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発明の名称 原稿送り装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平10−72127
公開日 平成10年(1998)3月17日
出願番号 特願平9−138026
出願日 平成9年(1997)5月28日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】有我 軍一郎
発明者 佐伯 司郎
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】原稿をセットされる原稿載置台と、セットされた原稿の下面に当接回転し該原稿を給紙方向下流へ送り出す呼出ローラと、を備えた原稿送り装置において、原稿載置台の原稿の給紙方向下流側に呼出ローラの周面が露出するように切り欠かれた切欠部を設けられ、該切欠部近傍の原稿の給紙方向上流側より原稿載置台上面の延長面から徐々に呼出ローラの頂面方向に離隔するガイド面を形成したことを特徴とする原稿送り装置。
【請求項2】前記ガイド面の原稿載置台上面からの高さを、呼出ローラの頂面近傍で該呼出ローラの露出高さに対して略同等未満となるように形成したことを特徴とする請求項1記載の原稿送り装置。
【請求項3】原稿をセットされる原稿載置台と、セットされた原稿の下面に当接回転し該原稿を給紙方向下流へ送り出す呼出ローラと、を備えた原稿送り装置において、原稿載置台の原稿の給紙方向下流側に、呼出ローラの周面が露出するように切り欠かれた切欠部を設けられた上下方向に移動するガイド板を配設し、該ガイド板は、原稿の給紙時には下方に位置して切欠部から呼出ローラを露出させる一方、待機時には上方に位置して原稿の給紙方向上流側の上面が原稿載置台上面の延長面と滑らかに連続するとともに切欠部近傍の上面が呼出ローラの頂面付近以上を覆うことを特徴とする原稿送り装置。
【請求項4】前記ガイド板は、原稿載置台上の全ての原稿が給紙されるまで切欠部から呼出ローラを露出させる下方に位置することを特徴とする請求項3記載の原稿送り装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿載置台上にセットされた原稿を呼出ローラが給紙方向下流へ送り出す原稿送り装置に関し、詳しくは、無理な負荷を与えることなく原稿を呼出ローラ上にセットできるように工夫したものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、原稿を1枚ずつ分離給紙する位置に原稿載置台上にセットされた原稿束を送り出す原稿送り装置が知られており、この装置は原稿分離給紙装置と共に原稿自動搬送装置に搭載され、複写機やファクシミリ装置などに多用されている。
【0003】この種の原稿送り装置としては、例えば、図13に示すようなものがある。この原稿送り装置1は、原稿テーブル(原稿載置台)2上にセットされた原稿束Pを呼出ローラ3a、3bが最下の原稿Pの下面に当接して給紙方向に回転し原稿分離給紙装置6に受け渡すようになっており、このとき、最上の原稿Pの上面には加圧ローラ4が上方から呼出ローラ3a方向に圧接し確実に原稿束Pを送り出すことができるようになっている。この呼出ローラ3a、3bは、加圧ローラ4により原稿Pを圧接される周面を一般的にはゴム製にして、その原稿Pに給紙するための搬送力を与えている。
【0004】また、原稿送り装置1は、待機時や原稿Pの送り出し後には呼出ローラ3b方向に降下して原稿Pの給紙方向下流側への移送を制限する一方、原稿Pの給紙動作開始時には上昇してその制限を解除するストッパ爪5(仕切り板)を備えている。このため、原稿Pはストッパ爪5に当接させてセットするが、そのストッパ爪5は加圧ローラ4と共に装置カバー内に内装されるとともに、呼出ローラ3a、3bは加圧ローラ4およびストッパ爪5の下方を覆う上ガイド板9に対面しているので、この上ガイド板9と呼出ローラ3a、3bとの間に差し込んでセットすることになる。なお、呼出ローラ3a、3bの回転は、装置本体の処理可能な最短の長さの原稿P後端が通過した後には駆動を停止して次の原稿Pを擦ってしまわないように駆動のタイミングを制御される。また、原稿分離給紙装置6は給紙方向に回転する分離ローラ7に分離ベルト8が摺接して移送されてきた原稿束Pの最下の原稿Pから1枚づつ分離給紙する。
