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発明の名称 乾燥装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平10−314650
公開日 平成10年(1998)12月2日
出願番号 特願平9−128275
出願日 平成9年(1997)5月19日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】蔦田 璋子 (外1名)
発明者 三谷 恵敏 / 松井 英二 / 森 佳久
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】長尺状の基材の上面に所定の厚みを以て塗工した樹脂またはセラミックスを、前記基材を前方に向けて走行させながら該基材上で成形する乾燥装置であって、前記基材の上方において、該基材に対向しかつ該基材の走行方向に延びる第1プレートが設けられ、前記第1プレートの上方において、該第1プレートに対向しかつ前記基材の走行方向に延びる第2プレートが設けられ、前記第1プレートと第2プレートの間に形成する空間に対し、基材走行方向と反対の方向に熱風を流すことのできる送風管が設けられ、前記第1プレートおよび第2プレートはいずれも、厚み方向に貫通する通気孔を多数備えてなり、前記基材の下方において、基材走行方向と反対の方向に熱風を流すことのできる熱風送込口が設けられてなることを特徴とする乾燥装置。
【請求項2】前記第1プレート及び/又は第2プレートは、その上面において、基材走行方向に延びかつ厚み方向に貫通した貫通孔を多数有する調整プレートが載置され、前記調整プレートを長手方向に移動させることにより、前記第1プレート及び/又は第2プレートにおける通気孔の開口面積を変更できるようになしたことを特徴とする請求項1記載の乾燥装置。
【請求項3】前記第2プレートは、その取付け高さを変えることができるように設けられ、これにより、前記第1プレートと第2プレートの間に形成する空間の広さを変えることができるようになしたことを特徴とする請求項1又は2記載の乾燥装置。
【請求項4】前記基材は、アルミニウム板などの金属板の上に載置された金網上を走行することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の乾燥装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は乾燥装置に関し、詳しくは長尺状の基材の上面に所定厚みを以て塗工した樹脂またはセラミックス(以下、単に「樹脂」ともいう)を、前記基材を前方に向けて走行させながら該基材上で成形(成膜)する乾燥装置に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来、長尺状の基材の上面に塗布された樹脂を、該基材上で成形する乾燥装置としては、カウンターフロー式装置、クイックジェット式装置など、種々のものが提案されていた。しかしながら、そのいずれもが、基材上の樹脂に対し、熱風を多かれ少なかれ直接吹き付けるものであった。換言すれば、従来の乾燥装置は成形(成膜)しようとする樹脂が多かれ少なかれ熱風それ自身の影響を直接受けるものであった。
【0003】これにより、所定厚みを有する樹脂の表面のみが一気に硬化し、内部は未硬化の状態で表面に薄皮状の硬化膜が形成されたり、当該表面がヒビ割れを起こすという問題がしばしば起こった。
【0004】[発明の目的]本発明は上記の実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、表面のみが一気に硬化して薄膜が形成されるのを防ぎつつ、所定の厚みを有する未乾燥樹脂を成形(成膜)することのできる乾燥装置を提供するところにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の乾燥装置は、長尺状の基材の上面に所定の厚みを以て塗工した樹脂またはセラミックスを、前記基材を前方に向けて走行させながら該基材上で成形する乾燥装置であって、前記基材の上方において、該基材に対向しかつ該基材の走行方向に延びる第1プレートが設けられ、前記第1プレートの上方において、該第1プレートに対向しかつ前記基材の走行方向に延びる第2プレートが設けられ、前記第1プレートと第2プレートの間に形成する空間に対し、基材走行方向と反対の方向に熱風を流すことのできる送風管が設けられ、前記第1プレートおよび第2プレートはいずれも、厚み方向に貫通する通気孔を多数備えてなり、前記基材の下方において、基材走行方向と反対の方向に熱風を流すことのできる熱風送込口が設けられてなるものである。
