米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 加工処理操作 -> 松下冷機株式会社

発明の名称 脱臭抗菌装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平10−28838
公開日 平成10年(1998)2月3日
出願番号 特願平8−190265
出願日 平成8年(1996)7月19日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】滝本 智之 (外1名)
発明者 上野 孝浩 / 前田 利樹
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 少なくとも二酸化マンガンと銅、鉄、ニッケル、コバルト、白金、パラジウムの群から選択された少なくとも一類以上の酸化物と活性炭とゼオライトとバインダーとからなる脱臭抗菌触媒体と、前記脱臭抗菌触媒体に送風するファンと、前記ファンを駆動する駆動装置とからなる脱臭抗菌装置。
【請求項2】 少なくとも二酸化マンガンと銅、鉄、ニッケル、コバルト、白金、パラジウムの群から選択された少なくとも一種以上の酸化物と活性炭とゼオライトとバインダーとからなる脱臭抗菌触媒体と、前記脱臭抗菌触媒体に送風するファンと、前記ファンを駆動する駆動装置と、前記駆動装置を制御する制御装置とからなり、前記制御装置は一定時間毎に所定時間の間前記ファンを駆動させることを特徴とする脱臭抗菌装置。
【請求項3】 少なくとも二酸化マンガンと銅、鉄、ニッケル、コバルト、白金、パラジウムの群から選択された少なくとも一種以上の酸化物と活性炭とゼオライトとバインダーとからなる脱臭抗菌触媒体と、前記脱臭抗菌触媒体に送風するファンと、前記ファンを駆動する駆動装置と、前記駆動装置を制御する制御装置と、臭いセンサーとからなり、前記制御装置は、前記臭いセンサーの出力に応じて前記ファンを駆動させることを特徴とする脱臭抗菌装置。
【請求項4】 少なくとも二酸化マンガンと銅、鉄、ニッケル、コバルト、白金、パラジウムの群から選択された少なくとも一種以上の酸化物と活性炭とゼオライトとバインダーとからなる脱臭抗菌触媒体と、前記脱臭抗菌触媒体に送風するファンと、前記ファンを駆動する駆動装置と、前記駆動装置を制御する制御装置と、温度センサーとからなり、前記制御装置は、前記温度センサーの出力に応じて前記ファンを駆動させることを特徴とする脱臭抗菌装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、悪臭成分と空気中を浮遊する細菌やかび胞子を除去する機能を備えた脱臭抗菌装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、冷蔵庫のような限られた空間中に存在する悪臭臭気成分の除去には、主として活性炭が吸着剤として使われていた。しかし活性炭の吸着容量には限界があり、吸着能力を回復するために熱を加えたり、光触媒の存在下で紫外線を照射する等の工夫が必要である。
【0003】一方、空気中に浮遊する雑菌等の除去には抗菌機能をもたせた抗菌フィルタ等があるが、家庭用冷蔵庫にこれを適用することは通風抵抗の関係で困難であり、現状では積極的になされていない。
【0004】そこで、冷蔵庫内の脱臭と抗菌を行うようにしたものとして、例えば特開平5−203336号公報に示されたような、遷移金属元素の酸化物を触媒成分として担持した脱脂フィルターと、銀もしくは銀化合物を含む無機系素材を担持した抗菌用フィルターとを対向、組み合わせて構成した脱臭抗菌装置を冷蔵室の空気循環風路中にバイパス回路を設け設置したものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記のような遷移金属元素の酸化物を触媒成分として担持した脱臭フィルターと銀もしくは銀化合物を含む無機系素材を担持した抗菌フィルターとを対向、組み合わせる構成では、構成上複雑となり、また両フィルターを組み合わせることによる風路抵抗が増加し、実際、臭気を含んだ庫内空気は風路抵抗の大きな脱臭抗菌装置を通過せずバイパス回路を通過するため脱臭抗菌効果が得られないという問題がある。