【0005】なお、図13には、一対の呼出ローラ3a、3bを一例として示しているが、単一の呼出ローラとする原稿送り装置もある。このような原稿送り装置は、例えば、特開平6−227694号公報に記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このような従来の原稿送り装置にあっては、原稿テーブル2上の原稿束Pに呼出ローラ3a、3bが確実に当接回転して送り出すために、その呼出ローラ3a、3bの周面は原稿テーブル2の上面から露出する。このため、原稿Pを差し込んで原稿テーブル2上にセットする際に、原稿Pの先端が呼出ローラ3a、3bの周面に突き当たって、特に薄紙の原稿Pでは先端が座屈し易く、折れ曲がりやシワ発生の要因となっていた。また、呼出ローラ3a、3bに突き当たる負荷によって、原稿Pの先端をストップ爪5に確実に当接させた状態でセットすることができずに、例えば当接したと錯覚して、給紙する原稿Pの不送りや重送の要因にもなっていた。
【0007】この不具合を解消するため、突き当たった原稿Pにより従動回転するようにクラッチを内蔵する呼出ローラを用いたり、図14に示すように、周面の一部を切り欠いて半月形状にした呼出ローラ3c、3dを用いて原稿Pのセット時にはその周面が原稿載置台2上から露出しないように工夫した原稿送り装置が提案されている。
【0008】しかし、枚数の少ない原稿Pや薄紙のような原稿Pでは、腰が弱く、クラッチを内蔵させたとしても呼出ローラをスムーズに従動回転させることができない。また、原稿Pを送り出した後に呼出ローラ3c、3dの切欠を上方に位置させるためには、1回転のみ回転させるクラッチやその回転量を検知する手段が必要で制御も複雑になり、コスト高になってしまうという問題があった。なお、この問題は、原稿を差し込んでセットする原稿送り装置に限らず、原稿載置台の上面に案内・支持させつつ先端を下流側に送ってセットする場合に、問題となる。
【0009】そこで、本発明は、原稿が呼出ローラを滑らかに超えられるようにすることにより、差し込まれた原稿に負荷を与えることなく原稿載置台上にセットできるようにして、簡易かつ安価な構成により原稿のセット時の信頼性を向上させることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請求項1記載の発明は、原稿をセットされる原稿載置台と、セットされた原稿の下面に当接回転し該原稿を給紙方向下流へ送り出す呼出ローラと、を備えた原稿送り装置において、原稿載置台の原稿の給紙方向下流側に呼出ローラの周面が露出するように切り欠かれた切欠部を設けられ、該切欠部近傍の原稿の給紙方向上流側より原稿載置台上面の延長面から徐々に呼出ローラの頂面方向に離隔するガイド面を形成したことを特徴とするものであり、請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に加え、前記ガイド面の原稿載置台上面からの高さを、呼出ローラの頂面近傍で該呼出ローラの露出高さに対して略同等未満となるように形成したことを特徴とするものである。
【0011】この請求項1、2記載の発明では、原稿載置台上に、例えば差し込まれることによりセットされる原稿は、その上面に案内・支持されつつ先端を下流側に送られるが、切欠部の給紙方向上流側より原稿載置台上面から徐々に呼出ローラの頂面方向に離隔するようにガイド面により案内され、呼出ローラに接触する前にその頂面に近接される。したがって、原稿が呼出ローラの周面に原稿載置台上面の延長面と交叉する位置で突き当たって負荷となってしまうことがなく、呼出ローラの周面には頂面近傍から滑らかに接触し、その頂面を給紙方向下流側に超えられる。このため、ガイド面は呼出ローラの頂面近傍で原稿載置台上面からの露出高さに対して略同等未満となるように形成すればよく、このように構成することによって、呼出ローラの原稿との当接を確保しつつ、本発明による作用を得ることができる。
