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発明の名称 スラリー連続供給式ユニットフィルタープレス及びユニットフィルタープレスにおけるスラリー連続供給方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平10−43512
公開日 平成10年(1998)2月17日
出願番号 特願平8−203477
出願日 平成8年(1996)8月1日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 博宣
発明者 河瀬 道雄
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 互いに接近離間する前後方向へ相対移動可能な両挟持盤(25,28)間に複数の濾過板(30)をその相対移動方向へ前後移動可能に並設するとともに、この各濾過板(30)間に二重の濾布(35)を設け、この両挟持盤(25,28)間でこの各濾過板(30)を両濾布(35)とともに互いに圧接したとき、この両濾布(35)により囲まれる濾室(44)を形成し、この各濾室(44)に通じるスラリー圧入口(45)から各濾室(44)にスラリーを注入したとき、各濾室(44)中の水分を濾布(35)を通して濾過液出口(34,39)から排出するとともに、各濾室(44)に残った脱水ケーキ(K)を各濾過板(30)の離間に伴い排出するようにした単独フィルタープレス(4,5,6,7)を、複数備えたユニットフィルタープレスにおいて、前記各単独フィルタープレス(4,5,6,7)を機台(1)の横軸線(P)周りの各処理ステーション(A,B,C)で順次反復して停止させ得るように機台(1)に対し移動可能に設け、各単独フィルタープレス(4,5,6,7)の前記スラリー圧入口(45)に連通し得るスラリー供給路(50,51,52,53)を各単独フィルタープレス(4,5,6,7)ごとに設けたことを特徴とするスラリー連続供給式ユニットフィルタープレス。
【請求項2】 互いに接近離間する前後方向へ相対移動可能な両挟持盤(25,28)間に複数の濾過板(30)と複数の圧搾板(31)とをその相対移動方向へ前後移動可能に並設し、この各濾過板(30)と各圧搾板(31)との間に二重の濾布(35)を設けるとともに、この各圧搾板(31)に圧搾シート(40)をこの濾布(35)に面して設け、この両挟持盤(25,28)間でこの各濾過板(30)と各圧搾板(31)とを両濾布(35)とともに互いに圧接したとき、この両濾布(35)により囲まれる濾室(44)を形成し、この各濾室(44)に通じるスラリー圧入口(45)から各濾室(44)にスラリーを注入するとともに、この圧搾板(31)内の圧搾室(42)にエアを供給して圧搾シート(40)を濾室(44)側に膨らませたとき、各濾室(44)中の水分を濾布(35)を通して濾過液出口(34,39)から排出するとともに、各濾室(44)に残った脱水ケーキ(K)を各濾過板(30)及び各圧搾板(31)の離間に伴い排出するようにした単独フィルタープレス(4,5,6,7)を、複数備えたユニットフィルタープレスにおいて、前記各単独フィルタープレス(4,5,6,7)を機台(1)の横軸線(P)周りの各処理ステーション(A,B,C)で順次反復して停止させ得るように機台(1)に対し移動可能に設け、各単独フィルタープレス(4,5,6,7)の前記スラリー圧入口(45)に連通し得るスラリー供給路(50,51,52,53)を各単独フィルタープレス(4,5,6,7)ごとに設けるとともに、各単独フィルタープレス(4,5,6,7)ごとに圧搾室(42)へエアを供給するエア供給路(58,59,60,61)を設けたことを特徴とするスラリー連続供給式ユニットフィルタープレス。
