米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 加工処理操作 -> 株式会社御池鐵工所

発明の名称 埋立被処理物の前処理方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平10−156310
公開日 平成10年(1998)6月16日
出願番号 特願平8−322543
出願日 平成8年(1996)12月3日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】青山 葆 (外1名)
発明者 小林 由和
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 埋立処理される廃棄物を主とする被処理物を混合機において粘土や粘土状スラッジ、無機泥土等の非透水性バインダーと撹拌混合してから成形機において固形物に成形することを特徴とする埋立被処理物の前処理方法。
【請求項2】 埋立処理される焼却灰や飛灰(フライアッシュ)等の無機物及び/若しくはプラスチック、紙、木等の可燃性廃棄物の被処理物を混合機においてアスファルトや粘土、粘土状スラッジ、無機泥土等の非透水性バインダーと撹拌混合してから成形機において固形物に成形することを特徴とする埋立被処理物の前処理方法。
【請求項3】 重金属を含む上記無機物の被処理物は,キレート剤を含む上記非透水性バインダーと撹拌混合される請求項1又は2記載の前処理方法。
【請求項4】 袋詰めの上記被処理物は、定量供給機から破袋機に送られ、破袋機からベルトコンベヤ上に供給された被処理物は、磁性物や非鉄、カレット等の有価物が選別除去され、次に回転篩や回転ロール等の篩選別機によって土砂が選別除去され、残った中大形物の被処理物は、破砕機によって破砕されて、破片状被処理物は、定量供給機付きサイロに貯蔵され、上記バインダー及び上記破片状被処理物が混合機にそれぞれ定量供給されて撹拌混合された後で成形機で固形化される請求項1記載の前処理方法。
【請求項5】 重金属を含む上記無機物の被処理物は,磁力選別機によって鉄等の磁性物が除去され、アルミ選別機によってアルミニウムが除去され、その後に複数の大小の輪体を交互に軸方向に配列した回転ロータを複数フレームの長手方向に隣接ロータの輪体間に篩目を形成する様に配列して成る選別ブロックを有したロータセパレータによって篩目通過物と搬送された中大形物とに選別される請求項3記載の前処理方法。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、埋立処理される残飯、果物、野菜等の腐敗性有機物やプラスチック、紙、木等の可燃性有機物及び/若しくは石や金属等の無機物を含む被処理物を埋立用の固形物に成形する埋立被処理物の前処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のような混合した管理型廃棄物を、例えば山間での防水シートを張った処理地に埋立する場合、排水設備を設けて排水を薬品処理や沈殿させたり、火災防止や飛散防止の為に覆土を交互に層状に入れる必要がある。また安定型廃棄物のプラスチックやガラス、陶器、磁器や土砂やコンクリートや金属材は覆土を入れずにほぼ原形のまま埋立していた。一方、建設土木の基礎工事によって出る粘土や無機泥土や、山の岩石から砂を造る際に出る産廃粘土、コンクリートミキサー車から出る粘土状スラッジ等の処理にも費用がかかっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、生活水準の高度化や大量生産・大量消費に伴って家庭や事業所等から出る一般廃棄物や産業廃棄物も量が格段に多くなり且つ広範囲の物が混入することが多くなってきており、そのまま防水シートを張った処理地に埋立処理しても蝿が大量発生したり、鼠、カラス、野犬等が集まって食い散らしたり、火災や悪臭が発生したり、風で飛散したりして環境を悪化させ、また処理地での埋立寿命を短くしたり、排水処理に費用がかさむ等、今日的な大きな問題となっている。
