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発明の名称 乳化剤
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平10−286451
公開日 平成10年(1998)10月27日
出願番号 特願平10−48838
出願日 平成10年(1998)2月13日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】舘野 千惠子
発明者 渡辺 啓 / 鹿子木 宏之
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 次の(A)〜(D)を含有するモノマー組成物を重合した高分子共重合体からなることを特徴とする乳化剤。
(A)一般式(I):【化1】

(式中、R1は水素原子またはメチル基、R2およびR3はそれぞれ独立して水素原子、メチル基、エチル基またはt−ブチル基、Aは酸素原子、または−NH−基、Bは直鎖状または側鎖を有する炭素数1〜4のアルキレン基を示す。)で表されるアミン含有(メタ)アクリル系モノマー15.0〜90.0重量%、(B)一般式(II):【化2】

(式中、R1は前記と同じ、R4は一般式:【化3】

(式中、pは3または4を示す。)で表される基または式:【化4】

で表される基を示す。)で表されるビニルモノマー10.0〜80.0重量%、(C)一般式(III):【化5】

(式中、R1およびAは前記と同じ、R5は直鎖状または側鎖を有する炭素数8〜17のアルキレン基または一般式(IV):【化6】

(式中、nは3〜4の整数、qは10〜25の整数を表す。)で表される基、R6は水素原子またはメチル基を示す。)で表される(メタ)アクリロイル基含有モノマー1.0〜60.0重量%、ならびに(D)架橋性ビニルモノマー0.1〜25.0重量%【請求項2】 前記(A)のアミン含有(メタ)アクリル系モノマーが式(V):【化7】

である請求項1記載の乳化剤。
【請求項3】 前記(B)のビニルモノマーが式(VI):【化8】

である請求項1または2記載の乳化剤。
【請求項4】 前記(C)の(メタ)アクリロイル基含有モノマーが式(VII):【化9】

である請求項1〜3のいずれかに記載の乳化剤。
【請求項5】 前記(D)の架橋性ビニルモノマーが式(VIII):【化10】

である請求項1〜4のいずれかに記載の乳化剤。
【請求項6】 前記(A)、(B)、(C)および(D)のモノマーの含有量が、(A):41.0〜52.0重量%(B):40.0〜48.0重量%(C):1.5〜3.5重量%(D):6.5〜7.5重量%である請求項1〜5のいずれかに記載の乳化剤。
【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載の乳化剤によって乳化させてなる乳化組成物。
【請求項8】 請求項1〜6のいずれかに記載の乳化剤と、酸性物質よりなる中和剤とを含むことを特徴とする乳化組成物。
【請求項9】 酸性物質が酸性アミノ酸である請求項8記載の乳化組成物。
【請求項10】 その1重量%水溶液について、次の計算式によって算出した値αが0.6≦α≦1の範囲であるような高分子化合物を含む請求項8または9記載の乳化組成物。
【数1】
α=1−log(β/γ)/0.7(ただし、βはブルックフィールド粘度計による6rpmの測定値(cps)、γはブルックフィールド粘度計による30rpmの測定値(cps)を表す。)
【請求項11】 高分子化合物が非イオン性セルロースエーテルである請求項10記載の乳化組成物。
【請求項12】 高分子共重合体と高分子化合物の配合比率が、高分子共重合体:高分子化合物=1:10〜10:1である請求項10または11記載の乳化組成物。
【請求項13】 水中油型の乳化組成物である請求項7〜12のいずれかに記載の乳化組成物。
【請求項14】 実質的に界面活性剤を含まない請求項7〜13のいずれかに記載の乳化組成物。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は新規な乳化剤に関し、特に皮膚に対して刺激性が少なく塗布した後に被膜感等が少ないなめらかな感触を与え、かつ乳化安定性の良い乳化組成物とすることのできる乳化剤に関する。また本発明は、かかる乳化剤を用いた乳化組成物、経時においてもpH変化が少なくpH安定性が維持される乳化組成物、および皮膚や毛髪へのなじみに優れる乳化組成物に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従来より化粧用の乳化組成物としては、各種の油性、水性成分及び界面活性剤を用いた化粧水、クリーム、乳液、ファンデーション等が広く用いられている。
【0003】しかしながら、近年、化粧品についてより一層高い安全性が期待されており、この観点から界面活性剤の存在が問題とされることもある。そのため界面活性剤を用いず特定の高分子化合物、例えばアルキル変性カルボキシビニルポリマーを乳化剤として用いて水中油型乳化組成物を得る方法が開発されている。
【0004】アルキル変性カルボキシビニルポリマーは一般に増粘剤として用いられるカルボキシビニルポリマーの−COOH基の一部を長鎖(C10〜30)アルコールでエステル化したものであり、この長鎖疎水基により乳化を可能とするものである。また増粘剤であるカルボキシビニルポリマーと併用して用いることにより粘度の高い乳化物を得ることもできる。
【0005】しかしながら、カルボキシビニルポリマー系の高分子は、水溶液を調製した後に水分を乾燥させると硬質のフィルムを形成することからもわかるように、化粧料に配合した場合には使用後の被膜感、つっぱり感といった好ましくない感触を与えることがあった。特に、界面活性剤を用いずアルキル変性カルボキシビニルポリマーのみによって乳化を行う場合は、界面活性剤を用いた通常の乳化に比べカルボキシビニルポリマー系の高分子の配合総量が多くなるため、前述の好ましくない使用感触を与えやすいという問題があった。
【0006】また、カルボキシビニルポリマー系乳化基剤は−COOH基をポリマー鎖に有し、−COOH基の一部または全部をNaOH、KOH、アミン類等で中和することにより得られるものであるから、酸性の薬剤、例えば乳酸、リンゴ酸等のα−ヒドロキシ酸類、アスコルビン酸、サリチル酸、ニコチン酸、トラネキサム酸、パントテン酸、グリチルレチン酸およびそれらの誘導体等を皮膚に有用な酸の形で添加することは、粘度の低下等のため望ましくなく、その配合には制限があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる実状に鑑み、本発明者らは界面活性剤を用いずとも被膜感、つっぱり感のない良好な使用感触を有し、かつ乳化安定性の良好な乳化組成物とすることのできる乳化剤を開発すべく鋭意研究を行った結果、被膜感、つっぱり感のない良好な使用感触を有し、界面活性剤を用いずとも乳化安定性良好な乳化組成物が得られる乳化剤を新たに見出し、本発明を完成するに至った。
【0008】すなわち本発明は、次の(A)〜(D)を含有するモノマー組成物を重合した高分子共重合体からなることを特徴とする乳化剤である。
(A)一般式(I):【0009】
【化11】

【0010】(式中、R1は水素原子またはメチル基、R2およびR3はそれぞれ独立して水素原子、メチル基、エチル基またはt−ブチル基、Aは酸素原子、または−NH−基、Bは直鎖状または側鎖を有する炭素数1〜4のアルキレン基を示す。)で表されるアミン含有(メタ)アクリル系モノマー15.0〜90.0重量%、(B)一般式(II):【0011】
【化12】