【請求項3】 機台(1)に対し横軸線(P)を中心にして回動するように支持した腕(2,3)に前記各単独フィルタープレス(4,5,6,7)をこの横軸線(P)周りの各処理ステーション(A,B,C)で順次反復して停止させ得るように取り付けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のスラリー連続供給式ユニットフィルタープレス。
【請求項4】 請求項3に記載の各スラリー供給路(50,51,52,53)は、腕(2)とともに回動可能に設けられ、横軸線(P)に沿って設けた集中路(54)と、この集中路(54)から各単独フィルタープレス(4,5,6,7)ごとに設けてスラリー圧入口(45)に連通した分岐路(56)とを備えていることを特徴とするスラリー連続供給式ユニットフィルタープレス。
【請求項5】 機台(1)に対し横軸線(P)を中心にして回動するように支持した腕(2,3)に前記各単独フィルタープレス(4,5,6,7)をこの横軸線(P)周りの各処理ステーション(A,B,C)で順次反復して停止させ得るように取り付け、各エア供給路(58,59,60,61)は、腕(3)とともに回動可能に設けられ、横軸線(P)に沿って設けた集中路(66)と、この集中路(66)から各単独フィルタープレス(4,5,6,7)ごとに設けて圧搾室(42)に連通し得る分岐路(68)とを備えていることを特徴とする請求項2に記載のスラリー連続供給式ユニットフィルタープレス。
【請求項6】 互いに接近離間する前後方向へ相対移動可能な両挟持盤(25,28)間に複数の濾過板(30)をその相対移動方向へ前後移動可能に並設するとともに、この各濾過板(30)間に二重の濾布(35)を設け、この両挟持盤(25,28)間でこの各濾過板(30)を両濾布(35)とともに互いに圧接したとき、この両濾布(35)により囲まれる濾室(44)を形成し、この各濾室(44)に通じるスラリー圧入口(45)から各濾室(44)にスラリーを注入したとき、各濾室(44)中の水分を濾布(35)を通して濾過液出口(34,39)から排出するとともに、各濾室(44)に残った脱水ケーキ(K)を各濾過板(30)の離間に伴い排出するようにした単独フィルタープレス(4,5,6,7)を、複数備えたユニットフィルタープレスにおいて、各単独フィルタープレス(4,5,6,7)に対し、スラリー供給工程や脱水ケーキ排出工程を含む各処理工程を順次反復して施すことを特徴とするユニットフィルタープレスにおけるスラリー連続供給方法。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、各種土木工事等で発生するスラリーを脱水ケーキと清浄な濾水とに分離するフィルタープレスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば特開平8ー38814号公報に示す従来のエア圧搾式フィルタープレスにおいては、一機のみが設置され、スラリー供給工程とエア圧搾工程と脱水ケーキ排出工程とが順次行われて1サイクルが終了する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】例えば、この1サイクルの処理時間中に十分なスラリーが連続的に発生すると仮定して、その処理時間中の最大想定スラリー量をWとした場合、この1サイクル中で限られた時間範囲しかないスラリー供給工程ごとに最大想定スラリー量Wを一度にまとめて供給しなければならない(いわゆるバッチ式供給)。従って、次に示す問題点(イ)〜(ロ)を有する。
【0004】(イ) 1サイクル中に処理すべきスラリー量として最大のものを想定しなければならないので、フィルタープレスが大形化する。
(ロ) 1サイクル中に処理すべきスラリー量として最大のものを想定しなければならないので、発生するスラリーを貯留するスラリー槽、このスラリー槽内の攪拌機、このスラリー槽からスラリーをフィルタープレスに供給する打込みポンプが大形化する。
【0005】本発明は、上記問題点を解消することを目的にしている。
【0006】
【課題を解決するための手段】後記実施形態の図面(図1〜6)の符号を援用して本発明を説明する。請求項1の発明及び請求項2の発明にかかるユニットフィルタープレスは、いずれも、下記の単独フィルタープレス(4,5,6,7)を複数備えている。
