の画像形成装置において、積載された複数枚の用紙を一枚づつに分離して給紙コロで搬送方向に搬送する給紙装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の給紙装置においては、用紙積載台等の上にセットされた複数枚の用紙(原稿、或は転写紙)を一枚づつに分離して搬送するための給紙コロに紙粉が付着することにより、給紙コロと用紙間の摩擦係数が下がり、用紙が搬送されなくなると言う給紙不良が発生していた。図10は従来例の説明図であり、シートスルータイプのスキャナにおける給紙装置に関して、更に、詳細に説明する。用紙積載台101に積載された複数枚の原稿用紙(P)は、ピックアップローラ103と対向板103aにより挟まれた状態で、プックアップローラ103が回転することにより、最下部の用紙(P)から取り出されて給紙コロ102まで搬送される。給紙コロ102まで搬送された複数枚の原稿用紙(P)は、給紙コロ102と分離コロ104とのニップ部に進入することにより一枚に分離されて、搬送ローラ対105のニップ部に送りこまれ、搬送ローラ対105により読取部106方向に所定の速度で搬送される。
【0003】従来の給紙装置の原稿用紙分離方式の中で、所謂FR方式と言われている、給紙コロ102と分離コロ104により、複数枚の原稿用紙(P)を一枚に分離する自動給紙装置(ADF)は、例えば分離コロ104に戻し方向へ向かう所定のトルクが掛けられており、二枚の原稿用紙(P)が同時に給紙コロ102と分離コロ104との分離部分に進入してくると、分離コロ104に掛けられた分離トルクにより、分離コロ104側の、上側の原稿用紙(P)の進入が阻止される。この時、給紙コロ102と下側の原稿用紙(P)との間では、滑りの無いことが理想的であるが、実際には原稿用紙(P)等の重み等により滑りが発生している。この滑りが発生すると、原稿用紙(P)の表面の紙粉が剥がされ、その一部は給紙コロ102に付着する。給紙コロ102に紙粉が付着すると、疑似的に給紙コロ102と原稿用紙(P)との間の摩擦係数が低下したことになり、その結果、原稿用紙の不送りが発生していた。
【0004】そこで、積重ねたシート材をローラで1枚づつに分離する自動給送装置において、専用の清掃部材としての清掃ローラ等によりローラを所定時間自動的に清掃することにより、ローラに付着した紙粉等を除去して、シート材を1枚づつ一定の状態で給送するようにした技術は公知である(特開昭58−100040号、特開平4−129940号等の公報を参照)。また、給紙紙送りローラのゴム層表面を凹凸の歯形形状として紙粉の付着を防止するようにした技術も公知である(実開昭62−144846号の公報を参照)。更に、原稿収納部の下方に、給紙方向に直角な方向に軸線を有する2本のロ−ラ間に多数の開口を有する無端状ベルトが巻掛けられた吸着搬送手段を設けると共に、原稿収納部の上方側に排気用ダクトを設けて、原稿を1枚づつ順次的に給紙するようにした原稿供給装置も公知である(特開平5−173388号の公報を参照)。然し、これらの給紙装置は、紙粉等を除去するための新たな装置や部品が追加されるのでコスト高になると言う不具合があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の給紙装置は、給紙コロに付着した紙粉等を除去するための新たな装置や部品が追加されるのでコスト高になると言う問題があった。そこで本発明の課題は、このような問題点を解決するものである。即ち、新たな装置や部品を追加することなくコスト高になることなく給紙コロに付着した紙粉等が除去される給紙装置を提供することを目的にしている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、請求項1の本発明は、積載された複数枚の用紙を一枚づつに分離して給紙コロで搬送する給紙装置において、用紙が積載される用紙積載台と、上記用紙積載台に積載された用紙を一枚づつに分離して給紙方向に給紙する給紙コロと、上記給紙コロの表面に接触して上記表面に付着した付着物を擦り落す位置に配置されて上記用紙積載台に積載された用紙を上記給紙コロまで搬送する予備搬送手段とからなる給紙装置であることを最も主要な特徴とする。