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発明の名称 バリ取り装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平10−244420
公開日 平成10年(1998)9月14日
出願番号 特願平9−48933
出願日 平成9年(1997)3月4日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 和夫 (外1名)
発明者 寿守 剛
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 被加工物を載置するテーブル、水平方向に延びるアームの先端に垂直方向に上下動および回動自在に設けられたロータリーアクチュエータ、ロータリーアクチュエータの下端部に装着され被加工物をバリ取り加工する刃物が設けられたロータリーヘッドを有することを特徴とするバリ取り装置。
【請求項2】 前記ロータリーヘッドは、被加工物と刃物の接触圧が一定に維持されるようツールブロックに取付けられ且つ直径方向に押圧された調節可能なチップホルダーを有することを特徴とする請求項1記載のバリ取り装置。
【請求項3】 ロータリーヘッドが一方の方向に回動し且つ刃物が被加工物に当接する時にバリ取りを行い、反対方向に回動する時には刃物が被加工物から離れて非接触となることを特徴とする請求項1記載のバリ取り装置。
【請求項4】 刃物を被加工物に当接および離間させるためのカム装置が設けられたことを特徴とする請求項3記載のバリ取り装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はバリ取り装置、特に、インターナルギアやドラム部材等の様な環状部材の内周面のバリ取り装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、インターナルギアやドラム部材等の様な環状部材において、環状部材の内径部に油孔や取付孔を設けるために環状部材の放射方向に外方から内方に中心に向かって孔を穿けた場合に、環状部材の内周面にバリが発生してしまい、そのままでは製品として不都合であるので、従って、この様なバリを取ることが必要とされている。
【0003】この様な環状部材の放射方向の穿孔に基づくバリ取りとしては、グラインダーや丸ヤスリを用いて手作業によって個々の孔に就いて1つずつバリ取りを一般的に行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし乍ら、このような手作業によるバリ取りは、1つずつの孔に就いて夫々バリ取りを行わなければならず、非常な時間と手間が掛かり厄介な作業であり、また、丸ヤスリが油孔のバリ部分に良好に適合しないために確実にバリが除去出来なかったり、或いは、力加減によってバリが油孔内部に折損したりする。
【0005】従って、本発明の目的は、環状部材の内周面に生じたバリを、回動する刃物を用いて自動的に除去するよう構成されたバリ取り装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するために、本発明に従ったバリ取り装置は、被加工物を載置するテーブル、水平方向に延びるアームの先端に垂直方向に上下動および回動自在に設けられたロータリーアクチュエータ、ロータリーアクチュエータの下端部に装着され被加工物をバリ取り加工する刃物が設けられたロータリーヘッドを有することを特徴とする。
【0007】本発明の別の実施態様に依れば、バリ取り装置は、被加工物と刃物の接触圧が一定に維持されるようロータリーヘッドが、ツールブロックに取付けられ且つ直径方向に押圧された調節可能なチップホルダーを有することを特徴とする。
【0008】本発明の他の実施態様に依れば、バリ取り装置は、ロータリーヘッドが一方の方向に回動し且つ刃物が被加工物に当接する時にバリ取りを行い、反対方向に回動する時には刃物が被加工物から離れて非接触となることを特徴とする。
【0009】本発明のまた別の実施態様に依れば、バリ取り装置は、刃物を被加工物に当接および離間させるためのカム装置が設けられたことを特徴とする。
【0010】本発明の他の目的と特徴および利点は以下の添付図面に沿っての詳細な説明から明らかになろう。
【0011】
【発明の実施の形態】図面の図1および図2は本発明のバリ取り装置の全体を示す正面概要図および側面概要図で、例えばインターナルギアの様な環状部材の内周面のバリ取りに用いられるものとして示されている。
【0012】図示される様に、本発明のバリ取り装置1は、被加工物Wを載置するテーブル2と、直立した支柱の上端部または側壁から水平方向に延出するアーム等の様なレール装置4に沿って滑動可能に設けられた横移動アームブロック3と、横移動アームブロック3の端部に垂直方向に伸縮および回動自在に設けられたロータリーアクチュエータ5と、ロータリーアクチュエータ5の下端部に装着され被加工物Wをバリ取り加工する刃物7が設けられた回動自在なロータリーヘッド6とから主に構成されている。