【0006】したがって、本発明は上記課題を解決するもので、構造上極めて簡単な高性能の脱臭抗菌装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するために本発明の脱臭抗菌装置は、少なくとも二酸化マンガンと銅、鉄、ニッケル、コバルト、白金、パラジウムの群から選択された少なくとも一種以上の酸化物と活性炭とゼオライトとバインダーとからなる脱臭抗菌触媒体を用いるのである。
【0008】これにより、構造上極めて簡単な高性能の脱臭抗菌装置を提供することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明は、少なくとも二酸化マンガンと銅、鉄、ニッケル、コバルト、白金、パラジウムの群から選択された少なくとも一種以上の酸化物と活性炭とゼオライトとバインダーとからなる脱臭抗菌触媒体と、前記脱臭抗菌触媒体に送風するファンと、前記ファンを駆動する駆動装置とから脱臭抗菌装置を構成するものである。
【0010】この構成によって、悪臭成分を含む空気は、駆動装置により駆動するファンにより脱臭抗菌触媒体を通過する際、脱臭抗菌触媒層中の吸着剤として働く活性炭とゼオライトに吸着され、吸着された物質は、すみやかに二酸化マンガンと銅、鉄、ニッケル、コバルト、白金、パラジウムの群から選択された少なくとも一種以上の酸化物の触媒作用により臭気強度の低い物質に変化もしくは無臭化される。また、空気中を浮遊する細菌やかびの胞子は、脱臭抗菌装置を通過する際に、脱臭抗菌触媒層中の二酸化マンガンと銅、鉄、ニッケル、コバルト、白金、パラジウムの群から選択された少なくとも一種以上の酸化物により除菌される。したがって、安価で機構が極めて簡単でしかも長期にわたりメンテナンスの必要としない高性能の脱臭抗菌装置を得ることができる。
【0011】また、少なくとも二酸化マンガンと銅、鉄、ニッケル、コバルト、白金、パラジウムの群から選択された少なくとも一種以上の酸化物と活性炭とゼオライトとバインダーとからなる脱臭抗菌触媒体と、前記脱臭抗菌触媒体に送風するファンと、前記ファンを駆動する駆動装置と、前記駆動装置を制御する制御装置とからなり、前記制御装置は一定時間毎に所定時間の間前記ファンを駆動させるものであり、一定時間毎に所定時間の間、脱臭抗菌触媒体に送風するため、省エネ化を図ることができ、空気中の脱臭抗菌を定期的に実施できる。
【0012】また、少なくとも二酸化マンガンと銅、鉄、ニッケル、コバルト、白金、パラジウムの群から選択された少なくとも一種以上の酸化物と活性炭とゼオライトとバインダーとからなる脱臭抗菌触媒体と、前記脱臭抗菌触媒体に送風するファンと、前記ファンを駆動する駆動装置と、前記駆動装置を制御する制御装置と、臭いセンサーとからなり、前記制御装置は、前記臭いセンサーの出力に応じて前記ファンを駆動させるものであり、臭いセンサーの出力に応じて脱臭抗菌触媒体に送風するため、臭いが弱いときは送風を停止して省エネ化を図ることができ、臭いが強くなったときに脱臭抗菌触媒体へ送風して空気中の脱臭抗菌を効率よく実施できる。
