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発明の名称 床面清掃車におけるフィルタの塵落とし装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平10−309423
公開日 平成10年(1998)11月24日
出願番号 特願平9−118182
出願日 平成9年(1997)5月8日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】岡田 英彦 (外1名)
発明者 秋田 佳穂
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 汚濁空気が流動する空気流通路内に配置されたフィルタと、前記フィルタの一面を覆うように所定間隔を置いて対向状に配置されたフィルタカバーと、前記フィルタカバーに取り付けられて該フィルタカバーを振動するシェーカモータと、前記フィルタカバーと前記フィルタとの間に配置されてフィルタカバーの振動をフィルタに伝達する振動伝達部材とを備えた床面清掃車におけるフィルタの塵落とし装置において、前記振動伝達部材が、前記フィルタカバーの最大振動部位と結合する振動入力部と、前記フィルタの一面に対して周縁部近傍を含む広範囲にわたって面当たりで当接する振動出力部とを備えている床面清掃車におけるフィルタの塵落とし装置。
【請求項2】 前記振動伝達部材が板バネから構成されるとともに、振動入力部と振動出力部との間に弾性変形可能な可撓部が形成されている請求項1記載の床面清掃車におけるフィルタの塵落とし装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工場や駅構内あるいは道路等を走行して床面の清掃作業を行う床面清掃車におけるフィルタの塵落とし装置に関する。
【0002】
【従来の技術】円形状のメインブラシを回転させて走行路のゴミをダストボックス内に掃き上げる床面清掃車においては、ゴミの掃き上げによって舞い上がる微細な浮遊塵埃を含む汚濁空気を、ブロアにて機台内部の空気流通路内に吸入し、その空気流通路内に配置したフィルタにより濾過した後、空気排出口から機外に排出するようになっている。ところが、濾過作用の反復によってフィルタに塵埃が付着し堆積すると、フィルタの濾過効率が低下することになるため、濾過効率の低下を防ぐべく、フィルタに対して定時的に又は必要に応じて振動を与えることによってフィルタに付着した塵埃を振るい落とすようにしたフィルタの塵落とし装置が提案されている。このような床面清掃車におけるフィルタの塵落とし装置としては、例えば特開平3−146109号公報がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記公報記載のフィルタの塵落とし装置は、フィルタボックスのフィルタカバーに振動モータを取り付け、その振動モータの駆動によってフィルタカバーを振動させ、その振動をフィルタボックス内に配置されたフィルタにブロック状の振動伝達部材を介して伝達するように構成されている。ところが、上記構成によると、ブロック状の振動伝達部材がフィルタの中央部に結合されているため、振動伝達がフィルタの中央部に集中して中央部分が強く振れる反面、周縁部分の振れが弱く、塵落とし効果が低いという問題があった。
【0004】本発明の目的は、上述の問題点に鑑み、フィルタの全体を均等に振動することによって塵落とし効果を高めるようにした床面清掃車におけるフィルタの塵落とし装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために、本発明は次のように構成したものである。即ち、請求項1の発明は、汚濁空気が流動する空気流通路内に配置されたフィルタと、前記フィルタの一面を覆うように所定間隔を置いて対向状に配置されたフィルタカバーと、前記フィルタカバーに取り付けられて該フィルタカバーを振動するシェーカモータと、前記フィルタカバーと前記フィルタとの間に配置されてフィルタカバーの振動をフィルタに伝達する振動伝達部材とを備えた床面清掃車におけるフィルタの塵落とし装置において、前記振動伝達部材が、前記フィルタカバーの最大振動部位と結合する振動入力部と、前記フィルタの一面に対して周縁部近傍を含む広範囲にわたって面当たりで当接する振動出力部とを備えていることを特徴とする。