【0007】請求項1の発明にかかる単独フィルタープレス(4,5,6,7)は、次のように構成されている。互いに接近離間する前後方向へ相対移動可能な両挟持盤(25,28)間に複数の濾過板(30)をその相対移動方向へ前後移動可能に並設している。この各濾過板(30)間に二重の濾布(35)を設け、この両挟持盤(25,28)間でこの各濾過板(30)を両濾布(35)とともに互いに圧接したとき、この両濾布(35)により囲まれる濾室(44)を形成する。この各濾室(44)に通じるスラリー圧入口(45)から各濾室(44)にスラリーを注入したとき、各濾室(44)中の水分を濾布(35)を通して濾過液出口(34,39)から排出するとともに、各濾室(44)に残った脱水ケーキ(K)を各濾過板(30)の離間に伴い排出するようにしている。
【0008】請求項2の発明にかかる単独フィルタープレス(4,5,6,7)は、請求項1の発明の下位概念としてエア圧搾機能を付加したものであって、次のように構成されている。互いに接近離間する前後方向へ相対移動可能な両挟持盤(25,28)間に複数の濾過板(30)と複数の圧搾板(31)とをその相対移動方向へ前後移動可能に並設している。この各濾過板(30)と各圧搾板(31)との間に二重の濾布(35)を設けるとともに、この各圧搾板(31)に圧搾シート(40)をこの濾布(35)に面して設け、この両挟持盤(25,28)間でこの各濾過板(30)と各圧搾板(31)とを両濾布(35)とともに互いに圧接したとき、この両濾布(35)により囲まれる濾室(44)を形成する。この各濾室(44)に通じるスラリー圧入口(45)から各濾室(44)にスラリーを注入するとともに、この圧搾板(31)内の圧搾室(42)にエアを供給して圧搾シート(40)を濾室(44)側に膨らませたとき、各濾室(44)中の水分を濾布(35)を通して濾過液出口(34,39)から排出するとともに、各濾室(44)に残った脱水ケーキ(K)を各濾過板(30)及び各圧搾板(31)の離間に伴い排出するようにしている。
【0009】請求項1の発明及び請求項2の発明においては、共に、前記各単独フィルタープレス(4,5,6,7)を機台(1)の横軸線(P)周りの各処理ステーション(A,B,C)で順次反復して停止させ得るように機台(1)に対し移動可能に設けている。また、請求項1の発明においては、各単独フィルタープレス(4,5,6,7)の前記スラリー圧入口(45)に連通し得るスラリー供給路(50,51,52,53)を各単独フィルタープレス(4,5,6,7)ごとに設けている。一方、請求項2の発明においては、各単独フィルタープレス(4,5,6,7)の前記スラリー圧入口(45)に連通し得るスラリー供給路(50,51,52,53)を各単独フィルタープレス(4,5,6,7)ごとに設けるとともに、各単独フィルタープレス(4,5,6,7)ごとに圧搾室(42)へエアを供給するエア供給路(58,59,60,61)を設けている。
【0010】請求項3の発明は、請求項1の発明または請求項2の発明に下記の構成を加えている。機台(1)に対し横軸線(P)を中心にして回動するように支持した腕(2,3)に前記各単独フィルタープレス(4,5,6,7)をこの横軸線(P)周りの各処理ステーション(A,B,C)で順次反復して停止させ得るように取り付けている。
【0011】請求項4の発明は、請求項3の発明に下記の構成を加えている。各スラリー供給路(50,51,52,53)は、腕(2)とともに回動可能に設けられ、横軸線(P)に沿って設けた集中路(54)と、この集中路(54)から各単独フィルタープレス(4,5,6,7)ごとに設けてスラリー圧入口(45)に連通した分岐路(56)とを備えている。