【0013】また、少なくとも二酸化マンガンと銅、鉄、ニッケル、コバルト、白金、パラジウムの群から選択された少なくとも一種以上の酸化物と活性炭とゼオライトとバインダーとからなる脱臭抗菌触媒体と、前記脱臭抗菌触媒体に送風するファンと、前記ファンを駆動する駆動装置と、前記駆動装置を制御する制御装置と、温度センサーとからなり、前記制御装置は、前記温度センサーの出力に応じて前記ファンを駆動させるものであり、温度と臭いの強弱及び繁殖力の強弱を利用して、温度センサーの出力に応じて脱臭抗菌触媒体に送風するため、温度が低いため臭いが弱く菌の繁殖力が弱いときは送風を停止して省エネ化を図ることができ、温度が高くなって臭いが強く菌の繁殖力が強くなったときに脱臭抗菌触媒体へ送風して空気中の脱臭抗菌を効率よく実施できる。
【0014】
【実施例】以下、本発明による脱臭抗菌装置の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0015】(実施例1)図1は本発明の実施例1における脱臭抗菌装置を搭載した冷蔵庫の要部縦断面図であり、図2は同実施例における脱臭抗菌装置の要部縦断面図である。
【0016】図1において、1は冷蔵庫であり、2は冷凍室、3は冷凍室の扉、4は冷蔵室、5は冷蔵室の扉である。6は冷気循環用のファンであり、7は冷気循環用ファンを動かすモータであり、8はエバポレータである。また9は冷蔵室内の冷気循環風路でありA部は冷気戻り吸い込み口である。20は、冷蔵室内に設けられた脱臭抗菌装置である。
【0017】図2において、21は冷蔵庫室内の空気を循環させる風路であり、22は空気吸い込み口、23は空気吐き出し口である。送風用のファン24は、駆動装置25にて駆動され、空気は図2の矢印B方向に流れる。また30は、空気循環風路21中に装着された脱臭抗菌食媒体である。
【0018】図3は、同実施例における脱臭抗菌装置のハニカム状の脱臭抗菌触媒体30の外観斜視図であり、空気は図3のC方向に流れる。
【0019】図4は、同実施例における脱臭抗菌触媒体30の脱臭抗菌触媒層を示す概略図である。
【0020】図4(a)において、31は脱臭抗菌作用をつかさどる脱臭抗菌触媒層であり、少なくとも、二酸化マンガンと、銅、鉄、ニッケル、コバルト、白金、パラジウム等の酸化物の単独叉はそれらの組み合わせと、シリカ/アルミナ比が10以上である高シリカゼオライトとバインダーに水を加え混練し、ハニカム状に押し出し、乾燥、焼成し形成するもので、脱臭抗菌触媒層31のみで脱臭抗菌触媒体30を形成する。尚、図4(b)に示すように、この脱臭抗菌触媒層31をハニカム状の酸化物担体32上に設け焼成し形成させてもよい。
【0021】この構成により、冷蔵庫庫内の悪臭成分を含む空気は、脱臭抗菌装置の20の空気吸い込み口22から、駆動装置25により駆動される送風ファンにより吸い込まれ、脱臭抗菌触媒体30の脱臭抗菌触媒層31中の吸着剤として働く活性炭と、シリカ/アルミナ比が10以上である高シリカゼオライトに吸着され、吸着された物質は、すみやかに二酸化マンガンと、銅、鉄、ニッケル、コバルト、白金、パラジウム等の触媒作用により臭気強度の低い物質に変化もしくは無臭化される。
【0022】また、空気中を浮遊する細菌やかびの胞子は、脱臭抗菌触媒体30を通過する際に、脱臭抗菌触媒層31中の二酸化マンガンと、銅、鉄、ニッケル、コバルト、白金、パラジウム等の遷移金属の抗菌作用により除菌される。
【0023】以上のように、少なくとも二酸化マンガンと銅、鉄、ニッケル、コバルト、白金、パラジウムの群から選択された少なくとも一種以上の酸化物と活性炭とゼオライトとバインダーとからなる脱臭抗菌触媒体30と、この脱臭抗菌触媒体30に送風するファン24と、このファン24を駆動させる駆動装置25からなる脱臭抗菌装置20を冷蔵庫内に装着することにより風路抵抗が少なく、安価で機構が極めて簡単でしかも長期にわたりメンテナンスの必要としない高性能の脱臭抗菌装置を備えた冷蔵庫を提供することができる。
【0024】なお、脱臭抗菌装置20を冷蔵庫の冷凍室・野菜室等に装着した場合も同様の効果があるとは言うまでもない。
【0025】また、脱臭抗菌触媒体30を、図1の冷蔵庫の冷気循環風路の冷気戻り吸い込み口Aに装置した場合も同様の効果がある。
