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米糠量の検知装置を備えた精米機 - 株式会社柳沢精機製作所
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発明の名称 米糠量の検知装置を備えた精米機
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平10−66887
公開日 平成10年(1998)3月10日
出願番号 特願平8−225242
出願日 平成8年(1996)8月27日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】廣江 武典
発明者 菊地 哲也
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】機枠の上端に支持したホッパと、このホッパ内に投入された玄米を精米する精米部と、この精米部の直下に配置されて前記米糠を収納する米糠容器とを備えた精米機において、前記米糠容器の下側に、この米糠容器の底面の略全体を支承する受圧板と、この受圧板の下方に配置されて、外端が支点上に揺動自在に支持され内端が1つの検知スイッチにつながる少なくとも3個の感知アームと、これらの感知アームの内端側に配置されて所定の力で押圧されたとき変位し前記検知スイッチの作動を許容する検知スプリングとを有した検知装置を設け、かつ、上記米糠容器を上記受圧板上を摺動しつつ出し入れ自在に構成したことを特徴とする米糠量の検知装置を備えた精米機。
【請求項2】前記検知スイッチからの信号により、前記精米部を駆動する駆動モータを停止させるか、駆動できないようにしたことを特徴とする請求項1に記載の米糠量の検知装置を備えた精米機。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、精米機に関し、特に、スーパーやコンビニエンスストアのように、他の一般商品とともに、お米を玄米の状態で販売する米販売店が店頭に置いて使用するのに適した、言わば中型の精米機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】玄米を白米に精米する中型の精米機としては種々なものが提案されているが、その基本的構成は、実開昭57−199047号公報の第1図にも示されているようなものとなっている。すなわち、図7において示すように、従来より一般的に採用されている中型の精米機1は、上記公報中において使用されている符号をそのまま使用して示すと、「精米機本体2の給殻口3にホッパー4を連設して、該ホッパー4内の殻粒を給殻口3から精米機本体2内に供給すると共に、精米機本体2内のスクリュー5で搗精室6に送り込み、搗精ロール7で搗精しながらウェイト8aで係止された圧迫板8を押し拡げて排殻口9から外部へ排出するものとしてある。また、上記搗精ロール7及びスクリュー5を支持する中空の回転軸10は、プーリー11を介してモータ12回転駆動する一方、回転軸10のいま一つのプーリ13でブロア14、15を回転駆動して、一方のブロア14は回転軸10の中空部から搗精室6内に噴風を供給すると共に、他方のブロア15は搗精室6内の糠当を吸収排出する」構成である。
【0003】以上のように、図7に示した従来の精米機1では、玄米から剥された米糠をブロア14・15によって吸引・排出させるものであるから、この米糠を分離するためのサイクロン等が必要となって、全体の形状が大型にならざるを得ないものであり、スーパーやコンビニエンスストア等の店頭に設置するものとしては好ましくないものとなっている。それだけでなく、ブロア14・15等が騒音や塵埃の発生源ともなっているため、米だけでなく他の商品の販売をも行っているスーパーやコンビニエンスストアでの設置を行うものとしては好ましいものではないと考えられる。
【0004】これに対して、米糠を自然落下させる方式の小型の精米機が家庭用のものとして提案されている。この小型の精米機は、特開平5−317730号公報にて提案されているものであるが、図8に示したように、搗精ロール5とともに精米部を構成している精米ネット6から落下してきた米糠を、その下側の糠容器11内に入るようにしたものである。つまり、この図8の精米機では、米糠を糠容器11毎取り出すことにより、その処理を行うことができるものではあるが、糠容器11をモータ部7と同レベルに並設する構成のため、その容積が非常に小さいものであり、糠容器11内の状態を1回の精米毎に常にチェックしなければならないものとなっていて、当然、大容量の玄米を連続的に精米するには適さないものである。なお、この説明中及び図8中の符号は、上記公報中のものをそのまま使用している。