【0012】(式中、R1は前記と同じ、R4は一般式:【0013】
【化13】

【0014】(式中、pは3または4を示す。)で表される基または式:【0015】
【化14】

【0016】で表される基を示す。)で表されるビニルモノマー10.0〜80.0重量%、(C)一般式(III):【0017】
【化15】

【0018】(式中、R1およびAは前記と同じ、R5は直鎖状または側鎖を有する炭素数8〜17のアルキレン基または一般式(IV):【0019】
【化16】

【0020】(式中、nは3〜4の整数、qは10〜25の整数を表す。)で表される基、R6は水素原子またはメチル基を示す。)で表される(メタ)アクリロイル基含有モノマー1.0〜60.0重量%、ならびに(D)架橋性ビニルモノマー0.1〜25.0重量%【0021】また本発明によれば、上記の乳化剤によって乳化させてなる乳化組成物、および好ましくは上記の乳化剤と、酸性物質よりなる中和剤とを含むことを特徴とする乳化組成物が提供される。ここで酸性物質としては、酸性アミノ酸が好ましい。
【0022】また本発明の乳化組成物は、その1重量%水溶液について、次の計算式によって算出した値αが0.6≦α≦1の範囲であるような高分子化合物を含むことが好ましい。
【0023】
【数2】α=1−log(β/γ)/0.7【0024】(ただし、βはブルックフィールド粘度計による6rpmの測定値(cps)、γはブルックフィールド粘度計による30rpmの測定値(cps)を表す。)
【0025】さらに本発明の乳化組成物は、好ましくは水中油型乳化組成物であり、実質的に界面活性剤を含まないことが望ましい。
【0026】以下に本発明の構成を説明する。
【0027】(高分子共重合体)本発明の乳化剤である高分子共重合体は、前記した(A)〜(D)を含有するモノマー組成物を重合して得られるものである。以下、この乳化剤を構成する各成分について詳述する。
【0028】前記一般式(I)で表されるアミン含有(メタ)アクリル系モノマーの代表例としては、たとえばN,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、N,N−ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミドなどがあげられるが、本発明はかかる例示のみに限定されるものではない。なお、本発明においては、前記アミン含有(メタ)アクリル系モノマーは、単独でまたは2種以上を混合して用いられる。
【0029】そのうち特に好ましいアミン含有(メタ)アクリル系モノマーは、下記一般式(V)で表されるものである。
【0030】
【化17】

【0031】前記モノマー組成物におけるアミン含有(メタ)アクリル系モノマーの割合は、15.0〜90.0重量%、好ましくは25.0〜75.0重量%、さらに好ましくは41.0〜52.0重量%となるように調製される。かかるアミン含有(メタ)アクリル系モノマーの割合が前記範囲未満である場合には、乳化安定性が良くなく、また前記範囲をこえる場合には、使用感触上のつっぱり感が生じやすく、好ましくない。
【0032】前記一般式(II)で表されるビニルモノマーの代表例としては、たとえばN−ビニルピロリドン、N−ビニルピぺリドン、アクリルアミド、メタアクリルアミドなどがあげられるが、本発明はかかる例示のみに限定されるものではない。なお、本発明においては、前記ビニルモノマーは単独でまたは2種以上を混合して用いられる。
【0033】そのうち特に好ましいビニルモノマーは、下記一般式(VI)で表されるものである。
【0034】
【化18】

【0035】前記モノマー組成物におけるビニルモノマーの割合は10.0〜80.0重量%、好ましくは20.0〜75.0重量%、さらに好ましくは40.0〜48.0重量%となるように調製される。かかるビニルモノマーの割合が前記範囲未満である場合には、乳化安定性が良くなく、また前記範囲をこえる場合には、粘度が出にくくなるため、乳化安定性が悪化し、好ましくない。
【0036】前記一般式(III)で表される(メタ)アクリロイル基含有モノマーの具体例としては、例えば2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、オクチル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、トリデシル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、N−t−オクチル(メタ)アクリルアミドなどがあげられるが、本発明はかかる例示のみに限定されるものではない。一般式(III)において、基−R5−R6は疎水性である必要があり、そのために、R5の炭素数は8以上、また−(Cn2nq−基のnは3以上、qは10以上である必要がある。なお、本発明においては、前記(メタ)アクリロイル基含有モノマーは、単独でまたは2種以上を混合して用いられる。
【0037】そのうち特に好ましい(メタ)アクリロイル基含有モノマーは、下記一般式(VII)で表されるものである。
【0038】
【化19】

【0039】前記モノマー組成物における(メタ)アクリロイル基含有モノマーの割合は1.0〜60.0重量%、好ましくは1.0〜55.0重量%、さらに好ましくは1.5〜3.5重量%となるように調製される。かかる(メタ)アクリロイル基含有モノマーの割合が前記範囲を超える場合には、水への溶解性が低下する等により乳化物の製造工程上好ましくなく、また前記範囲未満では、乳化安定性が良くない。
【0040】前記(D)成分である架橋性ビニルモノマーは、1分子中に2以上の炭素−炭素不飽和二重結合を有する化合物であり、他の単量体と架橋する性質を有するものである。
【0041】前記架橋性ビニルモノマーの代表例としては、たとえばエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリオキシエチレンジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレートなどの1分子中に2以上の炭素−炭素不飽和二重結合を有する(メタ)アクリル系モノマー;メチレンビス(メタ)アクリルアミド、1,2−ビス(メタ)アクリルアミドエタン、1,5−ビス(メタ)アクリルアミドペンタンなどの1分子中に2以上の炭素−炭素不飽和二重結合を有する(メタ)アクリルアミド系モノマー;ジビニルベンゼンなどの1分子中に2以上の炭素−炭素不飽和二重結合を有するビニルモノマーなどがあげられるが、本発明はかかる例示のみに限定されるものではない。なお、本発明においては、前記架橋性ビニルモノマーは、1種または2種以上を混合して用いられる。
【0042】そのうち特に好ましい架橋性ビニルモノマーは、下記一般式(VIII)で表されるものである。
【0043】
【化20】

