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発明の名称 冷却液管を有する工具ホルダ
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平10−34493
公開日 平成10年(1998)2月10日
出願番号 特願平9−108332
出願日 平成9年(1997)4月11日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】田辺 徹
発明者 ペーター グルント / ルドルフ ハニンガー
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 工具(17)用ホルダ(10)のための冷却液管であって、ホルダ(10)が、上穴(13)を有して工具受容部(43)内に装着される円錐形中空柄部(12)を含み、冷却液を工具(17)へと供給する冷却液管(21)が円錐形中空柄部(12)の内部(18)に配置されており、冷却液管(21)が、上穴(13)に向き合う冷却液入口(23)と、円筒形外側側面(31)を備えた上側管部分(28)とを有し、工具受容部(43)内にホルダ(10)を装着するとこの側面にシールリング(51)が当接し、その際冷却液管(21)に少なくとも部分的にかぶさる冷却液供給管(54)のなかにこのシールリングが配置されているものにおいて、入口(23)用蓋(35)が設けられており、切屑が冷却液管(21)内に達するのをこの蓋が防止することを特徴とする冷却液管。
【請求項2】 入口(23)とは反対の側で上側管部分(28)に下方へと他の管部分(29)が続いており、この管部分の外径が上側管部分(28)よりも小さく、ホルダ(10)の接続時にシールリング(51)が前記他の管部分(29)の領域にあり、且つ装着によってはじめて上側管部分(28)の側面(31)に密封当接することを特徴とする、請求項1記載の冷却液管。
【請求項3】 工具(17)用ホルダ(10)のための冷却液管であって、ホルダ(10)が、上穴(13)を有して工具受容部(43)内に装着される円錐形中空柄部(12)を含み、冷却液を工具(17)へと供給する冷却液管(21)が円錐形中空柄部(12)の内部(18)に配置されており、冷却液管(21)が、上穴(13)に向き合う冷却液入口(23)と、円筒形外側側面(31)を備えた上側管部分(28)とを有し、工具受容部(43)内にホルダ(10)を装着するとこの側面にシールリング(51)が当接し、その際冷却液管(21)に少なくとも部分的にかぶさる冷却液供給管(54)のなかにこのシールリングが配置されているものにおいて、入口(23)とは反対の側で上側管部分(28)に下方へと他の管部分(29)が続いており、この管部分の外径が上側管部分(28)よりも小さく、ホルダ(10)を接続するとシールリング(51)が前記他の管部分(29)の領域にあり、且つ装着によってはじめて上側管部分(28)の側面(31)に密封当接することを特徴とする冷却液管。
【請求項4】 入口(23)用蓋(35)が設けられており、切屑が冷却液管(21)内に達するのをこの蓋が防止することを特徴とする、請求項3記載の冷却液管。
【請求項5】 蓋(35)が少なくとも1つの濾過器(36;62、63、64)を含むことを特徴とする、請求項1、2又は4のいずれか1項記載の冷却液管。
【請求項6】 冷却液管(21)が中心冷却液流路(24)を有し、この冷却液流路の内径が入口(23)の領域で階段状に拡張されて肩部(34)を形成しており、濾過器(36)がこの肩部(34)に接触することを特徴とする、請求項5記載の冷却液管。
【請求項7】 濾過器(36)が冷却液流路(24)の径大部内で締付要素によって、好ましくは刻み付リング(37)によって、保持されることを特徴とする、請求項6記載の冷却液管。
【請求項8】 上側管部分(28)と前記他の管部分(29)との間に円錐形移行領域(32)が設けられていることを特徴とする、請求項2〜7のいずれか1項記載の冷却液管。