【0006】上記のように構成された請求項1の発明によれば、シェーカモータの稼働時において、該シェーカモータによってフィルタカバーが振動し、その振動が振動伝達部材を介してフィルタに伝達される。即ち、フィルタに当接している振動出力部がフィルタを叩くことによってフィルタが振動し、該フィルタに付着している塵埃が振るい落とされる。この場合、フィルタカバーの最大振動部位の振動が振動伝達部材の振動入力部によって取り出され、しかもフィルタに対して周縁部近傍を含む広範囲にわたって面当たりで当接する振動出力部を経てフィルタに伝達されるため、フィルタの全体をむらなく均等に振動させることが可能となり、塵埃の離脱効果が向上する。
【0007】また、請求項2の発明は、請求項1記載の床面清掃車におけるフィルタの塵落とし装置において、前記振動伝達部材が板バネから構成されるとともに、振動入力部と振動出力部との間に弾性変形可能な可撓部が形成されていることを特徴とする。このような構成としたときは、振動時において、通常の振動のほか可撓部の弾性変形による運動が加わるため、フィルタがランダムな動きを呈し、その結果として塵埃の離脱効果がより向上される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1〜図3に基づいて具体的に説明する。図1は床面清掃車の概略を示す側面図である。床面清掃車は機台1の前部に設けたサイドブラシ2により走行床面の隅部の塵埃を中央部に掃き寄せ、底部中央部に設けたメインブラシ3により床面中央部の塵埃を掃き上げてその前方に配置されたダストボックス4内に回収するようになっている。
【0009】機台1の後部には汚濁空気が流動する空気流通路を構成するフィルタボックス5が設けられ、そのフィルタボックス5は下部に形成された吸入口6を介してメインブラシ3の後方に連通している。フィルタボックス5内にはパネル状のフィルタ7が斜状に配置され、またフィルタボックス5にはフィルタ7の一面(空気流出側)を覆うように所定間隔を置いて対向状に配置されたフィルタカバー8が設けられている。フィルタカバー8には浄化空気の出口9が開口され、その出口9がダクト10を介してブロア室11に連通されている。
【0010】そして、ブロア室11内にはブロア12が設けられており、そのブロア12の吸引作用によって、前記メインブラシ3の掃き上げにより発生した微細な浮遊塵埃を含む汚濁空気が吸入口6を経てフィルタボックス5内に流入される。この汚濁空気はフィルタ7による濾過作用によって浄化された後、ブロア室11から下流に流れ、排気口13から機外に排出される。
【0011】図2はフィルタボックス5とフィルタ7の塵落とし装置を示している。フィルタボックス5の下面は開口され、その下方に集塵用のダストパン14が配置されている。なお、ダストパン14は塵埃の廃棄のために図示省略のパン支持装置によって着脱自在に支持されている。また、フィルタボックス5の後面にはフィルタ交換用の開口が設けられ、その開口は下端部を回動支点とするドア15によって開閉可能とされ、ドア15は常にはネジ16によって実線で示す閉鎖位置に固定されている。
【0012】フィルタ7は上下を開口する鉄板製の四角環状のケース17内に波状をなす濾過部18を配置した構成とされ、フィルタ7のケース17の外面が四角形状の支持枠19にゴムシール20を介して支持されている。この支持枠19はその下端がブラケット21に回動自在に支持され、また支持枠19の上部寄り下面に設けた突起22から突出するピン23がドア15の内面に設けた固定部材24のガイド溝25に係合して、常には斜状の使用位置に支持されている。そして、ドア15の開放時には、支持枠19がフィルタ7と共に仮想線で示すように下端部を支点にして回動し、上半部が開口から外へ突出するようになっている。