【0013】図3乃至図5に明示される様に、斯様に構成される本発明のバリ取り装置1において、被加工物Wとしてのインターナルギアの様な環状部材はテーブル2の上に載置されてワーククランプ装置8等の様な適宜な固定部材を用いて好適に固定される。テーブル2は、直立したスタンド9の上に支持された水平な台板10から成り、被加工物Wがこのテーブル2の上に載置されて、図4に示される如く、適宜なワーククランプ装置8によってテーブル2上に固定保持される。
【0014】図面に例示されるワーククランプ装置8は可動クランプ11と固定クランプ12とから構成されており、可動クランプ11は流体シリンダピストン装置等の様な作動装置14と、この作動装置14によって縦方向に調整できるよう移動可能に設けられて略V字形の窪み16を有する扁平なクランプ部材15とから形成されている。また、固定クランプ12は、可動クランプ11のクランプ部材15の略V字形の窪み16に対向した同様な窪み18を有するクランプ部材17から形成されており、テーブル2の上に適宜に固着されている。勿論、この様なワーククランプ装置8は他の同様なクランプ装置を適宜使用することが出来るものであり、図示のワーククランプ装置に限定されるものではない。
【0015】従って、被加工物Wがこれら可動クランプ11と固定クランプ12とから成るワーククランプ装置8によってテーブル2の上にしっかりと挟持されて固定されるように構成されている。すなわち、固定クランプ12の窪み18部分に配置された被加工物Wに対応して、略V字形の窪み16を有する扁平なクランプ部材15から成る可動クランプ11が流体シリンダピストン装置14によって滑動されて、固定クランプ12に対して被加工物Wが可動クランプ11によって挟持されて固定される。
【0016】所要のバリ取り加工が済んだ被加工物Wをテーブル2から払い出しするためにテーブル2に隣接して払い出し装置20が設けられている。この払い出し装置20は払い出し部材21と、払い出し部材21を作動するための流体シリンダピストン装置22とから成り、払い出し部材21が流体シリンダピストン装置22のピストンロッド23の一端に横方向に直角に取付けられている。従って、伸長したピストンロッド23を収縮作動することによって払い出し部材21によってバリ取り加工が済んだ被加工物Wが払い出し位置に引き寄せられて払い出しシュート23の方に押し出されて搬送される。
【0017】図6乃至図8に示される様に、バリ取り加工を行うロータリーヘッド6が設けられるロータリーアクチュエータ5は、直立した支柱の上端または側壁から水平方向に延びるレール装置4に沿って横方向に滑動可能に設けられた横移動アームブロック3の一端に上下動自在に設けられており、このロータリーアクチュエータ5の下端にロータリーヘッド6が回動自在に装着されている。
【0018】すなわち、レール装置4は、支柱や側壁部等の固定部分に支持部材24によって横方向に水平に支持された複数本のレール部材25を有し、このレール部材25に沿って横移動アームブロック3のスライダ部材26が滑動可能に設けられている。横移動アームブロック3はスライダ部材26と、スライダ部材26に取付けられ補強リブ28によって補強された支持板27とから成り、この支持板27の一端にロータリーアクチュエータ5が縦方向に上下動可能に設けられている。
【0019】ロータリーアクチュエータ5は、横移動アームブロック3の支持板27の端部に設けられた縦方向の流体シリンダピストン装置30と、この流体シリンダピストン装置30の下端に取付られたアクチュエータ部材32とから成り、アクチュエータ部材32の回転ロッド33の端部にロータリーヘッド6が取付けられていて、流体シリンダピストン装置30の作動によって回転ロッド33が上下動する。従って、回転ロッド33の端部に設けられたロータリーヘッド6が回転されると共に上下動されるように成っている。また、ロータリーアクチュエータ5の回転ロッド33は適宜な回転手段または原動機によって好適に回転駆動される。
【0020】図9および図10に示される様に、ロータリーヘッド6はツールブロック40とチップホルダー41とから成り、ロータリーアクチュエータ5の回転ロッド33の下端部に取付けられる。ロータリーヘッド6のチップホルダー41はツールブロック40に直径方向に調節可能に取付けられており、刃物7、すなわちチップがチップホルダー41の先端部に設けられている。ツールブロック40は小径の円板部材42と大径の円板部材43とを二段に重ねて一体化された形状を成しており、大径の円板部材43に図10に示される如くチップホルダー41を装着する溝孔44がほぼ直径方向に互いに隣り合うように且つ対向して設けられている。
