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発明の名称 画像記録装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平10−17193
公開日 平成10年(1998)1月20日
出願番号 特願平8−167094
出願日 平成8年(1996)6月27日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】有我 軍一郎
発明者 藤田 明宏
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】記録紙がロール状に巻かれた記録紙ロールから該記録紙を引き出して搬送する搬送手段と、引き出された記録紙を任意の長さにカットするカッタ部と、搬送されてきた記録紙に画像を記録する画像記録部とを備えた画像記録装置において、記録紙ロールから引き出した記録紙を画像記録部に送ることなく通紙する通紙経路と、該通紙経路からの記録紙を画像記録部へ案内する案内経路と、を有し、前記搬送手段を、通紙経路に記録紙を通紙してカッタ部によりカットさせた後に、該記録紙を案内経路に後端から送って画像記録部に搬送するように構成したことを特徴とする画像記録装置。
【請求項2】前記搬送手段として、記録紙ロールから記録紙を引き出し搬送する引出手段と、引き出された記録紙を通紙経路に通紙するとともにカッタ部によりカットされた記録紙を引き戻すように移送して案内経路を介して画像記録部に搬送する移送手段と、引き出された記録紙の搬送経路を通紙経路にするとともに該通紙経路から引き戻される記録紙の搬送経路を案内経路に切り換える切換え手段と、同一の駆動力を引出手段および移送手段に伝達するとともに該引出手段への駆動力の伝達を切断可能な伝達手段と、を設けたことを特徴とする請求項1記載の画像記録装置。
【請求項3】前記通紙経路に記録紙を手差し可能に構成したことを特徴とする請求項1または2に記載の画像記録装置。
【請求項4】装置外の下方からの記録紙を案内経路に供給する供給経路を設けたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の画像記録装置。
【請求項5】記録紙ロールから引き出した記録紙を案内経路に送ることなく装置外へ排出する排出経路を設け、前記搬送手段を、予め決められたタイミングあるいは任意のタイミングでカッタ部によりカットさせた記録紙を排出経路に送って排出するように構成したことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の画像記録装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録紙を記録紙ロールから引き出し該記録紙に画像を記録する画像記録装置に関し、詳しくは、簡易な構成により記録紙の搬送を停止させる必要のない画像記録を実現したものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、受け取った画データを搬送する記録紙に記録して画像を形成する画像記録装置が知られており、例えば、ファクシミリ装置、複写機、プリンタ等に搭載されている。この種の画像記録装置としては、大きさの異なる画像を適当な大きさの記録紙に記録することが要求されるため、ロール状に巻かれた記録紙を引き出して画像記録部に搬送しその記録紙に画像を記録するものがあり、その記録紙は画像の大きさに応じた所定長さにカッタ部によりカットする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このような従来の画像記録装置にあっては、画像記録部へ搬送する記録紙の搬送経路を無駄に長くすることは装置が大型となるため、搬送経路は短くしてその搬送経路よりも長くなる位置で記録紙をカットするのが一般的である。このため、記録紙は画像記録の途中でカットすることになり、カットする際には記録紙の搬送を一時停止する必要があるため、記録動作も中断する。このように記録紙の搬送および記録動作を一時停止すると、そのままの状態で記録紙の搬送および記録動作を再開したとしても画像の連続性が低下し画質が劣化するという不具合がある。
