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発明の名称 乾燥装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平10−337520
公開日 平成10年(1998)12月22日
出願番号 特願平9−148905
出願日 平成9年(1997)6月6日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】蔦田 璋子 (外1名)
発明者 三谷 恵敏 / 松井 英二 / 森 佳久
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】長尺状の基材の上面に所定の厚みを以て塗工した樹脂またはセラミックスを、前記基材を前方に向けて走行させながら該基材上で成形する乾燥装置であって、中空直方体状をなす装置本体の内部を上下に区分する金属板が、該装置本体における基材搬入口から基材搬出口にまで延び、前記金属板の上面において前記基材搬入口から前方に延びる密閉通路を設け、前記基材は、前記密閉通路の内部における前記金属板上を走行してなり、前記密閉通路の前方端部における基材走行路から退避した位置において、窒素ガスなどの不活性ガスよりなる乾燥用熱風を前記密閉通路内部に基材走行方向と反対の方向に流すことのできる送風口を設け、前記密閉通路の後方端部における基材走行路から退避した位置において、前記乾燥用熱風を該密閉通路から装置本体の外部に排出するための排出口を設け、金属板の下方において、基材走行方向と反対の方向に熱風を流すことのできる第1熱風送込口を設けたことを特徴とする乾燥装置。
【請求項2】前記密閉通路の上方において、基材走行方向と反対の方向に熱風を流すことのできる第2熱風送込口を設けたことを特徴とする請求項2記載の乾燥装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は乾燥装置に関し、詳しくは、長尺状の基材の上面に所定の厚みを以て塗工した樹脂またはセラミックス(以下、単に「樹脂」ともいう)を、前記基材を前方に向けて走行させながら該基材上で成形(成膜)する乾燥装置に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来、長尺状の基材の上面に塗布された樹脂を、該基材上で成形する乾燥装置としては、カウンターフロー式装置、クイックジェット式装置など、種々のものが提案されていた。しかしながら、そのいずれもが、基材上の樹脂に対し、熱風(熱空気)を多かれ少なかれ直接吹き付けるものであった。換言すれば、従来の乾燥装置は成形(成膜)しようとする樹脂が多かれ少なかれ熱風(熱空気)それ自身の影響を直接受けるものであった。
【0003】これにより、樹脂から気化(蒸発)した有機溶媒(有機溶剤)が常に熱風(熱空気)に晒されることになり、場合にあっては爆発の危険を招いた。
【0004】[発明の目的]本発明は上記の実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、爆発の危険性を最小限にとどめ得る乾燥装置を提供するところにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の乾燥装置は、長尺状の基材の上面に所定の厚みを以て塗工した樹脂またはセラミックスを、前記基材を前方に向けて走行させながら該基材上で成形する乾燥装置であって、中空直方体状をなす装置本体の内部を上下に区分する金属板が、該装置本体における基材搬入口から基材搬出口にまで延び、前記金属板の上面において前記基材搬入口から前方に延びる密閉通路を設け、前記基材は、前記密閉通路の内部における前記金属板上を走行してなり、前記密閉通路の前方端部における基材走行路から退避した位置において、窒素ガスなどの不活性ガスよりなる乾燥用熱風を前記密閉通路内部に基材走行方向と反対の方向に流すことのできる送風口を設け、前記密閉通路の後方端部における基材走行路から退避した位置において、前記乾燥用熱風を該密閉通路から装置本体の外部に排出するための排出口を設け、金属板の下方において、基材走行方向と反対の方向に熱風を流すことのできる第1熱風送込口を設けたものである。
【0006】請求項2のように、前記密閉通路の上方において、基材走行方向と反対の方向に熱風を流すことのできる第2熱風送込口を設けることが好ましい。
【0007】