【0044】前記モノマー組成物における架橋性ビニルモノマーの割合は、0.1〜25.0重量%、好ましくは1.0〜10.0重量%、さらに好ましくは6.5〜7.5重量%となるように調製される。かかる架橋性ビニルモノマーの割合は、前記範囲未満である場合には、乳化安定性が良くなく、また前記範囲を超える場合には、水への溶解性が低下するため乳化しにくい。
【0045】前記アミン含有(メタ)アクリル系モノマー、ビニルモノマー、(メタ)アクリロイル基含有モノマーおよび架橋性ビニルモノマーを含有したモノマー組成物の重合反応は、一般的な溶液重合法や塊重合法によって行うことができるが、たとえば粉体を得るための重合法である析出重合法によって行うこともでき、通常チッ素ガスなどの不活性ガス雰囲気下で非水系溶媒中で加温しながら行われる。このように、不活性ガス雰囲気下で非水系溶媒中で重合反応が行われるのは、単量体または形成された共重合体中に存在するエステル基が加水分解することを防止するためである。
【0046】本発明においては、前記非水系溶媒としては、良溶媒単独または良溶媒と貧溶媒の混合溶媒が用いられる。
【0047】本発明において良溶媒が用いられるのは、各単量体の反応性の差異による単独重合体の生成を抑制し、均一な共重合体を得るためである。なお、本明細書において、前記良溶媒とは、25℃において該良溶媒100mlに対して分子量が10000以上の共重合体が20g以上の範囲で溶解し、濁りが認められないような溶媒をいう。前記良溶媒の具体例としては、たとえばメタノール、エタノール、イソプロパノール、アセトン、酢酸エチル、ベンゼン、トルエン、キシレンなどがあげられる。これらの良溶媒のなかでは、エタノール、イソプロパノールおよびベンゼンは、比較的高分子量の共重合体を得ることができるものであるのでとくに好ましい。なお、ベンゼンなどには為害性があるため、エタノールおよびイソプロパノールがもっとも好ましい。
【0048】また、本発明において貧溶媒が用いられるのは、生成した共重合体を重合溶液から容易に析出させるためである。前記貧溶媒とは、25℃において該貧溶媒100mlに対して分子量が10000以上の共重合体を5g以下の範囲で溶解する溶媒をいう。前記貧溶媒の具体例としては、たとえばn−ペンタン、n−ヘキサン、シクロヘキサンなどの炭素数が15以下の直鎖、分岐鎖または環状の脂肪族炭化水素などがあげられる。これらの貧溶媒のなかでは、比較的沸点が高い炭素数7以下の直鎖、分岐鎖または環状の脂肪族炭化水素が好ましい。なかでも、炭素数が6または7の直鎖、分岐鎖または環状の脂肪族炭化水素は、沸点が高いのでとくに好ましい。また、安価であり、工業的に取扱い性が良好であるという点から、n−ヘキサン、シクロヘキサンなどが好ましい。
【0049】得られる乳化剤の特性を損なうことなく高分子共重合体を合成するためには、前記良溶媒および貧溶媒を適切な割合で配合することが好ましい。前記貧溶媒の割合が大きすぎる場合には、重合がすみやかに進行し、短時間のうちに粉体が析出して所望の物性を有する高分子共重合体が得られがたくなる傾向があるため、良溶媒と貧溶媒との混合溶媒に対して貧溶媒の割合は、98重量%以下、好ましくは97重量%以下、また良溶媒の割合は2重量%以上、好ましくは3重量%以上とすることが望ましい。
【0050】反応溶液から高分子共重合体を効率よく得るためには、重合時の攪拌を良好にするための反応装置を用いることが好ましい。かかる反応装置として一般に用いられている溶液重合用攪拌機を用いる場合には、前記モノマー組成物の濃度が30重量%以下となるように前記溶媒で希釈することが好ましい。なお、反応に際しては、反応溶液が滞ることがないようにするために、攪拌機などを用いて充分に攪拌することが好ましい。前記重合反応は、50〜100℃の加温下にて行うことが好ましく、一般には、反応に用いられる溶媒の還流温度で行われる。重合反応に要する時間は、通常10時間以上である。なお、重合反応は、残存している単量体量が10重量%以下になった時点で、任意に終了することができる。なお、残存している単量体の量は、たとえばPSDB法などの公知の方法によってシュウ素を二重結合に付加し、二重結合含量を測定することによって決定することができる。
【0051】かくして高分子共重合体の沈殿物を含有した反応溶液が得られるが、混合溶媒の除去は、たとえば得られた高分子共重合体の沈殿物を濾取したのち、真空乾燥を施したり、常圧または減圧下で留去することによって行うことができる。
【0052】重合反応に際しては、重合触媒を用いてもよい。かかる重合触媒としては、たとえば、2,2′−アゾビスイソブチロニトリル、2,2′−アゾビス(4−メトキシ−2,4−ジメチルバレロニトリル)、ジメチル−2,2′−アゾビスイソブチレートなどのアゾ系化合物や過酸化ベンゾイル、過酸化ラウロイルなどのジアシルパーオキサイドや、ジ−t−ブチルパーオキサイドなどのジアルキルパーオキサイド、ジイソプロピルパーオキシジカーボネートなどのパーオキシカーボネート、t−ブチルパーオキシピバレートなどのパーオキシエステルで代表される過酸化物があるが、これらの触媒は1種または2種以上を混合して用いられる。また、本発明はかかる例示のみに限定されるものではない。なお、モノマー組成物中にアミン系モノマーが多く使用されている場合、過酸化物触媒を多用すると酸化反応などの好ましくない副反応が併発し、重合を阻害するおそれがあるので、使用するときには注意を要する。一般には、アゾ系触媒を主に使用することが好ましいが、用いる溶媒の沸点によっても異なり、たとえばエタノールやベンゼンを用いるばあいには、2,2′−アゾビスイソブチロニトリルが取扱い性がよいのでもっとも好ましい。前記重合触媒の使用量は、モノマー組成物の単量体全重量に対して0.05〜3.0重量%、なかんづく0.1〜1.0重量%であることが好ましい。
【0053】なお、前記単量体の重合過程においては、さまざまな様相が呈される。たとえば、前記良溶媒のみを用いた場合には、重合反応の初期の段階で一般の溶液重合を行った場合と同様の様相を呈するが、反応の進行に伴って架橋反応が進行し、ゲル状を呈するようになり、さらに反応が進行するにしたがって沈殿物のないグリース状の生成物が得られる。
【0054】また、前記良溶媒と貧溶媒との混合溶液を用いた場合には、重合の初期の段階では一般の溶液重合法を採用した場合と同様の様相が呈されるが、反応の進行に伴って架橋反応が進行し、ゲル状を呈するようになり、さらに反応が進行するにしたがって、得られた重合体はもはや混合溶媒に溶け込めなくなり、不溶化して沈殿物として析出する。
【0055】かくして高分子共重合体が得られるが、該高分子共重合体は、例えば特開平5−140531号公報、特開平6−316510号公報に記載されている。
【0056】(乳化組成物)本発明の乳化組成物は、上記高分子共重合体と酸性物質よりなる中和剤とを含むものが好ましい。高分子共重合体の乳化組成物中の配合量は、好ましくは0.01〜10.0重量%、さらに好ましくは0.1〜5.0重量%である。0.01重量%未満では乳化組成物の安定性が不十分であり、10.0重量%を越えて配合しても安定性の向上効果は小さく適当でない。本発明の乳化組成物は、前記高分子共重合体を用いて乳化した水中油型乳化組成物もしくは油中水型乳化組成物のいずれも含まれるが、好ましくは水中油型の乳化組成物である。