【0012】請求項5の発明は、請求項2の発明に下記の構成を加えている。機台(1)に対し横軸線(P)を中心にして回動するように支持した腕(2,3)に前記各単独フィルタープレス(4,5,6,7)をこの横軸線(P)周りの各処理ステーション(A,B,C)で順次反復して停止させ得るように取り付けている。各エア供給路(58,59,60,61)は、腕(3)とともに回動可能に設けられ、横軸線(P)に沿って設けた集中路(66)と、この集中路(66)から各単独フィルタープレス(4,5,6,7)ごとに設けて圧搾室(42)に連通し得る分岐路(68)とを備えている。
【0013】請求項6の発明は、下記の単独フィルタープレス(4,5,6,7)を複数備えたユニットフィルタープレスにあって、スラリーを連続して供給する方法に関するものである。この単独フィルタープレス(4,5,6,7)においては、互いに接近離間する前後方向へ相対移動可能な両挟持盤(25,28)間に複数の濾過板(30)をその相対移動方向へ前後移動可能に並設するとともに、この各濾過板(30)間に二重の濾布(35)を設け、この両挟持盤(25,28)間でこの各濾過板(30)を両濾布(35)とともに互いに圧接したとき、この両濾布(35)により囲まれる濾室(44)を形成し、この各濾室(44)に通じるスラリー圧入口(45)から各濾室(44)にスラリーを注入したとき、各濾室(44)中の水分を濾布(35)を通して濾過液出口(34,39)から排出するとともに、各濾室(44)に残った脱水ケーキ(K)を各濾過板(30)の離間に伴い排出するようにしている。そして、各単独フィルタープレス(4,5,6,7)に対し、スラリー供給工程や脱水ケーキ排出工程を含む各処理工程を順次反復して施すようにしている。
【0014】
【発明の実施形態】以下、本発明の一実施形態にかかるユニットフィルタープレスを図面を参照して説明する。
【0015】図1〜3に示すユニットフィルタープレスは、大別して、機台1と、一対の回動腕2,3と、四機の単独フィルタープレス4,5,6,7とを備えている。
(図1〜3に示す前記機台1について)機台1は、前枠杆8aと後枠杆8bと左枠杆8cと右枠杆8dとからなる横架枠8と、この前後両枠杆8a,8b上に立設された前後両縦架枠9,10とを備えている。この前後両縦架枠9,10においては、それぞれ、左枠杆9a,10aと右枠杆9b,10bとが三角形状に組まれ、それらが互いに交差する上端部で軸受部11,12が設けられている。この前後両軸受部11,12の中心間を結ぶ水平線が回動中心となる横軸線Pになっている。
【0016】(図1〜3に示す前記回動腕2,3について)前記前縦架枠9の軸受部11に前回動腕2が支持され、前記後縦架枠10の軸受部12に後回動腕3が支持されている。この前後両回動腕2,3は、それぞれ、前後両軸受部11,12に挿嵌されて前記横軸線Pを中心に回動する軸部13,18と、横軸線Pの周りでこの軸部13,18から90度間隔で放射状に延設された四本の支持部14,15,16,17,19,20,21,22とを備えている。この前後両軸部13,18にはそれぞれ駆動鎖車23,24が一体回転可能に取着され、図示しない駆動源によりこの前後両駆動鎖車23,24が同時に回転するようになっている。
【0017】(図1〜3に示す前記各単独フィルタープレス4,5,6,7について)前記前後両回動腕2,3の支持部14,19間、支持部15,20間、支持部16,21間及び支持部17,22間には、それぞれ、第一単独フィルタープレス4、第二単独フィルタープレス5、第三単独フィルタープレス6、第四単独フィルタープレス7が取り付けられている。この各単独フィルタープレス4,5,6,7は、下記に詳述するように、同一の構成を有している。