【0004】この不具合を解消するため、記録紙ロールから引き出す記録紙の搬送速度よりも画像記録部へ搬送する記録紙の搬送速度を遅くするなどして、画像記録部およびカッタ部の間で記録紙を撓ませループ状にするループ形成機構を構築し、画像記録部への記録紙の搬送は継続したままカッタ部に位置する記録紙の搬送を停止してその間のループが解消する前に記録紙をカットするように工夫することが行なわれている。
【0005】しかし、このループ形成機構は、記録紙の撓みを許容するスペースを形成するために搬送経路の一部のガイド面部材をソレノイドにより開閉するように構成するとともに、記録紙の搬送手段として、記録紙ロールから引き出された記録紙をカッタ部より下流側で受け取る第1ローラと、記録紙を第1ローラとの間で撓ませるための第2ローラと、第2ローラから記録紙を受け取って画像記録部へ記録動作に同期して搬送する第3ローラと、これらローラ毎に駆動速度や駆動タイミングに応じて配設される複数の駆動源と、が必要でコスト高となるとともに、これらを配設するためのスペースも必要で充分な小型化を図ることができないという問題があった。
【0006】そこで、本発明は、カッタ部および画像記録部の間の搬送経路を無駄に長くすることなく記録紙のカットおよび画像記録を別個に行ない得るようにして、ループ形成機構では達成し得なかった小型化および低コスト化を図ることを目的とする。また、併せて、画像記録装置の利用性および信頼性の向上を図ることも目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請求項1記載の発明は、記録紙がロール状に巻かれた記録紙ロールから該記録紙を引き出して搬送する搬送手段と、引き出された記録紙を任意の長さにカットするカッタ部と、搬送されてきた記録紙に画像を記録する画像記録部とを備えた画像記録装置において、記録紙ロールから引き出した記録紙を画像記録部に送ることなく通紙する通紙経路と、該通紙経路からの記録紙を画像記録部へ案内する案内経路と、を有し、前記搬送手段を、通紙経路に記録紙を通紙してカッタ部によりカットさせた後に、該記録紙を案内経路に後端から送って画像記録部に搬送するように構成したことを特徴とするものである。
【0008】この請求項1記載の発明では、記録紙ロールから引き出された記録紙は、通紙経路に通紙されカッタ部によりカットされた後に、後端から案内経路を介して画像記録部に搬送される。すなわち、通紙経路に通紙したカットした記録紙は、所謂、スイッチバックされることにより後端から案内経路に送られ画像記録部へ搬送される。したがって、この一連の動作を搬送手段を構成する1つの搬送部材(例えば、搬送ローラ)により行ない、記録紙のカットおよび画像記録を別個に行なうことができる。さらに、画像記録部への案内経路は必要以上に長くする必要がなく、通紙経路は上記搬送部材より下流側となり、例えば記録紙の一部を装置外へ送り出す経路とすることにより、これら経路に必要なスペースを小さくすることができる。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に加え、前記搬送手段として、記録紙ロールから記録紙を引き出し搬送する引出手段と、引き出された記録紙を通紙経路に通紙するとともにカッタ部によりカットされた記録紙を引き戻すように移送して案内経路を介して画像記録部に搬送する移送手段と、引き出された記録紙の搬送経路を通紙経路にするとともに該通紙経路から引き戻される記録紙の搬送経路を案内経路に切り換える切換え手段と、同一の駆動力を引出手段および移送手段に伝達するとともに該引出手段への駆動力の伝達を切断可能な伝達手段と、を設けたことを特徴とするものである。
【0010】この請求項2記載の発明では、記録紙は引出手段により記録紙ロールから引き出され、搬送経路が切換え手段により通紙経路から案内経路に切り換えられて、移送手段により通紙経路から引き戻され(スイッチバックされ)案内経路に送られ画像記録部へ搬送されるが、引出手段および移送手段には伝達手段により同一の駆動力が伝達され、記録紙のカット後には引出手段への駆動力の伝達が切断され記録紙が搬送される。したがって、駆動源を共通使用して移送手段および引出手段を駆動させることができる。また、記録紙はスイッチバックして逆方向に搬送するので、記録紙自体により切換え部材などの切換え手段を移動させ搬送経路を通紙経路から案内経路に切り換えさせることもできる。