【請求項9】 前記他の管部分(29)の外径が上側管部分(28)よりも10%未満だけ小さいことを特徴とする、請求項2〜8のいずれか1項記載の冷却液管。
【請求項10】 冷却液管(21)がその下端にフランジ(26)を有し、このフランジを介して冷却液管が袋ナット(22)によって雄ねじでホルダ(10)にしっかり螺着されていることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか1項記載の冷却液管。
【請求項11】 前記濾過器(62)が、メッシュの大きい他の濾過器(63、64)に載置されることを特徴とする、請求項5〜10のいずれか1項記載の冷却液管。
【請求項12】 蓋(35)が差込式入れ子(57)を含み、この差込式入れ子が入口(23)の段差穴(56)内に嵌着されて肩部(34)で支えられており、この差込式入れ子(57)が少なくとも1つの濾過器(62、63、64)を担持し且つその縁を支えることを特徴とする、請求項5〜11のいずれか1項記載の冷却液管。
【請求項13】 差込式入れ子(57)が排出路(58)を有し、この排出路の内径(58a)が冷却液流路(24)の内径(24a)よりも小さいことを特徴とする、請求項6又は12に記載の冷却液管。
【請求項14】 工具(17)用ホルダであって、上穴(13)を有して工具受容部(43)内に装着される円錐形中空柄部(12)と、この円錐形中空柄部(12)の内部(18)に配置されて冷却液を工具(17)へと供給する冷却液管(21)とを有するものにおいて、冷却液管(21)が、請求項1〜13のいずれか1項に記載された冷却液管(21)であることを特徴とするホルダ。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工具用ホルダのための冷却液管であって、ホルダが、上穴を有して工具受容部内に装着される円錐形中空柄部を含み、冷却液を工具へと供給する冷却液管が円錐形中空柄部の内部に配置されており、冷却液管が、上穴に向き合う冷却液入口と、円筒形外側側面を備えた上側管部分とを有し、工具受容部内にホルダを装着するとこの側面にシールリングが当接し、その際冷却液管に少なくとも部分的にかぶさる冷却液供給管のなかにこのシールリングが配置されているものに関するものである。
【0002】本発明は、更に、このような冷却液管を有する工具ホルダに関するものである。
【0003】
【従来の技術】冷却液管を有するこのような工具ホルダは、先行技術により公知であり、HSK工具ホルダと称される。
【0004】この種のホルダは実質的に3つの部分からなる。つまり、まず円錐形中空柄部からなり、この円錐形中空柄部に下方に肉厚鍔部が続き、この鍔部に例えば自動工具交換装置用掴み溝が設けられている。この鍔部に下方に保持柄部が続き、この保持柄部に各種工具を固着することができる。これらの工具の幾つかは稼働中冷却液によって冷やされねばならないので、円錐形中空柄部の内部には段差付き中心ねじ穴が設けられており、このねじ穴に冷却液管をねじ込むことができる。この冷却液管が中心冷却液流路を有し、工作機械からくる冷却液はこの冷却液流路を通って各工具に達する。
【0005】このようなホルダ又はHSK工具ホルダは標準化されており、さまざまな工具を装着し、次に工具受容部に装着することができる。この工具受容部は工作機械の主軸に設けられており、円錐形中空柄部を補完する穴を有する。
【0006】円錐形中空柄部が上穴を備えており、この穴を通して締付系の扇形掴み具と引張円錐体は円錐形中空柄部の内部に入り込むことができる。扇形掴み具がその解除位置においてさしあたり内方に開かれており、引張円錐体と一緒に穴を通して円錐形中空柄部に押し込まれることによって、受容部内への円錐形中空柄部の装着は行われる。次に引張円錐体はその引張棒を介して円錐形中空柄部から部分的に引き戻され、扇形掴み具を外方にその締付位置へと押圧する。この締付位置において扇形掴み具は内側で円錐形中空柄部に当接して、円錐形中空柄部を主軸と捩り剛性に固定する。