【0018】(上記各単独フィルタープレス4,5,6,7の詳細構成について)前回動腕2の支持部14,15,16,17の先端部に軸受部14a,15a,16a,17aが設けられ、固定挟持盤25の中央部に設けられた軸部25aが、この軸受部14a,15a,16a,17aに対し回動可能に支持されている。後回動腕3の支持部19,20,21,22の先端部に軸受部19a,20a,21a,22aが設けられ、固定支持盤26の中央部に設けられた軸部26aが、この軸受部19a,20a,21a,22aに対し回動可能に支持されている。この両盤25,26間の左右両側にはサイドレール27が架設されている。可動挟持盤28はこの両盤25,26間で両サイドレール27上に支持され、固定支持盤26に取着された油圧シリンダ29のピストンロッド29aにより、固定挟持盤25に対し接近離間する前後方向へサイドレール27に沿って移動可能になっている。複数の濾過板30と複数の圧搾板31とは両挟持盤25,28間で両サイドレール27上に交互に並設され、可動挟持盤28の移動方向へサイドレール27に沿って前後移動可能になっている。
【0019】図4(a)(b)に示す一枚の濾過板30においては、濾過板本体32の中央部にスラリー注入孔33が設けられているとともに、濾過板本体32の四隅部に濾過液出口34が設けられ、このスラリー注入孔33と濾過液出口34とを除く濾過板本体32の前後両面に濾布35が凹所36に面して貼着されている。この凹所36は各濾過液出口34に連通している。
【0020】図4(c)(d)に示す一枚の圧搾板31においては、圧搾板本体37の中央部にスラリー注入孔38が設けられているとともに、圧搾板本体37の四隅部に濾過液出口39が設けられ、このスラリー注入孔38及び各濾過液出口39を除く圧搾板本体37の前後両面にゴム製の圧搾シート40が取着されている。圧搾板本体37には圧搾シート40に面して凹所41が形成され、この凹所41と圧搾シート40との間に圧搾室42が形成されている。圧搾シート40の外側に面して圧搾板本体37の前後両面に濾布35が貼着されている。この濾布35と圧搾シート40との間の空間は各濾過液出口39に連通している。圧搾板本体37の一側にはエア供給口43が取着され、圧搾室42に連通している。
【0021】図2,3に示すように、固定挟持盤25と可動挟持盤28との間で各濾過板30及び各圧搾板31がそれらの間の両濾布35とともに圧接された状態では、図5に概略的に示すように、両濾布35により囲まれる濾室44が形成されるとともに、固定挟持盤25の軸部25a内に設けられたスラリ−圧入口45が各スラリー注入孔33,38を通して各濾室44に連通する。また、同じくこの圧接状態では、各濾過液出口34,39(図4参照)が互いに連通し、図2に示すように固定挟持盤25の下側に設けられた濾過液排出口46がこの各濾過液出口34,39に連通するとともに、可動挟持盤28の四隅部に設けられた洗浄水供給口47がこの各濾過液出口34,39に連通する。
【0022】前記固定支持盤26の付近で左右両サイドレール27上に、上下動可能な開枠爪48aを有する開枠装置48が設けられ、電動モータ49により可動挟持盤28と固定挟持盤25との間で往復移動するようになっている。
【0023】(図1〜3に示す各スラリー供給路50,51,52,53について)前記前回動腕2の軸部13内には横軸線Pに沿って集中路54が設けられ、前軸受部11に取着されたスラリー供給口55に連通している。この集中路54には各単独フィルタープレス4,5,6,7ごとに分岐路としての分岐管56が前回動腕2に取着され、各スラリー圧入口45に連通している。この各分岐管56には開閉弁57が設けられている。従って、この集中路54と分岐管56とからなる各スラリー供給路50,51,52,53は、前回動腕2とともに回動する。
【0024】(図1〜3に示す各エア供給路58,59,60,61について)前記各濾過板30及び各圧搾板31に隣接してその外側にエア供給管62が固定挟持盤25と固定支持盤26との間で架設され、このエア供給管62に設けられた各分岐口62aに各可撓ホース63が接続されて前記各濾過板30及び各圧搾板31のエア供給口43に連結されている。また、固定支持盤26の軸部26a内にはエア接続路64が設けられ、エア供給管62に連結されている。このエア供給管62には開閉弁65が設けられている。