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項1または2に記載の発明の構成に加え、前記通紙経路に記録紙を手差し可能に構成したことを特徴とするものである。この請求項3記載の発明では、前記通紙経路が記録紙を手差し可能に、例えば通紙経路を記録紙の一部を装置外へ送り出す経路に構成し、この通紙経路に外部からそのまま手差しして案内経路を介して画像記録部へ搬送させることができる。したがって、記録紙ロールを使用する装置でも特別な機構を構築することなく通紙経路から手差しして画像記録を行なうことができる。
【0012】請求項4記載の発明は、請求項1〜3の何れかに記載の発明の構成に加え、装置外の下方からの記録紙を案内経路に供給する供給経路を設けたことを特徴とするものである。この請求項4記載の発明では、装置外の下方からの記録紙を供給経路を介して案内経路に供給することができる。したがって、装置外から供給される記録紙を画像記録部へ搬送することができる。
【0013】請求項5記載の発明は、請求項1〜4の何れかに記載の発明の構成に加え、記録紙ロールから引き出した記録紙を案内経路に送ることなく装置外へ排出する排出経路を設け、前記搬送手段を、予め決められたタイミングあるいは任意のタイミングでカッタ部によりカットさせた記録紙を排出経路に送って排出するように構成したことを特徴とするものである。
【0014】この請求項5記載の発明では、記録紙ロールから引き出した記録紙を排出経路を介して案内経路に送ることなく装置外へ排出することができる。したがって、例えば、記録紙ロールのセットや調整を行なうことにより記録紙の先端位置が正確でなくなったとき、また先の記録から時間が経過して画像記録に使用したくないときなどように、不要な先端側の記録紙を記録紙の搬送部の開閉信号やオペレータによる指示信号などによって案内経路を介さずに装置外へ排出することができる。
【0015】ここで、本発明は、記録紙ロールにロール状に捲かれることによるカールを矯正するカール矯正機構の有無に拘らず適用することができることはいうまでもない。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づいて説明する。図1〜図6は本発明に係る画像記録装置の一実施形態を示す図である。まず、構成を説明する。図1において、画像記録装置は、搬送されてきた記録紙Pに画像を記録する画像記録部11と、普通紙などの記録紙Pをロール状に巻かれた記録紙ロールRからその記録紙Pを引き出すとともに所定長さにカットして画像記録部11に搬送する記録紙搬送部12とから構成されている。画像記録部11は公知の電子写真記録方式により記録紙Pに画像を記録するものであり、詳細には説明しないが、本実施形態では回転駆動させつつ帯電させた感光体ベルト13上に入力された画データに基づいて光書き込みすることにより静電潜像を形成した後にトナーを付着させてトナー現像し、そのトナー像を記録紙搬送部12から搬送されてきた記録紙Pに転写し定着させ装置外に排紙するようになっている。なお、この画像記録部11は、独自の搬送手段を備えており、記録紙搬送部12から受け取った記録紙Pをトナー像を転写する記録位置およびそのトナー像を定着させる定着位置を介して装置外に排紙する。
【0017】記録紙搬送部12は、装置本体下部に出し入れ自在に取り付けられているカセットベース14内に構築されており、記録紙ロールRを回転自在に収容するホルダ部15と、加圧コロ16との間で記録紙Pを挟持して記録紙ロールRから引き出し搬送するピックアップローラ17と、加圧コロ18との間で送られてきた記録紙Pを挟持して搬送する搬送ローラ19と、ピックアップローラ17の記録紙Pの搬送方向上流側に介装され記録紙ロールRに巻かれることにより巻き癖(カール)のついた記録紙Pを捲き掛けられ反転させることによってそのカールを矯正するデカール部材21と、ピックアップローラ17と搬送ローラ19との間に介装され搬送する記録紙Pが所定の長さとなったときなどの切断命令に応じてその記録紙Pをカッタ部材によりカットするカッタ部22と、から構成されている。