【0026】(実施例2)以下、本発明の実施例2について図面を参照しながら説明する。図5は本発明の実施例2における脱臭抗菌装置の要部縦断面図である。
【0027】図5において、10aは脱臭抗菌装置20の運転をつかさどるファン24の駆動装置25を制御する制御装置である。
【0028】図6は、同実施例における脱臭抗菌装置20の制御装置10aのブロック図であり、図7は同実施例2の制御装置10aの制御フローチャートである。
【0029】脱臭抗菌装置の構造については実施例1と同様であり、同一構成については同一の符号を付与し、その詳細な説明は省略する。
【0030】図6において、300は間欠周期タイマで電源からの信号を入力し動作を開始する。301は駆動タイマで電源と間欠タイマ300から信号S300を入力する。302は駆動手段、303表示手段でともに駆動タイマ301の信号S301を入力する。駆動手段302は駆動装置25に信号S302を出力する。このように間欠周期タイマ300、駆動タイマ301、駆動手段302、表示手段303にて制御回路10aを構成する。
【0031】以上のように構成された冷蔵庫に搭載した際の脱臭抗菌装置について、以下にその動作を説明する。
【0032】この構成により、駆動タイマ301及び間欠周期タイマ300にあらかじめ脱臭抗菌装置20を駆動させる時間と停止する時間を入力することにより、制御装置10aより駆動装置25に駆動信号が出されると、冷蔵庫内の悪臭成分を含む空気は、脱臭抗菌装置20の空気吸込口22から駆動装置25により駆動される送風ファン24により吸い込まれ、脱臭抗菌触媒体30の脱臭抗菌触媒層31中の吸着剤として働く活性炭と、シリカ/アルミナ比が10以上である高シリカゼオライトに吸着され、吸着された物質は、すみやかに二酸化マンガンと、銅、鉄、ニッケル、コバルト、白金、パラジウム等の触媒作用により臭気強度の低い物質に変化もしくは無臭化される。
【0033】また、空気中を浮遊する細菌やかびの胞子は、脱臭抗菌触媒体30を通過する際に、脱臭抗菌触媒層31中の二酸化マンガンと、銅、鉄、ニッケル、コバルト、白金、パラジウム等の遷移金属の抗菌作用により除菌される。
【0034】また制御装置10aより駆動装置25に停止信号が出されると脱臭抗菌装置20の停止を行う。
【0035】以下その制御回路を図7を用いて動作について説明する。まず、電源が供給されると、間欠周期タイマ300及び駆動タイマ301はステップ300にてリセットされ、ステップ301にてカウントをスタートする。
【0036】次にステップ302にて、あらかじめ駆動タイマ301に設定されている時間T300と駆動タイマ301のカウント時間t300を比較し、t300≧T300を満たしていればステップ303へ論理を進め、それ以外はステップ304へ論理を進める。
【0037】ステップ303において、駆動タイマ301から駆動手段302に信号S301が出力され、駆動装置25は、駆動手段302より信号S302が入力され運転状態となるとともに、同じく駆動タイマ301より表示手段303に信号S301が出力され脱臭抗菌装置20は運転中であることを表示し、論理を301に戻す。
【0038】一方ステップ304においては、駆動タイマ301から駆動手段302に信号S301が出力され、駆動装置25は、駆動手段302より信号S302が入力され停止状態となるとともに、同じく駆動タイマ301より表示手段303に信号S301が出力され脱臭抗菌装置20の運転が停止していることを表示し、論理を305に進める。
【0039】ステップ305において、あらかじめ間欠周期タイマ300に設定されている時間T301と間欠周期タイマ300のカウント時間t301を比較し、t301≧T301を満たしていればステップ300に、それ以外の場合にはステップ302にそれぞれ論理を戻す。