【0012】また、請求項3記載の発明は、原稿をセットされる原稿載置台と、セットされた原稿の下面に当接回転し該原稿を給紙方向下流へ送り出す呼出ローラと、を備えた原稿送り装置において、原稿載置台の原稿の給紙方向下流側に、呼出ローラの周面が露出するように切り欠かれた切欠部を設けられた上下方向に移動するガイド板を配設し、該ガイド板は、原稿の給紙時には下方に位置して切欠部から呼出ローラを露出させる一方、待機時には上方に位置して原稿の給紙方向上流側の上面が原稿載置台上面の延長面と滑らかに連続するとともに切欠部近傍の上面が呼出ローラの頂面付近以上を覆うことを特徴とするものであり。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明の構成に加え、前記ガイド板は、原稿載置台上の全ての原稿が給紙されるまで切欠部から呼出ローラを露出させる下方に位置することを特徴とするものである。この請求項3、4記載の発明では、待機時に原稿載置台上に、例えば差し込まれることによりセットされる原稿は、その上面に案内・支持されつつ先端を下流側に送られるが、給紙方向下流側で上方に位置するガイド板上面により原稿載置台上面から滑らかに案内され切欠部近傍では呼出ローラの頂面を覆うように案内される。そして、給紙時にはガイド板が下方に位置して呼出ローラが切欠部から露出され、その上面に支持される原稿下面に当接される。したがって、原稿が呼出ローラの周面に原稿載置台上面(ガイド板以外)の延長面と交叉する位置で突き当たって負荷となってしまうことがなく、呼出ローラの頂面を給紙方向下流側に超えられる。この後に、ガイド板は降下するだけで呼出ローラを露出させ原稿との当接を確保することができる。また、この呼出ローラは原稿載置台上の原稿の給紙が終了するまでガイド板が下方に位置して露出されることにより、給紙方向下流側の例えば、原稿分離給紙装置と協働して原稿を給紙することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づいて説明する。図1〜図10は本発明に係る原稿送り装置の第1実施形態を搭載した原稿自動搬送装置の一例を示す図であり、本実施形態は請求項1、2に記載の発明に対応する。
【0015】図1において、10は複写機やファクシミリ装置などのコンタクトガラス11上に接離可能に搭載された原稿自動搬送装置であり、原稿自動搬送装置10は、原稿テーブル(原稿載置台)12上に画像面を上面として載置(セット)された原稿束Pを給紙方向下流へと送り出した後にその原稿束Pから1枚づつ原稿Pを分離するとともに反転しコンタクトガラス11上に給紙する給紙部(原稿送り装置および原稿分離給紙装置)13と、給紙されてきた原稿Pをコンタクトガラス11上の読取位置に搬送して停止し図示していない本体側の画像読取部がコンタクトガラス11を介して原稿画像を読み取った後にその原稿Pを読取位置から搬出する搬送部(原稿搬送装置)14と、コンタクトガラス11上から搬出されてきた原稿Pを反転し排紙テーブル15上に排紙するとともに原稿Pの両面から画像を読み取る際には切換爪16により通紙経路を切り換えて原稿Pを反転しコンタクトガラス11上に再搬入(給紙)する排紙部(原稿排出装置)17と、装置本体の処理に同期するように上記各部13、14、17を統括制御する図示していない制御部と、を備えている。なお、図1中、18は原稿テーブル12上に原稿Pをセットする際にその側辺の位置を規制する原稿Pの幅方向に移動可能なサイドガイドである。
【0016】給紙部13が構成する原稿送り装置は、図2に示すように、原稿テーブル12方向に垂下された原稿仕切り板21の仕切り部21aに原稿Pを当接させて原稿テーブル12上にセットするようになっており、この原稿仕切り板21は待機時や給紙動作時には仕切り部21aが原稿テーブル12方向に降下して給紙前の原稿の送り出しを制限し待機させることができる。この原稿テーブル12上への原稿Pのセットは、セット検知レバー22が原稿Pにより回動されたことをセンサS1が検出することによって検知する。そして、原稿Pがセットされた状態でスタートキーが押下されると、図3に示すように、給紙ソレノイド23がオンすることにより原稿加圧ローラ24が支持軸25を介して回動され原稿Pの給紙方向上流側の呼出ローラ26aを原稿Pを介してスプリングの弾性力により加圧するとともに原稿仕切り板21の仕切り部21aが原稿テーブル12から離隔する方向に上昇し原稿の送り出しの制限を解除する。この後に(略200msec後に)、呼出ローラ26a、26bは、図4に示すように、給紙モータ27(図7に示している)が駆動回転するとともにその駆動力の伝達を接断する分離MC(電磁クラッチ)28がオンすることにより、後述の原稿分離給紙装置を構成する分離コロ(ローラ)29と協働して給紙方向に回転駆動し1枚づつ分離給紙する原稿Pを給紙方向に送り出す。なお、原稿加圧ローラ24の加圧力は、ローラ内部のスプリングによって決められている。
