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発明の名称 賦型シートの製造方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平10−175228
公開日 平成10年(1998)6月30日
出願番号 特願平8−353727
出願日 平成8年(1996)12月18日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】薬師 稔 (外1名)
発明者 椎名 克己
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 原稿上に反応硬化性流動樹脂を流して塗布し、該反応硬化性流動樹脂上に透明な裏打ちフィルムを被せるとともに、該裏打ちフィルム上に枠に張設された成形フィルムを重ねて被せ、該成形フィルム上をローラを転動させて前記反応硬化性流動樹脂を均し、該反応硬化性樹脂が硬化した後に前記成形フィルムを前記裏打ちフィルムから剥離することを特徴とする賦型シートの製造方法。
【請求項2】 原稿上に第1の反応硬化性流動樹脂を流して均し、該第1の反応硬化性流動樹脂が硬化した後に該第1の反応硬化性流動樹脂上に第2の反応硬化性樹脂を流し、次いで、該第2の反応硬化性流動樹脂上に透明な裏打ちフィルムを被せるとともに、該裏打ちフィルム上に枠に張設された成形フィルムを重ねて被せ、該成形フィルム上をローラを転動させて前記第2の反応硬化性流動樹脂を均し、該第2の反応硬化性樹脂が硬化した後に前記成形フィルムを前記裏打ちフィルムから剥離することを特徴とする賦型シートの製造方法。
【請求項3】 前記第1の反応硬化性流動樹脂および前記第2の反応硬化性流動樹脂がシリコーン樹脂であって、前記裏打ちフィルムが前記第2の反応硬化性流動樹脂との接着面にプライマ処理が施されたポリエチレンテレフタレートフィルムである請求項2に記載の賦型シートの製造方法。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、化粧板の製造に用いる賦型シートの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】賦型シートの製造方法としては、従来、特開平6−218810号公報や特公昭50−6484号公報等に記載されたものが知られる。前者の特開平6−218810号公報には、原稿上に反応硬化性流動樹脂を薄く塗布して硬化させ、この硬化した樹脂の上に枠に張設された紗を重ね、さらに、この紗の上に反応硬化性流動樹脂を流す。そして、この流動樹脂上に枠に張設されたビニロンフィルムを被せ、このビニロンフィルム上からロール等で樹脂を均し、この樹脂をビニロンフィルムと一体に固着させて硬化させた後、原稿から剥離する製造方法が記載されている。
【0003】また、後者の特公昭50−6484号号方向には、原稿上に反応硬化性流動樹脂を流して均し、この反応硬化性流動樹脂が硬化した後に、この硬化した樹脂上に接着剤で透明な支持体フィルムを貼合する賦型シートの製造方法が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の特開平6−218810号公報に記載の製造方法にあっては、枠に張設された紗を埋入させ、さらに、枠に張設されたビニロンフィルムを固着するため、賦型シートが大型化し、その保管等に相当の空間が必要という問題、また、紗が高価で、賦型シートのコストが大きく、さらに、製造に失敗した場合等の経済的な損失が大きいという問題があった。
【0005】また、後者の特公昭50−6484号公報にあっては、上述した問題は発生しないものの、支持体フィルムを平滑に貼合することが難しく、支持体フィルムにもしわ、うねりが生じるため、化粧板の製造に際して支持体フィルムのしわ、うねりが化粧板に転写されやすく、化粧板の製造不良を発生するという問題があった。すなわち、化粧板の製造に際しては、基材上に反応硬化性樹脂を流し、この樹脂に賦型シートを被せ、賦型シートの支持体フィルム上からローラ等で押圧して賦型シートの凹凸模様を転写するため、賦型シートの支持体フィルムにうねり等の凹凸が存在すると、この凹凸も化粧板に転写され、不良を生じる。この発明は、上記問題に鑑みなされたもので、賦型シートを紗に変えて樹脂フィルムを用いて安価に製造でき、かつ、平滑性に優れ、化粧板の製造に際して化粧板に不良を生じることがない賦型シートの製造方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明にかかる賦型シートの製造方法は、原稿上に反応硬化性流動樹脂を流して塗布し、該反応硬化性流動樹脂上に透明な裏打ちフィルムを被せるとともに、該裏打ちフィルム上に枠に張設された成形フィルムを重ねて被せ、該成形フィルム上をローラを転動させて前記反応硬化性流動樹脂を均し、該反応硬化性樹脂が硬化した後に前記成形フィルムを前記裏打ちフィルムから剥離するように構成した。