【0013】使用位置のフィルタ7はその上面外周がゴムシール26を介してフィルタカバー8の内面に当接され、汚濁空気が下流側に漏出することを防止する。そして、フィルタカバー8の外面略中央部には、振動発生用のシェーカモータ27が固定されている。シェーカモータ27は出力軸28に偏心ウェイト29を有し、その偏心ウェイト29の回転によって振動を発生する。このようなシェーカモータ27の振動はフィルタカバー8に伝達され、さらにフィルタカバー8の振動は、フィルタカバー8とフィルタ7との間に介在された振動伝達部材としての板バネ30を介してフィルタ7に伝達されるようになっている。
【0014】板バネ30は図3の(a)に示すように、平坦な四角形の中高部30aと、その中高部30aの二辺から斜め下方に向かって対称的に延出する斜面部30bと、その斜面部30bから水平状に延出する平面部30cとを備えた形状に形成される。あるいは図3の(b)に示すように、平坦な四角形の中高部30aと、その中高部30aの四辺から斜め下方に向かって延出する斜面部30bと、その斜面部30b水平状に延出する平面部30cとを備えた形状に形成される。
【0015】そして、板バネ30はその中高部30aがフィルタカバー8の最も大きく振動(振幅)する最大振動部位(略中央部)に結合され、平面部30cがフィルタ7の上面における周縁部近傍を含む広範囲にわたって面当たりで当接される。なお、図3の(a)の場合、平面部30cは必要ならば仮想線で示す如く幅方向に拡張してフィルタ7に対する当接面をさらに拡大することも可能である。この場合、板バネ30の中高部30aが振動入力部を構成し、平面部30cが振動出力部を構成し、さらに斜面部30bが弾性変形可能な可撓部を構成する。
【0016】本実施の形態に係るフィルタ7の塵落とし装置は上記のように構成したものであり、清掃作業の繰り返しによってフィルタ7の濾過部18に塵埃が付着した場合、その塵埃を振るい落とすためにシェーカモータ27が随時又は定期的に駆動される。シェーカモータ27が駆動されると、それによってフィルタカバー8及びそれに結合された板バネ30が一体となって振動し、その振動は板バネ30の平面部30cがフィルタ7の上面を叩く形態でフィルタ7に伝達される。従って、フィルタ7の濾過部18に付着した塵埃が振るい落とされ、ダストパン14内に落下される。
【0017】この場合、板バネ30の中高部30aがフィルタカバー8の最も振動の大きい部分に結合されているため、大きな振動(振幅)が板バネ30に入力される。しかも、板バネ30の複数の平面部30cがフィルタ7の上面に対して広範囲にわたって面当たりで当接しているため、フィルタ7はその平面部30cによって叩かれることによって全体がむらなく均等に振動する。従って、フィルタカバー8の振動をフィルタ7の中央部に集中的に伝達する従来方式において生じている、フィルタ7の周縁部における塵埃の離脱効果が低いといった問題が解消され、フィルタ7全体にわたっての塵埃の離脱効果を向上することができる。
【0018】また、板バネ30の斜面部30bは振動を伝達しつつそれ自体が弾性変形する。従って、上記した通常の振動のほか斜面部30bの弾性変形による運動が加わるため、フィルタ7がランダムな動きを呈し、その結果として塵埃の濾過部18からの離脱効果がより向上される。かくして、濾過部18の目詰まりを回避して長期にわたってフィルタ7の濾過機能を維持保証することができる。また、上記のような塵落とし時において、フィルタ7とフィルタカバー8との間に介在されたゴムシール26がその弾性変形によって両部材間の気密性を維持し、塵埃が下流側(フィルタカバー8側)に回り込むことを回避する。
【0019】なお、本実施の形態では、振動伝達部材を板バネ30によって構成したが、板バネ30に変えて剛性のある板材を用いてもよく、またその形状についても図3に示したものに限定されるものではなく、フィルタカバー8の振動をフィルタ7の周縁部側まで効率よく伝達してフィルタ7全体を均等に振動させ得るような形状であれば差し支えない。
【0020】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、床面清掃車におけるフィルタの塵落とし装置において、フィルタの全体を均等に振動して塵埃の離脱効果を向上できるため、フィルタの目詰まりを回避して長期にわたって濾過機能を維持保証することが可能となる。




 

 


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