発明の名称 |
ペットボトル等のボトル2分割洗浄回収方法 |
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発行国 |
日本国特許庁(JP) |
公報種別 |
公開特許公報(A) |
公開番号 |
特開平10−166363 |
公開日 |
平成10年(1998)6月23日 |
出願番号 |
特願平8−353560 |
出願日 |
平成8年(1996)12月17日 |
代理人 |
【弁理士】 【氏名又は名称】伊東 貞雄
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発明者 |
大坂 吉行 / 小池 眞壽郎 / 時枝 茂弘 / 上野 利夫 |
要約 |
目的
構成
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特許請求の範囲
【請求項1】 ペットボトル等のボトルを中心軸に沿ってカッターにより水を噴射し乍ら2分割して内部を洗浄し、キャップ、ラベルを自動落下する如くしたペットボトル等のボトル2分割洗浄回収方法。
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発明の詳細な説明
【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ペットボトル等のボトルを2分割し、内部を洗浄し、キャップ、ラベル等の異物を自動的に取り除く2分割洗浄回収方法に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、ペットボトル等のボトルをリサイクルする場合、キャップ、ラベル等の異物は手動により除去してからシュレッダーで粉砕していた。又、洗浄はオフライン即ち切断後別工程で洗浄していた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上記従来技術にあっては、キャップ及びラベルを手動で取り除いていたので極めて能率が悪いという問題点があり、洗浄は別工程で行われていたので作業性が悪いという問題点があった。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解決することを目的とし、ペットボトル等のボトルを中心軸に沿ってカッターにより水を噴射し乍ら2分割して内部を洗浄し、キャップ、ラベルを自動落下する如くしたことを特徴とする。 【0005】 【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図示した実施例に基いて詳細に説明する。1はコンベア2上に一定間隔で横向きに載置されたペットボトルで、両側より挾持具3,4により固定され移送される。コンベア2上所定位置にはペットボトル1の中心軸に沿って垂直に回転するカッター5が配設され、カッター5の上方に水を噴射するノズル8を配設してある。カッター5の下端はコンベア2の凹部2aに嵌入するようになっている。6はキャップ、7は胴部に熱収縮により付着したラベルである。 【0006】次に作用について説明する。図1の如く、ペットボトル1を横にしてコンベア2上に一定間隔で載置し、図2の如く挾持具3,4で両側より挾持固定する。次いでコンベア2を移送すると、ペットボトル1の中心軸に沿って垂直に配設されたカッター5が図3の如くペットボトル1を中心軸O−Oに沿って縦に2分割する。この時、ノズル8よりカッターに水を噴射する。従って図4の如く、キャップ6は6a,6aに2分割され、熱収縮により付着したラベル7も7a,7aに2分割され、ペットボトル1も1a,1aに2分割され、カッター切断の振動により内部はよく洗浄され夫々の収納箱に自動落下する。2分割された本体1a,1aのみリサイクル工程に移送される。 【0007】 【発明の効果】本発明によると、ペットボトル等のボトルを中心軸に沿ってカッターにより水を噴射し乍ら2分割して内部を洗浄し、キャップ、ラベルを自動落下する如くしてあるので、ペットボトル等のボトルのキャップ、ラベルを極めて簡単に自動的に排除できる。しかも、カッターの振動がボトルに伝わり水が噴射されるので洗浄を効果的に行うことができ、カッターの熱が冷却されカッターの寿命をのばすことができる。
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