【0005】以上のような従来より提案されている精米機を、他の商品とともに玄米をも販売するスーパーやコンビニエンスストア等においてそのまま設置することは、種々の問題が生ずると考えられる。何故なら、スーパーやコンビニエンスストアは、不特定多数の人が利用するものであり、精米機を利用しないで済ませる人もいれば、精米することによって生じた米糠を持ち帰りたい人もいるし、通常は米糠をそのままにして精米だけを持ち帰る人が多いと考えられる。
【0006】換言すれば、スーパーやコンビニエンスストア等で、白米よりも鮮度を維持できる玄米を販売するために、この玄米を白米にして購入してもらうというサービスの一環として設置しようとする精米機では、次のような諸点を改善しておかなければならないと考えられる。
【0007】■他の商品や玄米とともに店内に設置することになるから、余り大型のものであってはならないし、他の買物のついでに使用してもらうことになるから、図8に示した家庭用のもののように余り小さくてもいけない。つまり、人が立って使用するのに便利なように、言わば中型のものとしておく必要がある。(中型化)
【0008】■スーパーやコンビニエンスストア等でのサービスの一環として不特定多数の人が自由に使用できるように設置するものであるから、使用する人が米糠管理をその都度しなければならないようではあってはならない。即ち、一定期間は連続的に使用できるように、所謂メンテナンスフリーでなければならない。(管理不要化)
【0009】■特に、米糠は、その量を常にチェックしなくても、十分収納しておくことができるようにしておくことが必要である。米糠を持ち帰らない人の方が多いと考えられるからである。(米糠の収納化)
【0010】■店内には他の商品も陳列されているのであるから、精米機の周囲に米糠が散らないようにしておかなければならない。特に不特定多数の人が使用することを想定しているから、通常の使用さえしていれば、精米機の周囲を汚さないようにすることができるものとしておかなければならない。(衛生化)
【0011】■米糠を持ち帰りたい人もあるであろうから、その人が米糠容器を簡単に引き出せるようにしておく必要がある。(米糠取出の容易化)
【0012】本発明者等は、スーパーやコンビニエンスストアに設置する精米機について、上記■〜■の諸点を改善するにはどうしたらよいかについて検討を重ねてきた結果、本発明を完成したのである。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上のような経緯に基づいてなされたもので、その解決しようとする課題は、不特定多数の人が利用するスーパーやコンビニエンスストアにおいて設置するのに適した中型の精米機とすることである。
【0014】すなわち、まず請求項1に係る発明の目的とするところは、米糠の収納・取り出しを容易に行うことができて、不特定多数の人が簡単に利用することができ、しかも内部に収納されている米糠の量を簡単に検知することができ、しかも、不均一な堆積状態であっても正確に計量できて、スーパーやコンビニエンスストアにおいて設置するのに適した精米機を提供することにある。
【0015】また、請求項2に係る発明の目的とするところは、上記請求項1に係る発明と同様な目的を達成することができる他、米糠容器内に米糠が大量に溜ったとき、その作動を停止するか、または作動しないようにして、米糠が機外にこぼれ出ないようにすることのできる所謂一定期間のメンテナンスフリーな精米機を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するために、まず請求項1に係る発明の採った手段は、以下に述べる実施の形態の説明中において使用する符号を付して説明すると、「機枠20の上端に支持したホッパ26と、このホッパ26内に投入された玄米を精米する精米部30と、この精米部30の直下に配置されて米糠を収納する米糠容器50とを備えた精米機において、米糠容器50の下側に、この米糠容器50の底面の略全体を支承する受圧板41と、この受圧板41の下方に配置されて、外端が支点45上に揺動自在に支持され内端が1つの検知スイッチ43につながる少なくとも3個の感知アーム42と、これらの感知アーム42の内端側に配置されて所定の力で押圧されたとき変位し前記検知スイッチ43の作動を許容する検知スプリング44とを有した検知装置40を設け、かつ、上記米糠容器を上記受圧板上を摺動しつつ出し入れ自在に構成したことを特徴とする米糠量の検知装置30を備えた精米機100」である。