【0004】本発明は、上記に鑑み案出されたものであって、残飯、野菜、果物等の腐敗性廃棄物による蝿の大量発生や、鼠、カラス、野犬等による食い散らしや、悪臭の発生も防止出来るもので、プラスチックや紙、シート等の可燃性廃棄物の風による飛散や火災発生等を防止出来、処理地での排水負荷(薬剤処理や沈殿処理等)を軽減出来且つ安全上、延命上、地盤安定化上役立ち、また粘土や粘土状スラッジ、無機泥土等の廃棄物を固形物形成にうまく利用出来る環境に優しい埋立被処理物の前処理方法を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発明の請求項1記載の埋立被処理物の前処理方法は、埋立処理される廃棄物を主とする被処理物を混合機において粘土や粘土状スラッジ、無機泥土、セメント等の非透水性バインダーと撹拌混合してから成形機において固形物に成形することを特徴としている。
【0006】従って、上記の構成を有した請求項1記載の埋立被処理物の前処理方法では、腐敗性有機物や可燃性有機物だけでも、無機物だけでも、またはそれらが混合していても、それらは粘土や粘土状スラッジ、無機泥土、セメント等の非透水性バインダーによって混ぜ合わされ、水を通さず、また水で溶解されない固形物に成形される。従って、腐敗性廃棄物に対して蝿の大量発生、鼠、カラス、野犬等による食い散らし、悪臭の発生も防止出来、またプラスチックや紙、シート等の可燃性廃棄物に対して風による飛散や火災発生等を防止出来、処理地での排水負荷(薬剤処理や沈殿処理等)を軽減出来且つ安全上、延命上、地盤安定化上役立つ。更に、粘土や粘土状スラッジ、無機泥土等の廃棄物を上記のように機能を果たす固形物形成に有効に利用出来る。また固形物は、遅硬化性で埋立地でブルトーザ等で押し潰すと扁平に変形して埋立地の延命上好都合である。
【0007】請求項2記載の埋立被処理物の前処理方法では、埋立処理される焼却灰や飛灰(フライアッシュ)等の無機物及び/若しくはプラスチック、紙、木等の可燃性廃棄物の被処理物を混合機においてアスファルトや粘土、粘土状スラッジ、無機泥土、セメント等の非透水性バインダーと撹拌混合してから成形機において固形物に成形することを特徴としている。従って、道路改装時に大量に出るアスファルトから生成され再生アスファルト等は、残飯、果物、野菜等の腐敗性有機物を固めても温度によっては発酵させたり腐敗させることがあるが、無機物の被処理物に対しては安定的なバインダーとして水を通さない。従って、重金属が被処理物に含まれていても水による溶出を防ぐことが出来る。また、建材のプラスチックや紙、シート等の可燃性廃棄物に対しても風による飛散や火災発生等を防止出来、処理地での排水負荷(薬剤処理等)を軽減出来且つ安全上、延命上、地盤安定化上役立つ。更に、粘土や粘土状スラッジ、無機泥土等の廃棄物を上記のように機能を果たす固形物形成に有効に利用出来る。
【0008】請求項3記載の埋立被処理物の前処理方法では、重金属を含む上記無機物の被処理物は,キレート剤を含む上記非透水性バインダーと撹拌混合される。重金属の、例えば鉛が混入していてもキレート剤が水に溶出してくる鉛イオンに化合して水に不溶解のキレート化合物として安定化することが出来る。撹拌混合によってキレート剤は非常に良く混合されてキレート剤の使用量を必要最小限に留めることが出来る。非透水性バインダーの使用で得られた硬い保形性の良い固形物は、埋立のためにたとえ水中に投入されても鉛の溶出が防止され、安定型とほぼ同等に扱うことが可能になる。
【0009】請求項4記載の埋立被処理物の前処理方法では、袋詰めの上記被処理物は、定量供給機から破袋機に送られ、破袋機からベルトコンベヤ上に供給された被処理物は、磁性物や非鉄、カレット等の有価物が選別除去され、次に回転篩や回転ロール等の篩選別機によって土砂が選別除去され、残った中大形物の被処理物は、破砕機によって破砕され、破片状被処理物は定量供給機付きサイロに貯蔵され、上記バインダー及び上記被処理物破片が混合機にそれぞれ定量供給されて撹拌混合された後で成形機で固形化される。袋や容器に詰められた被処理物も破袋機によって自動的にベルトコンベヤ上に供給され、有価物が選別除去され、資源回収と後続処理機材損耗防止を図ることが出来る。また篩選別によって土砂が選別除去され、同様に後続処理機材損耗防止を図ることが出来る。破砕機によって破砕された被処理物破片をサイロに貯蔵することで固形化成形機を連続的に運転出来、また定量供給機によって適切な成分調整も出来る。