【0057】(酸性物質)本発明の乳化組成物において用いられる酸性物質としては、硫酸、塩酸、リン酸等の鉱酸;酢酸、クエン酸、乳酸、コハク酸、リンゴ酸、ジメチル硫酸、ジエチル硫酸、L−グルタミン酸,L−アスパラギン酸等の酸性アミノ酸等の有機酸が挙げられる。これらのうち、L−グルタミン酸,L−アスパラギン酸等の酸性アミノ酸を用いると、経時でのpHの変化が防止され、系の安定性が長期にわたって良好に維持されるので、特に好ましい。酸性物質の乳化組成物中の配合量は、好ましくは、高分子共重合体/酸性物質=10/1〜1/1となるような量である。
【0058】(高分子化合物)本発明の乳化組成物を水中油型乳化組成物とした場合には、前記した特定の高分子化合物を含むのが好ましい。かかる高分子化合物を配合することで、皮膚や毛髪へのなじみに特に優れた水中油型乳化組成物とすることができる。本発明で用いられる特定の高分子化合物としては、たとえばメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム等の非イオン性セルロースエーテル;アルギン酸ナトリウム、ヒアルロン酸、カラギーナン、クインスシード(マルメロ)等が挙げられる。このうち好ましくは非イオン性セルロースエーテルであり、さらに好ましくはメチルセルロースおよびヒドロキシエチルセルロースである。これらは1種類のみを用いても良く、また2種類以上を組み合わせて使用しても良い。
【0059】高分子化合物の配合量としては、好ましくは0.01〜10.0重量%であり、さらに好ましくは0.05〜5.0重量%である。0.05重量%未満ではその効果が発揮されず、5.0重量%を超えて配合しても効果の向上が少ないばかりか、望まないべたついた使用感を与えることがあり好ましくない。高分子共重合体と特定の高分子化合物の配合比率としては、好ましくは高分子共重合体:高分子化合物=1:10〜10:1である。高分子共重合体がこの比率より少ないと乳化安定性が不十分であり、高分子共重合体がこの比率より多いと粘性挙動の改良効果が十分でなく、なじみの改善効果が小さく望ましくない。
【0060】(シリコーンオイル)本発明の乳化組成物を水中油型乳化組成物とした場合には、シリコーンオイルを含ませることで、皮膚に対してべたつきが少ない水中油型乳化組成物とすることができる。
【0061】用いられるシリコーンオイルとしては、たとえばジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン等の鎖状シリコーン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン等の環状シリコーンがある。 これらのうち、沸点300℃以下の揮発性シリコーンオイルが好ましい。シリコーンオイルの配合量としては、好ましくは0.1〜50.0重量%である。0.1重量%未満ではその効果が発揮されず、50.0重量%を越えて配合しても効果の向上は少なく好ましくない。
【0062】本発明の乳化組成物は、クリーム、乳液、半透明化粧水、サンスクリーン、、メーククレンジング、乳化ファンデーション、ヘアクリーム等、可能なすべての乳化化粧料としての形態をとることができる。
【0063】本発明に用いられる乳化組成物には、通常化粧料に用いられる各種の原料が使用できる。
【0064】液体油脂としては、アマニ油、ツバキ油、マカデミアナッツ油、トウモロコシ油、ミンク油、オリーブ油、アボガド油、サザンカ油、ヒマシ油、サフラワー油、ホホバ油、ヒマワリ油、アルモンド油、ナタネ油、ゴマ油、大豆油、落花生油、トリグリセリン、トリオクタン酸グリセリン、トリイソパルミチン酸グリセリン等がある。固体油脂としては、カカオ脂、ヤシ油、パーム油、パーム核油、硬化油、硬化ヒマシ油、モクロウ、シアバター等がある。ロウ類としては、ミツロウ、カルナウバロウ、ラノリン、還元ラノリン、硬質ラノリン、ホホバロウ、セラックロウ等がある。
【0065】エステル油としては、オクタン酸セチル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸オクチル、ステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソプロピル、イソパルミチン酸オクチル、オレイン酸イソデシル、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル、テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリット、コハク酸2−エチルヘキシル、セバシン酸ジエチル等がある。炭化水素油としては、流動パラフィン、スクワラン、スクワレン、パラフィン、イソパラフィン、セレシン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス等がある。
【0066】高級アルコールとしては、たとえばラウリルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、ミリスチルアルコール、セトステアリルアルコールなどの直鎖アルコール、グリセリルモノステアリルエーテル(バチルアルコール)、グリセリルモノセチルエーテル(キミルアルコール)などの分岐鎖アルコールなどが挙げられる。
【0067】低級アルコールとしては、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール等がある。
【0068】保湿剤としては、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ヘキシレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、キシリトール、マルチトール、マルトース、D−マンニット等がある。
【0069】水溶性高分子としては、アラビアゴム、カラギーナン、ペクチン、カンテン、クインスシード(マルメロ)、デンプン、アルゲコロイド(褐藻エキス)等の植物系高分子、デキストラン、プルラン等の微生物系高分子、コラーゲン、カゼイン、ゼラチン等の動物系高分子、カルボキシメチルデンプン、メチルヒドロキシプロピルデンプン等のデンプン系高分子、アルギン酸ナトリウム等のアルギン酸系高分子、カルボキシビニルポリマー(CARBOPOLなど)等のビニル系高分子、ポリオキシエチレン系高分子、ポリオキエチレンポリオキシプロピレン共重合体系高分子、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリアクリルアミド等のアクリル系高分子、ベントナイト、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、ラポナイト等の無機系水溶性高分子等がある。
【0070】紫外線吸収剤としては、パラアミノ安息香酸等の安息香酸系紫外線吸収剤、アントラミル酸メチル等のアントラニル酸系紫外線吸収剤、サリチル酸オクチル、サリチル酸フェニル等のサリチル酸系紫外線吸収剤、パラメトキシケイ皮酸イソプロピル、パラメトキシケイ皮酸オクチル、ジパラメトキシケイ皮酸モノ−2−エチルヘキサン酸グリセリル等のケイ皮酸系紫外線吸収剤、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸等のベンゾフェノン系紫外線吸収剤、ウロカニン酸、2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、4−tert−ブチル−4’−メトキシベンゾイルメタン等がある。
【0071】金属イオン封鎖剤としては、エデト酸ナトリウム塩、メタリン酸ナトリウム、リン酸等がある。酸化防止剤としては、アスコルビン酸、α−トコフェロール、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール等がある。