【0025】前記後回動腕3の軸部18内には横軸線Pに沿って集中路66が設けられ、後軸受部12に取着されたエア供給口67に連通している。この集中路66には各単独フィルタープレス4,5,6,7ごとに分岐路としての分岐管68が後回動腕3に取着されている。この各分岐管68には開閉弁69が設けられている。
【0026】従って、この集中路66と分岐管68とエア接続路64とエア供給管62と各可撓ホース63とからなる各スラリー供給路58,59,60,61のうち、集中路66と分岐管68とが、後回動腕3とともに回動する。
【0027】なお、電気的配線は、前記後回動腕3の軸部18内の集中路66や、固定支持盤26の軸部26a内のエア接続路64を通して行われている。
(図1〜3に示す各洗浄水供給路58a,59a,60a,61aについて)前記各エア供給路58,59,60,61のうち、集中路66と分岐管68とエア接続路64とが共用され、このエア接続路64に対し開閉弁71を介して接続された可撓ホース70が前記可動挟持盤28の各洗浄水供給口47に連結されている。
【0028】(上記ユニットフィルタープレスの概略的作用について)図2,3に示す前後両回動腕2,3が機台1の横軸線Pを中心にして回転すると、前後両回動腕2,3の各軸受部14a,15a,16a,17a,19a,20a,21a,22aで各単独フィルタープレス4,5,6,7の前後両軸部25a,26aが相対回動するため、各単独フィルタープレス4,5,6,7は、図1に示すように、同一の前後左右向きを維持しながら、機台1の横軸線P周りの下記各処理ステーションA,B,C,Dで順次反復して停止し得るように、機台1に対し円形軌跡を描きながら回転する。
【0029】以下、第一単独フィルタープレス4が下記工程1)→4)を行う各処理ステーションA,B,C,Dで順次反復して停止する場合についてその作用を説明するが、他の単独フィルタープレス5,6,7も順次追従して同様な作用をなす。
【0030】1) スラリー供給工程を行うスラリー供給処理ステーションA図1,2及び図5に示すように、固定挟持盤25と可動挟持盤28との間で各濾過板30及び各圧搾板31が両濾布35とともに圧接された状態になっている。この圧接状態では、スラリー供給路50の開閉弁57及び濾過液排出口46の開閉弁46aが開状態になっているとともに、エア供給路58の開閉弁69,65及び洗浄水供給路58aの開閉弁71が閉状態になっている。スラリー供給路50においてスラリー供給口55からスラリーが集中路54と分岐管56とを通して固定挟持盤25側のスラリ−圧入口45に至ると、このスラリーが各スラリー注入孔33,38を通して両濾布35間の濾室44に注入され、図6(a)に示すように、圧搾シート40が圧搾板本体37の凹所41(図4参照)側に撓んで圧搾室42の容積が小さくなるとともに、各濾室44内の水分が濾布35を通して濾過液出口34,39(図4参照)に案内され、濾過液排出口46から排出される。そして、一定量のスラリーが供給されると、スラリー供給路50において開閉弁57も閉状態になる。
【0031】2) エア圧搾工程を行うエア圧搾処理ステーションBエア供給路58において開閉弁69,65が開き、エア供給口67からエアが集中路66と分岐管68と固定支持盤26側のエア接続路64とエア供給管62と各可撓ホース63とを通して各エア供給口43から各圧搾室42に供給されると、図6(b)に示すように、各圧搾シート40が各濾室44側へ膨らんで各濾室44の容積が小さくなり、各濾室44内のスラリー圧が高められる。従って、各濾室44内のスラリーがより一層脱水される。
【0032】3) 脱水ケーキ排出工程を行う脱水ケーキ排出処理ステーションC油圧シリンダ29のピストンロッド29aが後退して、可動挟持盤28が固定挟持盤25から離間すると、各濾過板30及び各圧搾板31が開枠装置48の開枠爪48aにより一枚ずつ可動挟持盤28側へ移される。このとき、図6(c)に示すように各濾過板30及び各圧搾板31が順次離間し、各濾室44内に残った脱水ケーキKが落下して排出コンベヤ72(図1,2の想像線参照)に排出される。