【0018】ピックアップローラ17および搬送ローラ19は、モータ23を共通使用してその駆動力を伝達し駆動させるようになっており、それぞれの一端側に設けられたプーリ17a、19aおよび回転軸(プーリ)23aに伝達ベルト24を巻き掛けられて駆動力を伝達され駆動する。ピックアップローラ17は、電磁クラッチ25を介してプーリ17aを設けられており、ピックアップローラ17にはその電磁クラッチ25をON/OFFすることにより伝達ベルト24を介するモータ23の駆動力を伝達したり、その伝達を切断できるようになっている。
【0019】この記録紙搬送部12は、記録紙ロールRから引き出した記録紙Pの搬送経路として、ピックアップローラ17が下流へと搬送する記録紙Pを搬送ローラ19が受け取ってそのまま搬送し装置外側面に固設された記録紙トレイ26上に通紙(搬送)する通紙経路Aと、搬送ローラ19が通紙経路Aに通紙した記録紙Pを引き戻すように搬送(移送)する際にその記録紙Pを画像記録部11による記録位置へ案内する案内経路Bと、を備えており、これら通紙経路Aから案内経路Bへの記録紙Pの搬送はガイド板27により切換えるようになっている。
【0020】ガイド板27は、一端側を回動自在に支持され自重により反時計廻りに回動したときにピックアップローラ17側の突当部14aに他端側を突き当ててそれ以上の回動を制限されるようになっており、このガイド板27は、ピックアップローラ17により図1中左方向へ搬送される記録紙Pによっては時計廻りに回動されその記録紙Pの通紙経路Aへの通紙を許容する一方、搬送ローラ19により図1中右方向へ搬送される記録紙Pは突当部14aによりそれ以上の回動を制限されることによりピックアップローラ17側への搬送を規制してその一面側で上方へ案内しその後端から案内経路Bへ案内するようになっている。なお、突当部14aは、突き当たるガイド板27が搬送ローラ17により図1中右方向へ搬送される記録紙Pを滑らかに上方へ案内することができる角度で傾斜させるように設定されている。
【0021】そして、記録紙搬送部12は、電磁クラッチ25をONしてピックアップローラ17および搬送ローラ19を回転駆動させることにより記録紙ロールRから記録紙Pを引き出し通紙経路Aに送って記録紙トレイ26上に通紙することができ、一方、カッタ部22により記録紙Pをカットした後には電磁クラッチ25をOFFして搬送ローラ19のみを正逆駆動させることにより記録紙Pを案内経路Bへ搬送可能な位置まで送って、この後にその記録紙Pを引き戻すように搬送することによりガイド板27により案内経路B内へ案内させ(経路を切換えさせ)画像記録部11へ搬送することができる。すなわち、搬送手段は、同一のモータ23の駆動力を伝達されるピックアップローラ17が引出手段を構成するとともに搬送ローラ19が移送手段を構成しており、ガイド板27が切換え手段を構成し、伝達ベルト24および電磁クラッチ25が伝達手段を構成している。ここで、記録紙Pの長さは電磁クラッチ25のONした状態でのモータ23の駆動時間を計時することにより調整することができ、カッタ部22による切断を行なう間に電磁クラッチ25をONして搬送する距離が記録紙Pの長さとなる。
【0022】また、記録紙搬送部12は、画像記録部11へ搬送する記録紙Pの搬送経路として、通紙経路Aおよび案内経路Bの他に、外装カバー下部に開口する開口部31から差し込まれた同一または異種の記録紙Pをガイド部材32により案内し装置内に導く供給経路Cを設けられており、この供給経路Cは他端側を突当部14aに突き当てた状態のガイド板27の一面側に下方の開口部31を介して送られてきた記録紙Pを案内経路B内へ案内(供給)することができる。また、通紙経路Aは、装置外側面に固設された記録紙トレイ26上にピックアップローラ17により引き出された記録紙Pを通紙可能に形成されていることから、逆にその記録紙トレイ26上に同一または異種の記録紙Pを手差しして搬送ローラ19まで突き当てることができ、搬送ローラ19の記録紙トレイ26側で記録紙Pの先端をセンサ33が検知しオペレータが入力する処理命令により電磁クラッチ25がOFFした状態で搬送ローラ19のみが回転駆動しその手差し記録紙Pを突当部14aに突き当てた状態のガイド板27の一面側に案内させ案内経路B内へ搬送することができる。