【0007】また、請求項2に記載の発明にかかる賦型シートの製造方法は、原稿上に第1の反応硬化性流動樹脂を流して均し、該第1の反応硬化性流動樹脂が硬化した後に該第1の反応硬化性流動樹脂上に第2の反応硬化性流動樹脂を流し、次いで、該第2の反応硬化性流動樹脂上に透明な裏打ちフィルムを被せるとともに、該裏打ちフィルム上に枠に張設された成形フィルムを重ねて被せ、該成形フィルム上をローラを転動させて前記第2の反応硬化性流動樹脂を均し、該第2の反応硬化性樹脂が硬化した後に前記成形フィルムを前記裏打ちフィルムから剥離するように構成した。
【0008】そして、請求項2に記載の発明にかかる賦型シートの製造方法は、前記第1の反応硬化性流動樹脂および前記第2の反応硬化性流動樹脂がシリコーン樹脂であって、前記裏打ちフィルムが前記第2の反応硬化性流動樹脂との接着面にプライマ処理を施されたポリエチレンテレフタレートフィルムである態様(請求項3)に構成される。
【0009】
【作用】請求項1および請求項2に記載の発明にかかる賦型シートの製造方法は、反応硬化性流動樹脂(第2の反応硬化性流動樹脂)上に裏打ちフィルムを被せた後、さらに、この裏打ちフィルム上に枠に張設された成形フィルムを被せ、この成形フィルム上からローラにより押圧して反応硬化性流動樹脂を均すため、反応硬化性流動樹脂を平坦に均すこと、すなわち、裏打ちフィルムにうねりやしわ等の凹凸を生じることなく均すことができ、また、枠に張設された紗等を用いないため、賦型シートの小型化が図れ、安価に製造できる。
【0010】さらに、請求項2に記載の賦型シートの製造方法は、原稿上に塗工した第1の反応硬化性流動樹脂が硬化した後、この硬化した樹脂上に第2の反応硬化性流動樹脂を流して均すため、原稿の凹凸模様が転写される型取り層を厚くでき、深い凹凸模様であっても確実に転写することができ、また、裏打ちフィルムをより平坦な状態で貼着できる。
【0011】
【実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1a,b,c,dはこの発明の一の実施の形態にかかる賦型シートの製造方法を説明する図であり、賦型シートの製造過程をアルファベット順で時系列的に示す。
【0012】この実施の形態にあっては、先ず、図1aに示すように、天然原稿や天然原稿を基に複製された原稿1上に流動性を有するシリコーン樹脂(第1の反応硬化性流動樹脂)2を流した後、このシリコーン樹脂2をへら7等で均一な厚みに均す。そして、このシリコーン樹脂2を常温であるいは加熱して硬化させ、原稿1の凹凸模様が転写された型取り層(シリコーン樹脂2と同一の番号を付す)を形成する。
【0013】次に、図1bに示すように、型取り層2上にシリコーン樹脂(第2の反応硬化性流動樹脂)3を流し、このシリコーン樹脂3上に透明な裏打ちフィルム4を被せる。裏打ちフィルム4は、一面にシリコーン樹脂との接着性を改善するためのプライマ処理が施されたポリエチレンテレフタレート(PET)のフィルムが用いられ、プライマ処理面を型取り層2と対面させて被せられる。
【0014】なお、この実施の形態では、シリコーン樹脂2が硬化した型取り層2上にさらにシリコーン樹脂3を流し、このシリコーン樹脂3上に裏打ちフィルム4を被せるが、二度目のシリコーン樹脂3を省略し、最初のシリコーン樹脂2上に裏打ちフィルム4を被せることも可能である(請求項1に記載の発明)。
【0015】続いて、図1cに示すように、枠5に張設されたPET製の成形フィルム6を裏打ちフィルム4上に重ねて被せ、成形フィルム6上をローラ8を転動させて押圧し、シリコーン樹脂3を均一な厚みに均す。ここで、成形フィルム6は、ローラ8により押圧されると撓みを生じるが、枠5に張設されて平面を維持する力を生じて平面状態に直ちに復帰する。このため、シリコーン樹脂3を平滑に均す、すなわち、裏打ちフィルム4側にしわやうねり等の凹凸を生じることなく均すことができる。