【0072】薬剤としては、ビタミンA油、レチノール、パルミチン酸レチノール、イノシット、塩酸ピリドキシン、ニコチン酸ベンジル、ニコチン酸アミド、ニコチン酸DL−α−トコフェロール、アスコルビン酸リン酸マグネシウム、アスコルビン酸2−グルコシド、ビタミンD2(エルゴカシフェロール)、dl−α−トコフェロール2−Lアスコルビン酸リン酸ジエステルカリウム塩、dl−α−トコフェロール、酢酸dl−α−トコフェロール、パントテン酸、ビオチン等のビタミン類、エストラジオール、エチニルエストラジオール等のホルモン、アラントイン、アズレン等の坑炎症剤、アルブチン等の美白剤、酸化亜鉛、タンニン酸等の収斂剤、L−メントール、カンフル等の清涼剤やイオウ、塩化リゾチーム、塩酸ピリドキシン、γ−オリザノール等がある。
【0073】各種の抽出液としては、ドクダミエキス、オウバクエキス、メリロートエキス、オドリコソウエキス、カンゾウエキス、シャクヤクエキス、サボンソウエキス、ヘチマエキス、キナエキス、ユキノシタエキス、クララエキス、コウホネエキス、ウイキョウエキス、サクラソウエキス、バラエキス、ジオウエキス、レモンエキス、シコンエキス、アロエエキス、ショウブ根エキス、ユーカリエキス、スギナエキス、セージエキス、タイムエキス、茶エキス、海藻エキス、キューカンバーエキス、チョウジエキス、キイチゴエキス、メリッサエキス、ニンジンエキス、カロットエキス、マロニエエキス、モモエキス、桃葉エキス、クワエキス、ヤグルマギクエキス、ハマメリス抽出液、プラセンタエキス、胸線抽出物、シルク抽出液等がある。
【0074】また、上記薬物は遊離の状態で使用されるほか、造塩可能なものは酸または塩基の塩の型で、またカルボン酸基を有するものはそのエステルの形で使用することができる。
【0075】さらに、本発明の乳化組成物には、必要に応じて適当な香料、色素等を乳化安定性を損なわない範囲で添加できる。
【0076】本発明の乳化剤を用いた場合には、界面活性剤を用いなくとも乳化安定性の良好な乳化組成物を得ることができる。従って、安全性の観点からは、本発明の乳化組成物は、界面活性剤を含まないものであることが望ましい。
【0077】
【実施例】次に、本発明を実施例および比較例によりさらに詳しく説明する。なお本発明はこれに限定されるものではない。配合量はすべて重量%である。
【0078】製造例1(高分子共重合体の製造)
温度計、還流管およびチッ素導入管を備えた三つ口フラスコに、モノマーとしてN,N−ジメチルアミノエチルメタクリレート50g、N−ビニルピロリドン47.5g、ステアリルアクリレート2.5gおよびトリプロピレングリコールジアクリレート1.9gと、エタノール23.1gおよびシクロヘキサン554.3gの混合溶媒(混合比(重量比)4:96)とを添加し、80℃にて還流を行いながらチッ素気流下で2時間攪拌して脱気した。
【0079】次に、2,2′−アゾビスイソブチロニトリル0.41gを三つ口フラスコに添加し、80℃で重合を開始した。重合開始45分間経過後にトリプロピレングリコールジアクリレート1.9gを添加し、さらに45分間経過後にトリプロピレングリコールジアクリレート1.9gを添加した。チッ素気流下で攪拌しながら約10時間重合反応を行ったのち、得られたポリマースラリー溶液を減圧下で濾過し、固型分を減圧下で乾燥した。得られた乾燥ポリマーを粉砕機で粉砕し、白色粉末状の高分子共重合体を得た。
【0080】製造例2(高分子共重合体の製造)
温度計、還流管およびチッ素導入管を備えた三つ口フラスコに、モノマーとしてN,N−ジメチルアミノエチルメタクリレート50g、メタクリルアミド47.5g、ステアリルアクリレート2.5g、トリプロピレングリコールジアクリレート1.9gおよびエタノール376.2gを添加し、前記モノマー濃度が21重量%となるように調製し、80℃にて還流を行いながらチッ素気流下で2時間攪拌して脱気した。
【0081】次に、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル0.41gを三つ口フラスコに添加し、80℃で重合を開始した。重合開始45分経過後にトリプロピレングリコールジアクリレート1.9gを添加し、さらに45分経過後にトリプロピレングリコールジアクリレート1.9gを添加した。チッ素気流下で攪拌しながら約10時間重合反応を行ったのち、得られたポリマースラリー溶液を減圧下で瀘過し、固型分を減圧下で乾燥した。乾燥ポリマーを粉砕機で粉砕し、白色粉末状の高分子共重合体を得た。
【0082】製造例3〜12(高分子共重合体の製造)
表1記載のモノマー組成物を用い、製造例1,2と同様にして、高分子共重合体を製造した。なお、表1中、各略号は以下のことを意味する。
【0083】NDAEMA:N,N−ジメチルアミノエチルメタクリレートNDAPMA:N,N−ジメチルアミノプロピルメタクリルアミドNVP :N−ビニルピロリドンMAA :メタクリルアミドSTA :ステアリルアクリレートLMA :ラウリルメタクリレートNOAA :N−t−オクチルアクリルアミドMPPGMA:メトキシポリプロピレングリコール(23)メタクリレートTPGDA :トリプロピレングリコールジアクリレート【0084】
【表1】
─────────────────────────────────── モノマー組成物の組成(g)
製造例 ───────────────────────────────番号 アミン含有( ビニル (メタ)アク 架橋性ビニ メタ)アクリ モノマー リロイル基含 ルモノマー ル系モノマー 有モノマー─────────────────────────────────── 1 NDAEMA(50) NVP(47.5) STA(2.5) TPGDA(5.7) 2 NDAEMA(50) MAA(47.5) STA(2.5) TPGDA(5.7) 3 NDAEMA(50) NVP(47.5) LMA(2.5) TPGDA(5.7) 4 NDAEMA(50) NVP(47.5) NOAA(2.5) TPGDA(5.7) 5 NDAEMA(50) NVP(47.5) MPPGMA TPGDA(5.7) (2.5) 6 NDAPMA(50) NVP(47.5) STA(2.5) TPGDA(5.7) 7 NDAEMA(21.1) NVP(76.3) STA(2.5) TPGDA(5.7) 8 NDAEMA(84.6) NVP(12.9) STA(2.5) TPGDA(5.7) 9 NDAEMA(95.4) NVP(32.9) STA(31.7) TPGDA(5.7)10 NDAEMA(35.4) NVP(6.5) STA(58.1) TPGDA(5.7)11 NDAEMA(50) NVP(42.6) STA(2.5) TPGDA(10.5)12 NDAEMA(50) NVP(37.3) STA(2.5) TPGDA(15.9)───────────────────────────────────【0085】実施例1〜3、比較例1〜3上記製造例1〜12で製造した高分子共重合体を乳化剤として用いて、表2に示す組成で乳化組成物を製造し、その乳化安定性と被膜感を評価した。その結果を併せて表2に示す。なお、各評価基準および製法は次の通りである。
【0086】(1)評価基準■乳化安定性乳化組成物を50℃の恒温槽中に静置し、1か月後の状態を観察した。
(乳化安定性の評価基準)
○:油分離が全く認められない。
△:油分離がわずかに認められる。
×:油分離が明確に認められる。