この通紙経路Aは、ピックアップローラ17により引き出されカッタ部22がカットした記録紙Pをそのまま排出する排出経路をも構成しており、本体からの排出命令を例えば、カセットベース14の開閉時(引出・セット時)やオペレータによる入力により受けて搬送ローラ19が後端を挟持した状態で停止することなく(案内経路B内へ送ることなく)記録紙トレイ26上に記録紙Pを排出する。ここで、センサ33は案内経路Bに送られ画像記録部11に搬送される記録紙Pの後端をも検知するようになっており、このセンサ33は記録紙Pにより回動されるレバーを検出して記録紙Pの先後端を検知するタイプであってもよく、光電式のものでもよい。なお、記録紙トレイ26は通紙経路Aに手差しする際に記録紙Pを案内する程度の大きさで充分であるので、通紙経路Aに送られた記録紙Pは搬送ローラ19に端部を挟持され垂れ下がる。
【0023】ここで、デーカール部材21は、公知のカール矯正機構の一部品であり、図示は省略するが、記録紙Pを記録紙ロールRから引き出し搬送する際には図1に示す位置に保持されピックアップローラ17により引き出される記録紙Pを反転させそのカールを矯正する一方、待機時やカセットベース14を引き出し記録紙ロールRを交換などする際には図5に示す位置に保持あるいは上昇可能にされ、待機時に記録紙Pに待機癖がつくことを防止するとともに交換時には容易にピックアップ17に記録紙Pを挟持させることができるようになっている。なお、図1中、15aはデカール部材21により反転され屈曲される記録紙Pの屈曲角(巻き掛け角度)を記録紙ロールRの径に拘らず安定させるためのホルダ部15の一部を構成するリブである。
【0024】次に、記録紙Pの搬送制御を搬送元毎に図2〜図6を用いて作用とともに説明する。なお、本実施形態では、モータ23の駆動方向を、回転軸23を反時計廻りに回転させるときの方向を正転、回転軸23を時計廻りに回転させるときの方向を逆転という。<ホルダ部15に収容した記録紙ロールRから記録紙Pを搬送>:図2〜図5入力された画データの記録命令を受けたとき、図2に示すように、電磁クラッチ25をONするとともにモータ23を正転してピックアップローラ17および搬送ローラ19を回転駆動(正転)させ、ピックアップローラ17が挟持する記録紙Pを記録紙ロールRから引き出して搬送ローラ19に受渡し搬送する。このとき、記録紙ロールRから引き出された記録紙Pはデーカール部材21によりカールを矯正された後にピックアップローラ17により下流側へと搬送され、この記録紙Pはガイド板27を回動させた後に通紙経路Aに搬送ローラ19により通紙(搬送)される。
【0025】次いで、モータ23の駆動時間(切断動作の間での駆動時間)が画データの大きさ(画データを記録した画像の大きさ)に対応する長さの記録紙Pを搬送する時間に達したとき、モータ23および電磁クラッチ25をOFFして記録紙Pの搬送を停止し、カッタ部22により記録紙Pを切断する。したがって、記録紙Pを記録する画像の大きさに応じた長さにすることができる。
【0026】次いで、電磁クラッチ25をOFFした状態でモータ23をさらに正転して、図3に示すように、カッタ部22により切断された記録紙Pの後端がガイド板27を抜けるまで搬送ローラ19により搬送させた後に、モータ23を停止させ搬送ローラ19がその後端を挟持する状態で記録紙Pの搬送を停止させる。このとき、電磁クラッチ25がOFFされているので、ピックアップローラ17は停止して記録紙ロールRから記録紙Pを引き出してしまうことはない。
【0027】このとき、記録命令ではなく、記録紙ロールRを交換したり、記録紙Pの先端位置を調整するためにカセットベース14を開閉したことによる装置本体からの排出命令を受けたときや、先の記録から相当の時間が経過してオペレータにより排出命令を入力されたときには、センサ33が記録紙Pの後端を検知するまで(検知後の数秒後まで)モータ23を停止させることなく搬送ローラ19の回転駆動(正転)を継続して不要な記録紙Pを通紙経路Aから排出することができる。したがって、記録紙Pの先端位置が正確ではないときなどに記録紙ロールRの先端側の記録紙Pを案内経路Bを介さずに(画像記録部11へ送ることなく)装置外へ排出することができる。