【0016】この後は、常温で放置、あるいは、加熱してシリコーン樹脂3を硬化させ、シリコーン樹脂3が硬化て裏打ち層(シリコーン樹脂3と同一番号で示す)が成形された後に成形フィルム6を剥離して図1dに示す賦型シート10が完成する。すなわち、賦型シート10は、原稿1の凹凸模様が転写された型取り層2に裏打ち層3が積層し、この裏打ち層3に裏打ちフィルム4が固着する。そして、化粧板の製造等に際しては、裏打ちフィルム3を枠に所定の張力をもって張設して用いる。
【0017】上述したように、この実施の形態にあっては、原稿1上にシリコーン樹脂2をへら9で塗工して型取り層2を形成した後、この型取り層2上にシリコーン樹脂3を流して該シリコーン樹脂3上に裏打ちフィルム4を被せるとともに、この裏打ちフィルム4上に重ねて枠5張りの成形フィルム6を被せ、この成形フィルム6上からローラ8により押圧してシリコーン樹脂3を均す。続いて、このシリコーン樹脂3が硬化して裏打ち層3が成形された後に、成形フィルム6を裏打ちフィルム4から剥離し、賦型シート10が完成する。
【0018】このため、シリコーン樹脂3を表面に凹凸を生じることなく均一な厚さに均すこと、すなわち、裏打ちフィルム4にしわやうねり等の凹凸を生じることなくシリコーン樹脂3を均すことができ、この賦型シート10を用いて化粧板を製造する際の不良の発生を防止できる。また、この賦型シート10は、型取り層2に重ねて裏打ち層3を形成するため、原稿1の凹凸模様を確実に転写することができる。そして、型取り層2と裏打ち層3を同一のシリコーン樹脂により形成するため、これら層2,3を強固に固着できる。
【0019】
【実施例】次に、この発明の実施例を説明する。この実施例にあっては、原稿1上に表1に示す■〜■のいずれか1つの組み合わせのシリコーン樹脂(2)を流してへら9により平滑に均し、常温放置して硬化させた。
【0020】
【表1】

【0021】そして、上記シリコーン樹脂2が硬化して型取り層2が成形された後、さらに、シリコーン樹脂(2)と同じシリコーン樹脂(3)を型取り層2上に流し、このシリコーン樹脂3上に、シリコン処理面にシーラー(信越化学工業(株)製プライマNo.4)をウェスまたはブラシ等で薄塗り塗工した裏打ちフィルム4を被せ、さらに、この裏打ちフィルム4上に枠5に所定の張力をもって張設されたPETフィルム(成形フィルム)6を被せ、この成形フィルム6上からフィルム法による成形の要領でローラ8により押圧してシリコーン樹脂3を均した。
【0022】次いで、シリコーン樹脂3を常温放置して硬化させ、シリコーン樹脂3の硬化後に成形フィルム6を裏打ちフィルム4から剥離した。そして、この裏打ちフィルム4の所定の張力で枠に張設し、化粧板を製造した。製造された化粧板には、表面に凹凸模様と無関係なしわやうねり等の凹凸が見出せなかった。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の発明にかかる賦型シートの製造方法によれば、原稿上に反応硬化性流動樹脂を流し、この反応硬化性樹脂上にプライマ処理が施された裏打ちフィルムを被せ、さらに、この裏打ちフィルムに重ねて枠張りの成形フィルムを被せ、この成形フィルム上からローラにより押圧して反応硬化性流動樹脂を均すため、裏打ちフィルムにうねりやしわなどの凹凸を生じることなく反応硬化性流動樹脂を均すことができ、また、高価な紗を用いることなく賦型シートを安価に製造できるという効果が得られる。
【0024】また、請求項2に記載の発明にかかる賦型シートの製造方法によれば、原稿上に第1の反応硬化性流動樹脂を流して均し、該第1の反応硬化性流動樹脂が硬化した後に該第2の反応硬化性流動樹脂を流し、次いで、該第2の反応硬化性流動樹脂上に透明な裏打ちフィルムを被せるとともに、該裏打ちフィルム上に枠に張設された成形フィルムを重ねて被せ、該成形フィルム上をローラを転動させて前記第2の反応硬化性流動樹脂を均すため、上記請求項1に記載の発明の効果に加えて、原稿の凹凸模様を確実に転写することができるという効果が得られる。




 

 


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