【0087】■被膜感乳化組成物の被膜感について、女性パネル15名による官能試験を行った。
(被膜感の評価基準)
○:良(15名中10名以上が良と評価)
△:やや良(15名中5名以上,10名未満が良と評価)
×:劣る(15名中5名未満が良と評価)
【0088】(2)製法油相成分を加熱して液状にし、水相成分に添加しながら乳化機で乳化する。
【0089】
【表2】
────────────────────────────────── 実施例 比較例 成分 ────────── ────────── 1 2 3 1 2 3──────────────────────────────────A.油相 流動パラフィン 10.0 10.0 10.0 10.0 10.0 10.0 ステアリルアルコール 3.0 3.0 3.0 3.0 3.0 3.0 ホホバ油 2.0 2.0 2.0 2.0 2.0 2.0B.水相 高分子共重合体(製造例1) 0.2 − − − − − 高分子共重合体(製造例2) − 0.2 − − − − 高分子共重合体(製造例3) − − 0.2 − − − PEMULEN TR-2*1) − − − 0.2 0.2 − CARBOPOL941*2) − − − − 0.2 0.2 乳酸 0.1 0.1 0.1 − − − 水酸化ナトリウム − − − 0.1 0.1 0.1 イオン交換水 残余 残余 残余 残余 残余 残余────────────────────────────────── 乳化安定性 ○ ○ ○ ○ ○ × 被膜感 ○ ○ ○ △ × △──────────────────────────────────【0090】*1):BFGoodrich社製商品名、アルキル変性カルボキシビニルポリマー*2):BFGoodrich社製商品名、アルキル変性カルボキシビニルポリマー【0091】表2より、本発明の乳化組成物は、被膜感のない良好な使用感に優れ、かつ界面活性剤を用いずとも乳化安定性の良い優れたものであることがわかる。
【0092】実施例4〜7、比較例4〜7表3、表4に示す組成で乳化組成物を製造し、その粘度安定性と被膜感を評価した。その結果を併せて表3、表4に示す。なお、被膜感の評価基準は前記と同様であり、粘度安定性の評価基準および製法は次の通りである。
【0093】(1)評価基準■粘度安定性乳化物調製直後および室温で1か月静置後の乳化物の粘度を測定した。粘度の測定はブルックフィールド粘度計(東京計器製)を用い、温度25℃、ローター3番、回転数12rpmの条件で測定した。
粘度安定性の評価式:A=(1か月後の粘度)/(直後の粘度)
○:0.7≦A×:A<0.7【0094】(2)製法Aの油相成分を加熱し液状にし、Bの水相1成分に添加しながら乳化機で乳化する。その後Cの水相2成分を添加し攪拌する。
【0095】
【表3】
────────────────────────────────── 成分 実施例4 実施例5 実施例6 実施例7──────────────────────────────────A.油相 スクワラン 8.0 8.0 8.0 8.0 ワセリン 5.0 5.0 5.0 5.0 マカデミアナッツオイル 5.0 5.0 5.0 5.0B.水相1 高分子共重合体(製造例1) 0.5 0.5 − − 高分子共重合体(製造例4) − − 0.5 − 高分子共重合体(製造例5) − − − 0.5 PEMULEN TR−2*1) − − − − ハイビスワコー105*3) − − − − 乳酸 0.2 0.2 0.2 0.2 水酸化ナトリウム − − − − ジプロピレングリコール 10.0 10.0 10.0 10.0 パラオキシ安息香酸メチル 0.2 0.2 0.2 0.2 イオン交換水 残余 残余 残余 残余C.水相2 アスコルビン酸 − 5.0 5.0 5.0 イオン交換水 一部 一部 一部 一部────────────────────────────────── 被膜感 ○ ○ ○ ○ 粘度安定性 ○ ○ ○ ○────────────────────────────────── 【0096】
【表4】
────────────────────────────────── 成分 比較例4 比較例5 比較例6 比較例7──────────────────────────────────A.油相 スクワラン 8.0 8.0 8.0 8.0 ワセリン 5.0 5.0 5.0 5.0 マカデミアナッツオイル 5.0 5.0 5.0 5.0B.水相1 高分子共重合体(製造例1) − − − − 高分子共重合体(製造例4) − − − − 高分子共重合体(製造例5) − − − − PEMULEN TR−2*1) 0.5 0.5 0.5 0.5 ハイビスワコー105*3) − − 0.5 0.5 乳酸 − − − − 水酸化ナトリウム 0.2 0.2 0.2 0.2 ジプロピレングリコール 10.0 10.0 10.0 10.0 パラオキシ安息香酸メチル 0.2 0.2 0.2 0.2 イオン交換水 残余 残余 残余 残余C.水相2 アスコルビン酸 − 5.0 − 5.0 イオン交換水 一部 一部 一部 一部────────────────────────────────── 被膜感 △ △ × × 粘度安定性 ○ × ○ × ──────────────────────────────────【0097】*1):BFGoodrich社製商品名、アルキル変性カルボキシビニルポリマー*3):和光純薬(株)製商品名、カルボキシビニルポリマー【0098】表3および表4より、本発明の実施例4〜7は、被膜感のない良好な使用感に優れ、さらに実施例5〜7については酸性成分の添加によっても粘度が安定な優れたものであることがわかる。また乳化安定性については、実施例4〜7はすべて○であった。
【0099】
実施例8 乳液A.油相 流動パラフィン 2.0 重量% ビタミンEアセテート 0.1 ビタミンA油 0.1B.水相 高分子共重合体(製造例1) 0.1 クエン酸 0.04 1,3−ブチレングリコール 10.0 メチルパラベン 0.3 イオン交換水 残余(製法)Aの油相成分をBの水相成分に添加しながら乳化機で乳化する。
【0100】
実施例9 乳液A.油相 スクワラン 5.0 重量% 流動パラフィン 5.0 イソプロピルミリステート 2.0 ベヘニルアルコール 0.2 バチルアルコール 0.2 硬化油 1.0 フィトステロール 0.5 ビタミンAアセテート 0.4B.水相 高分子共重合体(製造例1) 0.2 リン酸 0.03 プロピレングリコール 5.0 エチルパラベン 0.1 エデト酸ナトリウム 0.2 イオン交換水 残余(製法)Aの油相成分を加熱し液状にし、Bの水相成分に添加しながら乳化機で乳化する。その後攪拌しながら冷却する。
【0101】
実施例10 クリームA.油相 スクワラン 10.0 重量% トリオクタン酸グリセリル 3.0 ワセリン 7.0 セトステアリルアルコール 2.0 ラベンダー油 0.5 ブチルパラベン 0.2B.水相 高分子共重合体(製造例1) 0.5 リン酸 0.1 プラセンタエキス 0.1 アスコルビン酸リン酸Mg 3.0 イオン交換水 残余(製法)Aの油相成分を加熱し液状にし、Bの水相成分に添加しながら乳化機で乳化する。その後攪拌しながら冷却する。
【0102】