【0010】請求項5記載の埋立被処理物の前処理方法では、重金属を含む上記無機物の被処理物は、磁力選別機によって鉄等の磁性物が除去され、アルミ選別機によってアルミニウムが除去され、その後に複数の大小の輪体を交互に軸方向に配列した回転ロータを複数配列したフレームの長手方向に隣接ロータの輪体間に篩目を形成する様に配列して成る選別ブロックを有したロータセパレータによって篩目通過物と搬送された中大形物とに選別される。
【0011】従って、磁力選別機によって磁性を有した鉄系金属を選び出すことが出来て、鉄資源回収と後続処理機材損耗防止を図ることが出来、また製造時に電力を大量に消費するアルミニウムの資源の回収をアルミ選別機で行える。次いで、ロータセパレータは、一端部上側から供給されて来る混合被処理物が濡れたり湿っていても、その複数の配列のロータの回転で撹拌しながら目詰まりを起こすこと無く効率的に可燃有機物が圧倒的に多い非反発性軽量物や不燃無機物が圧倒的に多い反発性重量物の中大形物と、隣接した回転ロータの軸方向に交互に配列された大径輪体と小径輪体とが互いに形成した篩目用間隔から落下する粉粒子の土砂との2種類に選別することが出来る。従って、以後の二次選別作業や反発性重量物に対する選別や粉砕作業を容易に出来、また土砂の除去で後続処理機材損耗防止を図ることが出来る。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る埋立被処理物の前処理方法の代表実施形態のフローチャート、図2は同前処理方法に使用される破袋機の縦断面図、図3は同前処理方法に使用されるアルミ選別機の側面図、図4は同前処理方法に使用されるロータセパレータの側面図、図5は同ロータセパレータの選別ブロックの要部の平面図、図6は同前処理方法に使用される破砕機としてのスクリュウクラッシャーの平面図、図7は同前処理方法に使用される粉砕機としてのカッター型破砕機の縦断面図、図8は同前処理方法に使用される固形化成形機の断面図、図9は同固形化成形機の水平断面図である。
【0013】図1に示す様に、廃棄物の埋立被処理物の前処理方法では、袋や容器等に包まれた残飯、果物、野菜等の有機物やプラスチック、紙、木等を含む可燃物、その他石や金属等の無機物が混合したゴミW0がショベルローダ等の投入手段からスクリュウフィーダ等の定量供給機3を介して破袋機10に送られる。破袋機10としては、図2に示すように、下方に狭くなった処理空間16を形成する傾斜側板付きホッパー11を有したケーシング12内で矢印R1へ回転駆動されるロータ15と、ロータ15の長手方向に複数組配列されたなぎなた状破袋刃15Aとから成るものが使用される。ロータ15は、なぎなた状破袋刃15A間において横断した上仕切り板17Aの中央部上で軸受Bで軸承されている。上仕切り板17Aの下には、円弧面上に固定刃の縦通材18を複数固定して粗いスクリーンSを形成した下仕切り板17Bが設けられている。
【0014】混合ゴミW0は、破袋機10からベルトコンベヤC上に広げられ、作業員によってガスの残っているボンベ等の爆発性物や大きな石等の不適物Nを除去したり、非鉄やカレット等の有価物Vの選りだしたりする手選別が行われる。更に電磁石の磁気選別機20’によって鉄骨等の各種磁性金属MMが選別される。それら有価物はリサイクルされる。残りの廃棄物W1は、アルミ選別機20に送られ、アルミニウムALが選別される。