【0017】すなわち、この請求項1に係る精米機100は、その機枠20内を、上段部分と、中段部分、及び下段部分の三つの部分に区画しておいて、上段部分内にホッパ26や精米部30を収納し、中段部分内の略全体の容積を有する米糠容器50を当該中段部分内に出入り自在に収納するようにしてある。そして、この米糠容器50の直下に、当該米糠容器50内の米糠の量をその重量で検知する検知装置40を配置したものである。なお、機枠20の下段部分内には、精米部30を駆動するための駆動モータ60が収納配置してある。
【0018】つまり、この精米機100は、これをスーパーやコンビニエンスストアにおいて設置した場合に、不特定多数の人が使用するのに十分な能力・機能を備えたものとするだけでなく、米糠容器50の容積を最大限のものとしたものである。換言すれば、この精米機100においては、その機枠20内を三つの部分に分けることにより、それぞれの部分において、所謂デッドスペースを生じさせることなく、各機能発揮部材をコンパクトにまとめて収納することができるようにしたものなのである。
【0019】特に、この精米機100においては、精米によって生じた米糠を自然落下により米糠容器50内に投入するようにして、ブロアのような騒音発生源を省略するものであるから、精米部30やその回動軸31の直下に米糠容器50を配置したのである。そして、上段部分にホッパ26や精米部30を配置するとともに、下段部分内に駆動モータ60を配置することによって、中段部分に収納されるべき米糠容器50の容積を最大となるようにし、以って定期間の連続的使用を可能に即ち、当該精米機100を使用する人が米糠管理をその都度しなくてもよいようにしているのである。
【0020】そして、この精米機100においては、その米糠容器50の下側に、検知装置40を設けてあり、この検知装置40は、米糠容器50の底面の略全体を支承する受圧板41と、この受圧板41の下方に配置されて、外端が支点45上に揺動自在に支持され内端が1つの検知スイッチ43につながる少なくとも3個の感知アーム42と、これらの感知アーム42の内端側に配置されて所定の力で押圧されたとき変位検知スイッチ43の作動を許容する検知スプリング44とを有したものとしなければならない。
【0021】その理由は、第1に米糠容器50が多少ズレていても、これを常に安定的に支承して、この米糠容器50の中に所定以上の米糠が溜まったことをその重量により検知できるようにしなければならないからである。また、第2の理由は、米糠は、精米部30から米糠容器50内に自然落下により堆積するのであるからその重心位置が偏ることになり、そのような場合でも、受圧板41を米糠容器50の底面の略全体を支承できるものとすることにより、米糠容器50内に米糠が溜ったことを安定的かつ正確に検知できるようにするためである。更に、図6に示すように、検知装置40を平板状のものとすることによって、精米機100内の空間を有効利用して米糠容器50の容積を大きくしなければならないからであり、米糠容器50の底面の略全体を支承する受圧板41上に米糠容器50を配置することにより、その出し入れを容易にする必要があるからである。
【0022】そして、この精米機100においては、上述したように、その中段部分内の略全体の容積を有する米糠容器50を、検知装置40を構成している受圧板41上に出入自在に収納・載置しておく必要がある。その理由は、スーパーやコンビニエンスストア等を利用する顧客が、この米糠容器50内一杯に米糠が溜っていなくても、少なくとも自分が精米した分の米糠を持ち帰りたい人もあるであろうから、その人が米糠容器50を簡単に引き出して、精米だけでなく米糠をも取り出せるようにしておく必要があるからである。