請求項2の本発明は、請求項1記載の給紙装置において、上記予備搬送手段は、ピックアップコロである給紙装置であることを主要な特徴とする。請求項3の本発明は、請求項1記載の給紙装置において、上記予備搬送手段は、ピックアップベルトである給紙装置であることを主要な特徴とする。請求項4の本発明は、請求項3記載の給紙装置において、上記ピックアップベルトは、吸引用に開けられた開口を有する給紙装置であることを主要な特徴とする。請求項5の本発明は、請求項1、2、3又は4記載の給紙装置において、上記予備搬送手段は、上記給紙コロとの接触面積を可変とした給紙装置であることを主要な特徴とする。請求項6の本発明は、請求項1、2、3、4又は5記載の給紙装置において、上記予備搬送手段は、上記給紙コロとの接触状態を解除する給紙装置であることを主要な特徴とする。請求項7の本発明は、請求項1、2、3、4、5又は6記載の給紙装置において、上記予備搬送手段は、起動時間内は上記給紙コロとの接触を解除する給紙装置であることを主要な特徴とする。請求項8の本発明は、請求項1、2、3、4、5、6又は7記載の給紙装置において、上記予備搬送手段は、予め設定した所定の時間間隔により、上記給紙コロとの接触と接触解除を交互に繰り返す給紙装置であることを主要な特徴とする。請求項9の本発明は、請求項1、2、3、4、5、6、7又は8記載の給紙装置において、上記予備搬送手段は、予め設定した給紙動作に連動して、上記給紙コロとの接触と接触解除を交互に繰り返す給紙装置であることを主要な特徴とする。請求項10の本発明は、請求項1、2、3、4、5、6、7、8又は9記載の給紙装置において、上記予備搬送手段は、上記給紙コロに接触して、用紙の搬送方向に回転駆動した後に、搬送方向と逆方向に逆回転する給紙装置であることを主要な特徴とする。
【0007】
【作用】上記のように構成された給紙装置は、請求項1においては、用紙積載台に積載された用紙を給紙コロまで搬送する予備搬送手段を給紙コロの表面に接触する位置に配置して給紙コロの表面に付着した紙粉等の付着物を擦り落して除去するようにしたので、新たな装置や部品を追加することなくコスト高にもなることなく給紙コロに付着した紙粉等が除去される給紙装置を提供することが出来る。請求項2においては、用紙積載台に積載された用紙を給紙コロまで搬送する予備搬送手段のピックアップコロを給紙コロの表面に接触する位置に配置して給紙コロの表面に付着した紙粉等の付着物を擦り落して除去するようにしたので、新たな装置や部品を追加することなくコスト高にもなることなく給紙コロに付着した紙粉等が除去される給紙装置を提供することが出来る。
【0008】請求項3においては、用紙積載台に積載された用紙を給紙コロまで搬送する予備搬送手段のピックアップベルトを給紙コロの表面に接触する位置に配置して給紙コロの表面に付着した紙粉等の付着物を擦り落して除去するようにしたので、新たな装置や部品を追加することなくコスト高にもなることなく給紙コロに付着した紙粉等が除去される給紙装置を提供することが出来る。請求項4においては、用紙積載台に積載された用紙を給紙コロまで搬送する予備搬送手段の開口を有するピックアップベルトを給紙コロの表面に接触する位置に配置して給紙コロの表面に付着した紙粉等の付着物を擦り落すと共に吸引して除去するようにしたので、新たな装置や部品を追加することなくコスト高にもなることなく給紙コロに付着した紙粉等が確実に除去される給紙装置を提供することが出来る。