【0006】請求項2記載の乾燥装置は、請求項1記載の乾燥装置において、前記第1プレート及び/又は第2プレートは、その上面において、基材走行方向に延びかつ厚み方向に貫通した貫通孔を多数有する調整プレートが載置され、前記調整プレートを長手方向に移動させることにより、前記第1プレート及び/又は第2プレートにおける通気孔の開口面積を変更できるようになしたものである。
【0007】請求項3記載の乾燥装置は、請求項1又は2記載の乾燥装置において、前記第2プレートは、その取付け高さを変えることができるように設けられ、これにより、前記第1プレートと第2プレートの間に形成する空間の広さを変えることができるようになしたものである。
【0008】請求項4記載の乾燥装置は、請求項1〜3のいずれか1項記載の乾燥装置において、前記基材がアルミニウム板などの金属板の上に載置された金網上を走行するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
【0010】
【作用】請求項1記載の乾燥装置にあっては、基材の下方に設けた熱風送込口より吹き出される熱風により、まず基材が加熱される。その後、該基材上の未乾燥の樹脂が暖められる。これにより、前記樹脂中の溶剤(溶媒)が次々と気化(蒸発)して放出され、これにともなって当該樹脂が硬化していく。気化(蒸発)した溶剤(溶媒)は、まず樹脂と第1プレートとの間の空間(以下、この空間を「自然乾燥空間」という)を上方に向かい、第1プレートの通気孔を通って第1プレートと第2プレートの間の空間(以下、この空間を「カウンター乾燥空間」という)に達する。
【0011】カウンター乾燥空間では、送風管から吹き出される熱風が、基材走行方向と反対の方向に流れており、次々と気化(蒸発)する溶剤(溶媒)は当該熱風と合流し、熱風の流れに従って取り除かれていく。また、前述したように第2プレートにも通気孔が多数設けられているので、気化溶剤(溶媒)の一部はこの通気孔を通ってカウンター乾燥空間から排出される。
【0012】このように、上記した送風管から吹き出される熱風は、第1プレートの上方空間、すなわちカウンター乾燥空間を流れるので、基材上の未乾燥樹脂が前記熱風に直接晒される(直接影響を受ける)という心配はない。これにより、所定厚みを有する未乾燥樹脂の表面のみが一気に硬化し、内部は未硬化の状態で表面に薄皮状の硬化膜が形成されるというおそれはない。
【0013】なお、前記基材の下方に設けた熱風送込口は、これより吹き出される熱風が基材走行方向と反対の方向に流れるので、乾燥装置の搬入口に近づく程、当該熱風は自然に冷やされることになる。これにより、乾燥装置の装置本体の内部に入ったばかりの樹脂が急激に高い温度で加熱されるという心配はなく、徐々に高くなる温度条件下にて加熱されることになる。
【0014】請求項2記載の乾燥装置のように、第1プレート及び/又は第2プレートが、互いに長手方向に相対移動可能に上下に重ね合わされた複数枚のプレート構成体からなっていれば、前記複数枚のプレート構成体を互いに長手方向に相対移動させることにより、前記第1プレート及び/又は第2プレートにおける通気孔の開口面積を変更することができ、塗工樹脂の厚みや基材走行速度等の変更に適格に対応することができる。
【0015】請求項3記載の乾燥装置のように、前記第2プレートの取付け高さを変えることができれば、カウンター乾燥空間の広さを変えることができ、塗工樹脂の厚みや基材走行速度等の変更に適格に対応することができる。
【0016】請求項4記載の乾燥装置のように、走行する基材の下方に金属板が配されていることにより、熱風送込口より吹き出される熱風からの基材への熱の伝わり、延いては未乾燥樹脂への熱の伝わりを幅方向において均一にすることができるので好適である。また、基材が金網の上を走行することにより、走行時における摩擦抵抗を小さくすることができる。
