米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 加工処理操作 -> クレハエラストマー株式会社

発明の名称 ポリエステル・ゴム複合フィルムおよびその成型体
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平10−226022
公開日 平成10年(1998)8月25日
出願番号 特願平9−44840
出願日 平成9年(1997)2月13日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】吉田 了司
発明者 久世 勝朗 / 加藤 重光 / 野並 宏典
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 ポリエステルフィルムの片面にゴムフィルムを積層してなるポリエステル・ゴム複合フィルムにおいて、該ポリエステル・ゴム複合フィルムの光線透過率が85〜97%であり、かつポリエステルフィルムおよびゴムフィルムの層間剥離強度が4N/20mm以上であることを特徴とするポリエステル・ゴム複合フィルム。
【請求項2】 ポリエステルフィルムのゴムフィルム積層面の反対側に印刷加工が施された請求項1記載のポリエステル・ゴム複合フィルム。
【請求項3】 ゴムフィルムの硬度(JIS−Aゴム硬度)が10〜80度である請求項1または2に記載のポリエステル・ゴム複合フィルム。
【請求項4】 フィルムを成型してなる成型体において、上記のフィルムが請求項1〜3のいずれかに記載されたポリエステル・ゴム複合フィルムであることを特徴とする成型体。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ポリエステル・ゴム複合フィルムおよびその成型体に関し、ポリエステルフィルムにゴムフィルムを積層することにより、ポリエステルフィルム単独の製品、成型体に比べて表面の触感および裏面に設けた印刷図柄の視感を改良し、かつフィルムの層間剥離が生じないようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】ポリエチレンテレフタレートで代表されるポリエステルフィルムは、強度、耐熱性、寸法安定性、透明性および経済性に優れており、各種の分野で広く用いられている。このポリエステルフィルムは、高分子フィルムの中では硬い方に属しており、手で触れたときの感触が硬く、かつ冷たく、いわゆる金属に近い感触を示し、このことが大きな特徴となっている。しかし、例えば、ポリエステルフィルムをメンブレンスイッチの表面シート等に用いた場合は、上記の感触は必ずしも好ましいものではなく、表面弾性があって皮膚とのなじみが良好なソフトタッチな触感が望まれている。
【0003】また、ポリエステルフィルムは、透明性に優れており、印刷を施したときは鮮明で光沢のある印刷体が得られる。しかし、この印刷体は、光沢があるために高級感に欠け、鮮明さを残した上で艶消しをした高級感のある印刷体が望まれることがある。この改良法として、ポリエステルフィルムにマット加工を施したり、フィルムの光線透過率を下げるための添加剤を配合して表面光沢を下げたりする方法がとられている。
【0004】前記の触感を改良する手段として、ポリエステルフィルムにポリウレタンフィルム等のゴムフィルムをラミネートする方法があるが、この場合は工程が煩雑となり、経済的でなく、更に、例えばゴムフィルムとしてシリコーンゴムフィルムを用いた場合、接着性が劣るため、高価な接着剤を用いる必要があった。
【0005】したがって、触感性に優れ、かつ印刷が鮮明で、しかも艶消しのされた高級感あるポリエステルフィルムとゴムフィルムの複合フィルムが要望されていた。また、上記のポリエステル・ゴム複合フィルムは、エンボス加工等の成型加工を施して、例えばメンブレンスイッチの表面シートとして利用する場合は、成型加工に耐えるものでなければならない。例えば、ポリエステルフィルムとゴムフィルムの層間剥離強度が低いと、成型加工の際に両フィルムの層間で剥離が起こり、成型部分に空隙が生じ、外観の劣った成型体になるという問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、ポリエステルフィルムにゴムフィルムを複合することにより、ポリエステルフィルムに比べて表面の触感がソフトタッチに改良され、裏面の印刷が表面からみて鮮明さを失わずに艶消しされた高級感を呈し、かつポリエステルフィルムとゴムフィルムの層間剥離強度に優れ、エンボス加工等の成型加工をした際に両フィルム間で剥離することなく、美麗な外観を保つことができるポリエステル・ゴム複合フィルムおよびその成型体を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、ポリエステルフィルムの片面にゴムフィルムを積層してなるポリエステル・ゴム複合フィルムにおいて、該ポリエステル・ゴム複合フィルムの光線透過率が85〜97%であり、かつポリエステルフィルムおよびゴムフィルムの層間剥離強度が4N/20mm以上であることを特徴とするポリエステル・ゴム複合フィルムである。