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発明の名称 スタビライザー構造
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平10−29416
公開日 平成10年(1998)2月3日
出願番号 特願平8−186262
出願日 平成8年(1996)7月16日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】後藤 政喜 (外1名)
発明者 市坡 純壮 / 吉本 義明
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】車体に対して前輪のサスペンションアームを支持するフロントサスペンションメンバと、サスペンションメンバの後方に配置される車体と、フロントサスペンションメンバの下方に配置されてエンジンの駆動力を後輪に分配するトランスファーと、左右のサスペンションアームが逆位相で動くことを抑制するスタビライザーと、を備えるスタビライザー構造において、前記スタビライザーをフロントサスペンションメンバの前方かつ上方を通すとともにトランスファーの下方を通して設置したことを特徴とするスタビライザー構造。
【請求項2】前記スタビライザーはトランスファーを迂回するようにクランク状に曲折させて形成したことを特徴とする請求項1に記載のスタビライザー構造。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のロール方向の傾きを抑制するスタビライザー構造の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のスタビライザー構造として、例えば図3、図4に示すようなものがある(参考資料…「CAPELLA新型車の紹介」1994年7月マツダ株式会社発行)。
【0003】これについて説明すると、車体に対して前輪のサスペンションアーム30を支持するフロントサスペンションメンバ20が設けられる。図4において、1は左右の前輪、2はコイルスプリング、3はショックアブソーバである。
【0004】スタビライザー70はその両端が左右のサスペンションアーム30に連結され、左右のサスペンションアーム30が逆位相で動くことを抑制し、車両のロール方向の傾きを抑制する。
【0005】スタビライザー70はフロントサスペンションメンバ20の後方を通して設置される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このような従来のスタビライザー構造にあっては、フロントサスペンションメンバ20の後方かつ上方に車体が近接して設けられているため、スタビライザー70を設けることによってサスペンションメンバ20の断面積に制約を受ける可能性がある。
【0007】また、スタビライザー70をサスペンションメンバ20の後方に配置すると、スタビライザー70のアーム長さL70が大きくなるため、スタビライザー70の効率が悪くなる。
【0008】ここで、アーム長さL70を小さくするために、スタビライザー70をサスペンションメンバ20の前方かつトランスファー40の上方に配置することが考えられる。しかしながら、サスペンションメンバ20の前方かつトランスファー40の上方には操舵装置等が近接して設けられているため、やはりスタビライザー70を設けることによってサスペンションメンバ20の断面積に制約を受ける可能性がある。
【0009】本発明は上記の問題点を鑑みてなされたものであり、スタビライザーによるサスペンションメンバの断面積等に対する制約を少なくし、かつ効率の高いスタビライザー構造を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のスタビライザー構造は、車体に対して前輪のサスペンションアームを支持するフロントサスペンションメンバと、フロントサスペンションメンバの下方に配置されてエンジンの駆動力を後輪に分配するトランスファーと、左右のサスペンションアームが逆位相で動くことを抑制するスタビライザーと、を備えるスタビライザー構造において、前記スタビライザーをフロントサスペンションメンバの前方かつ上方を通すとともにトランスファーの下方を通して設置する。
【0011】請求項2に記載のスタビライザー構造は、請求項1に記載の発明において、前記スタビライザーはトランスファーを迂回するようにクランク状に曲折させて形成する。
【0012】
【作用】請求項1に記載のスタビライザー構造において、車両のコーナリング時等に左右の前輪が逆位相で動こうとする場合に、スタビライザーが捩れてその弾性復元力により左右の車輪が逆位相で動くことを抑制する。これにより、車両のロール方向の傾きが抑制される。
【0013】スタビライザーはフロントサスペンションメンバの前方に配置される構造のため、サスペンションメンバの断面積等に制約を与えることを回避できるとともに、スタビライザーのアーム長さを短くすることが可能となるため、スタビライザーの効率を高められる。