【0009】請求項5においては、用紙積載台に積載された用紙を給紙コロまで搬送する予備搬送手段を給紙コロの表面に接触面積を可変に接触する位置に配置して給紙コロの表面に付着した紙粉等の付着物を擦り落して除去するようにしたので、新たな装置や部品を追加することなくコスト高にもなることなく給紙コロに付着した紙粉等が適切に除去される給紙装置を提供することが出来る。請求項6においては、用紙積載台に積載された用紙を給紙コロまで搬送する予備搬送手段を給紙コロの表面に接触する位置に接触状態を解除可能に配置して給紙コロの表面に付着した紙粉等の付着物を擦り落して除去するようにしたので、新たな装置や部品を追加することなくコスト高にもなることなく給紙コロに付着した紙粉等が適切に除去される給紙装置を提供することが出来る。
【0010】請求項7においては、用紙積載台に積載された用紙を給紙コロまで搬送する予備搬送手段を給紙コロの表面に接触する位置に起動時間内は接触状態を解除するように配置して給紙コロの表面に付着した紙粉等の付着物を擦り落して除去するようにしたので、新たな高性能の装置や部品を追加することなくコスト高にもなることなく給紙コロに付着した紙粉等が除去される給紙装置を提供することが出来る。請求項8においては、用紙積載台に積載された用紙を給紙コロまで搬送する予備搬送手段を給紙コロの表面に接触する位置に所定の時間間隔により接触と接触解除を交互に繰り返すように配置して給紙コロの表面に付着した紙粉等の付着物を擦り落して除去するようにしたので、新たな装置や部品を追加することなくコスト高にもなることなく給紙コロに付着した紙粉等が除去される耐久性が維持され向上した給紙装置を提供することが出来る。
【0011】請求項9においては、用紙積載台に積載された用紙を給紙コロまで搬送する予備搬送手段を給紙コロの表面に接触する位置に予め設定した給紙動作に連動して接触と接触解除を交互に繰り返すように配置して給紙コロの表面に付着した紙粉等の付着物を擦り落して除去するようにしたので、新たな高性能の装置や部品を追加することなくコスト高にもなることなく給紙コロに付着した紙粉等が除去される耐久性が維持され向上した給紙装置を提供することが出来る。請求項10においては、用紙積載台に積載された用紙を給紙コロまで搬送する予備搬送手段を給紙コロの表面に接触する位置に配置して給紙コロの表面に付着した紙粉等の付着物を擦り落して除去するようにすると共に予備搬送手段を給紙コロに接触して用紙の搬送方向に回転駆動した後に搬送方向と逆方向に逆回転するようにしたので、新たな装置や部品を追加すること無くコスト高にもなることなく給紙コロに付着した紙粉等が確実に除去される給紙装置を提供することが出来る。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の一形態例の給紙装置の要部構成を示す略図であり、同図において、用紙積載台1に積載された用紙(P)は、給紙コロ2の位置まで、ピックアップコロ3a(予備搬送手段3)によって搬送される。ピックアップコロ3aは、矢印A方向に回転する給紙コロ2の外周面に接触しながら矢印B方向に回転する。つまり、ピックアップコロ3aは、給紙コロ2とは連れ回りせずに、接触しながら同方向へ回転することになる。ピックアップコロ3aは、図示しない駆動源によって駆動軸8が回転駆動されると矢印B方向に回転する。ピックアップコロ3aによって給紙コロ2まで搬送された用紙(P)は、矢印A方向に回転する給紙コロ2と分離コロ4との協働により、複数枚の用紙(P)が一枚に分離されて、搬送ローラ対5に送りこまれて、例えば、図示の場合には搬送ローラ対5により読取部6方向に、又は、図示しない画像形成部や反転部等に所定の速度で搬送される。分離コロ4には、図示しない駆動手段により所定のトルク(例えば、反時計廻り方向=戻し方向)が掛けられており、二枚の用紙(P)が予備搬送手段3としてのピックアップコロ3aによって搬送されて、同時に給紙コロ2と分離コロ4のニップ部(分離部分)に進入してくると、分離コロ4に掛けられた分離トルクにより、分離コロ4側の、つまり上側の用紙(P)の進入が阻止される。