【0033】4) 必要に応じて洗浄工程を任意的に行う洗浄水供給処理ステーションD固定挟持盤25と可動挟持盤28との間で各濾過板30及び各圧搾板31が両濾布35とともに圧接された状態になっている。この圧接状態では、スラリー供給路50の開閉弁57、エア供給路58の開閉弁69,65及び濾過液排出口46の開閉弁46aが閉状態になっているとともに、洗浄水供給路58aの開閉弁71が開状態になっている。洗浄水供給路58aにおいて洗浄水がエア供給口67(兼用)から集中路66と分岐管68と可撓ホース70とを通して可動挟持盤28側の各洗浄水供給口47から各濾過液出口34,39(図4参照)に供給されると、この洗浄水が各濾室44や各スラリー注入孔33,38等に貯留される。そして、濾過液排出口46の開閉弁46aをある程度開いた状態で、洗浄水を供給すると、各濾布35等が洗浄される。
【0034】本実施形態は下記(イ)〜(ホ)の特徴(後記する他の技術的思想以外)を有する。
(イ) 前述したように、各単独フィルタープレス4,5,6,7は、スラリー供給工程を行うスラリー供給処理ステーションAと、エア圧搾工程を行うエア圧搾処理ステーションBと、脱水ケーキ排出工程を行う脱水ケーキ排出処理ステーションCとに順次反復して停止する。そして、この各処理工程がいずれかの単独フィルタープレス4,5,6,7で常に施されて同時進行されながら、各単独フィルタープレス4,5,6,7について1サイクルが順次終了する。このように、各単独フィルタープレス4,5,6,7に対し、各処理工程を順次反復して施す方法によれば、下記に示すスラリー供給を行うことができる。
【0035】各単独フィルタープレス4,5,6,7について必要な1サイクルの処理時間をTとする。この処理時間T内で、スラリー供給処理ステーションAに四機の単独フィルタープレス4,5,6,7が順次到達し、それぞれ、スラリー供給が行われる。すなわち、各単独フィルタープレス4,5,6,7に四度のスラリー供給が連続的に行われることになる。
【0036】例えば、1サイクルの処理時間T中に十分なスラリーが連続的に発生すると仮定して、その処理時間T中の最大想定スラリー量をWとした場合、この最大想定スラリー量Wを四分割して平均化したスラリー量W/4を各単独フィルタープレス4,5,6,7に順次供給すれば、1サイクルの処理時間T中に最大想定スラリー量Wを処理することができる。従って、次に示す効果1)〜2)を奏する。
【0037】1) 1サイクル中に処理すべきスラリー量がW/4になるので、各単独フィルタープレス4,5,6,7を小形化し、ひいてはユニットフィルタープレスを小形化することができる。
【0038】2) 1サイクル中に処理すべきスラリー量がW/4になるので、発生するスラリーを貯留するスラリー槽、このスラリー槽内の攪拌機、このスラリー槽からスラリーをユニットフィルタープレスに供給する打込みポンプを小形化することができる。
【0039】(ロ) 各単独フィルタープレス4,5,6,7を機台1の横軸線P周りの各処理ステーションA,B,C,Dで順次反復して停止させ得るように機台1に対し移動可能に設けている。従って、ユニットフィルタープレスを小形化することができる。
【0040】(ハ) 機台1に対し横軸線Pを中心にして回動するように支持した腕2,3に各単独フィルタープレス4,5,6,7をこの横軸線P周りの各処理ステーションA,B,C,Dで順次反復して停止させ得るように取り付けている。従って、この回動腕2,3に各単独フィルタープレス4,5,6,7を安定性良く確実に支持することができる。
【0041】(ニ) 各スラリー供給路50,51,52,53は、腕2とともに回動可能に設けられ、横軸線Pに沿って設けた集中路54と、この集中路54から各単独フィルタープレス4,5,6,7ごとに設けてスラリー圧入口45に連通した分岐管56とを備えている。従って、一つの集中路54にスラリーを供給するだけで、腕2の回動に影響されずに、このスラリーを分岐管56を通してスラリー圧入口45に案内することができる。
