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発明の名称 化粧紙
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平10−76608
公開日 平成10年(1998)3月24日
出願番号 特願平8−253984
出願日 平成8年(1996)9月5日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】薬師 稔 (外1名)
発明者 中沢 正雄 / 山本 吉広
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 絵柄を印刷した基紙と、該基紙の絵柄印刷面上に積層形成され、樹脂に平均粒径が2〜10μmのアルミナ粉末を配合した第1の材料からなる第1OP層と、該第1OP層上に積層形成され、樹脂にスリップ剤および平均粒径が2〜10μmのアルミナ粉末を配合した第2の材料からなる第2OP層とを備えることを特徴とする化粧紙。
【請求項2】 前記基紙が表面に樹脂をコーティングした紙である請求項1に記載の化粧紙。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、MDF等の基板に貼合して使用される化粧紙、特に、耐磨耗性と防汚性の改善を図った化粧紙に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の化粧紙としては、例えば、特開平5−237972号公報、特開平4−74649号公報、特公昭57−1419号公報あるいは特開昭54−157179号公報等に記載されたものが知られる。例えば、特開平5−237972号公報には、平均粒度が3μmのアルミナ粒子を含有する樹脂配合物で被覆された化粧紙が記載される。また、特開平4−74649号公報には、基紙の絵柄印刷面に滑剤を5〜10%重量部含有する電子線硬化型樹脂により保護層を形成した化粧紙が記載される。
【0003】さらに、特公昭57−1419号公報には、化粧基板表面に粒子径が30〜200μmのアルミナを含む透明樹脂塗料の層を形成し、さらに、この層上に透明合成樹脂塗料の層を形成した化粧板が記載される。またさらに、特開昭54−157179号公報には、パターン紙表面に粒径が20〜200μmのアルミナ粒子を含有する樹脂で層を、さらに、この層上に粒径が20〜200μmより小さなアルミナ粒子を含有する樹脂、あるいは、含まない樹脂で層を形成した化粧紙が記載される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述した各公報に記載の化粧紙のいずれにも、防汚性と耐磨耗性とを両立するという思想を見出すことができず、汚染を防止できても磨耗性が劣り、逆に、磨耗を抑制できても汚染しやすいという問題があった。この発明は、上記問題に鑑みなされたもので、防汚性と耐磨耗性とに優れ、かつ、グラビアコート等による大量生産が可能な化粧紙を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため、この発明にかかる化粧紙は、絵柄を印刷した基紙と、該基紙の絵柄印刷面上に積層形成され、樹脂に平均粒径が2〜10μmのアルミナ粉末を配合した第1の材料からなる第1OP層と、該第1OP層上に積層形成され、樹脂にスリップ剤と平均粒径が2〜10μmのアルミナ粉末を配合した第2の材料からなる第2OP層とを備える。
【0006】そして、この発明にかかる化粧紙は、前記基紙が表面に樹脂をコーティングした紙である態様(請求項2)に構成することができる。
【0007】基紙は、クラフト紙、強化紙、コート紙あるいは樹脂含侵紙等が用いられるが、表面に樹脂等をコーティングした表面が平滑なものが好ましい。この基紙には表面に絵柄が印刷される。第1OP層は、ウレタン樹脂塗料やアミノアルキッド樹脂塗料に粒径が2〜10μmのアルミナ粒子を適宜の比率、例えば、樹脂塗料100部に対してアルミナ粒子を1〜5部配合した第1の材料を用い、グラビアコート等により所定の膜厚(例えば、3〜5μmの膜厚)に形成される。望ましい態様としては、この第1の材料は、アルミナ粒子にシランカップリング処理を施し、このシランカップリング処理が施されたアルミナ粒子を樹脂塗料に混合する。
【0008】第2OP層は、第1OP層と同様の樹脂塗料にスリップ剤と平均粒径が2〜10μmのアルミナ粒子を配合した第2の材料を用い、グラビアコートにより所定の膜厚(例えば、第1OP層と略等しい3〜5μmの膜厚)に形成される。この第2の材料も、ウレタン樹脂塗料やアミノアルキッド樹脂塗料100部にアルミナ粒子を1〜5部、また、スリップ剤を適宜の比率で配合してなる。スリップ剤は、パラフィンやワックス、ポリシロキサン、ステアリン酸等の周知のスリップ剤(滑剤等)から選択された少なくとも1つが用いられる。