【0017】
【実施例】以下、図1〜図4に基づいて本発明の一実施例である乾燥装置(A)を説明する。
【0018】符号(10)は中空直方体状をなす装置本体である。この装置本体(10)は断熱材よりなり、大きく分けて、前方(図1にあっては右方)に向かって順番に、第1室(11)、第2室(12)、及び第3室(13)を備えている。
【0019】装置本体(10)の後端部(図1では左端部)には、比較的広めの搬入口(14)が形成されており、また前端部には、搬入口(14)より狭い搬出口(16)が形成されている。
【0020】装置本体(10)の内部において、搬入口(14)の下端部から搬出口(16)の下端部にかけて延びる金属板、例えばアルミニウム板などの帯状の平板(18)が水平を保持した状態で設置されている。この平板(18)により、装置本体(10)の内部が上側部と下側部に区分けされる(隔離される)。また、前記した平板(18)の上には、図3に最も明瞭に示されているように、該平板(18)とほぼ同幅で、かつ装置本体(10)長手方向に延びる金網(20)が重ね合わされている。
【0021】符号(22)は、前記金網(20)の上面を前方に向かって摺動走行する長尺状をなす基材である。この基材(22)の幅寸法は、図3に示すように前記金網(20)よりも小さい。この基材(22)は、その上面に対し、装置本体(10)の後方部(図にあって左方部)に設けられた塗工部(24)によって未乾燥(未硬化)の樹脂(J)が塗布される。つまり、前記した基材(22)は、走行途中において装置本体(10)の外側で(装置本体(10)の搬入口(14)から内部に入る前に)未乾燥(未硬化)の樹脂(J)が塗工部(24)によって上面に塗布され、該樹脂(J)を載せた状態で装置本体(10)に入り込む。そして、装置本体(10)の内部を通過する間において、前記樹脂(J)は、後述する如く乾燥処理を受けて硬化し、成形(成膜)され、搬出口(16)を介して装置本体(10)から出ていく。
【0022】装置本体(10)における第1室(11)は、その上面に排気口(11a)を備え、底面に熱風排出口(30)を備えている。また、この第1室(11)の後方における塗工部(24)との間において、排気ダクト室(32)が設けられており、この排気ダクト室(32)の上面に、排気口(32a)が設けられている。排気ダクト室(32)は搬入口(14)を介して第1室(11)と、つまり装置本体(10)と連通可能となっている。
【0023】第2室(12)は、その上面の第1室(11)寄りに排気口(12a)が設けられ、この排気口(12a)の前方に給気口(12b)が設けられている。第2室(12)の内部において、前記給気口(12b)から前方に向けて順次、ヒータ(H)、フィルタ(FT)、及びファン(F)が設けられている。このファン(F)は、これの下方に設けられた送風管(34)に連通する。前記送風管(34)はL字状をなしている。すなわち、図1及び図2に示すように、前記送風管(34)はファン(F)の吹出し口から真っ直ぐ下方に延び、中途にてL字状(くの字状)に折れ曲がって第1室(11)の搬入口(14)に向けて延びるものであり、その自由端部における開口部(36)には、厚み方向に貫通する小孔(38a)を多数有する板体(38)(パンチングプレート)が設けられている。従って、ファン(F)を駆動すれば、これによって給気口(12b)からエアが入り込み、入り込んだエアはヒータ(H)により暖められて熱風となり、フィルタ(FT)を介して送風管(34)に送り込まれ、送風管(34)の内部を通って多数の小孔(38a)から吹き出される。なお、この送風管(34)における水平部分(折れ曲がったのち搬入口(14)に向かって延びる部分)の底部の一部に切欠部(40)が形成され、この切欠部(40)を覆うように送風管(34)の外面に当て板(42)が蝶番(44)によって取り付けられている。前記蝶番(44)は、前記切欠部(40)を開放状態に保持すべく、前記当て板(42)を所定の角度を以て適宜停止させることができるものである。したがって、当て板(42)の操作によって、ファン(F)からの熱風の一部を前記切欠部(40)から排出させることもできる(図1及び図2における二点鎖線参照)。第2室(12)の底面における前記送風管(34)の真下辺りには熱風送込口(46)が設けられている。