【0023】米糠容器50を最大容積に設定して、精米部30や回動軸31の直下に配置することは、この米糠容器50によって精米部30から自然落下してきた米糠を受け取るに際して、米糠が中段部分内に飛散しないようにするということから、重要である。また、米糠容器50内に米糠が自然落下すれば、例えば図3または図5に示すように山盛り状態となり、これが米糠容器50上から突出する山を形成することもあるが、その場合に広い裾野が形成できるようにしておくと、米糠の米糠容器50からの洩出が防止できる。
【0024】なお、上段部分にホッパ26を設けることが必要な理由は、このホッパ26内に対する玄米の投入が誰でも容易に行えるようにするためである。すなわち、この精米機100は、人の背丈の半分程度の高さを有するものとしておき、不特定多数の人が利用することになるスーパーやコンビニエンスストアの店内に設置することができるようにするとともに、店内の省スペースを図ることをも想定しているものだからである。
【0025】これに対して、下段部分内に駆動モータ60を収納・配置する必要があるが、電動モーター等の駆動モータ60は、不特定多数の人が自由に触れられる場所にあれば問題であるし、ある程度の音や熱を排出するものでもあって重量のあるものであるから、床面上に近い部分に設置することが有効だからである。実施形態の精米機100では、その全体をキャスター90によって移動可能なものとしているが、このキャスター90による移動の際に重心が下方にあれば安定させることができるから、下段部分に駆動モータ60を配置しているのである。
【0026】なお、下段部分の駆動モータ60と上段部分の精米部30とは、米糠容器50の背面側の上下方向に配置したベルトまたはチェーン等からなる駆動索条70により、連結するようにしている。そのようにする理由は、米糠容器50の容積を十分なものとするためである。
【0027】また、この精米機100においては、図3に示すように、米糠容器50の前端直上に位置する部分に、すり切り板80が設けてあり、このすり切り板80によって、米糠容器50を引き出したときの米糠のすり切りを自動的に行うようにしている。換言すれば、米糠を長い間取り出さないままにしておけば、この米糠が図3等に示したように山盛りになるが、この米糠容器50を引き出せば、その山はすり切り板80によってすり切られ、米糠の平面は米糠容器50内にて自動的にならされることになるのである。
【0028】以上のように構成された精米機100において、所定量の精米がなされ、その間に米糠容器50内の米糠が全く取り出されなければ、米糠が米糠容器50内に略一杯に溜ることになる。そうなると、この米糠の重量が受圧板41を介していずれかの感知アーム42に加わることになる。どの感知アーム42の内端も、図6に示したように、その外端の支点45を中心に下方へ揺動するから、これにより、支点45の内端側に設けてある連結板43aがその下方にある検知スプリング44の付勢力に抗して押下げられる。このため、連結板43aと一体的な押圧板43bがスイッチ本体43cを押圧し作動させることになり、当該検知スイッチ43は、米糠容器50内に所定量以上の米糠が溜まったことを示す信号を発することになるのである。
【0029】この検知装置40における検知スイッチ43からの信号によって、種々な対応の仕方が考えられる。この精米機100は、スーパーやコンビニエンスストア等の店内に設置されるものであるから、これを使用する客に対して米糠容器50の取り出しをしてもらうことは好ましいことではないので、検知スイッチ43からの信号によって、店員だけに判る音や光を発する方法がまず考えられる。その音や光は、店員が当該精米機100の近傍に常にいるのであれば、当該精米機100から直接発するようにするとよいが、そうでない場合は、店員が待機している場所に遠隔操作で発せられるようにしておくことも可能である。
【0030】勿論、米糠容器50内が一杯になっているのに、さらに精米がなされと米糠が米糠容器50からこぼれ出てしまうから、最も効果的なのは、検知スイッチ43からの信号によって精米機100の駆動モータ60を停止、または駆動しないような状態にすることである。このようにしたのが、次に述べる請求項2に係る精米機100なのである。
【0031】上述した課題を解決するために、請求項2に係る発明の採った手段は、上記請求項1に係る精米機100について、「検知スイッチ43からの信号により、精米部30を駆動する駆動モータ60を停止させるか、駆動できないようにしたこと」である。