【0007】しかし固定前の接続操作のとき、工具が、つまり工具ホルダが主軸に対して半径方向で正しく整列しているようにしなければならない。主軸がその接続回転数で回転して、工具ホルダに対する相対運動を実行する間に、この接続は行われる。工具ホルダは接続中に既に受容部に押し込まれており、但し締付系はまだ操作されていない。ホルダと主軸との間で半径方向配位を達成するために、主軸に滑りブロックが設けられ、ホルダ若しくは円錐形中空柄部に適宜なくぼみが設けられている。主軸とホルダとが半径方向で所定の配向にあるときにのみ滑りブロックがくぼみに入り込むことができるように、滑りブロックとくぼみは配置され且つ互いに適合されている。この接続操作が終了したなら、ホルダは主軸と一緒に回転し、いまや締付系を介して最終的に工具受容部に引き入れて固定される。
【0008】ホルダを工具受容部内に挿入するとき冷却液管は引張円錐体と引張棒とに設けられる中心穴のなかに達し、稼働中この穴を通して冷却液が供給される。この穴の前側領域にシールリング、好ましくはOリングが設けられており、このリングが冷却液管の円筒形外側側面に当接する。上記接続操作の間にOリングと冷却液管との間の半径方向相対運動が起き、締付操作の間Oリングは冷却液管に対して軸方向で摺動する。換言するなら、ホルダを工作機械に挿入するときOリングはまず比較的かなり冷却液管に被着され、次に接続後に締付操作の間再び僅かに引き戻される。
【0009】公知のHSK工具ホルダを装備した工作機械では、稼働中、工具への冷却液供給に関連して度々問題が生じる。工具自体内の冷却液流路が閉塞することによって、又は冷却液管と冷却液供給部との間の密封が工作機械の側から漏れを生じ、冷却液の圧力が低下して、工具内の小さな冷却液流路内に冷却液を押し込むのにもはや十分ではなくなることによっても、冷却液の供給はしばしば中断する。しかし冷却液流路の閉塞又は密封の漏れによって冷却液の供給が低減するとしばしば工具が過熱され、従って破損することになり、ホルダ、冷却液管、そしてホルダに装着した工具の頻繁な清浄が必要となる。更に、工作機械のシールリングが比較的短い間隔で交換されることになる。時間と労賃を要するこれらの措置を怠ると、ホルダを装備した工作機械の動作信頼性が低下する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このことを背景に、本発明の課題は、冷却液管を有する工具ホルダを装備した工作機械の動作信頼性が簡単な設計構造で向上するように、発明の属する技術分野で触れたホルダと冷却液管を改良することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、請求項1〜13のいずれかに記載の冷却液管や、請求項14に記載の工具ホルダを要旨としている。
【0012】
【発明の実施の形態】発明の属する技術分野で触れた工具ホルダ、及び発明の属する技術分野で触れた冷却液管において、前述のような課題は、本発明によれば、入口用蓋が設けられており、切屑が冷却液管内に達するのをこの蓋が防止することによって解決される。
【0013】本発明の根底にある課題がこうして完全に解決される。つまりこのホルダが自動工具交換装置と一緒に使用されるとき、ホルダは現在使用されない工具と一緒にマガジン位置で蓄えられ、そこで個々のホルダの円錐形中空柄部は工作機械の作業室内を飛散する切屑から保護するために覆われている。工具交換のためにホルダはマガジン位置から主軸の下の作業位置に移され、そこで次に前記接続・固定操作が行われる。
【0014】ホルダをマガジン位置から作業位置に移す間、円錐形中空柄部は保護されておらず、この時間の間に切屑が円錐形中空柄部の内部及び上向きに開口した冷却液管のなかに達することがある。これらの切屑は、ホルダの固定後、流れる冷却液によって工具へと運ばれて、冷却液を工具へと送るべき細い流路を閉塞することがある。しかし本願の発明者は、マガジン位置と作業位置との間で移行する間も円錐形中空柄部全体を覆い若しくは保護する必要はなく、冷却液管の入口を蓋するだけで切屑による汚れを防止するのに十分であることに気づいた。つまりこの場合、設計上簡単で安価な蓋を冷却液管についてのみ選択することができる。マガジン位置では、円錐形中空柄部の外面に付着する切屑が工作機械への装着に否定的に影響することのないように、飛散する切屑及び冷却油/切削油剤から円錐形中空柄部全体を保護する必要がある。この工具交換の間は工作物の加工が行われず、切屑が作業室内を飛散することもないので、マガジン位置から作業位置への短い移行時間の間はこのような保護は必要でない。しかし、工具交換の間に切屑が工作機械部分から落下することがしばしば起き、円錐形中空柄部に付着したままとはならないが、しかし冷却液管の内部に達して工具の冷却にとって危険となることに、本願の発明者は気づいた。