【0024】第2室(12)の内部における送風管(34)から第1室(11)の内部を通って排気ダクト室(32)内までの間において、溶剤除去手段(50)が金網(20)上に載置されている。溶剤除去手段(50)は、基材(22)の上方において該基材(22)に対向しかつ該基材(22)の走行方向に延びる第1プレート(51)を備えている。この第1プレート(51)は、金網(20)の幅方向左右両側部の上面からそれぞれ上方に向かって延びる支持板(56)により、上記送風管(34)の下端部とほぼ同じ高さレベルに保持されている(図2参照)。また、第1プレート(51)は、厚み方向に貫通した通気孔(51a)が多数設けられている。第1プレート(51)の上には、第1調整プレート(61)が載置されている。この第1調整プレート(61)にも厚み方向に貫通した貫通孔(61a)が多数設けられている。従って、第1プレート(51)上の第1調整プレート(61)を長手方向に動かすことにより(図4参照)、第1プレート(51)における通気孔(51a)の開口面積を調節することができる。
【0025】第1プレート(51)の上方には、該第1プレート(51)に対向しかつ基材(22)の走行方向に延びる第2プレート(52)が、所定間隔を存して設けられている。この第2プレート(52)は、第1プレート(51)の外側において、第1プレート(51)と同様、金網(20)の幅方向左右両端部の上面からそれぞれ上方に向かって延びる支持板(58)によって保持されている(図3参照)。本実施例の場合、第2プレート(52)を保持する左右の支持板(58)はそれぞれ、図3に示すように、互いに重ね合わされた2枚の板体よりなり、双方の板体の所定の対応箇所にビス孔(60)(60)が設けられ、このビス孔(60)(60)にビス(B)を取着(螺着)することによって前記した2枚の板体が一体的に取付けられて1つの支持板(58)が構成される。なお、2枚の板体のうちの外側の板体のビス孔(60)は、上下方向に延びる長孔によって構成されているので、第2プレート(52)の高さを変えることができる図2及び図3における二点鎖線参照)。第2プレート(52)の上には、第1プレート(51)と同様、厚み方向に貫通した貫通孔(62a)を多数有する第2調整プレート(62)が載置されている。第2プレート(52)上の第2調整プレート(62)を長手方向に動かすことにより(図4参照)、第2プレート(52)の通気孔(52a)の開口面積を調節することができる。図2に明瞭に示されているように、第2プレート(52)の前端部には、熱風案内板(68)が取り付けられており、熱風案内板(68)の前端部が上記した送風管(34)の上面に当接した状態で載っている。この熱風案内板(68)は、蝶番(70)により角度自在に取り付けられているので、第2プレート(52)の高さ変更にも充分対応できる(図2の二点鎖線参照)。
【0026】前述したように、第1プレート(51)が送風管(34)の下端部とほぼ同じ高さレベルに保持されているので、送風管(34)から吹き出される熱風は熱風案内板(68)に案内されながら、第1プレート(51)と第2プレート(52)との間の空間(カウンター乾燥空間(K))に入り込む。
【0027】装置本体(10)の第1室(11)及び第2室(12)の内部における平板(18)の下方にあっては、基材(22)走行方向と逆の方向に熱風が流れている。すなわち、装置本体(10)の外側における下部用ファン(F)及び下部用ヒータ(H)によって第2室(12)の底面に設けた熱風送込口(46)から熱風が送り込まれる。この熱風は、前記下部ファン(F)の駆動によって負圧になった第1室(11)の熱風排出口(30)の方向に流れる。これにより、平板(18)の下方において、基材走行方向と逆の方向に熱風を流すことができる。熱風が平板(18)の下方を流れる間、平板(18)は該熱風から熱を受けて暖められ、金網(20)を介してその直ぐ上で走行している基材(22)に熱が伝わる。これにより、基材(22)上に塗工された未乾燥状態の樹脂(J)中の溶剤(溶媒)が次々と気化(蒸発)し、当該樹脂(J)が硬化していく。気化した溶剤は、まず樹脂(J)と第1プレート(51)との間の空間(自然乾燥空間(S))を上方に向かい、第1プレート(51)の通気孔(51a)を通って第1プレート(51)と第2プレート(52)の間の空間(カウンター乾燥空間(K))に達する。カウンター乾燥空間(K)では、送風管(34)から吹き出される熱風が基材(22)走行方向と反対の方向に流れているので、次々と気化した溶剤は当該熱風によって(熱風の流れに従って)取り除かれる。また、第2プレート(52)にも通気孔(52a)が多数設けられているので、気化溶剤の一部はこの通気孔(52a)を通ってカウンター乾燥空間(K)から排出される。