実施例11 乳化ファンデーションA.粉体 タルク 3.0 重量% 二酸化チタン 6.0 酸化鉄(黄) 1.5 酸化鉄(黒) 0.1B.油相 流動パラフィン 9.0 液状ラノリン 3.0 マイクロクリスタリンワックス 2.0C.水相 高分子共重合体(製造例1) 2.0 乳酸 1.0 1,3−ブチレングリコール 8.0 メチルパラベン 0.2 イオン交換水 残余(製法)Cの水相成分に十分に粉砕したAの粉体を添加しながら乳化機で分散する。その後Aの油相成分を加熱し液状にし、Cの水相成分に添加し乳化機で乳化する。続いて攪拌しながら冷却する。
【0103】
実施例12 ヘアクリームA.油相 流動パラフィン 15.0 重量% ワセリン 10.0 サラシミツロウ 1.0 ステアリルアルコール 2.0 ブチルパラベン 0.1B.水相 高分子共重合体(製造例1) 0.8 グリセリン 10.0 キサンタンガム 0.3(製法)Aの油相成分を加熱し液体にし、Bの水相成分に添加しながら乳化機で乳化する。その後攪拌しながら冷却する。
【0104】(酸性物質の違いによるpH安定性の評価)
実施例13,14次の表5に示す処方で水中油型乳化組成物を調製し、以下の方法により、そのpHの安定性を評価した。その結果を併せて表5に示す。
pH安定性の評価基準○:50℃,1ヵ月保存でpH変化が0.5未満である。
△:50℃,1ヵ月保存でpH変化が0.5〜1.0である。
×:50℃,1ヵ月保存でpH変化が1.0を超える。
【0105】
【表5】
───────────────────────────── 成分 実施例13 実施例14─────────────────────────────A.油相 流動パラフィン 2.0 2.0 デカメチルシクロペンタシロキサン 1.0 1.0B.水相 高分子共重合体(製造例1) 0.5 0.5 1,3−ブチレングリコール 5.0 5.0 グリセリン 5.0 5.0 メチルパラベン 0.1 0.1 L−グルタミン酸 0.15 − 乳酸 − 0.15 イオン交換水 残余 残余───────────────────────────── pH安定性 ○ △─────────────────────────────【0106】表5より、本発明の実施例13は酸性アミノ酸を中和剤として用いているので、pH安定性に優れていることが分かる。
【0107】(高分子化合物の有無による使用性の評価)
実施例15,16、比較例8,9次の表6に示す処方で水中油型乳化組成物(スキンケア乳液)を調製し、以下の方法により、その使用感と乳化安定性を評価した。その結果を併せて表6に示す。
【0108】(1)使用性の評価乳化組成物としての使用感について、女性パネル15名による官能試験を行った。
■なじみの評価基準◎:非常に良(15名中、13名以上が良と評価)
○:良(15名中、10名以上13名未満が良と評価)
△:やや良(15名中、5名以上10名未満が良と評価)
×:劣る(15名中、5名未満が良と評価)
■つっぱり感の評価基準○:良(15名中、10名以上が良と評価)
△:やや良(15名中、5名以上10名未満が良と評価)
×:劣る(15名中、5名未満が良と評価)
【0109】(2)乳化安定性試験乳化組成物を50℃の恒温槽中に静置し、1ヵ月後の状態を観察した。
■乳化安定性の評価基準○:油分離が全く認められない。
△:油分離がわずかに認められる。
×:油分離が明確に認められる。
【0110】
【表6】
───────────────────────────────── 成分 実施例 比較例 ──────────── 15 16 8 9─────────────────────────────────A.油相 流動パラフィン 22.0 22.0 22.0 22.0B.水相 高分子共重合体(製造例1) 0.3 0.3 − − アルキル変性カルボキシビニルポリマー − − − 0.3 乳酸 0.1 0.1 − − 水酸化カリウム − − − 0.1 メチルセルロース(α=0.88) 0.5 − 0.3 0.3 イオン交換水 残余 残余 残余 残余───────────────────────────────── 乳化安定性 ○ ○ × ○ なじみ ◎ ○ ○ △ つっぱり感 ○ ○ ○ △─────────────────────────────────【0111】(製法)油相成分を水相成分に添加しながら乳化機で乳化する。
【0112】表6よりメチルセルロースを配合した実施例15は、なじみが良く、つっぱり感のない使用感に優れ、かつ乳化安定性の良い優れたものであることがわかる。
【0113】実施例17,18、比較例10,11次の表7に示す処方で水中油型乳化組成物(メーク落とし)を調製し、前記の方法により、その使用感と乳化安定性を評価した。その結果を併せて表7に示す。
【0114】
【表7】
───────────────────────────────── 成分 実施例 比較例 ──────────── 17 18 10 11─────────────────────────────────A.油相 オクタメチルテトラシクロシロキサン 10.0 10.0 10.0 10.0B.水相 高分子共重合体(製造例1) 2.0 2.0 − − PEMULEN TR−2*1) − − − 2.0 乳酸 1.0 1.0 − − 水酸化カリウム − − − 1.0 ヒドロキシエチルセルロース(α=0.65) 0.2 − 2.0 0.2 イオン交換水 残余 残余 残余 残余───────────────────────────────── 乳化安定性 ○ ○ × ○ メークとのなじみ ◎ ○ △ △ つっぱり感 ○ ○ ○ △─────────────────────────────────【0115】*1):BFGoodrich社製商品名(アルキル変性カルボキシビニルポリマー)
(製法)実施例15と同じ。
【0116】表7よりヒドロキシエチルセルロースを配合した実施例17は、なじみが良く、つっぱり感のない使用感に優れ、かつ乳化安定性の良い優れたものであることがわかる。
【0117】
実施例19(ヘアクリーム)
A.油相 流動パラフィン 15.0 重量% ワセリン 20.0 モクロウ 4.0B.水相 グリセリン 8.0 パラオキシ安息香酸メチル 0.3 カルボキシメチルセルロースナトリウム(α=0.95) 0.5 高分子共重合体(製造例1) 0.05 クエン酸 0.02 イオン交換水 残余(製法)油相成分を加熱溶解し、水相成分に添加しながら乳化機で乳化する。
【0118】
実施例20(スキンケアクリーム)
A.油相 マカデミアナッツ 5.0 重量% ビタミンEアセテート 0.1 ビタミンAパルミテート 0.005 パラオキシ安息香酸エチル 0.3 セトステアリルアルコール 5.0 メチルポリシロキサン(6cs) 15.0B.水相 1,3−ブチレングリコール 2.0 エデト酸三ナトリウム 0.1 高分子共重合体(製造例1) 1.5 乳酸 1.0 メチルヒドロキシプロピルセルロース(α=0.70) 1.0 ヒアルロン酸 0.05 プラセンタ抽出液 0.5 イオン交換水 残余(製法)実施例19と同じ。
【0119】
実施例21(半透明乳液)
A.油相 デカメチルペンタシクロシロキサン 1.0 重量%B.水相 プロピレングリコール 2.0 グリセリン 10.0 アルブチン 5.0 アスコルビン酸2−グルコシド 1.0 プラセンタエキス 0.5 高分子共重合体(製造例1) 0.8 乳酸 0.4 アルギン酸ナトリウム(α=0.92) 0.2 パラオキシ安息香酸メチル 0.1 イオン交換水 残余(製法)実施例19と同じ。
【0120】
実施例22(乳化ファンデーション)