【0015】アルミ選別機20は、図3に示すように、永久磁石式ドラム回転型アルミセパレータであって、投入されたアルミニウムは良伝導体で磁力線によって電磁誘導現象をおこしてうず電流を発生し、永久磁石21を備えた高速回転ドラム22によって強力な交流磁界を受けてアルミニウム内部に発生するうず電流と反発し合い弾き出されることになる。即ち、アルミニウムや他のゴミを含む廃棄物W1はショートストッパーを備えた周動ループベルト23の上に供給されて、ギヤドモータ24で回転駆動される一方のベルトロータの永久磁石式ドラム22において弾き出され、端排出口25からアルミ圧延機等へ送られ、残りの処理物W2は内側排出口26から篩選別機30のロータセパレータへ送られる。
【0016】図4及び図5に示すように、ロータセパレータ30は、上記処理物W2を篩目通過物の土砂W3と一端部から他端側へ搬送される中大形状物W4との二種類に選別するもので、図4と図5に示す様に、大径輪体31Aと小径輪体31Bとが軸方向に交互に配列された複数の回転ロータ31を隣接ロータ同士の大径輪体31Aと小径輪体31Bとを篩目用間隔Gをおいてフレーム30A上に配列して選別ブロックを形成しており、そのブロックで一端部上方から供給された被処理物W2に他方端へ送りを掛けるように各ロータ31を回転駆動装置32で回転駆動して中大形物W4を他方端に搬送し、土砂等の混合小被処理物W3をロータ31の大径輪体31A及び小径輪体31Bの間の篩目Gから落下させて選別する。
【0017】ロータ31は、一端に回転駆動装置32を成す歯車32Aを固定した角軸30Cに大径輪体31Aと間隔片の小径輪体31Bとを軸方向に交互に嵌合配列している。この大径輪体31Aは、側面に突起31aを有して、篩目Gの大きさを調整している。篩選別機30として、他に回転篩のトロンメル等が使用される。中大形物W4は、次に破砕機40に送られ、小被処理物W3は、土砂が大部分の場合はそのまま埋立され、有機物が多い場合は後述の撹拌混合機60に送られて固形物の形成に使用される。
【0018】破砕機40は、大型物が多い場合に使用され、例えば図6に示すように、ホッパー41の下方のケーシング42内部の作業室42Aに上から下に噛み込むようにモータ44Aと減速機44Bとで等速回転駆動される2本の破砕スクリュウ43A、43Bを水平に軸承しており、コンテナーや各種容器等大形廃棄物を破砕して下方から粗いスクリーンSCを通して排出するようにしている。この破砕によってやプラスチック、木材などが複合材製品から分解される。破砕スクリュウ43A、43Bの外周縁には、被破砕物に対する噛み込みを促進する各種形状の突出刃を適宜設けることが出来る。
【0019】他に、破砕機40として従来からあるハンマークラッシャーやロータリプレスクラッシャーが廃棄物中の多い混入物に応じて適宜選択使用される。スクリュウクラッシャーは、二軸式や一軸式もあり、回転テーパ状破砕スクリュウ部やストレート破砕スクリュウ部とケーシング内面の複数の長手方向固定刃やテーパ状部とストレート部との間のリング状固定刃の間で破砕を行い、粉砕を省き得る大きさまで破砕することが出来る。
【0020】破砕機40からの破片は、粉砕機40’によって粉砕される。粉砕機40’としては、図7に示すような二軸式剪断型のものが有り、ある程度の大きさの粗砕された破片をケーシング45内で左右一対の上から下へ噛み込む回転破砕刃46Aと対応した相手軸の突出刃47A及びスクリーン48を成す縦通固定刃48Bとで細断していきスクリーン49によって所望の大きさ、例えばサイロ50に貯蔵したり、固形物SMを形成する上で好適な3cm角以下程度の細片を得る。粉砕機40’としては、この図示例の二軸式剪断型の他に一軸式カッター型のものも使用される。
【0021】ホッパーの下方のケーシング内部の作業室内にそれぞれ複数の回転破砕刃と固定刃とを交互に配列してそれらの間で粗砕物を細断する。底には横断支持板の幅方向に隔設されてより細かな格子状を成す複数の縦通固定刃部材から成るスクリーンを取り付けており、このスクリーンによって所望の大きさの破片を得る。回転破砕刃は、固定刃の中央部の軸受で支持された回転軸に回転方向に位相を順次ずらして取り付けられている。回転破砕刃の刃先側にも短固定刃が設けられる。