【0013】この時、給紙コロ2と下側の用紙(P)との間では、滑りの無いことが理想的であるが、実際には用紙(P)等の重み等により滑りが発生している。そして、この滑りが発生すると、用紙(P)の表面の紙粉(p)が剥がされ、その紙粉(p)の一部は、給紙コロ2の表面2aや研磨目2bに入り込んで付着する。然し、矢印A方向に回転する給紙コロ2に接触しながら矢印B方向に回転する予備搬送手段3としてのピックアップコロ3aによって、給紙コロ2の表面2aや研磨目2bに入り込んで付着した紙粉(p)が擦り剥がされて、回収トレイ7上に掻き落される。従って、新たな装置や部品を追加することなくコスト高にもなることなく給紙コロ2に付着した紙粉(p)等が除去される給紙装置を提供することが出来るようになった。
【0014】図2は本発明の他の形態例の要部構成図であり、同図において、用紙積載台1に積載された用紙(P)は、給紙コロ2の位置まで、矢印A方向に回転する給紙コロ2に接触しながら矢印B方向に回動するピックアップベルト3b(予備搬送手段3)によって搬送される。ピックアップベルト3bは、駆動軸8と従動軸9に張架されて、図示しない駆動源によって駆動軸8が回転駆動されることによって、矢印B方向に回転する。ピックアップベルト3bによって、給紙コロ2まで搬送された用紙(P)は、矢印A方向に回転する給紙コロ2と分離コロ4により、複数枚の原稿用紙(P)が一枚に分離されて搬送ローラ対5に送りこまれて、前述の形態例と同様に搬送ローラ対5により読取部6等の方向に所定の速度で搬送される。分離コロ4には、図示しない駆動手段により所定のトルクが掛けられており、二枚の用紙(P)が予備搬送手段3としてのピックアップベルト3bによって搬送されて、同時に給紙コロ2と分離コロ4で挟持される分離部分に進入してくると、分離コロ4に掛けられた分離トルクにより、分離コロ4側の、上側の用紙(P)の進入が阻止される。この時、給紙コロ2と下側の用紙(P)との間では、用紙(P)等の重み等により滑りが発生して、用紙(P)の表面の紙粉(p)が剥がされ、その紙粉(p)の一部は、給紙コロ2の表面2aや研磨目2bに入り込んで付着する。然し、矢印A方向に回転する給紙コロ2に接触しながら矢印B方向に回動する予備搬送手段3のピックアップベルト3bによって、給紙コロ2の表面2aや研磨目2bに入り込んで付着した紙粉(p)が擦り剥がされて、回収トレイ7上に掻き落される。従って、新たな装置や部品を追加することなくコスト高にもなることなく給紙コロ2に付着した紙粉(p)等が除去される給紙装置を提供することが出来るようになった。
【0015】図3は本発明の他の形態例の要部構成図であり、同図において、用紙積載台1に積載された用紙(P)は、給紙コロ2の位置まで、矢印A方向に回転する給紙コロ2に接触しながら矢印B方向に回動するピックアップベルト3b(予備搬送手段3)によって搬送される。エンドレスのピックアップベルト3bは、駆動軸8、上記従動軸9及び揺動軸10に張架されて、給紙コロ2の外周面の一部に巻き付くようにして接触面積を広げて、図示しない駆動源によって駆動軸8が回転駆動されることによって、矢印B方向に回動する。この例では、従動軸9を大径とし、駆動軸8、揺動軸10を小径とし、2つの小径軸8、10間に巻き掛けられたベルト部分を給紙コロ2の外周面に巻付けている。ピックアップベルト3bによって、給紙コロ2まで搬送された用紙(P)は、矢印A方向に回転する給紙コロ2と分離コロ4との協働により、複数枚の原稿用紙(P)が一枚に分離されて、搬送ローラ対5に送りこまれて、前述と同様に搬送ローラ対5により読取部6等の方向に所定の速度で搬送される。