このポリエステル・ゴム複合フィルムは、請求項2に記載のごとく、ポリエステルフィルムのゴムフィルム積層面の反対側に印刷加工を施すことができる。また、上記のゴムフィルムの硬度(JIS−Aゴム硬度)は、請求項3に記載のごとく、10〜80度であることが好ましい。
【0008】この発明におけるポリエステルフィルムは、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレンテレフタレート等を主成分とするものであれば任意に使用できる。このポリエステルフィルムは、ゴムフィルムが積層される側の表面を活性線で処理したり、また上記表面に接着性を向上させる化合物からなる易接着層を積層したりしたものが好ましく、これらの易接着性ポリエステルフィルムの使用により、後記ゴムフィルムに対する接着性改良剤の配合量を下げることができる。なお、ポリエステルフィルムの裏面(ゴムフィルムが積層される面の反対側)に印刷加工を行う場合は、この裏面にも上記同様の活性線処理や易接着層の積層を行うことが好ましい。
【0009】上記の活性線による処理方法としては、コロナ放電処理、紫外線照射処理、プラズマ処理、火炎処理等が例示される。また、積層により接着性を向上させる易接着層用の化合物としては、ポリエステル系、ポリウレタン系、ポリアクリル系のポリマーまたはこれらの混合物が挙げられる。この易接着層を積層する方法は、製膜時に積層するいわゆるインライン法、または製膜したフィルムに積層するいわゆるオフライン法のいずれでもよい。また、易接着層を積層したフィルムの易接着層表面を上記の活性線で処理することもできる。
【0010】上記ポリエステルフィルムの厚み(易接着層を有する場合は易接着層を含む合計厚み)は、特に限定はなく、用途および要求特性により任意に設定することができ、例えばメンブレンスイッチの表面シートに用いる場合は50〜200μm、特に75〜150μmが好ましい。なお、上記ポリエステルフィルムには、必要に応じて帯電防止剤、酸化防止剤、難燃剤、滑剤および着色剤等を配合することができる。
【0011】この発明に用いるゴムフィルムは、後記の特性を満足するものであれば特に限定はなく、天然ゴムまたは合成ゴムのいずれでもよく、またこれらの混合物であってもよい。この発明が課題とする触感の改良という点では、シリコーンゴムおよびポリウレタンゴムが好ましい。シリコーンゴムは耐熱性に優れており、またポリウレタンゴムは耐摩耗性に優れており、使用目的に応じて適宜に選択することができる。
【0012】この発明で用いるシリコーンゴムは、平均単位式:Ra Si O(4-a)/2 で表されるオルガノポリシロキサンである。上式中、Rは置換または非置換の一価炭化水素基であり、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基等のアルキル基、ビニル基、アリル基、ブテニル基、ペンテニル基、ヘキセニル基等のアルケニル基、フェニル基、トリル基、キシリル基、ナフチル基等のアリール基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基等のシクロアルキル基、ベンジル基、フェネチル基等のアラルキル基、3−クロロプロピル基、3,3,3−トリフルオロプロピル基等のハロゲン化アルキル基等が挙げられ、好ましくはメチル基、ビニル基、フェニル基、3,3,3−トリフルオロプロピル基である。また、上式中、aは1.9〜2.1の範囲内の数である。シリコーンゴム成分は、上記の平均単位式で表されるが、これを構成する具体的なシロキサン単位としては、例えば、R3 Si O1/2 単位、R2 (HO)Si O1/2 単位、R2 Si O2/2 単位、RSi O3/2 単位およびSi O4/2 単位が挙げられる。
【0013】シリコーンゴム成分の主成分は、R2 Si O2/2 単位とR3 Si O1/2 単位もしくはR2 (HO)Si O1/2 単位を必須とする直鎖状の重合体であり、場合により少量のRSi O3/2 単位および/またはR3 Si O1/2 単位を含有して、一部分岐構造を有することができる。また、シリコーンゴム成分の一部としてR3Si1/2 単位およびSi O4/2 単位からなる樹脂状の重合体を配合することができる。このようにシリコーンゴム成分は、二種以上の重合体の混合物であってもよい。また、本組成物が付加反応硬化型シリコーンゴム組成物である場合には、上記平均単位式で表されるオルガノポリシロキサン中のRの少なくとも2個はアルケニル基であることが必要である。