【0015】本発明により設けられる冷却液管入口用蓋は、例えば、内向きに開口するリッドによって円錐形中空柄部の上穴を密閉することにある。このリッドは、例えば、締付系の扇形掴み具が円錐形中空柄部の内部に導入されるとき、自動的に揺動することができる。
【0016】他方、発明の属する技術分野に指摘したようなホルダ及び冷却液管において、本発明の課題は、上側管部分に下方へと他の管部分が続いており、この管部分の外径が上側管部分よりも小さく、ホルダの接続時にシールリングが前記他の管部分の領域にあり、且つ装着によってはじめて上側管部分の側面に密封当接することによって解決される。
【0017】本発明の根底にある課題が、このような仕方でも完全に解決される。つまり、接続・固定操作の間に特にシールリングと冷却液管側面との間での半径方向及び軸方向相対運動の故にシールリングが摩耗することに密封問題を帰すことができることに、本願の発明者は気づいた。つまり、公知の冷却液管は長手方向で連続的に一定した外径を有し、つまり全体として円筒形側面を有し、接続・固定操作の間シールリングは半径方向でも軸方向でもこの側面を擦り、これによって摩耗が早まる。
【0018】いまや前記他の管部分は外径が低減しているので、接続操作の間は、つまり扇形掴み具を締付けるために引張棒と引張円錐体が円錐形中空柄部から部分的に引き戻される以前は、シールリングがもはや冷却液管の側面に当接しておらず、相対移動の間に摩耗が起きることはない。つまり円錐形中空柄部を工具受容部に挿入するとシールリングは上側管部分上を下方にずらされて、他の管部分において側面から再び離れる。接続後、シールリングは次に締付操作の間に再び上側管部分に引き上げられて、そこで適宜な密封をもたらす。
【0019】つまり冷却液管の簡単な設計変更によって、工具に冷却液を供給するときの密封問題を解決することが可能となる。
【0020】上記2つの措置をまとめるとき、これによって密封問題も供給問題も解決されるので、当然に特別有利である。これらの措置の他の利点として、冷却液管の設計変更が必要となるだけであり、既存の工作機械及びHSK工具ホルダを引き続き使用し若しくは追加装備することができる。
【0021】この場合1展開において、蓋がまず1つの濾過器を含むのが好ましい。
【0022】この場合利点として、揺動可能又はその他何らかの仕方で移動可能な蓋が必要ではなく、持続的に入口に留まることのできる簡単な濾過器が使用される。
【0023】更に、冷却液管が中心冷却液流路を有し、この冷却液流路の内径が入口の領域で階段状に拡張されて肩部を形成しており、濾過器がこの肩部に接触するのが好ましい。
【0024】この場合利点として、公知の冷却液管で濾過器を受容するのに必要となる設計変更が比較的僅かである。入口側から冷却液流路を多少穿孔して、濾過器を挿入することができるようにしなければならないだけである。いわば入口のなか又は後方で濾過器を使用することによって、切屑が冷却液流路内に達して、流れる冷却液によってそこから工具の分岐冷却液流路内に達するようなことが確実に防止される。小さな切屑も確実に阻止されるように、濾過器のメッシュは小さいものでなければならない。濾過器のメッシュによって、及び場合によって濾過器上の切屑によって冷却液の総流量は確かに低下するが、しかしこの低下は、工具への冷却液供給の多少の減退が工具の過熱をもたらすほどには大きくない。切屑が冷却液流路内に侵入して、冷却液の供給を完全に妨げる場合にのみ、このような過熱は起きる。