【0017】この給紙部13は、図5〜図7に示すように、呼出ローラ26a、26bが原稿テーブル12の先端部12aを切り欠かれ開口する切欠部112から周面を露出し原稿テーブル12上にセットされた原稿Pの下面に当接回転してその原稿Pを給紙方向に送り出すが、呼出ローラ26a、26bの上方は原稿仕切り板21および加圧ローラ24を装置カバーと共に上ガイド板201により内装するために覆われているので、原稿Pは呼出ローラ26a、26b上に差し込んでセットすることになり、このとき原稿Pは原稿テーブル12、特に先端部12aの上面により支持・案内されることになる。この原稿テーブル12の先端部12aには、切欠部112の給紙方向に対して上流側および両側方側を囲む案内リブ113が立設されており、この案内リブ113は上流側より先端部12aの上面(原稿テーブル12の延長面)から滑らかに連続して呼出ローラ26a、26bの最上の周面(頂面)方向に徐々に離隔しその頂面の高さ(露出高さ)と略同等未満の図6に示す程度の高さとなるガイド面113aを形成されている。したがって、原稿テーブル12の上面により案内される原稿Pは、先端部12aに設けられた案内リブ113のガイド面113aにより案内され、呼出ローラ26a、26bに突き当たることなくその頂面付近から滑らかに接触し給紙方向下流側へと超えさせて仕切り板21aの仕切り部21aに当接させることができる。この後に、図7に示すように、原稿仕切り板21の仕切り部21aが上昇し原稿の送り出しの制限を解除して給紙動作を行なう際には、案内リブ113のガイド面113aは呼出ローラ26aの頂面未満の高さに形成されているので、原稿加圧ローラ24により加圧される原稿Pの呼出ローラ26aへの当接を妨げることもない。なお、この案内リブ113のガイド面113aの高さは、本実施形態では図6に示すように、呼出ローラ26a、26bの頂面より0<X≦0.5mm程度低くなるように形成しているが、これに限らず、処理する原稿Pの腰の強さに応じて0.5mm以上低く設定してもよいことはいうまでもない。なお、図5では、呼出ローラ26b側の図示は省略している。
【0018】また、給紙部13が構成する原稿分離給紙装置は、図8(a)に示すように、分離コロ29に駆動ローラ対30に巻き掛けられたエンドレスベルトからなる分離ベルト31が原稿Pの給紙側の周面に圧接し原稿Pを分離するようになっており、分離コロ29および分離ベルト31は原稿Pとの間の摩擦力(原稿P間<原稿Pおよび分離ベルト31間<原稿Pおよび分離コロ29間)の差を利用して分離コロ29に接する最下の原稿Pを給紙方向に給紙するとともに分離ベルト31が他の給紙を制限することにより原稿テーブル12上の原稿束Pから原稿Pを1枚づつ分離しプルアウトローラ対32に受渡して搬送部14へと給紙する。このとき、給紙部13は、原稿Pを確実に分離するため、給紙モータ27を低速回転するとともに原稿Pの先端を図8(b)に示すレジストセンサS2が検知したときに分離MC28がオフして呼出ローラ26a、26bおよび分離コロ29への駆動力の伝達を切断した後に給紙モータ27を高速回転させプルアウトローラ対32のみにより原稿Pを搬送部14へと給紙する。なお、このときに分離コロ29は原稿Pに連れ回りする。そして、給紙部13は、分離給紙した原稿Pが搬送部14により原稿Pの読取位置への搬送された後に次の原稿Pも同様に給紙モータ27の低速回転により分離給紙しレジストセンサS2がその先端を検知する位置まで送って停止させておき、先の原稿Pの処理(読取)が終了した後の本体からの給紙信号により給紙モータ27が高速回転する。このため、原稿Pは2枚目以降も確実に分離給紙されるとともに高速回転するプルアウトローラ対32により続けて搬送部14へと給紙されコンタクトガラス11上の原稿Pを短時間で入れ替えることができる。なお、原稿Pの分離給紙能力が汚れにより低下することを防止するために、分離コロ29の周面はローレット状に形成されており、また分離ベルト31の表面(周面)には適度な深さを有するシボが形成(シボ加工)されている。