【0032】すなわち、この請求項2の精米機100においては、その駆動や制御を電気的に行うように構成したものであり、米糠容器50内に所定以上の米糠が溜ったことを検知した検知スイッチ43は、図示しない電気的制御部に信号を送って、駆動モータ60を停止させるか、駆動モータ60の起動が行えないようにしているのである。なお、実施形態における精米機100においては、米糠容器50が満杯になったことを、図1に示した操作面22にて表示するようにしている。
【0033】
【発明の実施の形態】以上のように構成した各請求項の発明について、図面に示した実施の形態である精米機100について説明するが、この精米機100は上記各発明を実質的に含むものであるから、以下では、この実施形態の精米機100を中心にして説明する。
【0034】図1には、現在精米を行っている精米機100の斜視図が示してあるが、この精米機100は、人の背丈の半分程度の高さを有するものであって、その上面は、図3にも示したように、作業する人の手前側に向けて傾斜するものとしてある。なお、この上面の手前側部分は操作面22としてあり、この操作面22上の各スイッチを操作することにより、当該精米機100での精米等が行われるものである。
【0035】また、図1に示した精米機100では、その上段部分の前端部を他より前方に突出させて、この突出部分の下面に、内部の精米部30に連なる精米排出ガイド34から白米を袋等に受けているのであるが、この精米排出ガイド34は、図2にも示したように、その突出量を小さくできるものである。すなわち、この精米機100では、精米作業中では精米排出ガイド34を引き出して、この精米排出ガイド34から白米を袋内等に排出するのであるが、米糠を米糠容器50とともに取り出したいときは、この精米排出ガイド34を押し込んで米糠容器50前方の扉53を開放するとともに、中段部分内の米糠容器50を引き出すようにしたものである。
【0036】さて、この精米機100は、図3に示したように構成してあり、この精米機100内は、上段部分、中段部分及び下段部分の三つの部分に分けてある。すなわち、この精米機100は、キャスター90によって移動可能とされた支持台24上に組み付けた機枠20を有してするものであり、この機枠20に対して各部材を組み付けることにより、全体として上記の三層構造となるようにしたものである。勿論、この機枠20に対しては、図1等において示したように、側板21や扉53を取り付けることによって、その全体が包み込まれるものである。また、機枠20の上端開口部は、図1及び図2に示したように、カバー23によって覆蓋される。なお、このカバー23は、作業者が手前から開けられるようにしているものであり、ホッパ26の上端開口と略同じ大きさを有したものである。
【0037】このホッパ26の下端には、図3にも示したように、精米部30が接続してあり、この精米部30には、これから後方に延びる回動軸31が接続してある。精米部30は、図7等の従来例のものと略同様に構成したものであり、内部の回転子が回動軸31によって回転されることにより、回転子と周囲の網体との共働によって、玄米から米糠を剥離するようにしたものである。この精米部30による精米状態は、この精米部30の前方側に配置してある押圧部32によって調整されるものである。
【0038】押圧部32は、精米部30を構成している網体の出口側に配置されて、玄米の回転子による送り力に対する抵抗力を調整するものであるが、その下部には、図3にも示したように、精米部30側から送り出されてきた白米を精米排出ガイド34側に案内するための排出樋33が形成してある。
【0039】以上の、ホッパ26、精米部30、その回動軸31、及び押圧部32は、精米機100の上段部分内に収納配置されるものであるが、この上段部分は、図3にも示したように、精米機100全体の約1/3を占めるものとなっている。この上段部分の下側には、それぞれ精米機100全体の1/3を占めている中段部分、及び下段部分が形成してある。
【0040】中段部分は、機枠20に設けた桟や区画板によって、精米機100の略中央部分に区画したものであるが、この中段部分内に米糠容器50が出入自在に収納されるものであり、この米糠容器50は、図2〜図5に示すような大きな容積を有したものとなっている。勿論、この米糠容器50の前面には、図2に示したように、引き手51が設けてあって、中段部分に対する出入を行い易くなるようにしてあり、その上方は開口したものとしてある。