【0009】
【作用】この発明にかかる化粧紙は、基紙として樹脂をコーティングした紙を用い、最外側の第2OP層がスリップ剤と平均粒径2〜10μmのアルミナ粒子を含有し、第1OP層が平均粒径2〜10μmのアルミナ粒子を含有するため、塗布面に大きな突起が生じることがなく、防汚性と耐磨耗性に優れる。そして、第1OP層および第2OP層に含有されたアルミナ粒子は粒径が2〜10μmと小さいため、セルが小さなグラビアコートによる形成も可能で、化粧紙を大量生産することができる。
【0010】
【実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1はこの発明の一の実施の形態にかかる化粧紙の模式断面図である。
【0011】図中、10は基紙、11は基紙10の表面に印刷形成された絵柄印刷層、12は第1OP層、13は第2OP層である。基紙10は、クラフト紙、強化紙、樹脂含侵紙等が用いられる。絵柄印刷層11は、オフセット印刷、グラビア印刷、スクリーン印刷等で模様や記号等を印刷して形成される。
【0012】第1OP層12は、平均粒径が3μmのアルミナ粒子を含有し、3〜5μmの厚さを有する。この第1OP層12は、アルミナ粒子をシランカップリング処理し、このシランカップリング処理されたアルミナ粒子をウレタン樹脂100部に対して1〜5部配合した材料(第1の材料)を用いてグラビアコータにより印刷形成される。シランカップリング処理は、シランカップリング剤(KBM403信越化学(株)製)の3%アルコール溶液にアルミナ粉末を入れて攪拌し、溶剤を蒸発させて行う。
【0013】また同様に、第2OP層も、平均粒径が3μmのアルミナ粒子をシランカップリング処理し、このシランカップリング処理されたアルミナ粒子とスリップ剤を樹脂塗料と混合した材料(第2の材料)を用いてグラビアコータにより印刷形成される。
【0014】この実施の形態の化粧紙にあっては、基紙10の印刷絵柄層11面に第1OP層12と第2OP層13とを積層形成してなり、第1OP層12がアルミナ粒子を、最表側の第2OP層13がアルミナ粒子とスリップ剤を含有する。このため、優れた耐磨耗性が得られ、また、防汚性が得られる。そして、第1OP層12のアルミナ粒子と第2OP層13のアルミナ粒子は粒径が3μmであるため、第1および第2OP層12,13をセルが小さなグラビアコートで形成でき、この化粧紙の大量生産が可能である。
【0015】
【実施例】次に、この発明の実施例を説明する。この実施例にかかる化粧紙は、先ず、基紙の表面に絵柄印刷層を形成した。基紙および印刷インキとしては下記のものを用いた。
・基紙 :NAPコート 坪量40g(名古屋パルプ(株)製)
・インキ:薄紙用インキ(大日精化工業(株)製)
THBメジウム、THB47黄、THB83茶、THB97墨【0016】次に、基紙の絵柄印刷面上に第1OP層と第2OP層をそれぞれ下記の条件で積層形成し、この後、60°Cで2日間のエージングを行った。この実施例にかかる化粧紙は、JASの耐磨耗B試験で従来品と比較して耐磨耗性が50%程度向上することが実証され、また、表面(第2OP層)に付着した汚れも容易に除去でき防汚性に優れていることが実証され、さらに、表面にピンホールなどが表れることもなく優れた美観が得られた。
【0017】
・第1OP層材料組成 PTC U−160メジウム(K−7)(大日精化工業(株)製)100部 PTC LT 硬化剤 (大日精化工業(株)製) 25部 アルミナ粉末 A−42−3(昭和電工(株)製) 3〜10部 ただし、シランカップリング剤処理を施したもの 希釈溶剤(酢酸エチル:トルエン=1:1) 適量粘度調整 ザーンカップ#3にて15秒前後に調整する。
版 ベタ 120線/インチ【0018】
・第2OP層材料組成 PTC U−160メジウム(K−7)(大日精化工業(株)製) 60部 PTC U−160マットメジウム(K−7)(大日精化工業(株)製)
40部 PTC LT 硬化剤 (大日精化工業(株)製) 25部 PTC U−160スリップ剤 (大日精化工業(株)製) 5部 アルミナ粉末 A−42−3(昭和電工(株)製) 3〜10部 ただし、シランカップリング剤処理を施したもの 希釈溶剤(酢酸エチル:トルエン=1:1) 適量粘度調整 ザーンカップ#3にて15秒前後に調整する。
版 ベタ 120線/インチ【0019】
【発明の効果】以上説明したように、この発明にかかる化粧紙によれば、樹脂をコーティングした基紙の印刷面に平均粒径が2〜10μmのアルミナ粒子を含有した第1OP層を、この第1OP層上に平均粒径が2〜10μmのアルミナ粒子とスリップ剤を含有した第2OP層を形成するため、耐磨耗性と防汚性の双方に優れ、また、ピンホール等の欠陥が無く優れた美観が得られる。




 

 


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