A.粉体 タルク 2.0 重量% 二酸化チタン 3.0 酸化鉄(黄) 1.2 酸化鉄(黒) 0.1B.油相 スクワラン 10.0 液状ラノリン 2.0 マイクロクリスタリンワックス 2.0 メチルフェニルポリシロキサン 5.0C.水相 高分子共重合体(製造例1) 5.0 乳酸 1.5 メチルセルロース(α=0.88) 0.5 メチルパラベン 0.2 イオン交換水 残余(製法)水相成分に十分に粉砕した粉体を添加しながら乳化機で分散する。油相成分を加熱し液状にし、水相成分に添加し乳化機で乳化する。続いて攪拌しながら冷却する。
【0121】(シリコーンオイルの有無による使用性の評価)
実施例23〜26、比較例12(スキンケアクリーム)
上記製造例1、2で製造した高分子共重合体を乳化剤として用いて表8に示す組成で水中油型乳化組成物を製造し、肌に塗布した時のべたつき感およびなじみのよさを評価した。また乳化組成物の乳化安定性を評価した。各評価方法および製造方法は次の通りである。
【0122】(1)評価方法■女性専門パネルによる官能試験乳化組成物としての使用感について、女性パネル15名による官能試験を行った。
(べたつきの評価基準)
◎:非常に良(15名中13名以上が良と評価)
○:良(15名中10名以上13名未満が良と評価)
△:やや良(15名中5名以上10名未満が良と評価)
×:劣る(15名中5名未満が良と評価)
(なじみの評価基準)
◎:非常に良(15名中13名以上が良と評価)
○:良(15名中10名以上13名未満が良と評価)
△:やや良(15名中5名以上10名未満が良と評価)
×:劣る(15名中5名未満が良と評価)
■乳化安定性試験乳化組成物を50℃の恒温槽中に静置し、1ヵ月後の状態を観察した。
(安定性の評価基準)
○:油分離が全く認められない。
△:油分離がわずかに認められる。
×:油分離が明確に認められる。
【0123】(2)製法油相成分を水相成分に添加しながら乳化機で乳化する。
【0124】
【表8】
────────────────────────────────── 実施例 比較例 成分 ─────────────── 23 24 25 26 12──────────────────────────────────A.油相 流動パラフィン 22.0 22.0 22.0 22.0 22.0 デカメチルシクロペンタシロキサン 5.0 − 5.0 − 5.0 メチルフェニルポリシロキサン(20cs) − 5.0 − − −B.水相 高分子共重合体(製造例1) 0.3 0.3 − 0.3 − 高分子共重合体(製造例2) − − 0.3 − − PEMULEN TR−2*1) − − − − 0.3 乳酸 0.1 0.1 0.1 0.1 − 水酸化カリウム − − − − 0.1 イオン交換水 残余 残余 残余 残余 残余────────────────────────────────── 乳化安定性 ○ ○ ○ ○ ○ なじみ ○ ○ ○ ○ × べたつき ◎ ○ ◎ × ○──────────────────────────────────【0125】*1):BFGoodrich社製商品名(アルキル変性カルボキシビニルポリマー)
表8より、シリコーンオイルを配合した実施例23〜25の水中油型乳化組成物は、べたつきが少なく、使用感に優れ、かつ乳化安定性の良い優れたものであることがわかる。
【0126】実施例27,28、比較例13(整髪クリーム)
表9に示す組成で水中油型乳化組成物を製造し、上記基準に基づき評価した。製造は実施例23と同様である。その結果も併せて表9に示す。
【0127】
【表9】
────────────────────────────────── 成分 実施例27 実施例28 比較例13──────────────────────────────────A.油相 イソパラフィン 2.0 2.0 2.0 オクタメチルシクロテトラシロキサン 4.0 − 4.0B.水相 高分子共重合体(製造例1) 5.0 5.0 − PEMULEN TR−2*1) − − 5.0 乳酸 1.0 1.0 − 水酸化カリウム − − 1.0 イオン交換水 残余 残余 残余────────────────────────────────── 乳化安定性 ○ ○ ○ なじみ ○ ○ △ べたつき ○ △ ○──────────────────────────────────【0128】*1):BFGoodrich社製商品名(アルキル変性カルボキシビニルポリマー)
表9より、シリコーンオイルを配合した実施例27の水中油型乳化組成物は、べたつきが少なく、使用感に優れ、かつ乳化安定性の良い優れたものであることがわかる。
【0129】実施例29(スキンケア乳液)
A.油相ジメチルポリシロキサン(6cs) 1.0 重量%ミリスチン酸イソオクチル 5.0スクワラン 3.0ビタミンEアセテート 0.05セトステアリルアルコール 2.0B.水相クエン酸 0.04プロピレングリコール 11.0パラオキシ安息香酸メチル 0.3ヘキサメタリン酸ナトリウム 0.1高分子共重合体(製造例1) 0.05キサンタンガム 0.1イオン交換水 残余(製法)油相成分を加熱溶解し、水相成分に添加しながら乳化機で乳化する。
【0130】
実施例30(スキンケアクリーム)
A.油相 ホホバ油 3.0 重量% ビタミンAアセテート 0.01 パラオキシ安息香酸エチル 0.3 ベヘニルアルコール 5.0 メチルフェニルポリシロキサン(20cs) 47.0B.水相 グリセリン 2.0 エデト酸三ナトリウム 0.2 高分子共重合体(製造例1) 1.0 乳酸 0.5 エタノール 1.0 イオン交換水 残余(製法)実施例28と同じ。
【0131】実施例31(メーククレンジング)
A.油相デカメチルシクロペンタシロキサン 10.0 重量%マカデミアナッツオイル 5.0パラオキシ安息香酸エチル 0.3ビタミンA油 0.1バチルアルコール 0.5B.水相1,3−ブチレングリコール 5.0プロピレングリコール 2.0アルブチン 2.0アスコルビン酸リン酸マグネシウム 1.0プラセンタエキス 0.5高分子共重合体(製造例1) 0.8乳酸 0.4エデト酸三ナトリウム 0.1パラオキシ安息香酸メチル 0.1イオン交換水 残余(製法)実施例28に同じ。
【0132】
実施例32(乳化ファンデーション)
A.粉体 タルク 1.0 重量% 二酸化チタン 4.0 酸化鉄(黄) 1.8 酸化鉄(黒) 0.05B.油相 流動パラフィン 10.0 液状ラノリン 2.0 マイクロクリスタリンワックス 1.0 メチルフェニルポリシロキサン(20cs) 1.0C.水相 高分子共重合体(製造例1) 4.0 乳酸 1.5 1,3−ブチレングリコール 8.0 メチルパラベン 0.2 イオン交換水 残余(製法)水相成分に十分に粉砕した粉体を添加しながら乳化機で分散する。油相成分を加熱し液状にし、水相成分に添加し、乳化機で乳化する。続いて攪拌しながら冷却する。
【0133】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の乳化剤は、このものを用いて乳化組成物とした時に、特に皮膚に対して刺激性が少なく塗布した後に被膜感等が少ないなめらかな感触を与え、かつ乳化安定性の良い乳化組成物とすることができる。また、本発明によれば、中和剤として酸性アミノ酸を用いることにより、経時でのpHの変化が防止され、系の安定性が長期にわたって良好に維持される乳化組成物が得られる。さらに、本発明によれば、特定の高分子化合物を配合することで、皮膚や毛髪へのなじみに特に優れた水中油型乳化組成物とすることができる。




 

 


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