【0025】濾過器が冷却液流路の径大部内で締付要素によって、好ましくは刻み付リングによって、保持されるのが好ましい。
【0026】濾過器の組付けが特別簡単に実行可能となるので、この措置は設計上有利である。
【0027】前記濾過器が、メッシュの大きい他の濾過器に載置されるのが好ましい。
【0028】この場合利点として、前記他の濾過器はメッシュが大きいので一層安定しており、つまり細かな濾過器がいわば安定化され且つ支援され、それにもかかわらず相互に覆い合うことによって効果的メッシュが減退することがなく、貫流が確保されている。
【0029】更に、蓋が差込式入れ子を含み、この差込式入れ子が入口の段差穴内に嵌着されて肩部で支えられており、この差込式入れ子が少なくとも1つの濾過器を担持し且つその縁を支えるのが好ましく、その際、差込式入れ子が好ましくは排出路を有し、この排出路の内径が冷却液流路の内径よりも小さい。
【0030】この場合利点として、差込式入れ子内に単数又は複数の濾過器を挿入することができ、その際、切屑が一層確実に遠ざけられて、最も細かな外側濾過器が良好に支援されるように、濾過器はメッシュがそれぞれ異なるようにしておくことができる。排出路によって冷却液の総流量が既に低減し、単数又は複数の濾過器は過大な冷却液圧力に耐える必要がなく、冷却液圧力によってそれらの係止部から引きちぎられるほどに変形することはない。差込式入れ子自体が単数又は複数の濾過器を良好に支援し、単数又は複数の濾過器が全体として確実に入口の領域で保持され、これによって切屑が遠ざけられ、工具への確実な冷却液供給が保証される。
【0031】更に、上側管部分と他の管部分との間に円錐形移行領域が設けられているのが好ましい。
【0032】この措置では利点として、シールリングが締付操作の間保護される。つまりシールリングは、鋭い移行部を横切ることなく上側管部分上にくるように、円錐形移行領域上を滑らせて引き上げることができる。
【0033】その際、前記他の管部分の外径が上側管部分の外径よりも10%未満だけ小さいのが好ましい。
【0034】この場合利点として、他の管部分の領域で10%前後の外径の旋削を可能とするのに管壁の厚さが十分であるので、既存の冷却液管は簡単に再設計し又は再加工することができる。
【0035】冷却液管がその下端にフランジを有し、このフランジを介して冷却液管が袋ナットによって雄ねじでホルダにしっかり螺着されているのが、一般に好ましい。
【0036】この措置はそれ自体公知であり、冷却液管が交換可能となる利点を有する。こうして、既存のホルダにおいて古い冷却液管を本発明による冷却液管に取り替えることが可能となる。
【0037】その他の利点は明細書及び添付図面から明らかとなる。
【0038】前記特徴及び以下なお説明する特徴はその都度記載した組合せにおいてだけでなく、本発明の枠から逸脱することなく他の組合せや単独でも勿論適用することができる。
【0039】
【実施例】本発明の実施例が図面に示されており、以下に詳しく説明される。
【0040】図1において、符号10は図示しない工具のためのホルダである。このホルダが図1では一部断面図の側面図で示されている。
【0041】ホルダ10がまず公知の円錐形中空柄部12を有し、この円錐形中空柄部に上穴13が設けられている。この円錐形中空柄部12に下方で鍔部14が続き、この鍔部に自動工具交換装置用掴み溝15が外周方向に設けられている。
【0042】この鍔部14の下方に示唆された保持柄部16に選択的に工具17を固着することができる。
【0043】円錐形中空柄部12がその内部18に周方向肩部19を有し、この肩部が締付系の扇形掴み具と協働し、その限りで知られているホルダ10はこの締付系を介して工作機械主軸の工具受容部に挿入することができる。
【0044】円錐形中空柄部12の内部18に、それ自体なお知られている仕方で冷却液管21が配置されており、この冷却液管は袋ナット22によって着脱可能にホルダ10に固着されている。冷却液管21は入口23に通じた冷却液流路24を有する。なお説明する仕方で工作機械から供給されてその都度保持柄部16に固着される工具にこの冷却液流路を介して冷却液が供給される。