【0042】(ホ) 各エア供給路58,59,60,61は、腕3とともに回動可能に設けられ、横軸線Pに沿って設けた集中路66と、この集中路66から各単独フィルタープレス4,5,6,7ごとに設けて圧搾室42に連通し得る分岐管68とを備えている。従って、一つの集中路66にエアを供給するだけで、腕3の回動に影響されずに、このエアを分岐管68を通して圧搾室42に案内することができる。
【0043】〔他の実施形態〕前記実施形態以外にも下記(イ)〜(ロ)のように構成してもよい。
(イ) 前記実施形態では各単独フィルタープレス4,5,6,7が機台1に対し円形軌跡を描きながら横軸線Pを中心に回転するが、このような円運動を含む周回運動を行うように変更する。
【0044】(ロ) 前記実施形態はエア圧搾機能を有する単独フィルタープレス4,5,6,7を例示したが、この圧搾加圧式フィルタープレス以外にも、下記1)〜2)のフィルタープレスに変更する。
【0045】1) 単なる加圧式フィルタープレス前記実施形態においてエア圧搾機能(圧搾板31やエア供給路58,59,60,61など)を省略し、スラリー圧入口から各濾室に注入したスラリーの圧力のみを利用して、脱水を行うものである。
【0046】2) 真空加圧式フィルタープレス前記実施形態においてエア圧搾機能(圧搾板31やエア供給路58,59,60,61など)を省略し、そのエア圧搾機能に代えて真空排水機能を付加する。すなわち、スラリー圧入口から各濾室に注入したスラリーの圧力を利用するとともに、真空ポンプにより濾過液を吸水して、脱水を行うものである。
【0047】〔他の技術的思想〕各実施形態から把握できる技術的思想(請求項以外)を効果と共に記載する。
(イ) 請求項1または請求項2または請求項3または請求項4または請求項5において、スラリーをスラリー供給路50,51,52,53を通してスラリー圧入口45に供給し得る状態と、その供給を遮断する状態とを取り得る切換え手段(開閉弁57)を設けた。従って、各スラリー供給路50,51,52,53のうち任意のものにスラリーを確実に供給することができる。
【0048】(ロ) 請求項2または請求項3または請求項4または請求項5において、エアをエア供給路58,59,60,61を通して圧搾室42に供給し得る状態と、その供給を遮断する状態とを取り得る切換え手段(開閉弁65,69)を設けた。従って、各エア供給路58,59,60,61のうち任意のものにエアを確実に供給することができる。
【0049】
【発明の効果】請求項1の発明、請求項2の発明及び請求項6の発明によれば、所定処理工程を順次反復して行う1サイクル中で発生する最大想定スラリー量を分散して各単独フィルタープレス(4,5,6,7)に対し連続的に供給することができるので、ユニットフィルタープレスを小形化することができるとともに、スラリー槽や攪拌機や打込みポンプも小形化することができる。また、請求項1の発明及び請求項2の発明によれば、各単独フィルタープレス(4,5,6,7)を機台(1)の横軸線(P)を中心にして周回させたので、ユニットフィルタープレスを小形化することができる。
【0050】請求項3の発明によれば、請求項1の発明及び請求項2の発明の効果に加え、回動腕(2,3)に各単独フィルタープレス(4,5,6,7)を安定性良く確実に支持することができる。
【0051】請求項4の発明によれば、請求項3の発明の効果に加え、集中路(54)にスラリーを供給するだけで、腕(2)の回動に影響されずに、このスラリーを分岐路(56)を通してスラリー圧入口(45)に案内することができる。
【0052】請求項5の発明によれば、請求項2の発明の効果に加え、集中路(66)にエアを供給するだけで、腕(3)の回動に影響されずに、このエアを分岐路(68)を通して圧搾室(42)に案内することができる。




 

 


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