【0040】以上のように、少なくとも二酸化マンガンと銅、鉄、ニッケル、コバルト、白金、パラジウムの群から選択された少なくとも一種以上の酸化物と活性炭とゼオライトとバインダーとからなる脱臭抗菌触媒体30と、この脱臭抗菌触媒体30に送風するファン24と、このファン24を駆動させる駆動装置25と、駆動装置25を間欠的に運転制御する制御装置10aからなる脱臭抗菌装置20を、冷蔵庫内に装着することにより、風路抵抗が少なく、安価で機構が極めて簡単でしかも長期にわたりメンテナンスの必要としない高性能の脱臭抗菌装置を備えた冷蔵庫を提供することができる。また、一定時間毎に所定時間の間、脱臭抗菌触媒体に送風するため、省エネ化を図ることができる。
【0041】(実施例3)以下、本発明の実施例3について図面を参照しながら説明する。図8は本発明の実施例3における脱臭抗菌装置の要部縦断面図である。
【0042】図8において、10bは脱臭抗菌装置20の運転をつかさどるファン24の駆動装置25を制御する制御装置である。11は冷蔵庫1の冷蔵室4内の臭気を検知する臭気センサーである。
【0043】図9は、同実施例における脱臭抗菌装置20の制御装置10bのブロック図であり、図10は同実施例の制御装置10bの制御フローチャートである。
【0044】脱臭抗菌装置の構成については、実施例1と同様であり、同一構成については同一符号を付与し、その詳細な説明は省略する。
【0045】図9において、400は冷蔵室4内の臭気を検知する臭気センサー11の臭気を検知する臭気検知手段、401は臭気検知手段400の信号を入力する駆動制御手段であり、信号を駆動装置25に出力する。402は駆動装置25の運転状態を表示する表示手段で、駆動制御手段401の信号を入力とする。このように臭気検知手段400、駆動制御手段401、表示手段402にて制御回路10bを構成する。
【0046】以上のように構成された冷蔵庫に搭載した際の脱臭抗菌装置について、以下にその動作を説明する。
【0047】この構成により臭気センサー11と制御装置10bより駆動装置25に駆動信号が出力されると、冷蔵庫内の悪臭成分を含む空気は、脱臭抗菌装置20の空気吸込口22から駆動装置25により駆動される送風ファン24により吸い込まれ、脱臭抗菌触媒体30の脱臭抗菌触媒層31中の吸着剤として働く活性炭と、シリカ/アルミナ比が10以上である高シリカゼオライトに吸着され、吸着された物質は、すみやかに二酸化マンガンと、銅、鉄、ニッケル、コバルト、白金、パラジウム等の触媒作用により臭気強度の低い物質に変化もしくは無臭化される。
【0048】また、空気中を浮遊する細菌やかびの胞子は、脱臭抗菌触媒体30を通過する際に、脱臭抗菌触媒層31中の二酸化マンガンと、銅、鉄、ニッケル、コバルト、白金、パラジウム等の遷移金属の抗菌作用により除菌される。
【0049】また制御装置10bより駆動装置25に停止信号が出されると脱臭抗菌装置20の停止を行う。
【0050】以下にその制御回路を図10を用いて動作について説明する。ステップ400で制御回路10bへ電源が供給されると、次にステップ401で駆動制御手段401より信号S401が駆動装置25に出力され、駆動装置25は運転状態となる。次にステップ402において駆動制御手段401より信号S401が表示手段402にも出力され、脱臭抗菌装置20は運転中であることを表示する。
【0051】次にステップ403において臭気検知手段400で冷蔵庫1の冷蔵室4内の臭気を検知し、その臭気(以下この臭気をth400とする)が、th400≦TH400を満たしていればステップ404へ論理を進め、それ以外の場合は駆動装置25の運転状態と表示手段402の運転中の表示を継続しステップ403を繰り返す。
【0052】ここでTH400は臭気いき値レベルを設定した臭気値で、あらかじめ設定された値とする。