【0041】この米糠容器50の下側には、米糠容器50内に堆積した米糠の量をその重さで検知する検知装置40が設けてあり、この検知装置40によって所定以上の重量が検知されたとき、図示しない制御部にて当該精米機100の作動停止を行わせ、米糠容器50内の米糠の処理を行うよう、操作面22に表示するようにしてある。
【0042】この検知装置40は、図6に示したように、米糠容器50の底面の略全体を支承する受圧板41と、この受圧板41の下方に配置されて、外端が支点45上に揺動自在に支持され内端が1つの検知スイッチ43につながる少なくとも3個の感知アーム42と、これらの感知アーム42の内端側に配置されて所定の力で押圧されたとき変位して検知スイッチ43の作動を許容する検知スプリング44とを有したものである。そして、この検知装置40は、以上のように構成することによって、図3〜図5に示したように、上下方向の厚さが薄い平板状のものとしたものであり、これにより、その機能を十分発揮するものとしながら、米糠容器50の容積を大きくできるようにしているのである。
【0043】米糠容器50の底面の略全体を支承する受圧板41は、その下面側に各感知アーム42が揺動自在となるように連結してあり、各感知アーム42は検知装置40の図示しないケース上の各支点45に対しても揺動自在に連結してある。つまり、受圧板41は、各感知アーム42及び支点45、そしてこの支点45を支持する図示しないケースを介して機枠20に対して接続してあり、機枠20に対して自由に動き得るものとしてある。
【0044】各感知アーム42は、受圧板41から受けた重力と、その各内端側に設けてある検知スプリング44の付勢力とがバランスする位置まで揺動するものであり、その揺動の中心は、各感知アーム42の外端側に位置している支点45なのである。そして、各感知アーム42の内端は、図6に示したように、検知スイッチ43を構成している1つの連結板43aにそれぞれ傾動自在に連結してある。
【0045】検知スイッチ43は、検知装置40の図示しないケース上の中央に設けた検知スプリング44に取り付けた押圧板43bと、この押圧板43bの先端の直下に位置するケース上面に設けたスイッチ本体43cとからなっているものであり、押圧板43bがスイッチ本体43cを押圧作動することにより、信号を発するように構成したものである。
【0046】実施形態の検知スプリング44は、各感知アーム42を介して受圧板41側から受けた重力によって圧縮されるコイルスプリングであり、その弾発力は、所定量の米糠が溜った米糠容器50との全体重量によって、検知スイッチ43の押圧板43bがスイッチ本体43cを押圧するように調整したものである。
【0047】以上のように構成した検知装置40の受圧板41によって支承されている米糠容器50の前方側は、図1に示したように、機枠20に蝶番を介して取り付けた扉53によって覆われるものであり、図2に示したように、この扉53を開放することにより、中段部分内の米糠容器50を受圧板41上に摺動させたまま引き手51を利用して引き出せるようにしてある。
【0048】そして、この米糠容器50の下側になる下段部分内には、図3〜図5に示したように、精米部30を駆動するための駆動モータ60が収納配置してあり、本実施形態の駆動モータ60は電動モータとしてある。この駆動モータ60の前面側は、図4に示したように、扉62によって覆ってあり、この扉62を開くことにより、下段部分内の駆動モータ60のメンテナンス等が行えるようにしてある。
【0049】この駆動モータ60の回転軸61は、図3及び図5に示したように、精米機100の背面側に延在させてあり、この回転軸61上のプーリには駆動索条70であるベルトが掛装してある。そして、このベルトである駆動索条70は、前述した米糠容器50の背面を通ってその上方にある精米部30側の回動軸31上のプーリ31aに掛装してある。(図5参照)この駆動索条70は、チェーンであってもよいことは言うまでもない。
【0050】なお、上段部分の前面側も、中段部分の扉53等と同様に扉25により覆蓋するようにしてあり、これらの扉25・53・62の内側には、これらが閉じられているが否かを検知するスイッチが設けてあり、ホッパ26を覆蓋するカバー23の内側にも同様なスイッチが設けてある。つまり、当該精米機100では、これら各扉やカバーが完全に閉じられていることを検知したとき、その精米作業を起動できるようにしてあるのである。
