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発明の名称 油除去装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平10−296580
公開日 平成10年(1998)11月10日
出願番号 特願平9−113180
出願日 平成9年(1997)4月30日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 和夫 (外3名)
発明者 佐野 昭
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 被加工物を搬送する搬送装置と、搬送装置の下側に設けられた油回収用樋と、搬送装置の側部と上部を取り囲む箱形のケーシングと、搬送装置により搬送されてくる被加工物に対して空気を噴射するようケーシング内に設けられた噴射装置と、飛散した油を吸引するようケーシング内に設けられた吸引ノズルと、吸引ノズルにより回収した飛散油を収容して油を溜める回収容器とを有することを特徴とする油除去装置。
【請求項2】 ケーシングの被加工物の出入口に設けられた飛散油漏出防止カバーを有する請求項1記載の油除去装置。
【請求項3】 前記噴射装置は、搬送装置により搬送されてくる被加工物に対して上下左右から空気を噴射することを特徴とする請求項1または2に記載の油除去装置。
【請求項4】 洗浄機にて洗浄液を用いて洗浄処理される前の被加工物を油除去対象の被加工物とすることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の油除去装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は油除去装置、特に切削加工された被加工物に付着している油を除去するための装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、種々な部品の製造工程において、部品を切削加工する場合に、切削油が使用されるために所要の加工が終了した被加工物から切削油等の油を除去することが必要とされるので、次の工程において洗浄すべく被加工物を洗浄機に送り込んで洗浄するのが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし乍ら、このような油除去方法では被加工物から十分に油を除去することが出来ず、また洗浄機に被加工物と共に一緒に油や切り粉と呼ばれる切削屑等が持ち込まれるので、洗浄液が油と切削屑等に依って甚だしく汚染されてしまい、油および洗浄液の再利用も困難であった。
【0004】従って、本発明は、このような問題を解決するために、切削加工が済んだ被加工物に空気を噴射して油を吹き飛ばして霧状(ミスト状)にし、これを吸引回収して再利用することを特徴とする油除去装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するために、本発明の一形態による油除去装置は、被加工物を搬送する搬送装置と、搬送装置の下側に設けられた油回収用樋と、搬送装置の側部と上部を取り囲む箱形のケーシングと、搬送装置により搬送されてくる被加工物に対して空気を噴射するようケーシング内に設けられた噴射装置と、飛散した油を吸引するようケーシング内に設けられた吸引ノズルと、吸引ノズルにより回収した飛散油を収容して油を溜める回収容器とを有することを特徴とする。
【0006】また、本発明の他の形態の油除去装置は、ケーシングの被加工物の出入口に設けられた飛散油漏出防止カバーを有することを特徴とする。
【0007】さらに、本発明の他の形態の油除去装置は、噴射装置は、搬送装置により搬送されてくる被加工物に対して上下左右から空気を噴射することを特徴とする。
【0008】またさらに、本発明の他の形態の油除去装置は、洗浄機にて洗浄液を用いて洗浄処理される前の被加工物を油除去対象の被加工物とすることを特徴とする。
【0009】この様に、本発明に依れば、洗浄前工程として切削加工が済んだ被加工物に空気を噴射し油を吹き飛ばして霧状(ミスト状)にし、これを吸引回収して再利用することが出来、油が好適に除去された被加工物が後工程の洗浄機に入れられるので、洗浄機における洗浄液の汚染を防止することが出来ると共に、吸引機が回収容器を介して接続されているために吸引機自体も汚れることが無く、回収作業も円滑に行われて、フィルターの交換回数も少なくなり、回収された油を好適に再利用することができる。
【0010】本発明の他の目的と特徴および利点は以下の添付図面に沿っての詳細な説明から明らかになろう。
【0011】
【発明の実施の形態】図面の図1および図2には本発明の油除去装置の一実施例が示されており、図示される様に、本発明の油除去装置は、被加工物Wを搬送する搬送装置2と、搬送装置2の下側に設けられた油回収用樋3と、油を飛散処理する室5を区画形成するよう搬送装置2の側部と上部を囲み被加工物Wのための出入口に飛散油漏出防止用のカバー6が設けられたボックス状のケーシング4と、搬送装置2により搬送されてくる被加工物Wに対して上下左右から空気を噴射するようケーシング4内に設けられた噴射装置7と、飛散した油を吸引するよう油飛散室5に設けられた吸引ノズル8と、吸引ノズル8により吸引回収した飛散油を収容して油を溜める回収容器9とから主に構成され、ケーシング4内の油飛散室5において被加工物Wに空気を噴射して油を飛び散らして除去するよう成っている。
【0012】本発明の油除去装置1において、被加工物Wを搬送する搬送装置2はベルトコンベヤ、ローラーコンベヤ等の適宜な自動コンベヤ10から成り、被加工物Wを連続的に搬送して油の除去処理を行うよう成っている。この搬送装置2の下にはオイルパン11と呼ばれる油回収用樋3が設けらており、垂れ落ちた油を集めて回収するように成っている。このように油回収用樋3によって回収された油は回収容器18に集められて溜められる。