【0045】図1の冷却液管21が図2に略示縦断面図で詳しく示されている。まず認めることができるように、冷却液管21がその下端25にフランジ26を有し、このフランジに係合している袋ナット22はホルダ10にねじ込むための雄ねじを有する。更になお示されているシールリング27がホルダ10内での冷却液管21の密封座をもたらす。
【0046】冷却液管21がその上端に上側管部分28を有し、入口23とは反対の側でこの上側管部分に続く他の管部分29はその外径が上側管部分28の外径よりも小さい。上側管部分の円筒形側面31が他の管部分29に移行して円錐形移行領域32を形成している。上側管部分28の外径は例えば12mm、他の管部分29の外径は11mmであり、つまり上側管部分28の外径よりも10%未満だけ僅かに小さい。
【0047】円錐形移行領域32とは反対の側で上側管部分28がなお円錐形尖端33を有し、この尖端は入口23に向かって先細となっている。
【0048】冷却液流路24は円錐形尖端33の領域で階段状に拡張されて肩部34を形成しており、入口23は残りの冷却液流路24よりも大きな内径を有する。
【0049】切屑が冷却液流路24に侵入するのを防止するために、入口23の領域に蓋35が設けられている。この蓋35は肩部34に接触する濾過器36と刻み付リング37とを含む。この刻み付リングは締付要素として内径拡張領域で濾過器36を保持する。
【0050】図1に立ち返って認めることができるように、冷却液管21はその入口23が円錐形中空柄部12の上穴13の方向を向いている。ここで更に付記しておくなら、ホルダ10は、マガジン位置と工作機械主軸の作業位置との間でホルダ10を順次運ぶ自動工具交換装置と関連して使用される。マガジン位置のときホルダが筒体状蓋のなかにあり、切屑が円錐形中空柄部12上に、若しくは円錐形中空柄部12の内部18に達することはない。しかし上穴13はホルダ10がマガジン位置から作業位置へと運ばれる間保護されておらず、工作機械部分から落下する切屑が入口23内に達することもある。このような切屑が冷却液流路24内に達して、図示しない工具内の細かな冷却液流路が結局閉塞されて、工具の冷却がもはや起きなくなることは、いまや蓋35によって防止される。
【0051】この目的のために、小さな切屑でも冷却液流路24内に達することのないように、濾過器36は適宜に小さなメッシュを有していなければならない。つまり、冷却液流路内に達すると、これらの切屑は入口23の領域で刻み付リング37若しくは濾過器36上に留まり、そこで場合によっては冷却液流量を低減することになる。しかし本願発明者の経験によれば冷却液流量のこうした低減は僅かであり、工具の冷却が否定的影響を受けることはない。
【0052】工作機械41の主軸42領域における部分が図3にごく概略示されている。主軸41が工具受容部43を有し、この工具受容部の含む円錐形穴44はその形状が円錐形中空柄部12の形状を補完する形状に構成されている。見易くする理由から図3では円錐形中空柄部が図示省略されている。
【0053】主軸42内に締付系45が配置されており、この締付系は周知の如くに引張棒46と円錐形引張円錐体47と扇形掴み具48とを含む。締付系45が図3の右半分では解除状態、左半分では締付状態で示されており、締付状態のとき引張棒46と引張円錐体47は引き入れられており、扇形掴み具48は外方に押圧されて、そこで円錐形中空柄部12の内部18の肩部19に当接する(図1参照)。
【0054】引張棒46と引張円錐体47とに設けられている中心穴49を介して冷却液はホルダ10内の冷却液管21に送られる。この中心穴49はその下端50が階段状に拡張されて、そこでシールリング51を担持しており、このシールリングは黄銅製入れ子53を介して螺着される。
【0055】円錐形中空柄部12を工具受容部43に導入するとき、好ましくはOリングであるシールリング51はまず円錐形尖端33を介して上側管部分28の側面31上に滑動する。円錐形中空柄部12を工具受容部43内に更に押し込むとシールリング51は再び上側管部分28から外れて、まず他の管部分29の領域にあり、そこでは側面31に当接していない。