【0014】また、シリコーンゴム成分の分子構造は特に限定されず、例えば、直鎖状、一部分岐を有する直鎖状、分岐鎖状、樹脂状等が挙げられ、シリコーンゴムを形成するためには、直鎖状の重合体か、または直鎖状の重合体を主成分とする混合物である。このようなシリコーンゴム成分としては、例えば、分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサン、分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖メチルビニルポリシロキサン、分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖メチルフェニルポリシロキサン、分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルビニルシロキサン共重合体、分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルフェニルシロキサン共重合体、分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチル(3,3,3−トリフルオロプロピル)シロキサン共重合体、分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルビニルシロキサン・メチルフェニルシロキサン共重合体、分子鎖両末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサン、分子鎖両末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖メチルビニルポリシロキサン、分子鎖両末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖メチルフェニルポリシロキサン、分子鎖両末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルビニルシロキサン共重合体、分子鎖両末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルフェニルシロキサン共重合体、分子鎖両末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチル(3,3,3−トリフルオロプロピル)シロキサン共重合体、分子鎖両末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルビニルシロキサン・メチルフェニルシロキサン共重合体、分子鎖両末端シラノール基封鎖ジメチルポリシロキサン、分子鎖両末端シラノール基封鎖メチルビニルポリシロキサン、分子鎖両末端シラノール基封鎖メチルフェニルポリシロキサン、分子鎖両末端シラノール基封鎖ジメチルシロキサン・メチルビニルシロキサン共重合体、分子鎖両末端シラノール基封鎖ジメチルシロキサン・メチルフェニルシロキサン共重合体、分子鎖両末端シラノール基封鎖ジメチルシロキサン・メチル(3,3,3−トリフルオロプロピル)シロキサン共重合体、分子鎖両末端シラノール基封鎖ジメチルシロキサン・メチルビニルシロキサン・メチルフェニルシロキサン共重合体、分子鎖両末端トリメトキシシロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサン、分子鎖両末端トリメトキシシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルビニルシロキサン共重合体、分子鎖両末端トリメトキシシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルフェニルシロキサン共重合体、分子鎖両末端トリメトキシシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルビニルシロキサン・メチルフェニルシロキサン共重合体、R3 Si O1/2 単位とSi O4/2 単位からなるオルガノポリシロキサン共重合体、R2 Si O2/2 単位とRSi O3/2 単位からなるオルガノポリシロキサン共重合体、R3 Si O1/2 単位とR2 Si O2/2 単位とRSi O3/2 単位からなるオルガノポリシロキサン共重合体、これら二種以上の混合物が挙げられる。なお、上記シリコーンゴム成分の25℃における粘度は、特に限定されないが、実用的には100センチストークス以上、特に1,000センチストークス以上が好ましい。