【0016】分離コロ4には、図示しない駆動手段により所定のトルクが掛けられており、二枚の用紙(P)が予備搬送手段3としてのピックアップベルト3bによって搬送されて、同時に給紙コロ2と分離コロ4とのニップ部(分離部分)に進入してくると、分離コロ4に掛けられた分離トルクにより、分離コロ4側の、上側の用紙(P)の進入が阻止される。この時、給紙コロ2と下側の用紙(P)との間では、用紙(P)等の重み等により滑りが発生して、用紙(P)の表面の紙粉(p)等が擦り剥がされ、その紙粉(p)等の一部は、給紙コロ2の表面2aや研磨目2bに入り込んで付着する。然し、矢印A方向に回転する給紙コロ2に接触しながら矢印B方向に回動する予備搬送手段3のピックアップベルト3bによって、給紙コロ2の表面2aや研磨目2bに入り込んで付着した紙粉(p)が擦り剥がされて、回収トレイ7上に掻き落される。従って、新たな装置や部品を追加すること無くコスト高にもなることなく給紙コロ2に付着した紙粉(p)等が除去される給紙装置を提供することが出来るようになった。なお、上記各形態例に於ては、分離コロ4に所定のトルクを加える場合を示したが、分離コロ4はその回転を固定したものであってもよい。この点は、以下の形態例についても同様にあてはまる。
【0017】図4は本発明の他の形態例の要部拡大図であり、ピックアップベルト3bに吸引用の開口(小孔)3cを開けるとともに、図示しない吸引手段を設けることによって、開口3cから給紙コロ2に付着した紙粉(p)等を、吸引手段で吸引して除去するようにしたものである。また、図1の予備搬送手段3としてのピックアップコロ3aの外周面から中央部に貫通する多数の小孔(開口)を設け、この小孔に吸引手段を連結して負圧を導入して吸引するようにしてもよい(請求項4)。
【0018】図5乃至図7は本発明の他の形態例の要部構成図、駆動モータのトルクと駆動時間との関係を示す図、及び要部斜視図であり、この形態例の予備搬送手段3は、給紙コロ2との接触面積を変更したり(請求項5)、給紙コロ2との接触状態を解除する(請求項6)ことが出来るようになっている。駆動軸8を回転駆動する駆動源13(駆動モータ)のスタートから立ち上げ時間(To)まで(図6を参照)、予備搬送手段3としてのピックアップベルト3bは、駆動軸(駆動ローラ)8、従動軸(従動ローラ)9及び揺動軸10(揺動ローラ10Aの軸)に張架されて、筐体17(一部だけを示す)に支持された駆動軸8を支点として、揺動軸10が前後に設けられた案内溝(長穴)11の右端にテンションバネ12によって押し付けられる。この状態では、プックアップベルト3bの、給紙コロ2への接触の状態は解除されて、給紙コロ2には非接触の状態となっている。
【0019】なお、上記では予備搬送手段3としてのピックアップベルト3bについて説明したが、予備搬送手段3が図示しないピックアップコロ3aの場合も同様に、駆動軸8を上記案内溝11の右端に上記テンションバネ12によって押し付けることにより、給紙コロ2への接触の状態が解除されて、給紙コロ2に対して非接触の状態にすることも可能である。然し、筐体17の前後に配置された案内溝11に案内されて揺動可能な揺動軸10は、駆動源13の駆動モータの立ち上げ時間(To)、通常はTo=0.5秒以下の経過後又はその前後から(図6を参照)、揺動駆動源14のソレノイドのプランジャー14aの矢印C方向への移動位置の調整によって、揺動軸10と一体の揺動レバー10aを介して矢印D方向の給紙コロ2の方向へ移動するから、予備搬送手段3のピックアップベルト3bは、給紙コロ2に対してそのテンションを一定に保ちながら接触し、その接触面積を広げたり、又は、狭くして巻き付けることが出来るようになっている。
【0020】従って、ピックアップコロ3a又はピックアップベルト3bは、駆動源13の駆動モータの立ち上げ時間(To)の経過後又は前後から給紙コロ2に接触するから(起動時間0〜To内では非接触であるから)、駆動源13の駆動モータは、その立ち上げ時の起動トルクが高くなることがない。このため、予備搬送手段3のピックアップベルト3bを給紙コロ2に接触するようにしても、駆動源13の駆動モータとして、特別に高トルクの駆動モータを必要としないから、コスト安で適切に給紙コロ2に付着した紙粉(p)等が除去される給紙装置を提供することが出来るようになった(請求項7)。