【0053】次にステップ404で臭気検知手段400より信号S400が駆動制御手段401に出力され、さらに駆動制御手段401より信号S401が駆動装置25へ出力され、駆動装置25は停止状態となる。次にステップ405において駆動制御手段401より信号S401が表示手段402へ出力され、脱臭抗菌装置20の運転が停止していることを表示し、論理をステップ406へ進める。次にステップ406において電源がONであれば、表示手段402の運転停止の表示と駆動装置25の運転停止を継続しステップ406を繰り返し、それ以外の場合はステップ400へ論理を戻し、電源が供給されるまで待機する。
【0054】以上のように、少なくとも二酸化マンガンと銅、鉄、ニッケル、コバルト、白金、パラジウムの群から選択された少なくとも一種以上の酸化物と活性炭とゼオライトとバインダーとからなる脱臭抗菌触媒体30と、この脱臭抗菌触媒体30に送風するファン24と、このファン24を駆動させる駆動装置25と、駆動装置25を間欠的に運転制御する制御装置10bと、臭いセンサー11とからなり、制御装置10bは、臭いセンサー11の出力に応じて脱臭抗菌装置20の運転を制御することにより、風路抵抗が少なく、安価で機構が極めて簡単でしかも長期にわたりメンテナンスの必要としない高性能の脱臭抗菌装置を備えた冷蔵庫を提供することができる。なお、脱臭抗菌装置20の運転は冷蔵室4内の臭気強度に応じているためより経済的であることはいうまでもない。
【0055】(実施例4)以下、本発明の実施例4について図面を参照しながら説明する。図11は、本発明の実施例4における脱臭抗菌装置の要部縦断面図である。
【0056】図11において、10cは脱臭抗菌装置20の運転をつかさどるファン24の駆動装置25を制御する制御装置である。12は冷蔵庫1の冷蔵室4内の温度を検知する温度センサーである。
【0057】図12は、同実施例における脱臭抗菌装置20の制御装置10cのブロック図であり、図13は同実施例の制御装置10cの制御フローチャートである。
【0058】脱臭抗菌装置の構成については、実施例1と同様であり、同一構成については同一符を付与しその詳細な説明は省略する。
【0059】図12において、500は冷蔵室4内の温度を検知する温度センサー12の温度を検知する温度検知手段、501は温度検知手段500の信号を入力する駆動制御手段であり、信号を駆動装置25に出力する。502は駆動装置25の運転状態を表示する表示手段で、駆動制御手段501の信号を入力とする。このように温度検知手段500、駆動制御手段501、表示手段502にて制御回路10cを構成する。
【0060】以上のように構成された冷蔵庫に搭載した際の脱臭抗菌装置について、以下にその動作を説明する。
【0061】この構成により、温度センサー12と制御装置10cより駆動装置25に駆動信号が出力されると、冷蔵庫内の悪臭成分を含む空気は、脱臭抗菌装置20の空気吸込口22から駆動装置25により駆動される送風ファン24により吸い込まれ、脱臭抗菌触媒体30の脱臭抗菌触媒層31中の吸着剤として働く活性炭と、シリカ/アルミナ比が10以上である高シリカゼオライトに吸着され、吸着された物質は、すみやかに二酸化マンガンと、銅、鉄、ニッケル、コバルト、白金、パラジウム等の触媒作用により臭気強度の低い物質に変化もしくは無臭化される。
【0062】また、空気中を浮遊する細菌やかびの胞子は、脱臭抗菌触媒体30を通過する際に、脱臭抗菌触媒層31中の二酸化マンガンと、銅、鉄、ニッケル、コバルト白金、パラジウム等の遷移金属の抗菌作用により除菌される。
【0063】また制御装置10cより駆動装置25に停止信号が出されると脱臭抗菌装置20の停止を行う。