【0028】次いで、電磁クラッチ25をOFFした状態でモータ23を逆転して、図4に示すように、搬送ローラ19のみを回転駆動(逆転)させ、通紙経路Aに通紙し挟持する記録紙Pを引き戻すように搬送して(スイッチバックさせて)ガイド板27の一面側により案内させることにより記録紙Pを後端から案内経路Bを介して画像記録部11の記録位置に搬送し画データの記録を開始させる。この後に、搬送ローラ19により搬送されるとともに画像記録部11の搬送手段により搬送されつつ画像記録される記録紙Pの後端がセンサ33により検知された後の数秒後にモータ23を停止させる。このとき、案内経路Bを介して搬送される記録紙Pには画像記録部11により画像が記録されるが、この記録紙Pは既にカッタ部22により切断されているので、記録途中に記録紙Pの搬送を停止させたり、記録を中断させないように記録紙Pをループ状にする必要がなく、案内経路Bを必要以上に長くする必要がない。また、通紙経路Aも搬送ローラ19の記録紙Pの引出・通紙方向に対して下流側(図中左側)にセンサ33を配設する程度の長さで充分である。
【0029】次いで、電磁クラッチ25をON状態としてモータ23を正転するとともに、図5に示すように、前記カール矯正機構によりデーカール部材21を待機位置に保持あるいはフリーの状態にして、ピックアップローラ17および搬送ローラ19を回転駆動(正転)させ、ピックアップローラ17が挟持する記録紙Pの先端位置をカッタ部22による切断位置からガイド板27の背面側まで搬送して次の記録命令まで待機する。なお、このとき、記録紙Pは、デーカール部材21により搬送経路が移動することを制限されないので、記録紙ロールRから引き出されることなく、デカール部材21による屈曲(反転)を解消するように送られ、待機癖がつくことが防止される(デカール部材21による屈曲を解消した後にも記録紙Pを搬送することが必要な場合には記録紙ロールRから記録紙Pが引き出される)。
【0030】<装置外から手差しされた記録紙Pを搬送>:図6入力された画データの記録命令を受けたときに、通紙経路A内に手差しされ搬送ローラ19に突き当てられた同一あるいは異種(サイズや色などの紙質)記録紙Pの先端をセンサ33が検知している場合には、電磁クラッチ25をOFFした状態でモータ23を逆転して搬送ローラ19のみを回転駆動(逆転)させ、図6に一点鎖線で示すように、通紙経路Aに手差しされた記録紙Pを搬送ローラ19が挟持・搬送して、以降同様に、その記録紙Pをガイド板27の一面側により案内させ案内経路Bを介して画像記録部11の記録位置に搬送し画データを記録させる。したがって、記録紙ロールRを使用する装置でも通紙経路Aを流用して外部から記録紙Pを手差しし画像記録することができる。
【0031】<装置下部に配置された他の搬送装置から供給される記録紙Pを搬送>:図6入力された画データを下段の記録紙搬送装置から供給する記録紙Pに記録する記録命令を受けたときには、モータ23および電磁クラッチ25をOFFした状態のまま、図6にニ点鎖線で示すように、下部の開口部31を介して供給され供給経路Cにより案内される記録紙Pをガイド板27の一面側により案内させ案内経路Bを介して画像記録部11の記録位置に搬送し画データを記録させる。したがって、装置外から記録紙ロールRと同一あるいは異種の記録紙Pを画像記録部へ搬送して画像記録することができ、画データの大きさに応じて、記録紙P切れに応じて、あるいはオペレータの好みに応じて装置内のホルダ部15に収容する記録紙ロールR以外の記録紙Pを使用することができる。
【0032】このように本実施形態においては、記録紙ロールRから引き出しカットした記録紙Pを、搬送経路をガイド板27により通紙経路Aから案内経路Bに切換えて搬送するので、記録紙ロールRから引き出しカッタ部22で切断した後の記録紙Pを搬送ローラ19によりスイッチバックさせて後端から画像記録部11の記録位置へ搬送することができる。このため、記録紙Pの切断と画像記録を別個に行なうことができ、画質を低下させることのない画像記録を1つの搬送ローラ19により行なうことができる。また、通紙経路Aは記録紙Pを外部に送って保持するだけであるとともに案内経路Bは画像記録部11の配置可能な位置までの長さにすればよい。したがって、大幅な小型化および低コスト化を実現することができる。