【0022】他に、粉砕機40’としては、二軸式又は一軸式のロータリプレスクラッシャーが有り、回転テーパ状破砕スクリュウ部やストレート破砕スクリュウ部とケーシング内面の複数の長手方向固定刃やテーパ状部とストレート部との間のリング状固定刃の間で粉砕することが出来る。
【0023】粉砕された細片は、定量供給機付きサイロ50に一時貯蔵される。サイロ50は、内部にブリッジ現象を防止する回転螺旋羽根が設けられている。また、粘土を主とする非透水性バインダーBを収容した容器5とキレート剤Kを収容したタンク6とが設けられている。他に、廃棄の石灰やセメント、アスファルトを入れた容器や焼却灰を入れた容器も適宜用意される。それらサイロ50、容器5、6からスクリュウ式定量供給機3を介して細片状被処理物W5とバインダーBが、タンク6から弁及び配管を介してキレート剤Kが所定量ずつ撹拌混合機60に供給される。撹拌混合機60としては、在来のミキサーや混練機が使用される。撹拌混合された物W6は、固形化成形機70に送られる。
【0024】粘土としては、ベントナイト(SiO2とAl2O3 を主成分とした粘土)や産廃粘土(山から砂を造る時の水洗いで生成)、粘土状スラッジ(生コンクリートのミキサー車の水洗いで出る)、無機泥土(主に建設土木の基礎工事で出る)等がある。キレート剤Kとしては、有害な鉛に対してジチオカルバミン酸ソーダを主成分とする水溶液が使用され、pHが8.8〜9.8のアルカリ性に調製されている。バインダーBとして粘土やセメントは、被処理物が有機物でも無機物でも使用されるが、アスファルトは無機物にのみ使用される。粘土は、遅硬化性固形物を形成するので埋立地で押し潰す上で好都合である。
【0025】固形化成形機70は、図8と図9に示すように、一端部の投入口71Aから投入されたプラスチックを含む軽量物W4、W7、W7’を他端部の取り出し口71Bに至る長手方向にかけて搬送しながら破砕、混練、圧縮及び粉砕を行い、摩擦や圧縮の発熱で温度を上げ、プラスチックを溶融したりするもので、細長ケーシング71内の長手方向に並設され対向方向に回転駆動される一対の回転軸70S、70Sと、それらの各々に取り付けられた螺旋体72A、72B及び圧搾体73A、73Bと、これらに対して所定の隙間をとってケーシング71内に取り外し可能に付設された耐摩耗性内張体71Cと、取り出し口71Bの固形化用ノズル付き多孔板75とら構成されている。圧搾体は、特に粉砕と溶解を促進する臼状圧搾部73を構成している。固形化成形機70としては、他に一軸スクリュウを使用した出口側にテーパ部を備えたものも使用される。この固形化成形機70によって、保形性の良い水を通さない固形物SMが得られる。
【0026】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明の請求項1記載の埋立被処理物の前処理方法によると、埋立処理される廃棄物を主とする被処理物を混合機において粘土や粘土状スラッジ、無機泥土、セメント等の非透水性バインダーと撹拌混合してから成形機において固形物に成形することを特徴としている為に、腐敗性有機物や可燃性有機物だけでも、無機物だけでも、またはそれらが混合していても、それらは粘土や粘土状スラッジ、無機泥土、セメント等の非透水性バインダーによって混ぜ合わされ、水を通さず、また水で溶解されない固形物に成形される。
【0027】従って、腐敗性廃棄物に対して蝿の大量発生、鼠、カラス、野犬等による食い散らし、悪臭の発生も防止出来、またプラスチックや紙、シート等の可燃性廃棄物に対して風による飛散や火災発生等を防止出来、処理地での排水負荷(薬剤処理等)を軽減出来且つ安全上、延命上、地盤安定化上役立つ。更に、粘土や粘土状スラッジ、無機泥土等の廃棄物を上記のように機能を果たす固形物形成に有効に利用出来る。また固形物は、遅硬化性で埋立地でブルトーザ等で押し潰すと扁平に変形して埋立地の延命上好都合である。