【0015】一般に上記のシリコーンゴムは、補強材や加工助剤等の添加剤を配合したシリコーンゴムコンパウンドとして利用されている。この発明においては、上記のシリコーンゴムコンパウンドとして、透明性の高いものを使用することが好ましい。例えば、粒子径の細かいシリカを配合したコンパウンドを用いるのが好ましい。また、上記のシリコーンゴムに他のゴムを混合して特性を改善してもよい。他のゴムは、天然ゴムまたは合成ゴムのいずれでもよく、合成ゴムとしてはブタジエン系、イソプレン系、スチレン系、ニトリル系、エチレンプロピレン系、フッ素系等が例示され、付加すべき特性に応じて選択される。
【0016】一方、ポリウレタン系ゴムは、熱可塑性タイプまたは架橋タイプのいずれでもよい。架橋タイプの場合は、イソシアネート架橋またはラジカル架橋、いわゆるミラブル型のものであってもよい。ソフトセグメントの構造も、ポリエステル型またはポリエーテル型のいずれでもよい。また、このポリウレタン系ゴムも、前記のシリコーンゴムと同様に他のゴムと混合して用いることができる。
【0017】上記ゴムフィルムの厚さは、特に限定はなく、用途および要求特性に応じて設定することができる。例えば、メンブレンスイッチの表面シートに用いる場合は、5〜300μm、特に10〜200μmが好ましい。5μm未満では触感改良効果が劣り、反対に300μmを超えると触感改良効果が飽和し、かつ経済的に不利になる。また、上記ゴムフィルムの加硫後の硬度(JIS−Aゴム硬度)は、10〜80度が好ましく、10度未満ではポリエステル・ゴム複合フィルムのブロッキング性が悪化し、反対に80度を超えるとポリエステルフィルムの触感改善効果が得られなくなる。
【0018】この発明のポリエステル・ゴム複合フィルムは、前記ポリエステルフィルムの片面に前記ゴムフィルムを積層した構成体である。上記のポリエステルフィルムは、ゴムフィルム積層面の反対側に任意の文字・図柄を印刷し、ゴムフィルム側を表面として機器に部品として組み込むことが好ましく、このように使用することにより、ポリエステルフィルムの触感改良効果が発現される。
【0019】また、この発明のポリエステル・ゴム複合フィルムは、光線透過率85〜97%、好ましくは87〜95%であることを必要とし、この場合に始めて鮮明で、しかも艶消しされた高級感ある印刷体が得られる。すなわち、光線透過率が85%未満では、上記の印刷加工を施した際に鮮明さが不足し、反対に97%を超えた場合は、印刷体の光沢が過大になり、高級感が得られなくなる。
【0020】上記のポリエステル・ゴム複合フィルムにおいて上記の光線透過率を得るための手段として、■ポリエステルフィルムに該ポリエステルフィルムに対して不活性な無機または有機の微粒子を配合する方法、■ゴムフィルムに該ゴムフィルムに対して不活性な無機または有機の微粒子を配合する方法、■ゴムフィルムの表面に微細な凹凸を形成する方法、■上記の■〜■の方法を2以上併用する方法が挙げられるが、これらの方法の中で特に■の方法は、印刷した際の鮮明さを残し、かつ効果的な艶消しを行うことができる点で好ましい。また、■の方法は、微粒子としてゴムやプロティン等の弾性ある有機微粒子を用いることにより、光線透過率だけでなく、触感の改良効果も付与される点で好ましい。
【0021】また、この発明のポリエステル・ゴム複合フィルムは、ポリエステルフィルムとゴムフィルムの層間剥離強度が4N/20mm以上であることを必要とし、好ましい剥離強度は6N/20mm以上、特に好ましい剥離強度は8N/20mm以上である。上記の層間剥離強度が4N/20mm未満の場合は、このポリエステルフィルムの複合体を任意の装置に組み込んで使用し、該複合体の表面に外力が加わった場合、ポリエステルフィルムとゴムフィルムの層間で剥離が生じ易く、また前記の印刷体をメンブレンスイッチの表面シートとして使用するため、エンボス加工でスイッチ部分に膨らみを形成した際、変形部分に上記の層間剥離で空隙が生じて外観不良となる。
【0022】上記の層間剥離強度を得るための方法は、特に限定されないが、ポリエステルフィルムに未加硫のゴムフィルムを積層し、加硫処理によってゴムを架橋させ、同時に接着力を上げる方法が経済的であり、推奨される。この方法を採用する場合、接着性を改良するため、ゴムフィルムに接着改良剤を配合することが好ましく、この接着改良剤は、ラジカル反応に対して活性な官能基を含む化合物が好ましい。この化合物としては、アクリル酸誘導体、メタクリル酸誘導体、アリル誘導体等が例示されるが、これらの誘導体の中で不飽和結合を2個以上、特に3個以上有する化合物が好ましい。これらの化合物は、ゴムの共架橋剤として広く使用されている化合物であり、多価アルコールのアクリル酸エステルやメタクリル酸エステル、多価カルボン酸のアリルエステル、トリアリルイソシアヌレート、トリアリルシアヌレート等が挙げられる。