【0013】箱形のケーシング4は搬送装置2を取り囲んで油飛散室5を形成するよう金属板やプラスチック板等の適宜な板材料からボックス状、すなわち箱形に構成されており、被加工物Wの出入口に飛散油の漏出を防止するカバー6が設けられている。このカバー6は金属材料、プラスチック材料またはゴム板等の弾性材料から成り、ケーシング4の出入口に取付けられている。このようなカバー6は飛散油の漏出を防止するためのものであり、板材料の代わりにエアーカーテンを設けることもできる。また、ケーシング4の天井は斜めにして直接に油が被加工物Wの上に垂れ落ちないようにするのが好適である。
【0014】また、ケーシング4の出入口には被加工物Wの出入りを検出するためのに光センサ等の検知センサ12が設けられており、搬送装置2上の被加工物Wを検知センサ12により検知して所定の空気噴射処理位置に被加工物Wを自動的に停止して、被加工物Wに空気を噴射して油を飛散させて除去するように成っている。
【0015】ケーシング4内の空気噴射処理位置において、被加工物Wを取り囲んで被加工物Wの上下左右の周囲全体から被加工物Wに向かって圧縮空気を噴射するよう複数個の噴射ノズル13が設けられている。この噴射ノズル13に使用される圧縮空気の圧力は約5kg/cm2 が好適である。また、これら噴射ノズル13に加えて搬送方向後方、すなわち下流側に補助の噴射ノズル13′が設けられていて、被加工物Wの表面に圧縮空気が吹き付けられて残っていた油を飛散除去するよう成っている。
【0016】これら噴射ノズル13、13′において、上方側の噴射ノズル13、13′は搬送方向に対して約40゜〜45゜の角度を付けて設けられるのが好適であり、これによって被加工物Wの窪みの隅々まで空気が吹き付けられて良好に油や切削屑を飛散除去することができる。また、これら噴射ノズル13、13′が搬送方向に対応して角度が付けられていることによって搬送されてくる被加工物Wに対向して好適に圧縮空気を噴射することができる。もしも、角度付けが反対方向であれば、噴射空気によって被加工物Wを搬送方向に押圧するようになって被加工物Wの搬送を助長することになって好ましくない。尚、このような噴射ノズル13、13′の個数と取付角度は被加工物Wの大きさや形状に依って適宜決められ変更できるものである。
【0017】飛散油を吸引する吸引ノズル8は、箱形のケーシング4の油飛散室5内の上流側に吸引開口するよう設けられており、吸引したミスト、すなわち飛散油をダクト14を介して回収容器9に供給して回収する。また、吸引ノズル8の吸引口はミストの流れに合わせて40゜〜45゜の角度を付けて取付けられており、ミストの流れに対応して適宜に開口角度を変更することができる。吸引ノズル8により吸引された飛散油はダクト14内を運ばれていく間に互いに粒子が集まって大きな油滴となり、このような油滴が回収容器9の底部に溜まり、残った細かな油の粒子はミストとして回収容器9の上方部分に浮遊して残る。
【0018】また、回収容器9の内部上方には分離壁15が設けられていて、回収容器9内を落下する油滴とミストを好適に分離するように成っており、油滴と分離されたミストがダクト16を介して吸引機17によって吸引される。
【0019】このように、本発明に従って構成された油除去装置においては、切削加工によって被加工物に付着した油が、噴射装置7の噴射ノズル13から噴射される圧縮空気によって吹き飛ばされて飛散されてミストと成り、このミストが油飛散室5において吸引ノズル8によって吸引されて回収されて回収容器9に集められて油が回収されて、再利用されると同時に後工程の洗浄機に用いられるので、洗浄機における洗浄液の汚染を防止することができると共に、吸引機17が回収容器9を介して接続されるために吸引機17自体が汚れることがなく、回収作業も円滑に行われ、フィルターの交換回数も少なくなり、回収された油を好適に再利用することができる。
【0020】図3は、本発明の油除去装置の設置位置の説明図であり、その油除去装置は、切削加工機にて加工された被加工物を搬入して、その被加工物に付着した油を前述したように除去する。そして、その油除去後の被加工物が後工程の洗浄機に送られることになる。その洗浄機は、上述したように洗浄液を用い被加工物を洗浄する。
【0021】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の油除去装置は、被加工物を搬送する搬送装置と、搬送装置の下側に設けられた油回収用樋と、搬送装置の側部と上部を取り囲む箱形のケーシングと、搬送装置により搬送されてくる被加工物に対して空気を噴射するようケーシング内に設けられた噴射装置と、飛散した油を吸引するようケーシング内に設けられた吸引ノズルと、吸引ノズルにより回収した飛散油を収容して油を溜める回収容器とを有しているので、切削加工によって被加工物に付着した油が、噴射装置の噴射ノズルから噴射される圧縮空気によって吹き飛ばされて飛散されてミストと成り、このミストが油飛散室において吸引ノズルによって吸引され、回収容器に集められて回収されるため、その回収された油を好適に再利用することができる。
【0022】本発明の請求項2記載の油除去装置は、ケーシングの被加工物の出入口に設けられた飛散油漏出防止カバーを有するので、ケーシングの出入口から飛散油が漏出するのを十分に防止することができ、好適な油除去を行うことができる。
【0023】本発明の請求項3記載の油除去装置は、被加工物に対して上下左右から空気を噴射するので、その被加工物に付着した油を短時間で十分に除去することができる。
【0024】本発明の請求項4記載の油除去装置は、洗浄機にて洗浄液を用いて洗浄処理される前の被加工物を油除去対象の被加工物とするため、つまり洗浄機の前に設置されることになるため、洗浄機内に被加工物と共に持ち込まれる油や切り粉等を低減して、洗浄液の汚染を防止することができ、この結果、洗浄液の再利用を可能とし、また洗浄機内の汚染を防止することができる。




 

 


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