【0064】以下にその制御回路を図13を用いて動作について説明する。ステップ500で制御回路10cへ電源が供給されると、次にステップ501で駆動制御手段501より信号S501が駆動装置25に出力され、駆動装置25は運転状態となる。次にステップ502において駆動制御手段501より信号S501が表示手段502にも出力され、脱臭抗菌装置20は運転中であることを表示する。
【0065】次にステップ503において温度検知手段500で冷蔵庫1の冷蔵室4内の温度を検知し、その温度(以下この温度をth500とする)が、th500≦TH500を満たしていればステップ504へ論理を進め、それ以外の場合は駆動装置25の運転状態と表示手段502の運転中の表示を継続しステップ503を繰り返す。
【0066】ここで、TH500は臭気いき値レベルにて設定した庫内温度値で、あらかじめ設定された値とする。
【0067】次にステップ504で温度検知手段500より信号S500が駆動制御手段501に出力され、さらに駆動制御手段501より信号S501が駆動装置25へ出力され、駆動装置25は停止状態となる。次にステップ505において駆動制御手段501より信号S501が表示手段502へ出力され、脱臭抗菌装置20の運転が停止していることを表示し、論理をステップ506へ進める。次にステップ506において電源がONであれば、表示手段502の運転停止の表示と駆動装置25の運転停止を継続しステップ506を繰り返し、それ以外の場合はステップ500へ論理を戻し、電源が供給されるまで待機する。
【0068】以上のように、少なくとも二酸化マンガンと銅、鉄、ニッケル、コバルト、白金、パラジウムの群から選択された少なくとも一種以上の酸化物と活性炭とゼオライトとバインダーとからなる脱臭抗菌触媒体30と、この脱臭抗菌触媒体30に送風するファン24と、このファン24を駆動させる駆動装置25と、駆動装置25を間欠的に運転制御する制御装置10cと、温度センサー12とからなり、制御装置10cは温度センサー12の出力に応じて脱臭抗菌装置20の運転を制御することにより、風路抵抗が少なく、安価で機構が極めて簡単でしかも長期にわたりメンテナンスの必要としない高性能の脱臭抗菌装置を備えた冷蔵庫を提供することができる。
【0069】なお、温度検知手段500と駆動制御手段501はバイメタルなどの1個の部品で構成できることはいうまでもない。
【0070】
【発明の効果】以上のように本発明は、少なくとも二酸化マンガンと銅、鉄、ニッケル、コバルト、白金、パラジウムの群から選択された少なくとも一種以上の酸化物と活性炭とゼオライトとバインダーとからなる脱臭抗菌触媒体と、前記脱臭抗菌触媒体に送風するファンと、前記ファンを駆動する駆動装置とから脱臭抗菌装置を構成するので、安価で機構が極めて簡単でしかも長期にわたりメンテナンスの必要としない高性能の脱臭抗菌装置を得ることができる。
【0071】また、一定時間毎に所定時間の間ファンを駆動させる制御装置を設けることにより脱臭抗菌装置を間欠的に作動させることができ、より経済的な運転が可能となる。
【0072】また、脱臭抗菌装置のファンを駆動させる駆動装置と、この駆動装置を制御する制御装置と、臭いセンサーとからなり、制御装置は、臭いセンサーの出力に応じてファンを駆動させ脱臭抗菌装置を作動させるため空気中の臭気強度に応じた脱臭抗菌効果を得られ、経済的で、常に空気中の臭気強度を一定に保つことができる。
【0073】また、脱臭抗菌装置のファンを駆動する駆動装置と、この駆動装置を制御する制御装置と、温度センサーとからなり、制御装置は、温度センサーの出力に応じてファンを駆動させ脱臭抗菌装置を作動させるため、空気中の温度に応じた脱臭抗菌効果が得られ、空気中の臭気濃度及び菌の繁殖は一般的に温度に比例していることにより臭気強度及び菌の繁殖に応じた脱臭抗菌効果を得ることができる。




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013