【0023】上記多価アルコールのアクリル酸エステルやメタクリル酸エステルは、2個以上のアルコール性水酸基を有する多価アルコールのアルコール性水酸基2個以上をアクリル酸やメタクリル酸でエステル化したエステル化合物であり、例えばエチレングリコールジアクリレート、エチレングリコールジメタクリレート、1,3ブタンジオールジアクリレート、1,3ブタンジオールジメタクリレート、1,4ブタンジオールアクリレート、1,4ブタンジオールメタクリレート、1,6ヘキサンジオールジアクリレート、1,6ヘキサンジオールジメタクリレート、ネオペンチルグリコールジアクリレート、ネオペンチルグリコールジメタクリレート、2,2′ビス(4−アクリロキシジエトキシフェニル)プロパン、2,2′ビス(4−メタクリロキシジエトキシフェニル)プロン、グリセリンジメタクリレート、グリセリントリアクリレート、グリセリントリメタクリレート、トリメチロールプロパントリメタクリレート、ペンタエリスリトールジアクリレート、ペンタエリスリトールジメタクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ペンタエリスリトールトリメタクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレート、ペンタエリスリトールテトラメタクリレート、テトラメチロールメタンジアクリレート、テトラメチロールメタンジメタクリレート、テトラメチロールメタントリアクリレート、テトラメチロールメタントリメタクリレート、テトラメチロールテトラアクリレート、テトラメチロールテトラメタクリレート等が挙げられ、特に3個以上のアリル酸エステルまたはメタクリル酸エステルを含む化合物が好ましい。なお、上記の化合物は、アクリル酸およびメタクリル酸のそれぞれの単独エステル化合物を例示したが、アクリル酸とメタクリル酸の混合エステルの形であってもよい。
【0024】また、多価カルボン酸のアリルエステルとしてはフタル酸ジアリレート、トリメリット酸ジアリレート、ピロメリット酸テトラアリレート等が挙げられる。
【0025】上記ゴムフィルムの接着性改良剤は、いずれか一種を単独で用いてもよく、また二種以上を併用してもよい。また、この発明に用いられる接着性改良剤は、上記の例示化合物に限定されるものではない。
【0026】上記接着性改良剤の配合量は、全ゴム成分100重量部に対して0.2〜20重量部、好ましくは0.5〜10重量部であり、0.2重量部未満ではポリエステルフィルムとの接着強度が不十分となり、反対に20重量部を超えると上記接着強度の向上効果が飽和に達し、かつゴム成分の物性が低下する。なお、必要に応じて補強性充填剤、顔料、染料、老化防止剤、酸化防止剤、離型剤、難燃剤、チクソトロピー性付与剤、充填剤用分散剤等を配合することができる。
【0027】この発明においては、上記の接着性改良剤による接着性向上効果を促進させるための接着性向上促進剤として、過酸化物を配合することができ、この配合によりゴムフィルムとポリエステルフィルムの層間剥離強度が一層向上する。ただし、上記過酸化物の配合量は、ゴム成分100重量部に対して0.05〜10重量部、特に1〜8重量部が好ましく、0.05重量部未満では接着性向上効果の発現が促進されず、また10重量部を超えた場合は、上記の促進効果が飽和し、かつゴムフィルムの物性が低下する。
【0028】なお、上記の過酸化物は、アシル系またはアルキル系のいずれでもよく、ベンゾイルパーオキサイド、モノクロルベンゾイルパーオキサイド、2,4ジクロルベンゾイルパーオキサイド、t−ブチルクミルパーオキサイド、2,5−ジメチル−2,5ビス(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、1,1−ジ−t−ブチルパーオキシ−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、1,1−ビス−t−ブチルパーオキシ−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、ジーt−ブチルパーオキサイド、t−ブチルクミルパーオキサイド等が例示される。
【0029】上記のポリエステルフィルムに未加硫のゴムフィルムを積層する方法は、特に限定されない。例えば、ポリエステルフィルムの表面にゴム組成物を溶媒に溶解した溶液を塗工、乾燥してゴムの薄膜を形成する方法、ポリエステルフィルムの表面にゴム組成物を高圧下で押出してゴムの薄膜を形成する方法等が挙げられる。液状ゴムの場合は、溶剤で希釈することなく塗工する方法でもよい。なお、本発明におけるゴムフィルムおよびポリエステルフィルムの厚み構成比は、複合体の用途に応じて任意に設定することができる。