【0014】また、スタビライザーはトランスファーの下方を通して設置される構造により、トランスファーの上方において操舵装置等に干渉することがない。
【0015】請求項2に記載のスタビライザー構造において、スタビライザーはトランスファーを迂回するようにクランク状に曲折させて形成したため、フロントサスペンションメンバの前方かつ上方を通すとともにトランスファーの下方を通して設置することが可能となり、請求項1に記載のスタビライザー構造と同様の作用が得られる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
【0017】図1において、30は左右一対のサスペンションアームであり、図示しない左右の前輪をそれぞれ支持する。
【0018】20はフロントサスペンションメンバである。フロントサスペンションメンバ20は、車体に対してサスペンションアーム30を支持する。
【0019】40は、トランスファーであり、図示しないエンジンの駆動力を後輪に分配するギア機構が収装される。トランスファー40はフロントサスペンションメンバ20の中央部の下方に配置される。
【0020】10は、スタビライザーであり、車両のコーナリング時等に左右車輪が逆位相で動く時のロール剛性を高める働きをする。スタビライザー10はその両端がL字状に曲折してアーム部13が形成される。アーム部13の先端が左右のサスペンションアーム30に連結される。スタビライザー10は、その途中がフロントサスペンションメンバ20にブラケット11を介して係止されている。
【0021】スタビライザー10は、地面とのクリアランスを確保するため、その両端部をサスペンションアーム30およびフロントサスペンションメンバ20の上方に配置する必要がある。
【0022】ところで、図2に示すように、フロントサスペンションメンバ20車両後方には車体50が近接して設けられている。このため、スタビライザー10をフロントサスペンションメンバ20の後方を通して配置しようとすると、レイアウト上の制約が生じたり、フロントサスペンションメンバ20の断面積に制約を与える可能性がある。
【0023】また、フロントサスペンションメンバ20の車両前方において、トランスファー40の上方には操舵装置60が近接して設けられている。このため、スタビライザー10をトランスファー40の上方を通して配置すると、操舵装置60に干渉する心配があるため、レイアウト上困難である。
【0024】本発明はこれに対処して、スタビライザー10をフロントサスペンションメンバ20の前方かつ上方を通すとともにトランスファー40の下方を通して設置する。
【0025】スタビライザー10はその中央部に下方に向けてクランク状に曲折する曲折部12を有する。曲折部12は、トランスファー40を迂回して延びるように形成される。
【0026】以上のように構成され、次に作用について説明する。
【0027】車両のコーナリング時に左右の前輪が逆位相で動こうとする場合に、スタビライザー10が捩れてその弾性復元力により左右の車輪が逆位相で動くことを抑制する。これにより、車両のロール方向の傾きが抑制される。
【0028】スタビライザー10はトランスファー40の下方を通して設置される構造により、スタビライザー10がフロントサスペンションメンバ20の車両後方にある車体50に干渉することがなく、フロントサスペンションメンバ20の断面積に制約を与えることを回避できる。
【0029】さらに、スタビライザー10はフロントサスペンションメンバ20の前方に配置される構造のため、フロントサスペンションメンバ20の後方に近接する車体等によってスタビライザー10のアーム長さL10が制約されることがなく、アーム部10の長さL10を適正に設定スタビライザー10の効率を高められる。
【0030】スタビライザー10はトランスファー40の下方を通して設置される構造により、トランスファー40の上方に位置する操舵装置60に干渉することを防止できる。このため、操舵装置60の配置自由度を高められる。
【0031】また、スタビライザーはトランスファーの下方を通して設置される構造により、トランスファーの上方において操舵装置等に干渉することがない。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載のスタビライザー構造によれば、スタビライザーをフロントサスペンションメンバの前方かつ前方かつ上方を通すとともにトランスファーの下方を通して設置するため、サスペンションメンバの断面積等に制約を与えることを回避できるとともに、フロントサスペンションメンバの後方に近接する車体等によってスタビライザーのアーム長さが制約されることがなく、スタビライザーの効率を高められる。
【0033】請求項2に記載のスタビライザー構造によれば、スタビライザーはトランスファーを迂回するようにクランク状に曲折させて形成したため、フロントサスペンションメンバの前方かつ上方を通すとともにトランスファーの下方を通して設置することが可能となり、請求項1に記載のスタビライザー構造と同様の効果が得られる。




 

 


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