【0019】この給紙部13は、図8(b)に示すように、駆動ローラ対30が駆動し分離ベルト31を回動させるようになっており、給紙動作のスタート時には、駆動ローラ対30を駆動させる専用のステッピングモータなどの分離モータを電気的にはオン状態で停止させて分離ベルト31により原稿Pを分離し原稿Pの先端がレジストセンサS2に検知されたときに瞬間的にその分離モータを駆動させ分離ベルト31を給紙方向と逆方向に回動(逆転)させる。このとき、分離ベルト31は分離コロ29との圧接位置がずれるので最下の原稿P以外がニップ部へ侵入することをなくして原稿Pの重送を防止することができ、また原稿Pを分離ベルト31の周面の同じ位置が原稿Pに摺接することをなくして原稿Pが汚れることを防止することができる。なお、分離ベルト31の駆動は、図示は省略するが、駆動ローラ30の一方と同軸に設けられ回転する遮光板によりオン/オフするセンサの検出信号により回転状態や回転異常を検知する。
【0020】そして、給紙部13は、呼出ローラ26a、26bが原稿仕切り板21の仕切り部21aよりも給紙方向に送り出した原稿テーブル12上の原稿Pすべてを分離給紙した後には、セット検知レバー22と同様に原稿Pにより回動されていた下流側のジョブ検知レバー35が原稿Pの通紙経路を遮るように落込み、そのジョブ検知レバー35をセンサS4が検出して原稿Pの分離給紙終了を検知する。
【0021】次に、搬送部14が構成する原稿搬送装置は、図9に示すように、搬送モータ41の駆動力を伝達される駆動ローラ42と従動回転する従動ローラ43とに巻き掛けられた搬送ベルト44がローラ42、43間に配設され従動回転する5本のベルト加圧コロ45によりコンタクトガラス11上に圧接されており、搬送モータ41が装置本体からの給紙信号や排紙信号などで駆動することによって搬送ベルト44が給紙部13(または排紙部17)から給紙されてきた原稿Pをコンタクトガラス11に圧接させつつ搬送して読取位置に停止させた後に搬出する。
【0022】また、排紙部17が構成する原稿排出装置は、図10に示すように、排紙モータ51の駆動力を反転ローラ52と排紙ローラ対53の一方に伝達するようになっており、装置本体からの給紙信号や排紙信号などによって搬送モータ41とともに排紙モータ51が高速回転し反転ローラ52に圧接する従動コロ54との間で原稿Pを挟持しつつ切換爪16により切り換えられた通紙経路を通して反転し排紙方向または搬送部14方向に送って、排紙方向に送った原稿Pは排紙ローラ対53が排紙テーブル15上に排紙する一方、搬送部14に送った原稿Pはコンタクトガラス11上の読取位置に再搬送される。なお、この排紙部17は、原稿Pの通過をセンサS5が検知した後に排紙モータ51のエンコーダによるパルスカウントが所定値に達した後に停止するようになっており、原稿Pの排紙テーブル15上でのスタック性をよくするため原稿Pのサイズを検知(読込)しその後端から50mm位の位置から排紙モータ51を低速回転させている。
【0023】このように本実施形態においては、呼出ローラ26a、26bを露出させる切欠部112の周囲に、原稿テーブル12先端部12aの上流側よりその上面から滑らかに連続し呼出ローラ26a、26bの頂面に徐々に近接するガイド面113aを有する案内リブ113を立設しているので、差し込むようにセットする原稿Pを給紙方向上流側から呼出ローラ26a、26bの頂面に徐々に近接させてから滑らかに接触させ超えさせることができ、切欠を形成したり回転量を制御することのない呼出ローラ26a、26bであっても、原稿Pが呼出ローラ26a、26bの先端部12a上面と交叉する付近の周面に突き当たってシワなどになってしまうことがなく、仕切り板21の仕切り部21aに当接させて確実にセットすることができる。したがって、切欠部112の周囲に案内リブ113を立設するだけで、切欠を形成したり回転量を制御することのない呼出ローラ26a、26bを問題なく使用することができる。
【0024】なお、本実施形態では、案内リブ113は、切欠部112の給紙方向に対して上流側および両側方側を囲むように形成しているが、これに限らず、両側方側のみとしてもよい。また、案内リブ113を切欠部112の間の側方に延長し、原稿テーブル12先端部12aの上面自体によりガイド面113aを構成させてもよい。次に、図11および図12は本発明に係る原稿送り装置の第2実施形態を搭載した原稿自動搬送装置の一例を示す図であり、本実施形態は請求項3、4に記載の発明に対応する。なお、本実施形態は、上述実施形態と略同様に構成されているので、同様な構成には同一の符号を付してその説明を省略する。