【0021】図8は本発明の形態例の構成を示すブロック図の一例であり、同図において、パワーユニット15により電力が供給されるシステムコントロールユニット16の制御により、給紙コロ2を回転駆動する駆動モータ2cと、駆動軸8を回転駆動する駆動源13の駆動モータをモータードライバー18を介して回転駆動し、揺動駆動源14のソレノイドのプランジャー14aを移動する。予備搬送手段3のピックアップベルト3bは、パルスカウンタ19によって、駆動源13の駆動モータのパルス数をモニターしてカウントし、予め設定した所定の時間間隔により、揺動駆動源14のソレノイドのプランジャー14aを移動させることにより、揺動軸10を揺動させて、給紙コロ2との接触と接触解除を交互に繰り返すようになっている(請求項8に対応)。
【0022】更に、予備搬送手段3のピックアップベルト3bは、パルスカウンタ19によって、駆動源13の駆動モータのパルス数をモニターしてカウントし、予め設定した、例えば、1セットの給紙動作終了等の給紙動作に連動して、揺動駆動源14のプランジャー14aを移動させることにより、揺動軸10を揺動させて、給紙コロ2との接触と接触解除を交互に繰り返すようになっている(請求項9に対応)。従って、給紙コロ2とピックアップベルト3bとが常時接触する状態が回避されるので、耐久性が維持され向上した給紙装置を提供することが出来るようになった。
【0023】図9は他の形態例(請求項10に対応)に於て紙粉を掻落とす状態を示す拡大図であり、この形態例では、予備搬送手段3を搬送方向に回転させたあとで、逆方向に回転させることにより、紙粉の除去性能を高めるようにした点が特徴できである。即ち、同図において、予備搬送手段3としての図示しないピックアップコロ3a又はピックアップベルト3bは、矢印A方向に回転駆動される給紙コロ2と接触して、用紙(P)の搬送方向の矢印B方向に回転駆動した後に、図示しない駆動軸8を回転駆動する図示しない駆動源13の駆動モータを図示しないモータードライバー18を介して、矢印B方向と逆方向(B’方向)に回転させる。従って、予備搬送手段3の図示しないピックアップコロ3a又はピックアップベルト3bの用紙(P)の搬送方向の矢印B方向の回転駆動では、掻き落せなかった給紙コロ2の表面2aや研磨目2bに入り込んで付着した紙粉(p)を、予備搬送手段3の図示しないピックアップコロ3a又はピックアップベルト3bを矢印B方向と逆方向に回転することによって掻き落して除去する給紙装置を提供することが出来るようになった。尚、上記形態例では、用紙積載台上に積載した用紙の最下部から用紙を取り出す下給紙タイプを例にして説明したが、本発明は上給紙タイプにも適用が可能である。この場合には、予備搬送手段3を用紙搬送経路の上側に位置させる等の上下の逆転構造を採用すれば良い。
【0024】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明によれば、用紙積載台に積載された用紙を給紙コロまで搬送する予備搬送手段を、下流側に位置する給紙コロの表面に接触する位置に配置して両者を摺接させることにより、給紙コロの表面に付着した紙粉等の付着物を擦り落して除去するようにしたので、新たな装置や部品を追加することなくコスト高にもなることなく給紙コロに付着した紙粉等が除去される給紙装置を提供することが出来るようになった。請求項2の発明によれば、用紙積載台に積載された用紙を給紙コロまで搬送する予備搬送手段としてピックアップコロを用い、このピックアップコロを給紙コロの表面に接触する位置に配置して給紙コロの表面に付着した紙粉等の付着物を擦り落して除去するようにしたので、新たな装置や部品を追加することなくコスト高にもなることなく給紙コロに付着した紙粉等が除去される給紙装置を提供することが出来るようになった。