【0030】架橋方法も特に限定されない。例えば、ゴム組成物に過酸化物を配合し、上記の方法で積層した後、積層体を加熱処理して架橋させてもよく、また紫外線、電子線、γ線等の活性線を照射して架橋させてもよい。これらの架橋処理における各種助剤を添加することは何ら制限されない。
【0031】また、前記光線透過率を制御すべくゴムフィルムの表面に微細な凹凸を付ける手段として、表面粗度の異なるフィルムや布帛からなるカバーシートを未架橋状態のゴムフィルム表面に重ねてカバーシートの表面形態をゴムフィルム表面に転写することが知られている。例えば、一般のゴムシートの表面に微細な凹凸を付与する手段として、マット加工やエンボス加工を施したポリエチレンフィルムや塩化ビニルフィルム、またはナイロンタフタやポリエステルタフタ等のフィラメント織物をカバーシートに用いた目付けが広く行われている。
【0032】上記のカバーシートは、ゴムシートの架橋時にその表面に重ねられて架橋終了後に剥離されるが、この発明のようにゴムフィルムにポリエステルフィルムとの間の層間剥離強度を向上させるために接着性改良剤等が配合されている場合は、架橋後にカバーシートを剥離しようとしても、ゴムシートとカバーシート間の剥離強度も向上しているためカバーシートの剥離が困難になり、かといって架橋処理前にカバーシートを剥離すると、ゴムフィルムのゴムが欠けてカバーシートに付着するという問題がある。
【0033】したがって、カバーシートでゴムフィルムの表面粗度を制御する場合は、カバーシートの剥離性を向上させるための表面処理を行うことが好ましい。また、カバーシートとして、ゴムフィルムに対する接着力が低い素材、例えばポリ−4−メチルペンテン−1またはエチレン・メチルメタクリレート共重合体からなるフィルムを用いてもよい。また、ゴムフィルムを多層化し、接着性改良剤の配合量をポリエステル側よりもカバーシート側で少なくすることができる。また、架橋を電子線照射で行う場合は、その照射をポリエステルフィルム側から行うことも一方法であり、この場合はゴムフィルムとポリエステルフィルムの層間接着力も向上する点で好ましい。
【0034】なお、カバーシートにナイロンタフタやポリエステルタフタ等のフィラメント織物を用いて目付けする場合、ゴム組成物が織目からしみ出してポリエステルフィルムの裏面を汚染するのを防ぐため、上記の織物に目止め処理することができる。
【0035】上記のポリエステル・ゴム複合フィルムは、請求項4に記載のごとく、フィルムからなる成型体の原料フィルムとして用いることができる。この場合の成型方法は特に限定されず、プラスチックフィルム・シート等の成型に使用される通常の方法でよく、例えば加熱された上記の複合フィルムを雄・雌型間でプレスする方法や真空成型法等を用いることができる。そして、この場合も、ポリエステルフィルムの裏面(ゴムフィルムが積層される面の反対側)にあらかじめ印刷加工を施すことができ、この印刷される側には前記の活性線処理や易接着剤層の積層等の表面改質処理を行って印刷性を高めることが好ましい。
【0036】
【発明の実施の形態】
実施形態1ポリエチレンテレフタレートからなる厚み50〜200μmのポリエステルフィルムの表裏両面にポリエステル系の易接着層用化合物を積層して易接着性ポリエステルフィルムとする。一方、シリコーンゴムコンパウンドとして、粒子径の細かいシリカが配合されて透明性が高く、かつ架橋後に硬度(JIS−Aゴム硬度)が10〜80度になるものを用い、これに多価アルコールのメタクリル酸エステルをシリコーンゴム100重量部当たり0.2〜20重量部配合し、混練した後、トルエン等の溶媒に溶解して濃度5〜50重量%のシリコーンゴム溶液とする。
【0037】上記の易接着性ポリエステルフィルムの片面に上記のシリコーンゴム溶液を乾燥後の厚みが5〜300μmとなるように塗布、乾燥し、上記ゴムフィルムの表面に光線透過率を85〜97%に制御するためのカバーシート(例えば、マット加工をしたポリエステルフィルム)を積層する。次いで、上記の積層体にゴムフィルム側から電子線を照射し、プレ架橋によりゴムフィルムとシリコーンゴムフィルムとを接着する。そして、上記のカバーシートを剥離したのち、ゴムフィルム側から再び電子線を照射してポスト架橋を行い、架橋を完結させると共に、ポリエステルフィルムとシリコーンゴムフィルムとを強固に接着する。しかるのち、得られたポリエステル・ゴム複合フィルムのポリエステルフィルム面にメンブレンスイッチ用の印刷を施し、エンボス加工を行ってメンブレンスイッチの表面シートを得る。