【0025】両図において、原稿テーブル12は、先端部12aを給紙方向の上流側と下流側とに2分割されており、その先端部12aの給紙方向上流側として呼出ローラ26aより上流側を回動支点212aに上下方向に回動可能な下ガイド板212が配設されている。下ガイド板212は、原稿テーブル12の延長面より下方に回動支点212aを配設されており、この回動支点212aに固定された回動レバー213を介してソレノイド214に連結されて回動(移動)される。なお、呼出ローラ26a、26bは、下ガイド板212の給紙方向の中間部と該下ガイド板212先端側および原稿テーブル12先端部12aの間とに切欠部112が設けられて、その周面を上面から露出することができる。なお、本実施形態では、下ガイド板212は上昇する方向に不図示のスプリングなどにより付勢されてソレノイド214のOFF時には上方に位置する一方、ソレノイド214のON時に降下されて下方に位置する構成としており、このソレノイド214は原稿テーブル12上の給紙する原稿Pの有無により回動されるジョブ検知レバー35をセンサ4が検出してON/OFFされる。また、下ガイド板212の回動は、これに限らず駆動モータなどにより正逆方向に回動させてもよい。
【0026】この下ガイド板212は、その上面を屈曲させて、図12に示すように降下されたときにはその下流側が原稿テーブル12(下ガイド板212以外)の延長面と略一致する一方、図11に示すように上昇されたときには原稿テーブル12の延長面と給紙方向上流側から滑らかに連続するとともに下流側では呼出ローラ26a、26bの頂面を覆うように形成されており、待機時には上昇した位置に保持され、給紙時には原稿テーブル12上の原稿Pの給紙が終了するまで降下した位置に保持される。したがって、待機時には原稿テーブル12の上面により案内される原稿Pは、下ガイド板212の上面により案内され、呼出ローラ26a、26bに突き当たることなくその頂面を超えて仕切り板21aの仕切り部21aに当接させることができる。この後の給紙時には、原稿仕切り板21の仕切り部21aが上昇し原稿の送り出しの制限を解除して給紙動作を開始するとともに、下ガイド板212は降下して呼出ローラ26a、26bの周面を露出させ、原稿加圧ローラ24により加圧される原稿Pの下面に呼出ローラ26a、26bが当接回転してその原稿Pが給紙方向に送り出される。この後に、分離コロ29および分離ベルト31により分離給紙される原稿Pは、加圧ローラ24が上昇したときには原稿束Pの自重による摩擦抵抗力に応じた搬送力が呼出ローラ26a、26bから付与される。
【0027】このように本実施形態においては、上述第1実施形態の案内リブ113に代わり、待機時には下ガイド板212が上昇して呼出ローラ26a、26bの頂面を覆うので、差し込むようにセットする原稿Pを給紙方向上流側から呼出ローラ26a、26bの頂面を滑らかに超えさせることができ、上述第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。また、給紙時には、下ガイド板212は降下して呼出ローラ26a、26bの周面を切欠部112から露出させるので、原稿Pを確実に給紙することができる。また、下ガイド板212は原稿テーブル12上の原稿Pの給紙が終了するまで降下しているので、呼出ローラ26a、26bは分離コロ29と協働するように原稿Pの給紙を補助することができる。したがって、切欠部112を設けた下ガイド板212を回動させるだけで、切欠を形成したり回転量を制御することのない呼出ローラ26a、26bを問題なく使用することができる。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、呼出ローラが露出する位置より給紙方向上流側から原稿を呼出ローラの頂面に徐々に近接させるので、原稿載置台の上面により案内される原稿を呼出ローラの頂面を滑らかに超えさせセットすることができ、待機時に原稿載置台上面の延長面から呼出ローラの周面が露出する構成としたとしても、原稿がシワなどになる負荷を与えることなく、原稿を確実にセットすることができ、セット後には原稿を確実に給紙することができる。したがって、簡易かつ安価な構成により原稿のセット時の信頼性を向上させることができる。




 

 


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