【作用】本発明の乾燥装置にあっては、基材の下方において、第1熱風送込口から基材走行方向と反対の方向に熱風が流れている。基材上に塗布された未乾燥の樹脂が前記熱風を熱源として硬化していくとともに、該樹脂から有機溶媒(有機溶剤)が気化(蒸発)していく。なお、装置本体における基材搬入口から基材搬出口にまで延びる金属板によって当該装置本体が上下に区分されているので、第1熱風送込口から吹き出された熱風が上記有機溶媒に晒されるというおそれはない。
【0008】前記金属板の上面において前記基材搬入口から前方に延びる密閉通路が設けられ、かつ該密閉通路の前方端部に設けた送風口から乾燥用熱風がこの密閉通路内を基材走行方向と反対の方向に流れているので、樹脂から気化(蒸発)した有機溶媒は、この密閉通路内の空間において、前記乾燥用熱風の流れに従って同方向(後方に向かって)に流れ、そして前記密閉通路の後方端部に設けた排出口から乾燥用熱風とともに取り除かれていく。なお、当該乾燥用熱風は窒素ガス等の不活性ガスからなり、気化した有機溶媒は前記不活性ガスにより処理されることになるので、爆発の危険性を最小限にとどめることができる。
【0009】請求項2記載の乾燥装置にあっては、前記密閉通路の上方において、第2熱風送込口から基材走行方向と反対の方向に熱風が流れている。この熱風は、上記した乾燥用熱風のための保温用熱源である。従って、乾燥用熱風の温度を密閉通路内において均一に保持することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図4に基づいて本発明の乾燥装置(A)の一実施例を説明するが、本発明はこれによって限定されるものではない。
【0011】図1は本発明の乾燥装置(A)の縦断面図である。符号(10)は、中空直方体状をなす装置本体であり、後端部(図1にあっては左端部)には基材搬入用の搬入口(12)が設けられており、前端部(図1にあっては右端部)には搬出口(14)が設けられている。装置本体(10)の内部には、該装置本体(10)の内部を上下に2分する金属板(15)が前記搬入口(12)から搬出口(14)にまで水平を保持した状態で延びている。この装置本体(10)は、搬出口(14)側から第1室(21)、第2室(22)、第3室(23)、及び搬出口(14)を備えた第4室(24)よりなる。第1室(21)の搬入口(12)から装置本体(10)の内部に入った基材(W)は、各室を順次経由しながら前記金属板(15)上を搬出口(14)に向かって(すなわち前方に向かって)走行し、搬出口(14)から出ていく。
【0012】金属板(15)の下方における第1室(21)から第4室(24)の各々の前端部には、熱風を基材走行方向と反対の方向(すなわち後方)に流すことのできる第1熱風送込口(25)が設けられている。また、金属板(15)の下方における第1室(21)から第4室(24)の各々の後端部には、前記第1熱風送込口(25)に対向する第1熱風排出口(26)が設けられている。第1熱風送込口(25)から吹き出された熱風(熱空気)は、金属板(15)の下方を後方に流れ、第1熱風排出口(26)に取り込まれて装置本体(10)の外部に排出される。
【0013】金属板(15)の上面には、図3に示すように、断面コの字状をなす密閉通路形成体(30)が載置されている。この密閉通路形成体(30)は、前記金属板(15)と所定の間隔を存して配されるとともに該金属板(15)に相対向する天板(30a)と、天板(30a)の幅方向左右両端部からそれぞれ下方に延び金属板(15)の上面にまで達する支持板(30b)とよりなる。この密閉通路形成体(30)は、図1および図2に示すように、第1室(21)の搬入口(12)から前方に延び第2室(22)の前端部にて終端している。
【0014】密閉通路形成体(30)における天板(30a)の前端部は切り欠かれており、この切欠部に、図4に示すように密閉通路形成体(30)の内部(内側)に窒素ガスなどの不活性ガスを送り込むガス送風管(32)の先端が挿入されている。また、密閉通路形成体(30)における天板(30a)の後端部も前端部と同様、切り欠かれており、この切欠部に、ガス排出管(34)の先端が挿入されている。ガス送風管(32)の先端にて開口している送風口(33)から吹き出された窒素ガスは、密閉通路形成体(30)の内部(内側)を後方に向かって流れ(図1、図2の矢印参照)、ガス排出管(34)の先端にて開口している排出口(35)を介してガス排出管(34)に取り込まれ、装置本体(10)の外部に排出される。