【0038】上記メンブレンスイッチの表面シートは、光線透過率が85〜97%、ポリエステルフィルムおよびゴムフィルムの層間剥離強度が8N/20mm以上、ゴムフィルムの硬度(JIS−Aゴム硬度)が10〜80度であり、エンボス加工時に層間剥離を生じることがなく、ポリエステルフィルム面に印刷された図柄を有し、この図柄がゴムシート側から鮮明に、かつ艶消しされて観察され、高級な視感を有し、更に表面の触感がソフトであるため、メンブレンスイッチの表面シートとして優れている。
【0039】実施形態2上記の実施形態1において、シリコーンゴムコンパウンドに代えてポリウレタンコンパウンドを、また溶剤のトルエンに代えてジメチルアセトアミドを使用しその他は実施形態1と同様にしてポリエステル・ゴム複合フィルムを製造し、得られた複合フィルムを用い、実施形態1と同様に印刷およびエンボス加工を施してメンブレンスイッチの表面シートを成型する。この表面シートは、実施形態1と同様の光線透過率、層間剥離強度およびゴムフィルム硬度を備え、層間剥離を生じた箇所がなく、高級な視感を有し、触感がソフトで、メンブレンスイッチの表面シートとして優れている。
【0040】
【実施例】以下、実施例によって本発明を詳述する。なお、以下の記載で「部」は重量部を示す。
【0041】実施例1シリコーンゴムコンパウンドとして、市販の高透明型、硬度50度のシリコーンゴムコンパウンド(ワッカーケミカル社製「Elastosil R411/50」)を、2本ロールを用い、100℃で混練して厚み3mmのゴムシートを成形した。この未加硫のゴムシートを切断して1cm角の細片とし、この細片をトルエンに対する重量比率が23%となるように秤量し、トルエンと共に真空脱泡装置付き攪拌機に投入し、大気圧下で15時間攪拌して上記細片をトルエンに溶解した後、該溶液にトリメチロールプロパントリメタクリレートを、シリコーンゴムコンパウンド100部に対して2部となるように添加し、均一に攪拌した後、真空脱泡装置を駆動し、ゲージ圧−750mmHgの真空下で更に20分間攪拌し、脱泡した。
【0042】次いで、上記の溶解、脱泡で得られたシリコーンゴム溶液をロールコーターに供給し、ポリエチレンテレフタレートフィルムの表裏両面に接着性向上用のポリエステル系ポリマー(テレフタル酸、イソフタル酸、3−スルホイソフタル酸のナトリウム塩、エチレングリコール、ジエチレングリコールおよびネオペンチルグリコールよりなるポリエステル)をそれぞれ0.5μmの厚みに積層した合計厚み100μmの易接着性ポリエステルフィルムに上記のシリコーンゴム溶液を乾燥後の厚みが60μmとなるように塗布し、続いてオーブンに導入して80℃で乾燥し、そのゴムフィルム表面にカバーシートとしてマット加工をした厚み50μmのポリエチレンフィルムを重ね、圧着ロールで圧力30N/cm2 で押さえながら連続的に積層した。
【0043】次いで、上記の積層体を電子線照射装置に導入し、ゴムフィルム側から200KV、10Mrad の電子線照射によるプレ架橋を行ってゴムフィルムとシリコーンゴムフィルムとを接着し、上記のカバーシートを剥離した。続いて、上記のゴムフィルムとシリコーンゴムフィルムの複合体を再び電子線照射装置に導入し、ゴムフィルム側から200KV、10Mrad の電子線照射によるポスト架橋を行って架橋を完結させ、総厚み160μmのポリエステル・ゴム複合フィルムを得てロール状に巻取った。
【0044】このポリエステル・ゴム複合フィルムの光線透過率を濁度計(日本電色工業株式会社製「NDH-1001DH型」)で測定したところ、92%であった。また、ポリエステルフィルムとシリコーンゴムフィルムの層間剥離強度をJIS−K6854に準じT型剥離法で測定したところ、測定時にゴムフィルムが破損する程度に強く、12N/20mm以上と判定された。また、上記複合フィルムのシリコーンゴムフィルム側表面は、ソフトタッチの優れた触感であった。この複合フィルムの反対側すなわちポリエステルフィルム表面に印刷を施し、シリコーンゴムフィルム側から観察したところ、印刷の図柄が鮮明に現れ、しかも艶消しされており、高級感があった。
【0045】上記のポリエステル・ゴム複合フィルムにゴムフィルム側を表面としてエンボス加工を施し、メンブレンスイッチの表面シートを成型したところ、ポリエステルフィルムとシリコーンゴムフィルムの層間で剥離することなく外観良好な表面シートが得られた。そして、この表面シートを用いてメンブレンスイッチを組立てたところ、触感がソフトタッチで指先とのなじみが良く、しかも視感は、印刷の図柄が鮮明で、かつ艶消しされた高級なものであった。
