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発明の名称 アクスルケースの取付けフランジの溶接方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平10−80766
公開日 平成10年(1998)3月31日
出願番号 特願平8−237951
出願日 平成8年(1996)9月9日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】岡田 英彦 (外1名)
発明者 鈴木 康隆
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 デファレンシャルケースとは別体で製作され、一端側に設けた嵌合部を該デファレンシャルケースの嵌合孔に嵌合し、かつ溶接により取り付けた取付けフランジを該デファレンシャルケースにボルト締めして、該デファレンシャルケースに取付けられるアクスルケースの、前記取付けフランジの溶接方法であって、該取付けフランジは、前記嵌合部の外径加工を行った後に、溶接時に形成される肉盛りが該嵌合部の嵌合代に入り込まない位置に溶接することを特徴とするアクスルケースの取付けフランジの溶接方法。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばフォークリフトのアクスルケースであって、デファレンシャルケースとは別体で製作され、一端部をデファレンシャルケースに嵌合して芯出しし、かつ溶接により取付けられた取付けフランジをボルト締めしてデファレンシャルケースに取付けられるアクスルケースの、前記取付けフランジの溶接方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の別体型アクスルケース1をデファレンシャルケース2に取付けるための取付けフランジ3は、図5に示すようにアクスルケース1の一端部(図示右端部)から寸法L1 だけ他端側(図示左側)にずれた位置に溶接され、一端側は外径加工されて、デファレンシャルケース2に形成した嵌合孔2aに嵌合するための嵌合部1aとされている。
【0003】ところが、従来上記寸法L1 が比較的小さい値に設定されて、取付けフランジ3がアクスルケース1の一端から比較的近い位置に溶接されていた。このため、溶接時の肉盛り3aの一部が嵌合部1aに入り込んでしまうため、従来は取付けフランジ3を一端から寸法L1 の位置に溶接した後に、溶接時の肉盛り3aを含めて一端部を旋削加工して、所定の外径の嵌合部1aを加工していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来は、予め取付けフランジ3をアクスルケース1に溶接した後に、嵌合部1aの旋削加工を行っていたため、取付けフランジが邪魔になって当該アクスルケース1の旋盤へのセット時(段取り)あるいは旋削加工時の取扱い性がよくないという問題があった。
【0005】そこで、本発明は、アクスルケースの一端部に嵌合部を旋削加工する段階における当該アクスルケースの取扱い性がよい取付けフランジの溶接方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載の溶接方法は、デファレンシャルケースとは別体で製作され、一端側に設けた嵌合部を該デファレンシャルケースの嵌合孔に嵌合し、かつ溶接により取り付けた取付けフランジを該デファレンシャルケースにボルト締めして、該デファレンシャルケースに取付けられるアクスルケースの、前記取付けフランジの溶接方法であって、該取付けフランジは、前記嵌合部の外径加工を行った後に、溶接時に形成される肉盛りが該嵌合部の嵌合代に入り込まない位置に溶接することを特徴とする。
【0007】この溶接方法によれば、取付けフランジはアクスルケースの一端部から十分に離れた位置であって、溶接時の肉盛りが嵌合部の嵌合代に入り込まない位置に溶接されるので、嵌合部の外径加工を施した後に、取付けフランジを溶接しても、嵌合に際してなんら支障を来さない。このことから、嵌合部の外径加工の段階では取付けフランジが溶接されておらず、従ってアクスルケースの取扱い性を向上させることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図1および図2に基づいて説明する。図2は、バッテリー式フォークリフトのフロントアクスル10であって、デファレンシャルケース12およびその片側に取付けられたアクスルケース11を示している。なお、図中13は車輪、14は駆動モータを示している。本実施形態はアクスルケース11の取付けフランジ15の溶接位置に特徴を有するものであり、その他の点については特に変更を要しないので説明を省略する。