【0025】請求項3の発明によれば、用紙積載台に積載された用紙を給紙コロまで搬送する予備搬送手段としてピックアップベルトを用い、このピックアップベルトを給紙コロの表面に接触する位置に配置して給紙コロの表面に付着した紙粉等の付着物を擦り落して除去するようにしたので、新たな装置や部品を追加することなくコスト高にもなることなく給紙コロに付着した紙粉等が除去される給紙装置を提供することが出来るようになった。請求項4の発明によれば、用紙積載台に積載された用紙を給紙コロまで搬送する予備搬送手段としてのピックアップベルトに穴状の開口を形成し、このベルトを給紙コロの表面に接触する位置に配置して給紙コロの表面に付着した紙粉等の付着物を擦り落すと共に、開口から吸引して除去するようにしたので、新たな装置や部品を追加することなくコスト高にもなることなく給紙コロに付着した紙粉等が確実に除去される給紙装置を提供することが出来るようになった。
【0026】請求項5の発明によれば、用紙積載台に積載された用紙を給紙コロまで搬送する予備搬送手段を給紙コロの表面に接触面積を可変に接触する位置に配置して給紙コロの表面に付着した紙粉等の付着物を擦り落して除去するようにしたので、新たな装置や部品を追加することなくコスト高にもなることなく給紙コロに付着した紙粉等が適切に除去される給紙装置を提供することが出来るようになった。請求項6の発明によれば、用紙積載台に積載された用紙を給紙コロまで搬送する予備搬送手段を給紙コロの表面に接触する位置に接触状態を解除可能に配置して給紙コロの表面に付着した紙粉等の付着物を擦り落して除去するようにしたので、新たな装置や部品を追加することなくコスト高にもなることなく給紙コロに付着した紙粉等が適切に除去される給紙装置を提供することが出来るようになった。
【0027】請求項7の発明によれば、用紙積載台に積載された用紙を給紙コロまで搬送する予備搬送手段を給紙コロの表面に接触する位置に配置すると共に、駆動モータの起動時間内(立ち上げ時間前)は接触状態を解除するように配置して給紙コロの表面に付着した紙粉等の付着物を擦り落して除去するようにしたので、新たな高性能の装置や部品を追加することなくコスト高にもなることなく給紙コロに付着した紙粉等が除去される給紙装置を提供することが出来るようになった。請求項8の発明によれば、用紙積載台に積載された用紙を給紙コロまで搬送する予備搬送手段を給紙コロの表面に接触する位置に配置すると共に、所定の時間間隔により接触と接触解除を交互に繰り返すように配置して給紙コロの表面に付着した紙粉等の付着物を擦り落して除去するようにしたので、新たな高性能の装置や部品を追加することなくコスト高にもなることなく給紙コロに付着した紙粉等が除去される耐久性が維持され向上した給紙装置を提供することが出来るようになった。
【0028】請求項9の発明によれば、用紙積載台に積載された用紙を給紙コロまで搬送する予備搬送手段を給紙コロの表面に接触する位置に配置すると共に、予め設定した給紙動作に連動して接触と接触解除を交互に繰り返すように配置して給紙コロの表面に付着した紙粉等の付着物を擦り落して除去するようにしたので、新たな高性能の装置や部品を追加することなくコスト高にもなることなく給紙コロに付着した紙粉等が除去される耐久性が維持され向上した給紙装置を提供することが出来るようになった。請求項10の発明によれば、用紙積載台に積載された用紙を給紙コロまで搬送する予備搬送手段を給紙コロの表面に接触する位置に配置して給紙コロの表面に付着した紙粉等の付着物を擦り落して除去するようにすると共に、予備搬送手段を給紙コロに接触させて用紙の搬送方向に回転駆動した後に搬送方向と逆方向に逆回転するようにしたので、新たな高性能の装置や部品を追加することなくコスト高にもなることなく給紙コロに付着した紙粉等が確実に除去される給紙装置を提供することが出来るようになった。




 

 


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