【0046】比較例1上記の実施例1において、カバーシートとしてマット加工がされてない鏡面のポリエチレンフィルムを用いる以外は実施例1と同様にして比較例1のポリエステル・ゴム複合フィルムを得た。この複合フィルムの光線透過率は98%であった。ただし、ポリエステルフィルムとシリコーンゴムフィルムの層間剥離強度は、実施例1と同程度であった。また、この比較例1の複合フィルムに、実施例1と同様の印刷およびエンボス加工を施してメンブレンスイッチの表面シートに用いたところ、触感、層間剥離性および図柄の鮮明度は実施例1と同様に良好であったが、印刷体の光沢が過剰で、高級感に欠けていた。
【0047】比較例2実施例1において、トリメチロールプロパントリメタクリレートの添加を省略する以外は、実施例1と同様にして比較例2のポリエステル・ゴム複合フィルムを得た。得られた複合フィルムの層間剥離強度は低く、0.4N/20mmであった。そして、この複合フィルムに実施例1と同様の印刷とエンボス加工を施してメンブレンスイッチの表面シートに用いたところ、エンボス加工の際に層間剥離が生じ、外観および実用性の劣るものとなった。
【0048】比較例3実施例1において、シリコーンゴムコンパウンドとして硬度50度の市販の一般成型用シリコーンゴムコンパウンド(ワッカーケミカル社製「Elastosil R263/50」)を用いる以外は、実施例1と同様にして比較例3のポリエステル・ゴム複合フィルムを得た。この複合フィルムの光線透過率は82%と低く、この複合フィルムに実施例1と同様の印刷およびエンボス加工を施して得られたメンブレンスイッチの表面シートは、図柄が不鮮明で、実用性に劣るものであった。
【0049】比較例4実施例1のポリエステルフィルムとして、マット加工を施した光線透過率92%、厚み100μmのものを用いる以外は実施例1と同様にして比較例4のポリエステル・ゴム複合フィルムを得た。この複合フィルムに実施例1と同様の印刷およびエンボス加工を施して得られたメンブレンスイッチの表面シートは、触感がハードタッチで、指先とのなじみが悪く、また視感は、艶消し調になっていて前記比較例1よりは優れていたが、実施例1に比べて深みに欠けていた。
【0050】実施例2実施例1において、シリコーンゴムコンパウンドに代えて硬度50度のミラブル型ポリウレタンコンパウンド(TSE社製「ミラセン76」)を用い、かつ溶剤をジメチルアセトアミドに変更し、ゴムフィルムの厚みを50μmに変更する以外は、実施例1と同様にして実施例2のポリエステル・ゴム複合フィルムを得た。この複合フィルムの光線透過率は93%であり、層間剥離強度は測定時にゴムフィルムが破損し、55N/20mmと判定された。そして、実施例1と同様に印刷およびエンボス加工を施し、メンブレンスイッチの表面シートに用いたところ、実施例1と同様に外観が良好で、触感がソフトタッチで指先とのなじみが良く、しかも高級な視感が得られた。
【0051】比較例5実施例2において、トリメチロールプロパントリメタクリレートの添加を省略する以外は、実施例2と同様にして比較例5のポリエステル・ゴム複合フィルムを得た。得られた複合フィルムの層間剥離強度は低く、3N/20mmであった。そして、この複合フィルムに実施例1と同様の印刷とエンボス加工を施してメンブレンスイッチの表面シートに用いたところ、エンボス加工の際に層間剥離が生じ、外観および実用性の劣るものとなった。
【0052】
【発明の効果】請求項1〜3に記載の発明は、ポリエステルフィルムとゴムフィルムの複合フィルムであるから、ポリエステルフィルムの欠点である硬い触感を改善してソフトタッチにすることができる。また、光線透過率が85〜97%であるから、ゴムフィルム側を表面とし、反対側のポリエステルフィルム面に印刷した際、印刷された図柄が鮮明に、かつ艶消しされて現れ、高級な視感が得られる。更に、ポリエステルフィルムとゴムフィルムの層間剥離強度が4N/20mm以上であるから、外力による層間剥離が生じ難く、エンボス加工等の成型によって外観が低下することがない。したがって、メンブレンスイッチ等の機器に組み込んで使用するのに好適である。
【0053】特に請求項2に記載の発明は、上記のポリエステルフィルム面に印刷加工を施したものであるから、印刷した図柄に応じた外観がゴムスフィルム側に得られ、装飾性や実用性が向上する。また、請求項3に記載した発明は、ゴムフィルムの硬度を10〜80度に限定したものであるから、特に好適な触感が得られる。
【0054】また、請求項4に記載した発明は、上記の複合フィルムからなる成型体であるから、表面の触感がソフトタッチであり、またポリエステルフィルム面に印刷された図柄が表面から見て鮮明で、かつ艶消しされた図柄として現れ、高級な視感を与え、更にポリエステルフィルムとゴムフィルムの層間に剥離が無く、成型が容易であって良好な外観が得られる。したがって、メンブレンスイッチの表面シートその他の成型体として好適に使用することができる。




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013