【0009】図1にはデファレンシャルケース12に対するアクスルケース11の取付け状態が示されている。アクスルケース11の一端部(図示右端部)には所定の外径に旋削加工された嵌合部11aが形成されている。この嵌合部11aの先端(以下、「嵌合代」という)が、デファレンシャルケース12の嵌合孔12aに嵌合され、これによりアクスルケース11のデファレンシャルケース12に対する取付け精度(直角度、同心度等)が確保されている。
【0010】この嵌合部11aよりも図示左側であって、当該アクスルケース11の一端から寸法L2 だけ他端側(図示省略)にずれた位置に、上記取付けフランジ15が溶接により取付けられている。寸法L2 は前記寸法L1 よりも大きく、嵌合部11aの嵌合代から他端側へ十分に離れた位置に取付けフランジ15が溶接されている。このため、取付けフランジ15を溶接する際に形成された肉盛り15aは嵌合部11aひいては嵌合代に入り込んでいない。
【0011】このような位置に溶接された取付けフランジ15は、固定ボルト16〜16によりデファレンシャルケース12の端面に固定され、これにより当該アクスルケース11がデファレンシャルケース12に取付けられている。
【0012】このように取付けられるアクスルケース11の嵌合部11aおよび取付けフランジ15は、図3に示す手順で当該アクスルケース11に設けられている。先ず、図3(A)に示すようにアクスルケース11を旋盤にセットし、その一端部の外径を所定径に旋削加工する。なお、図中17は旋盤のバイトを示している。
【0013】この旋削加工により、アクスルケース11の一端部に嵌合部11aが形成され、この嵌合部11aは図3(B)に示すように一端から寸法L3 の範囲で形成されている。
【0014】次に、図3(C)に示すように別途用意した取付けフランジ15をアクスルシャフト11の一端部に嵌め付ける。然る後、図3(D)に示すようにこの取付けフランジ15の軸方向の位置を一端部から寸法L2 の位置に位置決めし、この位置で当該アクスルシャフト11に溶接する。なお、図中18は溶接機を示している。
【0015】ここで、上記寸法L2 は、溶接の肉盛り15aが嵌合部11aに入り込まないよう、肉盛り15aの肉盛り代L4 を考慮して予め適切に設定されている。すなわち、前記したようにL1 <L2 であり、かつL2 −L3 >L4 の関係に設定されている。なお、嵌合部11aの寸法L3 は特に変更を要せず、従来と同程度に設定しておけばよい。
【0016】このような手順で製作されたアクスルシャフト11の嵌合部11aをデファレンシャルケース12の嵌合孔12aに嵌合し、かつ取付けフランジ15を固定ボルト16〜16によりデファレンシャルケース12の端面に固定することにより、当該アクスルケース11がデファレンシャルケース12の片側に取付けられる。
【0017】デファレンシャルケース12の端面には、アクスルケース11の一端部を逃がすための凹部12bが形成され、この凹部12bの底面に上記嵌合孔12aが形成されている。ここで、寸法(L2 −L3 )は従来よりも大きいので、上記凹部12bは、従来よりも深く形成されている。
【0018】以上説明した取付けフランジ15の溶接方法によれば、取付けフランジ15を溶接する前に、嵌合部11aの旋削加工を行うことができるので、旋盤へのアクスルケース11のセットあるいは旋削加工の段階で、従来のように取付けフランジ部3が邪魔になることはなく、従って当該アクスルシャフト11の取扱い性をよくすることができる。
【0019】以上説明した実施形態では、フォークリフトのフロントアクスルを例示して説明したが、これに限らずデファレンシャルケースあるいはトランスミッションケースに対して、別体で製作したアクスルケースを取付ける場合に広く適用することができる。
【0020】また、図4に示すように溶接の肉盛り15bが嵌合部11aに入り込んでいても、その先端の嵌合代11b(嵌合孔12aに嵌合されている部分)に入り込んでいなければ嵌合するに際して何ら支障がない。この場合、嵌合部15の寸法L3 を十分に長く設定すればよい。要は、嵌合部15の旋削加工後に取付けフランジ15を溶接しても、その肉盛り15aが嵌合代11bに入り込まないことから、従来のように後加工(嵌合部1aの旋削加工)してその一部を欠落させる必要のない位置に、当該取付けフランジ15を溶接する方法であればよく、これにより、取付けフランジ15を溶接する前に、嵌合部11aの旋削加工をすることができ、従ってアクスルケース11の取扱い性をよくすることができる。




 

 


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