【0028】請求項2記載の埋立被処理物の前処理方法によると、埋立処理される焼却灰や飛灰(フライアッシュ)等の無機物及び/若しくはプラスチック、紙、木等の可燃性廃棄物の被処理物を混合機においてアスファルトや粘土、粘土状スラッジ、無機泥土、セメント等の非透水性バインダーと撹拌混合してから成形機において固形物に成形することを特徴としている為に、道路改装時に大量に出るアスファルトから生成され再生アスファルト等を利用して、たとえ残飯、果物、野菜等の腐敗性有機物に対して温度によっては発酵させたり腐敗させることがあって不適当であっても、無機物の被処理物に対しては安定的なバインダーとして水を通さない固形物を形成出来る。
【0029】従って、重金属が被処理物に含まれていても水による溶出を防ぐことが出来、また建材のプラスチックや紙、シート等の可燃性廃棄物に対しても風による飛散や火災発生等を防止出来、処理地での排水負荷(薬剤処理や沈殿処理等)を軽減出来且つ安全上、延命上、地盤安定化上役立つ。更に、粘土や粘土状スラッジ、無機泥土等の廃棄物を上記のように機能を果たす固形物形成に有効に利用出来る。
【0030】請求項3記載の埋立被処理物の前処理方法によると、重金属を含む上記無機物の被処理物は,キレート剤を含む上記非透水性バインダーと撹拌混合され、重金属の、例えば鉛が混入していてもキレート剤が水に溶出してくる鉛イオンに化合して水に不溶解のキレート化合物として安定化することが出来る。撹拌混合によってキレート剤は非常に良く混合されてキレート剤の使用量を必要最小限に留めることが出来る。非透水性バインダーの使用で得られた硬い保形性の良い非透水性固形物は、埋立のためにたとえ水中に投入されても鉛の溶出が防止され、安定型とほぼ同等に扱うことが可能になる。
【0031】請求項4記載の埋立被処理物の前処理方法によると、袋や容器に詰められた上記被処理物は、定量供給機から破袋機に送られ、破袋機からベルトコンベヤ上に供給された被処理物は、磁性物や非鉄、カレット等の有価物が選別除去され、次に回転篩や回転ロール等の篩選別によって土砂が選別除去され、残った中大形物の被処理物は、破砕機によって破砕され、定量供給機付きサイロに被処理物破片が貯蔵され、上記バインダー及び上記被処理物破片が混合機にそれぞれ定量供給されて撹拌混合された後で成形機で固形化される。
【0032】袋や容器に詰めた被処理物も破袋機によって自動的にベルトコンベヤ上に供給され、有価物が選別除去され、資源回収と後続処理機材損耗防止を図ることが出来る。また篩選別によって土砂が選別除去され、同様に後続処理機材損耗防止を図ることが出来る。破砕機によって破砕された被処理物破片をサイロに貯蔵することで固形化成形機を連続的に運転出来、また定量供給機によって適切な成分調整も出来る。
【0033】請求項5記載の埋立被処理物の前処理方法によると、重金属を含む上記無機物の被処理物は,磁力選別機によって鉄等の磁性物が除去され、アルミ選別機によってアルミニウムが除去され、その後に複数の大小の輪体を交互に軸方向に配列した回転ロータを複数配列したフレームの長手方向に隣接ロータの輪体間に篩目を形成する様に配列して成る選別ブロックを有したロータセパレータによって篩目通過物と搬送された中大形物とに選別される為に、磁力選別機によって磁性を有した鉄系金属を選び出すことが出来て、鉄資源回収と後続処理機材損耗防止を図ることが出来、また製造時に電力を大量に消費するアルミニウムの資源の回収をアルミ選別機で行える。
【0034】次いで、ロータセパレータは、一端部上側から供給されて来る混合被処理物が濡れたり湿っていても、その複数の配列のロータの回転で撹拌しながら目詰まりを起こすこと無く効率的に可燃有機物が圧倒的に多い非反発性軽量物や不燃無機物が圧倒的に多い反発性重量物の中大形物と、隣接した回転ロータの軸方向に交互に配列された大径輪体と小径輪体とが互いに形成した篩目用間隔から落下する粉粒子の土砂との2種類に選別することが出来る。従って、以後の二次選別作業や反発性重量物に対する選別や粉砕作業を容易に出来、また土砂の除去で後続処理機材損耗防止を図ることが出来る。




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013