【0051】ところで、本実施形態の精米機100では、図3に示したように、中段部分内に収納された米糠容器50の前端上部に位置するすり切り板80が機枠20に取付けてあり、このすり切り板80は、その下端線が米糠容器50の上端開口面と略同一位置となるようにしたものである。これにより、このすり切り板80は、米糠が山盛り状態に堆積した米糠容器50を図2に示したように、引き出したときに、その米糠の山のすり切りを行うものである。つまり、すり切り板80が存在することにより、米糠容器50内の米糠が山盛りになって堆積していても、米糠容器50を引き出せば、その米糠の表面を自動的に平らになるようにして、米糠が機内は勿論、機外にも散らないようにするものである。なお、米糠容器50の容積は、前述したように十分なものであり、また場合によっては検知装置40によって収納量が規定されるから、すり切り板80によってすり切られた米糠は米糠容器50内に十分入り得るものである。
【0052】なお、本実施形態の精米機100では、機枠20に取り付けた側板21や扉53等の裏面に防音材を取り付けるようにしており、これらの防音材によって精米部30や駆動モータ60等から発生する音を吸収するようにしている。従って、この精米機100は、駆動モータ60を下段部分に配置し、駆動索条70を米糠容器50の背面側に配置したこともあって、これをスーパーやコンビニエンスストア内に設置するのに適した静かな作動を行うものとする。
【0053】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1の発明においては、上記実施形態にて例示した如く、「機枠20の上端に支持したホッパ26と、このホッパ26内に投入された玄米を精米する精米部30と、この精米部30の直下に配置されて米糠を収納する米糠容器50とを備えた精米機において、米糠容器50の下側に、この米糠容器50の底面の略全体を支承する受圧板41と、この受圧板41の下方に配置されて、外端が支点45上に揺動自在に支持され内端が1つの検知スイッチ43につながる少なくとも3個の感知アーム42と、これらの感知アーム42の内端側に配置されて所定の力で押圧されたとき変位し前記検知スイッチ43の作動を許容する検知スプリング44とを有した検知装置40を設け、かつ、上記米糠容器を上記受圧板上を摺動しつつ出し入れ自在に構成したことを特徴とする米糠量の検知装置30を備えた精米機100」にその構成上の特徴があり、米糠の収納・取り出しを容易に行うことができて、不特定多数の人が簡単に利用することができ、しかも内部に収納されている米糠の量を簡単に検知することができて、スーパーやコンビニエンスストアにおいて設置するのに適した精米機100を提供することができるのである。
【0054】すなわち、この請求項1の精米機100によれば、■他の商品や玄米とともに店内に設置することのできる中型のものとすることができる。つまり、本発明の精米機100は、人が立って使用するのに便利なものとすることができる。(中型化の達成)
■スーパーやコンビニエンスストア等でのサービスの一環として不特定多数の人が自由に使用できるように設置することができ、使用する人はその都度米糠管理をしないで利用することができる。(管理不要化の達成)
■特に、米糠については、その量を常にチェックしなくても、十分収納しておくことができ、所定量の玄米を連続的に精米作業するのに適した所謂メンテナンスフリーなものである。(米糠の収納化の達成)
■本発明の精米機100は、通常の使用状態において、店内、及び他の商品に対して、米糠が散らないようにすることができる。(衛生化の達成)
■米糠を持ち帰りたい人にとって、米糠容器50を簡単に引き出すことができる。(米糠取出の容易化達成)
【0055】また、請求項2に係る発明においては、上記請求項1に係る精米機100について、「検知スイッチ43からの信号により、精米部30を駆動する駆動モータ60を停止させるか、駆動できないようにしたこと」にその構造上の特徴があり、これにより、上記請求項1に係る発明と同様な目的を達成することができる他、米糠容器50内に米糠が大量に山盛り状態に溜っていた場合には、駆動モータ60の作動を停止するか、または作動しないようにして、米糠が機外にこぼれ出ないようにすることのできる精米機100を提供することができるのである。




 

 


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