【0015】密閉通路形成体(30)の上方における第1室(21)と第2室(22)の各々の前端部には、熱風を基材走行方向と反対の方向(すなわち後方)に流すことのできる第2熱風送込口(36)が設けられている。また、密閉通路形成体(30)の上方における第1室(21)と第2室(22)の各々の後端部には、前記第2熱風送込口(36)に対向する第2熱風排出口(38)が設けられている。第2熱風送込口(36)から吹き出された熱風(熱空気)は、密閉通路形成体(30)の上方を後方に流れ、第2熱風排出口(38)を介して装置本体(10)の外部に排出される。なお、第2熱風送込口(36)は、装置本体(10)の天井部を貫通し下方に向かって延びたのち後方に向きを変えてなる第2送込管(40)の先端において開口しており、第2熱風排出口(38)は、第2熱風送込口(36)と同様、装置本体(10)の天井部を貫通し下方に向かって延びたのち前方に向きを変えてなる第2排出管(42)の先端において開口している。
【0016】金属板(15)の上方における第3室(23)と第4室(24)の各々の前端部には、熱風を基材走行方向と反対の方向(すなわち後方)に流すことのできる第3熱風送込口(44)が設けられている。また、金属板(15)の上方における第3室(23)と第4室(24)の各々の後端部には、前記第3熱風送込口(44)に対向する第3熱風排出口(46)が設けられている。第3熱風送込口(44)から吹き出された熱風(熱空気)は、金属板(15)の上方を後方に流れ、第3熱風排出口(46)を介して装置本体(10)の外部に排出される。なお、第3熱風送込口(44)は、装置本体(10)の天井部を貫通し下方に向かって延びたのち後方に向きを変えてなる第3送込管(48)の先端において開口しており、第3熱風排出口(46)は、第3熱風送込口(44)と同様、装置本体(10)の天井部を貫通し下方に向かって延びたのち前方に向きを変えてなる第3排出管(50)の先端において開口している。
【0017】基材(W)は、上記構成の装置本体(10)に送り込まれる前に、塗工部(図示せず)によって未乾燥(未硬化)の樹脂(J)(塗工液)が上面に所定の厚みを以て塗布される。前記樹脂(J)が塗布された基材(W)は搬入口(12)から装置本体(10)の内部に入り、金属板(15)上を前方に向かって走行する。基材(W)は、第1室(21)と第2室(22)の内部においては密閉通路形成体(30)の内部(内側)を通過する。この時、金属板(15)の下方において第1熱風送込口(25)から第1熱風排出口(26)に向かって流れる熱風により、基材(W)上の未乾燥の樹脂(J)が暖められ、該基材(W)に含まれる有機溶媒が気化(蒸発)する。気化した有機溶媒は、金属板(15)と密閉通路形成体(30)とによって包囲された密閉空間内において、ガス送風管(32)の送風口(33)から吹き出された窒素ガスの流れに従って移動し、排出口(35)を介して窒素ガスと一緒にガス排出管(34)に取り込まれ、装置本体(10)の外部に排出される。なお、上記窒素ガスは予め熱されているので、基材(W)上の樹脂(J)が窒素ガスによって急激に冷やされるというおそれはなく、またこの熱窒素ガスからの熱によっても硬化していく。また、密閉通路形成体(30)の上方において、第2熱風送込口(36)から第2熱風排出口(38)に向けて熱風が流れているので、密閉通路形成体(30)の内部(内側)を流れる熱窒素ガスの温度が低下する心配はない。
【0018】第1室(21)および第2室(22)の内部において(密閉通路形成体(30)の内側において)ある程度硬化した樹脂(J)は、基材(W)とともに第3室(23)と第4室(24)を順次通過する。この第3室(23)と第4室(24)では、それぞれ第1室(21)、第2室(22)と同様、金属板(15)の下方において第1熱風送込口(25)から第1熱風排出口(26)に向かって流れる熱風により基材(W)上の樹脂(J)が引続き暖められ、これとともに当該樹脂(J)から気化した有機溶媒が、第3熱風送込口(44)から吹き出される熱風の流れに従って第3熱風排出口(46)側に移動し、第3熱風排出口(46)を介して熱風と一緒に装置本体(10)の外部に排出される。
【0019】このように、基材(W)上の樹脂(J)は、第1室(21)から第4室(24)までを順次経由することにより、装置本体(10)内で成形(成膜)され搬出口(14)より出ていく。
【0020】本実施例にあっては、密閉通路形成体(30)を第1室(21)と第2室(22)の内部に設けたが、これに限らず第3室(23)にまで延長しても良いし、第1室(21)から第4室(24)までの全てに設けることもできる。
【0021】
【発明の効果】本発明の乾燥装置にあっては、樹脂から気化(蒸発)した有機溶媒が窒素ガス等の不活性ガスによって処理されるので、爆発の危険性を最小限にとどめることができる。




 

 


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