【0056】ホルダ10を工具受容部43内に接続/固定するこの状態のとき締付系45は図3の右半分に示す位置にある。
【0057】いまや主軸42は、工具交換装置によって回転可能に保持されるホルダ10に対して相対運動を実行する。図面には見易くする理由から図示されていないが周知の滑りブロックとくぼみが主軸42とホルダ10との間に設けられており、主軸42とホルダ10が半径方向で特定の整列関係にあるときにのみこれらの滑りブロックとくぼみは互いに係止される。この係止が起きたなら、つまりホルダ10が主軸42内に接続されたなら、締付系45は引き締められる。このために引張棒46が引き戻され、引張円錐体47が掴み要素48を外方に押圧し、これにより円錐形中空柄部12はなお僅かに円錐形穴44に引き入れられ、最後には捩り剛性に固定される。
【0058】この締付操作の間に引張棒46が一層大きな行程を実行し、そのことでシールリング51は円錐形移行領域32を介して再び側面31上に引き上げられて、そこに密封をもたらし、中心穴49を通して供給される冷却液が冷却液管21の外側を流れることはない。
【0059】つまりシールリング51は実質的に軸方向で側面31上を滑動し、その際シールリング51の摺動は円錐形尖端33と円錐形移行領域32とによって容易とされる。接続操作の間、つまりホルダ10と主軸42との間の半径方向相対運動の間、シールリング51は側面31上に載置されておらず、ここでは摩耗が起きない。締付操作の間だけ、軸方向で摩擦過程が起きるが、その際に発生する摩耗は比較的少なく、シールリング51の寿命は、従って冷却液供給部の密封全体は、他の管部分29が上側管部分28と同じ直径を有する先行技術におけるよりもかなり大きい。
【0060】新規な冷却液管21の他の実施例が図2と同じ図示で図4に示されている。この冷却液管21は入口23の領域にいまや一層深い段差穴56を有し、この段差穴に差し込まれる円筒形差込式入れ子57は図2により既に公知の刻み付リング37によって保持される。
【0061】差込式入れ子57が有する排出路58はその内径58aが符号24aに示唆した冷却液管24の内径よりもかなり小さい。この排出路58に他の段差穴が続いて2つの肩部59、61を形成しており、第2肩部51上に複数の濾過器62、63、64があり、これらの濾過器は差込式入れ子57のフランジ付き縁65によって肩部61に押圧される。
【0062】濾過器62、63、64はメッシュが異なっており、最も外側の濾過器62が最小のメッシュを有し、内側の濾過器64が最大のメッシュを有する。粗い濾過器63、64はいわば細かな濾過器62用の支えを形成し、濾過器63、64がかなり大きな目を有するので、効果的メッシュは濾過器62のそれにほぼ相当する。
【0063】肩部61での支えと排出路58によって低減される冷却液圧力とによって、合計3つの濾過器62、63、64が耐えねばならない圧力は図2の濾過器36よりも弱い。更に、ここでは複数の濾過器が重ね合わせて配置されているので、濾過器62、63、64のたわみが防止される。それをもたらすのは、特に、かなり剛性の濾過器64である。それでもなお濾過器62、63、64が図4で左方向にたわむ場合には、それらが肩部59に当接して、この肩部がそれ以上のたわみを防止し、肩部61から滑り落ちるのを防止する。こうして、図4の実施例では、濾過器62、63又は64が過大な冷却液圧力によって冷却液流路24内に達することは有り得ない。このような事態は図2の濾過器36の閉塞が強いときには有り得る。
【0064】いま一度特に指摘しておくなら、他の管部分29の領域での冷却液管21の外径縮小によってシールリング51の摩耗がかなり低減し、冷却液回路の密封向上の故に、新規な冷却液管21を有する新規なホルダ10を装備した工作機械の動作信頼性が高まる。
【0065】上で既に詳細に説明したように工具の冷却液供給が中断されるのを防止する蓋35によって、動作信頼性の一層の向上が達成される。




 

 


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