【0028】そして、排気用ファン(F)の駆動により、排気ダクト室(32)、第1室(11)、及び第2室(12)におけるそれぞれの排気口(32a)(11a)(12a)を介して仕事後のエアと溶剤が装置本体(10)の外部に排出される。
【0029】上記した送風管(34)から吹き出される熱風は、第1プレート(51)の上方空間、すなわちカウンター乾燥空間(K)を流れるので、基材(22)上の未乾燥樹脂(J)が前記熱風に直接晒される(直接影響を受ける)という心配はない。これにより、所定厚みを有する未乾燥樹脂(J)の表面のみが一気に硬化して内部は未硬化の状態で表面に薄皮状の硬化膜が形成されるというおそれはない。
【0030】なお、前記基材(22)の下方において、基材走行方向と反対の方向に熱風が流れているので、当該熱風は、装置本体の搬入口(14)に近づくほど自然に温度がさがる(冷やされる)ことになる。これにより、装置本体(10)の内部に入ったばかりの樹脂(J)が急激に(一気に)加熱されるという心配はない。
【0031】第3室(13)は、その内部において、熱風吹出ダクト(80)が設けられている。この熱風吹出ダクト(80)における基材走行路に対向する下面には、幅方向に延びる噴射口(80a)が装置本体(10)長手方向に複数個列設されている。また第3室(13)の上面(第2室(12)寄りの上面)には排気口(13a)が設けられている。上記した熱風吹出ダクト(80)への熱風の送り込みは次のようにして行なわれる。すなわち、第3室(13)の上面に給気口(13b)が設けられ、第3室(13)内部において、前記給気口(13b)から前方に向けて順次、ヒータ(H)、フィルタ(FT)、及びファン(F)が設けられている。このファン(F)は、熱風吹出ダクト(80)と連通するものである。従って、ファン(F)の駆動によって給気口(13b)からエアが入り込み、ヒータ(H)により暖められて熱風となり、フィルタ(FT)を通って熱風吹出ダクト(80)に送り込まれる。そして、熱風吹出ダクト(80)に送り込まれた熱風は、上記した噴射口(80a)から樹脂(J)に向けて噴射される。
【0032】このように、第1室(11)及び第2室(12)にてある程度乾燥処理がなされた樹脂(J)は、第3室(13)にて直接熱風を受けることにより、完全に硬化(成膜)し、のち装置本体(10)から排出される。そして、第3室(13)における仕事後のエア(放出された溶剤を含む)は、第1室(11)、第2室(12)と同様、排気口(13a)を介して排出される。
【0033】なお、第1プレート(51)及び第2プレート(52)は、第2室(12)の内部における送風管(34)から第1室(11)の内部を通って排気ダクト室(32)の内部にまで延びるものであるが、これらを各々1つずつの部材によって構成しても良いし、本実施例のように、複数枚の繋ぎ合わせによって構成することもできる。この場合、互いを適当な連結部材によって連結しても良いし、単に隙間なく当接させておくだけでも良い。
【0034】また、未乾燥の樹脂に悪影響を与えない範囲で、送風管(34)から自然乾燥空間(S)に対して少し熱風を流すこともできる。これは、当て板(42)を開放状態に保持して切欠部(40)から熱風の一部を排出することにより行なうことができる。
【0035】さらに、乾燥時における爆発の危険性を少なくするために、装置本体(10)の内部に送り込む熱風を不活性ガス(例えばチッ素ガス)よりなる熱風とすることもできる。
【0036】
【発明の効果】本発明の乾燥装置によれば、表面のみが一気に硬化して薄膜が形成されるのを防ぎつつ、所定の厚みを有する未乾燥樹脂を成形(成膜)することができる。




 

 


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