【0033】この通紙経路Aにより、記録紙Pを手差しすることができ、その記録紙Pを案内経路Bを介して画像記録部11へ搬送させることができるとともに、記録紙ロールRから引き出した記録紙Pの先端位置が不正確などで不要の場合にそのまま装置外へ排出することができるので、記録紙ロールRを使用する装置でも特別な機構を増設することなく手差しした同一あるいは異種の記録紙Pに画像記録を行なうことができ、記録紙ロールRから引き出した記録紙Pを新たなものにすることができる。したがって、利用性および信頼性を向上させることができる。
【0034】また、ピックアップローラ19は磁気クラッチ25を介してモータ23の駆動力を伝達し駆動/停止させるので、モータ23を搬送ローラ19と共通使用することができる。また、ガイド板27は搬送される記録紙Pにより回動され記録紙Pの搬送経路を通紙経路Aから案内経路Bに切換えるので、ソレノイドなどのような特別な駆動手段が必要ない。したがって、小型化および低コスト化をさらに進めることができる。
【0035】さらに、下段に記録紙搬送装置を配置してその装置から供給される記録紙Pを供給経路Cにより装置内に導き案内経路Bを介して画像記録部11へ送ることができるので、同一あるいは異種の記録紙Pを自動供給して画像記録することができる。したがって、利用性の高い構成にすることもできる。
【0036】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、記録紙ロールから引き出した記録紙を、画像記録部へ搬送する案内経路と異なる通紙経路に通紙してカットした後に、後端から案内経路に送って画像記録部に搬送するので、記録紙ロールから引き出しカットした記録紙を、1つの搬送部材により所謂スイッチバックさせて後端から案内経路を介して画像記録部へ搬送することができる。このため、簡易な構成により記録紙のカットおよび画像記録を別個に行なうことができる。また、案内経路を必要以上に長くする必要がなく、さらに通紙経路は記録紙の一部を装置外へ送り出す経路とすることもでき、記録紙を搬送する経路が占有するスペースを小さくすることができる。したがって、画質を低下させることなく大幅な小型化および低コスト化を図ることができる。
【0037】請求項2記載の発明によれば、記録紙の搬送経路を通紙経路から案内経路に切換え、同一の駆動力により記録紙ロールからの記録紙の引き出しおよびその記録紙の通紙経路への通紙を行なって停止させた記録紙をカットした後に、記録紙ロールから記録紙を引き出す駆動力の伝達を切断した状態で、カットした記録紙をスイッチバックして後端から案内経路に送って画像記録部へ搬送するので、駆動源を共通使用して記録紙の引き出しおよび通紙経路や案内経路への通紙・搬送を行なうことができ、これらは各々1つの部材により行なうことができる。また、記録紙はスイッチバックさせるので、記録紙自体により切換え部材などを移動させ搬送経路の切換えを行ない得るように構成することができ、ソレノイドなどのような特別な駆動手段を省くことができる。したがって、小型化および低コスト化をさらに進めることができる。
【0038】請求項3記載の発明によれば、通紙経路に記録紙を手差し可能に構成し、例えば通紙経路を記録紙の一部を装置外へ送り出す構成とすることにより、外部から記録紙を手差ししてそのまま案内経路を介して画像記録部へ搬送させることができるので、記録紙ロールを使用する装置でも簡易な構成により容易に記録紙を手差しして画像記録を行なうことができる。したがって、利用性を向上させることができる。
【0039】請求項4記載の発明によれば、装置外の下方から供給される記録紙を供給経路および案内経路を介して画像記録部へ送ることができるので、記録紙の搬送機構を多段にして各々から同一または異種の記録紙を画像記録部へ自動供給(搬送)することができる。したがって、利用性をより向上させることができる。請求項5記載の発明によれば、記録紙ロールから引き出した記録紙を排出経路を介してそのまま装置外へ排出することができるので、例えば、記録紙の先端位置が正確ではないときや記録紙を空送りしたいときなどにカットした記録紙を、記録紙の搬送部の開閉信号やオペレータによる指示信号などにより予め決められたタイミングあるいは任意のタイミングで装置外へ排出することができ、画像を記録する記録紙を新たなものにすることができる。したがって、信頼性を向上させることができる。




 

 


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