【0021】すなわち、溝孔44の長手方向の中心軸線がツールブロック40の中心を通る直径方向の中心線に対してずれていて、両チップホルダー41の各一方の側辺41a、41aが同一の直径方向の中心軸線上に対向して配置されている。従って、これら2つの溝孔44に装着されるチップホルダー41、41は図10に示される様な配置に装着されるようになる。これによって、両チップホルダー41、41がツールブロック40の互いに直径方向に対向して設けられた溝孔44、44にそれぞれ装着される時に、両チップホルダー41、41の先端部における刃物7、7の先端が同一直径上に反対方向に対向して位置するように配置される。
【0022】また、各チップホルダー41には後端部近くに窪み部45が設けられていて、ロータリーアクチュエータ5の回転ロッド33の先端部に形成されたカム部34が挿入されると共に、バネ35が夫々設けられていて、チップホルダー41を径方向外方にそれぞれ押圧している。この場合に、チップホルダー41の径方向の突出量は、回転ロッド33のカム部34とチップホルダー41の窪み部45との当接によって制限されて決められる。
【0023】回転ロッド33とツールブロック40とを相対的に回転可能に連結するためにブロック部材36が設けられている。ブロック部材36は上部が回転ロッド33の下端部に固着され、軸受37によってツールブロック40に対して回転可能に支承されており、カバー部材38によってブロック部材36がツールブロック40から離脱しないように保持されていてる。このブロック部材36の下部にカム部34が形成されている。また、ツールブロック40にはストッパー46が設けられていて、回転ロッド33に取付けられたアーム39と係合して回転ロッド33に対するロータリーヘッド6の空転を制限するよう成している。
【0024】この様に構成された本発明のバリ取り装置1に依れば、被加工物Wである環状部材の外周面から中心に向かって放射方向に複数個の孔が穿孔された場合に、環状部材の内周面の孔の部分に発生したバリが本発明のバリ取り装置1を用いて除去される。この場合には、先ず、バリ取り加工されるべき被加工物Wがテーブル2の上にセットされて固定される。次いで、被加工物Wの内径面の直径に対向した間隔に、ロータリーヘッド6の刃物7の先端間の距離が調整されて被加工物Wの中に挿入されてロータリーヘッド6が、例えば図11に示される様に反時計方向にほぼ190゜回動され、これによって、先ず、カム部34が刃物、すなわちチップホルダー41を放射方向外方にバネ35のバネ力によって押して刃物7の刃先が被加工物Wの内周面に当接されるので、ロータリーヘッド6の回動によって刃物7の刃先が被加工物Wの内周面上を滑動して、バリ取りが行われる。
【0025】次いで、ロータリーヘッド6が反対方向、すなわち時計方向に同様にほぼ190゜回動される。この時には図12に示される様に、カム部34によって刃物7の刃先が被加工物Wの内周面から離れる方向に引っ込むので、刃物7の背面側がバリに当って被加工物Wの孔の中に押し込まれることがなく、従って、バリの押し込み作用が回避される。次いで、先と同様にロータリーヘッド6を反時計方向に図11の如く再び回動してバリ取りを行い、この様なほぼ190゜ほどの左右への回動が数回繰り返して行うことによって、バリ取りを良好に行うことが出来るので滑らかな好適な加工面を得ることが出来る。
【0026】
【発明の効果】この様に構成された本発明の請求項1記載のバリ取り装置は、被加工物を載置するテーブルと、直立したコラムの上端から水平方向に延びるアーム端に垂直方向に上下動および回動自在に設けられたロータリーアクチュエータと、ロータリーアクチュエータの下端部に装着されたロータリーヘッドとを有するので、ロータリーアクチュエータを用いロータリーヘッドの刃物によってバリ取りを自動的に行うことが出来る。
【0027】本発明の請求項2記載のバリ取り装置は、前記ロータリーヘッドが、被加工物と刃物の接触圧が一定に維持されるようツールブロックに取付けられ且つ直径方向に押圧された調節可能なチップホルダーを有するので、被加工物におけるバリ取りが好適に行われて良好なバリ取り加工面を得ることが出来る。
【0028】本発明の請求項3記載のバリ取り装置は、ロータリーヘッドが一方の方向に回動し且つ刃物が被加工物に当接する時にバリ取りを行い、反対方向に回動する時には刃物が被加工物から離れて非接触となるので、バリを刃物によって孔内に押し込む作用を回避することが出来る。
【0029】本発明の請求項4記載のバリ取り装置は、刃物を被加工物に当接および離間させるためのカム装置が設けられているので、刃物の作動に特別な動力装置を用いる必要が無く、コンパクトに設計することが出来る。




 

 


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